日本製品の販路を守る ‐コロナ禍のフィリピン小売市場‐

2021年03月04日

新型コロナウイルスの感染拡大により、フィリピンの首都マニラでは小売業が苦戦を強いられている。昨年3月には都市封鎖が実施され、飲食店やショッピングモールが閉鎖されるような事態にもなった。現在でも、夜間の外出時間が制限されるなど、生活や経済に影響が出ているという。しかし、コロナ禍においても、新たな販路開拓や、顧客網を維持するための取り組みが続いている。フィリピンでの日本製品の小売りの現状を追った。

(10分49秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今 ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 タイの付いた薄いレンガ色(いろ)のブラウスに白いスカートをはいている。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 新型コロナウイルスの流行から1年以上がたちました。世界のビジネスシーンは、どのように変化したのでしょうか。今回は、東南アジアの中でも、日本企業が多く活躍するフィリピンの小売市場についてお伝えします。

テロップ: 日本製品(にほんせいひん)の販路を守る ‐コロナ禍のフィリピン小売市場‐

映像説明: 交通量の多い4車線の車道。小型のトラックや乗用車、バイクが何台も走っている。

テロップ: マニラ

テロップ: 2021年2月

ナレーション: フィリピンの首都、マニラ。

映像説明: 交通量の多い車道沿いに白い上着を着てマスクをした女性が立っている。フェイスシールドを顔に付け、保護面を額(ひたい)の位置に上げている。 青いTシャツを着てマスクとフェイスシールドをした男性が車道のほうを見ている。 マスクを着けた大勢の人が歩道を歩いている。

ナレーション: 行き交う人々の顔にはフェイスシールドやマスクが…。ここでも新型コロナウイルスとの闘いが続いている。

映像説明: 細い歩道の両側に青いひさしのある小さな店が並んでいる。歩道は中央で区切られ、歩く方向が定められている。マスクを着けたたくさんの人が道を歩いている。一部の人々は店の前で立ち止まったりしている。

テロップ: 人口 約1億98万人 出所:フィリピン統計庁

ナレーション: 1億人余りの人が暮らすフィリピン。

テロップ: 新型コロナの累計感染者数 フィリピン 55.7万人 日本 42.3万人 出所:WHO(ダブリューエイチオー) (2021年2月20日時点)

ナレーション: 新型コロナの累計感染者数は、およそ56万人。日本と似た規模だ。

映像説明: 住宅がひしめく街並み。遠くに高層ビルが立ち並んでいる。

テロップ: 2020年3月 マニラ首都圏 ロックダウン

ナレーション: 感染拡大を抑えるため、厳しい制限措置が取られてきた。去年3月には、マニラで外出を禁止するロックダウン。

映像説明: 車や人通りの少ない道路。路肩に車が何台も止められている。何本もの電線が道の上を横切っている。

ナレーション: 都市封鎖によって飲食店やショッピングモールなどが閉鎖。バスや鉄道などの交通機関も止まった。

映像説明: 交通量の多い車道。タクシーや小型のバス、自転車が何台も走ってくる。

テロップ: 2020年8月 再び厳しい外出・移動制限措置

ナレーション: 一度は緩和されたものの、感染が再び拡大し、8月には再度、外出制限措置が取られた。

映像説明: 横断歩道。マスクを着けた大勢の人が信号待ちをしている。 8車線の道路。奥へ続く中央分離帯に緑の植物が植えられている。道の両側にはビルが何棟も建てられている。

ナレーション: 現在も外出できる時間帯が制限されるなど、生活や経済に大きな影響が出ている。

映像説明: ガラス張りの店の前。緑の葉のマークに「AllGreen」、「HEALTH & BEAUTY」と書かれた電光看板がドアの上に掲げられている。 黄緑の壁の「AllGreen」の店内。壁際の棚に、「CANMAKE」、「blk」、「the Balm」などと書かれたロゴや女性の写真が入った電光看板が何枚も立てられている。棚には小さな箱入りや瓶入りの商品が並べられている。

