ウィズコロナの対日投資 ‐外国企業が見た日本市場とは!?‐

2022年08月04日

コロナ禍で海外との行き来が制約されるなか、日本市場に参入しようとする外国企業は、どのようなことに着目しているのだろうか。フードロスから作られるクラフトビールを売り込むシンガポールのスタートアップや食材配達サービスを展開するドイツ企業は、いかに差別化を図り参入しようとしているのか、その挑戦を取材した。

(11分33秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてある。モニターには、レンガ調の壁の前に格子が設けられた店内の一角で3人の男性が、こはく色(こはくいろ)の液体が注がれたグラスを前にこげ茶色(こげちゃいろ)のソファに座り、話をしている映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。柄模様(がらもよう)があるブルーグレーのブラウスを着て白いスカートをはいている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: スタジオ。画面の左側に女性キャスターが、右側に小型モニターがある。モニターには、白い壁の部屋で黒いTシャツを着てマスクをつけた2人の男性が白い作業台に置かれた調理器具に視線を向けている様子、フライパンに皿から少しずつひき肉が入れられる様子、青と白のストライプ柄のシャツを着た外国人男性や黄緑のTシャツを着た男性など4人の男女が店内のベージュ色(いろ)のテーブルに置かれた茶色の瓶や3種類の缶を前に座り、話をしている様子、ベージュ色(いろ)のテーブルにこはく色(こはくいろ)の液体が注がれたグラスと茶色の瓶が置かれている様子が映し出されている。女性キャスターが話をする。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: コロナ禍で海外との行き来が制約されていましたが、依然として日本市場(にほんしじょう)に参入しようとする外国企業があります。どのようなことに外国企業は着目しているのでしょうか。新たな製品やサービスの、日本での挑戦を取材しました。

テロップ: ウィズコロナの対日投資 ‐外国企業が見た日本市場(にほんしじょう)とは!?‐

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下、渋谷のスクランブル交差点を見下ろした映像。大型屋外ビジョンや企業の看板が掲げられた多くの中高層のビルが建っている。スクランブル交差点を多くの人が行き交っている。 ビルの合間から太陽の光がさし込むスクランブル交差点。スクランブル交差点を多くのマスクをつけた若者が行き交う。 たくさんの歩行者が横断歩道を歩いている足元。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): フードロスでおいしいビール シンガポールの起業家の挑戦

テロップ: 東京都 渋谷区

ナレーション: 若者が集まる街、渋谷。街頭には多くの人が行き交う。

映像説明: 青空の下、建物が立ち並ぶ通り。通り沿いに1階や2階に店舗を構えた4階建てのレンガ調の壁の建物が建っている。 左側に下部が白い板張りの壁に窓がある店、右側には1階がオレンジの壁の出入り口の店、 2階には「BEER HERE」の文字と「gau's(ガウズ)」のネオン看板が掲げられた店がある。 オレンジの壁の店の前の通りに「クラフトビール」と書かれた立て看板が置かれ、店先には出入り口につながる3段の階段があり、黒板の立て看板が置かれている。 2階の「gau's(ガウズ)」とネオン看板が掲げられた店は一面ガラス張りで数脚のイスが置かれているのが見える。 棚に7本の酒瓶(さかびん)が並べられた白い壁の店内。青と白のストライプ柄のシャツを着た外国人男性と黄緑のTシャツを着た男性がベージュ色(いろ)のテーブルに向かい合って座っている。ストライプ柄のシャツを着た外国人男性が、茶色い瓶からこはく色(こはくいろ)の液体を脚つきグラスに注ぎ、黄緑のTシャツを着た男性に手渡す。こはく色(こはくいろ)の液体を、もう1つの脚つきグラスに注ぐ。

テロップ: Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ)

ナレーション: 繁華街の奥にあるバー。そこにビールを飲む男性たちの姿が。

映像説明: 2人の男性が脚つきグラスを手に取り脚つきグラスを合わせ、乾杯する。

男性たち・英語: チアーズ!

映像説明: 黄緑のTシャツを着た男性が脚つきグラスに注がれたビールを口に運ぶ。

ナレーション:   2人が飲んでいたのは、クラフトビール。

映像説明: ベージュ色(いろ)のテーブルの上。ビールが注がれた脚つきグラスと ラベルに「CRUST」、「日本」、「CRUST LAGER(クラストラガー)」などと書かれたビール瓶が置かれている。脚つきグラスやビール瓶の表面には水滴がついている。

