地方発! スタートアップ・エコシステム ‐世界とつながる機会をつかめ!‐

2021年04月15日

いま、スタートアップの活動を後押しする「スタートアップ・エコシステム」が地方で広がっている。愛知県や名古屋市が海外展開に必要な資金調達のためのトレーニングプログラムを実施しているほか、大阪市などが、優秀な海外のスタートアップを招いてピッチイベントを開催するなど、各地で海外とつながる動きが加速している。「スタートアップ・エコシステム」で、海外展開を目指す地域発の動きを取材した。

(8分53秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてあり、屋外で綿のようなものが入った透明の四角い箱を左手に持ち、太陽にかざす男性の後ろ姿が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。ピンクのブラウスと白いスカートを着ている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)のモニターを背景にした女性キャスターのバストショット。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: みなさんは、スタートアップ・エコシステムという言葉をご存じでしょうか。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターが左のほうに体の向きを変える。画面の左側に江連(えづれ)キャスターが、右側に、屋外で綿のようなものが入った透明の四角い箱を左手に持ち、太陽にかざす男性の後ろ姿が映し出された小型モニターがある。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: いま、地域を拠点に、スタートアップの活動を後押しする取り組みが盛んになっています。海外展開を目指す地域発の動きを取材しました。

テロップ: 地方発! スタートアップ・エコシステム ‐世界とつながる機会をつかめ!‐

映像説明: 白い外壁の建物の外観。建物の前にグラウンドが広がり、手前に「名古屋大学」の銘板が立っている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): スタートアップ育む エコシステムの未来

テロップ: 名古屋市

ナレーション: 愛知県。

映像説明: クリーム色(いろ)のドア。上に黒い文字で「株式会社 U‐MAP(ユーマップ)」と書かれた白いプレート看板、下に白地に黒い文字で「株式会社 U‐MAP(ユーマップ)」と書かれ、緑地(みどりじ)に白い文字で「207」と部屋番号が書かれた表札が設置されている。

ナレーション: 名古屋大学に拠点を置く、スタートアップ、U‐MAP(ユーマップ)。

映像説明: 白い壁のオフィス。マスクを着けた男女6人が長机(ながづくえ)で椅子に座り、それぞれパソコンの画面を見ながら作業をしている。

テロップ: U‐MAP(ユーマップ)

ナレーション: この企業は、大学の研究室で生まれた新素材で世界展開を目指している。

映像説明: 室内。書類や表彰盾が収納されている白い棚の前で、デニムのシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: U‐MAP(ユーマップ) 西谷 健治 CEO

西谷CEO: 日本(にほん)だけじゃなくて、海外に持って行っても戦える材料なのかなっていうふうには考えてます。

映像説明: 左下に白い文字で「Kenji Nishitani」と表示された画面。黒い服に白いマスクを着けた西谷CEOが白いイヤホンを着けながら話をしている。 2分割された黒い背景の画面。左側に白い文字で「Kenji Nishitani」と表示された西谷CEO、右側に白い文字で「Ajay Chainani(アジャイ チャイラニ)」と表示された外国人男性が横並びに映り、話をしている。

テロップ: 資金調達を目指してトレーニング

ナレーション: 海外事業に必要な資金調達のため、西谷さんはこれまで、あるトレーニングを重ねてきた。

映像説明: 白い部屋が映る画面。外国人男性が椅子に座り、話をしている。

テロップ: トレーニング講師

トレーニング講師: このプレゼンの目標は何ですか。

映像説明: 画面。黒い服に白いマスクを着けた西谷CEOが映り、白いイヤホンを着けながら話をしている。

西谷CEO: 投資家向けのピッチです。

映像説明: パソコン画面。水色の文字で「Solution」と題された画像が表示される。左に白い綿のような素材の写真、中央に3つの右向きの矢印がのび、それぞれの矢印の先に半導体の写真が3枚映し出されている。 画面が変わり、水色の文字で「Secret Sauce」と題された画面が表示される。 白い部屋が映る画面。白い文字で「Ajay Chainani(アジャイ チャイラニ)」と表示されたトレーニング講師の外国人男性が椅子に座り、笑顔で話をしている。

