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指先から広がる海外ビジネス ‐カギはSNSの有効活用‐

2021年01月21日

海外への渡航が制限されるようになって一年、海外とのビジネスでもオンラインを使う機会が多くなった。そういった中で、企業や自治体が「SNS」を活用しはじめている。「Instagram」でのやり取りを通じて、自社製品の営業につなげる企業。一方、中国への販路開拓のため、自治体が「WeChat」内に販売サイトを開設、そこでのライブ配信でプロモーションを行う企業など、SNSで国際ビジネスを展開しようとする取り組みを取材した。

(12分24秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今 ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 レンガ色(いろ)でウエスト絞りのワンピースを着ている。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 この1年、ビジネスでオンラインを使う機会が多くなりました。そうしたなか、ツイッターやインスタグラムなどのSNSをうまく活用できていない企業も多いのではないでしょうか。SNSで国際ビジネスを展開しようとする取り組みを取材しました。

テロップ: 指先から広がる海外ビジネス ‐カギはSNSの有効活用‐

映像説明: オフホワイトの壁の室内。壁に取り付けられた棚にチューブやボトルに入った商品が並べられている。黒いジャケットを着た男性スタッフがカウンターでメモを取っている。壁に取り付けられたインターホンが鳴る。黒いジャケットを着た男性がインターホンのボタンを押して「こんにちは」とあいさつする。

テロップ: 福岡県 北九州市

映像説明: パーティションで仕切られた明るい室内。体にクロスを掛けられたロングヘアの女性が、大きな鏡の前のいすに座っている。いすの後ろに立つ黒いジャケットを着た女性スタッフが別のスタッフにタオルを渡している。

テロップ: refu PRIVATE HAIR SALON

ナレーション: ここは北九州市にある会員制のプライベートヘアサロン。

映像説明: 鏡の前。マスクを着け、白いブラウスを着た女性がいすに座っている。マスクを着け、黒いジャケットを着た男性スタッフが女性の髪を手ぐしでとかしながら、女性と話をしている。

テロップ: AURAFIC(アウラフィック) 岩永 友和 CEO

映像説明: 鏡の前。マスクを着け、白いブラウスを着た女性がいすに座っている。黒いジャケットを着た岩永CEOが女性の首元にタオルを巻いている。

ナレーション: このサロンを運営するAURAFIC(アウラフィック)の岩永さんは美容師として25年以上のキャリアを持ち、講演など多方面でも活躍している。

映像説明: 体に白いクロスを掛けられた栗毛の髪の女性がいすに座っている。岩永CEOが女性の髪の毛先をハサミで切っている。 焦げ茶色(こげちゃいろ)のチューブとボトルに入った商品が棚に並べられている。パッケージにはアルファベットのVを円で囲んだマークに「VICHELIA(ヴィシェリア)」と書かれたロゴが描かれている。 黒いジャケットを着た男性スタッフが女性客の髪の毛先をハサミで切っている。

ナレーション: さらに、数年前から取り組んでいるのがヘアケア商品と美容師の必須アイテム、ハサミの開発と販売だ。

映像説明: 下ろされたブラインドのそば。岩永CEOが紫の布が敷かれた化粧箱の中に銀色のハサミをしまう。

ナレーション: この日、岩永さんはハサミの発送準備をしていた。

映像説明: 岩永CEOがいすに座り、手にしたスマートフォンを指さしながらインタビューに答える。

岩永CEO: ウクライナの彼に、先ほどのハサミを送るんですよ。

映像説明: 岩永CEOのスマートフォンに男性の顔写真が載ったウェブページが表示されていて、アルファベットで「zaranko」、「522 投稿」、「6,689 フォロワー」、「750 フォロー中」と書かれている。

テロップ: Instagram

ナレーション: その出会いのきっかけとなったのが、インスタグラムだ。

映像説明: 下ろされたブラインドのそば。いすに座った岩永CEOがインタビューに答える。 分割されたスマートフォンの画面に数十枚のハサミの写真が表示されている。岩永CEOがページを上下にスクロールさせる。

