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おいしい+お得+社会貢献 ‐フードロスをビジネスで解決‐

2020年09月03日

まだ食べられるのに捨てられてしまう食品「フードロス」。持続可能な開発目標(SDGs)の意識の高まりも後押しして、フードロス削減に取り組む企業が増えている。生産者や飲食店で発生した余剰の食品と消費者をつなぐサービスで、海外展開も視野に入れながら、フードロス削減に取り組むスタートアップを取材した。

(9分50秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今 ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 タイが付いたピンクのブラウスに茶色いレースのスカートをはいている。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 世界で生産された食料の、およそ3分の1が廃棄されているといわれるフードロス。国連の持続可能な開発目標であるSDGs(エスディージーズ)の意識が高まるなか、このフードロス削減に取り組むビジネスにも変化が起こっています。

テロップ: おいしい+お得+社会貢献 ‐フードロスをビジネスで解決‐

映像説明: レストランのホール。黒いスーツを着た女性店員が皿に盛られ、ラップの掛けられた料理をトレーに載せて運んでいる。壁際の長いテーブルにある空いたトレーと料理が載ったトレーを置き換え、空いたトレーを持っていく。

テロップ: 東京都 千代田区

テロップ: KIGI

ナレーション: こちらは都内のホテルにある和食中心のレストランKIGI。

映像説明: 壁際の長いテーブルには、何人か分の漬物やサラダ、汁物、焼き物などが並べられている。ドレッシングなどの調味料や炊飯器なども置かれている。 ドリンクバーの前。黒いスーツを着た女性店員が、オレンジジュースが入ったピッチャーや氷が入った容器の隣に牛乳が入ったピッチャーを置いている。

ナレーション: こだわり抜いた新鮮な食材で作られた一品料理が並ぶ。さまざまな味を楽しむことができるビュッフェスタイルの朝食だが…。

映像説明: カウンターの前。カウンターの奥の棚に、ボトルやグラスがずらりと並べられている。黒いスーツを着た女性がうなずきながら笑顔でインタビューに答える。

テロップ: KIGI サステナブルデザイナー 山本 咲 さん

山本さん: 日によって、ご来店数が異なったりですとか、お召し上がりいただく量も皆さまによって違うなかで、 あの、どうしてもやっぱりロスが出てしまうっていうのが現状でございます。

映像説明: 器に盛られ、ラップが掛けられたサラダがテーブルに置かれている。器にはトマトやブロッコリー、レタス、たまねぎ、豆などが盛りつけられている。 皿に載せられたベーコンが添えられたスクランブルエッグが並べられている。 ちゅう房。白いコックコートを着た男性が、さまざまなおかずが載ったトレーにごはんが盛られた茶わんを置く。そばには長方形の弁当の容器が置かれている。 おわんに入ったサラダを長方形の弁当の容器に移し替える。

ナレーション: おいしく食べられる状態のまま残ってしまう朝食。そこで最近、こうした食材をアレンジした、ランチボックスの販売を始めた。

映像説明: コックコートを着た男性が皿に載ったベーコンを長方形の弁当の容器に移す。 皿に載ったソーセージや肉料理も、同じ長方形の弁当の容器に詰めていく。

テロップ: フードロス削減

ナレーション: SDGs(エスディージーズ)の意識が高まりつつある今、フードロス削減に取り組む企業が増えている。

映像説明: カウンターの前。黒いスーツを着た山本さんがインタビューに答える。 カウンターの奥の棚に、ボトルやグラスがずらりと並べられている。黒いスーツの左襟につけた17色のカラフルな放射状のデザインのピンバッジのアップ。黒いスーツを着た山本さんが、ドリンクバーで飲み物のセッティングをしている。

山本さん: フードロスっていうのは、家庭だけでは、なかなか取り組めない問題で、 私たちのようなレストラン業態も、一緒に取り組んでいかなくてはいけない問題だと思っています。

映像説明: ちゅう房。コックコートを着た男性が長方形の弁当の容器に盛りつけられたごはんに刻んだパセリを振りかけている。 長方形の弁当の容器に盛りつけられたサラダに褐色のドレッシングを掛ける。

ナレーション: しかし、ロスが発生する量は日によって異なるため、販売方法にも課題がある。

映像説明: 木目調のテーブルと椅子がある室内。山本さんがテーブルでノートパソコンに向かっている。画面のブラウザには「とれたて魚と野菜の小料理 KIGI 様」、「トップ」、「商品一覧」、「商品作成」、「店舗編集」、「注文履歴」、「ヘルプ」、「休業日設定」、「ログアウト」などの操作メニューや、「栄養たっぷりランチボックス」の文字と円い容器に盛りつけられた料理の写真などが表示されている。