テロップ: パン

ナレーション: 実はこのビール、原材料はなんと、パン。製パン工場などで余った食材をアップサイクルし、醸造している。

映像説明: 薄い黄緑の壁の部屋。奥には白い柱に「CRUST GROUP」などと書かれたポスターパネルが掲げられ 、室内には数台の白いテーブルが置かれている。天井から数個の照明がつり下げられている。左胸に「CRUST」の文字と葉のイラストがデザインされた紺色のTシャツを着た3人の男女が、木目調のこげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルを囲んで座り、話をしている。木目調のこげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルには、ノートパソコンや薄いオレンジ色(いろ)の液体が入った瓶などが置かれている。 紺色のTシャツを着た男性が話をしている。 (映像提供 Singapore Tourism Board and Singapore Food Festival(シンガポール ツーリズム ボード アンド シンガポール フード フェスティバル)(STB/SFF))

テロップ: CRUST Group

ナレーション: このビールを造っているのは、シンガポールのスタートアップ「CRUST Group」。

映像説明: 銀色のタンクがある作業場。左胸に「CRUST」の文字と葉のイラストがデザインされた紺色のTシャツを着て眼鏡をかけ水色のゴム手袋をはめた女性が、グレーのコンテナの両開きのフタを開けるとたくさんの食パンが入っている。 かくはん機のような銀色の機械に白いビニール袋から細かくカットされた食パンが入れられる。 かくはん機のような銀色の機械の中でパンがペースト状となって混ぜられている。

テロップ: クラフトビール

ナレーション: 食品会社で使われなかった原材料、製品から主力商品であるクラフトビールのほか、

映像説明: バスケットにレモンなど果物が盛られた写真を背景に、缶ジュースの画像が映し出されている。3種類の缶が並び、それぞれラベルに「CROP(クロップ)」の文字とパイナップル、ライム、レモンの分割されたイラストが書かれている。それぞれの缶の下には、「PINEAPPLE TART(パイナップル タルト)」、「MULBERRY」、「ROSE LEMONADE」の文字が表記されている。(画像提供 CRUST Group)

テロップ: ジュース

ナレーション: ジュースなど、さまざまな商品を開発。

映像説明: グレーの壁の部屋。観葉植物が置かれたテーブルに、 「CRUST CITRAL(クラストシトラル)」、 「CRUST BREAKING BREAD ALE」などと書かれた2種類の缶、「BEERGUETTE(ビアーゲット)」、 「Kaya Toast stout」、「CRUST」、「HARVEST Ale」、「IT'D BETTER BE BEER(イットド ベター ビー ビアー)」などと書かれたラベルがある5種類の茶色い瓶が並んでいる。(映像提供 Singapore Tourism Board and Singapore Food Festivalシンガポール ツーリズム ボード アンド シンガポール フード フェスティバル) (STB/SFF))

ナレーション: 世界で13億トンあるといわれるフードロスの削減を目指している。

映像説明: 食パンの切れ端が積み重ねられた写真。 白い皿にカットされた食パンの切れ端が盛られている写真。(写真提供 CRUST JAPAN)

ナレーション: 日本のフードロスは年間、およそ600万トンで、その半数以上は食品系の事業から生まれている。

映像説明: 雲1つない大空の下。手前に水田があり、奥には木々(きぎ)や緑(みどり)の山に囲まれて、数棟のビニールハウスや多くの建物が建っている。遠くには雪化粧した山がそびえ立っている。シャッターの前に大きな銀色のタンクが4本設置されている工場。大きな銀色のタンクにはパイプやメーター、レバーなどがあり、奥の大きな銀色のタンクの前でグレーのTシャツを着て緑(みどり)のキャップをかぶりマスクをつけた男性が、こはく色(こはくいろ)の液体が少し入ったグラスを前にいる人物に手渡す。男性の左側には小さな黄色いバケツ、右側に小さな銀色のタンクや計測器のような箱型のベージュ色(いろ)の装置が置かれている。 銀色の機械にカットされた食パンの切れ端を入れる手元。 銀色のタンクの前でラベルに「CRUST」、「日本」、「CRUST LAGER(クラスト ラガー)」などと書かれた瓶からビールをグラスに注ぐ手元。(映像提供 CRUST JAPAN)

ナレーション: 日本でもフードロスとなったパンを回収。長野県の白馬にある醸造所と提携し、ビールを製造している。消費者がサステナブルな商品を求める今こそ、課題解決に向けて事業を加速させたいという。

映像説明: 白い壁の壁際に茶色い容器が2段に積まれている部屋。紺色のTシャツを着た男性がインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話) Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ)の店内。青と白のストライプ柄のシャツを着た外国人男性、黒い服を着た女性、黄緑のTシャツを着た男性、グレーの服を着た男性がオレンジ色(いろ)などの模様がある白いラベルに「CRUST」などと書かれた缶を手に持ち、ベージュ色(いろ)のテーブルを囲んで座り、話をしている。テーブルにはビール瓶やビールが注がれた脚つきグラスが置かれている。

