外為法に基づく安全保障貿易管理 ‐技術流出防止の観点から‐

2021年08月05日

日本の製品や技術が、意図せず軍事目的に転用されないよう規制しているのが「外国為替および外国貿易法(外為法)」で定める「安全保障貿易管理制度」だ。その制度を基に、外国との貿易等で気を付けなればならない、技術情報に係る規制を解説したうえで、民間企業、研究機関の対策事例を紹介する。

(13分04秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 黒を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に無数の小さな点が動いている。中が空洞になった水色の地球儀が回転しながら現れる。水色の数字やアルファベットなどが画面の上から下へ流れ、数本の水色の線が尾を引きながら地球儀の周りを回っている。

ナレーション: さまざまな情報が瞬時に国境を超える時代。国際社会の安定を脅かす国家やテロリストに重要な情報が流出するリスクも高まっている。

映像説明: 広いオフィス。透明のパーテーションで仕切られた白い机が対面で設置されている。マスクを着けた3人の男性がそれぞれ机の上のデスクトップパソコンに向かっている。

ナレーション: 番組では、対策を進める企業や研究機関を取材。

映像説明: 広いオフィス。奥の窓から太陽光がさし込んでいる。透明のパーテーションで仕切られ、デスクトップパソコンなどが置かれている白い机の前で、白いシャツを着て眼鏡をかけた男性がインタビューに答える。

テロップ: 輸出管理担当者

輸出管理担当者: 相手先や用途ですね。そういったところに懸念情報がないかどうか。

映像説明: 白い壁の室内。壁側には観葉植物が置かれている。白地にグレーのラインチェック柄のシャツを着て眼鏡をかけた男性が、椅子に座りインタビューに答える。

テロップ: 輸出管理担当者

輸出管理担当者: 今やっている仕事の責任とか、その重みっていうのは、すごく実感してます。

映像説明: 芝生の上。銅色(どういろ)のモニュメントが設置されている。モニュメントには「2007.6.25 判決日」「2010.7.02行政制裁終了日」「誓いの言葉」「あやまちを風化させないために」などの文字が刻まれている。 白い壁のオフィスの中。マスクを着け白いシャツを着て眼鏡をかけた男性がノートパソコンがある机に向かって座り、画面を見ながら話をしている。パソコン画面には、「次期QVPAK(キューブイパック)要求仕様書」と題され、「提供依頼」、「技術情報」、「提供確認」といった項目があるフォームが表示されている。

テロップ: 技術提供に潜むリスクとは

ナレーション: 知らなかったでは済まされない、技術提供に潜むリスクと対策を解説する。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調とした背景の前に立つ2本のシルバーの柱のあいだにはモニターが置かれている。モニターには地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。モニターの前にはタイル調の大きなカウンターデスクが置かれ、左側に白いスーツを着た女性キャスター、右側には白いシャツに茶色のジャケットを着た女性が座っている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: スタジオ。画面の左側に女性キャスター。右側には小型モニターがあり、工場の中で白い帽子をかぶり、白い作業着を着た3人の作業員が機械の前に立ち作業する姿、基板のような製品が機械にかけられ測定されている様子、金色の部品が四角いアーム型の機械で測定されている様子、透明のガラスケースの中に展示された筒に巻かれた炭素繊維と強化プラスチックの製品、別の透明のガラスケースの中に展示された「単層CNT単層マイクロキャパシター」という製品と「多層CNTとスーパーエンジニアリングプラスチックの複合材料(ふくごうざいりょう)」という製品、オフィスの中でマスクを着けた輸出管理担当者がパソコンに向かう姿、別のオフィスの中でマスクを着けた輸出管理担当者が冊子を参照しながらパソコンに向かう姿などが映し出されている。女性キャスターが話を続ける。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: 海外との貿易で気を付けなければならないのが、日本の製品や技術が、意図せずに兵器の開発に転用されることです。そうしたことがないように規制しているのが、外国為替及び外国貿易法、いわゆる「外為法」の「安全保障貿易管理制度」です。そのなかでも今回は、技術取引に関する規制に焦点を当て、技術流出防止の取り組みについて紹介していきたいと思います。

テロップ: 外為法に基づく安全保障貿易管理 ‐技術流出防止の観点から‐

映像説明: スタジオ。薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調とした背景の前に立つ2本のシルバーの柱のあいだにはモニターが置かれている。モニターには「外為法に基づく安全保障貿易管理 ~技術流出防止の観点から~」というタイトルが表示されている。モニターの前にはタイル調の大きなカウンターデスクが置かれ、左側に江連(えづれ)キャスター、右側に白いシャツに茶色のジャケットを着た女性が座っている。 白いシャツに茶色のジャケットを着た女性がおじぎをしながら挨拶する。

江連(えづれ)キャスター: スタジオには、経済産業省の村田 怜衣良(むらた れいら)さんにお越しいただいています。よろしくお願いします。

テロップ: 経済産業省 安全保障貿易管理課 村田 怜衣良(むらた れいら)さん

村田さん: よろしくお願いします。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: まず、外為法における「安全保障貿易管理制度」とは、どういったものなのでしょうか?

