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ニューノーマルの消費をつかめ! ‐JAPAN MALLで始める 海外EC‐

2020年07月16日

ニューノーマルの生活様式が世界中で広がるなか、EC(電子商取引)での消費が拡大している。ECでの売り上げは、世界最大の市場である中国で過去最高を記録し、他の地域でもその存在感は高まっている。EC参入のコストやリスクを解消するべく、ジェトロは「JAPAN MALL」を立ち上げ、ECを通じた日本企業の一層の販路開拓を支援している。これからの国際ビジネスにおける「JAPAN MALL」の活用方法を、事例とともに解説する。

(13分33秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 中国、上海の浦東新区(ほとうしんく)の高層ビル群。さまざまなデザインの塔や建物が立ち並んでいる。大きな川を黒いタンカーが進んでいる。 街なか。中国語で書かれた看板が並ぶ歩道を大勢の人が歩いている。

テロップ: 上海

ナレーション: 6月半ば、上海。街は活気を取り戻していた。

映像説明: 街路樹のある交通量の多い車道。道の中ほどで、オレンジの誘導棒を持った男性が交通整理をしている。 マスクを着けた、たくさんの人が横断歩道を渡っている。

ナレーション: 通りには車が行き交い、マスクを着けて出かける人も多い。

映像説明: 飲食店の店内。テーブルと座席が設置され、壁には浮き輪のオブジェや額に入れられた絵が飾られている。 茶色いブラウスを着た女性が座席でスマートフォンを見ている。

ナレーション: その一方で…。こちらは現地の日本企業(にほんきぎょう)で働く、タオさん。何をしているのだろうか。

映像説明: 茶色いブラウスを着た女性がうなずきながらインタビューに答える。

テロップ: 陶 雯雯(タオ ウェンウェン) さん

陶(タオ)さん: 今、ネットで買い物をしています。 やはり、あの、コロナがまだ不安で、買い物がちょっと危なくて…。 (自身の買い物は)70%がネット経由です。

映像説明: 飲食店の店内。タオさんがスマートフォンを見ている。 タオさんがスマートフォンの画面をタップすると、柄物のワンピースを着て話をする女性が映し出される。 画面中央の白枠の中に、スタジオで席について話をする5人の人物の映像。画面の左右にはカラフルなアイコンや次々に現れる中国語のメッセージが表示されている。眼鏡を掛けた男性が、黒い上着を着た男性の話を聞いている。水色のシャツを着た男性が手をたたきながら笑っている。赤いブラウスを着た女性は眉をひそめて手首をかいて見せている。(京東(ジンドン)(JD.com)ウェブサイトより)

ナレーション: そんなタオさんが見つめるスマートフォンの画面には…。

映像説明: 屋外。横長の赤い立体看板。中国語で「京東(ジンドン)」、「618(ろくいちはち)」、「6月1日」などと書かれ、指で17の形を作っている男性の写真が表示されている。 屋内の通路。壁際に造花で作られた大きなパネルが置かれている。「618(ろくいちはち)」の数字やウインクしている白い犬が描かれている。傍らにはピンクの花束が置かれたスタンドが並べられている。(京東(ジンドン)(JD.com)ウェブサイトより)

テロップ: 618(ろくいちはち)

ナレーション: 実は、中国では、「ろくいちはち」と呼ばれる、ネットセールの真っ最中。

映像説明: 画面右側に、スマートフォンに表示されたJD.comと書かれたジンドンのウェブサイト。スマートフォンなど、いろいろな商品の写真や値段が掲載されたページがスクロールされる。画面左にスクロールされているサイトページが拡大表示される。(京東(ジンドン)(JD.com)ウェブサイトより)

ナレーション: 6月1日(ついたち)から18日にかけて行われる上半期の一大イベントだ。

映像説明: 画面中央の白枠の中に、キッチンを模したスタジオで水色のワンピースを着て話をする女性が映っている。 画面左側に、縦長の白枠の中に3分割された画面。いちばん上の枠には、「618(ろくいちはち)」」、中国語で「花茶」などと書かれている。真ん中には、薄茶色(うすちゃいろ)の袋に詰められた商品が置かれたデスクで話をする女性が映っている。下には、薄茶色(うすちゃいろ)や紺の袋入りの商品が並べられて表示されている。画面右側には、3分割された画面の真ん中と同じ、薄茶色(うすちゃいろ)の袋に詰められた商品が置かれたデスクで話をする女性が拡大表示されている。 画面中央の白枠の中にジンドンのウェブサイト。バラエティに富んだ商品が掲載されたページがスクロールされている。(京東(ジンドン)(JD.com)ウェブサイトより)

