日本からの輸出に関する制度 茶の輸入規制、輸入手続き

中国の食品関連の規制

1. 食品規格

調査時点:2022年9月

「中華人民共和国国家標準 緑茶.第一部分:基本要求」(GB/T 14456.1-2017)には、緑茶の定義、分類、官能評価の要求、理化学指標、検査方法、表示ラベル、包装、輸送および保管などについて定めています。

当該標準によると、緑茶とは茶樹(チャの木)の芽、葉、若茎を原料とし、殺青(蒸しまたは釜煎り工程)、揉捻、乾燥などの工程により製造されるものを指します。緑茶製品は加工工程の違いにより、炒青緑茶(釜煎り緑茶)、烘青緑茶(火で炙ることにより殺青した緑茶)、蒸青緑茶(水蒸気により殺青した緑茶)および晒青緑茶(日光で殺青した緑茶)に分けられます。

当該標準には、緑茶の理化学指標について次のように定めています。なお、中華人民共和国国家標準には、強制標準(GB)と推奨標準(GB/T)があります。GB/T 14456.1-2017は推奨標準のため、順守は任意です。

緑茶の理化学指標
項目 指標
炒青緑茶 烘青緑茶 蒸青緑茶 晒青緑茶
水分(質量分率)/% ≤7 ≤9
全灰分(質量分率)/% ≤7.5
粉末(質量分率)/% ≤1
可溶分(質量分率)/% ≥34
粗繊維(質量分率)/% ≤16
酸不溶性灰分(質量分率)/% ≤1
水溶性灰分の全灰分に占める割合(質量分率)/% ≥45
水溶性灰分の塩基度(KOH)(質量分率)/% ≥1.0a ≤3.0a
茶ポリフェノール(質量分率)/% ≥11
カテキン(質量分率)/% ≥7
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関係省庁、法令等の詳細については、関連リンクから確認してください。
【中国】茶の輸入規制、輸入手続きの関連リンクPDFファイル(373KB)
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2. 残留農薬および動物用医薬品

調査時点:2022年9月

食品における残留農薬基準については「食品安全国家標準 食品中農薬最大残留上限値」(GB 2763-2019)に規定されています。ポジティブリストが採用され、食品に残留する農薬の種類と、それぞれの農薬ごとに対象となる食品と最大許容量が明記されています。詳細は本標準の原文を確認してください。

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3. 重金属および汚染物質

調査時点:2022年9月

茶における重金属および汚染物質の基準については食品安全国家標準「食品中汚染物上限値」(GB2762-2017)に規定されています。当該標準によると、茶における鉛の最大残留上限値は5.0mg/kgです。

なお、2022年6月30日に「食品安全国家標準 食品中汚染物上限値」(GB 2762-2022)が公布されました。2023年6月30日施行のため、同日以降はGB2762-2022を参照してください。

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4. 食品添加物

調査時点:2022年9月

食品の成分として使用できる添加物については、主に国家衛生行政機関が公布した「食品安全国家標準 食品添加物使用標準」(GB2760-2014)に具体的な内容(食品添加物の定義、使用基準など)が定められています。詳細は本標準の原文を確認してください。
なお、GB2760-2014の制定以降に添加物やMRLが新たに承認されている場合があります。網羅的な情報がまとまったウェブサイトはないため、国家食品薬品監督管理局、国家標準化管理委員会、国家衛生健康委員会などの関係当局の発表を個別に確認する必要があります。

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5. 食品包装(食品容器の品質または基準)

調査時点:2022年9月

中国に輸入される茶の包装材は食品安全国家標準に適合したものでなければなりません。

具体的には食品安全国家標準「食品接触材および製品用添加物使用標準」(GB9685-2016)、食品安全国家標準「食品接触材および製品の汎用的安全要求」(GB 4806.1-2016)などの主要な標準が適用されます。

また、包装の具体的な材質に応じて食品安全国家標準「食品接触用プラスチック樹脂」(GB 4806.6-2016)などの各標準が適用されます。

一次農産物の包装については、「農産物包装および標識管理弁法」の規定にも適合していなければなりません。同法によると、容易に分解して取り扱うことができ、なおかつ、農産物の貯蔵、輸送、販売および安全についての要件に適合していなければなりません。また、包装材による機械的な損傷および二次汚染を防止しなければならないと規定されています。

「中華人民共和国国家標準 サプライ・マーケティング提携業界標準 茶葉包装通則」(GH/T 1070-2011)には、販売用の茶葉の包装について次のように定めています。なお、GH/Tは中華全国供銷合作総社の推奨標準のため、順守は任意です。