テロップ: フードシェアリングサービス TABETE

ナレーション: そこで活用したのが、飲食店と消費者をつなぐマッチングサイト、TABETE。

映像説明: ノートパソコンの画面。円い容器に盛りつけられた料理の写真がブラウザに表示されている。写真の隣には、「商品タイトル 栄養たっぷりランチBOX」、「レスキュー価格 \900(きゅうひゃくえん) → \500(ごひゃくえん)」、「引き取り可能時間 11:00 から 14:00(11時から14時)」、「販売個数 1個」などと書かれている。写真の下にある「出品する」と書かれたボタンがクリックされる。「出品する」と書かれたボタンが「停止する」というボタンに変わる。

テロップ: 飲食店 ロスになった食品の料理を出品

ナレーション: 飲食店が、その日ロスになった食品を使って料理を出品。

映像説明: スマートフォンの画面にKIGIのページが表示されている。円い容器の弁当の写真の上に「現在レスキュー待ちの商品」、写真の下に「栄養たっぷりランチBOX」、「TABETEに出品した理由」などと記載されている画面がスクロールされる。 「レスキュー内容の確認」というタイトルの画面。画面下部の「レスキューを確定する」と書かれたボタンがタップされ、中央に回転する円が表示される。 画面が切り替わり、紙袋を差し出している女性と犬を連れた男性のイラストが映し出される。イラストの下には「Thank You!(サンキュー!)」、「レスキュー内容をメールでお送りしました。引取予定時間(ひきとりかのうじかん)に、店舗までご来店下さい。」などと表示されている。

テロップ: ユーザー お得な価格でテイクアウト →食品が廃棄される前にレスキュー

ナレーション: 登録ユーザーは、お得な価格でおいしい料理をテイクアウトすることで、食品が廃棄される前にレスキューできるという仕組みだ。

映像説明: 5階建ての白いビルの外観。周りには街路樹が植えられている。

テロップ: 東京都 港区

テロップ: コークッキング

ナレーション: このアプリを開発したのがコークッキング。

映像説明: コークッキングのキッチン。クッキングシートが敷かれた天パンが調理台に置かれている。胸元に「TABETE」と書かれたロゴが入ったTシャツを着た男性が天パンに置いた大きなブロック肉に塩を振る。天パンにはカットされたタマネギも並べられている。

テロップ: コークッキング 川越 一磨 社長

ナレーション: 川越社長は、飲食店の現場で、フードロスを目の当たりにしていたという。

映像説明: 「TABETE」のロゴ入りのTシャツを着た川越社長が、天パンの上に置いた表面に香草をまぶしたブロック肉を裏返す。 ブロック肉とタマネギを載せた天パンをオーブンに入れる。 コークッキングの木目調のテーブルがあるオフィス。壁際に、「EAT ME!」、「TABETE」と書かれた焦げ茶のパネルが立てられたイーゼルが置かれている。テーブルで川越社長がインタビューに答える。

川越社長: 僕がもともと、飲食で料理人(りょうりにん)も店舗運営のホール側も、両方やってましたんで、 なので、その中で、もう毎日毎日、大量に食べ物をごみ箱に突っ込んでましたんで、 どうにかならないかなというふうに、ずっとモヤモヤと思い続けてた、というところはありますね。

映像説明: 川越社長が木目調のテーブルでノートパソコンに向かっている。泡立て器とフライ返しのあいだに二重の円が描かれたマークの下に、「CoCooking(コークッキング)」と書かれたロゴが描かれた布が壁に飾られている。そのそばに、「EAT ME!」、「TABETE」と書かれた焦げ茶のパネルが立てられたイーゼルが置かれている。 川越社長が軽く握った左手を口元に当てる。 真剣な表情でノートパソコンの操作を続ける。

テロップ: 合理性重視のビジネスから生まれる フードロス

ナレーション: 以前から、フードロス削減の啓もう、啓発などに取り組んでいた川越社長。しかし、合理性を重視したビジネスの中で生まれるフードロスに対応するには、それだけでは追いつかないと考えていた。

