ごみを減らせ! フィリピンの生ごみを堆肥に

2022年12月15日

経済発展とともに人口が増加するフィリピン。都市部を少し離れたところにある昔ながらの屋台街に、1年ほど前から出現したのは、ごみ箱だ。フィリピンではごみに関する法整備が進み、街中でもごみを分別するようになった。今、大きく動こうとしているフィリピンのごみ処理事情と、そこで、いわゆる「生ごみ」といわれる「有機性廃棄物」を堆肥化する技術の普及に挑む日本企業を取材した。

(12分02秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 青空の下。走る車からの車窓風景。数本の樹木が植えられたエリアに建物が建っていて、奥には高層ビル群が見える。数台の車が行き交っている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): フィリピンの街角に変化が… 人口増加で ごみ問題は新局面

テロップ: Philippines(フィリピン)

ナレーション: 経済発展とともに人口が増加するフィリピン。

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。等間隔にヤシの木が植えられた道路沿いに高層ビルや建物が並んでいる。高層ビルの向こうから光がさし込んでいる。 走る車からの車窓風景。ビルの前や駐車場に数多くの車が駐車されている道路。隣を走る、たくさんの男女が向かい合わせに座って乗っている軽トラックを改造した屋根付きの青い乗り合いバスが停車し、ジーンズに黒いTシャツ姿の男性が乗り込もうとする。

テロップ: 人口 1億1,000万人

ナレーション: 日本の国土の、およそ8割の面積に、1億1千万人が暮らしている。

映像説明: 曇り空の下。壁が劣化した青や黄色(きいろ)の建物が建ち並び、青い建物には数枚の服が干してあるのが見える。建物の下には数名の男女が歩いている。道路を1台のバイクが走っていく。 白い低層ビルが建ち並んでいるエリア。赤い背景に白い文字で「Winston(ウィンストン)」と書かれた看板などが掲げられている。3人の短髪黒髪の男性が歩いている。右側の2人は上半身裸で、右はじの男性は右胸にタトゥーがあり、肩に白いタオルをかけるように持ち、中央の男性は両胸にタトゥーがあり、頭にかぶるように両手で白いタオルを持っている。左側の男性はBOSSなどの字が入った黒と白の柄(がら)があるタンクトップを着ている。後ろから赤いタンクトップをきた短髪黒髪の男性がピースサインをしながら歩いている。後ろにがれきのようなものが山積みになっているのが見える。

ナレーション: 都市部を少し離れると、そこには昔ながらの庶民の暮らしがある。

映像説明: 赤い背景に「75」、「100」などの価格と食べ物の写真がある屋台。青い背景に白い文字で「MICROMATIC(マイクロマティック)」と書かれたパラソルがある。隣の屋台のカラフルなパラソルにも白い文字で「MICROMATIC(マイクロマティック)」などと書かれている。ベージュのシャツを着て黄色(きいろ)の帽子をかぶった男性が赤と白のクーラーボックスの中から白いお玉で液体を地面に落としている。

ナレーション: しかし1年ほど前から、この街角の風景に変化が起こっている。

映像説明: 曇り空の下。屋台が建ち並んでいる通り。白い背景に黒い文字で「TAPAT MO LINIS MO. (タパット モー ニーリス モー)」、「SAY NO TO DRUGS YES TO GOD」、白い背景に赤い文字で「VALS」、白い背景に黒い文字で「SO‐EM PHARMACY」などと書かれた看板が掲げられている。背丈を超えるほどの高さがある金属製のかごの中にラベルの付いたたくさんのペットボトルが入っている。その前には腰丈ほどの高さのグレーのごみ箱が置かれている。 黄色(きいろ)の金属製の網籠の中にラベルのついたペットボトルが入っている。真ん中にロープの取っ手がついた青いドラム缶に黄色(きいろ)のポリ袋やごみが入っている。

テロップ: ごみ箱

ナレーション: 屋台が連なるなかにあったのは、ごみ箱。これまでは見られなかった、ごみ箱の出現。

映像説明: 大量のごみが廃棄された埋め立て地、奥の茶色い土(つち)の土地に草が生えている。黒い服を着て白いタオルを頭にかぶっている人物、白い帽子をかぶって黄色(きいろ)の服をきた人物など数人が作業している。

