いつでも! どこでも! ラーメンが届ける 食のプラットフォーム

2021年11月11日

米国のスタートアップがラーメンの自動調理機を日本市場に投入しようとしている。独自の技術で生麺や具材を短時間で調理し、いつでも、どこでも、本格的なラーメンが楽しめるという。彼らが提携したのは、日本の大手鉄道会社。このパートナーシップの背景には、日本でオープンイノベーションへの取り組みが活発化していることや、食品市場へ異業種からの参入が進んでいることなどがある。「食のプラットフォーマー」を目指す、米国のスタートアップの挑戦を取材した。

(10分00秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてあり、グレーや白、紺色のビルなどが建つ市街地の交差点の映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。クリーム色(いろ)のブラウスとズボンを着て金色のペンダントをつけている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: スタジオ。画面の左側に女性キャスターが、右側に小型モニターがある。モニターには、クリーム色(いろ)の器にチャーシュー、なると、コーンなどが盛られた白濁スープのラーメン、前面にさまざまなラーメンの写真が表示されたタッチパネルがあるマシンを操作する人の様子、白い壁とブラインドがある部屋でグレーの服を着た男性とピンク色の服を着て右耳にマスクをかけた女性が並んで立ちながらラーメンを箸で口に運んでいる様子、マシンの取り出し口(とりだしぐち)の中にあるクリーム色(いろ)の容器の映像が映し出されている。女性キャスターが話をする。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: 日本人(にほんじん)の国民食ともいえる「ラーメン」。アメリカのスタートアップと日本企業(にほんきぎょう)がタッグを組み、慣れ親しんだラーメンにイノベーションの風を吹き込もうとしています。キーワードは「いつでも、どこでも」。

テロップ: いつでも! どこでも! ラーメンが届ける 食のプラットフォーム

映像説明: 高台から撮影した、青空の下で海峡にかかるゴールデンゲーブリッジ越しに見えるサンフランシスコの街並み。海峡を2隻ほどの船が航行していて、ゴールデンゲートブリッジの奥にビルが建ち並ぶ街並みが見える。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 米国のスタートアップ ラーメンの新たな体験

テロップ: 米国 サンフランシスコ

ナレーション: アメリカ、サンフランシスコ。

映像説明: 曇り空の下。白、グレー、茶色の外壁の建物の外観。出入り口には黄色(きいろ)、黄緑色(きみどりいろ)、水色の屋根があり、手前に「aloft」という立体文字看板が掲げられている。屋根の下に6基の球体のオブジェが置いてあり、扉の前に黒い乗用車が停車している。 ホテルのロビー。銀色のダクトが天井にめぐらされ、白、グレーを基調とした壁の一部にはすりガラスが設置されている。白いシャツを着た男性、黒いジャケットとスカートを着た女性、黒いズボンと上着を着た男性が受付カウンターのほうに向かって歩いている。全員が黒いスーツケースを持っている。 上部を紫色の花で飾ったアクリルの板で仕切られたカウンター越しに白いジャケットを着てパソコンを操作するマスクをした女性が、紫色の服を着た女性と茶色のTシャツを着た男性と話をしている。

ナレーション: 市内にあるホテルのロビーには、出張や旅行で多くの人が訪れる。

映像説明: ロビーの一角に「YO‐KAI(ヨーカイ)」の文字がある黒を基調とした四角いマシンが置かれていて、前面のタッチパネルに妖怪のイラストが表示されている。白いシャツを着て黒いスーツケースを持った男性と、黒いジャケットを着た女性に、えんじ色(いろ)のポロシャツを着た男性がマシンを操作しながら説明をしている。全員マスクをつけている。 グレーの服を着たふくよかな女性がマシンを見ている。 オリーブグリーンの服に黒い上着を着た男性と白いTシャツに水色の上着を着た女性がマシンを見ている。2人ともマスクをつけている。 黒い服を着た男性がさまざまなラーメンの写真が表示されたタッチパネルを操作している。

ナレーション: そんななか、夕方になるとロビーに置かれた1台のマシンの前で立ち止まったり、興味深そうに見ている人の姿が。何をしているのだろうか。

映像説明: グレーと白の壁のロビーに置かれたマシンの前。壁際には飲み物の瓶が入った冷蔵ショーケースが置かれている。地図のようなイラストが描かれた紺色のTシャツを着てピンク色のマスクをした女性がクリーム色(いろ)の器を手に持ちながらインタビューに答える。

テロップ: お客

女性客・英語: 新感覚の味だけど、風味が豊かです。 それに熱々ですよ!

映像説明: ロビーの一角。窓側にはスクリーンがつり下げられ、赤やグレーの椅子、ビリヤード台などが置かれている。グレーのシャツを着て眼鏡をかけた、ふくよかな男性が窓際に置かれたクリーム色(いろ)のテーブルに座り、クリーム色(いろ)の器に入ったラーメンを混ぜながらインタビューに答える。左手の親指を立ててカメラに向かってうなずく。

テロップ: お客

男性客・英語: ピリ辛(ぴりから)とんこつラーメンを頼みました。 おすすめですね!