テロップ: 天猫(ティエンマオ)(T Mall) 京東(ジンドン)(JD.com) 過去最高の売り上げ 約15兆4,800億円

ナレーション: 新型コロナウイルス感染拡大後、初の大型セールとなった今回のろくいちはち。EC大手2社はいずれも過去最高の売り上げを記録。延べ18日間の販売額は15兆円を超えた。

映像説明: 7階ほどの高さの茶色いビルの外観。ビルの前のデッキを多くの人が歩いている。

ナレーション: 消費のあり方が変わりつつある。

映像説明: 歩道沿いに立ち並ぶ立体看板。中国語で書かれた「京東(ジンドン)」などの文字や、指で17の形を作っている2人の男性の写真などが表示されている。

ナレーション: 主催した企業は…。

映像説明: 室内。水玉模様のブラウスを着た女性がインタビューに答える。(Zoomのビデオ通話)

テロップ: 京東集団(ジンドンしゅうだん) 事業開発部門 楊 嘉熹(ヤン ジアシ) シニアマネージャー

楊(ヤン)シニアマネージャー・中国語: 私たちはこれまで、オンライン消費の拡大に貢献してきました。 こうした消費のあり方が、今後も続くと考えています。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今 ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。世界地図のCG画像をバックに、女性キャスターが座っている。 黒いブラウスの上にグレーのジャケットを着ている。女性キャスターが話をする。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 ニューノーマルと呼ばれる新しい生活スタイルが、世界中で広がっています。その一つが、オンライン消費の増加です。そうしたなか、ジェトロは、ECサイトを通じて、世界に商品を販売する「JAPAN MALLプロジェクト」に取り組んでいます。海外への新たな販路として、ECをどのように活用できるのでしょうか。

テロップ: ニューノーマルの消費をつかめ! ‐JAPAN MALLで始める 海外EC‐

映像説明: 黒いブラウスの上にグレーのジャケットを着て話をする八木(やぎ)キャスターの隣に、薄いピンクのワンピースを着た女性が座っている。 ワンピースを着た女性がおじぎをする。

テロップ: ジェトロ EC・流通ビジネス課 久保田 夏帆(くぼた かほ)

八木(やぎ)キャスター: スタジオには、ジェトロEC・流通ビジネス課の久保田さんにお越しいただいています。よろしくお願いします。

久保田(ジェトロ EC・流通ビジネス課): よろしくお願いします。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターと薄いピンクのワンピースを着た久保田が話をする。

八木(やぎ)キャスター: VTRにあった「618(ろくいちはち)」ですが、とても盛り上がったようですね。

久保田: はい、そうなんです。中国は世界最大のEC大国です。

映像説明: 「EC市場の国別シェア(2019年)」と題された円グラフが表示される。3兆5,350億ドルのEC市場の55%を中国が占めていることが示されている。次いで、米国が17%、英国が4%、日本が3%、韓国が3%、その他の国が18%となっている。(※推計値(すいけいち))(出所:eMarketer(イーマッケッター)より作成)

久保田: 世界のEC市場3.5兆ドルのうち、中国はおよそ1.9兆ドルと、市場の半分以上を占めています。

八木(やぎ)キャスター: すごい規模ですよね。

映像説明: スタジオ。久保田が話を続ける。

テロップ: 2020年1~(から)4月 中国の小売額(前年同期比) 小売全体 16.2%減 オンライン 8.6%増 出所:国家統計局

久保田: はい。さらに、今年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大で、外出が厳しく制限されるなか、オンライン消費へのニーズが高まりました。

映像説明: スタジオ。八木(やぎ)キャスターと久保田が話を続ける。

八木(やぎ)キャスター: ほかの国でも、こうしたトレンドがあるんでしょうか。

テロップ: Amazon 第1四半期売上 26%増

久保田: はい、世界中の多くの国でECの利用が増えています。例えば、日本(にほん)でもサービスを展開しているAmazonでは、今年第1四半期の売り上げを、前年比26%増の755億ドルと発表しました。