テロップ: 大きく変わる フィリピンのごみ処理

ナレーション: 今、フィリピンのごみ処理が、大きく変わろうとしている。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にもスタンド付きモニターがある。モニターには、青空の下で黄色(きいろ)のごみ運搬トラックからたくさんのごみが排出されている映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。白いシャツを着て花柄のスカートをはいている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: 画面左側に江連(えづれ)キャスター。右側にスタンドのあるモニター。モニターには、大量のごみが廃棄された埋め立て地の写真、木製やトタンの小屋が数軒並んで建っていて、周りに子どもを含む数人の人物が立っている写真、ベルトコンベアからごみが流れ落ちている映像、青いごみ収集車からごみ袋が排出されている映像、黄色いホイールローダーが積み上げられた黒茶色の土(つち)のようなものをすくっている映像が映し出されている。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: フィリピンのごみ、と聞くと、思い出すのは、かつて存在していたスモーキーマウンテン。現在、政府によってこうした山は閉鎖されましたが、ごみの処理問題は、次の局面を迎えています。そんななか、いわゆる「生ごみ」と言われる有機性廃棄物の処理技術で、課題に挑む日本企業を取材しました。

テロップ: ごみを減らせ! フィリピンの生ごみを堆肥に

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。道路に黄色(きいろ)のごみ運搬トラックが走り、左方向に曲がっていく。数台のバイクが直進していく。緑色(みどりいろ)の背景に白い文字で「WELCOME!」と書かれている看板が見える。画面左下の四角い枠内にフィリピン周辺の地図。フィリピンの中央にマニラが位置している。サンペドロはマニラの南に位置していて赤い星印で示されている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): フィリピンで変わる ごみ政策 ごみ山が消えても 残る課題

ナレーション: 首都マニラに隣接するサンペドロ。

映像説明: 曇り空の下。屋根のついた駐車場にごみ袋に入ったごみが積まれた黄色(きいろ)のごみ運搬トラックがバックで入ってくる。黒い帽子をかぶり、黒いシャツにカラフルな色の柄(がら)がついたシャツを着た男性がごみ運搬トラックを見上げながら歩いている。

テロップ: 衛生廃棄物埋め立て処分場

ナレーション: ここに、民間が運営するごみ処理施設がある。

映像説明: 半透明の屋根がある建物の中。黒や透明のごみ袋などに入ったごみが積まれている。奥に草木が生えているのが見える。黒い帽子をかぶり、黄色(きいろ)のタンクトップを着た男性が黒い棒を持ち、ごみ袋に入ったごみを黄色(きいろ)のごみ運搬トラックの荷台から下に落としている。

ナレーション: 集まってくるのは、市が回収している一般家庭のごみだ。

映像説明: ベルトコンベアで運ばれていく大量のごみ。水色のシャツ、緑色(みどりいろ)のシャツなどを着た数名の男性が分別(ぶんべつ)している。 水色のゴム手袋をして濃紺に黄色い字で「SUZUKI」と書かれた長袖シャツを着た男性はカッターでごみ袋を切っている。

ナレーション: 近年、法整備がなされ、ごみの分別(ぶんべつ)が定められたが、まだ環境意識や仕組みは十分に整ってはいない。

映像説明: 黒や透明のごみ袋や茶色の紙袋などのごみが積み上げられている。緑色(みどりいろ)のベルトコンベアからごみが流れ、下に落ちている。傍らのベルトコンベアでも数名の男女が作業をしている。 黄色(きいろ)のシャツを着た女性が流れてくるごみの中から緑(みどり)のラベルのついたペットボトルを手に取っている。 グレーと白のボーダーのシャツを着てグレーのエプロンをつけ、ピンクと白の帽子をかぶった女性がラベルのついたペットボトルを手に取り、黄色(きいろ)の箱に入れている。

テロップ: 有機物(生ごみなど) リサイクル・資源 その他

ナレーション: 結局、こうしてさまざまなごみが混在してしまうため、ここでは「自然にかえる有機物」、「各種リサイクル資源」、「それ以外」に分別(ぶんべつ)してから、それぞれ処理している。

映像説明: 4枚の写真が順次映し出される。左手前に洗濯物があり、遠く向こうに林のようなものが見え、全体が白く煙っている。手前には数本の樹木が生えている。 曇り空の下。大量のごみが廃棄された広大な土地一面に、さまざまなごみが積まれている。数名の人物が立っているのが小さく見える。遠くに林のようなものが、かすんで見える。 山積みのごみの奥に白い煙が立ち上っている。 木製やトタンの小屋が数軒建っている。青いボーダーのタンクトップを着てタオルを肩にかけた男性と白いシャツを着た子どもと青地に柄(がら)があるワンピースを着た女性が立っている。グレーのワンピースをきた女性が小屋の壁に右手をあてている。小屋のそばには樹木もあり、屋根のあたりに白い煙がたちこめている。