映像説明: 黒いテーブルの上に置かれた、チャーシュー、なると、コーンなどが入った白濁スープのラーメンが盛られたクリーム色(いろ)の器から透明のフィルムのフタをはがす様子。奥に中央部分に切り込みが入った容器のフタが置かれている。 ホテルのロビーの一角に「YO‐KAI(ヨーカイ)」の文字があるマシンが置かれている。マシンの前面のタッチパネルにラーメンを作る様子の映像が映し出されている。タッチパネルの右側にモニターがあり、グレーの円を背景に文字が表示されている。 モニターに映し出されたラーメンを作る映像に「YO‐KAI express(ヨーカイ エクスプレス)」「TAP SCREEN TO ORDER」の白い文字が表示されている。

テロップ: ラーメン ナルトのイラスト

映像説明: 黒いテーブルの上にチャーシュー、ナルト、コーン、メンマなどが入った白濁スープのラーメンが盛られたクリーム色(いろ)の器が置かれている。

ナレーション: 人々が食べていたのは出来たてのラーメン。この無人のマシンから生めんに具材が乗った本格的なラーメンが熱々の状態で出てくるのだ。

映像説明: ホテルのロビーに置かれているマシン。前面のタッチパネルに表示された、さまざまなラーメンの写真を横にスクロールする様子。 取り出し口(とりだしぐち)の扉が上に開くと、蒸気の中にラーメンが入った容器が置かれているのが見える。 クリーム色(いろ)の器に盛られたラーメンの麺を箸で持ち上げる様子。 器に入ったチャーシュー、なるとなどの具材のアップ。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 米国人がハマる 自動調理のラーメンとは?

ナレーション: タッチパネルにあるメニューから商品を選び、代金を支払うと、冷凍のラーメンがスチームなどで瞬時に加熱され、あっという間に完成する。とんこつやみそなど、10種類以上のメニューがあり、一部の商品は有名ラーメン店ともコラボしている。

映像説明: グレーと白の壁のロビーの一角に「YO‐KAI(ヨーカイ)」の文字があるマシンが置かれている。マシンの横には木目調の3段の棚、飲み物の瓶が並んだ冷蔵ショーケースが置かれている。 マシンの前面のモニターに「YO‐KAI express(ヨーカイ エクスプレス)」と表示されていて、「Y」と「‐」、「KAI」は白い文字、「o」と「express」はえんじ色(いろ)の文字になっている。 黒い長袖の服の上にえんじ色(いろ)のポロシャツを着た男性がマシンのタッチパネルに表示された、さまざまなラーメンの写真を横にスクロールしながら話をしている。

テロップ: Yo‐Kai Express(ヨーカイ エクスプレス) アンディ・リン CEO

ナレーション: これを開発したのは、アメリカのスタートアップ、ヨーカイ・エクスプレス。コンピューター工学が専門でエンジニアであるリンさんが、2016年に立ち上げた。

映像説明: アニメーション映像。画面右下に「10:00 AM(じゅうじ エーエム)」の文字が表示されている。ブラインドがかかった窓があり、観葉植物や水色のウォーターサーバー、2段の引き出しの棚が置かれ、11月のカレンダーと右肩上がりのグラフが壁に貼られた部屋。グレーのジャケットにスカートを着た女性と緑色(みどりいろ)のスーツを着た男性が、「YO‐KAI(ヨーカイ)」と書かれた茶色いマシンの前に立っている。マシンから「Snack with Desktop」の文字が書かれた水色の吹き出しが出ている。(映像提供 Yo‐Kai Express(ヨーカイ エクスプレス))

テロップ: 菓子の自動調理機

映像説明: 画面右下に「6:00 PM(ろくじ ピーエム)」の文字が表示されている。部屋に明かりがともった街を水色の服を着てグレーのズボンをはいた男性が3つの紙袋を持ちながら歩いている。腹部あたりから振動を表す波線(なみせん)が表示され、男性が立ち止まりポケットからスマートフォンを取り出す。 スマートフォンを操作する様子。画面の上部に「YO‐KAI(ヨーカイ)」の文字があり、その下に「ORDER PICK UP」、「Join Yo‐Kai today(ジョイン ヨーカイ トゥデイ)」、「24/7 Slurp‐licious(トゥエンティーフォー セブン スラープ リシャス)」の3つの項目ボタンが表示されていて、「ORDER PICK UP」がタップされる。 画面右下に「6:10 PM(ろくじじゅっぶん ピーエム)」の文字が表示されている。部屋に明かりがともった街を黒い文字で「YO‐KAI(ヨーカイ)」と書かれたグレーとベージュ色(いろ)を基調とした車が、水色の服を着て3つの紙袋を持ち、左手にスマートフォンを持った男性に向かって走って来て停車する。停車した車から「Yo‐Kai(ヨーカイ) Autonomous Mobile Unit」と書かれた水色の吹き出しが出る。車体にある黒い枠の中には4種類のラーメンなどが描かれている。車の右側に立つ男性の隣に白い服を着た男の子と、青紫色のワンピースを着た女性が立っている。車の左側には緑色(みどりいろ)のジャケットを着てスマートフォンを持った男性が立っている。(映像提供 Yo‐Kai Express(ヨーカイ エクスプレス))

テロップ: 無人の移動販売車

テロップ: 「食」のプラットフォーマー   ナレーション: ラーメンをはじめ、さまざまな料理を自動調理し、販売する技術を開発していて、時間や場所を問わず、おいしい食事を提供する「食」のプラットフォーマーになることを目指している。

映像説明: ホテルのロビーの一角。前面のモニターに「YO‐KAI Express(ヨーカイ エクスプレス)」と表示されたマシンの前で、リンCEOがインタビューに答える。

