シリーズ「医療分野に見るドバイの可能性」 成長市場の鼓動を聴く

2020年03月05日

アラブ首長国連邦(UAE)の構成国の一つ、ドバイ。周辺諸国に比べて資源に乏しいこの国は、フリーゾーンへの外国企業の誘致などにより経済の活性化を図っている。そうした取り組みの一環として設置された医療特区には、移民も含めた急激な人口増に対してだけではなく、医療ツーリズムにも対応した病院や関係機関が集積、現在、大規模な増設計画が進行中だ。地元の病院も医療サービスの充実に力を入れており、最新機器の需要が高まっている。そうしたなか、開催された中東最大の医療分野の見本市「アラブヘルス」は、成長市場を目指す外国からの多くの企業、バイヤーたちでにぎわった。日本製品に商機はあるのか。現地を取材した。

(11分02秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。ボルドーのブラウスにグレーのレースのスカート姿。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトロ グローバル アイ。 UAE(ユーエーイー)、アラブ首長国連邦は、来年、建国50周年を迎えます。それに向けた国家戦略の一つが、医療サービスを世界レベルまで上げること。そうしたなか、地元だけではなく、海外から誘致された病院や研究機関で、医療機器の需要が高まっています。そこには、どんなビジネスチャンスがあるのでしょうか。

テロップ: シリーズ「医療分野に見るドバイの可能性」 成長市場の鼓動を聴く 

映像説明: 雲の浮かぶ青空にそびえる超高層ビル。いくつもの細長いビルを束にしたような形で、上にいくにつれて細くなり、最上部は尖っている。周囲には近代的な高層ビルが建ち並ぶ。足元に広がる湖は青い水をたたえる。

テロップ: ドバイ Dubai(ドバイ)

映像説明: 高層ビル街の中に、クレーンのある建築中のビルが2棟(にとう)並んで建っている。 画面左下の四角い枠内に中東、ペルシャ湾付近の地図。アラブ首長国連邦は、北西をペルシャ湾に面し、南はサウジアラビア、東はオマーンと国境を接している。ドバイはアラブ首長国連邦の 北東に位置する海沿いの都市で赤い星印で示されている。 鏡面ガラスで覆われ、丸みを帯びた巨大ビルの奥に、建築中の高層ビルが建ち並ぶ。

ナレーション: アラブ首長国連邦のドバイ。資源に乏しいドバイは、フリーゾーンの設置で多くの外国企業を誘致しており、この地域の商業の中心となっている。

映像説明: コンクリートで舗装された円形の広場を、大勢の人々が歩いていく。周りはなだらかな坂になっており、階段の脇に四角く刈り込まれた背の低い木がたくさん植えられている。 広場の景色をバックに「ドバイの人口推移」と題された棒グラフが表示される。縦軸の目盛りには0人から350万人までの人口数が50万人刻みで記されており、横軸には2010年から2019年までの年数が記されている。2010年に200万弱だった人口は、毎年、右肩上がりに上昇。2019年には335万人ほどとなっている。(出所:ドバイ統計センター) 橋のようなアーチのある道、欄干のそばに4人の家族連れが座り、笑いながら話をしている。

ナレーション: そのため、移民の流入もあり、人口の増加が続いている。現在はおよそ335万。首長国の中でアブダビに並ぶ規模だ。

映像説明: たくさんの街灯がともっていて、赤や白の旗がいくつも掲げられている遊歩道。腕を組んで歩く男女や、頭を布で覆った女性など、大勢の人々でにぎわっている。

テロップ: 病院不足(びょういんぶそく)

ナレーション: そこで、深刻な問題となっているのが病院不足(びょういんぶそく)だ。

映像説明: 白い花壇の囲い部分に、英語とアラビア語で「Dubai Healthcare City(ドバイ ヘルスケア シティー)」と書かれた緑の立体看板が掲げられている。鮮やかな緑の芝が敷き詰められたスペースには、巨大な緑の葉のモニュメントが立てられている。奥にはヤシのような背の高い木が並んでいる。

テロップ: ドバイ・ヘルスケア・シティー

映像説明: ピンク色とクリーム色(いろ)の外壁の建物。緑の葉のマークと、アラビア語と英語で「AL RAZI MEDICAL COMPLEX 64(アル ラジ メディカル コンプレックス シックスティーフォー)」と書かれた立体看板が掲げられている。バルコニーがついた大きなアーチ型のガラス窓が並んでいる。 横3列、縦5列のガラスを組み合わせた窓が並ぶ建物。屋根の上部とひさしの一部がオレンジの瓦屋根になっている。屋根のすぐしたにアラビア語と英語で「DR SULAIMAN AL HABIB(ドクター スレイマン アル ハビーブ)」と書かれている。