テロップ: CRUST Group トラビンダー・シン CEO(シーイーオー)

シンCEO・英語: 消費者も環境にやさしいものを求めていて、 クラフトビールの人気もあり、さらなる追い風になっている。 他社の参入も増えるだろうし日本(市場)(にほんしじょう)には、多くの可能性があると考えている。

映像説明: Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ)の店内。シンCEOが黒いラベルの缶からビールを脚つきグラスに注いでいる。黒い服を着た女性が、前に座るグレーの服を着た男性が手にしているビール瓶の注ぎ口(そそぎぐち)に鼻を近づけ、香りを確かめる。手前に置かれた3段の冷蔵ショーケースには、数本の瓶やさまざまなラベルの缶が並べられている。

ナレーション: コロナ禍の影響で、進出準備は全てリモートで行った。

映像説明: 「this is where crust comes in(ディス イズ ウェア クラスト カムズ イン)」と題された、薄く模様がある紺色の画面。左側のオレンジの2つの枠内に「400kg of food loss saved」と「9,000kg of CO2(シーオーツー) emissions reduced(リデュースト)」の文字、中央にはラベルに「CRUST(クラスト)」と文字がある3種類のビール瓶のイラストと下に「Beers」の文字、右側にオレンジや赤、黄色(きいろ)の果物が入った「CROP」と書かれたラベルがある緑色(みどりいろ)のカゴのイラストと下に「Non‐alcoholic drinks(ノン アルコホリックドリンクス)」の文字が表示されている。画面右上の小さな枠内に、話をしているシンCEOが映し出されている。(映像提供 Hack Osaka(ハック オオサカ)実行委員会)

ナレーション: 提携先の発掘や人材採用などもオンラインでこなし、

映像説明: コンクリートの壁の前で、眼鏡をかけたシンCEOと黒い服を着た女性、黒い上着を着た男性が笑顔で写っている写真。(写真提供 CRUST JAPAN)

テロップ: 2021年2月 日本法人(にほんほうじん)設立

ナレーション: 2021年2月、日本法人(にほんほうじん)を立ち上げた。

映像説明: グレーの壁のホテルのロビー。白いTシャツにデニムの生地のジャケットを着たシンCEOと黒い服を着た女性がノートを手に持ち、赤いソファに座っている。2人ともマスクをつけている。 シンCEOが手振りを交えながら話をしている。

ナレーション: ことし6月、拠点設立後初めて日本を訪れた、社長のトラビンさん。およそ、2年ぶりの海外出張だ。

映像説明: グレーの壁のホテルのロビー。赤いソファに座るマスクをつけたシンCEOがインタビューに答える。

シンCEO・英語: 今回は関係者との打ち合わせが中心。 製造現場、投資家、小売店など、さまざまな客先に出向いて 関係性を構築したい。これから先のことも話したい。

映像説明: Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ)の店内。シンCEOと黄緑のTシャツを着た男性がベージュ色(いろ)のテーブルに座り、話をしている。オフホワイトの服を着てマスクをつけた女性がビール瓶と2個の脚つきグラスを持ってきてテーブルに置き、立ち去る。シンCEOがビールを脚つきグラスに注ごうとする。

ナレーション: 滞在中、力を入れたのが顧客のニーズを把握すること。実際に取引先のバーを訪れ日本未発売のビールを飲んでもらい、意見を求めた。

映像説明: 窓際のテーブルの上。泡立ったビールが注がれたグラスとオレンジ色(いろ)などの模様がある白いラベルに「MADE BY CRUST」、「I KNEAD AN EASY IPA(アイ ニード アン イージー アイピーエー)」、「330ML」、「5.3% ALC(アルコール)」と書かれた缶が置かれた写真。(写真提供 CRUST Group)

テロップ: インディア・ペールエール

ナレーション: この日、持ち込んだのは、香ばしい味わいが特徴的なIPA(アイピーエー)、インディア・ペールエール。

映像説明: Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ)の店内。シンCEOが黄緑のTシャツを着た男性に話しかけ、黄緑のTシャツを着た男性が答える。

シンCEO・英語: 試飲してみませんか?

黄緑のTシャツを着た男性・英語: IPA(アイピーエー)を持ってきてくれたの?

シンCEO・英語: はい。

映像説明: シンCEOがオレンジ色(いろ)などの模様がある白いラベルの缶からインディア・ペールエールを脚つきグラスに注ぎ、黄緑のTシャツを着た男性に手渡す。インディア・ペールエールをもう1つの脚つきグラスにも注ぐ。 2人同時にインディア・ペールエールを口に運ぶ。

ナレーション: 日本のクラフトビールファンにもウケるのか。実際にオーナーに飲んでもらうと…。

映像説明: オーナーがインディア・ペールエールを試飲した感想を話して質問する。シンCEOが答える。

オーナー・英語: これ(IPA(アイピーエー))は、すごくおいしい。 ホップの香り?