テロップ: 海外スタートアップへの投資経験が豊富な講師

ナレーション: このトレーニングプログラムは、ピッチと呼ばれる短いプレゼンテーションを、海外のスタートアップへの投資経験が豊富な講師に見せ、

映像説明: 2分割された黒い背景の画面。左の枠には白い文字で「Kenji Nishitani」と表示された西谷CEO、右の枠には白い文字で「Ajay Chainani(アジャイ チャイラニ)」と表示されたトレーニング講師の外国人男性が横並びに映り、話をしている。

テロップ: 講師からのアドバイス

ナレーション: 具体的なアドバイスを受けるというもの。

映像説明: 左下に白い文字で「Kenji Nishitani」と表示された画面。黒い服に白いマスクを着けた西谷CEOが白いイヤホンを着けながら話をしている。 透明の長方形のケース。ケースの中に、白い綿のような素材が敷き詰められている。

ナレーション: ピッチの中で、西谷さんが強くアピールしたのが、U‐MAP(ユーマップ)が独自に開発した、ファイバー状の新素材だ。

映像説明: 白い綿のような素材が敷き詰められている映像を背景に、サーモグラフィーカメラで撮影されたノートパソコンの写真が現れる。キーボードの中心部分が黄色くなっており、外側に向かってオレンジ色(いろ)、赤紫、紫と色が変化している。

テロップ: 「熱問題」への対応

ナレーション: この素材で、電子機器の発熱によって性能や寿命の低下を招く、熱問題の解決を目指している。

映像説明: 白い長方形の素材が2つ並べられた写真。素材の上に黒い文字で、右に「従来の材料」、左に「新素材を添加した材料」とテロップでそれぞれ説明されている。(映像提供 U‐MAP(ユーマップ))

ナレーション: これは、その新素材を使った実験映像。

映像説明: 熱湯に白い長方形の素材が入れられたビーカー。ピンセットで白い長方形の素材をつまみ、ビーカーから取り出している。2分割された画面。左の枠に「従来の材料」と題され、熱湯に白い長方形の素材が入れられたビーカー、右の枠に「新素材を添加した材料」と題され、熱湯に白い長方形の素材が入れられたビーカーが映し出されている。ピンセットでビーカーから白い長方形の素材を同時に取り出し、サーモグラフィーカメラで撮影する。画面左側の「従来の材料」の枠のサーモグラフィーを使ったカメラの画面に映し出された白い長方形の素材は、赤からゆっくり黄色(きいろ)に、右側の「新素材を添加した材料」の枠に映し出された白い長方形の素材は、赤から一瞬で緑色(みどりいろ)に変化する。

テロップ: 熱を効率よく外に逃がし 性能の低下を防ぐ

ナレーション: 熱湯から新素材を混ぜ込んだ材料を取り出すと、従来のものと比べて、温度が早く下がっていくのがわかる。新素材が熱を効率よく外に逃がし、性能の低下を防ぐのだ。

映像説明: 3分割された画面。左の枠に水色の文字で「Solution」と題された白い綿のような素材の写真や半導体の写真が表示された画像、右の上枠に白い文字で「Kenji Nishitani」と表示された西谷CEO、右の下枠に白い文字で「Ajay Chainani(アジャイ チャイラニ)」と表示されたトレーニング講師の外国人男性が映っている。

ナレーション: ピッチではこうした素材の強みを、時間をかけて説明したのだが…。

映像説明: 白い部屋が映る画面。トレーニング講師の外国人男性が椅子に座り、話をしている。 オフィスが映る画面。西谷CEOがうなずきながら話を聞いている。

トレーニング講師・日本語: 時間をかけすぎ。 ここの話、すごく長い。 簡潔にアテンションをゲットしてください。 印象に残るようなプレゼンをしないと、 投資家は何も頭に残らない。

映像説明: 2分割された画面。左の枠に白い文字で「Ajay Chainani(アジャイ チャイラニ)」と表示されたトレーニング講師の外国人男性、右の枠に白い文字で「Kenji Nishitani」と表示された西谷CEOが映っている。