ナレーション: 政府は、病院不足(びょういんぶそく)の解消や医療サービスの充実を図るため、フリーゾーンの1つとして医療特区を設置。ここには、医療技術の高い日本やイギリスなど、国内外の160もの医療機関が入居している。

映像説明: 赤茶色(あかちゃいろ)の瓦屋根のあるクリーム色(いろ)の外壁の建物。軒下には、「PARKING FOR HOSPITAL GUESTS AND VISITORS」と書かれている。 たくさんの窓がある薄茶色(うすちゃいろ)の外壁の建物。屋上に近い壁と、建物の側面に英語とアラビア語で「NOVOTEL」と書かれている。

ナレーション: さらに、医療ツーリズムで訪れる外国人に向けた宿泊施設などを誘致した。

映像説明: 市街地の通り。走る車の中から見る街並みを背景に、アラブ首長国連邦の地図が表示される。 ドバイは地中海に面した長方形の首長国。北側には、海から入り、円を描くように陸地を流れて海に注ぐ、半円形の川が流れている。川で囲まれた陸地部分にズームインする。南側には、いくつものビルを束ねたような超高層ビルの写真が表示されている。その超高層ビルの東側に「ドバイ・ヘルスケア・シティー フェーズ1(ワン)」の地区があり、オレンジ色(いろ)で示されている。そこから南に下った川岸が、フェーズ1(ワン)よりはるかに広い「ドバイ・ヘルスケア・シティー フェーズ2(ツー)」の地区となっていてオレンジ色(いろ)で示されている。

ナレーション: しかし、この医療特区も人口の増加には追いつかず、現在、5倍の敷地面積を持つ新たな医療特区も開発しており、ビジネスチャンスが広がっている。

映像説明: 天井の高い施設の中。大勢の人々でにぎわっている。襟なしの白い民族衣装、カンドゥーラを着て、頭に白い布と黒い輪をかぶり、フチなしの眼鏡をかけた男性がインタビューに答える。

テロップ: ドバイ・ヘルスケア・シティー庁 ラマダン・アルブローシ CEO

ラマダン・アルブローシCEO・英語: フェーズ2(ツー)には病院だけでなく、住居・商業施設なども設置し、 人々が、より健康的な生活が送れるための 総合的な街づくりをしていきたい。

映像説明: 薄いオレンジ色(いろ)の壁に四角い窓が並ぶ建物。壁には英語とアラビア語で「MEDICLINIC CITY HOSPITAL(メディクリニック シティー ホスピタル)」の立体文字が取り付けられている。 6階ほどの高さの建物群。クリーム色(いろ)やレンガ色(いろ)、黄色(きいろ)の建物を積み木のように組み合わせたような外観で、右手の一番高い建物の壁には、英語とアラビア語で「Moorfields Eye Hospital Dubai(ムーアフィールズ アイ ホスピタル ドバイ)」、隣接する建物の壁には「MAGRABI EYE HOSPITAL(マグラビ アイ ホスピタル)」の立体看板が掲げられている。

ナレーション: 地元の病院も、医療サービスの充実に力を入れている。

映像説明: 白い大型のバスから、スーツ姿の男性や、シャツにジーンズ姿の男性たちが、荷物を手に次々と降りてくる。 広い駐車スペースを歩く4人の男性たち。ブルーのシャツに赤いスニーカーをはいた男性が、上の方にスマートフォンを向けて歩きながら撮影をしている。 建物脇の歩道をスーツ姿の男性たちが一列になって歩いていく。建物の正面のひさし部分に「WELCOME TO SAUDI GERMAN HOSPITAL(ウェルカム トゥ サウジ ジャーマン ホスピタル)と書かれている。

ナレーション: そうしたドバイの医療事情を日本企業(にほんきぎょう)に知ってもらうため、ジェトロは病院視察を企画。医療の現場から日本製品(にほんせいひん)の可能性を探る。

映像説明: 黒御影石を組み合わせた石看板に、青い円の周りに赤と緑の軌道が描かれたマークと、光沢のあるシルバーの文字で「Saudi German Hospitals Group(サウジ ジャーマン ホスピタルズ グループ)」と書かれている。 道路脇に建つ、6階ほどの高さの灰色の建物。2階部分に巨大なひさしのついたエントランスがある。