映像説明: 画面中央の白枠の中に英語のウェブサイト。うぐいす色(いろ)の正方形と白い円を組み合わせたロゴが描かれ、「ocado(オカド)」と書かれている。「Submit a request(サブミット ア リクエスト)」と題されたページが表示される。(Ocado(オカド)ウェブサイトより)

テロップ: Ocado(オカド) 13万人超の新規顧客 サイトの利用を一部制限

久保田: また、イギリスの大手オンライン食品小売業者、オカドでは、今年1月から3月だけで新規ユーザーが13万人以上も生まれ、一時的にサイトへのアクセスが困難になる事態も生じました。

映像説明: スタジオ。八木(やぎ)キャスターと久保田が話を続ける。

八木(やぎ)キャスター: 確かに、私たちにとって、ますますECは不可欠なものになりましたよね。すでに日本企業(にほんきぎょう)の国際ビジネスでも、ECは活用されてるんでしょうか。

テロップ: ECで海外向け販売を行う日本企業(にほんきぎょう) 約16% 出所:ジェトロ「日本企業(にほんきぎょう)の海外事業展開に関するアンケート調査」(2019年3月)

久保田: 実は、そうした状況にはまだ遠い、というのが実態です。ECを利用して海外向けに販売を行っている企業は、ここ数年、増えてきてはいますが、それでも全体の16%、6社に1社ほどにとどまっているのが現状です。

八木(やぎ)キャスター: 思ったよりも少ない印象ですが、何がネックとなっているのでしょうか。

映像説明: 久保田が「ECビジネスの主な課題」と題されたフリップを持ち、項目を指さしながら話をする。

フリップ: ECビジネスの主な課題 ・出店料、広告費など多額のコスト ・決済システムや配送のリスク ・必要な人員の不足

久保田: 原因はいろいろあります。例えば、コストの問題が挙げられます。海外のECサイトに出店する場合、出店料や広告費など、費用が高額になるケースが多いです。また、一見、ECは手軽に見えるかもしれませんが売り方が違うだけで、一般的な貿易と共通する部分は多いです。そのため、一般貿易と同じように、決済や配送、人員不足(じんいんぶそく)といった点も課題になってきます。

映像説明: スタジオ。八木(やぎ)キャスターと久保田が話を続ける。

八木(やぎ)キャスター: 確かにそういった課題があると、初めの一歩を踏み出すのに、ちょっと躊躇(ちゅうちょ)してしまいそうですよね。そこでJAPAN MALLということなんですね。

テロップ: JAPAN MALL 海外の主要ECサイトと連携し 日本の商品の販売を支援

久保田: はい。JAPAN MALLは、ジェトロが2018年度から始めたEC販売プロジェクトです。これは一言で言うと、海外のECサイトと協力をして日本(にほん)の商品を売り込むというものです。

八木(やぎ)キャスター: 特徴は、どういったところなんでしょうか。

久保田: はい、ポイントは2つです。1つ目が国内取引で完結するという点です。

映像説明: 「JAPAN MALLの仕組み」と題されたイラストが表示される。画面左側の「日本国内」と書かれた枠の中に、「メーカー・生産者」と書かれた工場が描かれている。画面右側には「海外ECサイト」の文字の下に地球儀とモニター、スマートフォン、その右に3人の人物が描かれている。「日本国内 メーカー・生産者」から「海外ECサイト」に向けて矢印が書かれる。「海外ECサイト」から3人の人物の方向に、段ボール箱が描かれた矢印が伸びる。「日本国内 メーカー・生産者」と「海外ECサイト」を結ぶ矢印にバツ印(ばつじるし)が書かれる。「日本国内」と書かれた枠が大きくなり、「海外ECサイトの指定商社等」と書かれたビルが現れる。「日本国内 メーカー・生産者」から「海外ECサイトの指定商社等」に向けて、段ボール箱が描かれ「販売」と書かれた矢印が伸びる。「海外ECサイトの指定商社等」から「日本国内 メーカー・生産者」の方向に、お金が描かれ「支払い」と書かれた矢印が現れる。「日本国内」と書かれた枠から「海外ECサイト」に向けて、大型船が描かれた矢印が書かれる。