シンCEO・英語: そうです。

映像説明: オーナーがオレンジ色(いろ)などの模様がある白いラベルのインディア・ペールエールの缶を手に持ちながらシンCEOに話をしている。

ナレーション: 新商品への評価も上々のようだ。

映像説明: Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ)の店内。シンCEO、黒い服を着た女性、オーナー、グレーの服を着た男性がベージュ色(いろ)のテーブルを囲んで座り、話をしている。テーブルにはビール瓶やビールが注がれた脚つきグラス、黒や黄色(きいろ)のラベルの缶が置かれている。シンCEOとオーナーが話をしているのをグレーの服を着た男性は話を聞いている。黒い服を着た女性は脚つきグラスに注がれたビールを口に運ぶ。

ナレーション: クラストグループが造るビールについて、バーのオーナーは…。

映像説明: Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ)の店内。オーナーがインタビューに答える。

テロップ: Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ) 山本 徳(やまもと あつし) オーナー

山本オーナー: シンプル(単純)にパンからできてるっていうのを除いても、すごくおいしいなと感じました。今飲んで。 めちゃくちゃ、香りもよかったですし。

映像説明: Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ)の店内。シンCEOが脚つきグラスに注がれたクラフトビールを口に運び、手振りを交えながら山本オーナーと話をしている。

ナレーション: フードロスを使ったサステナブルな部分だけでなく、ビールの味そのものも本格的だと称賛された。初めての日本滞在(にほんたいざい)でビジネスを進めるうえでのコツもつかんだという。

映像説明: 白い壁の壁際に茶色い容器が2段に積まれている部屋。シンCEOがインタビューに答える。

シンCEO・英語: 日本には、日本ならではのビジネスの進め方がある。 市場をよく知る日本の投資家から投資を受けるなど、物事を早く進めるために必要だと思う。

映像説明: レンガ調の壁の前に格子が設けられた店の一角。シンCEOを含む3人の男性がこげ茶色(こげちゃいろ)のソファに座っている。シンCEOが白いシャツにグレーのスーツを着て眼鏡をかけた男性に手振りを交えながら話をしている。テーブルには2本のビール瓶とビールが注がれた3個の脚つきグラスなどが置かれている。

ナレーション: 投資家の支援で、販路開拓の足がかりをつかめそうだというトラビンさん。これから先も定期的に日本を訪れ、日本の事情にあわせたビジネスを展開していきたいという。

映像説明: 夜、街灯が灯った歩道近くにあるスペース。道路沿いに街路樹が植えられ、奥にオフィスに電気がともった高層ビルが建っている。マスクをつけたシンCEOがインタビューに答える。 Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ)の店内。笑顔のシンCEOと山本オーナーがベージュ色(いろ)のテーブルに座り、話をしている。山本オーナーは白地にオレンジ色(いろ)などの模様があるラベルのインディア・ペールエールの缶を手に持っている。2人がインディア・ペールエールが注がれた脚つきグラスを手に持って乾杯し、インディア・ペールエールを口に運ぶ。 マスクをつけたシンCEOが話し終え、手を振りながら「バイバイ」と言い、立ち去る。

テロップ: CRUST Group トラビンダー・シン CEO(シーイーオー)

シンCEO・英語: 多くの提携先やパートナー候補と会ってきた。 日本のビジネス文化もよく分かった。 必ずまた戻ってきたい。 日本はわれわれの主要なマーケットの1つ。2~(から)3ヵ月に1度は来られたら(こられたら)。

映像説明: 上空から撮影した雲が浮かぶ青空の下の東京タワー周辺の映像。多くの高層ビルが建ち、遠くまで中高層のビルが密集している。奥には東京スカイツリーが見える。 上空から撮影した中高層のビルが建ち並ぶ街を真上から見た映像。中高層のビルに囲まれた片側5車線の道路がある交差点を白い車が走り、信号待ちをする数人の人影が見える。

ナレーション: 市場の変化を捉え、今までにない製品を浸透させようとする外国企業。

映像説明: 曇り空の下。横に長い建物が並んで建っている。右側に等間隔にグレーの柱で区切られた部屋の中が見える4階建てほどの建物が建ち、左側に茶色い屋根に薄い黄色(きいろ)の壁の3階建てほどの建物が建っている。左奥には天窓がある赤い屋根の建物が建ち、その奥に先端がとがった中央が球体の細長い塔のような建物が建っている。 建物に囲まれた草木が植えられた花壇がある中庭のような敷地。左側に6階建て、中央と右側に5階建ての建物が建っている。敷地内に面した建物の壁は全て不規則な幅の金色の枠にガラスが張られている。 ガラス張りのオフィス。モニターの向こうに男性が席に座り、そばで紺色の服を着てマスクをつけた男性がノートパソコンを手のひらの上に置き立っている。 ガラス張りのオフィスの別の一角。長机(ながづくえ)が数列あり、モニターが設置されている。青いセーターを着た人物がノートパソコンとモニターがある席に座り、奥にも2人の人物が席に座り、モニターの方を向いている。