テロップ: サウジ・ジャーマン病院

ナレーション: 一行が訪れたのは、ドバイの中心地にある民間の病院。

映像説明: 処置室。医療用ベッドの横に、モニターがついた縦長の機器が置かれている。 巨大な画像診断機器。中央に大きな丸い穴が開いて(あいて)おり、左右に小さなモニターがついている。丸い穴の前には簡易ベッドが置かれている。 「cobas c 501(コバス シー 501)」、「cobas 6000(コバス 6000)」と書かれた、2台の白い箱型の機器。「cobas 6000(コバス 6000)」と書かれた機器には、六角形の中に「Roche(ロシェ)」と書かれた青いマークと、「HITACHI」と書かれたグレーのマークがついている。 窓の外に芝の広場が見える病室。医療用ベッドとベッドサイドテーブル、室内の奥に黒い小さなソファーセットが置かれている。ベッドの枕元の向かい側の黄土色(おうどいろ)の壁には、時計や液晶テレビ、額が掛けられている。その下の壁際には電話やリモコンを載せた2段のチェストがある。ベッドの横には引き出しのある電話や小型冷蔵庫などが置いてある。

ナレーション: スウェーデンやオランダ、日本など、世界中の最新医療機器をそろえた総合病院だ。

映像説明: ガラスドアの仕切りがある治療室の隣の部屋。紺の医療用ユニフォームを着た女性と、黒のストライプが入った白いワイシャツ姿の男性、ダークグレーのスーツに眼鏡を掛けた男性が、治療室の中をガラスのドア越しに見ている。 新生児用の集中治療室。数字が映し出されたモニターやライトのついた白い機械の前に、透明のケースが置かれ、小さな赤ちゃんが寝かされている。 柄(がら)の入った黄色い医療用ユニフォームを着た女性が透明のケースの横の扉を開けて、水色の手袋をつけた手を差し込み、赤ちゃんに触れている。

ナレーション: 最新の医療機器を使うことで、未熟児の命を救うことができるようになったと、産科医は話す。

映像説明: 新生児用の集中治療室の隣の部屋。青いVネックの医療用ユニフォームを着た男性がインタビューに答える。 黒と白のギンガムチェックのシャツにライトグレーのジャケットを着た男性が、新生児用の集中治療室につながるガラスのドアの前で話を聞いている。ガラスのドアの中では、たくさんのチューブがつながれた透明のケースやモニターが置かれ、透明な点滴の袋がつり下げられている。緑のマスクをつけて、黄色い医療用ユニフォームを着た看護師の女性がガラスのドア側にある白い機器に向かって作業をしている。 新生児用の集中治療室の隣の部屋で、青いVネックの医療用ユニフォームを着た男性が身ぶりを交えて話を続ける。

テロップ: 産科医師

産科医師・英語: この病院の生存率は、年々上がっています。 われわれのNICU(新生児集中治療室)はすばらしい。 未熟児の生存率は100%です。

映像説明: 白いアームと太いチューブにモニターがついた機器が置かれている。モニターの枠には、「SCU」と書かれ、本体にはドイツ語で「Dräger(ドレーゲル)」と書かれている。 四角い機器。赤の文字で「SANYO(サンヨー)」と書かれたロゴマークがついている。上部には、「ULTRA LOW」と書かれ、円いボタンがついたダークグレーのコントローラーが張り出して、デジタル表示で「-51」と表示されている。コントローラーの下には、黒い円を三つ葉の形に配置し、黒の文字で「BIOHAZARD」と書かれた黄色いシールが貼られている。

ナレーション: この病院では、医療サービスを充実させるため、5年に1度、医療機器の見直しを行なっている。病院の代表は、ドバイの医療機器市場について…。

映像説明: 黒いブラウスを着た女性が、笑顔でインタビューに答える。

テロップ: サウジ・ジャーマン病院 リーム・オスマン CEO

リーム・オスマンCEO・英語: 品質が問われる競争の激しい市場ですが、 水準の高い日本製品には、もちろんチャンスがあると思います。

映像説明: クリーム色(いろ)の壁の建物の中。机や椅子が並べられ、白衣(はくい)を着た女性がモニターに向かっている。8人ほどのスーツ姿の視察団の一行が、室内を見回している。 天井から円い時計がつり下げられた白い壁の部屋。小さなモニターを載せた引き出しのついた台が2つ置かれている。視察団の一行が、眼鏡を掛けた白衣姿(はくいすがた)の男性の話を聞いている。 薄暗い部屋。細かく区切られた白い棚を背に、白いワイシャツを着て眼鏡をかけた男性がスマートフォンを構える。白い棚の中には、青いプラスチック製のケースや、蛍光オレンジのバッグなどが入っている。棚の前には除細動器(じょさいどうき)などが載せられた「CATHLAB CRASH CART(キャスラボ クラッシュ カート)」のロゴシールが貼られたカートが置いてある。

