コロナ禍だからって止まらない! ‐商社が探る新たな道‐

2020年08月06日

新型コロナウイルスの感染拡大により、海外出張ができず現地での仕入れや商談を行ってきた企業に支障が出てきている。こうした状況のなか、アフリカの雑貨等を扱う輸入商社は、在庫から日本の消費者のニーズに合わせたリメイク品を作るなど、新たな商品の開発に取り組んでいる。また、日本食品の輸出商社は、オンラインで世界各地のバイヤーとつながり商談を継続する一方で、SNSを活用した商品開発にも取り組んでいる。コロナ禍でも前に進み続ける日本企業の奮闘を追った。

(11分15秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今 ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 オレンジのレースの袖なしのシャツに赤土色(あかつちいろ)のスカートをはいている。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 海外に出向いて、買い付けや商談を行っていた企業にとって、現地に行けない影響は少なくありません。国際ビジネスの現場で戦っている人たちは、今、どこを目指そうとしているのか、その取り組みを取材しました。

テロップ: コロナ禍だからって止まらない! ‐商社が探る新たな道‐

映像説明: 蔵造り(くらづくり)の町並み。石畳の歩道沿いに木造のやぐらが高くそびえている。

テロップ: 川越

ナレーション: 小江戸(こえど)と呼ばれる埼玉県の川越(かわごえ)。

映像説明: 交通量の多い2車線の道路。道沿いに黒い壁の瓦ぶきの建物が立ち並んでいる。 瓦ぶきの建物が立ち並ぶ歩道を大勢の人が歩いている。

ナレーション: 6月後半の日曜日、街は、にぎわいを取り戻していた。

映像説明: タイル張りの壁に掲げられた焦げ茶の看板。白字で「African Life Style Market MANGOROBE」と書かれ、黄緑でアフリカの地図が描かれている。 店の外観。「MANGOROBE」と書かれた焦げ茶の看板の下に赤と青のチェック柄の布と手籠が掛けられている。傍らには「アフリカ かごと布の店」と手書きで書かれた看板が立てかけられている。

テロップ: マンゴロベ 商社が経営する雑貨店

ナレーション: こちらは、輸入品を扱う雑貨店。

映像説明: 店内。花のようなデザインの平たい籠やパステルカラーのバッグなどが壁に掛けられている。床には箱形の籠が積み重ねて置かれている。 青い柄(がら)が入ったマグカップや赤い模様が描かれた皿などが棚に並べられている。

ナレーション: 色彩豊かな小物や

映像説明: 背筋を伸ばして座っているチーターとキリン、ヒョウの置物が棚の角(かど)に置かれている。

ナレーション: かわいらしい置物、

映像説明: パックづめされた、さまざまなドライフルーツや粉末がフック棚に掛けられている。

ナレーション: 珍しい食品など

映像説明: カラフルな布を頭に巻いた女性の人形が壁に掛けられている。腰のあたりで曲げられた腕の部分にはトイレットペーパーが取り付けられている。

ナレーション: 個性的な品々(しなじな)が、所狭しと並ぶ。

映像説明: 黄色地(きいろじ)に赤や黒の模様がある布や茶色い扇子などが棚に置かれている。

ナレーション: アフリカ専門の商社が経営している店だ。

映像説明: 円すいのフタ付きの丸い籠が壁際に並べて置かれている。 持ち手(もちて)に装飾のある木彫りのスプーンがカップに立てられ、木皿(きざら)が棚の上に積み重ねて置かれている。 店の中ほどに置かれたラックには、色とりどりのバッグがつり下げられている。

ナレーション: 取り扱う商品は、スタッフが現地に足を運び、生産者とともに開発してきたものばかりだ。しかし、ここにも新型コロナウイルスの影響が…。

映像説明: 並べられた商品を背に、水色のシャツを着た男性がインタビューに答える。

撮影スタッフ: みんな行けず?