ナレーション: マニラにあるドラッグストア。

映像説明: 黄緑の壁の「AllGreen」の店内。淡いグレーのブラウスを着た女性が棚の商品に手を伸ばす。ダークグレーのワンピースを着た女性が淡いグレーのブラウスを着た女性から商品を受け取る。黒いTシャツを着た女性がその様子を見守っている。 ダークグレーのワンピースを着た女性が笑顔で話をしている。

テロップ: SRBH 小川 幸恵(おがわ さちえ) 社長

ナレーション: そこに化粧品を卸している小川さん。

映像説明: ダークグレーのワンピースを着た小川社長が棚からピンクの小箱(こばこ)を取り、話を続ける。

ナレーション: 8年前、現地に日本の化粧品を扱う会社を立ち上げた。

映像説明: CANMAKEのロゴが表示された棚の前。小川社長がインタビューに答える。

小川社長: 恐らく日本(にほん)とかに比べて、ものすごく厳しかったので、散歩も出かけられないとか、 制約はものすごくされましたね、はい。 (去年)3月にロックダウンされてから、基本的にモールに、お店に出かけることができなくなってしまったので、 もういきなり売り上げがゼロになってしまい…。

映像説明: オフィス。3人の女性が壁際のデスクでパソコンに向かっている。壁にはホワイトボードやカレンダーが掛けられている。

ナレーション: 客足が遠のき、売り上げが伸びない。

映像説明: 白いノースリーブを着た小川社長が木目調のデスクでキーボードを操作している。正面の壁に「CANMAKE TOKYO」と書かれたロゴが描かれている。

ナレーション: そこで力を入れたのが、オンラインでの販売だ。

映像説明: CANMAKE TOKYOのウェブサイト。画面がスクロールされる。コンパクトやチューブ、細い円筒形(えんとうけい)の容器に入った化粧品の写真に、英語で商品名や価格が書かれている。

ナレーション: 以前は利用者があまり多くなく、オンライン取引に不安を感じる消費者もいたという。

映像説明: 「AllGreen」の店内。小川社長が棚のほうに手を伸ばしながら、黒いTシャツを着た女性と話をしている。

ナレーション: しかし、今回の外出制限をきっかけに状況が変わった。

映像説明: CANMAKEのロゴが表示された棚の前。小川社長がインタビューに答える。

小川社長: ロックダウンになってから、「もう必要だから買うしかない」っていうことで 「(オンラインで)化粧品も買ってみよう」みたいな感じで買ってみたところ、「あっ、便利だ」って、お客様が気付いたんだと思うんですよね。

映像説明: 街なか。マスクを着けたたくさんの人が歩道を歩いている。 車道沿いの屋台。グレーの七分袖(しちぶそで)のシャツを着た女性と黒いTシャツを着た男性が食事をしている。

ナレーション: 貧富の格差は激しいが収入が増えており、中間所得者層が育ちつつある。

映像説明: 花柄の壁紙が貼られた室内。CANMAKEのロゴが表示された棚に化粧品が並べられ、花が飾られている。棚のそばで黒いTシャツを着た女性と小川社長がチューブ入りの商品を手に話をしている。そばに設置された大きな四角いライトが2人を照らしている。

テロップ: ライブコマース

ナレーション: コロナ禍でそうした層を取り込みたいと行っているのがライブコマース。

映像説明: 小川社長と黒いTシャツを着た女性の前に立てられたスタンドの先にスマートフォンが取り付けられている。小川社長がチューブ入りの商品をスマートフォンに向けている。黒いTシャツを着た女性が身ぶりを交えて話を続ける。

ナレーション: いわゆるインターネットを使った実演販売だ。

映像説明: 小川社長と黒いTシャツを着た女性が話をする様子がスマートフォンに映っている。

ナレーション: オフィスに簡易スタジオを設置し、スマートフォンに向かって化粧品の使い方を説明する。

映像説明: 小川社長の手の甲に白いクリームが少し乗っている。小川社長が手の甲をスマートフォンに向けたあとで、クリームを薄く伸ばす。黒いTシャツを着た女性が話を続け、笑顔で見守る。