テロップ: 素材と技術の説明

テロップ: アピールが足りない

ナレーション: 自信のある素材と技術の説明にウエイトを置いたため、ユーザーや顧客へのアピールが足りないという厳しい指摘を受けた。

映像説明: 白い壁の室内。デニムのシャツを着て白いマスクを着けた西谷CEOが長机(ながづくえ)で椅子に座り、ノートパソコンの画面を見ながら作業をしている。

ナレーション: この指摘がヒントとなり、西谷さんはピッチの内容に改良を加えた。

映像説明: 書類や表彰盾が収納されている白い棚の前で、西谷CEOがインタビューに答える。

西谷CEO: ピッチの中のテクノロジーにかける数を大きく減らしました。 どういう課題に、従来技術に比べて どれぐらい大きく貢献できるか、というところを注目するので、 そういった意味で、あの、大きくピッチは変わりました。

映像説明: 左下に白い文字で「Kenji Nishitani」と表示された画面。黒い服に白いマスクを着けた西谷CEOが白いイヤホンを着けながら話をしている。

ナレーション: 西谷さんが、さまざまな気付きを得た、このトレーニングプログラム。

映像説明: 2分割された画面。左の枠に白い文字で「Kenji Nishitani」と表示された西谷CEO、右の枠に白い文字で「Ajay Chainani(アジャイ チャイラニ)」と表示されたトレーニング講師の外国人男性が映っている。

テロップ: 愛知県と名古屋市が推進する スタートアップ支援の取り組み

ナレーション: 実は、愛知県と名古屋市が推進するスタートアップ支援の一環だという。

映像説明: 高台からの街並みの風景。青空の下、高層のビルが立ち並ぶ。

テロップ: イノベーション振興のため エコシステム構築が進む

ナレーション: イノベーションの振興のため、今、スタートアップ・エコシステムと呼ばれる環境づくりが進められている。

映像説明: 緑の葉が生い茂る木に囲まれた湖の写真を背景に、「スタートアップ・エコシステム」と題された図が表示される。オレンジの背景に白い文字で「スタートアップ」と書かれたテロップを囲むように、「民間企業」と書かれたビルや工場のイラスト、「国・自治体」と書かれたビルのイラスト、「金融機関・投資家」と書かれた銀行のイラスト、「大学・研究機関」と書かれた大学のイラスト入りテロップが表示される。図の下部に「資金 ノウハウ ビジネス機会」と表示される。

ナレーション: スタートアップ・エコシステムとは、企業や国、自治体、金融機関に投資家、大学などの研究機関が結びついた環境のことで、スタートアップに資金やノウハウ、ビジネス機会を提供する。

映像説明: 木製のキャビネットと観葉植物が置かれた室内。紺色のストライプ柄のシャツに紺色のジャケットを着た外国人男性が身振りを交えながら話をしている。

テロップ: サンブリッジグループ 創業者 アレン・マイナー さん

ナレーション: ベンチャーキャピタルを経営し、これまで国内スタートアップ、数十社への投資を手掛けてきたアレン・マイナーさん。投資家の立場から、現在のエコシステムが抱える課題を、こう指摘する。

映像説明: 木製のキャビネットと観葉植物が置かれた室内。アレン・マイナーさんがインタビューに答える。

マイナーさん・日本語: スタートアップ・エコシステムを東京に集中してしまうと、 国の将来を考えるといけないと思うんですよね。 いつの時代が、何が主流になるかわからないので、 複数のところに違う特性を持っているエコシステムがあった方がもちろんいいんです。

映像説明: 水色の背景に「スタートアップ・エコシステム 構築の動き」と題された緑色(みどりいろ)の日本地図(にほんちず)のイラスト。東京都、宮城県と福島県付近、愛知県、大阪府と京都府付近、広島県、北海道、福岡県の各部分に黄色い丸で色づけされ、波打つように広がる黄色い丸を背景に白い文字で「東京」、「仙台」、「愛知」、「京阪神」、「広島」、「札幌」、「北九州」、「福岡」とそれぞれ表示される。イラストの下部に「内閣府 スタートアップ・エコシステム拠点都市の選定」と表示される。