映像説明: スタジオ。画面の右側に村田さん。左側には小型モニターがある。 モニターに「安全保障貿易管理制度」と題された表が表示される。「日本企業や研究機関の技術がテロリスト等に流出することを防ぐ」と記されていて、その下に赤い文字で「経済産業大臣の許可を得ずに海外へ持ち出すと罰せられる」という説明が追加表示される。村田さんが話を続ける。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 外為法における技術取引規制とは

村田さん: はい。日本(にほん)の企業や研究機関の技術が、大量破壊兵器の開発を懸念される国やテロリストに渡ることを防ぐための制度です。規制されている技術を、経済産業大臣の許可を得ずに、勝手に海外へ持ち出すと罰せられます。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: そうしますと、対象となるのはやはり軍事的な目的で使う製品や技術ということなんでしょうか。

映像説明: スタジオ。画面の右側に村田さん。左側には小型モニターがある。 モニターには、「安全保障貿易管理制度」と題された表が表示されていて、「規制対象の例」と題された表に切り替わる。「工作機械」、「バイオ技術」、「炭素繊維」の「民生用途」と「軍事用途」の例について、それぞれ文字とイラストで説明されている。「工作機械」の民生用途は自動車の製造や切削、軍事用途はウラン濃縮用遠心分離機の製造、「バイオ技術」の民生用途は農産物の生産、軍事用途は生物兵器の製造、炭素繊維の民生用途は航空機の構造材料、軍事用途はミサイルの構造材料とある。村田さんが話を続ける。

村田さん: いいえ。そうではないんです。大量破壊兵器の製造に必要な技術の多くは、民生用と軍事用の両方で利用できるものが多いため、

映像説明: 白を背景に「規制対象の例」と題された表が表示される。「工作機械」、「バイオ技術」、「炭素繊維」の民生用途と軍事用途についてそれぞれ文字とイラストで説明されている。「工作機械」の民生用途は自動車の製造や切削、軍事用途はウラン濃縮用遠心分離機の製造、「バイオ技術」の民生用途は農産物の生産、軍事用途は生物兵器の製造、炭素繊維の民生用途は航空機の構造材料、軍事用途はミサイルの構造材料とある。「工作機械」の行が赤枠で囲まれる。表の下に赤い文字で「関連する技術や情報も規制の対象」という説明が追加表示される。

村田さん: 軍事に使えるものも管理の対象となります。たとえば工作機械は、自動車の製造などに使われますが、軍事用途ではウラン濃縮用の遠心分離機にも使うことができます。製品はもちろん、関連する技術や情報も規制対象となります。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: 製品はまだ分かりやすいのですが、技術や情報は少しイメージがしづらいですよね。

映像説明: スタジオ。画面の右側に村田さん。左側には小型モニターがある。 モニターには「規制対象となるのは」と題された図が映し出されている。「設計」、「製造」、「使用」についての規制対象が文字とイラストで説明されている。「設計」は設計図、試作データなどが、「製造」は組み立て手順などが、「使用」はマニュアル、説明書などがその対象となることが説明されている。村田さんが話を続ける。

村田さん: そうですね。規制対象となる技術は、対象である貨物に関連する技術です。

映像説明: 水色のグラデーションを背景に「規制対象となるのは」と題された図が表示されている。「設計」、「製造」、「使用」と大きく書かれていて、それぞれ文字とイラストで説明されている。「設計」は設計図、試作データなどが、「製造」は組み立て手順などが、「使用」はマニュアル、説明書などがその対象となることが説明されている。「設計、「製造」、「使用」の文字が赤い線で囲まれる。画面下部に赤い文字で「文書 メール 口頭での技術提供も」と書かれた説明が追加表示される。

