パキスタンに学習塾が開校! 日本企業が進出する理由とは?

2023年09月14日

パキスタンに日本の学習塾が進出した。ほかにも学習管理システムのスタートアップが現地で事業展開を図ろうとしている。これまで進出する外国企業の数が限られていたパキスタンに、なぜ進出するのか!? その理由を探る。

(10分41秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 遠くに赤茶色の外壁に白いタマネギを載せたような形の壮大な建築物が見える。周囲は公園になっていて、人々が散策している。 画面左下の四角い枠パキスタンの地図が緑色(みどりいろ)で表示される。インドの西隣に位置し、北東部にあるラホールの位置が赤い星印で示されている。 緑の木々(きぎ)を背景にパキスタン国旗が風に翻っている。

ナレーション: パキスタン北東部。インドとの国境にある古都、ラホール。

映像説明: 町なかの風景。両側に商店が並ぶ石畳の広い道路を、車や3輪自動車、2人乗りや大人2人、子ども2人で4人乗りをしたオートバイ、自転車、歩行者などが行き交っている。

ナレーション: 1,100万(いっせんひゃくまん)の人々が暮らし、経済や文化の中心地となっている。

映像説明: 建物内の1室。角丸(かどまる)の白い長机(ながづくえ)が、部屋の前方から後方へ3列に並んでいる。どの席にも、鉛筆を持って一心に何か書いている子どもがいる。前方には、子どもたちの長机(ながづくえ)と向かい合わせに白いテーブルが置かれ、ピンク色の服を着た女性が赤いペンを持って仕事をしている。後方には、長机(ながづくえ)より低いテーブルがあり、数人の幼児と、赤い花柄の服を着た女性、淡い水色の服を着た女性が座っている。赤い花柄の服を着た女性の背後には、数百段の浅い引き出しがついたキャビネットが見える。

ナレーション: 去年、この地に開校したのが…。

映像説明: 同じ1室。薄緑色(うすみどりいろ)の服を着た少女が前に立ち、「KUMON(クモン)」のロゴマークと「LEVEL CERTIFICATE(レベル サーティフィケート)」と書かれた紙を胸の前に掲げている。紺地に白い模様がある服を着た女性が少女の隣で拍手をすると、周りから一斉に拍手が湧く。 長机(ながづくえ)の席に座る、薄緑色(うすみどりいろ)の服を着た少女。紺色の服を着た女性が向かい側にしゃがみ、少女と目線を合わせて話している。 髪をアップにした女性が、子どもたちのプリントを採点している。

テロップ: 公文教育研究会(くもんきょういくけんきゅうかい)

ナレーション: 日本の学習塾大手、公文(くもん)。

映像説明: 階段の踊り場で短髪で紺色のシャツを着た日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。背後に、「KUMON」のロゴマークが入った看板や小さなロールスタンドバナーが見える。

テロップ: パキスタン公文(くもん) 西村 耕野(にしむら こうや) 取締役

西村取締役(パキスタン公文(くもん)): もともと、人口が多かったので着目はしていたんですけども、 えっと、やはりちょっと、未知の、国だということで、 われわれもちょっと、あの、どこまでできるかなっていうの、迷ってました。

映像説明: 両側に商店が並ぶ、町なかの広い路上。大勢の人が行き交うなか、数人の少年たちがボールで遊んでいる。 路上の別の一角。4人の少年たちが肩を寄せ合い、カメラに向かって笑顔で手を振る。 緑豊かな芝生の広場でくつろぐ家族連れ。6人から7人の男性や女性に交じって、幼い少年や少女の姿も見える。 青い服を着てメガネをかけた男性が、腕に抱いた赤ちゃんをこちらへ見せ、ほほえむ。

テロップ: パキスタン 人口 2億3,140万人 合計特殊出生率 3.5 出所:世界銀行(2021年)

ナレーション: パキスタンの人口は、およそ2億3,000万人。世界で5番目に多い。出生率も高く、これからも人口増加が見込まれている。

映像説明: 白っぽく色あせた茶色い外壁の低い建物が並ぶ通り。建物の谷間にそびえる塔が目を引く。塔のある建物は、外壁に色とりどりの幾何学模様が描かれ、アーチ型の開口部や建物の縁(へり)がくすんだピンク色で縁取られている(ふちどられている)。 衣料品を扱う露店。陳列されている商品の大半は緑色(みどりいろ)と白のデザインで、三日月と星を組み合わせたパキスタンの国旗のマークが胸の部分にある。同様の衣料品の露店が道沿いに並んでいる。 別の道沿いにある果物を扱う露店。店先に、マスカットやりんご、バナナなどが山積みになっている。