ナレーション: スタートアップ・エコシステム構築の動きは、いま、地方にも広がっている。去年、内閣府が拠点都市を定め、支援を始めている。

映像説明: 2分割された画面。左の枠に白い文字で「Kenji Nishitani」と表示された西谷CEO、右の枠に白い文字で「Ajay Chainani(アジャイ チャイラニ)」と表示されたトレーニング講師の外国人男性が映っている。 ホワイトボートが置かれた白い壁の室内。ノートパソコンが置かれた机で男性3人、女性1人が机を囲んで座り、話をしている。全員マスクを着けている。

ナレーション: U‐MAP(ユーマップ)の西谷さんが参加したプログラムは、こうした地方発のエコシステム構築にむけ、愛知県と名古屋市が始めたものだ。

映像説明: 白い壁の部屋で西谷CEOがノートパソコンで作業している写真を背景に、「あいち・なごやスタートアップ 海外連携促進コンソーシアムの取り組み」と題された図が表示される。オレンジ色(いろ)の背景に白い文字で「ビジネスモデル構築講座」とテロップが表示される。左の枠に白いマスクを着けた西谷CEO、右の枠にトレーニング講師の外国人男性が映し出された2分割の画面に背景が切り替わり、オレンジ色(いろ)の背景に白い文字で「プレゼンテーション技術の指導」とテロップが表示される。

ナレーション: 海外での事業展開を成功させるためのビジネスモデル構築講座や、商談に必須となるプレゼンテーション技術の指導が受けられる場を提供している。

映像説明: 書類や表彰盾が収納されている白い棚の前で、西谷CEOがインタビューに答える。

西谷CEO: (スタートアップは)ピッチトレーニングとかビジネス戦略について、 学んでこなかった人が起業するパターンが多いと思うので、 費用もかからずに、いろいろメンタリング(指導)いただける機会っていうのは、めちゃくちゃありがたいですね。

映像説明: 高台からの街並みの風景。手前には高層ビルが立ち並び、奥にある海の向こうから太陽の光が差している。(映像提供 近畿経済産業局) 黄色い文字で「KYOTO-OSAKA-KOBE BAY AREA INNOVATION ECOSYSTEM(京都・大阪・神戸 ベイエリア イノベーション エコシステム)」と題された京都府、大阪府、兵庫県の地図が表示される。それぞれの所在地に企業のロゴが表示されている。

ナレーション: 一方、海外のスタートアップと積極的に交流することで、エコシステムの活性化を試みる地域がある。

映像説明: ホールの中。天井からつり下げられたスクリーンには白い文字で「HACK OSAKA(ハック オオサカ) 2019」のタイトルが映し出されている。ピンク色の着物を着た金髪の女性がステージで話をしている。(映像提供 Hack Osaka(ハック オオサカ) 実行委員会)

着物を着た女性・英語: Thank you very much(センキュー ベリーマッチ). Good afternoon everybody(グッド アフタヌーン エブリバディー). So, welcome to the global innovation conference Hack Osaka 2019(ソウ ウェルカム トゥ ザ グローバルイノベーション カンファレンス ハック オオサカ トゥーサウザンドナインティーン)!

映像説明: ステージ。「Hack Osaka(ハック オオサカ) 2019」と胸元にプリントされた黒いTシャツを着て眼鏡を掛けた男性、水色のブラウスを着た黒髪の女性、グレーのジャケットを着てマイクを手に持つ男性が白いソファに座り、話をしている。 ステージ。男女12人が横並びに立ち、真ん中に立つ男性2人が水色の飛行機のイラストが描かれた白い紙を掲げている。天井からつり下げられたスクリーンには白い文字で「AWARD CEREMONY(アワード セレモニー)」と映し出されている。