テロップ: スモーキーマウンテン

ナレーション: かつてフィリピンでは、ごみは分別(ぶんべつ)されずに、そのまま廃棄場所に投棄されていた。スモーキーマウンテンと呼ばれたその場所は、時にごみが自然発火し、有害な煙が立ち込め、環境に大きな悪影響を与えていた。

映像説明: グレーの屋根のある建物。緑(みどり)の機械にベルトコンベアからごみが落ちてくる。その横にある長いベルトコンベアに沿って十数人が作業をしている。その映像を背景に棒グラフが表示される。縦の目盛りには0から600の数字が100ごとに書かれていて、横軸には2015年から2022年までの年数が書かれている。赤で示さ

れた「不法な処分場」は2015年が553、2016年が511、2017年が385、2018年が353、2019年が331、2020年が233と減少し、2021年には赤い棒が消えてゼロになり、「0(ゼロ)達成」と表示される。青で示された「衛生的な処分場」は2015年が101、2016年が118、2017年が135、2018年が165、2019年が187、2021年が245、2022年が279へと右肩上がりに増加している。(出所:環境天然資源省の資料を基に作成)

ナレーション: 事態を重く見た政府は、取り組みを強化。不法投棄されていた処分場は2021年にはゼロを達成し、代わりに、衛生環境を整備した施設の設置を急いでいる。

映像説明: 白い雲が浮かぶ青空の下。奥に草木が見えるごみ処分場。黄色(きいろ)のごみ運搬トラックの後ろからごみが排出され、地面にはたくさんのごみが積まれている。オレンジ色(いろ)のシャツをきた人物が立っているのが見える。 トタン屋根のある建物内。緑色(みどりいろ)のベルトコンベアからペットボトルや透明の袋などのごみが流れ落ちている。 扉のついた緑色(みどりいろ)の圧縮機で透明のごみ袋に入ったごみが圧縮されている。傍らで黄色(きいろ)のシャツを着て帽子をかぶった2人の男性が作業をしている。

ナレーション: しかし、フィリピンの都市化や人口増加に伴い、ごみの全体量は今後も増えると予測されているなか、こうした施設の整備が追いついていないのが現状だ。

映像説明: ごみが山積みにされている映像を背景に「廃棄物内訳(2022年)」と題された円グラフが表示される。青で「リサイクル・資源 22%」、黒で「その他 23%」、赤で「有機性 55%」と示される。(出所:環境天然資源省の資料を基に作成)

ナレーション: 全国のごみの内訳のうち、およそ4分の1がリサイクル資源、さらに分類できなかった4分の1が埋め立て地に捨てられている。そして、およそ半数を占めているのが、生ごみなどの有機性廃棄物だ。

映像説明: グレーの壁際に茶色の液体などの生ごみが積まれている写真。

ナレーション: この量を減らすのに、今、注目されている技術がある。

映像説明: 後方に住宅が見える路上。青いごみ収集車から、「(有)エコ益子(ゆうげんがいしゃ えこましこ)」と書かれたドアを開けて、白いジャンパーを着て青い帽子をかぶり、青いゴム手袋をつけ、マスクをした男性が下りてくる。 木材で囲われたごみ置き場の青いバスケットに入ったバケツから生ごみの入ったごみ袋を両手に持って運び、ごみ収集車の後部に入れる。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 独自技術で生ごみをリサイクル 地域循環を実現した取り組み

テロップ: 栃木県 益子町

ナレーション: その技術は栃木県の益子町で導入されているという。

映像説明: 青空の下。窓のないグレーの外壁の建物の外観。出入口の門に看板が掲げられている。 青いごみ収集車が建物内に入っていく。

テロップ: 共和化工 益子事業所

ナレーション: 町内で回収された生ごみが搬入されてきた。

映像説明: ごみ収集車の斜めになった荷台の後ろからたくさんの透明のごみ袋が排出される。建物内に日ざしが入っている。 黒茶色の土(つち)のようなものが積み上げられ、グレーのコンクリートやステンレス製のはしごが置かれているのが見える。

テロップ: 有機性廃棄物の堆肥化技術

ナレーション: ここで活躍しているのが、生ごみなどの有機性廃棄物を微生物によって堆肥化する技術だ。

映像説明: ダークグレーの細いストライプのスーツを着て紺色のネクタイをしめ、マスクをつけた髪の黒い男性が手ぶりを交えながら話をしている。 施設内を歩きながら松澤さんが話をしている。

テロップ: 共和化工 開発事業本部 松澤 泰宏 さん

ナレーション: 行政からの委託を受けて運営しているのは、共和化工。この施設の開所当時から携わっている松澤さんが案内してくれた。

映像説明: 大きな銀色の円筒の形の機械が置かれている。松澤さんがインタビューに答える。

松澤さん: 益子町から出てくるですね、生ごみ、事業系と一般、合わせまして年間で350から400トンを搬入しております。 で、そこからですね、堆肥として出荷するものは約40トンを出荷しております。