テロップ: 政治情勢

テロップ: 治安問題

ナレーション: しかし、国内の政治情勢や治安問題など、カントリーリスクが高い。進出する外国企業の数は限られていた。

映像説明: 白い壁の室内。窓際に並べて置かれた木目調のデスクに、パソコンのモニターとキーボードのセットがずらりと並んでいる。こげ茶色(こげちゃいろ)のヒジャブをかぶった女性が、そのうちの1台を操作している。

テロップ: 変化の兆し

ナレーション: そこに変化の兆しが。

映像説明: 薄緑色(うすみどりいろ)の壁の部屋。短髪で青いTシャツを着てメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。

テロップ: learningBOX(ラーニングボックス) 西村 慎太郎(にしむら しんたろう) 取締役

西村取締役(learningBOX社): パキスタンが、あの、「デジタル・パキスタン」という政策、で、教育事業とか人材育成に力を入れているところで。 市場性っていう意味では、パキスタンの存在感は、すごく、大きいかな、と。

映像説明: 窓際に並ぶ木目調のデスクにパソコンのモニターとキーボードのセットが備えられ、若い女性たちが真剣な表情でパソコンに向かっている。 白い壁の室内。赤い花柄の服を着た女性が、白い長机(ながづくえ)の席に座るロングヘアーの少女に話しかける。ロングヘアーの少女 が、うなずきながら返事をする。 数百段の浅い引き出しがついたキャビネットのある部屋で、西村取締役(パキスタン公文(くもん))とスーツ姿の日本人男性(にほんじんだんせい)、数人の女性たちが、壁際に並んで座っている。誰もが真剣な表情で、画面外の1点に注目している。

テロップ: パキスタンに学習塾が開校! 日本企業(にほんきぎょう)が進出する理由とは?

ナレーション: 巨大なポテンシャルを秘めるパキスタン。ビジネスの可能性を模索する企業の動きを追った!

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図の CGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: 高い所から見下ろした緑豊かな市街地。画面左下にパキスタン周辺の広域地図が表示される。国土が緑色(みどりいろ)で示されたパキスタンは、東にインド、西にアフガニスタン、北に中国と接している。 3輪自動車やオートバイがひっきりなしに通る商店街。車が通る道を、民族衣装を着た歩行者も行き交っている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 人口増加が進むパキスタン 成長市場としての可能性

ナレーション: パキスタンは日本の2倍以上の面積がある。東はインド、西はアフガニスタンなどに接し、中近東とアジアの結節点に位置するイスラム教国家。

映像説明: アーチ型の開口部と八角柱(はっかくちゅう)の塔が特徴的な歴史的建造物。全体に白っぽく色あせているが、一部に鮮やかな赤茶色の壁が見える。前庭は赤茶色の石畳で、中央に緑色(みどりいろ)のネットが張られた工事中のエリアがある。 建物の出入り口付近のアップ。色あせてはいるが、緻密に描かれた何種類もの(なんしゅるいもの)幾何学模様や唐草模様など華やかな模様が施されている。

ナレーション: かつて、インダス文明が栄えた地域だ。

映像説明: 折りたたんだカラフルな布地が大量に積まれた露店。メガネをかけた店員がピンク色の布地をたたむ横で、2人連れの男性客が商品を手に取って見ている。 果物を扱う露店。赤いシートを広げた台の上に、マスカットやりんご、バナナなどが山積みになっている。

テロップ: 繊維業

テロップ: 農業

ナレーション: 現在の主要な産業は、繊維や農業。

映像説明: 両側にさまざまな店舗や露店が並ぶ商店街。あいだの広い通りを3輪タクシーやオートバイ、歩行者などが、ひっきりなしに行き交っている。 黒いシャツを着た男性が、内側を緑色(みどりいろ)の塗料で塗られた木の枠にドライヤーを当てている。その隣で、白いシャツを着た男性が、黒い線で絵柄が描かれた透明のシートを持っている。 段ボールや白い紙の箱が雑多に積み重ねられた作業場。2人の男性が、それぞれ形の異なる紙箱を組み立てている。