水色のシャツを着た男性: もう(アフリカに)全員行けないですし、 今年いっぱいは、多分もう、行けないだろうなという…。

映像説明: 水色のシャツを着た男性が話を続ける。

テロップ: アフリカンスクエアー 稲川 義隆 取締役

ナレーション: そう話すのは、この店を経営する商社に勤める、稲川さんだ。

稲川取締役: 会社の強みとしては、現地に行って、ものを見てきてます。 ある程度、品質はその部分で保証してます。 中長期的に見れば、(現地に)行けないっていうのは会社の根幹に関わることでは、あると思うんですね。

映像説明: 緑豊かな山々。向こうの山の方にはかすみがかかっている。

テロップ: 2016年6月取材

テロップ: エチオピア

ナレーション: 4年前、アフリカの東部、エチオピア。

映像説明: 山道(やまみち)。背丈より高く伸びた草木の中を進む現地の男性2人の後ろを、青いリュックを背負った稲川取締役が歩いている。 立ち止まった現地の男性が遠くの方を指さし、稲川取締役がその方向を見ている。 開けた(ひらけた)一角。組まれた丸太の上に、フタが置かれている黄色い箱が4つほど置かれている。それぞれのフタの上には石が置かれている。 黄色い箱の隅に開けられた細長い格子窓の近くを、小さな蜂が飛び回っている。 室内。六角形の模様が付けられた蜜ろうが木の枠の中に作られている。蜜ろうが切られ、薄い黄色(きいろ)の蜜が滴る。 土壁(つちかべ)の室内で稲川取締役と現地の男性が指先をなめながら話をしている。稲川取締役が現地の男性に向かって「Good taste」と伝える。

ナレーション: うっそうと生い茂る木々(きぎ)をかき分けながら、森の中を進む稲川さん。日本では、まだ知られていない新しい商材を求めて、最前線で奮闘していた。

映像説明: プレハブ倉庫の裏手。黒い作業服を着てマスクを着けた男性と黒いパーカーを着てマスクを着けた男性がトラックの荷台から段ボール箱を降ろしている。 マスクを着けた稲川取締役が受け取った段ボール箱を倉庫に入れる。 倉庫の中。マスクを着けた稲川取締役がドライフルーツのパッケージを手にしながら話をしている。

ナレーション: しかし今は、現地に行って仕入れをすることができない。販売についても、商品を卸している取引先が一時的に店を閉めたことで影響が出た。

映像説明: 屋外。花などが咲いている木と生い茂る草地の前で稲川取締役がインタビューに答える。

稲川取締役: 売り上げ的には、えーと、ガクッと落ちたことは落ちたんです。 メインの卸先が全般的に閉まっちゃって、(商品を)卸す先がなくって、 ま、その中で、一応、小売り、ウェブの小売りは健闘したんですけれども…。

映像説明: 店内。マスクを着けた稲川取締役がフック棚の下に並べられたドライフルーツのパッケージを手に取る。

ナレーション: 営業活動も自粛。取引先の元に行くこともままならない。

映像説明: オフィス。花柄の布が掛けられた窓のそばで、稲川取締役がノートパソコンに向かっている。

ナレーション: しかし、これまで扱ってきた商材を、改めて見直す機会になっているという。

映像説明: 壁際に置かれたラックに、数十種類のカラフルなネックレスが色別に分けて掛けられている。 ラックの前にしゃがんだ稲川取締役がネックレスを見回す。

ナレーション: 案内してくれたのは特別な保管場所。そこには大量のネックレスが…。

映像説明: 稲川取締役が、形がいびつな白い石のようなものが連ねられたネックレスに触れる。

稲川取締役: ウニの化石。 

撮影スタッフ: ウニの化石?!