映像説明: 施設内。黒茶色の土(つち)の上に生ごみなどが入った半透明のごみ袋が積み重なっている。

ナレーション: 町が配布している専用の袋で集められた生ごみを、有機物を分解する特殊な菌と混ぜ合わせ、発酵させていく。

映像説明: 施設内。大きな銀色の円筒を横にした形の装置が見える。 黄色(きいろ)の背景に黒い文字で「開放禁止」と書かれた機械の分厚い四角い扉を開ける。機械の内部に黒茶色の土(つち)のようなものが見える。 金属製の屋根の建物内、緑色(みどりいろ)の柱が数本立っている。たくさんの黒茶色の土(つち)のようなものが積み上げられている。

ナレーション: 適切な環境を与えることで、菌が活性化し、ごみを分解。1ヵ月ほどで堆肥に生まれ変わる。

映像説明: 白い大きい袋の中に細かい砂のような黒茶色の堆肥が入っている。 屋外。農場の一角。土(つち)から出た細い枝の先に大きな緑(みどり)の葉が何枚もついている。奥にも別の緑(みどり)の葉が生えているのが見える。 土(つち)から出た細い枝の先に大きな緑(みどり)の葉が何枚もついている。地面にはワラのようなものが積まれている。

ナレーション: 堆肥は町民に無料で配られ、地元の農業で使われるという循環が生まれているのだ。

映像説明: 金属製の屋根の建物内。黄色いホイールローダーが積み上げられた黒茶色の堆肥に向かって走り、堆肥をすくい上げる。堆肥から水蒸気が出ている。

テロップ: ごみの重量を約9割削減

ナレーション: 堆肥化する過程で有機物は分解され、多くの水分が蒸発。結果的に、ごみの重量をおよそ9割減らすことができている。

映像説明: 金属製の屋根の建物内。松澤さんがインタビューに答える。

松澤さん: 廃棄物の処理、特に微生物を使った処理っていうのは江戸時代から日本(にほん)の中ではやられているんですが、 やはり、こういった大規模にやっているっていうものが、これから非常に重要になってくるのかなと考えています。

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。樹木が茂っている土(つち)の道があり、茶色い屋根、グレーの木製の外壁の大きな倉庫のような建物が建っている。出入り口の白い金属製の扉が左右に開かれている。画面左下の四角い枠内にフィリピンの地図が緑色(みどりいろ)で表示されている。北部に位置する首都マニラが赤い丸印、南東部に位置するダバオが赤い星印で示されている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 日本の技術で ごみ問題解決へ フィリピン企業とタッグで挑む

ナレーション: フィリピンのダバオにも、この仕組みを導入している企業がある。

映像説明: 屋根から光がさし込む施設の中。中央に広い通路があり、両側はコンクリート製の壁と柱で区画を分け、それぞれの区画の柱には緑色(みどりいろ)で番号が書かれている。区画には黒茶色の土(つち)のようなものが積み上げられていて、黄色いホイールローダーが緑色(みどりいろ)で「6」と書かれた区画に積み上げられた黒茶色の土(つち)のようなものをすくっている。 黄色いホイールローダーが緑色(みどりいろ)で「12」と書かれた区画の黒茶色の土(つち)のようなものを積み上げたあと、奥にバックしていく。出入り口では白いTシャツを着て頭や顔を覆う迷彩柄のマスクをかぶった男性やグレーの服を着た男性が数個の大きな白いバケツの近くで作業をしている。

テロップ: Davao Thermo Biotech Corp.(ダバオ サーモ バイオテック コーポレーション)(DTBC)

ナレーション: こちらは2017年に開設した、有機性廃棄物の堆肥化施設だ。共和化工の現地パートナーとして設立されたDTBCが運営している。

映像説明: 黒いポロシャツを着て黒いリュックを背負い、マスクをつけた松澤さんがスマートフォンで堆肥が積み上げられた施設内を撮影している。

ナレーション: ここに、松澤さんの姿があった。

映像説明: 積み上げられた堆肥の中央に薄い茶色の液状の土(つち)のようなものがある施設の一角。液状の土(つち)の表面に気泡が浮き上がっているのが見える。グレーのTシャツを着てオレンジ色(いろ)のキャップをかぶり、黒い手袋をつけ、黒い長靴をはいた男性がトラックの後部の白い台に立ち、60センチほどの高さの樽型の黄色いプラスチック容器の側面上部にある取っ手を持ち、ゆすりながら中に入っている薄い茶色の液状の土(つち)のようなものを下に落とす。トラックの荷台には白いふたがついた樽型の黄色いプラスチック容器がいくつも載っている。