映像説明: 「CoCooking(コークッキング)」と書かれたロゴが描かれた布が壁の前。そばに、「EAT ME!」、「TABETE」と書かれた焦げ茶のパネルが立てられたイーゼルが置かれている。木目調のテーブルで川越社長がうなずきながらインタビューに答える。

川越社長: そういったものを(ビジネスから生まれたものを)ビジネスの中で解決できないと、 そりゃ、スピード感として合わないよねと…。

映像説明: 大きな窓のある路面店の外観の写真。「TOO GOOD TO GO」と書かれ、四角いキャラクターのイラストが描かれた看板が壁に掲げられている。薄茶のコートを着た男性が窓から店内の様子を見ている。室内のカウンターには黒い上着を着た男性が立っている。 同じ路面店の別の写真。室内にはソファや観葉植物が置かれている。(写真提供 コークッキング)

テロップ: 欧州のマッチングアプリ Too Good To Go

ナレーション: 転機となったのは、売れ残った食品と環境意識の高い消費者をマッチングするアプリとの出会い。ヨーロッパで急速に拡大していた。

映像説明: コークッキングの木目調のテーブルがあるオフィス。川越社長を含む5人の人物がテーブルでノートパソコンに向かっている。5人ともにマスクを着けている。

ナレーション: 売り手と買い手をつなげる仕組み作りの重要性を感じた川越社長は、日本向け(にほんむけ)のアプリ開発に取りかかった。

映像説明: 室内。TABETEのロゴが描かれただ円形と長方形の2種類のステッカーが窓ガラスに貼られている。どちらにも「フードロス削減協力店」と書かれている。

ナレーション: 2018年にサービスを開始したTABETE。

映像説明: 壁の前に並んで立つ川越社長とグレーのスーツを着た男性の写真。「大阪市・株式会社コークッキング」、「「食べ残しゼロ」推進に関する連携協定」などと書かれたパネルを二人で持っている。 川越社長を含む5人の男性の集合写真。中央に立つ3人の男性が「神戸市・株式会社コークッキング」、「食品ロス削減・持続可能なフードシェアリングに関する事業連携協定」などと書かれたパネルを持っている。

ナレーション: スタートから2年で、登録店舗は都市部を中心に全国へ広がり、1,300店を超えた。

映像説明: 自然に囲まれたレストランの写真。川越社長と水色のシャツを着た男性が屋外に設置されたテーブルについている。テーブルには大皿に盛りつけられた料理やごはん、ペットボトル入りの水、グラスなどが並べられている。 わらぶきの青果店の写真。黒いTシャツを着た女性がテーブルでドリアンを切っている。グレーのTシャツを着た男性とピンクの柄物の上着を着た女性が隣でその様子を見ている。テーブルには、かぼちゃやさつまいもなど、さまざまな農作物(のうさくぶつ)が山積みにされている。 精肉店の写真。店内にフックにつるされた肉がいくつもぶら下げられている。赤いTシャツを着た女性がまな板で作業をしている。黒いシャツを着た男性と白い上着を着た女性がその様子を見ている。(写真提供 コークッキング)

テロップ: 東南アジア視察

ナレーション: 今後は、経済発展とともにフードロスが深刻になっていく、アジアにも展開していく計画だ。

映像説明: 室内。壁に貼られたTABETEのポスターに「お店の食事をアプリでお得にテイクアウト!」などと書かれている。画面に店舗の写真や店名が表示されたスマートフォンの写真もある。 オフィス。マスクを着けた川越社長がテーブルでパソコンに向かっている。紺のシャツを着た女性がホワイトボードのそばで話をし、川越社長を含め、テーブルに座っている男女が話を聞いている。 テーブルに座っている一同が話を聞いている。

ナレーション: 川越社長は、こうしたサービスが定着するには、価格のお得感だけではなく、消費者の環境意識も重要だと語る。

映像説明: 川越社長がインタビューに答える。

川越社長: 事業者さん側の、「捨てちゃうぐらいだったら誰かに食べてほしいな」っていう、そういった出品に対してですね、 一般ユーザーさんが「ああ、じゃ、自分がきょう、助けに行こうか」と、 まさに、自分がヒーローとなってですね、その食品をレスキューしに行くみたいな、 なんかそういう世界観をこれからつくっていきたいなと…。

