日本文化が海外ビジネス成功のカギ

2022年10月06日

海外に進出する際、日本の文化や個性を押し出すことでビジネスチャンスを見いだしている企業がある。千葉県のリゾートホテルなどを運営する企業はベトナムのダナンに進出するにあたり、日本にある温泉リゾートホテルと同じコンセプトを持ち込み、さらに、館内には日本文化を象徴する数々の作品を展示して日本文化を体感してもらえるよう取り組んだ。一方、秋田県の駅弁を製造販売する老舗企業は、フランスの駅構内で販売を行うなど、日本の食文化を伝えながらビジネスを展開している。各企業の取り組みを取材した。

(10分33秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてある。モニターには、グレーの三角屋根と数個の半円の窓がある石造りの建物とその前の広場を人々が往来している映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。アイボリーのブラウスを着て白いプリーツをあしらった生地とチェック模様があるグレーの生地の切り替えスカートをはいている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: スタジオ。画面の左側に女性キャスターが、右側に小型モニターがある。モニターには、「EKIBEN」と書かれた白いのれんを掲げた売店の前の通路をマスクをつけた数人の人物が行き交っている様子、白い壁の室内で「花善」と書かれた赤いTシャツを着てひげを生やした男性が、カウンター越しにピンクのTシャツを着た女性と話をしている様子、青いスーツを着た男性が「ベトナム東照宮」と書かれた社号標(しゃごうひょう)がある庭に向かって歩く映像が映し出されている。女性キャスターが話をする。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: 今、世界に進出する企業の中には、日本の文化や個性を押し出して成功するケースも増えてきています。日本流(にほんりゅう)のサービスや製品で世界に挑む企業を取材しました。

テロップ: 日本文化(にほんぶんか)が海外ビジネス成功のカギ

映像説明: 雲が広がる青空の下の海。浜辺に波が打ちよせ、海の向こうに山(やま)や陸地が見える。対岸の陸地には高層ビルが建ち並んでいる。画面左下の四角い枠内にベトナムの地図が緑色(みどりいろ)で表示される。ベトナムはインドシナ半島の東海岸にあり、東と南は南シナ海に面し、南西はカンボジアと隣接している。ベトナムの中部に位置し、南シナ海に面しているダナンが赤い星で示されている。

ナレーション: べトナム、第三の都市、ダナン。ベトナムのハワイと称される一大観光都市だ。

映像説明: 空中から撮影した、雲が浮かぶ青空の下のダナンの街。浜辺のそばに等間隔に窓がある白い壁の高層ホテルが建っている。周辺や奥は樹木に囲まれ、中層の建物が建ち、遠くには山が連なっている。 等間隔に窓がある白い壁の高層ホテルの敷地に、頂上が白く草が茂っている富士山のモニュメントや屋外プールが設けられている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): キーワードは“親子3世代” ホテル三日月の挑戦

ナレーション: ことし6月、ダナン湾を望む13ヘクタールの広大な土地に日系ホテルの「ダナン三日月」がグランドオープンした。

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。高層ホテルの前の広場には多くの樹木や数脚の白いガーデンチェアなどが置かれ、数人の人物が歩いている。

テロップ: ダナン三日月

映像説明: 高層ホテルのゲート。天井や両側の壁に龍などの立体の壁画が飾られ、グレーとライトグレーの格子柄の床に4人席のテーブルやバンブーチェアが数組置かれている。奥には2階部分に渡り廊下があり、上部がガラス張りで茶色の壁に「Da Nang‐Mikazuki(ダナン ミカヅキ)」と書かれている。

テロップ: 海外初進出

ナレーション: 千葉県や栃木県などに温泉スパリゾートホテルなどを手がけるホテル三日月、初の海外進出だ。

映像説明: ダナン三日月の館内。屏風(びょうぶ)と甲冑(かっちゅう)が展示されている。武士の合戦図の屏風の前に、胴部分に日本国旗(にほんこっき)を模した赤い丸印がある、赤で装飾された白い甲冑と、胴部分にベトナム国旗を模した黄色い星印がある黄色(きいろ)で装飾された赤い甲冑が飾られている。青いスーツを着て黄色いネクタイを締めた男性が戦図の屏風や甲冑を手で示し話をしている。

テロップ: ホテル三日月 小髙 芳宗(おだか よしむね) 社長

ナレーション: 海外進出をした理由について、小髙(おだか)社長は。

映像説明: 金色の神輿(みこし)の展示場。木の柱で組まれた展示場には、徳川家(とくがわけ)の三つ葉葵の家紋が描かれた青紫の幕が掲げられ、鳳凰(ほうおう)などの装飾品で飾られた神輿(みこし)が置かれている。神輿(みこし)の前に立つ小髙(おだか)社長がインタビューに答える。

