世界へ羽ばたけ! 日本発のスタートアップ ‐海外VCの資金力とネットワークを活かせ‐

2022年11月17日

誕生間もないスタートアップがグローバル展開を目指すうえで、海外のベンチャーキャピタル(VC)の資金力やネットワークが得られれば大きな足がかりになる。国内では、そうした海外ネットワークへのアクセスが難しいのが現状だ。そうしたなか、海外のベンチャーキャピタルを沖縄に招へいし、日本のディープテック分野のスタートアップを対象としたピッチイベントが行われた。彼らのメンタリングからスタートアップが得たものは何か、イベントを取材した。

(10分01秒)

※本番組は英語版でもご覧いただけます。

Fly High to the World! Startups from Japan - Leverage Overseas VC Funding and Networks

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてある。モニターには、黒い天井と壁の部屋でカタカナの「コ」の字の形に置かれた机に十数人の男女が座り、壁面につり下げられたスクリーンに映し出されたプレゼン資料に視線を向けている映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。青いタイトスカートと上着を着ている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: スタジオ。画面左側に女性キャスターが、右側にモニターがある。モニターには、白い壁の研究室の中で白衣(はくい)を着て青い実験用手袋をつけた外国人男性が左手に持った茶色い物体の入ったビーカーをひっくり返すが物体はビーカーに密着している様子を見せている映像、ビニールハウスの中でクリーム色(いろ)のシャツを着た男性が黄緑色(きみどりいろ)のプランターに入った黒い土(つち)のようなものを両手ですくい上げる映像、黒い壁の会場につり下げられたスクリーンの横に立つ白いシャツを着てマイクを持った男性が手ぶりを交えながら話をしている映像、白い壁で、壁際に白い棚が置かれた部屋でノートパソコンを置いた白いテーブルを囲んで座る4人の男女が話をしている映像、大きな窓がある黒い壁の部屋で2人の男性が椅子に座ろうとしている横で黒いTシャツを着 た男性と柄(がら)のある白いシャツを着た男性が握手をしたあと、椅子に座ろうとしている映像が映し出されている。女性キャスターが話をする。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: 誕生まもないスタートアップにとって、事業資金の調達とグローバル化は、すぐにでも解決したい課題です。そこで鍵となるのは海外ベンチャーキャピタル。彼らの心を動かすにはどうしたらよいのでしょうか。

テロップ: 世界へ羽ばたけ! 日本発(にほんはつ)のスタートアップ ‐海外VCの資金力とネットワークを活かせ‐

映像説明: 空中から撮影した映像。広大な砂漠地帯に木々(きぎ)や草地が点在している。画面右下の四角い枠に中国の地図が緑色(みどりいろ)で表示される。北部にモンゴルが隣接していて、モンゴルの国境に位置する内モンゴル自治区が薄い緑色(みどりいろ)で表示される。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): ポリマーで砂漠を緑地に! 日本発(にほんはつ)スタートアップの海外展開

ナレーション: 中国、内モンゴル自治区の砂漠地帯。

映像説明: 木の茂みが後ろに見える砂漠で白いTシャツを着た男性を中心に10人ほどの男女が立ち、水色の上着を着た男性が腰を落としてカメラを構えている写真。 砂地(すなち)にあけられた穴に小さな苗を植えている写真。穴の横にグレーのTシャツを着てベージュ色(いろ)のメッシュ状の帽子をかぶった人物が腰を落としていて、そばにはオレンジ色(いろ)のシャベルが地面に刺さっている。 青い服を着た人物がシャベルで地面に穴をあけている横で、青い服を着て青の帽子をかぶり、マスクをつけた男性がペットボトルに入った白い何かをペットボトルのキャップへ移している写真。黒い服を着てベージュ色(いろ)の帽子をかぶった人物が上半身をかがめて白い軍手をはめた手を地面にあいた穴に差し込んでいる写真。周りに4人の人物が立って様子を眺めている。奥に砂地(すなち)に茂っている草が見える。

ナレーション: ことし9月、この地である砂漠の緑地化プロジェクトが始まった。植樹するときに特殊なポリマーを土(つち)に混ぜ、木々(きぎ)の生育の経過をみる実験だ。

映像説明: 窓から光がさし込む白い壁の部屋。壁際には木目調のタンスが置かれている。白いTシャツを着た男性がインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話) 砂漠地帯で紺色や黒、青の服を着た5人の男女が立っている写真。シャベルで地面を掘ったり、草を手に持ち、状態を確認したりしている。奥に草木が生えているのが見える。 5人の子どもを含む16人の男女が立ったり、腰を落としたりして写っている集合写真。背後に砂漠に点在している茶色くなった草木が見える。

テロップ: 緑地化プロジェクト 現地スタッフ ノリブ・セイン さん

セインさん・日本語: 当然、(砂漠の)緑化(緑地化)も、あの、ま、できてて、ま、ついでに、そういう現地の人に、あの農業でもいいし、あの植林でもいいし、 (現地の(内モンゴル)の人に)付加価値のあるものが植えられたら、ま、いちばんいいんじゃないかなと思っております。