テロップ: パキスタンの賃金(月額) 製造業・作業員 174ドル(約2万5千円) 非製造業・マネージャー 1,193ドル(約17万円) ジェトロ調べ

ナレーション: 工場などで働く作業員、いわゆるブルーカラーの月収は、およそ2万5千円ほど。 一方、都市部などで働くホワイトカラーのマネージャークラスは、およそ17万円。所得の差が大きい。

映像説明: 道路を走る車の車窓風景。箱形の建物の建設現場を通り過ぎると、開けた(ひらけた)場所に黄色(きいろ)の建設車両が点々と止まっているのが見える。 交差点付近には、青地に白抜きで文字や矢印が書かれた四角い案内板がいくつも立っているのが見える。

テロップ: パンジャブ州

ナレーション: そのパキスタンで最も人口が多いのが、ラホールがあるパンジャブ州だ。

映像説明: 高い所から見下ろした、広大な敷地に無数の集合住宅が建ち、道路や緑地帯が整然と配置された風景。 高い所から見下ろした白い集合住宅が密集する中に、ドーム状の屋根と4つの塔を持つ赤茶色のモスクが見える。

テロップ: バリア・タウン・ラホール

ナレーション: 開発が進むエリアには、ビルや大きなモスクが建っている。

映像説明: 大きな住宅が建ち並ぶ一角を走る車からの車窓風景。街路樹とレンガ色(いろ)で整備された道沿いに、さまざまな色や形の住宅が軒を連ねている。

テロップ: 富裕層が暮らす地域

ナレーション: 立派な一軒家が連なり、富裕層が多く暮らしている。

映像説明: エスカレーターの上部が吹き抜けになった、3階建てのショッピングモール。3階の吹き抜けから見下ろすと、どの階も大勢の買い物客でにぎわっている。 Tシャツやベルトが陳列された店舗。子ども連れ(こどもづれ)の買い物客が3組ほど見える。

テロップ: ショッピングモール

ナレーション: 都市部には巨大なショッピングモールが作られ、優雅に買い物を楽しむ人々も。

映像説明: ベビー用品コーナー。紙おむつの棚もベビーフードの棚も、さまざまな種類の商品で埋め尽くされている。 粉ミルクコーナーには、日本のメーカーの商品も並んでいる。

テロップ: 子ども用品は 売れ筋

ナレーション: その店内をのぞくと、ベビー用品がずらり。出生率が高く、子ども用品を扱うメーカーにとっては激戦区だ。

映像説明: 1階が店舗になったビルが建ち並ぶ一角。建物の前のスペースには車が複数台駐車されている。白い外壁のビルに水色と白で塗り分けられた看板が出ている。水色の部分に黒い文字で「KUMON」のロゴが、白い部分に水色で「MATHEMATICS(マスマティックス)」の文字が書か れている。「KUMON」の「O」には目と口があり、何かを考えているような表情になっている。 水色の部分に黒い文字で「KUMON」のロゴが、白い部分に水色で「MATHEMATICS(マスマティックス)」の文字が書かれた看板のアップ。「KUMON」の「O」には目と口があり、何かを考えているような表情になっている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): パキスタンの子ども市場 学習塾大手「公文(くもん)」が進出

テロップ: 2022年「公文式教室(くもんしききょうしつ)」開校

ナレーション: そんなパキスタン、ラホールに去年開校したのが、公文(くもん)だ。

映像説明: 紺色の服を着た女性と墨色のTシャツを着た少年が、白い長机(ながづくえ)の上の教材を見ながら話している。

テロップ: 指導者

テロップ: 生徒

指導者・英語: 足すといくつ?

生徒・英語: 8かな。

指導者・英語: そうね。

指導者: 公文(くもん)の教室。角丸(かどまる)の白い長机(ながづくえ)が、教室の前方から後方へ3列に並んでいる。どの席にも、鉛筆を持って一心に教材のプリントに取り組む子どもがいる。前方には、子どもたちの長机(ながづくえ)と向かい合わせに白いテーブルが置かれ、ピンク色の服を着た女性が赤いペンを持って教材のプリントをチェックしている。後方には幼児用の低いテーブルがあり、数人の幼児と、赤い花柄の服を着た女性、淡い水色の服を着た女性が座っている。赤い花柄の服を着た女性の背後には、数百段の浅い引き出しがついたキャビネットが見える。 ロングヘアーの少女と、墨色のTシャツを着た少年が、それぞれの席で教材のプリントに取り組んでいる。赤い花柄の服を着た女性が少女を、紺色の服を着た女性が少年を、それぞれ少し離れて見守っている。

