日本企業の新たな担い手“高度外国人材” ‐選ぶ時代から選ばれる時代へ‐

2020年01月30日

少子高齢化が進む日本。グローバル化を目指す企業にとって、人材の確保はますます重要なテーマとなっている。そこで注目されているのが、高い専門性や技術・経験を持つ高度外国人材だ。しかし、30万人に上る外国人留学生のうち、日本で就職するのは約3割にとどまるという。彼らが重視していること、あるいは不安に感じていることとは。優秀な外国人材に“選ばれる企業”になるためには何が必要なのか。高度外国人材を活用している企業の事例とともに解説する。

(13分04秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 白木のような板を並べた壁の前。壁には額に入った風景画が飾られ、シャンデリアのようなウォールライトが光を放っている。女性の後ろに濃い赤のバイクが置かれ、タンクには金色の文字で「Indian」と書かれたロゴが入っている。十字架のネックレスをつけたロングヘアーの外国人女性がインタビューに答える。

十字架のネックレスをつけたロングヘアーの外国人女性・ロシア語: 日本企業(にほんきぎょう)は残業が非常に多いという話をよく聞く。

映像説明: 大きなガラスがはめ込まれた壁で仕切られた部屋の前。紺のスーツを着た外国人男性がインタビューに答える。ガラスの壁にはルームマップの看板が取り付けられ、部屋番号の隣に、「Nissei Limited」や「DENYO KOGYO(でんよう こうぎょう)」などの企業名が書いてある。

紺のスーツを着た外国人男性・日本語: ベジタリアンの食は(日本に)あんまりないと思います。

映像説明: 大きなガラスがはめ込まれた壁で仕切られた部屋の前。ルームマップを掲げたガラスの壁の前で黒いジャケットを着て、ひげを生やし、眼鏡をかけた外国人男性がインタビューに答える。

黒いジャケットを着て、ひげを生やし、眼鏡をかけた外国人男性・日本語: (日本企業(にほんきぎょう)には)教育制度があります。それは好きなんです。 成長したい。伸びる人材として、できれば。

映像説明: 白い壁と丸柱のある部屋。隅に置かれたホワイトボードの隣に木製の棚が据え付けてあり、時計や本、写真などが置かれている。丸柱の奥に1台、手前に1台大きな机があり、机上にはモニターやノートパソコンが並べられ、チェックや白のシャツを着た外国人を含む6人ほどの男性が真剣な表情で作業をしている。 窓際の席。白い長袖Tシャツを着てイヤホンをつけた外国人男性がモニターを見つめる。青と白のストライプのシャツを着た外国人男性が背中合わせに座り、パソコンを操作している。 会場内。窓を背に大勢の人が集まっている。スカーフで頭を覆った女性や、スーツ姿の男性、柄物のシャツを着た男性など25名ほどの外国人の男女が前方に注目している。身を乗り出すようにして目を凝らす男性や、メモを取る人たちもいる。 天井の高い広い会場。オレンジ色(いろ)のカーペットが敷き詰められ、スカーフで頭を覆った外国人女性や黒いスーツ姿、柄物のシャツを着た外国人の男女があちらこちらで立ち話をしている。白いパーティションで区切られたブースには列ができており、通路を挟んで設けられたブースの中には白い椅子が並べられ、5人ほどの人が座ってモニターを見ている。

テロップ: 高度外国人材

ナレーション: 深刻な人材不足(じんざいぶそく)が問題となっている日本で、注目を集める「高度外国人材」。日本の文化や習慣の違い、労働環境への不安を払拭し、貴重な戦力を迎えるには、どうしたらよいのだろうか。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 世界地図のパネルの前に、立体的な織り方の白っぽいノーカラーのジャケット姿の女性キャスターが座っている。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。少子高齢化が進む日本。グローバル化を目指す企業にとって、特に人材の確保は、ますます重要なテーマとなっています。そこで注目されているのが、高い能力を持つ外国人材。今回は、そうした人材を採用している企業の事例を含め、最近の動きについて見ていきたいと思います。