岩永CEO: 海外の人はフェイスブックよりインスタグラムのほうをよく使うっていう、美容師さんたちのなかではですね、 っていうのが調査したなかであったので、インスタグラムを中心にやってます。

映像説明: 下ろされたブラインドのそば。いすに座った岩永CEOが、スマートフォンを手に持ちながら身ぶりを交えて話をしている。 スマートフォンにうつむいたブロンドヘアの女性の写真が表示されている。 岩永CEOがスマートフォンの画面をタップすると、ショートヘアの女性の横顔の写真やひげを生やした男性の写真、棚に置かれたボトル入りの商品の写真、短髪の男性とワックスを手に取る人物の動画が次々に表示される。

ナレーション: インスタグラムは写真や動画の投稿に特化しており、インスタ映えという言葉も生まれたように、美容やファッション分野と相性のいいSNS。

映像説明: VICHELIA(ヴィシェリア)のインスタグラムの画面。ハサミの写真が何枚も表示され、英語で説明が書かれている。ページがスクロールされる。

ナレーション: ビジネスで活用する場合、その特性を生かし、商品のカタログとして使われることも多い。

映像説明: 下ろされたブラインドのそば。岩永CEOがいすに座ってスマートフォンを操作している。 岩永CEOが文字を入力しているスマートフォンの画面のアップ。

ナレーション: しかし、岩永さんはこのインスタグラムを、顧客となるターゲット層を探してコミュニケーションを取る営業ツールとしても活用しているという。

映像説明: スマートフォンの画面。検索窓に英語で「parishair(パリヘア)」と入力される。検索窓の下に「parishair(パリヘア)」で始まるキーワードがいくつも表示される。「ハッシュタグ」と題された表が表示される。ハッシュタグはシャープ記号に似た形の「ハッシュ記号」が頭に付けられたキーワードであることが示される。

テロップ: ハッシュタグ

  1. (ハッシュ記号)○○○○○○(キーワード)

ナレーション: そのためにチェックしているのがハッシュタグだ。ハッシュタグとは言葉の前にハッシュ記号を付けたキーワードのこと。

映像説明: スマートフォンの画面に、ハッシュ記号のついた英語のキーワードがいくつも表示されている。 画面からハッシュ記号のついた4つの英語のキーワードがテロップで表示される。

テロップ:
  1. (ハッシュ記号)londonhairstylist
テロップ:
  1. (ハッシュ記号)coiffure(コアフュール)
テロップ:
  1. (ハッシュ記号)scissors
テロップ:
  1. (ハッシュ記号)haircut

ナレーション: 主に、関心のあるもの、発信したい情報などが付けられているため、ハッシュタグを検索することで関連する人物を絞り込むことができるのだ。

映像説明: スマートフォンの画面。検索窓に「Londonhairstylist」と入力されている。その下に、「#(ハッシュ記号)londonhairstylist 投稿38.2万件」、「#(ハッシュ記号)londonhairstylists 投稿6,182件」などのキーワードと数値がいくつも表示されている。

岩永CEO: 「#(ハッシュ記号)londonhairstylist」でハッシュタグ付けてる方(かた)(投稿)が38万2,000人。こういうふうに。 これはちょっと多すぎるので、逆に多すぎるので、あんまり見られにくいかなと思って、逆にこういうふうに6,182件とか、こういうとこで見てきます。

映像説明: スマートフォンの画面。分割された画面に、女性の後ろ姿の写真が何枚もサムネイル表示されている。そのうちの1枚がタップされ、ブロンドのロングヘアの女性の写真が拡大表示される。写真の下の小さなハートがタップされると、画面の中央に大きなハートが表示される。画面がサムネイル表示に戻され、ページがスクロールされる。