テロップ: Kumon DHA Phase4 Centre(クモン ディーエイチエー フェーズフォー センター) 生徒 約100人(3~(から)15歳) 科目 算数・英語

ナレーション: この教室には、3歳から15歳までの100人以上の子どもたちが通っている。学べる科目は算数と英語だ。

映像説明: 白地に青の絞り染めがある服を着た女性が、赤いペンを持って教材のプリントを採点している。 紫色のTシャツを着た少女が、長机(ながづくえ)で教材のプリントに取り組んでいる。

ナレーション: 年齢や学年の枠などにとらわれず、1人1人の学力に合わせた個別指導を行う。

映像説明: 幼児用の低いテーブルで、赤い花柄の服を着た女性が、グレーのTシャツを着た男の子を指導している。男の子の隣には、薄い水色の服を着た女性が座っている。 黒地にピンク色のラインが入ったTシャツを着た少年が、教材のプリントに取り組んでいる。その様子を、髪をアップにした女性が少し離れて見守っている。

テロップ: 公文式(くもんしき)

ナレーション: 「公文式(くもんしき)」と呼ばれる独自のメソッドを使い、世界中で共通のスキームを用いている。

映像説明: 幼児用の低いテーブルで、赤い花柄の服を着た女性が、グレーのTシャツを着た男の子が教材のプリントに取り組む様子をじっと見守っている。男の子の隣には、薄い水色の服を着た女性が座っている。

テロップ: 海外進出 60ヵ国・地域目

ナレーション: 海外で60ヵ国目の進出先となるパキスタン。

映像説明: 黄色(きいろ)の服を着たロングヘアーの女性が、教室の一角に立ち、全体の様子を見守っている。黄色(きいろ)の服を着たロングヘアーの女性の姿がズームアップされる。

ナレーション: 公文(くもん)の誕生を、誰よりも待ち望んでいた人がいる。

映像説明: 黄色(きいろ)の服を着たロングヘアーの女性が、デスクでノートパソコンを前に、手ぶりを交えて話している。

テロップ: パキスタン公文(くもん) ラビア・サリーム さん

ナレーション: この教室の開設に取り組んだラビアさんだ。

映像説明: 緑豊かな街路が見えるガラス窓を背にして、ラビアさんがインタビューに答える。 公文(くもん)の教室。薄緑色(うすみどりいろ)の服を着た少女と、紺色の服を着た女性が机を挟んで向かい合い、ハイタッチをする。 髪をポニーテールにした少女が教材のプリントに取り組んでいる横に紺色の服を着た女性がしゃがみ、少女と目線を合わせて話している。 教室の一角の長机(ながづくえ)で、茶色のブラウスを着た女性とベージュのヒジャブをかぶった女性が話をしている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 「教育」で国に貢献を… 公文(くもん)が求められた理由とは

ラビアさん・英語: (公文(くもん)で)身に付けたスキルは、学校だけでなく、その後の人生においても役に立つはずです。

映像説明: 白い壁の一室。ラビアさんが、白髪交じりの短髪でグレーのスーツを着た男性と談笑している。背後に、「KUMON」のロゴと「OPENING CEREMONY」などの文字が映し出されたスクリーンがあるのが見える。

ナレーション: 甥(おい)がスリランカで公文(くもん)に通っていたというラビアさん。

映像説明: 公文(くもん)の教室で長机(ながづくえ)をはさみ、ラビアさんと赤いカーディガンを着た少女がハイタッチをしている写真。 ラビアさんが、1から20までの数字が書かれたシートを指差しながら、ピンク色のカチューシャをした少女を指導している写真。 公文(くもん)教室の長机(ながづくえ)で、ラビアさんが髪をおさげにした少女を指導している写真。

ナレーション: パキスタンの子どもたちにも学ぶ機会を提供したいと、日本の公文(くもん)に進出を打診した。

映像説明: 白い外壁のビル。水色と白で塗り分けられた看板が出ている。水色の部分に黒い文字で「KUMON」のロゴが、白い部分に水色で「MATHEMATICS(マスマティックス)」の文字が書か れている。「KUMON」の「O」には目と口があり、何かを考えているような表情になっている。

テロップ: 3年の月日を経て開校

ナレーション: それから3年、コロナ禍や安全面での調査などを経て、ついにパキスタンに公文(くもん)が誕生した。

映像説明: 公文(くもん)の教室。墨色のTシャツを着た少年が教材のプリントに取り組む様子を、紺色の服を着た女性が少し離れて見守っている。 白地と青の絞り染めがある服を着た女性が、赤いペンを持ち、教材のプリントを採点している。 緑豊かな街路が見えるガラス窓を背にして、ラビアさんがインタビューに答える。