テロップ: Yo‐Kai Express(ヨーカイ エクスプレス) アンディ・リン CEO

リンCEO・英語: ある日、深夜にとてもお腹(おなか)が空いていた(すいていた)のですが食事ができる場所がなくて、 いつでもどこでも食べられる方法がないか、インターネットで探しましたが、 米国にそのようなものはありませんでした。 日本にうどんの自動販売機があることを知りました。 そこでわれわれもテクノロジーの力で、今までにない調理機をつくろうと考えたのです。

映像説明: グレーとベージュ色(いろ)の壁のロビーの一角。前面のモニターに「Yo‐Kai express(ヨーカイ エクスプレス)」などと表示されているマシンが置かれている。黒い長袖の服の上にえんじ色(いろ)のポロシャツを着た2人の男女がマシンの前に立っていて、女性がマシンのほうを指さしている。女性がマシンのタッチパネルを操作している。

テロップ: Yo‐Kai(ヨーカイ)

テロップ: 妖怪 一本足で下駄をはいた傘の妖怪のイラスト

ナレーション: 社名の「ヨーカイ」は、日本でおなじみの、あの「妖怪」にちなんだネーミング。

映像説明: 人物が「Order Here ‐Press to Start‐」と表示されたマシンのタッチパネルに触れると、妖怪のイラストと英語の説明文が表示される。人物が説明文の下にある「I Consent」と表示された部分に触れると、鉢巻きをつけたタコのイラストと、さまざまなラーメンの写真が表示され、人物がラーメンの写真を横にスクロールしていく。タッチパネルの隣には取り出し口(とりだしぐち)が2つあるマシンが置かれている。

テロップ: “いつでも どこでも”

ナレーション: 神出鬼没の妖怪のように「いつでも どこでも」というコンセプトでビジネスを展開している。

映像説明: 黒いモニターの画面に、左から15、25、35という数字が記された薄いグレーの横軸の目盛り線が上下に2本表示されている。上の横軸の「25」の手前に妖怪のイラストが表示され、左から妖怪までの横軸が黄色(きいろ)に変わっている。妖怪の頭の上に黄色い文字で「11」という数字が表示されている。2本の横軸の下には薄いグレーで「L」と「R」の文字が表示されていて、モニターの下に2個の取り出し口(とりだしぐち)がある。「L」の文字の下にある取り出し口(とりだしぐち)の中に明かりがともっている。 取り出し口(とりだしぐち)の扉が上に開くと、蒸気の中にラーメンが入ったクリーム色(いろ)の容器が見える。 グレーとベージュ色(いろ)の壁のロビーの一角。タッチパネルに「Yo‐kai express(ヨーカイ エクスプレス)」の文字とラーメンを作る様子が映し出されたマシンが置かれている。マシンの左側にモニターが置かれた木目調の机と黒い椅子があり、マシンの後ろにある壁には額縁が9つ飾られている。マシンの右側には飲み物の瓶が入った冷蔵ショーケースが置かれている。

テロップ: ラーメンの自動調理機

ナレーション: そして、いま、特に力を入れているのが、ラーメンの自動調理と販売を兼ね備えた、このマシン。

映像説明: ラーメンの自動調理機のモニター。鉢巻きをつけたタコが、おたまや湯切りザル、ラーメンを盛った器を5本の足にそれぞれ持ったイラストと、「YO‐KAI express(ヨーカイ エクスプレス)」の文字が表示されている。「Y」と「‐」、「KAI」は白い文字、「o」と「express」はえんじ色(いろ)の文字になっている。 ホテルのロビーの一角。前面にあるモニターに鉢巻をしたタコが表示されている自動調理機。 自動調理機の前で黒い長袖の服の上にえんじ色(いろ)のポロシャツを着たリンCEOがインタビューに答える。

リンCEO・英語: この自動調理機は、タコをモチーフにしています。 タコにはたくさん手(て)があって、同時にいろいろなことができるので、 短時間でおいしい料理を提供できるという意味合いを込めています。

映像説明: 白い天井に茶色い木目調の壁、クリーム色(いろ)の床の室内の写真。壁際にラーメンの自動調理機が置かれている。自動調理器の左側に植物が植えられたグレーのプランター2つとATMのような機械があり、右側には白と黒のフレームで、一部がすりガラスの壁で仕切られたスペースがある。

テロップ: 商業施設

映像説明: 白い壁でグレーの床の室内の写真。壁際に自動調理機が置かれている。奥に白いテーブルと黒い2脚の椅子のセットが3セット置かれている。

テロップ: 国際空港

映像説明: 白い壁で木目調の床の室内の写真。自動調理機が置かれていて、マシンの横にはベルトパーテーションがあり、奥の壁には「功夫茶(カンフーちゃ)Kung Fu Tea(カン フー ティー)」と書かれたポスターが貼られている。その隣に上部に招き猫が2体置かれたグレーの機械のようなものが見える。

テロップ: カフェ

映像説明: 白と黒の壁と床の室内の写真。自動調理機が置かれていて、手前にはベルトパーテーションと小さい植木鉢が置かれた木目調の円卓がある。「ヨーカイ エクスプレス」と書かれた看板がベルトパーテーションやマシン本体、壁に掲げられている。

テロップ: 大学

映像説明: ホテルの一角。明るい太陽光が差しこむ窓があり、白い壁にはめ込まれたモニターが設置されている。赤い椅子やグレーのソファーが置いてあり、窓のそばには鏡を置いたカウンターがある。黒と白のチェック柄の服を着た女性がクリーム色(いろ)のテーブルに座り、ラーメンを食べている。 黒い円卓でオリーブグリーンの服に黒い上着を着た男性と白いTシャツに水色の上着を着た女性がラーメンを食べている。黒いパイプがめぐらされた天井に4つのつり下げモニターが設置されている。奥の壁には飲み物が並んだ冷蔵ショーケースが置かれている。