村田さん: 例えば、その製品の設計、製造、使用に関連する技術となります。また技術情報が含まれる文書や電子ファイルなどの受け渡し、メールでの送信のほか、口頭での技術提供も対象となりますので注意が必要です。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。2人のあいだにあるモニターには「外為法に基づく安全保障貿易管理 ~技術流出防止の観点から~」というタイトルが表示されている。江連(えづれ)キャスターが左手をあげる身振りを合図にモニターの画面の内容が切り替わる。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 実際の問い合わせ事例に回答

江連(えづれ)キャスター: では、実際の事例を基に、規制について理解を深めていきたいと思います。まずは、こちらです。

映像説明: 白と薄い青の空洞になった世界地図のコンピューターグラフィックスを背景に、青枠で囲まれた水色のベースに「Q 農産物の生産のために開発したバイオ技術が取引規制を受けた。なぜか。」と題された質問が表示される。 スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: 農産物の効率的な生産のために開発した当社のバイオ技術が取引規制を受けました。なぜでしょうか。ということですが、農家の方(かた)にとって良い技術だと思うんですが…。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。 画面の右側に村田さん、左側には小型モニターがある。モニターには白と薄い青の空洞になった世界地図のコンピューターグラフィックスを背景に、青枠で囲まれた水色のベースに、「Q 農産物の生産のために開発したバイオ技術が取引規制を受けた。なぜか。」という質問が表示されている。質問表示の下にオレンジ色(いろ)の枠で囲まれたオレンジ色(いろ)のベースに「A 生物兵器製造に転用される可能性あり」という回答が表示される。 モニター画面に切り替わる。オレンジ色(いろ)の枠で囲まれたオレンジ色(いろ)のベースの回答の下に、赤い文字で「規制対象かどうかの確認が必須」と書かれた説明が追加表示される。

村田さん: はい。なぜかといいますと、バイオ技術は、生物兵器製造に転用される可能性があります。一見、規制対象ではなさそうな技術であっても、規制対象かどうか、必ず確認するようにしてください。

映像説明: スタジオ。画面の右側に村田さん、左側に質問と回答が表示されたモニターがある。村田さんが話を続ける。

テロップ: 経済産業省「安全保障貿易管理」ウェブサイト 「貨物・技術の合体マトリクス表」

村田さん: 経産省の安全保障貿易管理ホームページの「貨物・技術の合体マトリクス表」を使用して、効率的に確認することができます。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。江連(えづれ)キャスターが左手をあげる身振りを合図に、モニターの画面の内容が切り替わる。

江連(えづれ)キャスター: さて続いては、こんな事例です。

映像説明: 白と薄い青の空洞になった世界地図のコンピューターグラフィックスを背景に、青枠で囲まれた水色のベースに、「Q 戦闘機の主翼製造にも転用できる炭素繊維の加工技術を海外の関連会社にメールした。問題になるか。」という質問が表示される。 スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: 戦闘機の主翼製造にも転用できる炭素繊維の加工技術情報をメールに添付して海外の関連会社へ送りました。問題になりますか。ということなんですが、関連会社とのやりとりですから、問題ないように思うんですが、いかがでしょうか。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。 画面の右側に村田さん。左側には小型モニターがある。モニターには白と薄い青の空洞になった世界地図のコンピューターグラフィックスを背景に、青枠で囲まれた水色のベースに、「Q 戦闘機の主翼製造にも転用できる炭素繊維の加工技術を海外の関連会社にメールした。問題になるか。」という質問が表示されている。質問表示の下にオレンジ色(いろ)の枠で囲まれたオレンジ色(いろ)のベースに「A 炭素繊維の加工技術は兵器製造に直結」という回答が表示される。 モニター画面に切り替わる。オレンジ色(いろ)の枠で囲まれたオレンジ色(いろ)のベースの回答の下に、赤い文字で「国内外問わず 非居住者に対して送った場合 規制対象」と書かれた説明が追加表示される。

村田さん: 実はこれ、大問題なんです。

江連(えづれ)キャスター: そうなんですか。

村田さん: 炭素繊維の加工技術は兵器の製造に直結しますから、送信先がたとえ関連会社でも、海外の会社、もしくは国内であっても外国人のような非居住者に対して送った場合、規制に該当します。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: そうなんですね。規制されている情報・技術と知らずに流出させてしまうケースは、どういった要因で起こるのでしょうか。

映像説明: スタジオ。画面の右側に村田さん、左側にモニターがある。モニターには水色のグラデーションを背景に「なぜ違反が起きたのか」と題された円グラフが表示されている。「管理体制の不備」が50%を占め、濃い青で塗られている。吹き出しで「形骸化 認識不足など」という補足説明が加えられている。続いて「該非判定の誤り」が41%で、吹き出しで「未実施 誤認識など」という補足説明が加えられている。ほかに「取引審査」が5%、「出荷管理」が3%、「故意、重過失」が1%と記されている。(出所:経済産業省 安全保障貿易管理ウェブサイト(2019年度)) モニター画面の内容に切り替わる。「管理体制の不備 50%」、「該非判定の誤り 41%」と書いてある部分が順々に赤く強調表示される。