テロップ: パキスタン公文(くもん) ラビア・サリーム さん

ラビアさん・英語: パキスタンのすべての子どもに勉強する機会が増えることを望んでいます。 そうすれば、1人1人の教育レベルや技能を向上させることができると信じています。 最終的には、この国にも大きな影響を与えることになるでしょう。

映像説明: 公文(くもん)の教室。たくさんの子どもたちが、それぞれ教材のプリントに取り組んでいる。複数の指導者たちが、少し離れて見守ったり、子どもたちと話をしたりしている。

テロップ: 公文(くもん)の月謝(1科目(ひとかもく)) 1万5,000ルピー(約7,200円)

ナレーション: ただ、月謝は日本円にして1科目(ひとかもく)7,200円程度と、決して安くはない。

映像説明: 公文(くもん)教室の長机(ながづくえ)で、西村取締役(パキスタン公文(くもん))が、黄緑色(きみどりいろ)のヒジャブをかぶった女性の話を聞いている。西村取締役(パキスタン公文(くもん))が何度もうなずいている。

テロップ: パキスタン公文(くもん) 西村 耕野 取締役

ナレーション: それでも開校したのには、パキスタンの、ある背景があったからだと、西村さんは話す。

映像説明: 白い壁とガラスの扉の前で、西村取締役(パキスタン公文(くもん))がインタビューに答える。

西村取締役(パキスタン公文(くもん)): めちゃくちゃ学習に対するニーズは高いです…し、 学習に対してだったら、すごく、金額、投資するっていう。 家計の中でも、すごい高い割合を投資するっていう。いっ、い…気持ち? 傾向? やっぱ、ある。

映像説明: こんもりと緑の木々(きぎ)が茂る道路に面して、公文(くもん)の水色と白の看板を掲げた白い外壁の建物の外観。看板の水色の部分に黒い文字で「KUMON」のロゴがあり、「KUMON」の「O」には目と口があり、何かを考えているような表情になっている。白い部分には、水色の文字で「MATHEMATICS(マスマティックス)」、赤い文字で「ENGLISH」と書かれている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): パキスタンに直営教室が開校 指導者育成で本格展開へ

ナレーション: さらに、ことし8月、ラホールで開所式が行われた。

映像説明: 水色と白の市松模様に「KUMON」のロゴマークが入ったバックボードと、水色の背景に「Opening Ceremony」と書かれたパネルが並んでいる。パネルには、日本とパキスタンの国旗のイラストが描かれている。

テロップ: 2023年8月 パキスタン公文(くもん)の2教室目

ナレーション: 2つ目となる教室。

映像説明: オープニングセレモニーの水色のパネルの前に、ラビアさんを中央にして女性3人が笑顔で並んで立っている。パネルの両脇は、水色と白の市松模様に「KUMON」のロゴマークが入ったバックボードで、周りに水色と白の大小の風船が飾られている。 白髪でメガネをかけた男性が演台(えんだい)で話している。 ラビアさんが演台(えんだい)で話をしている。聴衆席には、スーツ姿の2人の日本人男性(にほんじんだんせい)と、数名の男性が座っている。

テロップ: 直営教室

ナレーション: 教室のほとんどがフランチャイズで経営されているが、ここは公文(くもん)自らが運営を行う直営教室だ。直営教室を作ることは、パキスタンで事業を本格化させることを意味している。

映像説明: オープニングセレモニーが行われた部屋。公文(くもん)教室の白い長机(ながづくえ)をカタカナの「コ」の字に並べた席に、西村取締役(パキスタン公文(くもん))とラビアさん、ほかに5人の女性が座っている。正面のスクリーンにプロジェクターの映像が映し出されている。

ナレーション: そこで行われていたのが…。

映像説明: 白い壁の前で西村取締役(パキスタン公文(くもん))がインタビューに答える。

テロップ: パキスタン公文(くもん) 西村 耕野 取締役

西村取締役(パキスタン公文(くもん)): きょうは、えっと、新しく、あのー、公文(くもん)の先生になる、指導者になる方(かた)の、研修を、しています。

映像説明: コの字型に並べられた長机(ながづくえ)の席に黄緑色(きみどりいろ)のヒジャブをかぶった女性、茶色のブラウスを着た女性、ベージュのヒジャブをかぶった女性、ピンク色の幾何学模様の服を着た女性と淡い水色の服を着た女性が座っている。 向かいの席で、西村取締役(パキスタン公文(くもん))とラビアさんがノートパソコンを開き、話を聞いている。参加者から笑い声が起こり、ラビアさんが大きな笑みを見せる。