映像説明: 白い雲が浮かぶ青空の下、黒い外壁の平屋の建物の外観。 光がさし込む窓がある白い壁の研究室の中。グレーのポロシャツ を着た男性や青い実験用手袋をして白衣(はくい)を着た2人の男性、白いTシャツを着た男性、黒いTシャツを着た男性など5人の男性が黒い作業台でそれぞれ作業をしている。黒い作業台の上には、棚板(たないた)のふちにこぼれ止めの棒が設置された棚があり、そそぎ口(そそぎぐち)がついたボトルなどが置かれている。

テロップ: EF POLYMER

ナレーション: このポリマーを開発したのは、EF POLYMER。沖縄県に本社を構える従業員8人の日本のスタートアップだ。

映像説明: ビニールハウスの中。青いキャップをかぶり、マスクをつけ、水色の服を着た男性が植物の写真と英語で「Fasal Amrit(ファサル アムリット)」などと書かれた黒いパッケージから吸水性ポリマーを黄色いバケツに流し入れている。 青いキャップをかぶり、マスクをつけ、水色の服を着た男性が黄色いバケツに入った吸水性ポリマーを、畝に張られた白い農業用シートに開けられている穴にスプーンで1杯ずつまいている。

ナレーション: 日本国内でのポリマーの販売は、順調だ。

映像説明: 屋外に14人ほどの人物が集まっている写真。植物の写真と英語で「Fasal Amrit(ファサル アムリット)」などと書かれた黒いパッケージなどが置かれた机の横に紫色のチェック柄の服を着た男性が立っている。机の奥にはイラストや現地の言葉で説明が書かれたボードが立てられている。椅子や白い敷物の上に13人の男性が座っていて、紫色のチェック柄の服を着た外国人男性のほうを見ている。 大きな木の前で5人の男性が写っている写真。マスクをつけ、紫色のチェック柄の服を着た男性と口元に白い布を巻き、白い服を着た男性が2人で植物の写真と「Fasal Amrit(ファサル アムリット)」などと書かれた黒いパッケージを持っている。

ナレーション: 商社などを通じて海外進出も少しずつ進めている。

映像説明: 白い壁の研究室の中。白衣(はくい)を着て青い実験用手袋をつけた外国人男性がポリマーを混ぜた土(つち)と水が入れられたビーカーを左手で持ち、右手に持った水分を含んで固まったポリマーがついたスプーンをビーカーから取り出す。固まったポリマーが入ったビーカーをひっくり返すが、ポリマーはビーカーに密着している。作業台には植物の写真と英語で「Fasal Amrit(ファサル アムリット)」などと書かれた黒いパッケージが置かれ、棚にはそそぎ口がついたボトルなどが置かれている。室内の奥にはガラスの壁が見える。 黒い作業台で白衣(はくい)を着て手に持ったノートに視線を向けている外国人男性が白衣(はくい)を着てマスクをつけた男性が話をするのをうなずきながら聞いたあと、話をしている。白衣(はくい)を着た2人の男性の横に立つグレーのポロシャツを着てゴーグルをつけた男性が作業台で白い物体が入った小さな袋に別の袋のなかのものを入れている。作業台の上には白いポリマーが入ったビーカーなどが置かれている。

テロップ: EF POLYMER ナラヤン・ラル・ガルジャール CEO

ナレーション: しかし、CEOのガルジャールさんは、さらに大きな海外市場を目指そうとしたときに、国内の支援だけでは限界があると感じたという。

映像説明: 研究室の中。黒い作業台の上に設置されたスチールラックに白い四角い機械が置かれている。青と黒のチェック柄の服を着たガルジャールCEOが黒い作業台の前に座り、手ぶりを交えながらインタビューに答える。

ガルジャールCEO・英語: グローバル市場で事業を展開しようとする場合、海外の投資家からのサポートが必要です。

映像説明: 光がさし込む窓がある白い壁の研究室の中。白衣(はくい)を着て青い実験用手袋をつけたガルジャールCEOを含む5人の男性が黒い作業台でそれぞれ作業をしている。作業台の上には白いポリマーが入ったビーカーや水が入ったビーカーなどが置かれている。 ガルジャールCEOが作業台に向かい、青い実験用手袋をはめている。作業台の上にはポリマーが入ったビーカーと水が入った大きな計量カップが置かれている。