ナレーション: 日本の製品を、日本人(にほんじん)が自ら紹介することが信頼につながると考えた。

映像説明: 花柄の壁紙が貼られた室内。小川社長が身ぶりを交えてインタビューに答える。

小川社長: (視聴者数の)分析みたいなのが出て、 「この時間帯に見てる人が増えてる」 「それで買ってる人が多い」っていうのとかが数字で出てくるので、 それはやっぱり分かりやすいですよね。

映像説明: 花柄の壁紙が貼られた室内。黒いTシャツを着た女性がスマートフォンに向かって身ぶりを交えて話を続ける。小川社長がチューブ入りの2つの商品を手にして、スマートフォンのほうに向けている。 小川社長が、左手にチューブ入りの商品とコンパクトを持ちながら、細い円筒形(えんとうけい)の容器入りの商品を右手で取り、スマートフォンに向けながら話を続ける。 小川社長が淡いピンクのリップグロスを付け、唇を閉じてなじませる。ほほを指さしたあとで手鏡を見る。黒いTシャツを着た女性が笑顔でうなずく。

ナレーション: 今回の感染拡大でリアルな店舗に関しては取引先を減らしたが、オンラインでの販売は好調で、売り上げが戻りつつある。今後は、コロナ禍での生活様式の変化を見越して、郊外や地方都市での販売に力を入れる計画だ。

映像説明: 花柄の壁紙が貼られた室内。小川社長がインタビューに答える。

テロップ: SRBH 小川 幸恵(おがわ さちえ) 社長

小川社長: 会社の形態だったり、働き方とかも、時間帯だったりも、変わってくるのかもしれないので、 オンラインでの露出も含めて、そうですね、 お店の展開も今までとはちょっと違うロケーションを探してみようかなと思います。

映像説明: 4階建てのビルの外観。コンクリート打ちっぱなしの壁に「Ralph's wines & spirits(ラルフズ ワインズ アンド スピリッツ)」と書かれた立体ロゴが掲げられている。

テロップ: Ralph's wines & spirits(ラルフズ ワインズ アンド スピリッツ) リカーショップ

ナレーション: こちらは、マニラの中心部にあるリカーショップ。

映像説明: コンクリート打ちっぱなしの壁の店内。壁や天井が間接照明でほのかに照らされている。長方形のテーブルで黒いシャツを着た男性を含む3人の人物がワイングラスを手に話をしている。テーブルには料理が盛りつけられた皿や一升瓶、とっくり、升が並べられている。 黒いシャツを着た男性が透明な飲み物が入ったワイングラスを揺らし、話を続ける。

テロップ: Philippine Wine Merchants レイモンド・ジョセフ 部長

ナレーション: 常連客に日本酒(にほんしゅ)を薦めているのがレイモンドさん。

映像説明: カウンター。黒いシャツを着たレイモンド・ジョセフ部長が黄色い半透明の酒が入ったワイングラスを揺らしながら話している。白いトップスを着た女性が隣で見ている。壁際の4段の棚には酒が入った瓶が100本ほど置かれている。 縦型の冷蔵ショーケースにさまざまなブランドの酒が入った瓶が並べられている。それぞれの瓶には「小左衛門」、「玉乃光」、「黒牛」などと書かれたラベルが貼られている。

ナレーション: これまで心血を注いできたのが、フィリピンに日本酒(にほんしゅ)を浸透させることだ。

映像説明: 酒の瓶やぐい飲みなどの杯(さかずき)が並べられた棚の前。レイモンド・ジョセフ部長がインタビューに答える。

レイモンド・ジョセフ部長・英語: 新型コロナの前はホテルやレストランに直接売っていました。 以前は良かったです。日本酒(にほんしゅ)の楽しみ方を伝えることができました。