テロップ: ホテル三日月 小髙 芳宗(おだか よしむね) 社長

小髙(おだか)社長: やはりこれからの時代は、旅館が海外に日本文化(にほんぶんか)を輸出しながら、 えー、宿泊業として、なりわいを立てていく。

映像説明: 受付カウンター。手前のソファに男性と女性が向かい合って座り、スマートフォンを見ている。白い椅子には荷物が置かれている。奥に屏風と甲冑が展示されているのが見える。受付カウンターでは、男女の従業員が白い帽子をかぶり白い服を着た女性やマスクをつけた男性の対応をしている。受付をしている客の後ろにはキャリーケースを手にした数人の客が並んでいる。 受付カウンターの前。模様のあるアイボリーの服を着た女性が抱いている赤ちゃんを白いシャツを着た男性が抱き上げてあやす。

テロップ: 親子3世代

ナレーション: 地元や外資系の高級ホテルと差別化をするために取り組んだのは、日本流(にほんりゅう)のおもてなしで親子3世代が楽しめる温泉スパリゾートホテルにすること。

映像説明: 黒のグランドピアノとやぐら台に置かれた和太鼓があるロビーの一角。ピンクのTシャツを着てキャップをかぶった男性と緑、白、グレーのボーダー柄の服を着て眼鏡をかけた男性が緑、オレンジ、黄色(きいろ)などのラインがあるワンピースを着た女の子と手をつなぎ歩いている。手をつないだ3人が相撲の土俵入りの様子を再現した人形の前に立ち止まり、ピンクのTシャツを着てキャップをかぶった男性が「貴乃花」などと書かれた白いパネルを指し示す。緑、オレンジ、黄色(きいろ)などのラインがあるワンピースを着た女の子が土俵入りの写真や「貴乃花」などと書かれた白いパネルを眺めている。

ナレーション: これは、日本のホテル三日月と同じコンセプトだ。

映像説明: 天井や壁に赤い鉄骨で組まれた柱がある屋内プール。壁にアニメの「ドラえもん」の数枚の看板が掲げられ 、窓からは光がさし込んでいる。プールデッキに白い椅子が並べられ、プランターに植えられた木が並んでいる。 黄色い浮き輪や黄色いフロートが浮かぶ広いプールで数十人の客が泳いだり、歩いたりしている。黄色いフロートに2人の女性が向かい合って乗り、黄色い浮き輪には2人の子どもがつかまり青い水着を着た男性が押している。プールデッキには黄色い浮き輪を肩に担いでいる男性や家族連れなど数人の客が歩いている。 プールデッキの奥に、白と青の山の形をした建物に金色の龍のオブジェの尾が巻きつき、左側にロール状に下に伸びているウォータースライダーが設けられている。金色の龍のオブジェの口から水が流し出されている。白い椅子の前で白いラインのある黒い水着を着た数人の男性と赤いシャツを着た数人の女性が集まっている。

テロップ: ベトナム最大級

ナレーション: ダナン三日月は、3世代家族に楽しんでもらうために、このホテルの売りでもある全天候型の屋内プールをベトナムで最大級の規模にした。この屋内プールは、日焼けを嫌うベトナム人に人気だという。

映像説明: 黒い壁の部屋。カーキの制服を着てマスクをつけた女性が、首から下の部分に白いタオルケットがかけられ、目を閉じて仰向けに寝ている女性の頭部をマッサージしている。

ナレーション: さらに宿泊客は、日本式(にほんしき)エステを楽しむことができるのだ。

映像説明: 受付カウンター。3人の従業員が数人の客の対応をしている。受付前の通路を、リュックを背負った2人の女性やキャリーケースを手に持ち、引いている2人の男性が歩いていく。 やぐら台に置かれた和太鼓の前。紺色のフレンチスリーブの服を着た女性と花柄の服を着てマスクをつけ、メッシュ状の茶色のバッグを肩にかけ、子どもを抱いた女性が和太鼓を見ながら立ち止まっている。

ナレーション: こういったホテル作りが口コミで広がり、3世代家族の宿泊客から人気を博している。

映像説明: やぐら台に置かれた和太鼓の前。文字が書かれた白いTシャツを着た女性がインタビューに答える。

テロップ: 宿泊者

宿泊者・ベトナム語吹き替え: インターネットの口コミサイトで 年を取った人でも楽しめるホテルだと知ったので、 このホテルに決めました。

映像説明: ロビー。茶色の四角いテーブルを囲んで置かれたグレーのソファやグレーの椅子にタブレット端末を持った女性など数人の客が座り、そのそばに3人の男性が立っている。茶色いテーブルには衣類などが入れられたビニール袋やビニールバッグが置かれている。 受付カウンター。黒い服を着て眼鏡をかけ、マスクをつけた男性従業員が黒いTシャツを着た男性と黒いシャツを着た男性の対応をしている。

ナレーション: こちらは、3世代20人家族のチャンさん一家。久しぶりの一族総出の家族旅行だという。

映像説明: ガラス張りの壁の前。うぐいす色のシャツを着た男性がグレーの椅子に座り、インタビューに答える。

テロップ: チャンさん

チャンさん・ベトナム語吹き替え: 大きな室内プールがあり、子どもと一緒に遊べると思ったので宿泊を決めました。

映像説明: 木枠の和風照明が設けられている木製の壁の前の通路。白い服を着てマスクをつけた女性従業員が数人の客を案内している。 エレベーターホール。白い服を着てマスクをつけた女性従業員がエレベーターのドアを手で押さえ、数人の客がエレベーターの中に乗り込んでいく。