テロップ: 海外ベンチャーキャピタル からの支援

ナレーション: 実は、日本のスタートアップがグローバル展開するときに必要不可欠なのは、海外のベンチャーキャピタルから提供される資金や情報などの支援なのだ。

映像説明: 青空の下、波がうち寄せる浜辺。奥には海が広がり、空には雲が浮かんでいる。画面左下の四角い枠内に沖縄県の地図が緑色(みどりいろ)で表示される。沖縄本島の中央部に位置し西海岸に面している恩納村(おんなそん)が赤い星印で示されている。 クリーム色(いろ)の壁の前に2体の赤茶色のシーサーが置かれている。 雲1つない青空の下、一部が曲線になった白い外壁の3階建ての建物の外観。敷地の出入り口にある植え込みの前にはベージュ色(いろ)の石の板にシーサーをモチーフにした赤茶色のロゴと英語で「OIST(オイスト)」などと書かれた立体文字が掲げられている。1階の出入り口に設けられた屋根がついたクリーム色(いろ)の壁の前に2体の赤茶色のシーサーが置かれている。敷地内の道路脇には芝生や樹木が植えられている。 凹凸がついたベージュ色(いろ)のレンガの壁に英語で「OIST Seaside House(オイスト 市シーサイド ハウス)」と書かれた立体文字が掲げられている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 世界を目指すスタートアップが集結! 最前線を学ぶピッチイベント

テロップ: 沖縄科学技術大学院大学 (OIST(オイスト))

ナレーション: 沖縄本島の中央部にあるリゾート地、恩納村(おんなそん)。この地にはスタートアップの支援に力を入れているOIST(オイスト)、沖縄科学技術大学院大学がある。

映像説明: 黒と白の壁の部屋。壁面につり下げられたスクリーンに向かってカタカナの「コ」の字の形に置かれたベージュ色の長机(ながづくえ)に数十人の男女が座り、スクリーンに映し出された映像に視線を向けている。 白いTシャツを着た男性がスクリーンの横に立ち、マイクを持って話をしている。近くの席に座る白いTシャツを着た外国人男性がうなずきながら聞いている。

テロップ: 2022年10月22~(から)24日 BRAVE GLOBAL 主催:Beyond Next Ventures OIST(ビヨンド ネクスト ベンチャーズ オイスト) ジェトロ

ナレーション: 10月、日本のベンチャーキャピタル、Beyond Next Venturesは、オイストやジェトロとタッグを組み、農業やバイオ、医療分野などのディープテックを対象としたスタートアップイベントを開催。

映像説明: 黒と白の壁の部屋。並べられた長机(ながづくえ)に座る10人ほどの男女が真剣な表情で話を聞いている。

ナレーション: そこに海外から8社のベンチャーキャピタルや投資家などを招待した。

映像説明: 黒い枠のガラス扉がある白い壁の部屋。胸元に逆三角形をモチーフにした白いロゴと白い文字で「Beyond Next Ventures」と英語書かれた黒いポロシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: Beyond Next Ventures 橋爪 克弥(はしづめ かつや) 執行役員

橋爪執行役員: 日本(にほん)のディープテックのスタートアップの、その海外の投資家からの資金調達、これを支援したいなっていうのが、えっと狙いです。

映像説明: ブラインドが掛かった窓がある白い壁の部屋。グレーのポロシャツを着た外国人男性と紺色のTシャツを着た外国人男性が立っている。グレーのポロシャツを着た外国人男性が話をしている。部屋の奥には洗面台が見える。 白い壁の部屋。飲み物が入ったペットボトルやグラス、丸い皿が置かれたこげ茶色(こげちゃいろ)やベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)の前で青と白のチェック柄のシャツを着て手にマスクを持った外国人男性が話をしている。白いTシャツを着てマスクをつけ、イヤホンを首にかけた男性が話をする男性のそばに立っている。長机(ながづくえ)の向こうに白いTシャツを着て眼鏡をかけあごにマスクをつけた男性がそばに立っている。 食材のようなものが載ったプレートや紫色の花が入った発泡スチロールの箱が置かれたこげ茶色(こげちゃいろ)の長机(ながづくえ)の前でカーキ色(いろ)のTシャツを着た外国人男性が話をしている。ブラインドが掛かった窓際には黒いTシャツを着た外国人男性や白いシャツを着てマスクをつけた男性、グレーのTシャツを着て腕を組んだ外国人男性が立ち、話を聞いている。

ナレーション: 彼らはいずれも多くの資金やネットワークなどを持つ大手。日本のスタートアップに興味津々だ。

映像説明: 青いパーティションの前。白と水色、茶色のチェック柄のシャツを着た外国人男性がインタビューに答える。

テロップ: Insight Partners エイデン・エイセブス さん

エイセブスさん・英語: 私もキャリアの初期には、自分でスタートアップを立ち上げました。 起業家の仕事はとてもやりがいがあります。 私が苦労した経験から少しでも(すこしでも)お役に立てればと思います。

映像説明: 白い壁の部屋。黒いTシャツを着た外国人男性がベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)に座り、インタビューに答える。 8人ほどの男女がベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)に座り、真剣な表情で話を聞いている。奥には窓が見える。 黒いTシャツを着た外国人男性がベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)に座り、話を続ける。

テロップ: HOF Capital ファディ・ヤコブ さん

ヤコブさん・英語: このプログラムに参加したのは、日本のエコシステムが さらなるグローバルな投資を受け入れるお手伝いをしたいからです。 さらに日本企業(にほんきぎょう)の新規市場に向けた投資や、より多国籍になることをお手伝いします。