ナレーション: 日本に合わせたマーケティング戦略で、新たに事業展開を目指す企業が、ほかにも。

映像説明: 白い壁の住宅の玄関。玄関に数個のゴルフバッグ、靴が置かれたシューズラック、数本の傘がある傘立てが置かれている。白い服を着てマスクをつけた女性が玄関扉を開ける。 白い服を着てマスクをつけた女性が段ボール箱を持ち、玄関から部屋に戻る。 窓がある部屋は手前にこげ茶色(こげちゃいろ)のテーブル、奥にテレビやソファ、掃除機、ペット用のケージが置かれている。白い服を着てマスクをつけた女性が、こげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルに置かれた段ボール箱から3個の茶色い紙袋とパンフレットを取り出す。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 日本市場(にほんしじょう)はアジアの”試金石” データ活用×マーケティング

ナレーション: こちらの女性。中学生の子どもと夫の3人家族で、都内に暮らしている。仕事をしながら家事もこなす。

映像説明: 白い服を着てマスクをつけた女性が黒い椅子の上に置いた薄茶色(うすちゃいろ)の布地が入ったファスナーがある半透明の保存袋から真空パックの肉を取り出す。 白い服を着てマスクをつけた女性が、こげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルに置いた茶色い紙袋から食材を取り出し、食材を確認しながらテーブルの上に並べる。

白い服を着てマスクをつけた女性: お肉が入ってました。 あとはバジルとプチトマト。たまねぎが1つと、レモンも入ってます。

映像説明: こげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルにバジル、プチトマト、たまねぎ、レモンなどの食材と表紙に魚料理の写真があるパンフレットが並べられている。

テロップ: ミールキット

ナレーション: この日届いたのは「ミールキット」。

映像説明: パンフレットに「塩焼きほっけのアクアパッツァ」の文字と、白い丸皿(まるざら)にプチトマト、カットレモンなどが添えられた魚料理と茶色の丸皿(まるざら)に蒸された(むされた)ジャガイモの料理が盛りつけられた写真が載っている。写真の右側にはミニトマトやバジル、じゃがいもなどの9種類の食材の写真が載っている。

ナレーション: レシピとそれに合わせた小分けの食材が届くサービスだ。

映像説明: こげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルに真空パックされた鳥肉とベーコンのような肉が置かれている。 こげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルにバジル、プチトマト、たまねぎ、レモンなどの食材と表紙に魚料理が載ったパンフレットが並べられている。

ナレーション: 事前に下処理(したしょり)した肉類や新鮮さを保った野菜、調味料などが食べきりサイズで配達される。

映像説明: 白い服を着てマスクをつけた女性がレシピのパンフレットを手に持ちながらインタビューに答える。

白い服を着てマスクをつけた女性: なんか、簡単に作れそうな感じがします。大丈夫だと思います。はい。

映像説明: 青空の下。波型のベージュ色(いろ)の外壁に「HELLOFRESH」と立体文字で書かれた看板、黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴが掲げられている。右側から光がさし込んでいる。 上空から撮影したベージュ色(いろ)の建物周辺の映像。雲が浮かぶ青空の下、広い敷地の左側にベージュ色(いろ)の平屋の建物があり、右側にグラウンドと、背の低い街路樹が等間隔に植えられている。建物の駐車場には多くの車が駐車されている。

テロップ: ハローフレッシュ

ナレーション: このミールキットを販売しているのは、ハローフレッシュ。

映像説明: 高い位置を移動しながら撮影した天井が高く、広い工場内。衛生帽子をかぶり、緑色(みどりいろ)の衛生服を着た多くの作業員が作業台に向かって段ボール箱に箱詰めしている。 段ボール箱に3つの黄色いパプリカが入っている。奥にもたくさんの黄色いパプリカが見える。 緑色(みどりいろ)のバスケットに入った、たくさんのたまねぎを棚に入れている。 青空の下。駐車場から緑色(みどりいろ)の背景に白い文字で「HELLOFRESH」と黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴが車体に書かれたトラックが出発する。(映像提供 ハローフレッシュ)