村田さん: はい。2019年度の違反事例を見てみると、管理体制の不備や外為法の認識不足などが50%、規制対象となっているかどうかの該非判定の誤りなどが41%です。きちんと確認していれば防げたケースが圧倒的に多いんです。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが並んで座っている。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: では、具体的にどんな管理体制を構築すれば、こうしたミスが防げるのか。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)のモニターを背景にした江連(えづれ)キャスターのバストショット。

江連(えづれ)キャスター: 過去の失敗に学び、体制を見直した企業を取材しました。

映像説明: 4階建てほどの高さの茶色い建物の外観。建物の左上部には「Mitsutoyo」の立体文字、中央上部には企業ロゴの立体看板が掲げられている。ビルの右側の外壁は黒いネットで覆われている。建物の前には植え込みがあり、手前には車が出入りする道路、左側には白い屋根の建物が建っている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 過ち乗り越え徹底した輸出管理

テロップ: 川崎市

テロップ: ミツトヨ 精密測定機器の製造・販売

ナレーション: 精密測定機器メーカー、ミツトヨ。

映像説明: 緑の床の広い工場の中。たくさんの機械が等間隔に設置されていて、マスクを着け作業着を着た3人の男性従業員が機械の前でモニターを見ながら作業をしている。 機械の台の上。透明の板の上に基板などが置かれ、上から青い線が縦に入った機械が動きながら基板などに照射している。 黒い台の上、金色の部品が銀色の支柱に支えられている。四角いアームの先に黒い球体がついていて、その先に可動式のアームがついている。アームの先の細い金属が金色の部品の側面の穴を測定している。

ナレーション: 世界に47の支社・事業所を持ち、外国との貨物取引、技術提供も多い。

映像説明: 芝生の上。黒い台の上に銅色(どういろ)のモニュメントが設置されている。モニュメントには「2007.6.25 判決日」「2010.7.02行政制裁終了日」「誓いの言葉」「あやまちを風化させないために」などの文字が刻まれている。

テロップ: 外為法違反で行政処分を受けた

ナレーション: 本社の敷地内には、誓いの言葉を記したモニュメントが建てられている。ミツトヨは、規制対象の測定機を無許可で輸出したとして、2007年に外為法違反の罪で行政処分を受けている。モニュメントは、その過ちを忘れないために建てられたのだ。

映像説明: 緑の床の広い工場の中。たくさんの機械が等間隔に設置されていて、マスクを着け作業着を着た4人の男性従業員が機械の前で作業をしている。

ナレーション: 誤った運用で輸出管理をしていたため、不正は起きた。

映像説明: 窓から太陽光がさし込む広いオフィス。机が向かい合って設置されており、机と机のあいだにはアクリル板が設置されている。マスクを着けた十数人の従業員が、それぞれ椅子に座り、机の上のデスクトップパソコンやノートパソコンに向かって作業をしている。 マスクを二重に着け、白地にグレーのラインチェック柄のシャツを着て眼鏡をかけた輸出管理担当者が机の上のノートパソコンを操作している。奥には白いシャツを着て眼鏡をかけた女性や黒いジャケットを着た男性が机の上のパソコンに向かって作業をしている。全員マスクを着けている。

テロップ: 安全保障貿易管理部

ナレーション: これを受け、ミツトヨは社長直轄の安全保障貿易管理部を設置。

映像説明: 白いシャツを着て眼鏡をかけた女性が、机の上のノートパソコンの画面を見ている。白いシャツを着た男性が机の上のノートパソコンに向かって作業をしている。全員マスクを着けている。

テロップ: 国内外で約400人が輸出管理を担当

ナレーション: 現在では、事業所や海外の現地法人ごとに担当者を置き、国内外で400人ほどが輸出管理に携わる。担当者は制度をきちんと理解し、漏れがないよう防いでいる。