映像説明: 稲川取締役が茶色いだ円形の光沢のある石のようなものがつなげられたネックレスに触れている。ネックレスに付けられた値札(ねふだ)を手にする。

稲川取締役: これはアンバーですかね、こはくです。これ18万円です。

映像説明: 100本以上の色鮮やかなネックレスがラックに掛けられている。 さまざまな形や大きさの素材で作られたネックレスがずらりとラックに掛けられている。 ラックに掛けられた、ビーズの一つ一つに細かな模様が描かれているネックレス。 稲川取締役が白い半透明のネックレスを手に話をしている。

ナレーション: 希少なものから数多く流通しているものまで…。文化的な価値は高いが、一般の消費者の関心は引かない。そこで考えたのが、日本人(にほんじん)の好みに合わせたリメイクだ。

映像説明: エスニックな模様が描かれた黄色いビーズで作られたネックレスなど、バラエティーに富んだネックレスがラックに掛けられている。 ラックに掛けられた赤や緑、黒のビーズが連ねられたネックレス。 ラックに掛けられた白と青、紫のストライプ模様のビーズが連ねられたネックレス。 稲川取締役がネックレスに触れながら、インタビューに答える。

稲川取締役: ちょっと見栄えのするような、こういうきれい目なビーズを集めて、 留め具とかをきれいなものを使っていったりすると、 若い女性とかにも受けるんじゃないかなとか考えて…。

映像説明: 白い布の上にカラフルなフックピアスやブレスレットが置かれている。 フックピアスは色や柄(がら)の異なるビーズやポンポンをつなげて作られている。

ナレーション: 元の形を分解して、パーツを組み合わせて、再加工。ピアスなど、気軽に手に取りやすい商品に姿を変えた。

映像説明: 鮮やかな幾何学模様や花の模様の布が棚に並べられている。

テロップ: 東アフリカで使われている布 カンガ

映像説明: Instagramのウェブページの画面。黒いTシャツを着て赤い幾何学模様のマスクを着けた男性の写真とメッセージが表示されている。

ナレーション: カンガと呼ばれる東アフリカの布地は、今、需要の高いマスクに。

映像説明: オフィス。水玉模様や花柄の布が掛けられた窓のそばで、黒いTシャツを着た男性がデスクでノートパソコンとスマートフォンを操作している。 黒いTシャツを着た男性が作業を続ける。

テロップ: アフリカンスクエアー 中川 悠 さん

ナレーション: こうした新たな商品をソーシャルメディアに投稿しているのが、PRを行う部署の担当者だ。

映像説明: 木陰に座っている現地の人々の写真とメッセージがモニターに表示されている。人々のそばには山積みにされた薄緑のだ円形(だえんけい)の野菜が写っている。 パソコンのモニター。傘や手籠の写真や、つばのある帽子をかぶってポーズを取る女性の写真などが表示されたページがスクロールされる。 水玉模様や花柄の布が掛けられた窓のそばで、デスクに座った中川さんがインタビューに答える。

中川さん: アフリカの雰囲気だけだと、もう、ほんとにアフリカ好き(アフリカずき)の人しか見てくれてないんで、 (商品の写真なども)うまくミックスしてできればいいですね。 オンライン使って、きれいに見せて 新しいお客さんを呼び込むとか、そういうことも力を入れていけたらなと思っております。

映像説明: オフィスの一角。ベージュのブラウスを着た女性がデスクに向かっている。 ベージュのブラウスを着た女性がノートパソコンの画面を熱心に見つめている。

テロップ: アフリカンスクエアー 日向野 桃子 さん

ナレーション: 日々、奮闘する会社の中で頭を抱えていたのが、マダガスカルを担当する日向野さん。

映像説明: ベージュのブラウスを着た日向野さんが、パソコンを操作しながらフランス語で通話をしている。

ナレーション: 日本の顧客から注文を受けた商品の開発に取り組んでいる。

映像説明: ベージュのブラウスを着た日向野さんが、うなずきながらインタビューに答える。

日向野さん: 帽子とバッグと籠をメインで作ってます。 トラブルしかないです。 あの、まず全部間違っていることが前提であることと、 納品が間に合わない可能性が90パーセントぐらいある。