ナレーション: 本来なら客室まで案内し、説明するのが日本流(にほんりゅう)のサービス。しかし、ここは、異国の地。プライベートを重視するベトナム人に合わせてエレベーター前までの案内だ。

映像説明: レストラン。中央のテーブルに舟形の桶に巻きずしやロールずしが並べられ、周囲には白い丸皿(まるざら)が重ねて置かれている。奥にあるテーブルにも料理が置かれているのが見える。数人の客が行き交い、舟形の桶のすしを2人の客がトングで白い丸皿(まるざら)に載せている。 壁際に並べられている料理に数人の客が並び、そばにリュックを背負った男性と黒いTシャツを着た男の子が立っている。料理が置かれた各テーブルで、数人の客が料理を選んでいる。通路を挟んで6人席や4人席の薄い茶色のテーブルが並び、数十人の客が各テーブルで食事をしている。

ナレーション: 開業して4ヵ月。コロナ禍ではあったが滑り出しはよいと小髙(おだか)社長は話す。

映像説明: 光がさし込む窓際の茶色の8人席のテーブルに黒で統一された鍋、コップ、箸、丸皿(まるざら)、器やティッシュペーパーが置かれている。白いポロシャツや水色のポロシャツを着て眼鏡をかけた2人の男性やピンクのシャツ、茶色のノースリーブの服、オレンジや白のTシャツを着た4人の女性、髪を後ろに束ねた女の子が食事をしている。 金色の神輿(みこし)の展示場。木の柱で組まれた展示場には、徳川家(とくがわけ)の三つ葉葵の家紋が描かれた青紫の幕が掲げられ、 鳳凰などの装飾品で飾られた神輿(みこし)が置かれている。神輿(みこし)の前に立つ小髙(おだか)社長がインタビューに答える。

テロップ: ホテル三日月 小髙 芳宗(おだか よしむね) 社長

小髙(おだか)社長: もともと、われわれが当初描いたコンセプトのベトナム人の親子3世代という、 ま、ドメスティックな、えー、商圏をターゲットにするっていうのが、ま、ズバリはまって、 ま、約20万人のお客が日帰り・宿泊、総勢で、えー、お越しになられたという結果でございます。

映像説明: 館内の屋外庭園。オレンジのポロシャツを着た男性や茶色の服を着た女性、グレーの服を着て眼鏡をかけた男性など6人の客が赤い塔の前を通り過ぎる。

ナレーション: チャンさんは、このホテルに宿泊して、どのように感じたのだろうか。

映像説明: ガラス張りの壁の前。チャンさんがグレーの椅子に座り、インタビューに答える。 客室。薄い茶色の壁に赤い太陽や赤い花が咲いた山の風景が描かれたパネルが飾られていて、前に2個の白い枕が置かれ白いシーツがかけられた2台のベッドが並べられている。客室には縦長の鏡や木枠の和風照明、グレーの2個のクッションがあるグレーのソファが置かれている。反対側にあるレースカーテンがかけられた窓から光がさし込み、2個の白い枕が置かれ白いシーツがかけられた2台のベッドが並べられている。両側のサイドテーブルに木枠の和風照明が置かれている。

テロップ: チャンさん

チャンさん・ベトナム語吹き替え: ほかのホテルと比べて部屋はきれいで清潔に感じたし、 リラックスできてくつろげました。 自分たちや子どもたち、おじいちゃん、おばあちゃんも楽しめました。

映像説明: 屏風と甲冑が飾られた展示場。武士の合戦図の屏風の前に、銅部分に日本の国旗を模した赤い丸印がある赤で装飾された白い甲冑と、銅部分にベトナム国旗を模した黄色い星印がある黄色(きいろ)で装飾された赤い甲冑が飾られている。緑、白、グレーのボーダー柄の服を着て眼鏡をかけた男性と黒い服を着た女性、オレンジのTシャツを着た男の子が見ている。襟や袖元に2本の黒いラインが入った白い服を着て髪を後ろに束ねた女の子が、オレンジのTシャツを着た男の子の後ろから歩み寄り、両手を肩に添える。 和太鼓が置かれた展示場。ベトナム国旗と日本国旗(にほんこっき)が描かれ、「和」の漢字が刻まれた和太鼓が飾られている。ズームバックすると、やぐら台に和太鼓が載せられている。文章が書かれた木製の立て看板が置かれ、周囲に低い木製の囲いが設けられている。

ナレーション: ダナン三日月では、さらに日本を知ってもらうために、さまざまな日本文化(にほんぶんか)の象徴を展示し、誰もが楽しめるようなホテルを目指しているという。

映像説明: 曇り空の下。グレーの三角屋根と数個の半円の窓がある石造りの建物の外観。建物の右側には丸い時計と尖塔のついた白い石造りの時計台が建っている。出入り口に向かって、、建物の前にある広場を数人が歩いている。