ナレーション: トラックで搬入されてきた、これは…。

映像説明: 施設内。マスクをつけた松澤さんがインタビューに答える。後ろにマスクをつけた数名の男女の姿が見える。 気泡が浮き上がっている薄い茶色の液状の土(つち)のようなもののアップ。

松澤さん: ちゅう房とかの油が入っている(有機性の)液体っていうか。 あの、水、下水とかが通ってないんで。

映像説明: 気泡が浮かび上がっているグレーの液状の土(つち)のようなもののアップ。

ナレーション: これも、1ヵ月ほどで、堆肥になる。

映像説明: 明るい室内の写真。薄い黄色い液体が入った黄色いキャップのボトルが大量に流れている生産ラインに水色の服を着た4人ほどの人物が作業をしている。全体的にぼかし加工がされている。 屋外で多くの人物が階段状の観客席に座り、スマートフォンで撮影をしている。 左腕に水色の服を着た子どもを抱き(だき)、右肩に中型の緑色(みどりいろ)のインコを乗せた白い水玉模様の緑色(みどりいろ)のTシャツを着た長い髪の女性や右の手のひらに中型の白いインコを乗せた白と黒のボーダー柄の服に赤いストールをかけた長い髪の女性など5人の男女が記念撮影をしている。 青い模様がある白いノースリーブを着た長い髪の女性が左肩に中型の緑色(みどりいろ)のインコを乗せ、右手に白インコを載せている。前に立つピンクのゴムで髪を束ねた女性がスマートフォンで撮影をしている。奥に白い線が入ったダークグレーのTシャツを着た男性が笑顔で見ている。 葉が茂った背の低い植物が育てられている農場。画面左下に「Optimal regulatory compliance solution(オプティマル レギュラトリー コンプライアンス ソリューション)」、「Long Term environmentally sustainable option(ロング ターム エンバイロンメンタリイ サステナブル オプション)」と英語のテロップが表示されている。 3つに分割された画面に、左から牛舎の茶色い数頭の牛、鶏舎の茶色い5羽のにわとりと十数個の卵が入った黄色いカゴ、大量の魚が置かれた台の両側に数名の人物が立ち、 魚を選別している写真が順次映し出される。(映像提供 Davao Thermo Biotech Corp. (ダバオ サーモ バイオテック コーポレーション))

ナレーション: DTBCの母体であるグループはダバオで、レストランやリゾート施設、農場から食品加工会社の運営まで手掛けている。

映像説明: 白い大きな袋の中に細かい砂のような黒茶色の堆肥が入っている。

ナレーション: グループ内で発生した生ごみなどは堆肥化され、

映像説明: 木にカカオが実った農園。黄色い服を着てグレーのキャップをかぶった男性が背丈より少し高い所に実ったカカオの実を収穫している。

ナレーション: その堆肥でまた農作物(のうさくぶつ)が作られるという循環ができている。

映像説明: 茶色いテーブルの上に、さまざまなパッケージのチョコレートの商品が置かれている。カカオのイラストが描かれた白い3つのパッケージ、鳥のイラストが描かれた緑色(みどりいろ)や黄色(きいろ)、オレンジ色(いろ)、茶色のパッケージ、白や黄色(きいろ)、オレンジ色(いろ)、ピンク色の4つの小さなパッケージ、カカオの絵が描かれた四角い缶や円柱の缶が置かれている。 カカオのイラストが描かれた白い2つのパッケージのチョコレートと白いナプキンが敷かれた白い皿に盛られた7粒のチョコレートが置かれている。

ナレーション: こうして作られたチョコレートは、空港でも販売されている人気商品だ。

映像説明: 大きな窓から光がさし込む室内。木目調の大きなテーブルの上にはノートパソコンやティーカップ、数本の水のペットボトルが入れられた半透明の容器などが置かれている。黒いポロシャツを着た松澤さんと水色の半袖のワイシャツを着た日本人男性(にほにじんだんせい)がいすに座っている。2人ともマスクをつけている。奥の窓際に水色のポロシャツを着て眼鏡をかけ、マスクをつけた男性がいすに座っている。左側に座る黒い半袖の服を着て黒い髪を後ろに束ねた頭に眼鏡をのせ、マスクをあごにずらした外国人女性が手ぶりを交えながら話をしている。