岩永CEO: いくつかほんとにいいなと思うものを押していきます。

映像説明: 下ろされたブラインドの前。岩永CEOがいすに座ってスマートフォンを操作している。

ナレーション: 毎日2時間ちかくチェックしているという岩永さん。アプローチをかけるターゲットは…。

映像説明: 下ろされたブラインドのそば。いすに座っている岩永CEOがインタビューに答える。

岩永CEO: VOGUE(ヴォーグ)とかELLE(エル)とかGQとか、そういったファッション雑誌のヘアメイクとかしてる有名美容師さんたち、 彼たちに認めてもらうことによって、ま、彼たちの講習を、逆に聞きに行ってる美容師さんたちにも知ってもらえるかなと思って。

映像説明: 下ろされたブラインドのそば。いすに座った岩永CEOがスマートフォンを手に身ぶりを交えて話をしている。 スマートフォンの画面。英語でやり取りされたメッセージの履歴がスクロールされる。

ナレーション: 海外の一流のスタイリストに直接つながる可能性があるのも、SNSの強みだ。

映像説明: インスタグラムの画面。女性の顔のアイコンがタップされる。右手を挙げた女性の写真が拡大表示される。メッセージボックスに親指を立てた手の絵文字が入力される。

ナレーション: しかし、一方的なアプローチにならないよう、まずはコミュニケーションを重ね、信頼関係を構築するのが大事だと岩永さんは話す。

映像説明: 下ろされたブラインドのそば。いすに座った岩永CEOが身ぶりを交えてインタビューに答える。 スマートフォンの画面。ハサミを撮影した動画が表示されている。#(ハッシュ記号)とVICHELIA(ヴィシェリア)のキーワードが画面の中央に入力される。

岩永CEO: SNS上(エスエヌエスじょう)で知り合って、実際に現地にハサミを持って行って、 それまでやっぱり半年以上から1年ぐらいかけて、行く前は地道にやりましたね。

映像説明: 紺のトレーナーを着て眼鏡を掛けた男性と岩永CEOの写真。紺のトレーナーを着て眼鏡を掛けた男性が化粧箱に入ったハサミを持ち、笑顔でいすに座っている。2人とも親指を立てている。(写真提供 AURAFIC(アウラフィック)) グレーのセーターを着て眼鏡を掛けた男性と岩永CEOの写真。ボトル入りの商品がずらりと並べられた棚を背に、グレーのセーターを着て眼鏡を掛けた男性がハサミを手にしている。岩永CEOが隣で親指を立てている。(写真提供 AURAFIC(アウラフィック))

ナレーション: その後、興味を持ってくれたスタイリストにアポイントを取って渡航の予定を組み、実際にハサミを使ってもらう。

映像説明: 白い壁の部屋。霜降り柄のニットを着て眼鏡を掛けた男性がハサミを差し出して見せる。

テロップ: トーマス・ジラード さん

ナレーション: インスタグラムで岩永さんと出会い、ハサミを購入したというパリのトップスタイリストは…。

映像説明: 霜降り柄のニットを着て、眼鏡を掛けたジラードさんがインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話)

ジラードさん・英語: 今まで17年間仕事をしてきて、とても多くのハサミを使ってきました。 その中で、これは最高の一品です。 インスタグラムがなければ、岩永さんとは出会わなかっただろう。 これはとても良いつながりだと思います。

映像説明: 赤い布の上にハサミが20丁ほど並べられている。 手にされたハサミ。刃先が開かれ、刃の部分が人さし指で示される。

ナレーション: 海外でも高く評価される、これらのハサミは、岩永さんが美容師としての経験を基に、日本の職人とともに開発したものだ。

映像説明: 2分割された画面。つり下げられた薄い布が2種類のハサミで切られている。左側の画面に「職人が作ったハサミ」と表示されていて、軽い力でまっすぐに切ることができる様子が映っている。右側の画面には「切れ味の悪いハサミ」と表示されていて、切った跡がいびつに残る様子が映っている。

テロップ: 職人が作ったハサミ

テロップ: 切れ味の悪いハサミ

ナレーション: 切れ味の悪いハサミと比較してみると、その違いは一目瞭然。

映像説明: 白い壁の室内。岩永CEOが鏡の前でロングヘアの女性の髪を切っている。2人ともマスクを着けている。 黒いジャケットを着た女性スタッフが、鏡の前でいすに座った女性の髪にヘアカラーリング剤を塗っている。パーティションを挟んだ奥のスペースで、髪に加温機(かおんき)を当てた女性に岩永CEOが話しかけている。