映像説明: 緑に覆われた線路で撮られた集合写真。10人の現地の人々とともに、日向野さんが笑顔で座っている。

ナレーション: 例年であれば、この時期は現地に赴き、生産者に直接会って細かな点を詰める。

映像説明: オフィス。傍らに茶色い籠が積まれている。日向野さんがデスクで現地の女性とフランス語で通話をしながらメモを取っている。

ナレーション: しかし、今年の調整は全てオンラインだ。

映像説明: ノートパソコンの画面にスマートフォンが立てかけられている。 スマートフォンには白と黒の幾何学模様の籠が映し出されている。 日向野さんがメモを取りながらフランス語で通話を続ける。

ナレーション: 小さなスマートフォンをのぞき込み、長さやデザインを細かく確認していく。しかし、オンラインだけではなかなかうまく進まない。

映像説明: 日向野さんがパソコンを操作する。

日向野さん: イライラするー…。

映像説明: 日向野さんが、うなずきながらインタビューに答える。

日向野さん: いつもなら、現地で直しは利くんですけど、 今年はちょっと難しいやり方だったのもあるので…。

映像説明: 日向野さんが隅に置かれた段ボール箱から、ポリ袋に入れられた黒いバッグを取り出す。 日向野さんがデスクに座り、黒いバッグを手に取る。 日向野さんがメジャーを手にして黒いバッグのサイズを測っている。 熱心に作業を続ける日向野さん。

ナレーション: 現地に行けないもどかしさ。しかし、直接会ってやり取りできないことが生産者の意識改革につながっていると話す。

映像説明: カラフルな布がかかった棚の前に座った日向野さんが、うなずきながらインタビューに答える。

テロップ: アフリカンスクエアー 日向野 桃子 さん

日向野さん: 生活が懸かってる人が、すごく多いので、あの、日本(にほん)みたいに、何も保証はないですし、 これでお客さんが離れるっていうのは、やっぱり、(生産者にとって)すごい死活問題だと思うんですね。 その状況でやっぱりもう少し、責任感が強くなるかなとは、期待してます。

映像説明: グレーのカーテンが掛けられた部屋。紺のパーカーを着た男性が、デスクに置かれたモニターの前で身ぶりを交えて話をしている。モニターには紺のパーカーの男性が映っている。

テロップ: 2020年5月 田中さん撮影

テロップ: イームインターナショナル 田中 明人 社長

ナレーション: 一方こちらは、日本の商品を海外に売り込むなど商社を経営している田中さん。

映像説明: デスクに置かれたモニターの前で、紺のパーカーを着た田中社長が話をする。

田中社長: えー、今から、シンガポールとミーティングです。ビデオ会議になります。

映像説明: デスクに置かれたモニターの前で、紺のパーカーを着た田中社長が話を続ける。

ナレーション: この映像は、ウイルスの感染が拡大し、外出自粛が強く求められたときのものだ。

田中社長: シンガポール入ってきました。ここで許可を押します。

映像説明: 2分割された画面。左の枠に身ぶりを交えて話をするオレンジのTシャツを着た男性が、右の枠にうなずきながら話を聞く田中社長が映っている。(Zoomのビデオ通話)

田中社長: こういう感じで、オンラインですぐつながるので、便利な時代です。

映像説明: 広々とした町並み。木々(きぎ)に囲まれた何棟もの赤い屋根の建物の向こうに、中層のビルが立ち並んでいる。

テロップ: 2015年5月取材

テロップ: タイ

ナレーション: 今から5年前。

映像説明: ヤシの木が植えられた車道のそばで、猫が描かれたワンピースを着た女性と田中社長が話をしている。 店の外観。正面のガラスに現地の言葉とアルファベットが書かれている。田中社長と猫が描かれたワンピースを着た女性が商品の並べられた店内へ入っていく。

ナレーション: 田中さんも、日本の製品を売り込もうと、世界中を飛び回っていた。

映像説明: 水槽が置かれている店内。飲み物の瓶や資料などが置かれたテーブルで田中社長が話をしている。 店内の一角で、白いワイシャツを着た2人の店員と田中社長が話し終えたあと、向き合って、互いに手を合わせ、おじぎをする。