ナレーション: 両社の事業には農業系の研究者も関わっており、この研究者同士のつながりがきっかけで共和化工の技術が導入された。

映像説明: 黒い半袖の服を着て黒い髪を後ろに束ねた頭に眼鏡をのせ、マスクをあごにずらした外国人女性が茶色いカウンターの前に立って手ぶりを交えながらテーブルに座る松澤さんを含む4人の男女に向かって話をしている。松澤さんがマスクをあごにずらし、黄色い食べ物を楊枝に差し、口に運んでいる。カウンターの奥の茶色いレンガ調の壁にはこげ茶色(こげちゃいろ)のつり戸棚があり、モニターが設置されている。カウンターの左横にはグレーのポロシャツを着てマスクをつけた女性が立っている。

テロップ: DTBC オリビア・プエンテスピーナ CEO

ナレーション: CEOのプエンテスピーナさんは。

映像説明: 茶色いレンガ調の壁に大きな窓があり、四角いテーブルと4つのいすのセットが数セット置かれている室内。茶色いテーブルの傍らでいすの背もたれに左腕(ひだりうで)を置き、眼鏡を頭にのせ、エンテスピーナCEOがインタビューに答える。 堆肥化施設。黄色いホイールローダーが堆肥をすくい、積み上げている。

プエンテスピーナCEO・英語: 共和化工と出会ったとき大規模な産業用の堆肥化装置を紹介されました。 これこそが有機性廃棄物の結論だと思いました。これ以上の技術は、ほかに無いと思ったからです。 生ごみや、そのほかの有機性廃棄物を処理するのに非常に有効な技術です。

映像説明: 堆肥化施設の一角の写真。緑(みどり)や茶色い落ち葉のようなものが積み上げられ、その奥にある堆肥を黒い服を着てタオルを首にかけ紺色のキャップをかぶり、眼鏡をかけた男性が見ている。 別の一角の写真、白いフタがついた樽型の黄色いプラスチック容器がいくつも載ったトラックの荷台の後部の白い台にグレーの作業服を着た男性が立ち、白いビニール袋がたくさん置かれた場所に樽型の黄色いプラスチック容器の側面上部の取っ手を持って中の白いビニール袋を落とそうとしている。トラックの横には堆肥が積み上げられていて傍らには5人の男性が立っている。 別の写真、ヤシの実の殻や葉が積み上げられた横にタイヤのある赤い機械があり、傍らに5人の男女が集まっている。

ナレーション: 今では他社の食品加工工場からも廃棄物処理を請け負い、事業は拡大している。

映像説明: 屋外。背丈より高い樹木が茂っている前で白い半袖のワイシャツを着てマスクをつけた松澤さんがインタビューに答える。

テロップ: 共和化工 開発事業本部 松澤 泰宏 さん

松澤さん: 10年ぐらい前まではですね、えー、フィリピンに廃棄物に対してお金を出すっていう文化はなかったようなんです。 それがですね、この5年から、えー、直近にかけてですね、SDGs(エスディージーズ)の関係とか、脱炭素とかですね、そういったことから、 廃棄物に対してお金を出すというような形に変わってきてますので。

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。中央にだ円形の緑色(みどりいろ)のとげがたくさんあるオブジェが飾られたアーチの奥に樹木が茂っている。 アーチの形をしたベージュ色(いろ)の張り出した屋根の奥にドリアンを模した深緑色(ふかみどりいろ)のとげの屋根があるピンクとクリーム色(いろ)の外壁の建物が立っている。

テロップ: PEOPLE'S PARK(ピープルズ パーク)

ナレーション: この日、訪れたのは、公園の中にある、ダバオ市の行政施設。

映像説明: 大きな窓があるガラス張りのオフィス。黒いテーブルにノートパソコンや書類などが置かれている。水色のワイシャツに濃紺のスーツを着た髪の短い男性や白いワイシャツに濃紺のスーツを着た松澤さん、白い服を着て眼鏡をかけた髪の長い女性、緑色(みどりいろ)のポロシャツを着た2人の男性が黒いいすに座って打ち合わせをしている。水色のワイシャツに濃紺のスーツを着た髪の短い日本人男性がノートパソコンに視線を向けながら英語で話をしている。全員マスクをつけている。