映像説明: 黒と白の壁の部屋。壁面につり下げられたスクリーンに向かってカタカナの「コ」の字の形に置かれたベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)に、十数人の男女が座り、スクリーンに映し出された映像に視線を向けている。スクリーンの横に立つ黒いTシャツを着た男性がマイクを持って話をしている。 白いTシャツを着た男性が英語で「BRAVE Global Kick Off」という文字が映し出されたスクリーンの横でマイクを持って話をしている。

テロップ: 1日目 1st(ファースト)ピッチ 2日目 メンタリング 3日目 メンタリング→最終ピッチ

ナレーション: 3日間のイベントでは初日にスタートアップがピッチを行い、その後、ベンチャーキャピタルなどがメンター役となって海外の投資家に響くピッチを伝授。それを受けて最終日に再度ピッチを行う。

映像説明: 11人ほどの男女がベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)に座り、真剣な表情で話を聞いている。何人かの男女の前にはノートパソコンが置かれている。部屋の奥にはブラインドが掛かっているのが見える。

ナレーション: このイベントには、海外を目指す有望なスタートアップ8社が集められた。

映像説明: 白い壁のフロア。壁に沿岸部を撮影した衛星写真のパネルが飾られている。黒いTシャツを着て眼鏡をかけ、ベージュ色(いろ)のリュックを背負った男性がインタビューに答える。

テロップ: TOWING(トーイング) 西田 宏平(にしだ こうへい) 社長

西田社長: 僕たち(当社は)、2年後ぐらいに海外展開を考えているんですけど、そこの今後、準備をしっかり、あの、してくためには、 ま、今から2年後から、こう逆算して計画作っていきたいなと思ってまして、 で、ま、きょう、その足がかりをですね、作れたらなと思って今回参加しました。

映像説明: 白と黄緑色(きみどりいろ)の壁の部屋。カーキ色(いろ)のTシャツを着てマスクをつけた西田社長や白いシャツを着てひげを生はやした男性、紺色のポロシャツを着た男性が木目調の長机(ながづくえ)に横並びに座り、向かいに赤い服を着た男性が座っている。それぞれ前に置いたノートパソコンに向かっている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): サステナブルな土(つち)を作るスタートアップ 海外へのきっかけをつかめるか!?

ナレーション: そう話すのは、名古屋大学発のスタートアップ、TOWING(トーイング)の社長、西田さんだ。

映像説明: ビニールハウス内の一角。黄色(きいろ)のケースの上に黒い土(つち)のようなものが入った黄緑色(きみどりいろ)のプランターが載せられている。傍らに数十株の苗が並べられた黒いトレーや巻かれた水色のホースが置かれている。

ナレーション: この企業が着目したのは農業の基礎となる土(つち)。

映像説明: 枯れ草が敷き詰められた休耕地。奥に三角屋根の白や茶色い外壁の数軒の住宅が建ち並び、駐車場には数台の白い車などが駐車されている。 茶色いズボンをはいた人物がシャベルを使い、休耕地の土(つち)と黒い土(つち)のようなものを混ぜている。

ナレーション: 休耕地や耕作放棄地の土(つち)が農作物(のうさくぶつ)の育つ土壌になるには、通常5年から6年の歳月がかかるという。

映像説明: ビニールハウス内の一角。クリーム色(いろ)のシャツを着た男性が黄緑色(きみどりいろ)のプランターに入った黒い土のようなものを両手ですくい上げる。 ビニールハウスの中。背の丈より少し高い葉が茂った植物が栽培されている。黒いTシャツを着て眼鏡をかけた男性と緑色(みどりいろ)の服を着てマスクをつけた女性が植物の上部に手を伸ばし、手入れをしている。2人ともビニール手袋をはめている。

テロップ: 高機能ソイル 植物の炭等の多孔体に微生物を付加し 有機質肥料を混ぜ適切な状態で管理した 人工土壌

ナレーション: TOWING(トーイング)は、人工で土壌を作る「高機能ソイル」という技術を基礎にして、1ヵ月程度で農作物(のうさくぶつ)が出来る土壌に変え、安定供給するシステムの構築に成功した。

映像説明: 青空の下、休耕地の奥に5つのビニールハウスが立っている。傍らにシルバーや黒の4台の車や白い軽トラックが駐車されている。 ビニールハウスの中、中央に背の丈より少し高い葉が茂った植物が栽培され、両側に黒い「高機能ソイル」が入れられたたくさんの黒い容器が並べられている。

ナレーション: 試験農場では、このソイルを使った土(つち)で野菜の栽培の実証実験を行っている。

映像説明: ビニールハウスの中。背の丈より少し高い葉が茂った植物の前で、クリーム色(いろ)のシャツを着た西田社長がインタビューに答える。

テロップ: TOWING(トーイング) 西田 宏平(にしだ こうへい) 社長

西田社長: 地域で捨てられてしまってるような有機廃棄物を集めてきて、ま、(高機能)ソイルのプラントを立ち上げてですね、 で、そのプラントで作られたソイルを農家さんにこう、ま、堆肥みたいな形で、こう使っていただくと。