ナレーション: 一行は病院内をくまなく回り、医療機器の需要が高まるドバイの現状を視察していく。自社製品が売れる市場なのか、ビジネスチャンスを探る。

白いワイシャツを着て眼鏡をかけた男性: 競合(他社)の製品です。はい。

映像説明: 狭い部屋に、「ICU/CCU」のシールが貼られた医療用ベッドが置かれている。ベッドには、「aks」と書かれた紺のシートがかぶせられている。ベッドの枕元側の壁に設置されたシルバーのパネルから黒いコードが延びており、フットボードには、水色の文字で「saniflow Ⅱ」と書かれたボックス型の白い機器が取り付けられている。 白と黒のストライプのシャツを着た男性が、ベッドの枕元側のパネルの横に取り付けられた小さなモニターを指で示す。黒のジャケットを着て眼鏡を掛けた男性が、モニターをちらりと見ながら話をする。

ナレーション: 普段は見ることができないICUも視察。

黒のジャケットを着て眼鏡を掛けた男性・英語: (このモニターは)日本製(にほんせい)です。

映像説明: 天井に大きなライトがある白い壁の部屋。中央には簡易ベッドが置かれている。黒のジャケットを着て眼鏡を掛けた男性が、白衣(はくい)を着て首から聴診器を掛けた男性に、スマートフォンを見せながら話をしている。白と黒のストライプのシャツを着た男性が隣でその様子を見ている。 黒のジャケットを着て眼鏡を掛けた男性が身ぶりを交え、スマートフォンを操作しながら、白衣(はくい)を着た男性と話をしている。

テロップ: アルム ドバイ支社 ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長

ナレーション: 視察のさなか、積極的に自社製品を売り込んでいたのは、医療用の通信システムを開発しているアルムの現地責任者だ。

映像説明: たくさんの白い棒をつなぎあわせ、その接合部分が丸いオブジェの前に、真っ白な看板が立っている。長方形にくり抜かれた中に、「Allm(アルム)」の文字が立体的に浮き出ている。隣には、「SHAPING HEALTH CARE」の文字が彫りぬかれている。奥のスペースには白いソファーがいくつか並び、あちこちに観葉植物が植えられた白い鉢が置かれている。

テロップ: 東京・渋谷

テロップ: アルム

ナレーション: 東京に本社を構える、アルム。

映像説明: 広いオフィスの中。向かい合わせにしたデスクを5つ横並びにしたものが、6列ほど並べられ、たくさんのひとが、それぞれモニターに向かっている。

ナレーション: もともとは、インターネットの動画配信のシステム管理・運営を行なっており、異業種から参入した企業だ。

映像説明: チェックのシャツやカットソーなどカジュアルな格好のひとたちがモニターを見つめている。 縦長の大型モニターと横型のモニターに囲まれた窓際の席。フード付きのトレーナーを着た男性が、小さなノートパソコンとスマートフォン、タブレットをデスクに並べている。スマートフォンを操作したあとで、横型のモニターの反応内容に目を移して作業をする。

ナレーション: 今までの病院内のコミュニケーションツールはPHSが主流。最近では、スマートフォンやタブレット端末を使うケースもあるが、患者のプライバシーなどの情報漏えいが課題となっていた。