テロップ: リヨン駅

ナレーション: 同じように、ある日本の食文化をキーワードにフランスに挑戦する企業が。

映像説明: リヨン駅構内。黒と白の壁の売店にローマ字で「EKIBEN ToriMéshi Bento」と書かれた看板やローマ字と日本語で「EKIBEN鶏めし(とりめし)」と書かれた白いのれんが掲げられている

。店の前に赤い法被を着て眼鏡をかけた3人の男性が横一列に並んでテープカットをしたあと、拍手、おじぎをしている。3人ともマスクをつけている。 少し高いところから見下ろしたテープカットの様子。黒やベージュのジャケットを着た数人のカメラ機材を抱えた男性や数人の客がその様子を見ている。 黒やベージュのジャケットを着た数人のカメラ機材を抱えた男性や、グレーのマフラーやマスクをつけた女性が赤い法被を着て眼鏡をかけてマスクをつけた男性に話しかけている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 駅弁文化をパリへ 秋田老舗店の挑戦

テロップ: 2021年11月から6ヵ月間限定でリヨン駅で駅弁店がオープン

ナレーション: リヨン駅の構内に2021年11月から6ヵ月間限定で日本の駅弁店がオープンした。セレモニーには、コロナ禍にも関わらず、国内外からマスコミが詰めかけた。

映像説明: 木目調の机に、黒い長方形の弁当が置かれている。弁当にはニンジンの飾り切りが載った鶏めし(とりめし)やおかず入れに入った漬物や枝豆とひじき、きんぴらごぼうなどが盛りつけられている。

ナレーション: 販売している駅弁は、鶏めし(とりめし)弁当や秋田の食材を使った秋田弁当だ。

映像説明: 白いタイルの壁のちゅう房。鍋で煮込んでいる鶏肉(とりにく)をヘラで混ぜている。手前にはカットされたネギなどの野菜が入った鍋が置かれている。 両手で鶏めし(とりめし)弁当を持つ写真。弁当にはニンジンの飾り切りが載った鶏めし(とりめし)やおかず入れに入った漬物や枝豆とひじき、きんぴらごぼうなどが盛りつけられている。

ナレーション: 鶏めし(とりめし)弁当はフランス人が鶏肉(とりにく)の脂身を嫌うため、その部分を取って調理したものを提供した。

映像説明: リヨン駅構内。黒と白の壁の駅弁店にローマ字で「EKIBEN ToriMéshi Bento」と書かれた看板やローマ字と日本語で「EKIBEN 鶏めし(とりめし)」と書かれた白いのれんが掲げられている。数人の客が弁当を購入している。紺のコートに黄緑色(きみどりいろ)のリュックを背負った父親と紺のコートに紺のリュックを背負った子どもや、黒のコートに白と青のリュックを背負った男性、紺のパーカーを着て黒のリュックを背負った男性とピンクのパーカーを着た女性が弁当を購入している。

テロップ: 花善 八木橋 秀一(やぎはし しゅういち) 社長

ナレーション: 今までフランスでは、サンドイッチなどの軽食しか売られていなかったため、日本の駅弁は飛ぶように売れたという。

八木橋社長: 私どもの鶏めし(とりめし)っていうのは炊き込みごはんなので

映像説明: 木目調の壁の部屋。紺のジャケットを着て眼鏡をかけた男性が黒い椅子に座り、インタビューに答える。 リヨン駅構内の駅弁店の写真。「EKIBEN 鶏めし(とりめし)」と書かれた白いのれんが掲げられ、赤い法被を着て眼鏡をかけマスクをつけた男性が青いダウンジャケットを着てカーキのリュックを背負っている男性客の対応をしている。そばで黒い服を着てマスクをつけた男性が様子を見ている。

八木橋社長: やはり、フランスの人たちは 「ナイスアイデアだね」って。「これはおしょうゆを付けなくても、いいごはんなんだ」っていうところでは、 すごい手応えがあります。

映像説明: リヨン駅構内の駅弁店の写真。来客対応をしている赤い法被を着て眼鏡をかけマスクをつけた八木橋社長のアップ。

ナレーション: そう話すのは、この駅弁店を出店した花善の社長。

映像説明: 曇り空の下。数本の赤やオレンジの柱が建ち、赤い文字で「鶏めし(とりめし)」と書かれた看板が掲げられたグレーの建物の外観。駐車場には数台の車が駐車されている。画面左の四角い枠内に東北地方の地図。秋田県は西に日本海が面し、東は岩手県と隣接している。秋田県の北部に位置している大館市が赤い星印で示されている。

テロップ: 花善

映像悦明: ちゅう房。白い作業台で4人の作業員が弁当を詰めている。それぞれ白い作業服に黄色(きいろ)やベージュのエプロンをつけ、白い衛生キャップをかぶり青い衛生手袋をはめている。全員マスクをつけている。 白い作業服に黄色(きいろ)のエプロンをつけ、青い衛生手袋をはめた作業員が肉そぼろごはんが詰められた長方形の木目調の弁当箱にステンレス製の四角い容器からたまごそぼろを載せている。