映像説明: ビニールハウスの中の試験農場、背の丈より少し高い葉が茂った植物が栽培されている。黒いTシャツを着て眼鏡をかけた男性が手前へと移動し、奥で緑色(みどりいろ)の服を着てマスクをつけた女性が植物の上部に手を伸ばし手入れをしている。2人ともビニール手袋をはめている。 屋外の試験農場。2列の畝に植えられた青々と葉が茂った野菜がメッシュ状のカバーで覆われている。 ビニールハウスの中の試験農場。ベージュ色(いろ)のシャツを着て、マスクをつけた西田社長が黄緑色(きみどりいろ)のプランターに入った高機能ソイルを両手ですくい上げる。

ナレーション: この高機能ソイルを使ったサステナブルな農業を、食料問題を抱える国々(くにぐに)へ広めていき、ゆくゆくは宇宙基地で農作物(のうさくぶつ)を作る計画も進めている。

映像説明: ノートパソコンの画面。「Buisiness model(ビジネスモデル)」と題された英語の資料が映し出されている。英語の説明文の下に「Companies」、「TOWING(トーイング)」、「Franchise」などの文字や人物のイラストなどが書かれていて矢印と説明があり、それぞれの関係を示している。 窓にブラインドが掛かった部屋。黒いTシャツを着た西田社長、グレーのポロシャツを着た男性、白いシャツを着てひげをはやした男性が木目調の長机(ながづくえ)に横並びに座っている。右側に座る西田社長が左側に座っている白いシャツを着てひげを生やした男性に手ぶりを交えながら話をしている。真ん中のグレーのポロシャツを着た男性はうなずきながらノートパソコンを操作している。

ナレーション: 直前までピッチで使う資料の検討をするTOWING(トーイング)のスタッフ。

映像説明: ピッチ会場。大勢の参加者が座って拍手するなか、壁際を白いシャツを着てひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)が、ノートパソコンを抱えて足早で発表に向かう。

ナレーション: いざ、1回目のピッチへ。

映像説明: 白いシャツを着てひげを生やした日本人男性(にほんじんだんせい)が演台(えんだい)に立ち、マイクを持ってスクリーンを指し示しながら話をしている。スクリーンには「宙農(そらのう)を実現する“高機能ソイル技術”」と題された資料が映し出されている。「土壌由来微生物」、「多孔体(バイオ炭(バイオたん))」、「有機肥料」の文字と写真、説明が日本語と英語で書かれていて、写真や説明の左側には高機能ソイルを載せた手のひらの写真が映し出されている。

テロップ: TOWING(トーイング) 岡村 鉄兵 CDO

ナレーション: 持ち時間8分(はちふん)を使い、海外のベンチャーキャピタルに自社の製品、ビジネスモデルを売り込んだ。

映像説明: 白い壁の部屋。ベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)にブルーグレーのポロシャツを着て眼鏡をかけた外国人男性やグレーのTシャツを着た外国人男性など5人の男女が座って話を聞いている。 黒い壁の部屋。青い服を着た男性や白いポロシャツを着た外国人男性など4人の男女が座って話を聞いている。

ナレーション: 一方、海外のベンチャーキャピタルは、TOWING(トーイング)のポテンシャルを真剣に見極める。

映像説明: 白と黄緑色(きみどりいろ)の壁の部屋。カーキ色(いろ)のTシャツを着てマスクをつけた西田社長や岡村CDO、紺色のポロシャツを着た男性が木目調の長机(ながづくえ)に横並びに座り、向かいにヤコブさんが座っている。それぞれの前にはノートパソコンが置かれている。紺色のポロシャツを着た男性が手ぶりを交えながらヤコブさんに話をしていて、ヤコブさんがうなずいている。岡村CDOは話を聞いていて、西田社長はノートパソコンで作業をしている。 ヤコブさんが岡村CDOや西田社長、紺色のポロシャツを着た男性に手ぶりを交えながら話をしている。岡村CDOの前に置かれたノートパソコンには4つに分割された画面に紺色のポロシャツを着た男性、西田社長、岡村CDOなど4人の人物が映し出されている。

ナレーション: このあと、海外の投資家が見て分かりやすくインパクトのあるピッチにするため、ベンチャーキャピタルなどによるメンタリングが行われた。2年後の海外展開を目指すTOWING(トーイング)には、ビジネスモデルに、こんな指摘が。

映像説明: フ窓から光がさし込む白い壁の部屋。光がさし込む窓際にベージュ色(いろ)のクッションが置かれたいくつかの薄茶色(うすちゃいろ)のシングルソファがあり、奥にはベージュ色(いろ)のテーブルや椅子が置かれている。カーキ色(いろ)のTシャツを着た岡村CDOと紺色のポロシャツを着た男性が座っている。岡村CDOがインタビューに答える。 白と黄緑色(きみどりいろ)の壁の部屋。マスクをつけた西田社長や白いシャツを着た岡村CDO、紺色のポロシャツを着た人物が木目調の長机(ながづくえ)に横並びに座り、向かいにヤコブさんが座っている。奥の出入り口の近くに黒い服を着てマスクをつけた女性が座っている。ヤコブさんが岡村CDOに向かって手ぶりを交えながら話をしている。西田社長はノートパソコンで作業をしている。