テロップ: 国際イノベーション会議 Hack Osaka(ハック オオサカ) 主催:大阪市 都市活力研究所(としかつりょくけんくゆうしょ) ジェトロ

ナレーション: 年(ねん)に一度、大阪で開催されている国際イノベーション会議、Hack Osaka(ハック オオサカ)。

映像説明: ステージ。白と黒のストライプシャツに黒のスーツを着て眼鏡をかけた外国人女性が身振りを交えながら話をしている。 ステージ。男女7人が立つ手前に黒いスーツにえんじ色(いろ)のネクタイをつけた男性が左手にマイクを持ち、話をしている。

ナレーション: 国内外の起業家や投資家、学生などが集まり、ピッチなどを通して新たなビジネスチャンスを生み出すためのイベントだ。

映像説明: 黄緑色(きみどりいろ)の壁の室内。壁に世界地図とオレンジの背景に白い鳥が描かれた絵画が飾られている。黒いタートルネックを着た女性が椅子に座り、パソコンの画面を見ながらイヤホンをつけて話をしている。

テロップ: Hack Osaka(ハック オオサカ) 実行委員会 髙野 夏紀(たかの なつき) さん

ナレーション: 主催者として、ピッチイベントを企画、運営する髙野(たかの)さん。特に力を入れているのが、海外からのスタートアップの誘致だと話す。

映像説明: 黄緑色(きみどりいろ)の壁の室内が映る画面。世界地図とカレンダーが貼られた壁の前で、黒いタートルネックにイヤホンを着けた髙野さんがインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話) ステージ。大勢の人が集合し、笑顔で記念撮影に応じている。 黄緑色(きみどりいろ)の壁の室内が映る画面。髙野(たかの)さんが話を続ける。

髙野(たかの)さん: 注目されるような(海外)スタートアップを実際に呼んできて、 実際につながれる機会を提供して、 イノベーションマインドの醸成みたいなことも、Hack Osaka(ハック オオサカ)ならできるんじゃないかなとは思っています。

映像説明: 白い背景のアニメーション映像。赤いボーダー柄の文字で「Hack Osaka(ハック オオサカ)」と書かれたロゴが画面全体に現れ、黒い文字で「Hack Osaka(ハック オオサカ)」と書かれたロゴが上下に現れる。「Hack Osaka(ハック オオサカ)」のロゴが波打ち、解体されて赤い三角のかけらのように変化し、再び集まり赤いひし形のような立体の形として現れ、中央で回転する。下に「Hack Osaka(ハック オオサカ) 2021」のロゴが映し出される。(映像提供 Hack Osaka(ハック オオサカ) 実行委員会)

映像説明: 4分割された画面。白と赤を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、黒い文字で「Hack Award Startup Pitch(ハック アワード スタートアップ ピッチ)」と題され、4つの枠の中にそれぞれ4人の男性が映し出されている。

ナレーション: イベントと同時開催される、グローバル・ビジネスプランコンテスト、Hack Award(ハック アワード)。

映像説明: 藍色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景の画面。「Raising Pre-Seed US $500K(レイジング プレ シード ユーエス ファイブ ハンドレッド ケイ)」などと書かれ、企業のロゴや記事が掲載された写真が表示されている。右上の小さな枠に黒いTシャツを着た男性が映し出されている。 4分割された画面。白と赤を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、黒い文字で「Hack Award Startup Pitch(ハック アワード スタートアップ ピッチ)」と題され、4つの枠の中にそれぞれ4人の男性が映し出されている。

ナレーション: 今年はオンラインで行われ(おこなわれ)、国内外のスタートアップ10社が参加した。

映像説明: 屋外。ガラス張りのビルの横で白いドローンが降下している。ドローンのリモコンを手に持ち操縦している白いポロシャツに水色のマスクを着けた男性、白いポロシャツに黒いマスク、黒のサングラスを着けた男性と、青のボーダーのポロシャツに黒いマスクを着けた男性が横並びに立ち、ドローンを見ている。

テロップ: ブレインプールテック

映像説明: 4分割された画面。白と赤を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、黒い文字で「Hack Award Startup Pitch(ハック アワード スタートアップ ピッチ)」と題され、4つの枠の中にそれぞれ4人の男性が映し出されている。

ナレーション: このコンテストに参加した、シンガポールのスタートアップ、ブレインプールテック。イベントへの参加を通じて、関西地域のエコシステムの今後に可能性を感じたという。