ナレーション: 持ち前のコミュニケーション能力を生かして、ネットワークを築いてきた。

映像説明: 展示会場の中。黒いスーツを着た男性と田中社長がカウンター越しに話をしている。

テロップ: 2015年5月取材

テロップ: 知り合ったバイヤー 2,000人

ナレーション: 知り合ったバイヤーの数は2,000人。

映像説明: 黄緑の柵のそばで、田中社長が身ぶりを交えてブルーグレーのスーツを着た男性と話をしている。 花柄のブラウスを着た2人の女性と田中社長がテーブルで話をしている。

テロップ: 有力取引先 21ヵ国64社

ナレーション: 有力な取引先も、21ヵ国、64社ある。

映像説明: 大きな窓のそばで黒いシャツを着た男性が身ぶりを交えて田中社長と話をしている。 田中社長が熱心に聞いている。

ナレーション: 年商は、5億円を超えた。

映像説明: グレーのカーテンが掛けられた部屋。田中社長がモニターに向かって身ぶりを交えて話をしている。 田中社長がモニターを見つめている。 モニターには英語のメッセージがいくつも表示されている。

ナレーション: その田中さんも、現在は在宅ワーク。それでも、自宅の椅子に座りながらビジネスを動かす。

映像説明: モニター画面を見ながら、田中社長が話をする。モニターには英語のメッセージが表示されている。

田中社長: こちらは、フランスの、インフルエンサー会社ですね。 明日は8時、9時、どうかっていう、問い合わせが来てまして、 これから返そうと思います。 こんな感じで、コンピューター1つで、いろんな国とやり取りをしてます。

映像説明: デスクに置かれたモニターの前に座った田中社長が画面を見つめている。

ナレーション: その田中さんの1日のスケジュール。

映像説明: 3分割された画面。黒い上着を着た女性と白い上着を着た女性、田中社長が話をしている。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: 8:30(はちじ さんじっぷん) AM(エーエム) (現地時間 8:30(はちじ さんじっぷん) PM)

テロップ: ブラジルの インフルエンサー事務所と会議

ナレーション: 午前8時30分。まずは、ブラジルの企業との会議からスタート。

映像説明: 2分割された画面。左の枠に黒いポロシャツを着た男性が、右の枠に田中社長が映っている。手を合わせておじぎをしたあと、2人が話を始める。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: 11:30(じゅういちじ さんじっぷん) AM(エーエム) (現地時間 9:30(くじ さんじっぷん) AM(エーエム))

テロップ: タイのバイヤーと商談

ナレーション: 次はタイのバイヤーと商談。リモート会議の順番は、現地との時差を考えて組まれている。

映像説明: 2分割された画面。左の枠に肩に白いラインが入った青いシャツを着て話をする男性が、右の枠に田中社長が映っている。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: 12:00(じゅうにじ) PM (現地時間 11:00(じゅういちじ) AM(エーエム))

テロップ: フィリピンのバイヤーと商談

ナレーション: 同じアジア圏のフィリピンのあとは…。

映像説明: 3分割された画面。田中社長が透明のパッケージ入りのクッキーを手に話をしている。赤い上着を着た女性と黒いTシャツを着た男性が、うなずきながら聞いている。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: 2:30(にじ さんじっぷん) PM (現地時間 7:30(しちじ さんじっぷん) AM(エーエム))

テロップ: スペインの食品メーカーと商談

ナレーション: ヨーロッパのスペイン。

映像説明: 2分割された画面。左の枠に身ぶりを交えて話をするピンクの上着を着た女性が、右の枠にうなずきながら聞く田中社長が映っている。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: 4:00(よじ) PM (現地時間 9:00(くじ) AM(エーエム))

テロップ: イタリアの食品メーカーと商談

ナレーション: そして、イタリア。

映像説明: 田中社長がスマートフォンの画面を正面に向けながら話をしている。スマートフォンには白いシャツを着て、あごに手を当てながら話を聞いている男性が映っている。話を終えた2人が笑顔を見せる。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: 9:00(くじ) PM (現地時間 3:00(さんじ) PM)