テロップ: 指導者の研修

ナレーション: フランチャイズで指導する先生を育てる。フランチャイズ化することで、リスクを抑え、パキスタン全域に幅広く展開することが可能だ。

映像説明: 指導者研修の参加者たち。黄緑色(きみどりいろ)のヒジャブをかぶった女性、茶色のブラウスを着た女性、ベージュのヒジャブをかぶった女性が、しきりにうなずきながら真剣な表情で話を聞いている。

ナレーション: その一方で、教室を経営するオーナー、兼、指導を行う先生の育成が重要になってくる。

映像説明: 白い壁の前で西村取締役(パキスタン公文(くもん))がインタビューに答える。

西村取締役(パキスタン公文(くもん)): 公文(くもん)の、えー、教材の使い方だけじゃなくて、 やっぱ、公文(くもん)の、ま、考え方であったりとか、そういうものを、こう、得てもらうっていうのが、すごく大事だと思ってるので。

映像説明: 公文(くもん)教室。長机(ながづくえ)で紺色のTシャツを着た少年が教材のプリントに取り組んでいる。ピンク色の幾何学模様の服を着た女性が、そばに立っている。

テロップ: 開校予定 2023年末 カラチ イスラマバード

ナレーション: すでに、経済都市のカラチと首都のイスラマバードにも教室を開く計画だ。

映像説明: オープニングセレモニーの水色のパネルの前に、スーツ姿の日本人男性(にほんじんだんせい)が2人立っている。 パネルの両脇は、水色と白の市松模様に「KUMON」のロゴマークが入ったバックボードで、周りに水色と白の大小の風船が飾られている。黒いスーツの日本人男性(にほんじんだんせい)がスピーチするのを、白髪交じりの短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が隣でうなずきながら聞いている。

ナレーション: 開所式に合わせて、日本から来た役員は…。

映像説明: 白い壁の前で白髪交じりの短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。 公文(くもん)の教室。紫色のTシャツを着た少女が、長机(ながづくえ)で教材のプリントに取り組んでいる。 公文(くもん)の教室の一角。長机(ながづくえ)の席に座る、薄緑色(うすみどりいろ)の服を着た少女の前に紺色の服を着た女性がしゃがみ、教材のプリントを渡している。 公文(くもん)の教室の別の一角。紺色の服を着た女性が、墨色のT シャツを着た少年に言葉をかけたあと、笑顔でハイタッチをする。

テロップ: 公文教育研究会(くもんきょういくけんきゅうかい) 古田 正美(ふるた まさみ) 取締役

古田取締役: 昨年(2022年)、教室としては開きまして、非常に順調にいっているので、 これを、ほんとにステディー(着実)に、しっかり、広げていきたいなと。 (指導者の)質を担保しなかったら、やっぱりダメですので。 教育ですので。1人1人のやっぱりこう、人生を扱ってますから、そこが1番重要かなあと思いますね。

映像説明: くすんだピンク色とクリーム色(いろ)の外壁に、アーチ型の開口部や、八角柱(はっかくちゅう)の上にタマネギを載せたような形の塔がある、特徴的な建物の外観。建物の前には広場があり、樹木などが植えられている。 「Welcome to CIT Computer Information Technology」と書かれたバナーのアップ。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 日本のスタートアップも進出 eラーニングの可能性とは

テロップ: ラホール

テロップ: GCT for Women Lytton Road校(ジーシーティー フォー ウイメン リットンロードこう)

ナレーション: パキスタンの教育市場に参入をめざす日本企業(にほんきぎょう)は、公文(くもん)だけではない。

映像説明: 白い壁の室内。窓際にある長い木目調のデスクに1人1台のモニターとキーボードが置かれている。20人ほどの学生がパソコンに向かっている。

ナレーション: こちらは、ラホールにある職業訓練の学校。

映像説明: こげ茶色(こげちゃいろ)のヒジャブをかぶった学生の肩越しに、モニターが見えている。画面左端に「learningBOX」のロゴが入ったメニューリストがあり、隣には「Assignment」と書かれたアイコンが並んでいる。 学生たちが真剣な表情でパソコンに向かっている。

テロップ: コンピューター教育

ナレーション: コンピューター教育に力を入れている教室では、学生がモニターと向き合い、勉強していた。

映像説明: 室内の別の一角。壁際にも長い木目調のデスクがあり、1人1台のモニターとキーボードが置かれている。薄紫色(うすむらさきいろ)や茶色、黒などのヒジャブをかぶった学生たちが、からし色(いろ)のヒジャブをかぶった女性教師と、チェックのシャツを着た男性教師に、活発に質問している。

テロップ: 学生

テロップ: 先生

学生・英語: スペースは必要?