映像説明: パソコンに表示された「技術提供情報」と題されたフォームのキャプチャ画面。「提供依頼」「技術情報」「提供確認」などの項目がある。

テロップ: データベースで一元管理

ナレーション: さらに、独自のデータベースを構築して、技術提供までの経緯をいつでも把握できるようにしている。

映像説明: 白い壁と観葉植物が置かれた室内。白地にグレーのラインチェック柄のシャツを着て眼鏡をかけた輸出管理担当者が椅子に座り、インタビューに答える。

テロップ: ミツトヨ 安全保障貿易管理部 鈴木 淳一 部長

鈴木部長: いつ、誰が、その情報を作って、じゃあその情報をいつ誰が提供していいよという承認をするかというようなことが、 一応データ上(じょう)、一元管理で管理するような体制ということで、技術提供管理を行っております。

映像説明: 広いオフィス。マスクを着け白いシャツを着て眼鏡をかけた男性が、机に向かって座り、ノートパソコン画面を見ながら話をしている。パソコン画面には「技術提供情報」のフォームが表示されている。

ナレーション: 規制に該当する製品や技術情報は、海外現地法人に渡したあとでも、外為法に基づいて管理しなければならない。

映像説明: オフィスの中。机の上のデスクトップパソコンのモニターに「年間教育計画」と題された表が映し出されている。 白い机の上。キングファイルにとじられた「輸出管理実務能力試験問題」の書類。問題が10問記載され、回答欄には答えに赤で丸が付けられている。 書類のアンケート欄。「3. 今回の研修全般に対するご意見、ご感想をご記載ください。」という設問に社員の感想が書かれている。

テロップ: 徹底した社員教育

ナレーション: さらに、社員への教育も徹底。入社時をはじめ、定期的に研修を行い、受講者は理解度テストを受けたり、アンケートを通して輸出管理について理解を深めていく。

映像説明: 緑の床の広い工場の中。さまざまな機械が設置され、トレーカートなども置かれている。白い帽子をかぶり、白い作業着をきた5人ほどの作業員が動き回り作業をしている。 工場の中の一角。白い帽子をかぶり、白い作業着を着た3人の作業員がそれぞれ機械の前に立ち作業をしている。 室内。グレーの壁には製品に関する説明が書かれたプレートが掲げられ、壁際に設置された白い台には、さまざまな種類の測定器が展示されている。 室内の一角。モニターやパンフレットなどが置かれた壁側の棚の前に、白い円形の台が設けられている。白い円形の台の上には、さまざまな種類の測定器が十数台展示されている。

ナレーション: こうした取り組みが評価され、ミツトヨはいまや、経産省から輸出管理のロールモデル企業として認められている。

映像説明: 広いオフィス。鈴木部長が机に向かって座り、ノートパソコンを操作している。 白い壁の室内。壁側には観葉植物が置かれている。鈴木部長が椅子に座り、手振りを交えて話をしている。

ナレーション: 不正発覚当時、同僚や上司が警察に呼ばれていった姿を今でも覚えているという鈴木さん。

映像説明: 白い壁の室内。壁側には観葉植物が置かれている。鈴木部長が椅子に座り、インタビューに答える。

鈴木部長: 僕の中ではすごく衝撃だったんですね。 だから、やはり会社としてちゃんと生まれ変わらなきゃいけないんだっていうのは、個人としてはそのプロセスがあって、 あの、今やっている仕事の責任とか、その重みっていうのはすごく実感してます。

映像説明: スタジオ。薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調とした背景の前に立つ2本のシルバーの柱のあいだにはモニターが置かれている。モニターには「外為法に基づく安全保障貿易管理 ~技術流出防止の観点から~」というタイトルが表示されている。モニターの前にはタイル調の大きなカウンターデスクが置かれ、左側に江連(えづれ)キャスター、右側には白いシャツに茶色のジャケットを着た村田さんが座っている。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: 徹底的な管理を行っているのが印象的でしたね。この規制に違反した場合は、どのような罰則があるのでしょうか?

映像説明: 画面の右側に村田さん。左側には小型モニターがある。モニターには「外為法に基づく安全保障貿易管理 ~技術流出防止の観点から~」というタイトルが表示されている。 点と線をモチーフにした背景に「外為法に基づく罰則」と題された表が表示される。「刑事罰」は、法人は「10億円以下の罰金」、個人は「10年以下の懲役」。「3,000万円以下の罰金」とあり、「行政処分」は「輸出や技術提供などの取引を最長3年禁止」と書かれている。

村田さん: 技術取引規制に違反した場合は、最大で10億円の罰金と、10年以下の懲役が科せられる場合があります。さらに最長3年間の輸出および技術の提供取引の禁止といった行政処分が課せられる可能性がありますので、深刻な事態につながります。

