日本からの輸出に関する制度

花きの輸入規制、輸入手続き

中国の輸入規制

1. 輸入禁止(停止)、制限品目(放射性物質規制等)

調査時点:2018年6月

なし

2. 施設登録、商品登録、輸入許可等(登録に必要な書類)

調査時点:2018年6月

生産、加工、保管業者の登録:
「出入国動植物検疫法実施条例」第17条に基づき、中国に輸入する花きの国外生産、加工、保管を行う業者に対し、登録が求められています。
中国国家質量監督検験検疫総局(出入国検査検疫の管理職責は、税関総署に組み入れられました)のウェブサイトで公表されている「入国動植物製品を中国国外で生産、加工、保管する業者の登録登記」手引きによれば、次のとおりです。
  • 申請資料:
    1. 動植物の疫病発生の状況、獣医師の衛生、植物の保護、農薬・動物用医薬品の残留、生産企業の登録管理および衛生上の要求などに関する所在国(地区)の法規および基準・規範。
    2. 所在国(地区)の管轄当局機関の設置および人員の状況。
    3. 企業情報、企業名、住所、政府承認番号。
    4. 登録製品情報、登録製品名、主たる原料、用途等。
    5. 所在国(地区)の管轄当局によるその推薦企業の検査・検疫、衛生規制の履行状況についての評価回答書。
  • 提出方法:中国国外の政府主管機関(日本の場合は農林水産省植物防疫所)が税関総署に企業登録登記名簿を手渡す。
「野生動植物輸入証明書」による管理:
「野生動植物輸出入証明書管理弁法」第3条に基づき、野生動植物およびその製品を輸入する場合、「野生動植物輸入証明書」による管理が実施されます。
「野生動植物輸入証明書」には、「輸入許可証明書」および「種の証明書」があります。「輸出入野生動植物種商品目録」に組み入れられている、ワシントン条約で輸出入が規制されている絶滅のおそれのある野生動植物およびその製品を輸入する場合、「輸入許可証明書」による管理が実施されます。同商品目録に組み入れられているその他の野生動植物およびその製品を輸入する場合、「種の証明書」による管理が実施されます。
「野生動植物輸出入証明書管理弁法」第24条に基づき、「種の証明書」の交付を申請する場合、絶滅危惧種輸出入管理事務局(国家絶滅危惧種輸出入管理事務局という)またはその事務所に次の資料を提出しなければなりません。
  1. 「種の証明書」の交付申請書
  2. 輸入契約書
  3. 営業許可証のコピーまたは身分証明書
  4. 野生動植物の成分を含む医薬品、食品などの製品を輸出入する場合、種の成分含有量表および製品説明書
  5. 野生動植物およびその製品を輸入する場合、中国国外の関連機関により交付された原産地証明、植物検疫証明または船荷証券など、輸入する野生動植物およびその製品の真実性を証明できる資料
  6. その他、中国の絶滅危惧種輸出入管理事務局が求める資料
「種の証明書」を取得した後、「種の証明書」に基づき入国税関への検疫申告および通関申告をしなければなりません。
また、絶滅のおそれのある野生動植物を輸入する場合、「絶滅危惧種野生動植物輸出入管理条例」第7条、第10条、第12条、第21条に基づき、「輸出入許可証明書」の交付を申請する必要があります。申請にあたっては、まず「輸入許可書類」を申請して取得した上で、「輸入許可証明書」を申請して取得する手順となります。
まず、所在地の省級の政府農業主管部門または国務院林業主管部門に次の資料を提出し、「輸入許可書類」を申請しなければなりません。
  1. 輸入契約書
  2. 絶滅のおそれのある野生動植物およびその製品の名称、種類、数量および用途を記載した書類
  3. 生体絶滅危惧種野生動物輸送施設についての説明資料
  4. その他、国務院野生動植物主管部門が求める資料
国務院野生動植物主管部門の「輸入許可書類」を取得した後、同許可書類に定められる有効期間内に国家絶滅危惧種輸出入管理機関に「輸入許可証明書」の交付を申請しなければなりません。申請には次の資料が必要となります。
  1. 輸入許可証明書申請書
  2. 輸入許可書類
  3. 輸入契約書
  4. 「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(ワシントン条約)で輸出入が規制されている絶滅のおそれのある野生動植物およびその製品を輸入する場合、輸出国(地区)の絶滅危惧種輸出入管理機関により交付された輸出許可書など(注)
    (注)日本からワシントン条約が規制する動植物などを輸出するには、事前に経済産業大臣から承認を受け、「輸出承認証」と「輸出許可書」の発給を受けなければなりません。詳しくは経済産業省のウェブサイトを確認してください。
「輸入許可証明書」を取得した後、同証明書に基づき入国港の税関への検疫申告および通関申告をしなければなりません。

3. 動植物検疫の有無

調査時点:2018年6月

日本側では、植物防疫所による輸出検査が必要です。

中国側では、「出入国動植物検疫法」第12条およびその実施細則第18条、第19条に基づき、花きを輸入する場合、通関申告手続きを行う前に動植物検疫を行い、入国前または入国時に荷主または代理人が入国港動植物検疫機関へ検疫申告をしなければなりません。検疫申告に際しては、検疫申告書に記入し、かつ輸出国または輸出地区政府の動植物検疫機関により発行された「検疫証明書」、「原産地証明書」および「取引契約書」、「信用状」、「インボイス」などの証明書を提出しなければなりません。

また、「出入国動植物検疫法」第10条およびその実施細則第10条、第11条ならびに「入国植物繁殖材料検疫管理弁法」第6条、第8条、第10条に基づき、繁殖材料に該当する花きについては、取引契約書または協議書を締結する前に検疫審査許可手続きを行い、入国前に「入国動植物検疫許可証」を取得し、入国10~15日前までに入国港の管轄税関において「検疫許可証」の照合・調査に備えるための届出手続きを行い、入国7日前までに指定された税関へ検疫申告をしなければなりません。検疫審査許可手続きには、輸出国または輸出地区に重大な動植物疫病発生の状況がないこと、動植物の検疫に関する中国の法規に合致すること、中国が輸出国または輸出地区と締結している二国間検疫協定に合致することの条件を満たさなければなりません。
検査項目などの詳細については、「輸入時の検査」を参照してください。


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