テロップ: 鶏めし(とりめし)弁当

ナレーション: 花善は、秋田県大館市に本社を構える駅弁を製造販売している従業員45人の企業だ。創業当時から変わらぬ鶏めし(とりめし)弁当。

ビニール袋が敷かれた容器に大量の鶏肉鶏肉(とりにく)が入っている。白い作業服に黄色(きいろ)のエプロンをつけ、青い衛生手袋をはめた作業員が鶏肉鶏肉(とりにく)を手でもんでいる。 白い作業服に黄色(きいろ)のエプロンをつけ、青い衛生手袋をはめた作業員が茶色い調味料と鶏肉(とりにく)が入った金色の大きな鍋を穴のあいたおたまでかき混ぜ、味を付けている。 白い作業服に黄色(きいろ)のエプロンをつけ、青い衛生手袋をはめた作業員が、木桶に入った茶色い炊き込みごはんをしゃもじですくい、長方形の木目調の弁当箱に移している。

ナレーション: この弁当に使う肉は、国内産の鶏(とり)や比内地鶏(ひないじどり)だ。創業当時から変わらない秘伝のタレで味を付ける。機械化が進むなか、弁当作りは昔も今も従業員の手作業。

映像説明: 駅の構内。いくつもの改札が並んでいる。白い背景に緑で「JR」、黒で「秋田駅」の文字が書かれ、電光掲示板が電車の時刻を示しているのが見える。改札付近の一角に「秋田の駅弁コーナー」と看板が掲げられた出店(でみせ)が設けられている。 白い壁に8枚の駅弁の写真が飾られている。「秋田比内地鶏(あきたひないじどり)のいいとこどり弁当」、「秋田比内地鶏(あきたひないじどり)こだわり鶏めし(とりめし))」、竹笠(たけがさ)をかぶった女性の写真と「あきたこまち弁当」、「秋田駅名物 牛めし(ぎゅうめし)」、2種類の新幹線の写真と「秋田牛(あきたぎゅう)と岩手黒豚とあきたこまちのお弁当」、「サーモンハラス蒲焼き重(かばやきじゅう)」などと文字が書かれた駅弁の写真が飾られている。 ショーケース。オレンジ色(いろ)に黒い文字で「鶏めし(とりめし)」と書かれた包装紙に包まれ、赤いひもが十字に結ばれた弁当が数十個積み重寝て置かれている。

ナレーション: 駅弁は、その土地その土地の地元食材が詰め込まれた弁当で、昔から旅のお供として駅で売られていた。車内でその土地の味を楽しむことは、日本の食文化の1つだという。

映像説明: ちゅう房。4人の作業員が弁当を詰めている。それぞれ白い作業服に黄色(きいろ)やベージュのエプロンをつけ、白い衛生キャップをかぶり、青い衛生手袋をはめている。全員マスクをつけている。白い作業服に黄色(きいろ)のエプロンをつけ、白い衛生キャップをかぶり、青い衛生手袋をはめた従業員がステンレス製の四角い容器から肉そぼろごはんが詰められた長方形の弁当箱にたまごそぼろを盛りつけしている。 白い作業服にベージュのエプロンをつけ、青い衛生手袋をはめた従業員が鶏めし(とりめし)やおかずが載った長方形の木目調の弁当箱にしいたけを詰めている。

テロップ: なぜフランスへ?

ナレーション: そんな老舗の駅弁専門の企業がなぜ、フランスへ進出したのだろうか。

映像説明: フランスの駅構内の改札。数人の客が歩いている。ホームに電車が停車しているのが見える。 ちゅう房。ステンレス製の作業台で白い作業服に黄色(きいろ)のエプロンをつけ、青い衛生手袋をはめた従業員が「鶏めし(とりめし)」の文字があるオレンジの包装紙に包まれた長方形の木目調の弁当を赤いひもで十字に縛っている。

テロップ: 花善 八木橋 秀一(やぎはし しゅういち) 社長

八木橋社長: フランス、パリっていうのが、ちゃんと鉄道網が発達してて、ある程度、日本(にほん)っていうものを理解してて 日本(にほん)が好きな人も多い国ということでフランス、パリを選ばせてもらいました。

映像説明: 曇り空の下。クリーム色(いろ)のレンガ調の建物が並んでいる市街地。建物前の自転車置き場に自転車と車が止められている。クリーム色(いろ)のレンガ調の建物の一角に白い壁の店舗がある。赤い文字の日本語で「鶏めし(とりめし)」と書かれた看板やフランス語で「1899 Tori Méshi EKIBEN BENTO JAPONAIS(とりめし えきべん べんとう ジャポネ)」と書かれた白い幕が掲げられている。 出入り口には白文字のフランス語で「鶏めし(とりめし) 1899 Tori Méshi」と書かれた赤いのれんが掲げられている。