ナレーション: カリフォルニア州を中心に、繁華街や商業施設、空港、街中(まちなま)のカフェ、大学などにも設置され、時間を問わず、食事をとる場所が少ない不便な場所でもおいしい料理が食べられると、アメリカ国内で話題になっている。

映像説明: なるとやコーンが盛られたラーメン。 クリーム色(いろ)のテーブルで紺色のシャツを着た男性がラーメンを食べている。

テロップ: 日本進出(にほんしんしゅつ)

ナレーション: そんな、ヨーカイ・エクスプレスがいま取り組んでいるのは、日本への進出だ。

映像説明: 黒いテーブルの上に、ひき肉、もやし、ネギなどが入ったラーメンが盛られたクリーム色(いろ)の器が置かれてる。 クリーム色(いろ)の器に盛られたラーメンを箸で持ち上げている様子。 ホテルのロビーの一角。ラーメンの自動調理機の前で黒い長袖の服の上にえんじ色(いろ)のポロシャツを着たリンCEOがインタビューに答える。

テロップ: Yo‐Kai Express(ヨーカイ エクスプレス) アンディ・リン CEO

リンCEO・英語: ラーメンは日本でも人気があり、多くの人に親しまれています。 一方で、コロナ禍によって飲食業界は大きな影響を受けています。 今こそ、こうした便利な機能を使い始める、まさにそのタイミングだと思います。

映像説明: アニメーション映像。水色を背景とした緑色(みどりいろ)の日本列島(にほんれっとう)に白と赤で書かれた「JAPAN」の文字があり、東京の部分に赤い丸印がある。赤い丸印から緑と白い輪が広がっていき、赤い丸印と東京の部分がズームアップされ、赤と緑の丸が上と下から分かれていき、半時計周りで放射状に消えていく。水色の背景に「TOKYO」の赤い文字が表示され、周りに白と緑の輪の外側に緑の点線、内側に緑の円の一部が半時計周りで回転しながら現れる。白と緑色(みどりいろ)の輪の周りに、車体が白で窓の部分が緑の2台の電車のイラストが現れ、円の周りを走っている。円が画面全体に広がり、車体が銀色と黄緑色(きみどりいろ)の電車が線路を走行する映像が映し出され、中央に「The Yamanote Line connects...」と書かれた白い文字が表示される。 銀色と黄緑色(きみどりいろ)の山手線(やまのてせん)の電車が高架を走行している。高架の向こうにはさまざまな色の看板が掲げられたビルが建ち並ぶ。高架の下には片側4車線の道路があり、手前の横断歩道を大勢の人が渡っている。 駅のホーム。大勢の乗客が電車に乗り込む。 ホームからたくさんの人たちがエスカレーターや階段を下りていく。 山手線(やまのてせん)の電車が建物の合間、「ジェイアール 渋谷駅」と書かれた高架、踏切などを通過する。 (JR東日本(ジェイアールひがしにほん)(撮影2019年))

テロップ: JR東日本(ジェイアールひがしにほん)

ナレーション: 日本への進出の第一歩として、彼らが提携するのは、大手鉄道会社、JR東日本(ジェイアールひがしにほん)。

映像説明: ホテルのロビーの一角に置かれたラーメンの自動調理機。前面のタッチパネルに表示されたさまざまなラーメンの写真を紺色のシャツを着た人物が横にスクロールしている。「select」の文字があるオレンジ色(いろ)のボタンにタッチすると、「Tonkotsu Ramen(とんこつラーメン)」と題されたラーメンの写真と英文があるウインドウが表示される。 モニターに「Caution Hot」の文字とラーメンを食べる赤鬼のようなイラスト、黄色(きいろ)の「11」の数字があるウインドウが表示されている。モニターの下には取り出し口(とりだしぐち)が2つあり、左側の取り出し口(とりだしぐち)の中は明かりがともっている。左側に置かれたマシンのモニターの下の部分に、目が1つのろくろ首のイラストが表示されている。

ナレーション: 共同での新たな食品のレシピ開発やJR沿線への自動調理機の設置を目指すという。

映像説明: ホテルのロビーの一角。ラーメンの自動調理機を見ながら、リンCEOと黒い長袖の服にえんじ色(いろ)のポロシャツを着た女性が話をしている。

ナレーション: なぜ、海外のスタートアップが、日本の鉄道会社と「食」で提携するのか。

映像説明: まな板の上で包丁を使って縦半分にカットされた、まいたけの断面をこちら側に見せている。 木材の枠の中に置かれた、草花や花びらが乗った薄くのばされたアメのようなものを巻いている。 白い器に盛りつけられた、こげ茶色のクランベリーのような果実が添えられたクリーム色(いろ)の菓子をスプーンですくっている。 店内。紺色のジャケットを着た女性とグレーのジャケットを着た男性が白い丸テーブルにつき、白い深皿(ふかざら)に盛られた料理をスプーンで口に運ぶ。 紺色のジャケットを着た女性がグレーのジャケットを着た男性に向かって「おいしい」と伝えている。 ベージュ色(いろ)の服を着てエプロンをつけた男性が、白い丸テーブルに座る紺色のジャケットを着た女性とグレーのジャケットを着た男性のあいだに膝を折って座り、話をしている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): オープンイノベーション 海外 × 鉄道 × ラーメン

