知的財産ニュース コンビニや雑貨屋に商標権侵害が多発=浙江省高裁

2013年12月2日
出所: 法制網

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浙江省高級人民法院(高等裁判所)の統計によると、今年1~11月、同裁判所は商標権をめぐる紛争2566件を受理し、2336件を結審した。これら事件から、流通分野における商標権侵害事件が多く、特にコンビニや雑貨屋は権利侵害が多発していることが分かった。経営者の知的財産権保護意識の向上と関連監視制度の整備が急務となっている。

裁判所関係者は、小売企業は健全な知的財産権保護制度を確立し、専門の知的財産権部門と責任者を指定して仕入れや知的財産権証明書類の審査を強化すべきと指摘している。また、デパートとスーパーなどは供給業者や出店者と知的財産権保護協定を締結し、普及啓発の強化と出店審査制度、知的財産権証明書類の届出制度の整備に取り組むことも必要だとされる。

このほか、裁判所としては市場の主管部門、行政法執行部門との提携を強化し、長期的交流体制を確立して市場秩序の規範化、司法保護の強化に努めるべきだと一部の裁判官が指摘した。

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