ナレーション: こうした商品の開発や海外への販売に力を入れている背景には、経営者としてスタッフへの強い思いがあった。

映像説明: 下ろされたブラインドのそば。いすに座った岩永CEOが身ぶりを交えてインタビューに答える。 シャンプー台。体にクロスを掛けられた客の頭髪を、マスクを着けた女性スタッフが洗っている。 鏡の前。マスクを着けた2人の女性スタッフがロングヘアの女性の髪にヘアカラーリング剤を塗っている。 下ろされたブラインドのそば。いすに座った岩永CEOが話を続ける。

テロップ: AURAFIC(アウラフィック) 岩永 友和 CEO

岩永CEO: 美容師さんの場合、体が資本なので、やっぱり、右手を骨折しただけで、もう働けなくなったりとか。 そう考えると、(雇用しているスタッフが)年齢を重ねたときに次のステージを作ってあげたいなっていうのもあるし、 知識はまだまだあるので、それっていうのも生かして、雇用は継続できたらいいのかなと思ってます。

映像説明: 店内の一角。岩永CEOがメモを手に3人ほどのスタッフの前で話をしている。全員がマスクを着けている。 岩永CEOが身ぶりを交えて話をしている。 鏡の前。岩永CEOが体にクロスを着けたロングヘアの女性の髪をくしでとかしたあとで、ハサミを使い、毛先を切っている。2人ともマスクを着けている。

ナレーション: 海外の販路を開拓できれば、ヘアサロンだけでなく、メーカーとしても雇用環境を安定させることができる。このビジネスモデルを確立するためにも、今はSNSを使った地道な種まきが重要だと岩永さんは話す。

映像説明: 下ろされたブラインドのそば。いすに座った岩永CEOが身ぶりを交えてインタビューに答える。 岩永CEOがスマートフォンを操作している。

岩永CEO: 実際にコンタクトとって、今後(ハサミを)使ってもらう機会があれば、もっともっと使ってもらえるんじゃないかなと思ってますけどね。 今後、SNSを通じて、そのきっかけが、もっともっと伝わるようになれば良いかなと思ってます。

映像説明: 住宅やビルが広がる町並みの俯瞰(ふかん)。交通量の多い車道が奥へ延びている。

テロップ: 岐阜県 岐阜市

ナレーション: SNSの活用には、行政も注目している。

映像説明: 高層の建物の外観。「岐阜県庁」と彫られた石の看板が置かれている。傍らに、幹全体にわらのむしろが巻かれた木が立っている。

ナレーション: その取り組みを始めたのが、岐阜県だ。

映像説明: 長机(ながづくえ)に置かれたタブレット。白い吹き出しが2つ描かれた黄緑のアイコンなどが表示されている。 薄い黄色(きいろ)の背景の中央に、スマートフォンの画面に黄緑に白い吹き出しが2つ描かれたイラストに切り替わる。

テロップ: WeChat(ウィーチャット)

ナレーション: 活用したのは中国最大級のSNS、WeChat(ウィーチャット)。

映像説明: さまざまな人のイラストが描かれた12個の円が、スマートフォンの画面に黄緑に白い吹き出しが2つ描かれたイラストの周りに現れる。スマートフォンとそれぞれの円が線で結ばれる。円がスマートフォンに吸い込まれる。

テロップ: アクティブユーザー 12億人超

ナレーション: 現在はアクティブユーザーが12億人を超え、今やチャットだけでなく、中国では重要な社会インフラとなっている。

映像説明: スマートフォンの画面に黄緑に白い吹き出しが2つ描かれたイラストが画面の下部に移動し、周りに6つの円が現れる。円には、それぞれ、聴診器やナイフとフォーク、ショッピングカート、財布、バス、映写機のイラストが描かれている。円がスマートフォンに吸い込まれ、スマートフォンが拡大表示される。