テロップ: 2019年7月 花善はパリ市内に路面店を出店

ナレーション: 2019年7月、パリ市内に路面店を出店。リヨン駅構内にも駅弁店を出すことを目指していた。

映像説明: リヨン駅構内の写真。フランス語で「EKIBEN ToriMéshi Bento」と書かれた看板やローマ字と日本語で「EKIBEN 鶏めし(とりめし)」と書かれた白いのれんを掲げた駅弁店で黒いコートを着て紺色のリュックを背負った人物が弁当を購入している。 駅弁店の写真。紺のパーカーを着て黒のリュックを背負った男性とピンクのパーカーを着た女性が弁当を購入している。 駅弁店の別の写真。黒い服を着た男性と黄色(きいろ)、白、紺色のパーカーを着て眼鏡をかけた男性が、鶏めし(とりめし)とメニュー表が置かれたカウンターをはさんで立っている。

ナレーション: 半年間という限定的な店舗販売だったが利用客からの評価も高かったという。

映像説明: リヨン駅構内の駅弁店の写真。フランス語で「EKIBEN ToriMéshi Bento」と書かれた、鶏めし(とりめし)の写真入りの黒や赤のロールアップバナーが置かれ、ローマ字と日本語で「EKIBEN 鶏めし(とりめし)」と書かれた白いのれんが掲げられている。 駅弁店の写真。青いコートを着てマスクをつけた男性やベージュのコートを着てマスクをつけた女性がショーケースに入った数種類の鶏めし(とりめし)を見て、赤い法被を着た八木橋社長がお客のほうに視線を向けている。 木目調の壁の部屋。八木橋社長が黒い椅子に座り、インタビューに答える。 リヨン駅構内の駅弁店の写真。ショーケースに数種類の鶏めし(とりめし)が並べられている。 リヨン駅構内。黒と白の壁の駅弁店が設けられている。「EKIBEN ToriMéshi Bento」と書かれた看板や「EKIBEN 鶏めし(とりめし)」と書かれた白いのれんが掲げられている。ショーケースに数種類の鶏めし(とりめし)が並べられ、数人の客が購入している。 駅弁店。黒のコートに白と青のリュックを背負った男性が購入している。 木目調の壁がある部屋。八木橋社長が黒い椅子に座り、話を続ける。

テロップ: 花善 八木橋 秀一(やぎはし しゅういち) 社長

八木橋社長: 「ナイスアイデアだね」と、「移動する時間に電車の中で、えー、食事が取れる。 これはすごくいいアイデアだ」っていうのは、たくさんのフランス人の人から言われてます。 駅弁っていう言葉っていうのが通用するかっていうと通用しない。ですが、 そこまで深い駅弁という意味じゃなくても、 日本人は(旅行中に)電車の中でお弁当を食べるんだっていうことだけでいいので 浸透させていけば、いろんな可能性が広がっていくと思います。

映像説明: ちゅう房。ステンレス製の作業台で青い衛生手袋をはめた従業員が鶏めし(とりめし)やおかずが詰められている黒い長方形の弁当を計りに載せ、ごはんの量を合わせている。奥にも数個の鶏めし(とりめし)やおかずが詰められている載っている黒い長方形の弁当が置かれている。

ナレーション: フランス人に受け入れられつつある駅弁。花善の社長は、今回、リヨン駅へ出店したことで、駅弁で勝負するには、改善しないといけない所があると分かったという。

八木橋社長: 包装資材ですね。

映像説明: 木目調の壁の部屋。八木橋社長が黒い椅子に座り、インタビューに答える。 リオン駅構内の駅弁店の写真。ショーケースに数種類の鶏めし(とりめし)弁当が並んでいる。 両手で鶏めし(とりめし)弁当を持つ写真。

八木橋社長: えー、が、やはりごみを生み出してしまうとか、 プラスチックの問題というのをクリアしていって、 そこら辺(そこらへん)の諸問題がクリアできないことには再チャレンジはできないと思ってます。

映像説明: 白い壁の部屋。木目調の台で「花善」と書かれた赤いTシャツを着て、ひげを生やした男性が赤い包装紙に包まれた黒い長方形の弁当に赤いひもを巻いている。 ステンレス製の作業台で「花善」と書かれた赤いTシャツを着てひげを生やして青い衛生手袋をはめた男性が鶏めし(とりめし)やおかずが詰められた黒い長方形の弁当におかず入れに入ったきんぴらごぼうを弁当の隅に盛りつけている。ステンレス製の仕切りのある容器におかずが入っているのが見える。そばで紺のエプロンをつけ、眼鏡をかけ、マスクをした女性も弁当を持っている。

テロップ: パリ花善

ナレーション: パリ市内の路面店はランチのみの営業だが、常連客やリヨン駅で鶏めし(とりめし)弁当を知ったお客に人気だ。

映像説明: 白い壁の店内の一角。「花善」と書かれた赤いTシャツを着てひげを生やした男性がインタビューに答える。

テロップ: パリ花善 サイモン・クレギン マネージャー

クレギンマネージャー・日本語: フランスは、この駅弁文化というのは、あのー、ありませんので、 いろんなお客さんからは。やっぱりこういうの(駅弁)を続けてほしいと。 やっぱり、あのー、電車の中であったかいものを食べれる。 普通の食事に似た様なものを食べれるっていうのは、 すごく、あのー、皆さん興味を持って。