テロップ: 「国内取引」で完結

久保田: JAPAN MALLでは海外のECサイトと直接やり取りをするのではなく、日本国内(にほんこくない)にある商社などがバイヤーとして取り引きの相手になります。このため、取り引きは国内で完結し、複雑な輸出手続きは要りません。

八木(やぎ)キャスター: なるほど。もう1つのポイントは。

映像説明: 「JAPAN MALLの仕組み」と題されたイラスト。画面左側に、「日本国内」と書かれた枠の中に、「メーカー・生産者」から「海外ECサイトの指定商社等」に向けて段ボール箱が描かれ、「販売」と書かれた矢印があり、「海外ECサイトの指定商社等」から「メーカー・生産者」の方向に、お金が描かれ「支払い」と書かれた矢印がある。枠の中央に「買い取り」の文字が表示される。画面右側には「海外ECサイト」の文字の下に地球儀とモニター、スマートフォン、その右に3人の人物が描かれていて、地球儀から3人の人物に向けて段ボール箱が描かれた矢印が伸びている。「日本国内」の枠から「海外ECサイト」に向けて、大型船が描かれた矢印が書かれている。

テロップ: 商品はバイヤーが「買い取り」

久保田: 2つ目が、バイヤー側が商品を買い取る仕組みです。引き合いがあった商品は、バイヤーが買い取りをしたうえで、自社のECサイトなどで販売をします。委託販売ではなく、商品買い取りなので、売れ残った在庫が返品されるリスクがありません。

映像説明: 画面左側に「ECビジネスの課題」と題された枠が表示され、「出店料などのコスト」、「決済や配送のリスク」、「人員の不足」と書かれている。右側に「JAPAN MALL」と題された枠が表示され、「国内取引で完結」、「商品はバイヤーが買い取り」の文字の下に、下向きの矢印と「コストやリスク 人的負担 大幅減」の文字が現れる。

久保田: 先ほど挙げたECへの課題への対応をまとめると、このようになります。

八木(やぎ)キャスター: 手間やリスクを減らせるのは、初めて国際ビジネスに取り組む企業にとって心強いですよね。

映像説明: スタジオ。八木(やぎ)キャスターが話を続ける。

八木(やぎ)キャスター: ではここで、ECで、海外にどのようにアプローチするのか。実際にJAPAN MALLを活用した企業にお話を伺いました。

映像説明: 8階ほどの高さの焦げ茶のビルの外観。ビルの屋上に「COLUMBUS」、「コロンブス」と書かれたロゴが描かれた立体看板が設置されている。ビルの前には「国際通り」、「浅草通り」と書かれた国道標識が立てられている。

テロップ: 東京都 台東区

テロップ: コロンブス

ナレーション: こちらは、コロンブス。

映像説明: ショールーム。瓶詰の商品が納められた棚の周りに、スプレー缶入りの商品や色とりどりの革靴、ハイヒールなどが並べられている。 小ぶりな板の上に6つの瓶詰の商品が積まれている。瓶には右から左に「最高級防水性」、「コロンブス靴クリーム」などと書かれた黄色いラベルが貼られている。 オレンジの棚にチューブや缶、瓶に詰められた商品や化粧箱が並べられている。それぞれのパッケージに「保革ツヤ出し」、「靴クリーム」などと書かれている。 縦型の容器入りの商品が置かれている。ラベルには「簡単ツヤ出し」、「液体靴クリーム」などと書かれている。

ナレーション: 創業100年を超える老舗靴用品メーカー。主力の靴クリームは、国内トップシェアを誇る。

映像説明: ゆりの紋章をあしらった金色のロゴと「Boot Black」の文字などがある焦げ茶の棚に、さまざまなデザインの容器に入れられた靴クリームやブラシが並べられている。商品に貼られたラベルには、「Boot Black」のロゴが描かれている。 白や黒の瓶に詰められたクリームや毛先の細いブラシが陳列されている。

ナレーション: ヨーロッパやアジアにも拠点を置き、革靴用のハイブランド商品などを展開している。

映像説明: 10階建ての外壁がベージュのデパートの写真。正面に中国語と英語で「Shanghai mart」と書かれた立体文字が掲げられている。 デパート内の店の写真。ガラスのドアの向こうに置かれた陳列棚に靴クリームなどが並べられている。棚にはコロンブスのロゴが描かれたプレートや立体文字が掲げられている。(写真提供 コロンブス)