テロップ: オープンイノベーション

映像説明: カウンターの上。白や透明の器に盛られた、赤や黄色(きいろ)のトマトや緑の野菜など、さまざまな野菜が置かれたサラダバー。 白とグレーの人造大理石のテーブルに、2人の女性が向かい合って座っている。テーブルにはサラダや料理が盛りつけられた皿が並べられている。 白とグレーの人造大理石のテーブルの上。こげ茶色の皿に、ミニキャロットやブロッコリー、レンコン、トマトなどの野菜が盛りつけられている。 レンガ色(いろ)と薄い白のテーブルの上。薄い青緑色(あおみどりいろ)の深皿(ふかざら)に緑の野菜、黄色(きいろ)や薄いピンク色のエディブルフラワー、中央に半熟卵が盛りつけられている。(映像提供 JR東日本(ジェイアールひがしにほん)(撮影2019年))

テロップ: 食品市場

ナレーション: 背景には、日本企業(にほんきぎょう)のあいだで、海外のスタートアップとのオープンイノベーションへの期待が高まっており、さらに食品市場への参入も進んでいるからだ。

映像説明: 赤レンガの東京駅丸の内駅舎のドーム型の屋根がライトアップされる瞬間。 ライトアップされた赤レンガの東京駅丸の内駅舎の外観。駅舎の向こうに明かりがともる高層ビルが建っている。 霧がかかる広い参道。参道の脇には木々(きぎ)が生い茂り、奥には鳥居がある。 棚や陳列台に青や赤の切子グラスが並べられている店内。 2人の人物が、それぞれ青と赤の切子グラスを手にしている。 川沿いにタワーマンションが建ち並ぶ街並み。1隻の水上バスが川を航行している 上空から撮影した高層ビルや中層ビルが建ち並ぶ街並み。画面中央に「TOKYO MOVING ROUND(トウキョウ ムービング ラウンド)」という白い文字が円形に表示されていて、その下部に「東京感動線」の白い文字が画面右側から中央へ現れる。(映像提供 JR東日本(ジェイアールひがしにほん)(撮影2019年)

ナレーション: JR東日本(ジェイアールひがしにほん)は今、山手線(やまのてせん)を起点にまちの個性を引き出し、豊かな都市空間を創り上げるプロジェクトを進めている。

映像説明: 白い壁とガラス張りの駅ビルの外観。1階の上部の壁に「JR新大久保駅」という立体文字が掲げられている。 ビルの横の高架を電車が走っている。手前には横断歩道があり、多くの人が信号待ちをしている。

テロップ: 東京・新大久保

映像説明: 白い壁の店内。奥にはちゅう房があり、木目調のカウンターやテーブルが設けられている。店内の中ほどにある白い柱には「K,D,C,,,(ケーディーシー」と書かれたロゴの電飾文字(でんしょくもじ)が掲げられている。手前のカウンターには、食材の写真や「キムチ ドリアン カルダモン」と書かれたプレートが置かれ、カウンターの中にマスクを着け白い服を着た女性が立っている。

テロップ: Kimchi,Durian,Cardamom,,, (キムチ ドリアン カルダモン)

ナレーション: その一環として、新大久保に食の新たな技術や、ビジネス開発のためのフードラボをオープンした。

映像説明: 調理台の上。花柄模様の黒い服を着た人物が包丁で、すだちのような果実を半分にカットし、銀色のトレーに入れている。 ちゅう房。レンジフードの脇に設置された棚には片手鍋などがつり下げられ、奥の棚には皿が重ねて置かれている。黒いTシャツを着て青いエプロンをつけた男性がフォークに刺したトマトをコンロであぶり、水を張った銀色のボウルに入れる。

ナレーション: ここには、プロ仕様のちゅう房スペースやレストランなどが設けられ、開業を目指す若いシェフや、食品ビジネスに関わる起業家などが入居している。

映像説明: 調理台の上。銀色のトレーの上にクリームが挟まれた高さのあるシュークリームが盛りつけられた半透明の丸皿(まるざら)が置かれている。傍らのスタンドにセットされたタブレットには、皿に盛りつけられたシュークリームが映し出されている。 白い壁の店内。木目調のテーブル席のあいだの通路を、黒い服を着て薄い茶色のジャケットを着た女性と黒いTシャツを着た男性が、クリームが挟まれた高さのあるシュークリームや上にクリームがトッピングされた液体が入ったグラスを銀色のトレーに載せて運んでいる。2人ともマスクを着けている。

ナレーション: 自ら開発した商品を試作し、テストマーケティングとして、併設するレストランで提供することもできる。

映像説明: グレーの壁の室内。調理台で青いブラウスを着てグレーのエプロンをつけた女性が赤いミキサーの下に置いた銀色の容器の中の液体をかき混ぜている。手前に立つ、白い服の上に紺のジャケットを着た女性がインタビューに答える。 グレーの壁の室内。調理台の上に白い粉が入った銀色のボウルや透明のタッパーなどが置かれている。青いブラウスを着てグレーのエプロンをつけた女性が、調理台の上に置かれた赤いミキサーを操作している。 赤いミキサーで黄色い液体がかき混ぜられている。 グレーの壁の室内。調理台で青いブラウスを着てグレーのエプロンをつけた女性が赤いミキサーの下に置いた銀色の容器の中の液体を泡立て器でかき混ぜている。手前に立つ、白い服の上にグレーのジャケットを着た女性が話を続ける。