映像説明: 黒いソファーが置かれた室内。白いポロシャツを着た外国人男性がインタビューに答える。

テロップ: ブレインプールテック 共同創業者 カレン・オーウェンズ さん

オーウェンズさん・英語: Hack Osaka(ハック オオサカ)は、これまでで最高のデジタルカンファレンスの1つだ。 関西地域がスタートアップに適したビジネス環境であることは明らかなので、 この地域に関わっていけることが本当に楽しみだ。

映像説明: 近代的なビルの外観。9階ほどの高さの全面ガラス張りの建物で、手前に白い文字で「NUS(エヌ ユー エス)」と書かれたオレンジ色(いろ)と青の看板が掲げられている。看板横に車道があり、白と水色の車体の車が奥から手前に走ってくる。 室内の写真。巨大モニターの前に白いポロシャツを着て眼鏡をかけた男性が椅子に座り、作業をしている。(写真提供 ブレインプールテック) 「Implement 21st century technology(インプリメント トゥエンティ―ファースト センチュリー テクノロジー)」と題された空撮映像(くうさつえいぞう)。ガラス張りのビルなど、近代的な建物が立ち並ぶ市街地の通りが映し出されている。 岩肌のような地形が立体的に表現された地図データ。白い手の形をしたカーソルで地図データが上下左右に動かされ、拡大される。

ナレーション: シンガポール国立大学に拠点を置くブレインプールテックは、ドローンで収集した地形データを使って高精度の3D(スリーディー)マップを作成し、AI(エーアイ)分析などを行っている。

映像説明: 街並みが立体的に表現された地図データ。住宅街や道路、田んぼなどが映し出されている。 街並みが立体的に表現され、青の背景に白い文字で「Flood Prediction(フロード プリディクション)」と題された地図データの画像。9つの赤い丸が中央の川に沿って描かれている。(写真提供 ブレインプールテック)

テロップ: 防災・減災分野(げんさいぶんや)で ビジネス展開を目指す

ナレーション: 日本では特に、防災、減災分野(げんさいぶんや)でのビジネス展開を目指している。

映像説明: オフィス。パソコンが置かれた机に、白いポロシャツを着た男性が椅子に座り、身振りを交えてインタビューに答える。

テロップ: ブレインプールテック 共同創業者 カイ・フォゲス さん

フォゲスさん・英語: 当社の技術によって、洪水のリスクがどの程度高いかを予測でき、 どの地域がその影響を受けるかを特定して、住民に警告することができる。

映像説明: 屋外。白い文字で「H」と表示された赤いマットの上に置かれた灰色のドローンが離陸する。水色のシャツに「ドローン操縦中」と書かれたオレンジ色(いろ)のビブスを着用し、白いマスクをした男性がドローンを操縦している。 空撮映像(くうさつえいぞう)。手前に緑の木が生い茂っており、奥に住宅街が広がっている。 ノートパソコンの画面。ドローンで撮影した映像が映し出されている。 黒いマスクをした男性と水色のシャツに「ドローン操縦中」と書かれたオレンジ色(いろ)のビブスを着用し、白いマスクをした男性がノートパソコンの画面を見ている。(映像提供 ABCテレビ)

ナレーション: 日本国内(にほんこくない)では、すでに神戸市や奈良県生駒市と連携し、実証実験を始めた。今後、関西地域全体とのつながりをさらに強めていきたいという。

映像説明: ステージ脇。マイクを手に持った男性が紹介をしたあとで、オレンジ色(いろ)のTシャツを着て眼鏡をかけた男性が手を振りながら登壇する。 ステージ。中央でオレンジ色(いろ)のTシャツを着て眼鏡をかけた男性が観客に向かって話しかけている。男性の後ろに天井からつり下げられたスクリーンには、白いTシャツを着て眼鏡をかけた男性が電車に乗っている映像が映し出されている。ステージの左側には白いソファーに座った男女4人が、右側にはマイクを手に持った男性が立っている。