からし色(いろ)のヒジャブをかぶった女性教師・英語: なくても大丈夫。

映像説明: 窓際にある木目調の長机(ながづくえ)。1番手前には、こげ茶色(こげちゃいろ)のヒジャブをかぶった学生が座っている。その奥にも、数人の学生たちがパソコンに向かっているのが見える。

テロップ: eラーニング

ナレーション: 彼女たちが使っているのが、学びを電子化した教材、いわゆる「eラーニング」。

映像説明: モニターに学生たちが取り組んでいるeラーニングの画面が映し出されている。問題文の末尾に記入欄があり、4つの選択肢から答えを選んで記入欄へドラッグ・アンド・ドロップで回答している。 窓際にある木目調の長机(ながづくえ)。置かれたモニターに問題と答え、正答数と誤答数(ごとうすう)などが表示されている。

ナレーション: 日本のスタートアップが開発したシステムを利用したものだ。自分のペースに合わせて学習を進めていけるという。

映像説明: 教室の席で薄紫色(うすむらさきいろ)のヒジャブをかぶった学生がインタビューに答える。

テロップ: 学生

学生・英語: ラーニングボックスを使ってみました。自宅で勉強するのに、とても便利なアプリです。 何か用事があって学校に来れない時でも、自宅や快適な場所で使用できるのがいいです。

映像説明: パソコンを背にして茶色のヒジャブをかぶった学生がインタビューに答える。

テロップ: 学生

学生・英語: 数学はとても難しい科目だけど、これを使えば、いつでも自宅で学べます。 とても便利です。

映像説明: クリーム色(いろ)の外壁に、立方体をモチーフにしたロゴマークを大きく掲げた建物の外観。

テロップ: 兵庫県 たつの市

テロップ: learningBOX

ナレーション: この仕組みを開発したのが、兵庫県たつの市にあるlearningBOX社。

映像説明: learningBOX社のオフィス内。白いTシャツを着た男性が、パソコンに向かっている。後ろ姿の肩越しに見えるモニターには、「誰でも簡単に使えるeラーニングシステム」といった見出しがあるウェブサイトが表示されている。

ナレーション: 11年前に誕生したスタートアップだ。

映像説明: オフィスの別の一角。西村取締役(learningBOX社)が、ヘッドセットをつけてパソコンに向かっている。

テロップ: learningBOX 西村 慎太郎(にしむら しんたろう) 取締役

ナレーション: 取締役の西村さんは、パキスタンでのビジネスの可能性について、こう話す。

映像説明: 白い壁の室内。自社サイトが表示されたモニターの前で、西村取締役(learningBOX社)がインタビューに答える。 GCT for Women Lytton Road校(ジーシーティー フォー ウイメン リットンロードこう)の教室。窓際にある木目調の長机(ながづくえ)で、7人ほどの学生たちがパソコンに向かっている。 窓際にある木目調の長机(ながづくえ)の別の一角。1番手前には、こげ茶色(こげちゃいろ)のヒジャブをかぶった学生が座っている。その奥にも数人の学生たちがパソコンに向かっているのが見える。 からし色(いろ)のヒジャブをかぶった女性教師が、壁際のデスクの学生たちが課題に取り組む様子をじっと見ている。 白い壁の室内。自社サイトが表示されたモニターの前で西村取締役(learningBOX社)が話を続ける。

テロップ: learningBOX 西村 慎太郎(にしむら しんたろう) 取締役

西村取締役(learningBOX社): 国の政策として、えー、「デジタル・パキスタン」という名前の政策でですね、 2025年までに、ま、教育とか、人材育成にIT(アイティー)の力を積極的に取り入れる政策が出されていたっていうこともあって、 職業訓練校の、あのー、統括組織ですね、と、ご縁があって、あの、「ぜひ使ってみたい」というお話があったので、 えー、ま、実証運用していただいてるところですね。