江連(えづれ)キャスター: やはり組織内での仕組みづくりが大切なんですね。

村田さん: そうですね。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。2人のあいだにあるモニターには「外為法に基づく安全保障貿易管理 ~技術流出防止の観点から~」というタイトルが表示されている。江連(えづれ)キャスターが左手をあげる身振りを合図に、モニター画面の内容が切り替わる。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 実際の問い合わせ事例に回答

江連(えづれ)キャスター: 続いては、こちらの事例です。

映像説明: 白と薄い青の空洞になった世界地図のコンピューターグラフィックスを背景に、青枠で囲まれた水色のベースに「Q 共同研究で海外の研究者を受け入れるが、安全保障貿易管理の観点で、気をつけるべき点はあるか。」という質問が表示される。

江連(えづれ)キャスター: 共同研究のため、海外の研究者を所属組織に受け入れることになりました。安全保障貿易管理の観点で気をつけるべき点はありますか、ということなんですね。これは、海外からの人材もチェックするということですか?

映像説明: スタジオ。画面の右側に村田さん。左側には小型モニターがある。モニターには白と薄い青の空洞になった世界地図のコンピューターグラフィックスを背景に、青枠で囲まれた水色のベースに、「Q 共同研究で海外の研究者を受け入れるが、安全保障貿易管理の観点で、気をつけるべき点はあるか。」という質問が表示されている。質問表示の下に、オレンジ色(いろ)の枠で囲まれたオレンジ色(いろ)のベースに、「A ◆提供する技術が規制対象かどうか確認 ◆事前に人物チェック」という回答が表示される。 モニター画面の内容に切り替わる。

村田さん: はい、そうなんです。海外からの研究者や留学生を受け入れる際は、提供する技術が規制対象に該当するかどうか確認が必要です。また、受け入れ前に本人や所属組織に安全保障上(あんぜんほしょうじょう)の懸念がないか、確認することを求めています。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)のモニターを背景にした江連(えづれ)キャスターのバストショット。江連(えづれ)キャスターが話をする。

江連(えづれ)キャスター: 規制対象技術かどうかの確認と人物チェックが必要となるわけですが、そこで、これまで多くの外国人研究者を受け入れてきた、ある研究施設を取材しました。

映像説明: 曇り空の下。芝生の上に「AIST 産業技術総合研究所(さんぎょうぎじゅつそうごうけんきゅうしょ)」と記された石碑があり、上にはグレーのモニュメントが設置されている。モニュメントの後ろには木々(きぎ)が生い茂る植え込みがあり、右側には歩道と車道が設けられている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 外国人受け入れの研究機関では

テロップ: 茨城県 つくば市

テロップ: 産業技術総合研究所(さんぎょうぎじゅつそうごうけんきゅうしょ)

ナレーション: 国の研究機関である、産業技術総合研究所(さんぎょうぎじゅつそうごうけんきゅうしょ)、産総研。

映像説明: 室内の一角。幾何学模様の壁の前に、青、シルバー、白、黒の4体のロボットが展示されている。 グレーの台の上。透明のガラスケースの中に展示された筒に巻かれた炭素繊維と強化プラスチックの製品が展示されている。 白い台の上。透明のガラスケースの中にカメラや顕微鏡などの製品が製品説明のパネルとともに展示されている。

ナレーション: 国内11ヵ所にある研究拠点では、幅広い分野の最先端技術が研究されている。

映像説明: 広いオフィス。透明のパーテーションで仕切られた白い机が向かい合って設置されている。マスクを着けた3人の男性が机の上のデスクトップパソコンに向かっている。 マスクを着けた輸出管理担当者が冊子を見ながらパソコンに向かっている。

テロップ: 安全保障輸出管理チーム

ナレーション: 共同研究者などに技術を提供する場合は、研究部門から電子システムを通して申請があり、担当者が法令集を見ながら規制対象かどうか該非判定を行っていく。

映像説明: 広いオフィス。奥の窓から太陽光がさし込んでいる。透明のパーテーションで仕切られたデスクトップパソコンなどが置かれている白い机の前で、白いシャツを着て眼鏡をかけた輸出管理担当者がインタビューに答える。

テロップ: 産業技術総合研究所(さんぎょうぎじゅつそうごうけんきゅうしょ) 安全保障輸出管理チーム 久芳 弘義 室長代理

久芳室長代理: 共同研究の際には、技術提供というのが発生するので、その技術について、その技術自体がですね、外為法に抵触するかどうかというのと、 相手先、用途ですね。そういったところに懸念情報がないかどうかというのを確認をしています。