ナレーション: 2008年には中国に進出。業務用商品を中心に、販売網を広げてきた。

映像説明: 街路樹のある交差点。乗用車やバスが何台も走り、たくさんの人が横断歩道を行き交っている。 横断歩道を渡っている人々の足元。

ナレーション: しかし、所得水準が上昇した今、一般消費者向け商品の販路拡大にも、力を入れている。

映像説明: 鏡面ガラスで覆われたビルの外観。ビルの前のデッキを、大勢の人が歩いている。

ナレーション: そこで、現地のニーズを探るためJAPAN MALLに参加。テストマーケティングに取りかかった。

映像説明: コロンブスの社内。「Boot Black」のロゴか描かれた焦げ茶の棚の前で、グレーのスーツを着た男性がインタビューに答える。 店内。壁際の棚に数種類の靴用品や靴が並べられている。 「Boot Black」のロゴか描かれた焦げ茶の棚の前で、グレーのスーツを着た男性が話を続ける。

テロップ: コロンブス 服部 暁人(はっとり あきひと) 社長

服部社長: インフルエンサーの方(かた)を使って、えー、商品を紹介するというやり方等(やりかたとう)、(ジェトロに)ご紹介いただきましたので、 テストケースとして、まずは試してみようということで。 価格面で(競合他社と比べ)、当社はやや不利な部分もございますので、どういった付加価値を、これから付けられるか…。

映像説明: テーブルに靴用品のパッケージが置かれている。パッケージには英語と日本語で「スニーカーケア クリーニングキット」、「スニーカーを丸洗い!」、「本革にも安心」などと書かれている。傍らに、透明な液体が入れられた瓶と水色と白のスポンジ、白い固形の商品が並べられている。 瓶には「SNEAKER CARE SHAMPOO」と書かれたラベルが貼られ、固形の商品には「SNEAKER CARE GUM CLEANER」と書かれている。

ナレーション: 出品したのはスニーカーのケア用品。品質で差別化を図るねらいだ。

映像説明: 街なか。スニーカーを履いたたくさんの人が歩道を歩いている。 テーブルに置かれた「スニーカー クリーニングキット」のパッケージを背景に、画面中央にスマートフォンの画面が現れる。画面にはウェブショップのサイトが表示されている。「スニーカーケア」と書かれた靴用品の写真の下に「\138.00(ヒャクサンジュウハチエン)」と書かれ、中国語で説明が書かれている。

ナレーション: 今、中国でもスニーカー人気が高まっており、自社の商品が通用するのか試した。その結果は…。

映像説明: 「Boot Black」のロゴか描かれた焦げ茶の棚の前で、グレーのスーツを着た服部社長がインタビューに答える。

服部社長: 2日で2,000点、販売できましたので、もう、予想以上の反響で。

映像説明: 黒いベストを着たスタッフが、作業台に置かれた汚れたスニーカーのつま先を固形のクリーナーでこすっている。 白いクリーナーから灰色のクズが出て、足の甲部分がきれいになっていく。 黒いベストを着たスタッフが「SNEAKER CARE SHAMPOO」をスポンジの白い部分に垂らす。そばには水が入れられた桶が置かれている。 黒いベストを着たスタッフが、泡立てたスポンジでスニーカーのかかと部分を洗っている。 シューキーパーを入れた真っ白になったスニーカーを、黒いべストを着たスタッフが作業台に置く。画面右下に、男性のイラストと「誰にでも必要だと思う!」と書かれた吹き出しが表示される。女性のイラストに付けられた吹き出しには「白いスニーカーでも完璧!」と書かれている。

ナレーション: ECサイトの口コミなどから、現地には、あまりいい商品がなく、ユーザーは質の高い商品を求めていたことが分かった。レビュー欄には絶賛のコメントが相次いだ。

映像説明: 黒いベストを着たスタッフがスポンジでスニーカーを洗っている。そばには「SNEAKER CARE SHAMPOO」の瓶が置かれている。

ナレーション: さらに、ECならではのメリットも実感したという。

映像説明: 緑の棚に、ポンプ付きボトルや瓶、スプレー缶など、いろいろなスニーカーのケア用品が並べられている。

ナレーション: それがラベル。

映像説明: 店内。壁際の棚に「AMEDAS」と書かれたスプレー缶が並べられている。スプレー缶の1つが青い枠で囲まれ、そこから画面左側に吹き出しのように表示された「中国語のラベル」と書かれた青枠の中に、中国語の説明書きが表示される。