ナレーション: ヨーロッパ大手の企業で各国のグルメをもとにしたレシピと食材を世界17ヵ国、850万人以上のユーザーに届けてきた。

映像説明: オフィス。黒い扉に「ハローフレッシュ・ジャパン合同会社」の文字と「21」の数字、紫色の背景に白い文字で「HELLOFRESH」、黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴが掲げられている。奥の白い机にパソコンが置かれているのが見える。 黒い扉にある「HELLOFRESH」のロゴのアップ。 オフィスの中。黒いシャツを着てマスクをつけた2人の男性が木目調の長机(ながづくえ)に向かい作業をしている。1人の男性はヘッドフォンをつけている。奥には白いシャツを着た女性と黒と白のストライプのシャツを着て眼鏡をかけマスクをつけた男性が机に向かい作業をしているのが見える。

テロップ: 東京都 港区

テロップ: ハローフレッシュ・ジャパン

映像説明: 黒い壁のオフィスの一角。青いシャツを着てマスクをつけた男性が木目調の長机(ながづくえ)に向かい、作業をしている。 窓際のオフィスの一角。黒いシャツを着てマスクをつけた2人の男性が木目調の長机(ながづくえ)に向かい作業をしている。1人の男性はヘッドフォンをつけている。 すりガラスで仕切られたオフィスの一角。上部の白い背景に黒い文字で「HELLOFRESH」と黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴの下に、白い文字で「ドイツ発 世界No.1(ナンバーワン) ミールキットブランド 日本上陸」と書かれたロールスクリーンが置かれている。ロールスクリーン木目調の机に黒い皿にカレーのような料理、白い皿にはサラダなどが盛られている写真がプリントされている。その前にグレーのチェック柄のスーツを着て眼鏡をかけマスクをつけた男性が座っている。

ナレーション: アジアで初の進出先として、2021年に日本法人(にほんほうじん)を設立。ことし4月から本格的にサービスを開始している。国内の大手企業がしのぎを削る日本のミールキット市場に、なぜ今、進出したのだろうか。

映像説明: すりガラスで仕切られたオフィスの一角。上部の白い背景に黒い文字で「HELLOFRESH」と黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴの下に、白い文字で「ドイツ発 世界No.1(ナンバーワン) ミールキットブランド 日本上陸」と書かれたロールスクリーンが置かれている。ロールスクリーンには木目調の机に黒い皿にカレーのような料理、白い皿にはサラダなどが盛られている写真がプリントされている。その前に座るグレーのチェック柄のスーツを着て眼鏡をかけマスクをつけた男性がインタビューに答える。 高い位置を移動しながら撮影した天井が高く、広い工場内。いくつもの茶色い袋が入った黒いコンテナが作業台に並べられている。奥には多くの黒いコンテナが積み重ねられて置かれている。 緑色(みどりいろ)の衛生服を着た作業員が黒いかごの中に茶色い袋を広げている。 緑色(みどりいろ)のかごにたくさんのたまねぎが入っている。青い手袋をはめた人物がたまねぎを手に取る。 緑色(みどりいろ)の衛生服を着た作業員がレーンにある段ボール箱を手で引っ張って手元に寄せている。 すりガラスで仕切られたオフィスの一角。グレーのチェック柄のスーツを着て眼鏡をかけマスクをつけた男性が話を続ける。

テロップ: ハローフレッシュ・ジャパン ウォン・ジョン CEO

ウォンCEO・英語: コロナ禍で家で食べる需要が増え会社全体の事業も好調だった。 事業参入にあたって、よいタイミングが重なった。 顧客が求めるレベルも高く日本市場(にほんしじょう)はアジア市場の“試金石”。

映像説明: 木目調の壁の一部につるのグリーンカーテンがある部屋に5人の男女が立っている写真。上部の白い背景に黒い文字で「HELLOFRESH」、黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴの下に、白い文字で「ドイツ発 世界No.1(ナンバーワン) ミールキットブランド 日本上陸」と書かれたロールスクリーンが置かれている。黒いスーツを着て眼鏡をかけた2人の男性と黒いスーツを着た男性が立っている。それぞれ茶色い袋、白い文字で「HELLOFRESH」、黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴが書かれた段ボール箱、ライムを手に持っている。両端(りょうはし)に白い文字で「HELLOFRESH」、黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴが書かれた黒いエプロンをつけ衛生キャップをかぶった男女が立っている。