テロップ: ミニプログラム

ナレーション: その特徴が、WeChat(ウィーチャット)の中のアプリ、ミニプログラムというシステムだ。これを利用することで、買い物や食事の予約、税金の申告から、オンライン診療など、さまざまなサービスを、ユーザーは個別にインストールすることなく、WeChat(ウィーチャット)の中で全て完結することができる。

映像説明: オフィス。壁際に書類棚やロッカーが並べられている。マスクを着けた4人の人物がパソコンに向かっている。 マスクを着け、グレーのカーディガンを着た女性がデスクで作業をしている。

テロップ: 岐阜県 県産品流通支援課 服部 美里 さん

ナレーション: このミニプログラムを活用した取り組みを担当しているのが、岐阜県の服部さんだ。

映像説明: 白い壁の部屋。グレーのカーディガンを着た服部さんがタブレットを前にインタビューに答える。

服部さん: 今回に関しては、岐阜県産品だけを売るサイトで、その中で買い物もできますし、支払いもできるっていうものを作っています。

映像説明: 長机(ながづくえ)に置かれたタブレット。画面がタップされ、アプリが立ち上がる。桜の花や合掌造りの家屋の写真を背景に、中国語で「日本岐阜県越境モール」などの文字が表示されている。

テロップ: 岐阜県産品(ぎふけんさんぴん)販売のミニプログラム 日本岐阜県越境モール

ナレーション: 岐阜県は県産品を販売するミニプログラムを制作。去年12月にオープンした。日本の自治体としては、初の取り組みとなる。

映像説明: やわらかな明かりの室内。瓶や袋に入った商品が棚にずらりと並べられている。天井からはちょうちん型の照明がつり下げられている。ベージュのジャケットを着た服部さんがタブレットを手に話をしている。タブレットには赤い七角形(しちかっけい)のアクセサリーの写真が表示され、中国語で説明や価格などが書かれている。 タブレットに葉っぱのようなデザインが施された木製のオブジェの写真が映っている。 傍らの商品棚には小ぶりな瓶入りの商品がいくつも置かれている。

ナレーション: 掲載されている商品は100品(ひゃくしな)以上。日本国内(にほんこくない)では高く評価されている商品も多い。しかし、ここで大きな課題が…。

映像説明: 白い壁の部屋。服部さんがインタビューに答える。

服部さん: 今回、初めての事業ですので、まだこの(ミニプログラムの)サイトを知らない人も多くいますので、 その方(かた)に、まず、あの知ってもらうことが、ま、一つの課題になっているかなと思っています。

映像説明: グレーの床の店内。深緑色(ふかみどりいろ)の湯飲みや白い急須などが棚に並べられている。服部さんが通路に立ってタブレットを操作している。 ボトルのそばにタンブラーグラスやワイングラスがいくつも置かれている。グラスの表面には半透明の花火や白い花を付けた桜の木が描かれている。

ナレーション: ユーザーへの認知度を高めるため、岐阜県はある試みを行った。

映像説明: 多治見駅の外観。駅舎の2階の壁やエレベーターがガラス張りになっている。

テロップ: 岐阜県 多治見市

ナレーション: その舞台は多治見市。

映像説明: 店の外観。さまざまな大きさのガラスのつぼや光沢のある食器が、窓際の棚に並べられている。 別の店の外観。絵付けが控えめに施された鉢やカップが窓越しの棚に置かれている。

ナレーション: その舞台は多治見市。美濃焼(みのやき)の一大産地として知られる器の街だ。

映像説明: ショールームの中。フロアに並べられた棚に豊富な品数の食器が取りそろえられている。黒いジャケットを着た男性とグレーのコートを着た女性が、テーブルにセットされたスマートフォンに向かって笑顔で話をしている。2人ともマスクを着けている。

ナレーション: そこで実施したのは、WeChat(ウィーチャット)の機能を使ったライブコマース。

映像説明: ショールームの中。黒いジャケットを着た男性が棚に置かれた紫のおちょこを指さし、話をしている。グレーのコートを着た女性がハンドルを取り付けたスマートフォンでおちょこを撮影している。