映像説明: 紺色のセーターを着た男性が、大きなモニターの前でキーボードを操作している。

ナレーション: そこで、通信の技術を応用したモバイル端末用のコミュニケーションツールを開発。

映像説明: スマートフォンの画面。上部の赤枠の見出しには、白抜きの文字で「DICOM(ダイコム)検索」、「検索結果一覧」と書かれている。表のような画面には、検査日付や検査時間、患者ID、「CT」や「MR(エムアール)」、「XA」などの種別、「HEAD」、「CHEST」などの部位が一覧表示されている。1つをクリックすると別の画面が開き、上部の赤枠の見出しが「検査情報詳細」に変わる。 画面には、検査日付、検査時間、患者ID、生年月日、患者名、検査の種別、部位、性別、年齢、画像数などの情報とともに、頭部のスキャン画像が表示されている。患者ID、生年月日、患者名の欄は空欄になっている。画像の下には、赤に白抜きの文字で「貼り付け(はりつけ)」ボタンと白にグレーの文字で「プレビュー」のボタンが表示されている。「貼り付け(はりつけ)」ボタンをクリックすると、画面が切り替わり、チャット画面が表示される。右手には頭部画像のスキャン写真や、吹き出しの中にテキストメッセージが書かれており、既読マークが付いている。左手は「Dr. B(ドクター ビー)」からのメッセージで、吹き出しの中に「了解しました。経過観察でお願いします。」と表示されている。また、「よろしくお願いします」と書かれた、握手をしている手のイラストのスタンプも表示されている。画面を下にスクロールし、小さな頭部のスキャン画像をクリックすると、頭を横から見たMRIの画像が画面いっぱいに表示される。右にスワイプすると、水平方向の断面画像が現れる。下の方向にゆっくり指を滑らせると、顔の下から頭のてっぺんまで、輪切りの写真が次々と流れるように現れる。

テロップ: 医療関係者間コミュニケーションツール Join

ナレーション: 高度なセキュリティー環境のもと、院内スタッフだけではなく、院外にいる医師へもレントゲンやCTスキャンなどの医療用画像をチャットで共有、画像を見ながら診療方針の決定をすることができるのだという。

映像説明: 茶色いソファーが置かれた部屋。茶色い木目調の扉には、白い横長のプレートに、薄いグレーでアルム社のロゴが描かれている。ソファーの脇に掲げられたロールスクリーンには、赤地に白抜きの文字で「Join」と書かれ、スキャン画像と会話が表示されたスマートフォンの写真が入っている。 窓際に置かれたデスク。白い壁を背に、紺のスーツを着て眼鏡をかけたノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長がノートパソコンを見つめている。 壁掛けのモニターが設置されたミーティングルーム。白いテーブルを囲んで、黒いスーツに白縁(しろぶち)の眼鏡を掛けた男性と、茶色いジャケットを着た男性、グレーのスーツを着た女性が談笑している。

ナレーション: 医療業界に参入して6年目。すでに、台湾、ブラジル、ドイツやアメリカなどにも支社を構え、およそ3年前にドバイ支社を立ち上げた。

映像説明: ミーティングルームで、茶色のジャケットを着た男性が、ノートパソコンを前に話をしている。

テロップ: アルム 坂野 哲平(さかの てっぺい) 社長

ナレーション: ドバイに着目した理由について、社長は…。

映像説明: ミーティングルーム。頭部のMRA画像が映し出された大きなモニターの前で、茶色のジャケットを着た坂野社長がインタビューに答える。 1階に角柱(かくばしら)がたくさんあるベージュの外壁の建物。壁には、「MOHAMMED BIN RASHID ACADEMIC MEDICAL CENTER(モハンメド ラシッド アカデミック メディカル センター)」の立体文字が取り付けられている。建物の前に立つ背の高いヤシの木の葉っぱが風に揺れている。 ミーティングルーム。頭部のMRA画像が映し出された大きなモニターの前で、茶色のジャケットを着た坂野社長がインタビューに答える。

坂野社長: 急性期の疾患ですよね。脳卒中とか心筋梗塞とか、そういったところに対策をですね、 国として挙げてやっていくといった方針を、はっきり出してました。

映像説明: 白い壁と天井の室内。黒いジャケットを着て眼鏡をかけたノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長が、黒いスーツにえんじ色(いろ)のネクタイをつけた男性と立ち話をしている。

ナレーション: そのアフリカ・中東地域の統括部長を任されたのが、ハジュさんだった。病院視察を終え、どう感じたのだろうか。

映像説明: 建物のエントランス。ガラスのドアの前で、ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長がインタビューに答える。ガラスのドアにはアラビア語と英語で、「SAUDI GERMAN HOSPITAL DUBAI(サウジ ジャーマン ホスピタル ドバイ)」と書かれている。 すりガラスの壁で仕切られた狭い部屋。ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長が、小さなモニターの横についたケーブルを指で示している。白と黒のストライプのシャツを着た男性が指で示したところをのぞき込む。 新生児用の集中治療室の隣の部屋。Vネックの医療用ユニフォームを着た男性が、ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長が操作するスマートフォンを見つめながら話をしている。 建物のエントランスの前で、ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長が話を続ける。