映像説明: 10階ほどの高さのビルの外観。車道沿いにビルが立ち並んでいる。

テロップ: 東京都 港区

映像説明: 室内。黒い箱や、「SWeeTS POCKET(スイーツポケット)」と書かれたロゴが描かれた段ボール箱が何十箱も棚にしまわれている。棚の中ほどには「無くそう!食品ロス 減らそう!産地ロス」と書かれ、顔が描かれたバナナやきのこなどのイラストが描かれたのぼりが掛けられている。

テロップ: バリュードライバーズ

ナレーション: 飲食店だけでなく、生産者や食品メーカーからも発生するフードロス。その削減に取り組むのがバリュードライバーズだ。

映像説明: ウェブサイトの画面。白い画面の中央にオレンジのひょうたん型のマークに「tabeloop」と書かれたロゴが表示され、「Now Loading...」と書かれている。 段ボール箱に入った山積みのタマネギの写真が掲載されたウェブサイトのページ。写真の隣には「訳あり! 形不揃いです フードロス淡路島産 玉葱10kg」、「\1,500(せんごひゃくえん)(税込)」、「40% OFF」などと書かれている。 赤い紙テープで巻かれて束にされ、パッケージに入れられたそうめんの写真が載ったウェブサイトのページ。写真の隣に「高橋 島原の糸 手延そうめん 500g \337(さんびゃくさんじゅうななえん)(税込)」、「賞味期限:2020‐12‐31(にせんにじゅうねん じゅうにがつ さんじゅういちにち)」などと表示されている。 写真の下には「在庫品の整理のため、お得な価格にて掲載しております。」と記載されている。 顔が描かれたアボカドやぶどう、ブロッコリー、にんじんなどのイラストが描かれたウェブサイトのページ。イラストの脇には「もったいないが世界を救う」、「無くそう!食品ロス 減らそう!産地ロス」、「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS(サスティナブル デベロップメント ゴールズ)」などと書かれている。 さまざまな食べ物のイラストの中心に、tabeloopのロゴが描かれたウェブサイトのページ。ロゴの周りには「心から「いただきます」を言える未来をこどもたちへ。」などと書かれている。

テロップ: フードシェアリングプラットフォーム tabeloop

ナレーション: tabeloopは、形が不ぞろいなどの理由で市場に流通できなかったり、賞味期限によって店頭に並べることができない食品を販売するサービス。小売りや飲食店はもちろん、一般の消費者が購入することもできる。

映像説明: ウェブサイトのページ。商品一覧のページがスクロールされる。「プルコギ丼の具 1.5kg 1,890円」、「うらかわいちごアイスキャンデー5本セット 3,600円」などと書かれた食品の写真がいくつも掲載されている。

ナレーション: フードロスが生まれる背景には、やはり生産量を増やさざるをえない、ビジネスの事情がある。

映像説明: 大きな窓のあるオフィス。グレーのジャケットを着た男性がデスクで身ぶりを交えてインタビューに答える。

テロップ: バリュードライバーズ 佐治 祐二郎 社長

佐治社長: ある程度、 商品を多めに作ってく。機会ロスを減らそうというのが(企業の)スタンスですので、 その中で、どうしても余ってしまうものが継続的に出るっていう場合もありまして、 そういった商品も僕らが取り扱う商品ではあります。

映像説明: デスクにいるグレーのジャケットを着た佐治社長が黒いボトルを手に話を続ける。 デスクに置かれたモニターにtabeloop のウェブサイトが表示されている。 佐治社長がデスクに置かれた赤い段ボール箱に黒いボトルを詰めている。

ナレーション: 佐治社長が、フードロス削減のビジネスを始めた2014年ごろは、事業の社会貢献性をアピールしても、ほとんど興味を示されなかったという。しかし、2018年に開始したtabeloopは反響が大きく、登録事業者数は300、会員数は1万人を超えた。

映像説明: 大きな窓のあるオフィス。デスクで佐治社長が笑顔でインタビューに答える。

佐治社長: 最近、SDGs(エスディージーズ)が広まっていったあとなんかは、まさに顕著ですけれども、 もっと話聞かせてとかっていうお話ですとか、あと、講演をしてくれっていうようなお話も、結構いただいたりして、 そういう機運は、すごく高まってるんだなっていうのは、自分自身としてはすごく実感してますね。