テロップ: 東日本旅客鉄道 東京支社 山手線(やまのてせん)PT 川井 恵里子 さん

川井さん: こちらは、菓子製造許可と総菜製造許可を備えたファクトリーキッチンという場所になっております。 企業の方(かた)のテストマーケティングの場所だったりですとか、あとは、これから販売をしたい方(かた)の製造場所になるような場所になりますので、 さまざまな方(かた)が使っていただけるように、あの、厨房設備(ちゅうぼうせつび)も備えております。

映像説明: 調理台が設けられた室内。コンロの上にはレンジフードが設置され、隣には天井からモニターがつり下げられている。調理台を囲み、3人の男女が話をしている。全員マスクをつけている。 コンロの上に置かれた銀色のフライパンから湯気が上がっている。傍らで、白い服を着た男性が粉を袋からボウルに流し入れている。 調理台の上。花柄模様の黒い服の上に緑のエプロンをつけた人物が、包丁ですだちのような果実を半分にカットし、銀色のトレーに入れている。 白い壁の店内の一角。奥にちゅう房があり、マスクを着け白い服の上に薄い茶色のエプロンをつけた女性が作業をしている。ちゅう房とカウンターのあいだの仕切りに、「Toki」と書かれた白いパネルが置かれていて、カウンターには瓶や袋入りのさまざまな商品が並べられている。

テロップ: 海外企業との提携

ナレーション: JR東日本(ジェイアールひがしにほん)では、こうした、食に関する本格的な施設に、国内外からの企業を呼び込み、彼らと提携することで多様なニーズに応えられる製品やサービスを確立しようとしている。

映像説明: 店内の客席。アクリル板が設置された木目調のテーブルに黒い服の上に薄い茶色のジャケットを着た女性と黒いTシャツを着た男性が向かい合って座っている。テーブルには銀色のトレーに載せられた、クリームが挟まれた高さのあるシュークリームや上にクリームがトッピングされた液体が入ったグラスなどが置かれている。黒い服を着てグレーのジャケットを着た女性がシュークリームをフォークで口に運ぶ。 店内。窓際に設置された木の板のパネルスクリーンに白い文字で「SLOW NEIGHBOR HOOD」と書かれている。木目調のテーブルが設けられ、7人の男女がそれぞれテーブルに座り話をしている。白いブラウスを着た女性がカップを載せたトレーを持ち、客席へ運んでいる。

ナレーション: ヨーカイ・エクスプレスのような海外企業との提携に、どのようなメリットを期待しているのだろうか。

映像説明: 壁際の棚にさまざまな本やオブジェなどが並べられている室内。マスクをつけ、黒い服の上に白いジャケットを着た女性がインタビューに答える。

テロップ: 東日本旅客鉄道 東京支社 山手線(やまのてせん)PT グループリーダー 古田 恵美 さん

古田さん: さまざまな人種であったり、宗教であったり、体質であったりっていうところを考えて、取り組みされているっていうところは、 すごくわれわれも視野が広がっていくなっていうふうに感じました。

映像説明: Kimchi,Durian,Cardamom,,,(キムチ ドリアン カルダモン)の店内。奥にはちゅう房があり、カウンターが設けられている。木目調のテーブル席が設けられ、手前の白い柱には「K,D,C,,,(ケイ ディー シー)」と書かれたロゴの電飾文字(でんしょくもじ)が掲げられている。 ラーメンの自動調理機のモニター画面。「YO‐KAI express(ヨーカイ エクスプレス)」と表示されている。「Y」と「‐」、「KAI」は白い文字、「o」と「express」はえんじ色(いろ)の文字になっている。 タッチパネルの下部に、目が1つのろくろ首のイラストが描かれていて、タッチパネルの横には取り出し口(とりだしぐち)が2つ設けられている。

ナレーション: このインキュベーション施設には、4月、ヨーカイ・エクスプレスが入居した。JR東日本(ジェイアールひがしにほん)は、提携について…。

映像説明: 壁際の棚にさまざまな本が並べられている室内。古田さんがインタビューに答える。 黒い机の上。クリーム色(いろ)の器のフタを開けると、器に透明のフィルムが貼られていて、中に水滴が付いているのが見える。透明のフィルムをめくると、チャーシュー、なると、コーンなどが盛られたとんこつラーメンが入っている。クリーム色(いろ)の器に盛られたとんこつラーメンを箸で持ち上げる様子。壁際の棚にさまざまな本が並べられている室内。古田さんが話を続ける。

テロップ: 東日本旅客鉄道 東京支社 山手線(やまのてせん)PT グループリーダー 古田 恵美 さん

古田さん: 非常に、あの、おもしろい技術をお持ちだなというふうに感じました。 これから、もう日本(にほん)の中には、人の手を介さずに、おいしいものが食べられるっていう技術、 フードテックは、すごく可能性があるんじゃないかなっていうふうに考えて、すごく関心を持ちました。

映像説明: 白い壁の室内。高さが天井近くまである白い箱型の機械が設置されていて、5人の男女が機械の前に向かい、黒い服を着た男性が身振りを交えながら話をしている。全員マスクを着けている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): マーケティング 課題は価格や客層