  • 各種容器包装は、外観上、屈曲やしわがなく、きちんと接着・封止された、異常な臭いや、破損や剥離がないものでなければなりません。アルミニウム、マグネシウム、スズ、ガラス、陶器・磁器製の容器内側は凸凹がなく、清潔なものでなければなりません。
  • 各種容器(箱や缶など)内は、食品包装に対応したものでなければなりません。
  • 紙製の袋や容器および内袋は、「食品安全国家標準 食品接触用紙・紙板材料および製品」(GB4806.8)の衛生要求に合致しなければなりません。
  • プラスチック製の袋や容器および内袋は、「食品安全国家標準 食品接触用プラスチック材料および製品」(GB4806.7)の衛生要求に合致しなければなりません。
  • アルミニウム、鉄、スズ、ガラス製の容器は、「食品安全国家標準 食品接触用金属材料および製品」(GB4806.9)の衛生要求に合致しなければなりません。
  • 陶器・磁器製の容器は「食品安全国家標準 陶磁製品」(GB4806.4)の衛生要求に合致しなければなりません。

また、当該標準には、容器包装資材の厚さ、サイズなどについても規定しています。詳しくは当該標準の原文を参照してください。

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6. ラベル表示

調査時点:2022年9月

「中華人民共和国国家標準 緑茶.第一部分:基本要求」(GB/T 14456.1-2017)、「中華人民共和国国家標準 茶葉加工良好規範」(GB/T 32744-2016)に基づき、茶製品の表示ラベルは「食品安全国家標準 包装済み食品用ラベル通則」(GB 7718-2011)の規定に合致しなければなりません。当該標準によると、輸入する茶には、次の内容を表示したラベルを付さなければなりません。

  • 品名
  • 原産国および地域
  • 輸入事業者(代行業者、輸入事業者または販売代理店)の名称、住所および連絡先
  • 生産日、品質保持期限、保存方法
  • 成分または原材料リスト
  • 正味含有量および規格(許容される誤差範囲は、関連リンク「包装食品の定量測定の監督管理弁法」付表3を参照してください)
  • 食品の製造・加工もしくは貯蔵・保管施設(企業)登録番号、または日本の関連当局が発行する登録番号(内装・外装。外装は輸送上の包装(カートンなど)をいい、内装は個別に販売が可能な食品(最小販売単位)の包装をいうとされています)
  • 品質等級、加工技術(当該食品の関連標準が食品品質等級、加工技術の明記を要求する場合)
  • その他表示すべき内容(照射食品、遺伝子組換食品など)
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7. その他

調査時点:2022年9月

「中華人民共和国国家標準 茶葉貯蔵」(GB/T 30375-2013)に基づき、緑茶は10℃以下、相対湿度は50%以下の環境で貯蔵しなければなりません。

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中国の輸入関税等

1. 関税

調査時点:2022年9月

中国、日本を含む15カ国が加盟する「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」が2022年1月1日に発効されました。日本から中国へ輸出する製品は、MFN税率またはRCEP協定税率が適用されます。RCEP協定税率は品目によって、即時撤廃されたもの、段階的に引き下げられるもの、除外されるものがあります。なお、RCEP協定税率の適用を受けるためには、原産地規則の要件を満たす必要があります。

中国税関総署「インターネット+税関外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」および「中華人民共和国税則」(2022年版)によると、中国における茶(HSコード 0902.10、0902.20)の輸入関税率は15%(MFN税率)であり、RCEP協定税率は段階的に引き下げられ2022年は13.6%となっています。

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2. その他の税

調査時点:2022年9月

消費税
茶は消費税の課税対象外です。
増値税
中国に茶を輸入する場合、茶の荷受人(輸入者またはその代理人)は、輸入増値税を納付しなければなりません。茶の増値税の税率は9%となっています。
「中華人民共和国増値税暫定条例」第14条に基づき、納税者は貨物を輸入する際、組成課税価格および本条例第2条に定める税率により納税額を計算しなければなりません。
組成課税価格および納付すべき税額の計算式は次のとおりです。
組成課税価格=関税課税価格+関税額+消費税額
納付すべき税額=組成課税価格×税率
そのため、納付すべき税額=(関税課税価格+関税額+消費税額)×税率
また、増値税は、税関が「税関輸入増値税専用納付書」(中国語「海关进口增值税专用缴款书」)を発行した日から15日以内に納付する必要があります。
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3. その他

調査時点:2022年9月

なし