テロップ: TOWING(トーイング) 岡村 鉄兵 CDO

岡村CDO: われわれ(当社)の技術の1番の売りは何かと。それが、ま、市場に出たときに、ま、どんなものと競合して、 それに、ま、どういう理由で勝つのかというところを、ま、明確に具体化して入れると、そういうアドバイスを得ました。

映像説明: 窓から光がさし込む白い壁の部屋。奥に数台のベージュ色(いろ)のテーブルといくつかの椅子が置かれている。カーキ色(いろ)のTシャツを着た岡村CDOがベージュ色(いろ)のテーブルに座り、ノートパソコンに向かっている。 ノートパソコンの画面に表示されている「TOWING(トーイング)」の文字の下の英語の説明部分を指で示す手元。 「Buisiness model(ビジネスモデル)」と題された英語の資料。左側にネクタイを締め眼鏡をかけた男性のイラストと「Companies」の文字、中央に「TOWING(トーイング)」、「(Our Own farms(アワー オウン ファームズ)、Cultivation system、Crop sales(クロップセールス)」の文字、右側にエプロンをつけ帽子をかぶった人物のイラストと「Franchise Farmers/Companies」の文字、下部に「Partner companies」の文字が書かれている。中央に書かれた「TOWING(トーイング)」の項目から、各項目のあいだに矢印と説明があり、関係を示している。

ナレーション: TOWING(トーイング)がメンターから分かりにくいと指摘されたビジネスモデルの資料は、こちら。

映像説明: 「Business point」と題された英語の資料に切り替わる。左側から工場や農業機械のイラストと「Biomass waste plant」の文字、2基のタンクのイラストと「TOWING Soil Plant(トーイング ソイル プラント)」の文字、エプロンをつけて帽子をかぶった人物のイラストと「Farmers」の文字、ビルのイラストと「Companies(カンパニーズ)」の文字が書かれている。矢印が左の項目から右の項目に1つずつ伸びていて関係を示している。「Buisiness model(ビジネスモデル)」と「Business point」と題された2枚の英語の資料が表示され、「Buisiness model(ビジネスモデル)」と「Business point」の文字が赤い枠で囲まれる。

ナレーション: そして、こちらが修正した資料だ。タイトルもビジネスモデルからビジネスポイントに修正。イラストを増やし、文字数を減らして見やすくした。

映像説明: ピッチ会場。スクリーンに「Business point」と題された修正後の英語の資料が映し出されている。 白いシャツを着た岡村CDOが演台(えんだい)に立ち、マイクを持ってスクリーンを指し示しながら話をしている。 スクリーンに小さな地球儀を両手で持つ画像を背景に「Fund raising US$7 million until 2023.1(ファンド レイジング ユーエスドル セブンミリオン アンティル トゥーサウザンド ワン」と書かれた黄色い文字などが映し出されている。

ナレーション: 最終ピッチを終えたTOWING(トーイング)。

映像説明: 白と黄緑色(きみどりいろ)の壁の部屋。カーキ色(いろ)のTシャツを着てマスクをつけた西田社長が木目調の長机(ながづくえ)に座り、ノートパソコンに視線を向けている。隣に紺色のポロシャツを着た男性が座っている。

ナレーション: 西田社長は、このイベントで得られた成果は大きかったという。

映像説明: 白い壁のフロア。壁に沿岸部を撮影した衛星写真のパネルが飾られている。黒いTシャツを着て眼鏡をかけ、ベージュ色(いろ)のリュックを背負った西田社長がインタビューに答える。 フリースペースの一角。大きなガラス窓から光がさし込んでいる。黒いTシャツを着た西田社長やグレーのポロシャツを着た男性、白いワイシャツを着た岡村CDO、ドットのような柄(がら)がある白いシャツを着た外国人男性が木目調のローテーブルを囲み、椅子に座って話をしている。ドットのような柄(がら)がある白いシャツを着た外国人男性が話をしていて、岡村CDOがノートパソコンに視線を向けながら話を聞いている。

テロップ: TOWING(トーイング) 西田 宏平(にしだ こうへい) 社長

西田社長: 日本(にほん)の投資家の方(かた)と海外の投資家の方(かた)って、あの見方がやっぱり違いますんで、 ま、その辺りをこう、いろいろとシンプルにシンプルにしていって、より伝わりやすくしてくのが非常に大事だというところで、 僕らも(当社の)、あの資料もどんどんブラッシュアップできたので良かったかなと思います。