映像説明: 両手で鶏めし(とりめし)弁当を持つ写真。

ナレーション: 日本文化(にほんぶんか)を大切にしながら理解を求めていくことが、成功のカギを握っているようだ。

映像説明: 雲がある青空の下、ダナン三日月の敷地内。頂上が白く、下のほうには草が茂り、プールが設けられた富士山(ふじさん)のモニュメントが建っている。プールで遊んでいる数人の人物が見える。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 日本文化が成功のカギ 体験してインバウンドへ

ナレーション: そして、それは、あのダナンでも。

映像説明: ダナン三日月の館内。屏風と甲冑が展示されている。武士の合戦図の屏風の前に、胴部分に日本の国旗を模した赤い丸印がある赤で装飾された白い甲冑と、銅部分にベトナム国旗を模した黄色い星印がある黄色(きいろ)で装飾された赤い甲冑が飾られている。

ナレーション: ここに置かれているのは、侍が身にまとう甲冑や

映像説明: 金色の神輿(みこし)の展示場。木の柱で組まれた展示場には、徳川家(とくがわけ)の三つ葉葵の家紋が描かれた青紫の幕が掲げられ、鳳凰などの装飾品で飾られた神輿(みこし)が黒い台に置かれている。左右に「日光 東照宮」と書かれた提灯が木製の台につるされて灯っている。白いシャツを着た男性がスマートフォンで撮影をして、髪の長い女の子など数人の客が眺めている。

ナレーション: 日本の祭りの象徴、神輿(みこし)だ。

映像説明: 正面から見た鳳凰などの装飾品で飾られた金色の(神輿)。左右に「日光 東照宮」と書かれた提灯が木製の台につるされて灯っている。奥には数台のテーブルや数脚の椅子が置かれ、光がさし込むガラス張りの壁の向こうには樹木が見える。

ナレーション: この神輿(みこし)は、ただの神輿(みこし)ではない。

映像説明: 神輿(みこし)の装飾品のアップ。三日月の形の棒先金物や鳥居の装飾品、中央上部には眠っている猫の彫刻が施されている。

テロップ: 眠り猫

ナレーション: 神輿(みこし)の装飾をよーく見ると、どこか見覚えのある彫刻が。そう、「眠り猫」。

映像説明: 金色の神輿(みこし)の展示場。木の柱で組まれた展示場には、徳川家(とくがわけ)の三つ葉葵の家紋が描かれた青紫の幕が掲げられ、鳳凰などの装飾品で飾られた神輿(みこし)が黒い台に置かれている。左右に「日光 東照宮」と書かれた提灯が木製の台につるされて灯っている。奥には数台のテーブルや数脚の椅子が置かれ、光がさし込むガラス張りの壁の向こうには樹木が見える。

ナレーション: これは、日本の世界遺産、日光東照宮からお墨付きをもらった神輿(みこし)だ。

映像説明: 館内の屋外庭園。小髙(おだか)社長が「ベトナム東照宮」と彫られた社号標(しゃごうひょう)を手で示しながら歩く。 「ベトナム東照宮」と彫られた社号標(しゃごうひょう)。 「東照宮」と書かれた神額(しんがく)が掲げられた鳥居の左右に瓦屋根の塀があり、2基の石灯籠が置かれている。奥には木々(きぎ)が植えられている。

ナレーション: さらに、日本庭園(にほんていえん)の中には、その分社が。日光東照宮、初の海外進出だ。

映像説明: 「ベトナム東照宮」と彫られた社号標(しゃごうひょう)と3段の石段のある神社。 金色の神輿(みこし)の展示場。木の柱で組まれた展示場には、三つ葉葵の家紋が描かれた青紫の幕が掲げられ、鳳凰などの装飾品で飾られた神輿(みこし)が黒い台に置かれている。神輿(みこし)の前に立つ小髙(おだか)社長がインタビューに答える。 館内の屋外庭園。数段の石段があるグレーの基壇に五重塔のモニュメントが建てられている。

テロップ: ホテル三日月 小髙 芳宗(おだか よしむね) 社長

小髙(おだか)社長: 「ハワイに出雲大社があるならば、ベトナムのダナンに 日光東照宮があってもおもしろいんじゃないですか」という話を、 ま、日光東照宮さんに持ちかけたところ、 稲葉宮司がですね「よしそれなら初の世界進出。日光東照宮の世界初進出は ベトナムのダナンに行こうじゃないか」ということで、 このお神輿の製作ですとか、分社、五重塔、 そういった日本文化(にほんぶんか)の、こう、シンボリックになる案件を引き受けていただけたという。