テロップ: アルム ドバイ支社 ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長

ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長・英語: 心臓や脳卒中の部門がER(救命救急室)やICUなどと、 どのように連携しているかを知りたかったが、 今回の視察で良く分かりました。

映像説明: 病院の一室。白衣(はくい)を着て、首から聴診器を掛けた男性と、ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長が笑顔で言葉を交わす。

ナレーション: 現状を知ることで、今後、売り込むためのヒントを得られたようだ。

映像説明: 中層ほどの高さのビルに囲まれた広場。青い花の形のマークと「nmc」と書かれた白い縦長ののぼりが10本ほど立てて置かれ、大勢の人でにぎわっている。中央の四角い外壁の建物には、アラビア語と英語で「EXHIBITION GATE」と書かれ、外壁一面の巨大なパネルには、左半分がCGで描かれた薄い紫一色の人の顔、右半分にはカラーでマスクをつけた男性の顔が描かれている。 「EXHIBITION GATE」の文字がある建物の左右には、丸みを帯びた外壁の大きな建物があり、右側のビルには「RAK HOSPITAL(ラック ホスピタル)」と書かれた紫と白の巨大広告が掲示されている。 展示会場のエントランス。ベージュの大理石の壁に「Arab Health」のロゴが入った巨大な看板が掲げられ、大勢の人が行き交っている。

テロップ: 1月27~(から)30日 アラブヘルス 2020

映像説明: 天井の高い展示会場のなか。広い通路に大勢の人が行き交い、通路の両側には、さまざまな企業の大きなブースが並んでいる。

ナレーション: そのドバイで、アフリカ・中東地域で最大規模の医療の総合見本市、アラブヘルスが開催された。

映像説明: ガラスケースに並べられた、20種類以上のさまざまな医薬品。白、黄色(きいろ)、紫などの紙箱やプラスチックのボトル、箱から出され、プラスチックのトレーに入った小瓶などが展示されている。 緑のラインが入った白い壁のブース。入口上部に、緑と水色のドイツ語で「INTEGROMED(インテグロメッド)」と書かれている。ブースの中央に展示された黒い手術台の傍らで、紺のスーツを着たかっぷくの良い男性が、茶色いコートを着た女性と話をしている。 白とメタリックブルーに塗り分けられた救急車両が、車体のあちこちについているLED(エルイーディー)ライトをランダムに光らせている。車体正面のラジエーターグリルには、紺のだ円形(だえんけい)のエンブレムがついており、シルバーの文字で「Ford」と書かれたロゴが入っている。短いボンネットにはアラビア語と鏡文字の英語で書かれた「AMBULANCE」の文字と、円いマークが入っている。

ナレーション: 医薬品や手術用ベッド、救急車などを扱う企業が出展。

映像説明: 展示会場内のブースのパーティションが青と白で塗り分けられた一角。スーツを着た人々が行き交っている。ゲートの上部には「WELCOME USA PAVILION」と書かれ、柱にはアメリカの星条旗が描かれている。ゲートの奥には、水色の看板に白抜きの文字で「ZOLL(ゾール)」と書かれた看板のブースや、「Codman」の看板を掲げたブースが設置されている。 「NORTH GERMANY」と書かれた一角。青い三角形に「3B(スリービー)」と書かれたマークのブースや、ひょうたんを横にしたような2つの円を並べたなかに「TUR」と書かれたマークのブースが並んでいる。 赤字に白抜きの文字で「Spain」と書かれた看板がある一角。青い看板に「FRICOSMOS(フリコズモス)」と書かれたブースに、ステンレス製の洗面台や棚、大きなボンベを取り付けた機器などが並んでいる。

ナレーション: 医療先進国のアメリカやドイツ、スペインなど、60を超える国や地域から、4,250の企業・団体が参加した。

映像説明: 青いブースの中で、赤いトップスに黒いジャケットを羽織った女性がインタビューに答える。女性の隣には、「ZOLL(ゾール)」のロゴがあるグレーと水色に塗り分けられた心電図モニターの写真があり、黒いモニター画面には心電図の波形やさまざまな数値がカラーで表示され、周りにはたくさんのボタンがついている。 ブースの中の青い搬送用ベッドに人形が横たわっている。赤いトップスに黒いジャケットを羽織った女性が、人形の口に透明のカバーを当て、黄色いポンプをゆっくりと押して空気を送り込む。 人形の胸には「LifeBand」と書かれたシートが巻きつけられ、胸元から延びたコードが足元に置かれた小型の機器につながっている。 「ZOLL(ゾール)」のロゴがある心電図モニターの写真の横で、赤いトップスに黒いジャケットを羽織った女性が話を続ける。