ナレーション: 一方、ヨーカイ・エクスプレスでは、JR東日本(ジェイアールひがしにほん)以外とも、新たな取り組みを始めている。

映像説明: 白い壁の室内。白い箱型の機械の前面の扉を開け、紺色の服を着た男性が機械の中ほどにあるタッチパネルを操作している。グレーの服を着た男性とピンク色のシャツを着た女性がその様子を眺めている。 高さが天井近くまである白い箱型の機械。上部には大きめのタッチパネル、中ほどには小さなタッチパネルと半透明のカバーがある取り出し口(とりだしぐち)、下部には半透明のカバーがある取り出し口(とりだしぐち)がある。

ナレーション: 今後のマーケティングに必要となる、顧客のニーズ、客層、価格などの調査をするため、ある商業施設へラーメンの自動調理機を設置することを決めたのだ。

映像説明: 白い壁の室内。グレーの服を着た男性とピンク色のシャツを着た女性など、4人の人物が黒い服を着た男性の話を聞いている。全員マスクを着けている。

ナレーション: この日、行われていたのは、設置先との打ち合わせ。

映像説明: 白い箱型のラーメンの自動調理機の前で、紺色の服を着た男性がグレーの服を着た男性とピンク色のシャツを着た女性など、3人の人物に対して自動調理器のほうを示しながら話をしている。全員マスクを着けている。 グレーの服を着た男性とピンク色のシャツを着た女性が、前面の扉が開けられた自動調理機の内部を見ながら話を聞いている。2人ともマスクをつけている。

ナレーション: 責任者に最新の調理機を見せながら、販売方法や提供手段などを相談していた。

映像説明: 白い壁の室内。グレーの服を着た男性とピンク色のシャツを着た女性が話をしている。2人ともマスクを着けている。

グレーの服を着た男性: 思ったより、大がかりだね。

ピンク色のシャツを着た女性: (機械の)中でこう、使われている技術がすごい。

映像説明: ガラス張りのビルの外観の写真。出入り口の上部に「b8ta(ベータ)」のロゴの電飾文字(でんしょくもじ)が掲げられている。1階のフロアは電気がともされ、白い壁の店内の様子が見える。 白い壁の店内の写真。奥には黒いタイル張りの一角があり、白い壁には「Β」のロゴの電飾文字が掲げられている。中ほどには両端(りょうはじ)がベージュ色(いろ)の白い展示台が数台設けられ、さまざまな商品が置かれている。(写真提供 ベータ・ジャパン合同会社(ごうどうがいしゃ))

テロップ: ベータ b8ta(ベータ)

映像説明: ベータの店内の別の写真。両端(りょうはじ)がベージュ色(いろ)の白い展示台の上にボトル、円筒形(えんとうけい)や四角い箱型の機器など、さまざまな商品が置かれている。 店内の一角でドローンを飛ばしている写真。サッカーボールのような模様の白い球形のカバーがついたドローンが胸元ぐらいの高さに浮かんでいる。グレーのTシャツを着た女性が笑顔でコントローラーを操作している。黒いポロシャツを着た男性が笑顔でその様子を眺めている。 店内の一角でドローンを飛ばしている別の写真。サッカーボールのような模様の白い球形のカバーがついたドローンが天井近くの高さで浮かんでいる。コントローラーで操作する女性と黒いポロシャツを着た男性が笑顔でドローンを眺めている。(写真提供 ベータ・ジャパン合同会社(ごうどうがいしゃ))

ナレーション: 機械が設置されるのは、最先端の商品やテクノロジーの体験施設、ベータ。ここには、さまざまなイノベーティブな製品やサービスが並び、新たなテクノロジーを求めて多くの人が訪れる。

映像説明: ベータの外観のCG。白い壁の建物で、出入り口の上部には「b8ta(ベータ)」のロゴ看板があり、ガラスの壁には、「Β」のロゴの看板が掲げられている。(写真提供 ベータ・ジャパン合同会社(ごうどうがいしゃ))

テロップ: ベータ b8ta Tokyo‐Shibuya(ベータ トウキョウ シブヤ) 11月中旬オープン予定

ナレーション: 11月に東京、渋谷にオープンする新店舗に、

映像説明: 白い壁の室内。高さが天井近くまである白い箱型のラーメンの自動調理機が置かれている。

ナレーション: 主力商品であるラーメンの自動調理機が設置されるのだ。

映像説明: 白い壁の室内。ラーメンの自動調理機の取り出し口(とりだしぐち)にある半透明のカバーが下に降りると、中に赤いフタが付いた黒い器が置いてある。 白いテーブルの上。紺色の服を着た男性が黒い器に入ったラーメンを3つの白い発泡スチロールの器に取り分けている。 白いテーブルの上。白濁スープのラーメンが盛られた黒い器が置かれている。ネギやチャーシューなどが盛りつけられている。

ナレーション: 開発したばかりの日本仕様(にほんしよう)のラーメンを試食してもらい、意見を求めた。こちらはアメリカでも人気が高い、とんこつラーメン。

映像説明: 白い壁の室内。グレーの服を着た男性とピンク色のシャツを着た女性が、紺色の服を着た男性からとんこつラーメンが入った白い発泡スチロールの器を受け取る。 グレーの服を着た男性とピンク色のシャツを着て右耳にマスクをかけた女性が並んで立ちながら、白い発泡スチロールの器に入ったとんこつラーメンを箸で口に運ぶ。