ナレーション: こうした動きが刺激となり、地域のエコシステムにも変化が…。

映像説明: 黄緑色(きみどりいろ)の壁の室内が映る画面。世界地図とカレンダーが貼られた壁の前で、黒いタートルネックにイヤホンを着けた髙野(たかの)さんがインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: Hack Osaka(ハック オオサカ) 実行委員会 髙野 夏紀(たかの なつき) さん

髙野(たかの)さん: 大阪、京都、神戸を中心に、こう、各エリアが、こう、手を取り合って、 一緒にスタートアップと、何か新しいことを生み出そうという 機運が、今までになく、こう、高まってきていると。

映像説明: ホールの中。ステージに「あいち・なごやオープンイノベーションフォーラム 「ウチから殻を打ち破る」主催:あいち・なごやスタートアップ海外連携促進コンソーシアム」と題された看板が設置され、天井から吊り下げられたスクリーンには黒い文字で「あいち・なごやオープンイノベーションフォーラム ウチから殻を打ち破る 主催:あいち・なごやスタートアップ海外連携促進コンソーシアム」と映し出されている。

ナレーション: こちらは今年1月、名古屋市で開催されたイベント。

映像説明: ステージ。パーティションで1席ごとに仕切られた机で男性6人が横並びに椅子に座り、話をしている。

テロップ: 2021年1月22日 フォーラム「ウチから殻を打ち破る」 主催:あいち・なごやスタートアップ海外連携促進コンソーシアム

ナレーション: 自治体や地域企業が一堂に集まり、イノベーションの未来について話し合った。

映像説明: ステージ。デニムのシャツを着てマウスシールドをつけた西谷CEOが、白いモニターとマイクが置かれた机で椅子に座り、話をしている。

ナレーション: 壇上には、U‐MAP(ユーマップ)の西谷さんの姿も。

テロップ: U‐MAP(ユーマップ) 西谷 健治 CEO

西谷CEO: われわれは特に、「素材は世界を変える力がある」という、もう、みんな、そういうふうな信念でやっているので。

映像説明: ステージ。黒いスーツを着て、マウスシールドを着け、眼鏡をかけた男性が演台(えんだい)に立ち、身振りを交えて話しをしている。 パーティションで1席ごとに仕切られたステージ。白いTシャツに紺色(こんいろ)のジャケットを着てマウスシールドをつけ、眼鏡をかけた男性が白いモニターとマイクが置かれた机で椅子に座り、話をしている。 パーティションで1席ごとに仕切られたステージ。男性3人が横並びに白いモニターとマイクが置かれた机で椅子に座り、話をしている。 ステージ。「あいち・なごやオープンイノベーションフォーラム 「ウチから殻を打ち破る」主催:あいち・なごやスタートアップ海外連携促進コンソーシアム」と題された看板が設置され、天井から吊り下げられたスクリーンには黒い文字で「パネルディスカッション」と映し出されている。パーティションで1席ごとに仕切られた机で男女6人が横並びに椅子に座り、話をしている。

ナレーション: 西谷さんは、こうしたビジネスイベントで出会った、地域のものづくり企業と連携を図っていきたいと言う。地域の横のつながりを育むのも、スタートアップ・エコシステムに期待される役割だ。

映像説明: 階段状になっている木目調のベンチの前。デニムのシャツを着た西谷CEOがインタビューに答える。

テロップ: U‐MAP(ユーマップ) 西谷 健治 CEO

西谷CEO: いろんな企業さんとの関係っていうのは深まっていっていますね。 名古屋は、企業同士がすごいウェットな関係でつながっているエリアかなとは思っています。

映像説明: スタジオ。画面の左側に江連(えづれ)キャスターが、右側に屋外で綿のようなものが入った透明の四角い箱を左手に持ち、太陽にかざす男性の後ろ姿が映し出された小型モニターがある。江連(えづれ)キャスターが話をする。

江連(えづれ)キャスター: 日本(にほん)の地方から世界へ。また、世界から日本(にほん)の地方へとビジネスパートナーの橋渡しをするスタートアップ・エコシステムをご紹介しました。トレーニングプログラムやイベントなども積極的に活用していきたいですね。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑を基調とした中が空洞になった地球儀が回転している。

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