ナレーション: 日本市場への参入にあたり力を入れたのはデータを活用したマーケティング。

映像説明: 日付や料理の写真が載ったページを背景に、「今週の配達予定」と題されたアプリ画面が表示される。ページを下にスクロールすると、「7月10日」の日付と、「揚げずに作る簡単ヤンニョムチキン」と書かれた料理名 に、青い丸皿(まるざら)に盛られたキャベツの料理と白い丸皿(まるざら)に盛られたヤンニョムチキンが並ぶ写真が表示されている。「変更する」と書かれた緑色(みどりいろ)のボタンが選択され、画面が右側からスライドして「今週の注文締切」と題されたページに切り替わる。緑色(みどりいろ)の四角い枠に、料理の写真、料理名(りょうりめい)、調理時間がそれぞれ掲載し、「2人前(ににんまえ)」と書かれた緑色(みどりいろ)のボタンを選択すると、「カートに入れる」と表示される。(画像提供 ハローフレッシュ・ジャパン)

ナレーション: 海外でも行っているデータ活用のノウハウを生かし、専門のチームがお客の注文傾向や好みを分析。その結果見えてきたのは、日本では「料理にかかる時間」が、短いほうが、特に好まれること。

映像説明: 緑色(みどりいろ)の四角い枠に表示されている料理の写真の横にある「15分」の文字、「20分」の文字のアップ。

テロップ: 調理時間の短縮

ナレーション: 調理時間を大幅に短縮して、およそ20分以内で作れるレシピを増やしている。

映像説明: すりガラスで仕切られたオフィスの一角。ウォンCEOがインタビューに答える。 満員電車の写真。数人がつり革を持っている。 白い窓枠がある住宅のキッチンの写真。窓の外には草木が生い茂っているのが見える。白いシャツを着た女性が左手にフライパンの取っ手を持ち、右手に寝ている赤ちゃんを抱えている。 すりガラスで仕切られたオフィスの一角。ウォンCEOが話を続ける。

ウォンCEO・英語: 他国では、45分程度の調理時間でよくても、 東京のような忙しいライフスタイルであれば、料理にあまり時間をかけられない人も多い。 こういった独自の事情に配慮して日本に適したサービスを目指したい。

映像説明: 白いテーブルの上。薄いピンクの皿に白いソースがかかった焼いた肉とポテト、サラダが盛られている。 白い皿に焼いたチキン、ポテト、ニンジンなどが盛られている。 青い柄(がら)がある白い皿にペンネが盛られている。

テロップ: 世界中のグルメ

ナレーション: さらに重要となるのが、メニューの開発。他社には少ない、世界中のグルメを楽しめる献立を提供している。

映像説明: U字型のアイランドキッチンスタジオ。黒いTシャツを着てマスクをつけ髪を結んだ男性がしょうゆをスプーンで計量している。 白い文字で「HELLOFRESH」、黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴがある黒いエプロンとマスクをつけた男性がジャガイモを切り、奥で黒いシャツを着てマスクをつけた女性が鍋で調理をしている。黒いTシャツを着てマスクをつけ髪を結んだ男性が立ったままパソコンを操作している。

ナレーション: 日本ならではのレシピ開発を進める担当者は…。

映像説明: U字型のアイランドキッチンスタジオ。黒い服を着て眼鏡をかけ、マスクをつけた男性がインタビューに答える。 ピンクの背景に4枚の写真が映し出される。上段左にバターチキンカレー、上段左にアクアパッツァ、下段左にペンネ、下段右にサンドイッチの写真。 オレンジ色(いろ)のテーブル。薄い水色の皿に焼いた鶏肉(とりにく)の料理の上にタイムが添えられた料理とポテト、ブロッコリーが盛られている。横には緑(みどり)のナプキンの上にフォークが置かれている。 黒い服を着て眼鏡をかけマスクをつけた男性が話を続ける。

テロップ: ハローフレッシュ・ジャパン 製品開発部 アレクサンダー・ジョーンズ 部長

ジョーンズ部長・英語: 日本的(にほんてき)でないもの、今までとは違う新しいものを試したい、 そんなニーズがある。 例えば、人気が高い意外なメニューは、ハニーポークチョップのタイム風味。 日本にはあまりないからこそ逆に評価が高かった。

映像説明: パックに入ったひき肉を黒いフライパンに移し、炒めている様子。 白いフライパンでジャガイモを炒めている様子。 キッチンスタジオ。黒いシャツを着た男性がコンロに置いたフライパンを前後に浮かしている。手前にある台には料理が盛りつけられた4枚の皿が置かれている。 黒い台の上。青い柄(がら)のある白い皿に肉とシイタケが盛られ、ネギを上からかけている。

テロップ: 商品開発

ナレーション: こうしたニーズに応えようと、日々、キッチンスタジオで商品開発が行われている。

映像説明: 白い台の上。黄緑色(きみどりいろ)の皿に胸肉とネギの料理が盛られている。 キッチンスタジオ。黒いTシャツを着た3人の男女が立って味見をしている。白い文字で「HELLOFRESH」、黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴがある黒いTシャツを着た男性が左手でパソコンを持ち、右手で椅子を移動させながら味見をしている3人の男女の所に近づく。手前にある白い円形の台には皿に盛られた8種類ほどの料理が並んでいる。