テロップ: ライブコマース = ライブ動画 Eコマース

ナレーション: ライブコマースとはライブ動画とEコマースを組み合わせた販売手法。

映像説明: 工場(こうば)の中。マスクを着け、紺の上着を着た女性スタッフが、回転するろくろに載った小皿に筆で色づけをしている。 黒いジャケットを着た男性とグレーのコートを着た女性、マスクを着け、紺の上着を着た女性スタッフが作業台を囲み、笑顔で話をしている。

ナレーション: 消費者と生産者がつながる機会を作ることで、話題性を持たせるのがねらいだ。

映像説明: ショールームの中。黒いジャケットを着た男性とグレーのコートを着た女性が、テーブルにセットされたスマートフォンに向かって話をしている。

テロップ: 丸モ高木陶器 高木 正治(たかぎ まさはる) 社長

ナレーション: 今回、岐阜県で初の試みとなるライブコマースに協力したのは高木社長。

映像説明: 工場(こうば)の中。マスクを着け、エメラルドグリーンのジャンパーを着た男性スタッフが、ろくろに載ったおちょこに筆で色づけをしている。 ゴム手袋をしたスタッフが型に伏せられた角皿(かくざら)に、コンプレッサーでガスを吹きつけている。 ショールームの中。フロアの棚に食器がいくつも並べられている。 大きさの異なる2枚の円い皿が棚に重ねて置かれている。 円形や四角形の茶色い陶器の皿が棚に何枚も置かれている。

ナレーション: 丸モ高木陶器は100年以上の歴史を持つ老舗企業。製造から販売までを手がけ、ショールームには所狭しと器が並ぶ。

映像説明: ショールームの中。黒いジャケットを着た高木社長とグレーのコートを着た女性が、テーブルにセットされたスマートフォンに向かって話をしている。

テロップ: 孫 影(そん えい) さん

孫(そん)さん・中国語: 高木社長にちょっとした質問をさせていただきます。

映像説明: ショールームの中。グレーのコートを着た孫(そん)さんが黒いジャケットを着た高木社長の前にフリップを出す。フリップには日本語と中国語で「企業の歴史や変遷を教えてください」と書かれている。 工場(こうば)の中。孫(そん)さんがハンドルを取り付けたスマートフォンに向かって話をしている。

ナレーション: 進行役は、普段は日本企業に勤めている中国人の孫(ソン)さん。岐阜県が彼女に出演を依頼した理由は…。

映像説明: ショールームの中。孫(そん)さんが商品棚の前でインタビューに答える。

孫(そん)さん: 私は、やはりその、KOCっていうもの。Key of customer。 消費者として、その、実際にこういう良いものを自分でちゃんと分かってから、中国の皆さんに宣伝して…。

映像説明: ショールームの通路。高木社長とハンドルを取り付けたスマートフォンを持った孫(そん)さんが、話をしながら歩いている。孫(そん)さんがスマートフォンに向かって話をする。

テロップ: KOC(Key Of Customer) SNSで口コミを発信する一般の消費者

ナレーション: KOCはSNSを使って口コミを発信する一般の消費者のこと。

映像説明: 孫(そん)さんがテーブルにセットされたスマートフォンに向かって話をしながら指を交差させ、バツ印(ばつじるし)を作る。

ナレーション: インフルエンサーのような影響力や専門性はないが、一般的な目線で発信されるリアルな声に、近年、注目が集まっている。

映像説明: ショールームの中。高木社長が棚に置かれた皿を指さし、話をしている。孫(そん)さんが高木社長にスマートフォンを向けている。ジャケットを着てスマートフォンを手にした男性が2人のそばに立っている。

ナレーション: 商品の背景を説明する高木社長と、消費者の目線で率直に話す孫(そん)さん。

映像説明: テーブルにセットされたスマートフォンに向かって、高木社長と孫(そん)さんが話をしている。

ナレーション: 2つの視点で伝えることで、視聴者に理解を深めてもらうことがねらいだ。

映像説明: 孫(そん)さんがテーブルにセットされたスマートフォンに手に持ったタンブラーグラスを向け、話をしている。 ワイングラスやタンブラーグラス、杯(さかずき)がテーブルに並べられている。白い花を付けた桜の木が商品の表面に描かれている。 杯(さかずき)に透明な液体が注がれると、表面に描かれた白い花がピンクに色づく。