ナレーション: 通常の輸出では、中国語で書かれた商品ラベルを貼る必要がある。

映像説明: 青い棚に、さまざまな靴用品の容器や化粧箱が置かれている。パッケージには日本語と英語で商品名などが書かれている。

ナレーション: 一方、中国向けの越境ECでは日本語(にほんご)のラベルでも輸出できる。

映像説明: 「Boot Black」のロゴか描かれた焦げ茶の棚の前で、服部社長がインタビューに答える。

服部社長: ネット上(ねっとじょう)の説明を、中国語で書けば、あの、消費者には理解されると思いますので、 実際の商品が日本語表記でも、問題ない。むしろ利点になってくるかと。

映像説明: 作業台にシューキーパーが入れられた黒い革靴が置かれている。黒いベストを着たスタッフが指に巻いたクロスに黒の靴クリームを少し取り、黒い革靴に塗り伸ばしていく。傍らには「Boot Black」のロゴがあるラベルが貼られた瓶が置かれている。

ナレーション: 今後は、ECにさらに力を入れ、欧米や東南アジアなどでも、新たな販売網の構築に挑戦する。

映像説明: スタジオ。八木(やぎ)キャスターと久保田が話をする。

八木(やぎ)キャスター: 取材した企業は、ECの特徴やメリットをうまく生かしながら、販路拡大に結びつけようとしていたのが印象的でした。では、中国以外では、どんな地域があるんでしょうか。

久保田: はい、昨年度は16ヵ国にある24社の大手ECサイトと連携しました。

映像説明: 化粧品店の中。黒い布で頭や顔を覆った女性たちが、棚に並べられたカラフルな化粧品を見ながら歩いている。 黒い布で頭や顔を覆った数人の女性が棚のそばで話をしている。 画面中央の白枠の中に英語のウェブサイト。片隅に「Boutiqaat(ブティカート)」と書かれたロゴが描かれている。「Skin Care Tutorial With Ranoy(スキン ケア チュートリアル ウィズ ラノイ)」と題された女性の動画のサムネイルが表示されている。ページがスクロールされ、たくさんの女性のサムネイルが現れる。画面が切り替わり、白い布で頭を覆いポーズを取る女性の動画が映し出される。(Boutiqaat(ブティカート)ウェブサイトより)

久保田: 例えば、中東では富裕層を中心に化粧品へのニーズが高まっています。そこで、中東最大の美容関連ECサイトと連携し、日本企業(にほんきぎょう)とのマッチングを行った結果、中東への初めての輸出に成功したという事例もありました。

映像説明: スタジオ。八木(やぎ)キャスターと久保田が話を続ける。

八木(やぎ)キャスター: さて、これまでJAPAN MALLを活用した成功例についてお話しいただきましたが、実際に、ECサイト上(イーシーサイトじょう)で、売り上げを伸ばすための秘訣になるのは、どういったところなんでしょうか。

テロップ: プロモーション

久保田: 最大のポイントがプロモーションです。JAPAN MALLでは、ECでプロモーションをするためのノウハウを持った企業と連携しています。連携するEC事業者に、そのポイントを聞いてきました。

映像説明: リースが飾られたエントランス。弧を描くように並べられた7つの白い円の下に「FRANK」と書かれたロゴが描かれた赤い看板が壁に掛けられている。

テロップ: 東京都 港区

テロップ: フランクジャパン

ナレーション: こちらは、フランクジャパン。

映像説明: 壁際に観葉植物が置かれたオフィス。マスクを着けた6人ほどの人物がデスクでパソコンに向かっている。

ナレーション: 日本企業(にほんきぎょう)の中国向けEC事業をサポートしている。

映像説明: 画面中央の白枠の中に中国語のウェブサイト。フランクジャパンのロゴと、「京東(ジンドン)日本酒館(にほんしゅかん)」と書かれている。「6.18(ろくいちはち)」の文字や、「白鶴 大吟醸」、「山田穂(やまだほ)」などと書かれたラベルが貼られた一升瓶やボトルの写真が表示されている。画面が切り替わり、バラエティーに富んだデザインの酒瓶や化粧箱が映し出される。続いて、青いボトル入りの商品の写真や商品説明が載ったページが現れる。(京東(ジンドン)日本酒館(にほんしゅかん)ウェブサイトより)