ナレーション: 味だけではなく、調理時間や手間を総合的に考え何度も試作を繰り返しているという。

映像説明: 白い文字で「HELLOFRESH」、黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴがある黒いTシャツを着た2人の男女がスプーンとフォークを使って料理を口に運び、味わう。1人の男性が2人の男女に話しかけ、男性が意見を交わす。

男性スタッフ1・英語: 時間がちょっとかかる気がする。 チキンをゆでているあいだにほかのことをすればいいとはいえ。

男性スタッフ2・英語: おいしい。

男性スタッフ1・英語: ちょうどいい。優しい味。

男性スタッフ2・英語: 確かにしっかり味を感じる。思っていたのと少し違う気もするけど。

映像説明: 白い壁の住宅のキッチン。白い服を着てマスクをつけた女性が深紅の前に立って作業している。 木目調のカウンターに置かれたレシピのパンフレットを見ながらじゃがいもを手に持っている。 パンフレットには「アクアパッツァを作る」などの文字が書かれている。 ボウルの中のジャガイモに小袋に入った調味料を加えている。 黒いフライパンで野菜や魚を箸で炒めている。 青い皿にアクアパッツァを盛っている。

ナレーション: 実際に利用したユーザーは、どう感じているのか。この日の献立は「塩ほっけのアクアパッツァ」と「ガーリックポテトサラダ」。レシピに沿って作ると、20分ほどで完成した。

映像説明: 白い壁のダイニング。壁際には世界地図が貼られていて、数個の写真立てが置かれている。こげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルに3品の料理が並び、白い服を着てマスクをつけた利用者の女性とボーダーのシャツを着て眼鏡をかけた利用者の息子が向き合って座り、あいさつをしたあと、食べ始める。

利用者の女性と利用者の息子: いただきます。

映像説明: 料理が並んだこげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルに座る利用者の女性がインタビューに答える。 こげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルの上。2枚の青い皿に塩ほっけのアクアパッツァとガーリックポテトサラダがそれぞれ盛られている。 利用者の女性が話を続ける。

利用者の女性: アクアパッツァ初めて作るんですけども、 いままで挑戦したことない料理に、簡単にこんな感じに挑戦できて、すごいよかったと思います。 ポテサラ(ポテトサラダ)に小ねぎ(こねぎ)も、えー、にんにくもどっちも意外で。で、食べてみた感じも想像してたものと違って。

映像説明: こげ茶色(こげちゃいろ)のテーブルで利用者の女性と利用者の息子が向き合って座り、食事をしながら会話をする。

利用者の女性: たまねぎ全部食べれたじゃん。大丈夫だった?

利用者の息子: うん、すごい、全然ね。なんだろ、すごい、火、通ってて。

利用者の女性: 火、通ってて?

映像説明: キッチンスタジオ。ジョーンズ部長がインタビューに答える。 黒いTシャツを着てマスクをつけた2人の男性が、白い台を挟んで立ち、話をしている。1人の男性が腕を組む。 ボウルの中のポテトにスプーンでソースをあえている。 縁(ふち)に青い柄(がら)のある白い皿に盛られたチキンにソースをかける。 ジョーンズ部長が話を続ける。

テロップ: ハローフレッシュ・ジャパン 製品開発部 アレクサンダー・ジョーンズ 部長

ジョーンズ部長・英語: 利便性だけを追い求めれば、もっと便利なものはたくさんある。 それでは日本では生き残れない。 利便性を維持しながら、利用者が本当に食事を楽しめるかどうか。 いつもとは違ったレシピ、新しい調理方法の取得、何か発見といったような、そんな付加価値が重要。

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下、渋谷のスクランブル交差点。大型屋外ビジョンや企業の看板が掲げられた多くの中高層のビルが建っている。スクランブル交差点をたくさんの人が行き交っている。 白い壁の住宅のキッチン。HELLOFRESHの利用者の女性がボウルの中のものをヘラで混ぜている。 ハローフレッシュ・ジャパンのオフィス。すりガラスで仕切られた一角でウォンCEOが白い文字で「HELLOFRESH」、黄緑色(きみどりいろ)のライムの形をしたロゴが書かれた段ボール箱を持ちながら話をしている。 Craftbeer Gau's(クラフトビアー ガウズ)の店内。シンCEOがベージュ色(いろ)のテーブルに座り、ビールが注がれた脚つきグラスを手に持ちながら話をしている。

ナレーション: 日本の市場に生まれている新たなニーズ。環境への配慮や、より快適なライフスタイルなど、消費者が新たに求めるものをつかむことがビジネスのカギになりそうだ。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑(みどり)を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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