テロップ: 共和化工 海外事業部 中村 規代典(なかむら きよのり) さん

ナレーション: ダバオ市の廃棄物処理の担当者に、

映像説明: 緑色(みどりいろ)のポロシャツを着てマスクをつけた髪の短い外国人男性が黒いいすに座り、中村さんの話を聞きながらうなずいている。

テロップ: ダバオ市環境天然資源局 固形廃棄物担当エンジニア ラカンディワ・r さん

ナレーション: 営業のアポイントがとれたのだ。

映像説明: 室内。白い壁際にある腰丈ほどの高さの棚に大型テレビが置かれている。前の黒いテーブルにノートパソコンの画面が座っている全員に見えるように置かれている。黒いテーブルの右側に中村さんや松澤さんが座り、左側に白い花柄の黒い服を着て眼鏡をかけ、マスクをつけて髪を後ろに束ねたプエンテスピーナCEOが座っている。プエンテスピーナCEOがノートパソコン画面を指で示しながら話をしている。全員マスクをつけている。 眼鏡を頭にのせたプエンテスピーナCEOが右手を大きく動かしながら話をしている。後方に2人の人物が座っているのが見える。

ナレーション: DTBCは、共和化工とともに、今後は、行政が扱う一般家庭の生ごみの処理も請け負っていきたいと考えていた。

映像説明: 黒いテーブルに中村さんや松澤さん、白い服を着て眼鏡をかけた髪の長い女性、緑色(みどりいろ)のポロシャツを着た外国人男性、オルクーリョさんが黒いいすに座り、資料やノートパソコンを見ている。中村さんがノートパソコンに視線を向けたりしながら話をしている。全員マスクをつけている。 オルクーリョさんが資料を見ながら話を聞いている。

ナレーション: ダバオ市の調査では、145万人が暮らす市内で、毎日のごみの総重量はおよそ700トン。そのうちの半分である350トンが有機性廃棄物だと見積もられている。

映像説明: ぼかし加工されている、さまざまなごみが積み上げられた映像。

テロップ: 大気汚染浄化法 ごみの焼却が原則禁止

ナレーション: 実はフィリピンでは、有害物質が発生するという理由から、ごみの焼却が原則禁止されている。

映像説明: ボカシ加工がされている、雲が浮かぶ青空の下の映像。黄色いブルドーザーが埋め立て地のごみに土(つち)をかぶせている。

ナレーション: そのため、生ごみを含め、適切に処理できなかったごみはすべて埋め立て地に廃棄されることになる。

映像説明: 大きな窓があるオフィスの一角。マスクをつけたオルクーリョさんが黒いいすに座り、インタビューに答える。

テロップ: ダバオ市環境天然資源局 固形廃棄物担当エンジニア ラカンディワ・オルクーリョ さん

オルクーリョさん・英語: ダバオには、市の衛生廃棄物処分場があります。 しかし十分に整備できていないため、実質的に(最終処分場は)満杯に近い状態です。

映像説明: 茶色い土(つち)の埋め立て地の写真。ごみ収集車の後方部分の手前に、さまざまなごみが山積みにされている

ナレーション: ダバオ市でも、経済成長とともに消費は活発になり、ごみは増加している。

映像説明: 白い壁際にある腰丈ほどの高さの棚に大型テレビが置かれている。前の黒いテーブルにノートパソコンの画面が座っている全員に見えるように置かれている。黒いテーブルに中村さんや松澤さん、白い服を着て眼鏡をかけた髪の長い女性、緑(みどり)のポロシャツを着た外国人男性、オルクーリョさんが黒いいすに座り、ノートパソコン画面に視線を向けている。全員マスクをつけている。 オルクーリョさんが話をしている。

ナレーション: 有機性廃棄物を減らすことができる技術に、高い関心を持った様子だが、現実的に立ちはだかる問題も。

映像説明: 大きな窓があるオフィスの一角、マスクをつけたオルクーリョさんが話を続ける。

オルクーリョさん・英語: 市内は経済活動に伴い、開発中の土地が多く、新たなごみの処分場を確保するのは困難です。 誰も自分の家の近所に、ごみ捨て場を持ちたいとは思いませんから。

映像説明: 黒いテーブルに中村さんや松澤さん、オルクーリョさんが座っている。中村さんが話をしているのをオルクーリョさんが聞いている。全員マスクをつけている。オルクーリョさんが視線を下に落としながら話を聞いている。

ナレーション: 堆肥化にはおよそ1ヵ月を要するため、その間、ごみを受け入れる広大な敷地が必要だ。それでも、ごみの最終処分の問題は、差し迫っている。

映像説明: クリスマスのような飾り付けがされているオレンジ色(いろ)の柱とクリーム色(いろ)の壁のロビー。松澤さんや中村さん、オルクーリョさん、プエンテスピーナCEOを含む9人の男女が記念撮影をしている。全員マスクを外している。左手前に緑色(みどりいろ)のTシャツを着て髪を束ね、マスクをつけた女性がスマートフォンを構えている。