テロップ: タンザニアのバイヤーと商談

ナレーション: 最後は、アフリカのタンザニア。インターネットを使えば、6ヵ国との打ち合わせが、たった1日でできてしまう。

映像説明: グレーのカーテンが掛けられた部屋。デスクに置かれたモニターの前に座った田中社長が2分割された画面を見ながら話をしている。上の枠にはオレンジのTシャツの男性が、下の枠には田中社長が映っている。

ナレーション: オンラインで簡単に海外とつながる時代だが、新規の取引先に関しては、短時間でも、顔を見て話す機会を増やし、信頼関係を築けるようにしている。

映像説明: イームインターナショナルのウェブサイト。青空の写真を背景に「人のために、企業のために… そして社会のために…。」などと書かれている。画面をスクロールし、表示された「イームプロジェクト2020(ものづくり編)」のリンクがクリックされる。 「イームプロジェクト2020(ものづくり編)」のウェブページ。ノートパソコンやカラフルな付箋が貼られた資料が置かれたテーブルの周りに集まる人々の写真が表示されている。

ナレーション: 今、こうした状況でも積極的に事業を広げる計画だ。

映像説明: イームインターナショナルのツイッターのページ。青い枠に「フォロワーのみんなとものづくり!!!」、「総額100万円プレゼント」、「STEP1商品を提案しよう」、「「健康」をイメージした新商品」などと書かれている。

ナレーション: 新しく始めたプロジェクトが「フォロワーのみんなとものづくり!!!」。

映像説明: 「フォロワーのみんなとものづくり!!!」などと書かれた青い枠が拡大表示される。

ナレーション: 自社で製品を開発するのは、今回が初めて。

映像説明: ツイッターの返信がいくつも表示され、「野菜やフルーツなどの天然色素から作られた口紅」の文字の下に赤い線が引かれる。

ナレーション: ツイッターでアイデアを募集し、世界に通用する商品を開発する。

映像説明: ツイッターの返信の画面。「呼ぶと返事をしてくれるメガネ」、「夏でも蒸れにくいマスク」、「野菜がギュッと入ってる栄養満点なのに美味しいゼリー」、それぞれの文字の下に赤い線が引かれている。 ツイッターの返信の画面。「家庭用の自動カラダ洗い機」、「離乳食で、必要な鉄分量が含まれた食品」、それぞれの文字の下に赤い線が引かれている。 ツイッターの返信の画面。「日焼け止めクリーム スティック型で手に取らず直接肌に均一に塗れる商品」、それぞれの文字の下に赤い線が引かれている。

ナレーション: オンラインでのマーケティングが、ますます重要になるなか、フォロワーやインフルエンサーを取り込みながら、情報発信していく。

映像説明: グレーのカーテンが掛けられた部屋。田中社長がモニターを見ながら話をしている。 モニターには表計算ソフトが表示されている。 田中社長がモニターを見ながら話を続ける。

ナレーション: ビジネス環境が劇的に変化している状況だが、新しいプロジェクトを打ち出す。そこには田中さんの信念が…。

映像説明: グレーのカーテンが掛けられた部屋。モニターが置かれたデスクの前で、田中社長が笑顔でインタビューに答える。

テロップ: イームインターナショナル 田中 明人 社長

田中社長: コロナだからって止まらない。 賭けで勝負して、駄目だったときには、それで被った損失を また別なプロジェクトを立ち上げて、今度は、じゃあ、そこは失敗しないようにってことで、 その方が、なんかこう、楽しいですし。 常に生き生き、前を向いて、挑戦し続ける。でも、その気持ちは まず、私自身が、経営者として忘れたくないなっていうのは思ってます。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: 取材した企業は、日本にとどまりながらも、活路を見いだそうとしている姿が印象的でした。今をどう乗り切るかだけでなく、コロナ後を見据えて対応することが求められているのではないでしょうか。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがおじぎをする。

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