テロップ: 日本企業(にほんきぎょう)の新たな担い手 “高度外国人材” ‐選ぶ時代から選ばれる時代へ‐

映像説明: コンピューターグラフィックスのスタジオ。巨大なパネルに水色の世界地図が描かれている。白いラインの幾何学(きかがく)模様が描かれた陸地で、小さな明かりがついたり消えたりしている。中央には、側面に横縞の模様が入った半円形の水色のカウンターが配置されている。カウンターの後ろ、左手には八木(やぎ)キャスター、右手には、ダークグレーのストライプのスーツを着た男性が並んで座っている。

八木(やぎ)キャスター: スタジオには、ジェトロ国際ビジネス人材課の河野(かわの)さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。

映像説明: ダークグレーのストライプのスーツを着た河野(かわの)がおじぎをする。

テロップ: ジェトロ 国際ビジネス人材課 課長 河野 敬(かわの けい)

河野(かわの)(ジェトロ国際ビジネス人材課課長): よろしくお願いいたします。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターが、河野(かわの)に話しかける。

八木(やぎ)キャスター: 今回のテーマは日本企業で活躍する高度外国人材についてということですね。

映像説明: 河野(かわの)が、時折、八木(やぎ)キャスターを見ながら話をする。 八木(やぎ)キャスターが、うなずきながら耳を傾ける。

テロップ: 海外展開が進まない理由 ↓ グローバルな知見や専門性を持つ 担い手が確保できない

河野(かわの): はい。ジェトロの調査によりますと、海外展開が進まない理由として一番にあげられているのが、グローバルな知見や専門性を備えた担い手が確保できないという点でございます。この海外展開の担い手として昨今、注目を集めているのが、日本に就労目的でやってくる高学歴の人材、いわゆる高度外国人材です。

映像説明: 回転する地球儀の映像を背景に、水色の文字で「いま注目を集める高度外国人材」と表示される。 スタジオの八木(やぎ)キャスターが河野(かわの)に話しかける。

テロップ: いま注目を集める高度外国人材

八木(やぎ)キャスター: いま注目されている、高度外国人材というのは、どういう方々を指すんでしょうか?

映像説明: 河野(かわの)が、手元に目を落としたり、八木(やぎ)キャスターの方を見ながら話をする。 八木(やぎ)キャスターが大きくうなずきながら耳を傾ける

テロップ: 高度外国人材 大学などを卒業した高い専門性や技術・経験を有する人材 「技術・人文知識・国際業務」などの在留資格を持つ

河野(かわの): はい、高度外国人材とは、技能実習生や特定技能人材とは異なり、大学などを卒業して、高い専門性や技術・経験をもった人材のことを指します。主に、技術・人文知識・国際業務など、就労を目的とした在留資格で受け入れています。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターが河野(かわの)に話しかける。

八木(やぎ)キャスター: どれくらいの人数、いらっしゃるんでしょうか?

映像説明。 話をする八木(やぎ)キャスターの映像から「在留資格の交付を受けた人数(技術・人文知識・国 際業務)」と題された縦棒グラフに切り替わる。縦軸には4万人までの人数が1万人刻みで示され、横軸は2013年から2018年までの年が1年ずつ示されている。技術・人文知識・国際業務で在留 資格の交付を受けた人数は、2013年は1万5千人ほどだったが、右肩上がりに上昇。2017年に約3万人に達し、2018年には急増して4万人を超えた。(出所:出入国在留管理庁)

河野(かわの): はい、2018年には前年比38%増の4万1,000人(よんまんいっせんにん)が新たにこの在留資格の認定を受けています。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターが河野(河野)に話しかける。

八木(やぎ)キャスター: やっぱり、日本の大学を卒業した元留学生という方(かた)が多いんでしょうか?