映像説明: コンクリート打ちっぱなしの壁の店内。壁際の棚にたくさんの酒が入った瓶が並べられている。奥のショーケースの上には赤い角だるや「黄桜(きざくら)」と書かれた大きな酒だるが置かれている。ショーケースのそばのテーブルで5人ほどの人物が酒を飲みながら話をしている。

テロップ: koji(麹) 和酒バー

ナレーション: 日本酒(にほんしゅ)を広めるため、この店も販売だけでなく食事もできるバーに改装した。名前はkoji(。

映像説明: テーブルに「koji」、「SAKE BAR(サケ バー)」の文字があるメニューが置かれている。「SPICY TUNA TEMAKI(スパイシー ツナ テマキ)」、「SPICY SALMON TEMAKI(スパイシー サーモン テマキ)」などの料理名と料理の説明、価格が書かれている。 レイモンド・ジョセフ部長がさまざまな瓶が並べられた棚のそばを歩いている。棚から透明な酒が入った瓶を取り、眺める。

ナレーション: 日本中(にほんじゅう)の酒を集めて紹介する計画だった。しかし、今回のパンデミックだ。

映像説明: 屋外にある壁のない簡素な造りの店。4人ほどの人がカウンターに列を作って並んでいる。水色のボーダー柄のTシャツを着た男性がトレーを手にカウンターを離れる。オレンジや緑の大きな袋や段ボール箱が店の脇に積まれている。 店の隣のスペースに背の高いテーブルが並べられている。10人ほどの人が立って食事をしている。

テロップ: Liquor ban (酒類販売禁止)

ナレーション: マニラやセブ島などで新型コロナ対策として施行されたのがLiquor ban。外で酒を飲むことは禁止。店頭での販売も禁止された。

映像説明: 道端のスタンド。カラフルなパラソルの下に手書きの看板が出され10人ほどの人が集まっている。

ナレーション: 制限が解除されても、以前のように酒を楽しむのは難しい状況が続いている。

映像説明: Ralph's wines & spirits(ラルフズ ワインズ アンド スピリッツ)の店内。ウイスキーなどが並べられた棚の前でレイモンド・ジョセフ部長が身ぶりを交えて話をしている。

ナレーション: それでも、これまで築いてきた販売網を守りたい。

映像説明: 酒の瓶やぐい飲みなどの杯(さかずき)が並べられた棚の前。レイモンド・ジョセフ部長がインタビューに答える。

レイモンド・ジョセフ部長・英語: 新型コロナが発生し、ビジネスの方法を変えなければいけませんでした。 一つは、お客への働きかけを、オンラインを使って強めたことです。 なぜなら、新型コロナによって多くの人がストレスを抱えています。 日本酒(にほんしゅ)や焼酎を飲んだらどうでしょうか。 ストレスから解放されて、ほっとできるはずです。

映像説明: 12分割された画面。レイモンド・ジョセフ部長と眼鏡を掛けた男性、紺のスーツを着た男性を含む10人の人物が話をする様子が映っている。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: オンライン日本酒(にほんしゅ)試飲会

ナレーション: この日、レイモンドさんたちが行っていたのがオンラインでの試飲会。

テロップ: 日本の酒蔵と日本酒(にほんしゅ)の販売スタッフが参加

ナレーション: 参加したのは日本の酒蔵と日本酒(にほんしゅ)を販売するスタッフ。

映像説明: 棚のある部屋。いろいろな色やデザインのラベルが貼られた酒が入った瓶がずらりと並べられている。レイモンド・ジョセフ部長が話をしている。

レイモンド・ジョセフ部長・英語: これから始めるけど、みんな、酒の用意はできたかい。

映像説明: 棚のある部屋。レイモンド・ジョセフ部長が透明な酒が入ったワイングラスを揺らし、話をしている。 大きな窓のある部屋。グレーのタンクトップを着た女性が白い酒がつがれたワイングラスを手に話をする。 棚のある部屋。レイモンド・ジョセフ部長が、透明な酒が入ったワイングラスを持ちながら話を続け、口元に手を当てて笑う。 白い壁の部屋。紺のスーツを着た男性が笑っている。