テロップ: 米国 救急搬送システム会社

米国の救急搬送システム会社の女性・英語: 市場が伸びていて、大きなプロジェクトも動いています。 緊急時の病院までの搬送システムや機器などを総合的に提供したい。

映像説明: 天井から、赤地に白い文字で書かれた「JAPAN」、「JETRO(ジェトロ)」と書かれた看板や、黒字に白の文字で「JAPAN」、「JETRO(ジェトロ)」と書かれた看板、ピンクの富士山に紫色 の文字で「JETRO」のロゴが描かれた看板がつり下げられている。 赤と白を基調にしたブースがたくさん並ぶ一角。

テロップ: ジャパン パビリオン 主催:ジェトロ

ナレーション: 競合ひしめく、この見本市に設けられたジャパンパビリオン。

映像説明: 茶色の床のブースの中。リクライニングベッドの上にマットレスが敷かれている。紺の文字で「AIR SUPPORT」と書かれた水色のシーツの上半分がはがされ、紫色の細長い筒を横に並べたような特殊なマットレスがのぞいている。フットボードには、ボタンが並んだ四角い箱型の装置が取り付けられている。

テロップ: 床ずれを防止するベッド

ナレーション: 床ずれを防止するベッドや、

映像説明: 透明のフタで覆われた青いケースに、わずかにカーブのついた小さくて細い針が6つ入っている。わずかに細さや長さが異なり、小さい方から、5R、7R、10R、14R、20Rと書かれ、「Micro needle」と分類されている。右端には、一番太い大きな針が置かれ、「Needle」と分類されている。

テロップ: 極細の縫合用の針

ナレーション: 髪の毛ほど細い縫合用の針、

映像説明: 人間の胸から下、腹から上の部分の模型。茶色で骨の形がうっすらと見え、筋肉の隆起が本物そっくりに作られている。

テロップ: 腹部超音波検査の訓練機器

ナレーション: 医師の診察を訓練する機器のメーカーなど

映像説明: 大勢の来場者が、ジャパンパビリオンの通路を行き交っている。ひし形の枠のなかに「KEISEI」と書かれたマークのブースで紺のジャケットを着た男性が足を止め、ブース担当者が応対している。

ナレーション: 20を超える日本企業(にほんきぎょう)が出展した。

映像説明: ブースの1つ。パンフレットを手に取る来場者を応対している様子を、黒いスーツ姿の2人の男性が後方から見守っている。 別のブース。「HAKUZO(ハクゾウ)」と書かれた看板が掲げられ、さまざまなラベルが貼られたポリタンクが展示されている。来場者の男性たちが、カウンターの中に立つ黒いスーツにグレーのネクタイ姿の男性と話をしている。 ひし形の枠のなかに「KEISEI」と書かれたマークのブース。パーティションには、医療用ピンセットの写真が入っている。赤いシャツを着た来場者の男性とカウンターの中にいる黒いスーツ姿の男性が話をしている。

ナレーション: 連日、多くの医療関係者が、商談のため、日本企業(にほんきぎょう)のブースを訪れた。

映像説明: 青の十字のマークの中に「MISAWA」と書かれたブース。黒い布を掛けたテーブルに小型の医療機器が置かれ、人々が集まっている。 黒い布をかけたテーブルに、小さなノートパソコンや、手首から先の手の模型が置かれている。モニターのついた白い箱型の機器がテーブルに取り付けた細長いスタンドの先に取り付けられている。来場者の男性がテーブルの前に座り、横に立つ銀縁の眼鏡を掛けた男性と話をしている。

テロップ: フォルテ グロウ メディカル

ナレーション: なかでも、注目を集めていたのは、こちら。今回で海外の見本市出展が2度目となるフォルテ グロウ メディカルだ。

映像説明: アームの先に取り付けられた白い箱型の機械。紫色の文字で「ART VIEW」と書かれている。白黒のモニターには、浮き出た血管の映像が映し出されている。

ナレーション: この企業の製品は、医師が動脈の位置を正確に見つけるための機器。

映像説明: 茶色い上着を着た男性が、箱型の機器の下に手首をかざす。銀縁の眼鏡を掛けた男性が、手首の上に細長い透明の板を押しあてる。 銀縁の眼鏡を掛けた男性が、青いスーツを着た男性と、手ぶりを交えて話をする。