映像説明: フリースペースの一角。3人の男女が木目調のローテーブルを囲み、椅子に座っている。左側の黒いTシャツを着た男性が白いゴーグルをかけ、先端がリング状になった白いコントローラーを両手に握り、操作をしている。中央に座る黒い服を着た女性はローテーブルに置いたノートパソコンに視線を向けている。右側に座る白いTシャツを着た男性はノートパソコンを膝に置き、作業をしている。 フリースペースの一角。大きなガラス窓から光がさし込んでいる。黒いTシャツを着た外国人男性が話をしている。白いTシャツを着た男性と黒い服を着た女性が話を聞きながら、それぞれ膝に置いたノートパソコンを操作している。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): マインドを変えろ! 海外VC(ブイシー)の言葉に“目からウロコ”

ナレーション: また、このイベントに参加した、うつ病治療のVRシステムを開発しているスタートアップには、こんな指摘が。

映像説明: ブラインドが掛かった窓がある白い壁の部屋。窓際の棚にテーブルランプが置かれていて、奥の茶色の格子状の棚には本などが並べられているのが見える。黒い服を着た女性と白いTシャツを着た男性がベージュ色(いろ)のテーブルに座っている。黒い服を着た女性がインタビューに答える。 フリースペースの一角。大きなガラス窓から光がさし込んでいる。黒いTシャツを着た外国人男性と白いTシャツを着た男性、黒い服を着た女性がローテーブルを囲み、椅子に座っている。黒いTシャツを着た外国人男性が話をしていて、白いTシャツを着た男性と黒い服を着た女性が話を聞きながら、それぞれ膝に置いたノートパソコンを操作している。

テロップ: BiPSEE(ビプシー) 松村 雅代 CEO

松村CEO: 私たち(当社は)、研究型なので、何か具体的に、その、あの収益を上げるっていうようなところの実績はないんですけれども、それでもやってきた実績ってのはあるでしょっていうようなお話があって、 あの、今までやってきたことをきちんと説明するっていうことが大事ですよっていうのをおっしゃっていただきましたね。

映像説明: ブラインドが掛かった窓がある白い壁の部屋。黒いTシャツを着た外国人男性がローテーブルに置かれたノートパソコンの画面を指で示しながら話をしている。松村CEOがノートパソコンを膝に置いて話を聞いている。

ナレーション: 海外のベンチャーキャピタルは、売り上げがなくても今まで研究してきた成果も評価するというのだ。

映像説明: 青いパーティションの前。エイセブスさんがインタビューに答える。

テロップ: Insight Partners エイデン・エイセブス さん

エイセブスさん・英語: アドバイスしたことは、よりストーリー性を持ったプレゼンテーションを心がけることでした。 これはとても大事なことです。 考えられたプレゼンテーションは投資家や聴衆の関心をすぐにつかむものなのです。

映像説明: ブラインドが掛かった窓がある白い壁の部屋。窓際の棚にテーブルランプが置かれている。黒いポロシャツを着た外国人男性や黒いTシャツを着た外国人男性、黒い服を着た外国人男性がベージュ色(いろ)のテーブルに座っている。それぞれの前にはノートパソコンが置かれていて、真ん中に座る黒いTシャツを着た外国人男性の前には料理が盛りつけられた白い丸い皿やみかん、コーヒーが入ったペットボトルなどが置かれている。黒いTシャツを着た外国人男性が手ぶりを交えながら話をしていて、両脇に座る2人の外国人男性が聞いている。

ナレーション: 一方、日本市場(にほんしじょう)で順調に売り上げを伸ばしている補聴器のスタートアップには。

映像説明: 黒と白の壁の部屋。黒いTシャツを着た男性がインタビューに答える。 フリースペースの一角。大きなガラス窓から光がさし込んでいる。ドットのような柄(がら)がある白いシャツを着た外国人男性と黒いTシャツを着た外国人男性が椅子に座り、話をしている。黒いTシャツを着た外国人男性の前のローテーブルにはノートパソコンやノートなどが置かれている。

テロップ: Olive Union オーエン・M・ソン CEO

ソンCEO・英語: 私が思っていた以上にメンターは、この事業に大きな可能性を見いだしてくれました。 指導を受けて自分の目標設定を見直しました。

映像説明: フリースペースの一角。大きなガラス窓から光がさし込んでいる。ドットのような柄(がら)がある白いシャツを着た外国人男性が黒いTシャツをソンCEOの話を聞きながら、飲み物が入ったペットボトルを口に運ぶ。

ナレーション: 海外市場に向けては高い志を語ることも大切だというのだ。

映像説明: ピッチ会場。ベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)が並べられ、ヤコブさんやブルーグレーのポロシャツを着て眼鏡をかけた外国人男性、水色のポロシャツを着た外国人男性が横並びで座っている。 松村CEOが演台(えんだい)に立ち、マイクを持ってスクリーンなどに視線を向けながら話をしている。

スクリーンには英語で「Optimized treatment for patients with rumination‐type depression(オプティマイズド トリートメント フォー ペイシェンツ ウィズ ルミネーションタイプ デプレッション)」と題された脳のイラストなどが描かれた資料が映し出されている。 黒いポロシャツを着た男性が演台(えんだい)に立ち、マイクを持って手ぶりを交えながら話をしている。