ナレーション: 昨年末には、日本酒(にほんしゅ)専門のウェブショップ、京東(ジンドン)日本酒館(にほんしゅかん)を大手ECサイト、JD.com内(ない)に立ち上げた。現在25種類の商品を扱っており、今後、さらに数を増やしていく予定だ。

映像説明: 大きなモニターが置かれた室内。画面にフランクジャパンのロゴと棒グラフが表示されている。青いネクタイにグレーのスーツを着て、眼鏡を掛けた男性が白いテーブルで話をしている。白いテーブルには日本酒(にほんしゅ)のボトルや化粧箱が並べられている。

ナレーション: 中国のECで売れるためのポイントとは…。

映像説明: 大型モニターが置かれた室内。青いネクタイにグレーのスーツを着て、眼鏡を掛けた男性がインタビューに答える。

テロップ: フランクジャパン 営業推進部 劉 峰(リュウ ファン) さん

劉さん: 日本側(にほんがわ)で売れてます。あの、でもね、中国には認知度がないっていうのは、結構あるんですね。 そういった商品はわれわれも、当社にとっても結構ポテンシャルがある商品なんですけれども、 じゃ、どうやって商品の特徴を中国の消費者に認知してもらうっていう…。

映像説明: 青いネクタイにグレーのスーツを着て、眼鏡を掛けた劉さんが「大吟醸 聚楽第」と書かれた化粧箱を手に取る。 劉さんが大型モニターの画面をスクロールしながら話をしている。

ナレーション: そこで、大切になるのがプロモーション。実際に購入してもらうためには、どのような工夫が必要なのか。

映像説明: 画面中央の白枠の中に「酒蔵分布地図」と題された日本地図(にほんちず)。生産地から線が伸びていて、「聚楽第」や「白鶴(はくつる)」などと書かれたロゴが周りに表示され、中国語で説明が書かれている。ページがスクロールされ、さまざまな日本酒(にほんしゅ)と、すしや刺身などの料理の写真が表示される。(京東(ジンドン)日本酒館(にほんしゅかん)ウェブサイトより)

ナレーション: 京東(ジンドン)日本酒館(にほんしゅかん)では、どの銘柄を選んだらよいか、料理との相性など、日本酒(にほんしゅ)にまつわる、基本的な知識をまとめたページを設けている。

映像説明: 劉さんが、大型モニターに映し出した青いジャケットを着た女性の映像を手で示しながら話をしている。

ナレーション: また、ターゲットに合わせたメディアを使った情報発信も行っている。

映像説明: 画面中央の白枠の中に動画のサムネイル。青いジャケットを着た女性がグラスを手にソファで足を組んでいる。画面中央の再生ボタンをクリックすると映像が始まる。カウンターで青いジャケットを着た女性がグラスを拭いている。黒いトレーナーを着た男性が白い丸テーブルに座り、スマートフォンを見ながら首をかしげる。カウンターで青いジャケットを着た女性が拭いていたグラスから目線を上げる。青いジャケットを着た女性が、黒いトレーナーを着た男性がいるテーブルに白と黒のチェック柄のラベルが貼られたボトルを運ぶ。青いジャケットを着た女性が、白と黒のチェック柄のラベルが貼られたボトルを置いたテーブルのそばのソファに座り、話し始める。白と黒のチェック柄のラベルが貼られたボトルの上部には「純米大吟醸」と書かれたシールが貼られている。青いジャケットを着た女性が、日本酒(にほんしゅ)が注がれたグラスを鼻に近づける。升の中に入れられたグラスに日本酒(にほんしゅ)が注がれる。青いジャケットを着た女性がボトルを手にしながら話を続ける。化粧箱のフタが開けられると、中には「純米大吟醸」と書かれたシールと白と黒のチェック柄のラベルが貼られたボトルが入っている。青いジャケットを着た女性と話していた、黒いトレーナーを着た男性が横を向くと、視線の先に赤いチェック柄のシャツを着て座る女性の後ろ姿がある。(映像提供 フランクジャパン)