ナレーション: そんななか、今回のライブコマースで、いちばんの売りとなったのがこちら。一見、シンプルな器だが、ここに冷たい液体を注ぎ込む(そそぎこむ)と、桜が咲いた。

映像説明: スマートフォンの画面。紺の高波が描かれた湯飲みや漆黒の杯(さかずき)が映っている。映像を背景に、中国語で書かれたメッセージがいくつも表示されている。画面の右側に、中国語とそれを訳した日本語のテロップが表示される。

テロップ: 買いたい買いたい!

テロップ: お酒を注ぐんですか?

ナレーション: この様子に視聴者も盛り上がりを見せた。

映像説明: スマートフォンの画面に、高木社長の「お茶のカップと急須ですけれども…」と話す声とともに、手にした赤いカップが映る。画面の右側に、中国語とそれを訳した日本語のテロップが表示される。

テロップ: 良いデザインですね

テロップ: キレイ!   映像説明: テーブルにセットされたスマートフォンに向かって孫(そん)さんが拍手をする。高木社長が杯(さかずき)をスマートフォンに向けている。

ナレーション: ライブ配信中にも商品が購入され、手応えを感じたという高木社長。

映像説明: ショールーム。商品棚の前で高木社長がインタビューに答える。 高木社長が高波の描かれた湯飲みを手にしている。湯飲みからは湯気が立ち、高波の色が紺から朱色や水色、緑色(みどりいろ)に変わっていく。 孫(そん)さんがテーブルで杯(さかずき)を前のほうに差し出し、笑顔で話をしている。隣で高木社長がうなずいている。 商品棚の前で高木社長が話を続ける。

テロップ: 丸モ高木陶器 高木 正治(たかぎ まさはる) 社長

高木社長: やっぱり、モノがお客さんの目に触れるだけではなくて、オンライブで自分たちが作った、こだわりであったりとか 苦労した点っていうことも、その瞬間に伝えることができるようになりました。 で、特に私は色の変化を強調したかったものですから、これはその静止画では、なかなか難しいことです。 ディテールまで同時に説明できるっていうことは、売り手にとっては非常に納得のいく手法だと思ってます。 これから、間違いなく、そのビジネスモデルが主軸になるんじゃないかなと感じてます。

映像説明: テーブルで高木社長と孫(そん)さんが笑顔で人さし指を前のほうに突き出している。

テロップ: 累計視聴者数 1,642人

ナレーション: この日の累計視聴者数は1,642人。

映像説明: グレーの床の店内。服部さんが商品棚のそばでタブレットを手に話をしている。タブレットには日本刀(にほんとう)と鞘(さや)をモチーフにしたハサミの写真が表示され、中国語で説明や価格などが書かれている。

テロップ: 岐阜県 県産品流通支援課 服部 美里 さん

ナレーション: 岐阜県の取り組みは、まだ始まったばかりだが、今後もライブコマースを続けていくことで、認知度の向上に期待したいと服部さんは語る。

映像説明:」 ショールームの中。高木社長がテーブルで白い花をつけた木が描かれたタンブラーグラスに透明な液体を注いでいる。 店内。焼き物のカップや木製のお盆、筒などが並べられた棚の前で服部さんがインタビューに答える。

服部さん: コメントが大変盛り上がってたので、初回にしては、本当に良かった点かなと思っています。 コロナ禍(ころなか)でしたので、実際、日本(にほん)に来て買っていただけないので、ECということで始めたんですけれども、 気軽に買っていただけるということで、どんどん、あの、もっと発展させていきたいと思っております。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: 海外の顧客とも、直接交流ができるのはSNSの強みですね。さまざまな機能を工夫して使うことで、新たなビジネスチャンスが生まれるのではないでしょうか。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがおじぎをする。

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