テロップ: 月桂冠 貿易部 間瀬 雄一郎 さん

映像説明: 棚のある部屋。レイモンド・ジョセフ部長が透明な酒が入ったワイングラスを鼻に近づける。

ナレーション: 各自がサンプルの酒を持ち寄り、飲みながら勉強する。

映像説明: 「プレミアム月桂冠 純米 にごり酒」と題されたウェブサイト。白い酒が入った瓶と白い化粧箱の写真が載り、英語で説明が書かれている。

ナレーション: この取り組みを取引先とも行っている。

映像説明: 酒が入った瓶が並べられた棚の前。レイモンド・ジョセフ部長が身ぶりを交えて話をしている。

ナレーション: 飲食業を取り巻く環境は大きく変わろうとしているが、新たな楽しみ方を提案するための模索を続けている。

映像説明: 酒の瓶やぐい飲みなどの杯(さかずき)が並べられた棚の前。レイモンド・ジョセフ部長がインタビューに答える。

テロップ: Philippine Wine Merchants レイモンド・ジョセフ 部長

レイモンド・ジョセフ部長・英語: 異なる酒蔵のオーナーを招待して、オンラインで参加してもらいます。 参加者は酒蔵のオーナーや杜氏の話が聞けます。 家で日本酒(にほんしゅ)とワインや食事を一緒に楽しむ方法を提案したい。

映像説明: カウンター。「純米なま酒(なまざけ) しぼりたて 浦霞」と書かれたラベルが貼られた瓶が置かれている。レイモンド・ジョセフ部長が淡い黄色(きいろ)の酒が入ったワイングラスを揺らしている。酒を口に含み、テイスティングをする。

ナレーション: さらに、日本酒(にほんしゅ)の仕入れに関しても、フィリピンと日本に分かれて調達を進めている。

映像説明: 土蔵造りの建物の外観。軒下に焦げ茶色(いろ)の杉玉(すぎだま)がつり下げられ、日本髪の女性が描かれたのれんが風に揺れている。格子窓に掲げられた看板には「全国清酒利酒会 全国第一位 吟醸酒・蔵元の部」、「全国清酒鑑評会(ぜんこくせいしゅかんぴょうかい) 金賞受賞蔵 (有)(ゆうげんがいしゃ)中野酒造」と書かれている。画面左上の四角い枠に九州地方の地図。大分県は九州の北東部に位置している。杵築市(きすきし)は県の北東部の半島にある街で赤い星印で示されている。福岡県は九州の北部に位置し、大分県と隣接している。

テロップ: 中野酒造

ナレーション: 大分県の杵築市(きすきし)にある酒蔵。100年以上の歴史がある。

映像説明: 店内。さまざまな酒の瓶や化粧箱が棚に並べられている。濁点の記号と、「きつきのきづき 大分 杵築」と書かれた盾が飾られている。 黒い瓶に「2020 プラチナ賞受賞」と題された紙POPが掛けられている。「Kura Masterは2017年に始まった、フランス人によるフランス人のためのフランスで行う、初の日本酒(にほんしゅ)のコンクールです。審査委員長はパリで最も高い格式と歴史を持つホテルクリヨンのシェフ・ソムリエのグザビエ・チュイザ氏。2020年は824銘柄が出品され51人のフランス人トップソムリエ達によって審査されプラチナ賞が選出されました。」と書かれている。 「Kura Master」と書かれた賞状が4枚、額に入れられ、棚に飾られている。