映像説明: オフィスの中。久芳室長代理が、机の上のデスクトップパソコンに向かっている。 広いオフィス。机が向かい合って設置されていて、机と机のあいだにはビニールシートが設置されている。久芳室長代理を含む3人の男性が机の上のデスクトップパソコンに向かっている。全員マスクを着けている。

テロップ: 提供先の懸念は 「外国ユーザーリスト」などを参考にチェック

ナレーション: 提供先の懸念については、経産省が公開している「外国ユーザーリスト」などを参考にしてチェックする。

映像説明: 広いオフィス。机が向かい合って設置されていて、奥には従業員数人が机に向かって作業をしている。手前では、白いシャツに眼鏡をかけた2人の男性がノートパソコンを見ながら、1人は画面を指さし、1人はパソコンの操作をして話をしている。

ナレーション: 産総研でも職員への教育には力を入れている。

映像説明: マスクをつけ、白いシャツを着て、眼鏡をかけた男性がノートパソコンの画面を見ている。机の左右にはパソコンのモニターが置かれている。 マスクを着け白い服を着た女性が机の上のデスクトップパソコンに向かっている。机の上の右側にはパソコンのモニターとノートパソコンが置かれている。デスクトップパソコンの画面には、「産総研 e‐learning(イーラーニング)システム」と書かれ、「産総研の輸出管理手続き②」と題されたスライドが映し出されている。

テロップ: eラーニング

テロップ: すべての職員に受講義務

ナレーション: 独自にeラーニングを作成し、輸出管理に関する意識向上のため、毎年すべての職員に受講を義務づけている。

映像説明: 広いオフィス。マスクを着け白いシャツに眼鏡をかけた男性がパソコンが置かれている机に向かって座り、インタビューに答える。

テロップ: eラーニングを受けた職員

eラーニングを受けた職員: 細かいところは覚えていないところも多いので、 そういったときにはeラーニングをやっぱり何回も繰り返すというところが、非常に理解をするうえで重要、助かるところだと思っています。

映像説明: 産総研の英語のeラーニング受講画面。輸出管理に関する説明がイラストと英語で書かれている。

テロップ: 英語版

ナレーション: eラーニングには英語版もあり、外国人研究者も受講する。

映像説明: 白い壁の会議室。正面の壁にはスクリーンが設置されている。スクリーンの左側にはオレンジのシャツに黒いジャケットを着た女性が立ち、スクリーンを見ながら説明している。手前には長机(ながづくえ)が並べられ、5人ほどの外国人男女が並んで座っている。 オレンジのシャツに黒いジャケットを着た女性が立って説明している。女性の前にはノートパソコンが置かれた台がある。長机(ながづくえ)が並べられていて、15人ほどの外国人男女が1つの長机(ながづくえ)に2人ずつ座り、女性の話を聞いている。 白い壁の研究室のような部屋。奥には白い棚があり、透明の容器のようなものが置かれている。白衣を着て手袋を着けた3人の外国人男女が1つの透明の容器のようなものを手に持ち、話をしている。 白い壁の部屋。机の上のデスクトップパソコンを挟んで、白衣を着た男性と女性が座って話をしている。奥では、髪を1つに束ねた外国人女性と白衣を着て眼鏡をかけた外国人男性が話をしている。((C)産総研)

ナレーション: 英語版の研修資料を用意するなど、日本の外為法への理解を促すしくみを整えている。

映像説明: 白い台の上に赤外線カラー暗視(あんし)カメラなどが、それぞれガラスケースに入れられ展示されている。 白い壁の部屋。上部と左右の枠が白く中央部分はグレーの縦に細長い箱型の機械が5台並べて展示されている。上部にはモニターがあり、モニターの下の部分はくぼんでいて、赤や緑のスイッチやレバーが設置されている。右奥には、白い台の上にモニターのようなものが置かれている。 広いオフィス。奥に窓があり太陽光がさし込んでいる。久芳室長代理がデスクトップパソコンとノートパソコンが置かれている机の前に座り、インタビューに答える。

久芳室長代理: 研究者の方(かた)で技術提供というのが輸出と違って目に見えづらいこともあって、 なかなか外為法の規制対象だということを理解してもらえないということはあったと思います。 なので、そこのところは丹念にずっと教育活動を実施していったりとか、 eラーニングを作成して受講していただくことで、意識を高めていったというところはあると思います。