映像説明: tabeloop のウェブサイト。tabeloop のロゴの傍らに「産地直送」と書かれた赤い円が描かれている。ロゴの下に、クリーム色(いろ)のポロシャツを着た男性とチェック柄のシャツを着た女性が畑で黄緑のレモンを手にほほえんでいる写真がスライドショーで表示されている。写真には「地元の本当に美味しいものを皆さんの食卓にお届けします。」と書かれている。顔が描かれたアボカドやぶどう、ブロッコリー、にんじんなどのイラストと、「コロナに負けない!」、「食べて応援! 産地レスキュープロジェクト」、「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」と書かれた画面に切り替わる。続いて、カットされた魚の断面を見ている男性の写真が表示され。隣には市場(いちば)のフロアに並べられた何匹もの魚が写り、「プロの目利きが厳選した逸品をお取り寄せ」と書かれた写真が表示されている。

ナレーション: さらにこの夏、姉妹サイトとなる「産直tabeloop」を開設。農林水産省のコロナ支援策の事業を活用したもので、生産地で余剰となった食材を販売しようとする取り組みだ。

映像説明: ウェブサイトの商品一覧のページ。「冷凍いちご」と書かれたリンクがクリックされる。赤く熟したいちごの写真が掲載されたページが表示される。写真の隣には「北海道産の冷凍いちご(すずあかね+かおり野)/800g×2袋」、「送料無料」、「\2,160(にせんひゃくろくじゅうえん) 税込」などと書かれている。

ナレーション: 北海道でいちごを栽培している「うらかわ菅(すが)農園」も今回、産直tabeloopに登録した。

映像説明: 白い丸皿に盛りつけられたいちごの写真。白いいちごの花が添えられている。 いちご畑(いちごばたけ)の写真。白いシートが掛けられた苗床から色づき始めた実(み)がいくつも垂れ下がっている。 紺のTシャツを着た笑顔の男性の写真。いちごが育つビニールハウスの中に立っている。(写真提供 うらかわ菅(すが)農園)

テロップ: うらかわ菅(すが)農園 菅 正輝(すが まさてる) 代表

ナレーション: この農園では、ケーキなどに使われるいちごを出荷している。形や大きさに厳しい基準が設けられているため、ロスも多く発生してしまう。4代目の菅(すが)さんは、どうにか廃棄せずに有効利用できないかと取り組んできた。

映像説明: 皿に盛りつけられた冷凍いちごの写真。へたが取られた小ぶりの実の表面が白く凍っている。 木のプレートの上に置かれたいちごのアイスキャンデーの写真。赤い果肉と白いアイスがマーブル状に固まっている。(写真提供 うらかわ菅(すが)農園)

テロップ: 規格外のいちごを使った商品

映像説明: 高い位置に作られた棚に緑のコンテナが置かれた室内。紺のTシャツを着た菅(すが)代表がインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話)

菅(すが)代表: 父の時代から考えると、食品ロスをなくす、こういった活動、行動が昔とは、もう全然違う、考えられないってことは、よく言われました。

映像説明: ビニールハウスの外観の写真。山あいの緑地に何棟ものビニールハウスが建てられている。 ビニールハウスの中の写真。スタンドにセットされた苗床が奥へ続いている。(写真提供 うらかわ菅(すが)農園)

ナレーション: 菅(すが)さんは、tabeloop での販売を通じて、ロスの削減だけではなく、販路拡大にも期待している。

映像説明: 高い位置に作られた棚に緑のコンテナが置かれた室内。菅(すが)代表がインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話)

菅(すが)代表: B to Bだけではですね、もう今の時代、利幅がどうしても減ってきてしまうので、 一消費者にダイレクトに、いいものを届けたいっていう、そういった方法に変えていきたいなっていう思いがありましたので、 それを、tabeloop さんを通じて、できてるっていうのが、とてもありがたく思ってますね。

映像説明: 木目調の壁のオフィス。だ円形(だえんけい)とV字を組み合わせたマークに「VALUE Drivers Inc.(バリュードライバーズ インコーポレーテッド)」と書かれた立体ロゴが壁に掲げられている。佐治社長が壁際のデスクでパソコンに向かっている。

ナレーション: 8月中旬、この日は、オンラインでマレーシアの投資家などに向けたイベントが開催されていた。

映像説明: 木目調の壁際に置かれたデスクに佐治社長と男性が座っている。前に置かれたモニターに、佐治社長を含む18人の人の集合写真が表示されている。

テロップ: SDGs型(エスディージーズがた)スタートアップ支援プログラム(マレーシア) 主催:ジェトロ

ナレーション: アジアへの展開を目指す佐治社長は去年、マレーシアを訪問。

映像説明: 佐治社長を含む5人の人物の集合写真。茶色い壁のレストランで佐治社長が笑顔で親指を立てている。 佐治社長を含む4人の人物の集合写真。「SUNWAY UNIVERSITY」などと書かれたロールスクリーンが置かれた室内で、一同が笑顔を見せている。(写真提供 バリュードライバーズ)