映像説明: 白い壁の室内。西村取締役(learningBOX社)が、丸テーブルに置かれたパソコンを操作している。丸テーブルの上に置いたモニターにlearningBOXのダッシュボードを表示させると、同じ画面が壁にある大型モニターにも映し出される。

テロップ: learningBOX eラーニングの教材を 誰でも簡単に作れるシステム

ナレーション: learningBOX社は、eラーニングの教材などを誰でも簡単に作れるシステムを開発した。

映像説明: GCT for Women Lytton Road校(ジーシーティー フォー ウイメン リットンロードこう)の教室。からし色(いろ)のヒジャブをかぶった女性教師が、学生たちのパソコンの画面をじっと見ている。 モニターに、ドーナツ型のグラフが表示されている。緑色(みどりいろ)のグラフの中央に「100%」と書かれている。 壁際に置かれた木目調の長机(ながづくえ)。3人の学生の前にそれぞれパソコンモニターがあり、画面には緑色(みどりいろ)のドーナツ型の緑色(みどりいろ)のグラフが映し出されていて、グラフの中央には「100%」の文字が見える。

ナレーション: パキスタンでも、使われていた教材は先生が作ったものだ。環境や状況に合わせて自由にアレンジができる。

映像説明: 窓際に木目調の長机(ながづくえ)が置かれた教室。1人1台ずつモニターとキーボードが置かれている。20人ほどの学生がパソコンに向かっている。 木目調の長机(ながづくえ)。10数人の学生が、それぞれ前に置かれたモニターのほうを見ている。

ナレーション: 学校を運営する責任者は、教育レベルの底上げにつながると話す。

映像説明: 木目の壁の前で、短髪で白いシャツを着た男性がこげ茶色(こげちゃいろ)の革張りの椅子に座り、インタビューに答える。

テロップ: パンジャブ州 職業訓練庁 ラオ・ラシッド・アリ 局長

アリ局長・英語: 日本や、ほかの先進国から、新しい教材や教育方法を取り入れられれば、 先進国と同様の教育システムをパキスタンでも作れるはずです。

映像説明: 1人1台のパソコンが設置された長机(ながづくえ)が窓際と壁際にずらりと並ぶ教室。それぞれの長机(ながづくえ)で、20人ほどの学生がパソコンに向かっている。 黒いヒジャブをかぶり、メガネをかけた学生がパソコンに向かっている。

ナレーション: さらに、learningBOX社のシステムには新興市場に適した特長がある。それが、利用料金が安いことだ。

映像説明: からし色(いろ)のヒジャブをかぶった女性教師が、学生たちのパソコンの画面を見ている。 茶色のヒジャブをかぶった学生がパソコンに向かっている。

テロップ: 月額1人30円から利用可能

ナレーション: 月額で、1人およそ30円から利用でき、学ぶ機会をより多くの人に提供できる。

映像説明: 壁際に置かれた木目調の長机(ながづくえ)。パソコンに向かいながら学生たちが談笑している。 こげ茶色(こげちゃいろ)のヒジャブをかぶった学生の肩越しに、モニターが見えている。画面左端に「learningBOX」のロゴが入ったメニューリストがあり、隣には「Assignment」と書かれたアイコンが並んでいる。 薄緑色(うすみどりいろ)の壁の部屋。西村取締役(learningBOX社)がインタビューに答える。

テロップ: learningBOX 西村 慎太郎(にしむら しんたろう) 取締役

西村取締役(learningBOX社): コスト的には、すごく安いサービスなので、その、実績さえ伴えば、あの、導入のチャンスは十分あるかなと考えています。 あの、着実に学校数を増やしていけたらなっていうところですね。

映像説明: 公文(くもん)の教室。紺色の服を着た女性が、墨色のTシャツを着た少年が教材のプリントに取り組むのを、少し離れて見守っている。 GCT for Women Lytton Road校(ジーシーティー フォー ウイメン リットンロードこう)の教室。窓際に置かれた木目調の長机(ながづくえ)でパソコンに向かう学生の後ろ姿を左から右へ順に映していく。 教室の別の一角。薄紫色(うすむらさきいろ)や茶色、黒などのヒジャブをかぶった学生たちが、からし色(いろ)のヒジャブをかぶった女性教師とチェックのシャツを着た男性教師に、活発に質問している。

ナレーション: 若者が多いパキスタン。高い成長力をビジネスに結びつけることができるのか。可能性を模索する動きが始まっていた。

映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。

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