ナレーション: こちらは若者に人気のSNS、TikTok(ティックトック)に掲載したショートムービー。バーテンダー役は中国のインフルエンサー。彼女の到着を待つ青年に、おすすめの日本酒(にほんしゅ)を紹介する。説明を聞き終わるころには彼女が到着しているというストーリー。単に紹介するのではなく、視聴者に親しみやすいかたちで商品の魅力を伝えることがねらいだ。

映像説明: 2018年11月開催の「中国国際輸入博覧会」の会場の中。長机(ながづくえ)に大小の瓶に入れられた日本酒(にほんしゅ)が並べられている。紫のはっぴを着たスタッフが日本酒(にほんしゅ)を小さなカップに注いでいる。大勢の人がカップを受け取り、味見をする。(2018年11月 中国国際輸入博覧会)

ナレーション: 一方、こうしたオンラインツールだけでなく、昔ながらの試飲会も欠かせないのだという。

映像説明: 大型モニターが置かれた室内。劉さんがインタビューに答える。 2018年11月開催の「中国国際輸入博覧会」の会場の中。人々が受け取ったカップの酒を見つめ、瓶を指さしながらスタッフと話をしている。たくさんの人が通路を歩いている。白いジャケットを着た男性が、展示台のパネルに表示されているQRコードにスマートフォンを向けている。(2018年11月 中国国際輸入博覧会) 大型のモニターが置かれた室内で、劉さんが話を続ける。

劉さん: お酒っていうのは、飲んでもらうことが先決かと思いますね。 それで試飲して、買いたいであれば、QRコードをスキャンして、(EC)店内に誘導して、ここから買えるんですよと。 (SNSで)発信して拡散してもらい、もらったら、また、あの、クーポン券とか、いろいろ優遇策を与えますよと。

映像説明: 大型モニターが置かれた室内。デスクに日本酒(にほんしゅ)のボトルや化粧箱が並べられている。 大型モニターに、京東(ジンドン)日本酒館(にほんしゅかん)のウェブサイトが表示されている。

ナレーション: ECで売り上げを伸ばすためには、オンラインとオフラインを効果的に組み合わせた仕組み作りが大切だ。

映像説明: 壁際に観葉植物が置かれたオフィス。劉さんを含め、マスクを着けた5人ほどの人物がデスクでパソコンに向かっている。

ナレーション: さらに、変化が早いECビジネスでは、素早い対応も求められる。

映像説明: 大型モニターが置かれた室内。劉さんが身ぶりを交えてインタビューに答える。

劉さん: 日本側(にほんがわ)で、みんな、まず計画を立ててから、いろんなリスクを考えた面で、考えたうえで、それを取り進めるのは、それは慣れてるんですけど、 中国のECは結構違います。計画は、そんなに完璧ではなくてもいいんです。 まずやってみて、効果がよくなければ、また調整すればいいんです。

映像説明: スタジオ。八木(やぎ)キャスターと久保田が話をする。

八木(やぎ)キャスター: 現地のマーケット事情に詳しいEC事業者の力を借りることができるのは心強いですよね。

久保田: そうですね。JAPAN MALL事業ではECサイトでの販売動向や消費者の属性といったマーケティングに役立つデータを分析し、企業にフィードバックしています。こうしたものもご参考にしていただけると思います。

八木(やぎ)キャスター: これから、ますますECへのニーズが高まりそうですが、最後にJAPAN MALLの今後の展開についてお聞かせください。

映像説明: 「JAPAN MALLの海外連携先」と題された世界地図。「中国」、「ASEAN」、「欧州」、「中東」、「アフリカ」、「北米」、「南米」のエリアに分けられ、約40社の企業のロゴが表示される。(※2020年6月時点 順次拡大予定)

久保田: はい。今年度は、さらにパワーアップして連携先を増やし、世界中で50社ほどの大手ECサイトとともにJAPAN MALLを展開していく予定です。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターと久保田が話を続ける。 画面下に「ジェトロ JAPAN MALL」と書かれた検索ボックスが表示される。

久保田: ジェトロでは、海外EC販売に関心を持つ日本企業(にほんきぎょう)の皆さんのご応募をお待ちしております。詳しいお申し込み方法は、ジェトロのウェブサイトに掲載されています。ご質問があればお気軽にお問い合わせください。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターと久保田があいさつし、おじぎをする。

八木(やぎ)キャスター: 久保田さん、今日はありがとうございました。

久保田: ありがとうございました。

映像説明: 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 中が空洞になった地球儀が回転している。


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