テロップ: 食べきれない料理で客をもてなす文化

映像説明: ガラス張りの会議室。佐治社長を含む4人の人物が円いテーブルで話をしている。(写真提供 バリュードライバーズ)

ナレーション: そこで実感したのは、食べきれないほどの料理で客をもてなす中華系の食文化があるなど、フードロスに対する意識や生活習慣の違い。日本のモデルを、そのまま現地で使うのは難しいと感じたという。

映像説明: 街路樹が植えられた歩道。頭を黒い布で覆った女性やTシャツ姿の男女が歩いている。黒いTシャツを着た女性とピンクのブラウスを着た女性が、赤ちゃんをだっこしてあやしながら立っている。 ベンチのある一角。人々が座って話をしたり、食事をしたりしている。トランクを開けた車のそばで、黒いTシャツを着た男性が、2人乗りの乳母車を畳んでいる。

ナレーション: しかもマレーシアは、多民族国家のため、異なる食文化が混在している。なぜ、それでもこの地を選んだのだろうか。

映像説明: 大きな窓のあるオフィス。デスクで、佐治社長が身ぶりを交えて笑顔でインタビューに答える。

テロップ: バリュードライバーズ 佐治 祐二郎 社長

佐治社長: 一番難しそうな、ここで解決をすれば、アジア全体で使えるもの、 ひいては世界全体で使えるようなビジネスモデルになるんじゃないかというふうに思って、 ここでも、きちっと頑張っていこうというふうに感じました。

映像説明: ガラスの屋根がある通路の写真。18分割された屋根の一角に英語で説明が書かれたカラフルなイラストが描かれている。傍らに「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS(サスティナブル デベロップメント ゴールズ)」と書かれている。 街の風景のイラスト。立ち並ぶビルに囲まれた森の中に湖が描かれている。「MALAYSIA’S MODEL SMART SUSTAINABLE CITY(マレーシアズ モデル スマート サスティナブル シティー)」と題されている。 街の風景の写真。イラストに描かれていたような湖を中心とした町並みが広がっている。(写真提供 バリュードライバーズ)

ナレーション: 実は今、マレーシアでは都市型の農場が増えている。バリュードライバーズは、大手財閥が手がける開発エリアで実証実験のチャンスをつかんだ。

映像説明: 野菜売り場の写真。棚に、たくさんのとうもろこしや赤、黄色(きいろ)、緑のパプリカ、なすなどが並べられている。 カウンターの写真。青いポロシャツを着た人物が持っているキャベツに、赤いチェック柄のブラウスを着た女性が手を伸ばしている。(写真提供 バリュードライバーズ)

ナレーション: 都市部での地産地消(ちさんちしょう)のサイクルの中に、フードロス対策も組み込もうという新しい試みだ。

映像説明: 大きな窓のあるオフィス。木目調の壁際のデスクで、ワイヤレスイヤホンを着けた男性が佐治社長の隣に座り、前に置いたモニターに向かって話をしている。 佐治社長と男性がデスクの上のモニターを見つめている。 佐治社長があごに手を当て、真剣に話を聞いている。

ナレーション: 計画を実現するには現地のパートナーやサプライヤーとの連携が不可欠。新型コロナウイルスの影響が大きいなか、佐治社長は…。

映像説明: 佐治社長が身ぶりを交えてインタビューに答える。 ピンクのブラウスを着た女性が笑顔で手を振り、お辞儀をする様子がモニターに映っている。その様子を見ながら、佐治社長と男性がモニターに向かって話をしている。 佐治社長が話を続ける。

佐治社長: ECサイト作ったりとかっていう、ウェブ系のお話は、別に、こっち側でもできちゃうので。 同時並行でやって、ある程度、落ち着いたら、ちょっと向こうに出張したいなと思ってます。 そうですね、ここでストップするのは全然考えていなくて、 せっかく、すばらしい方たちに会えたので、 このコネクションを基に、少しずつ広げていきたいなというふうには思いますね。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: このようなビジネスが広がることで、私たち消費者も、問題解決に取り組みやすくなっていると感じました。今後も、社会全体でフードロス削減への意識を高めていくことが大切だと思います。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがおじぎをする。


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