ナレーション: 一般的に、動脈は静脈より見つけにくいとされているため、医師たちの関心を集めていた。その反応に…。

映像説明: さまざまな医療機器のポスターが貼られたブースの中で、銀縁の眼鏡を掛けた男性がインタビューに答える。 黒い布をかけたテーブルで、銀縁の眼鏡を掛けた男性が、箱型の機器を指でさしながら話をしている。カーキ色(いろ)のジャケットを羽織った男性が、何度もうなずきながら聞いている。 ブースの前で、銀縁の眼鏡を掛けた男性が手に持った名刺を見ながら話を聞いている。黒いスーツ姿の男性が青いパンフレットを手に熱心な様子で話をしている。カンドゥーラを着て、頭に白い布と黒い輪をかぶった男性が隣で話を聞いている。 さまざまな医療機器のポスターが貼られたブースの中で、銀縁の眼鏡を掛けた男性が話を続ける。

テロップ: フォルテ グロウ メディカル 唐澤 幸司 専務

唐澤専務: なかなかやっぱし血管の確保って、どこの国も、特にまあ、中東・アフリカは難儀されているところが多く、 特にドクターが来て見ていただくと、皆さん喜んでいただいてですね、まあ、すぐにでも欲しいと言っていただくお客さんも多々ありましてですね。 きょう、数台、仮契約じゃないけど、(交渉が)いただくことができまして非常に今、喜んでいるところでございます。

映像説明: アルムのロゴの入ったロールスクリーンが掲げられたブース。大勢の人々が集まっている。 タブレットのチャット画面に、MRIなどの画像が小さく表示されている。タブレットの左側には、画像が拡大表示されている。 ブースの前で、白いワイシャツに眼鏡を掛けた男性が、大勢の来場者に向かって話をしている。

ナレーション: 現地の病院視察に参加していたアルムのブースにも多くの医療関係者が。今までにない病院内のコミュニケーションツールとして、注目を集めていた。

映像説明: ジャパンパビリオンのブースの前で、黒いスーツを着て眼鏡を掛けたノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長が、紺のスーツに青いネクタイを着けた男性と、胸元に英語の文字がデザインされた黒いトレーナー姿の男性と話をしている。 ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長の隣で、茶色いジャケットを着た男性が一緒に話を聞いている。

ナレーション: ハジュさんが商談しているのは、サウジアラビアの医師。専門医の少ない分野もあるというサウジアラビアの地方都市では、このようなコミュニケーションツールが必要だという。

映像説明: ジャパンパビリオンの一角で、胸元に英語の文字がデザインされた黒いトレーナー姿の男性が、身ぶりを交えてインタビューに答える。

テロップ: サウジアラビア 医師

サウジアラビアの医師・英語: この新しい技術に、とても興味を持ちました。 患者と医師のあいだで簡単に、情報漏えいせずに共有できるのは良いと思います。

映像説明: ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長が、紺のスーツに黄色いネクタイを着けた男性と、カンドゥーラを着て、頭に赤と白のチェックの布と黒い輪をかぶった男性と話をしている。 スマートフォンを手に、身ぶりを交えて話を続ける。

ナレーション: アルムのハジュさんは、多くの商談を終え、ビジネスの手応えを感じていた。

映像説明: アルムのブースの前で、ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長がインタビューに答える。 ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長が、多くの来場者たちと話をしている。 アルムのブースの前で、ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長が話を続ける。

テロップ: アルム ドバイ支社 ノール・ハジュ アフリカ・中東統括部長

ノール・ハジュ アフリカ中東統括部長・英語: 今回のアラブヘルスは実りのあるものでした。 多くの人が来てくれて、顧客になりそうな人たちと良い関係を作ることができた。 このチャンスをビジネスにつなげていきたい。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: 今回、多くの医療関係者が興味を持っていたのは、現地の医療の問題を解決する製品でした。積極的に最新の技術を取り入れていこうという姿勢に、日本企業(にほんきぎょう)にもチャンスがあると感じました。国や地域の政策やニーズをとらえることで、ビジネスが広がりそうです。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがお辞儀をする。

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