ナレーション: 麺はかためにするなど、日本向け(にほんむけ)ならではの工夫をこらしてみたが、その反応は…。

グレーの服を着た男性: うん。うまい。 麺がおいしい。 すごくこだわって作ってらっしゃるのを感じますね。

ピンク色のシャツを着た女性: なんか、紅ショウガみたいなの入ってますね。

映像説明: 白い壁の室内。グレーの服を着た男性とピンク色のシャツを着て右耳にマスクをかけた女性が並んで立ちながら、とんこつラーメンが入った白い器を口元に運び、スープを飲んだり、箸で麺を口に運ぶ。 白いタイルとガラスブロックの壁の前。マスクを着けグレーの服を着た男性がインタビューに答える。

テロップ: ベータ・ジャパン合同会社(ごうどうがいしゃ) 北川 卓司(きたがわ たくじ) 代表

北川代表: 新しいがゆえに、価格ですとか、まあ、あとは食べていただく層というものが、ある程度選定が難しいのかなと思ってますので、どこに置くのかも含めてですね、 今後、われわれが集めた定性的なお客様の声、フィードバックをきちんとお渡ししてですね、 いろんなところを選んでいただければなと思っております。

映像説明: ホテルのロビーの一角。ラーメンの自動調理機が設置されていて、タッチパネルにはラーメンの写真付きのメニューが映し出され、下部には鉢巻きをつけたタコのイラストが描かれている。黒い上着を着た男性がタッチパネルを操作すると、「Tonkotsu Ramen(とんこつラーメン)」の文字とラーメンの写真、料金などが拡大表示される。隣で水色の上着を着た女性がその様子を見ている。 Kimchi,Durian,Cardamom,,,(キムチ ドリアン カルモダン)の店内。奥にはちゅう房があり、カウンターが設けられている。中ほどにある白い柱には「K,D,C,,,(ケイ ディー シー)」と書かれたロゴの電飾文字(でんしょくもじ)が掲げられている。手前のカウンターには、食材の写真や「キムチ ドリアン カルダモン」と書かれたプレートが置かれている。カウンターの中にマスクをつけ、白い服を着た女性が立っている。 白い壁の室内。北川代表とピンク色のシャツを着て右耳にマスクをかけた女性が並んで立ちながら、白い発泡スチロールの器に入ったラーメンを箸で口に運ぶ。

ナレーション: ラーメンの新しい体験がアメリカを飛び出して、日本にも広がり始める。

映像説明: ホテルのロビーの一角。ラーメンの自動調理機が設置されている。自動調理機の横に木目調の3段の棚、飲み物の瓶が並んだ冷蔵ショーケースが置かれている。自動調理機の左側には大きなタッチパネルがあり、ラーメンを湯切りザルから器に移す様子や「Yo‐Kai Express(ヨーカイ エクスプレス)」のロゴなどが映し出されている。右側にはモニターと商品の取り出し口(とりだしぐち)が2つある。 ラーメンの自動調理機の前。ベージュ色(いろ)のチェック柄のジャケットを着てマスクをつけ、眼鏡をかけた男性がタッチパネルを操作している。 黒い服を着た男性が取り出し口(とりだしぐち)からクリーム色(いろ)の器を取り出している。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 新しい食の体験を いつでも! どこでも!

テロップ: 「食」のプラットフォーマー

ナレーション: これから先、ヨーカイ・エクスプレスが目指すのは、ラーメンをはじめ、いつでも、どこでも、おいしいものを届ける「食」のプラットフォーマーとなること。

映像説明: テーブルや色とりどりの椅子が置かれたロビーの一角。紺色のチェック柄のシャツを着た男性がクリーム色(いろ)のテーブルに座り、クリーム色(いろ)の器に入ったラーメンを箸を使い、口に運んでいる。 ホテルのロビーの一角。ラーメンの自動調理機のタッチパネルを操作しながら、黒い長袖の服の上に背中側にタコのイラストが描かれたえんじ色(いろ)のポロシャツを着たリンCEOと女性が話をしている。 自動調理機の前で、黒い長袖の上にえんじ色(いろ)のポロシャツを着た女性がリンCEOに話をしている。

テロップ: Yo‐Kai Express(ヨーカイ エクスプレス) アマンダ・ゾン COO(シーオーオー)

ナレーション: 今後は、日本や世界の飲食業界に、多様なメニュー開発や非接触での提供技術、そして、省人化を提案していきたいという。

映像説明: 黒い壁の室内。「LIVE(ライブ)」や「aloft」などの文字がある四角い箱が積み上げられ、「LIVE(ライブ)」の文字などがあるグレーの布地がかけられた壁の前でゾンCOO(シーオーオー)がインタビューに答える。

ゾンCOO(シーオーオー)・英語: 私たちは最新鋭の調理技術を持っています。 これから先も、世界中のおいしい料理、その店でしか食べられないメニューを商品化すべく、 すばらしいレストラン、著名なシェフともプロジェクトを進めています。

映像説明: スタジオ。画面左側には江連(えづれ)キャスターが写り、右側にはモニターが設置されている。モニターには黒いテーブルの上に置かれたクリーム色(いろ)の器に盛られたひき肉、もやし、ネギなどが入ったラーメンを箸で持ち上げる様子、黒い円卓でオリーブグリーンの服に黒い上着を着た男性と白いTシャツに水色の上着を着た女性がラーメンを箸で口に運ぶ様子、リンCEO がラーメンの自動調理機のタッチパネルを操作しながら話をしている様子が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話をする。

江連(えづれ)キャスター: 湯気が立ちのぼる熱々のラーメン。まさに無人の屋台といった感じでした。ラーメン以外にも、こうした技術のチカラで、いつでもどこでも、おいしいものが手軽に食べられるといいですね。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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