ナレーション: 民間と行政の協力体制は不可欠だ。

映像説明: 幹に電飾(でんしょく)が巻きつけられた樹木や低木が植えられた公園。奥にはベージュと茶色の外壁の建物が建っている。白い花柄の黒い服を着てマスクを外し、眼鏡を頭にのせたプエンテスピーナCEOがインタビューに答える。

テロップ: DTBC オリビア・プエンテスピーナ CEO

プエンテスピーナCEO・英語: 共和化工の堆肥化技術を使えば (有機性廃棄物の量が減るため)最終処分場の寿命は確実に延びると思います。 最も重要なことは、処分場周辺の健康や衛生に関する懸念が解消されることです。

映像説明: PEOPLE'S PARK(ピープルズ パーク)の前。松澤さんと中村さんが並んで立っている。左側に立つ松澤さんがインタビューに答える。

テロップ: 共和化工 開発事業本部 松澤 泰宏 さん

松澤さん: 家庭から出るごみに関しては、日本(にほん)も自治体の責任で処理していますので、 このダバオ市もですね、ぜひ自治体のほうで、えー、ランドフィル(衛生廃棄物処理場)だけじゃなくてですね、 いろんな処理方法、今、ありますので、検討していってもらいたいなと思ってます。

映像説明: 大量のごみが廃棄された埋め立て地。奥の茶色い土(つち)の土地に草が生えていて、黒い土(つち)の上を黄色いブルドーザーがバックしているのが見える。ごみの上を黄色い服を着て白い帽子をかぶった女性が右手に棒を持ち、左手で白い袋を引きずりながら足元のごみを見ながらゆっくりと歩いている。

ナレーション:あ ダバオで見えたごみの問題は、フィリピン全体の問題でもある。

映像説明: ベージュ色(いろ)の壁の店内。白いテーブルに黒いポロシャツを着た松澤さんと水色の半袖のワイシャツを着た中村さん、白い服を着て眼鏡をかけた髪の長い女性、黒い半袖の服を着て眼鏡を頭においたプエンテスピーナCEOを含む8人の男女が座っている。中村さんがペンを持ちながら話をしている。全員マスクをつけている。 松澤さんと中村さんの向かい側に座るプエンテスピーナCEOが手ぶりを交えながら話をしている。

ナレーション: 今後、共和化工はDTBCとともに、ダバオ以外の地域へも販路を広げていく計画だ。

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。奥にはヤシの木があり、堆肥化施設が建っているのが見える。白いふたがついた樽型の白いプラスチック容器が並べられた前で、黒いリュックを背負い、黒いポロシャツを着てマスクを外した松澤さんが手ぶりを交えながらグレーのポロシャツを着てマスクをつけた男性に日本語で話をしている。2人の横に立つ水色の半袖のワイシャツを着た中村さんも手ぶりを交えながら話をする。 白いテントの下の作業場。樽型の黄色いプラスチック容器がいくつも置かれている。薄い水色のTシャツに白いエプロンをつけた外国人男性が樽型の黄色いプラスチック容器の外側を洗っている。

ナレーション: 松澤さんは、こうした技術をより有効に活用するために市民の環境意識の変化の重要性にも着目していた。

映像説明: 屋外。背丈より高い樹木が茂っている前で白い半袖のワイシャツを着てマスクをつけた松澤さんがインタビューに答える。

松澤さん: まずは、市民の意識を変えていくという環境教育、的な部分もですね、このダバオの地ではだんだん進んでますので、 そういった取り組みをですね、弊社(当社)も少しでも(すこしでも)関与できたらなと考えてます。

映像説明: 茶色いテーブルに、白い丸い皿に食べ残しの茶色いケーキのような料理とフォークが置かれている。 銀色のごみ箱に捨てられたごみ袋の上に白いプラスチックのスプーンと銀色の使い捨ての皿が捨てられている。 大量のごみが廃棄された埋め立て地を首輪のない白と茶色い犬と白い袋を持った人物が歩いている。 DTBCの堆肥化施設。黄色いホイールローダーが緑色(みどりいろ)で「12」と書かれた区画にある黒茶色の堆肥を積み上げあと後、施設の奥のほうにバックしていく。出入り口では白いTシャツを着て迷彩柄の頭から顔を覆うマスクをかぶった男性やグレーの服を着た男性が数個の大きな白いバケツの近くで作業をしている。 黒い半袖の服を着て髪を束ねた頭に眼鏡をのせ、マスクをつけた女性の前に細かい砂のような黒茶色の堆肥が入っている白い大きな袋が置かれている。

ナレーション: 人々の暮らしが豊かになるほど、増えていくごみ。環境保全と経済発展の両立が求められる現代、フィリピンでのこの取り組みが、新たなスタンダードになるかもしれない。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑(みどり)を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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