映像説明: スタジオ。薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調とした背景の前に立つ2本のシルバーの柱のあいだにモニターが置かれている。モニターには芝生の上にグレーのモニュメントが設置された「AIST 産業技術総合研究所(さんぎょうぎじゅつそうごうけんきゅうしょ)」と記された石碑や室内に展示された青、シルバー、白、黒の4体のロボット、透明のガラスケースの中に展示された筒に巻かれた炭素繊維と強化プラスチックの製品が映し出されている。モニターの前にはタイル調の大きなカウンターデスクが置かれ、左側に江連(えづれ)キャスター、右側には白いシャツに茶色のジャケットを着た村田さんが座っている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 研究機関や大学の輸出管理

江連(えづれ)キャスター: 研究機関や大学は企業と比較して、より幅広い分野を扱っていることが多いですよね。

映像説明: スタジオ。画面の右側に村田さん。左側には小型モニターがある。モニターには室内に展示された青、シルバー、白、黒の4体のロボット、透明のガラスケースの中に展示された筒に巻かれた炭素繊維と強化プラスチックの製品が映し出されている。村田さんが話をする。 広いオフィス。机が向かい合って設置されていて、奥には従業員数人が机に向かって作業をしている。手前では、白いシャツに眼鏡をかけた2人の男性がノートパソコンを見ながら、1人は画面を指さし、1人はパソコンの操作をして話をしている。 マスクをつけ、白いシャツを着て、眼鏡をかけた男性がノートパソコンの画面を見ている。机の左右にはパソコンのモニターが置かれている。 マスクをつけ、白いニットを着て眼鏡をかけた女性がヘッドホンをつけ、デスクトップパソコンに向かっている。モニターには「産総研 e‐learning(イーラーニング)システム」の画面が映し出されている。

村田さん: そうですね。海外との交流がますます増えるなか、輸出管理部門のみの対応には限界もあります。各研究員や各教授への安全保障貿易管理に関する普及を進めることは非常に重要です。

映像説明: スタジオ。薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調とした背景の前に立つ2本のシルバーの柱のあいだにはモニターが置かれている。モニターには「外為法に基づく安全保障貿易管理 ~技術流出防止の観点から~」というタイトルが表示されている。モニターの前にはタイル調の大きなカウンターデスクが置かれ、左側に江連(えづれ)キャスター、右側には白いシャツに茶色のジャケットを着た村田さんが座っている。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 輸出管理 まずは何から?

江連(えづれ)キャスター: 製品を輸出する企業だけでなく、いまや大学や研究機関といった幅広いジャンルの組織が、管理体制を整える必要があるんですよね。

映像説明: スタジオ。画面の左側に江連(えづれ)キャスター。右側には小さなモニターがある。モニターには「外為法に基づく安全保障貿易管理 ~技術流出防止の観点から~」というタイトルが表示されている。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: ただ、まず何から始めればよいのか分からないという方(かた)もたくさんいるかと思いますが…。

映像説明: スタジオ。画面の右側に村田さん。左側には小型モニターがある。モニターには「経済産業省 企業 大学 研究機関などへの支援体制」と題された図と説明が映し出されている。村田さんが話を続ける。

村田さん: はい。企業や大学、研究機関の方(かた)のために、経産省は支援を行っています。

映像説明: 水色のグラデーションを背景に「経済産業省 企業 大学 研究機関などへの支援体制」と題された図が表示される。左側には「①説明会・相談会」の文字の下に「安全貿易管理に関する説明会および相談会の実施」、右側には「②専門家派遣」の文字の下に「輸出管理体制構築をサポート」と書かれ、それぞれイラストや文字で説明されている。(2021年7月時点)

テロップ: 安全保障貿易管理 検索

村田さん: 「安全保障貿易管理説明会」やアドバイザー派遣の支援も用意しておりますので、ホームページをご覧ください。いずれも無料となっておりますので、お気軽にお申し込みいただければと思います。

映像説明: スタジオ。薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調とした背景の前に立つ2本のシルバーの柱のあいだにはモニターが置かれている。モニターには「外為法に基づく安全保障貿易管理 ~技術流出防止の観点から~」というタイトルが表示されている。モニターの前にはタイル調の大きなカウンターデスクが置かれ、左側に江連(えづれ)キャスター、右側には白いシャツに茶色のジャケットを着た村田さんが座っている。江連(えづれ)キャスターと村田さんが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: 日本の製品や技術が、世界の平和や安全のために使われるよう、安全保障貿易管理が重要であると分かりました。輸出管理体制の適正な整備を行う企業、大学、研究機関が、ますます増えていくといいですね。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターと村田さんが挨拶をし、おじぎをする。

江連(えづれ)キャスター: 村田さん、どうもありがとうございました。

村田さん: ありがとうございました。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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