ナレーション: 多くの海外ベンチャーキャピタルが指摘していたのは、参加者が一度のピッチで企業のすべてを説明しようとしすぎていたことだった。

映像説明: ピッチ会場。ヤコブさんがベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)に座り、インタビューに答える。 壁際に白い棚が置かれた白い壁の部屋。ヤコブさんや松村CEOを含む4人の男女が白いテーブルに座っている。ヤコブさんが手ぶりを交えながら話をしていて、松村CEOと白いTシャツを着た男性が話を聞いている。ヤコブさんと松村CEO、奥に座る黒いTシャツを着た男性の前にはノートパソコンが置かれている。 白と黄緑色(きみどりいろ)の壁の部屋。カーキ色(いろ)のTシャツを着てマスクをつけた西田社長や岡村CDO、紺色のポロシャツを着た男性が木目調の長机(ながづくえ)に横並びに座り、向かいにヤコブさんが座っている。それぞれの前にはノートパソコンが置かれている。ヤコブさんが手ぶりを交えながら話をしている。 ピッチ会場、ヤコブさんがベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)に座り、話を続ける。

テロップ: HOF Capital ファディ・ヤコブ さん

ヤコブさん・英語: スタートアップに伝えた主なアドバイスは、説明する内容の長さが問題になることでした。 多くの企業が多くの主題を持っていて、一度にすべてを説明しようとしていました。 アドバイスの要点は、情報を抑えることです。 相手が深く理解したと分かってから、さらに情報を深堀り(ふかぼり)していくべきですね。

映像説明: ピッチ会場。白いポロシャツを着た橋爪執行役員がノートパソコンや水が入ったペットボトルが置かれた前列のベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)に座り、話を聞いている。 ベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)で橋爪執行役員の隣に座る黒いポロシャツを着た外国人男性がマイクを持って話をしている。後列のベージュ色(いろ)の長机(ながづくえ)に岡村CDOや西田社長が座っているのが見える。

ナレーション: 主催者の橋爪さんは、今後日本のスタートアップと海外ベンチャーキャピタルの距離が縮まることを期待している。

映像説明: 黒い枠のガラス扉がある白い壁の部屋。胸元に逆三角形をモチーsした白いロゴと白い文字で「Beyond Next Ventures」と英語で書かれた黒いポロシャツを着た橋爪執行役員がインタビューに答える。 ブラインドが掛かった窓がある白い壁の部屋、窓際の棚にテーブルランプが置かれている。ヤコブさんやグレーのボーダー柄のTシャツ姿のエイセブスさんを含む4人の外国人男性が薄茶色(うすちゃいろ)のシングルソファに横並びに座り、話をしている。

テロップ: Beyond Next Ventures 橋爪 克弥(はしづめ かつや) 執行役員

橋爪執行役員: なかなかその、海外のブイシー(ベンチャーキャピタル)とアクセスする機会とか海外のメンターとかとアクセスする機会が、そもそも少ないなっていうふうに思ってます。 彼らがどういうふうに考えているのかとかマインドセットとか、 日本(にほん)のスタートアップに対する期待感とか、そういったこと自体が、まだ、そもそも分からないっていうのがあるので、まずこれを解決したいなっていうふうに思っています。

映像説明: フリースペースの一角、窓から光がさし込んでいる。松村CEOや白いTシャツ姿の男性、黒いTシャツ姿のエイセブスさんが茶色い丸テーブルを囲み、薄茶色(うすちゃいろ)のシングルソファに座っている。エイセブスさんが話をしているのを松村CEOや白いTシャツの男性が聞いている。 フリースペースの一角。3人の男性が木目調のローテーブルを囲み、椅子に座っている。右側に座る黒いTシャツを着た外国人男性が手ぶりを交えながら話をしていて、左側に座る黒いTシャツを着た男性と白いシャツを着た男性がうなずきながら聞いている。 フリースペースの一角、大きなガラス窓から光がさし込んでいる。黒いTシャツを着た西田社長とドットのような柄(がら)がある白いシャツを着た外国人男性が握手をする。奥に座っていた岡村CDOが一度中腰になり、椅子に座る。 ピッチ会場。松村CEOが演台(えんだい)に立ち、マイクを持って手ぶりを交えながら話をしている。 窓から光がさし込む白い壁の部屋。カーキ色(いろ)のTシャツを着た西田社長がベージュ色(いろ)のテーブルに座り、ノートパソコンに向かっている。 フリースペースの一角。窓から光がさし込んでいる。25人の男女が3列ほどに並び、それぞれ両手の親指と人差し指で丸を作って笑顔で写真撮影をしている。

ナレーション: 海外のベンチャーキャピタルから指導を受け、つながりやきっかけを得た日本のスタートアップ。彼らの海外展開は、まだ、始まったばかりだ。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑(みどり)を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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