映像説明: ロビー。壁際に天井までの高さがある木枠の和風照明、頭部をマッサージされている女性の写真の立て看板やパンフレットスタンドなどが置かれ、通路を数人の客が行き交っている。青い服を着た男性が薄い茶色の椅子に座り、手ぶりを交えながらインタビューに答える。

テロップ: 宿泊者

宿泊者・ベトナム語吹き替え: 日光東照宮がよかったです。 コロナ禍が治まって旅行できるようになれば、本物を見に行けたらと思います。

映像説明: 水が流れ落ちたときの水しぶきのアップ。 赤い丸柱の奥に背丈ほどの高さの黒い水路から滝のように水が流れ落ちている。周囲にはピンクの花が咲いた木などが植えられている。 露天風呂。庭園のような露天風呂には飛び石や2基の石灯籠が設けられ、周囲に赤い柱の回廊がある瓦屋根の建物が建っている。 大浴場。白い壁に黒い箱型の3つの湯口から浴槽に湯が注がれている。 浴槽に流れ落ちる湯のアップ。 木目調の壁の黒い箱型の3つの湯口から青や赤茶色、グレーの3個の壺風呂(つぼぶろ)に湯が注がれている。 3個の壺風呂(つぼぶろ)の前に、湯船があり、脇には観葉植物が植えられている。 露天風呂。庭園のような露天風呂には飛び石や2基の石灯籠が設けられ、周囲に赤い柱の回廊がある瓦屋根の建物が建っている。奥にピンクの花が咲いた木や樹木が見える。 松が描かれたふすまがある建物の赤い柱のある回廊を、黄色い帯を締め赤や黄色(きいろ)の花柄の浴衣を着た女性が歩いている。 空中から撮影した、ピンクの花越しの露天風呂。庭園のような露天風呂には飛び石や2基の石灯籠が設けられ、周囲に赤い柱の回廊がある瓦屋根の建物が建っている。 瓦屋根や赤い柱があり窓がある建物。ベージュ色(いろ)の壁に「36.1℃(ど)」と表示されたデジタル温度計が設置されている。 水が流れ落ちたときの水しぶきのアップ。 大浴場。木目調の壁の黒い箱型の3つの湯口から3個の壺風呂(つぼぶろ)に湯が注がれている。 壁の湯口から湯が注がれている壺風呂(つぼぶろ)に女性がつかり,両手で湯をすくっている。 木目調の壁の黒い箱型の3つの湯口から青や赤茶色、グレーの3個の壺風呂(つぼぶろ)に湯が注がれている。真ん中の赤茶色の壺風呂(つぼぶろ)に女性が笑顔でつかっている。

ナレーション: 日本の文化を見学体験できる場所は、ほかにも。通常の大浴場と水着着用で入る露天風呂だ。実は、この温泉は、日本から温泉水を作る機械を持ち込み、北海道から九州までの温泉を忠実に再現している。ダナンにいながら日本の温泉を満喫できるのだ。

映像説明: ロビー。茶色いテーブルと2台のソファが置かれている。奥のほうにある受付カウンターで男性従業員が2人の男性の対応をしているのが見える。ソファに赤い文字が書かれた白いTシャツを着た女性が水色の上着を着た男の子に寄り添って座っている。向かいに座っているオレンジ、白、青のボーダーのポロシャツを着た男性がスマートフォンで2人を撮っている。

ナレーション: 日本文化(にほんぶんか)を体験した宿泊客は。

映像説明: 屏風と甲冑が飾られた展示場。武士の合戦図の屏風の前に、胴部分にベトナム国旗を模した黄色い星印がある黄色(きいろ)で装飾された赤い甲冑と、銅部分に日本の国旗を模した赤い丸印がある赤で装飾された白い甲冑が飾られている。 ロビー。ソファに、赤い文字が書かれた白いTシャツを着た女性とオレンジ、白、青のボーダーのポロシャツを着た男性、水色の上着を着た男の子が座っている。オレンジ、白、青のボーダーのポロシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: 宿泊者

宿泊者・ベトナム語吹き替え: 侍のよろいや神輿(みこし)などの展示品がすごくいいと思います。 ほかのホテルにはない物です。 何より日本の文化を知ることができたし、体験できたことは、いい勉強になりました。

映像説明: スタジオ。画面左側には江連(えづれ)キャスターが写り、右側にはモニターが設置されている。モニターには、クレギンマネージャーが店内で弁当を作っている映像、相撲の土俵入りを再現した人形の前でオレンジのTシャツを着た笑顔の男の子が顔に両手をあてながら飛び跳ねている映像、赤い手すりがある白い階段に赤い帯を締めピンクの花柄の浴衣を着た女性が和傘(わがさ)を持った女性が立ち、背中に「Da Nang-Mikazuki(ダナン ミカヅキ)」と書かれた黒いシャツを着た女性従業員がスマートフォンで撮っている映像が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話をする。

江連(えづれ)キャスター: 日本の文化を表面だけでなく、歴史や心の部分までも含めて、海外の方(かた)に理解してもらう。それこそが日本の「おもてなし」をビジネスに拡げる鍵になりそうですね。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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