ナレーション: 品評会でも数々(かずかず)の賞を取ってきた。ここの酒をフィリピンで売りたい。

映像説明: 室内の一角。数十種類の酒のラベルが壁に貼られている。壁の前でマスクを着け、眼鏡を掛けた男性が話をしている。

テロップ: Philippine Wine Merchants 柴原 浩明 さん

ナレーション: 新規の販売契約を結ぶため、商談に来たのが柴原さん。

映像説明: 醸造所の出入り口。杉玉(すぎだま)が飾られ、両脇にある棚にスリッパが並べられている。マスクを着け、眼鏡を掛けた柴原さんを含む4人の男性が中へ入っていく。 醸造所の中。大きな深緑色(ふかみどりいろ)のタンクのそばで、青い法被を着た男性と柴原さんが話をしている。2人ともマスクを着けている。 大きな深緑色(ふかみどりいろ)のタンクのそばで、青い法被を着た男性と柴原さんがうなずきながら話を続ける。2人ともマスクを着けている。 柴原さんがうなずきながら話を聞いている。

ナレーション: レイモンドさんたちと一緒に日本酒(にほんしゅ)の販売網を作ってきた。マニラに住んでいたが、今は戻ることができない。そこで、これまで取り扱うことができなかった酒の調達に力を入れている。

映像説明: 醸造所の中。青い法被を着た男性が白い大きなタンクに掛けられたカバーを少し外している。柴原さんが隙間からタンクの中をのぞき込む。2人ともマスクを着けている。 タンクの中で淡いピンクのこうじが発酵し、泡立っている。表面に出来たいくつもの小さな穴が開いたり閉じたりしている。

ナレーション: その一つが今回訪問した中野酒造だ。

映像説明: 醸造所の一角。マスクを着け、青い法被を着た男性が小さなタンクのフタを開け、タンクの中を手で示す。 タンクの中に透明な酒が少しずつ注がれ、ためられている。

ナレーション: 海外展開にも関心はあるが、生産量が限られている。

映像説明・ 引き戸のある室内。「ちえびじん」と書かれたラベルが貼られた酒瓶などが並べられた棚のそばで紺のジャンパーを着た男性が身ぶりを交えてインタビューに答える。

テロップ: 中野酒造 中野 淳之(なかの あつゆき) 社長

中野社長: まず日本(にほん)の、国内でしっかり売れることっていうのが、地元と東京と…。 うちは家業ですし、自分のところの小さなブランドの手作り感とか味とか…。

映像説明: 室内。テーブルに置かれただ円形のトレーに丸みのあるタンブラーグラスが2個並べられている。青い法被を着た男性が透明な酒をグラスに1cmほどつぐ。 柴原さんが丸みのあるタンブラーグラスを揺らし、マスクをずらしてから鼻に近づける。

ナレーション: 今は新たな販路の開拓も容易ではない。それでも、新しいチャンスの芽を育てていくことが未来につながる。

映像説明: 土蔵造りの建物の前。柴原さんがインタビューに答える。

テロップ: Philippine Wine Merchants 柴原 浩明 さん

柴原さん: (日本酒(にほんしゅ)を)ゆっくり売っていって、いいファンを、その商品のファンを作っていくっていうことを第一にやって、 少しずつボリュームを増やしていくっていうことが大事かなというふうに思います。

映像説明: 花柄の壁紙が貼られた室内。小川社長が左手にチューブ入りの商品とコンパクトを持ちながら、右手で細い円筒形(えんとうけい)の口紅をスマートフォンに向けている。隣で黒いTシャツを着た女性がほほえんでいる。 カウンター。レイモンド・ジョセフ部長が黄色い半透明の酒が入ったワイングラスを口に運ぶ。 酒のラベルが貼られた壁の前。柴原さんがタンブラーグラスを鼻に近づけ、うなずく。 酒の瓶やぐい飲みなどの杯(さかずき)が並べられた棚の前。レイモンド・ジョセフ部長を含む7人の人が、酒が入った瓶を差し出し、笑顔を見せる。

ナレーション: 世界に日本の製品を販売してきた人々。彼らを取り巻くビジネス環境も厳しい状況だが、この変化を乗り越えようと地道な努力が続いている。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: これまで築いてきた販路を守ろうと奮闘する人々の姿が印象に残りました。フィリピンでもオンラインでの消費が拡大するなど変化が生まれていました。こうした生活様式の変化に柔軟に対応していくことがビジネスチャンスにつながるのではないでしょうか。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがおじぎをする。

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