映像説明: 河野(かわの)が八木(やぎ)キャスターを見ながら話をする。 白い壁の部屋。赤いパイプが天井をはっている。広い空間の左右に赤い椅子を置いたブースが並び、中央にいる大勢のスーツ姿の外国人の男女が立ち話をしている。 白いパーティションで区切られたブースに白いワイシャツ姿の外国人の男女が6名ほど座っている。その後ろでグレーのジャケットを着た外国人女性が、青いジャンパーの外国人男性が持っている紙を指さしながら話をしている。隣のブースでは、白いジャケット姿の女性が、大きなスクリー ンの前で話をしている。脇に置かれた椅子の青いカバーには、白いハートのマークのなかに青抜き文字で「人は心 JIT」と書かれたロゴが入っている。 スタジオで、八木(やぎ)キャスターと河野(かわの)が話を続ける。

テロップ: 日本に留学する外国人 約30万人 6割 が日本で就職を希望 ↓ 実際に就職するのは3割

河野(かわの): はい、そのとおりです。日本(にほん)に留学する外国人は30万人いまして、およそ6割の留学生 が日本(にほん)での就職を希望しています。しかしその半分、つまり全体の3割程度しか実際は 日本(にほん)で就職できておらず、その他は帰国、もしくはほかの国で就職しています。

映像説明: 回転する地球儀の映像を背景に、水色の文字で「高度外国人材を取り巻く課題」と表示される。 スタジオで、手を動かしながら八木(やぎ)キャスターが河野(かわの)に話しかける。

テロップ: 高度外国人材を取り巻く課題

八木(やぎ)キャスター: 留学生や海外からやって来る高度外国人材が日本で就職するうえで、どんな課題があるんでしょうか?

映像説明: 河野(かわの)が手元と八木(やぎ)キャスターを交互に見ながら話をする。

テロップ: 課題1 日本独特(にほんどくとく)の就職活動・採用方法

河野(かわの): はい。直面している課題は、大きく2つあります。まず1つ目ですが、日本独特(にほんどくとく)の就職活動や企業の採用方法があります。企業の情報を集め、決められたタイミングでエントリーシートを提出して、何度も面接を受けたあとに、適正試験を受験、その後、ようやく内定をもらう、という一連の就活プロセスは、外国人にとって非常に分かりづらいものです。

映像説明: クリーム色(いろ)の壁とガラスの扉があるエントランスの中。受付カウンターが設置され、白や赤のスカーフで頭を覆った女性が2人と、頭に何もかぶっていない女性2人が座っている。背の低い 金属製のポールに赤いベルトを伸ばしたパーティションに沿って、スーツ姿の外国人の男女が長い列を作っている。 白いパーティションで区切られた満席のブース。2列に並んだ椅子に12人の外国人の男女が座り、 日本人女性が1人、椅子の後ろで立ちながら話を聞いている。茶色いシャツを着た男性が椅子席の前に立ち、資料を片手に話をしている。カラフルな柄物のシャツを着た髪の長い女性が横のデスクに座っている。茶色いシャツを着た男性が前方を見まわしながら小さく手を上げると、座っていた外国人の男女うちの2人が小さく手を上げる。

河野(かわの): そうした長期間の採用プロセスや就活システムを、十分理解せずに活動を始めるため、高い能力や専門性を有しているにも関わらず、就職できず、やむなく、帰国してしまうということも起きています。

映像説明: スタジオで八木(やぎ)キャスターが手元に目を落としたあと、河野(かわの)の方を見ながら話をする。

八木(やぎ)キャスター: ま、せっかくの優秀な人材を、そういった理由で逃してしまうのは、大変惜しいですよね。

映像説明: 河野(かわの)が手元と八木(やぎ)キャスターを交互に見ながら話をする。

河野(かわの): そう思います。ほかにも、大学で学んだ専門性や異文化への理解力といったものを見る前に、日本語ができるかどうか、といった部分で判断されてしまうケースも多いようです。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターが河野(河野)に向かって話しかける。

八木(やぎ)キャスター: もう一つの課題は何でしょうか?

映像説明: 河野(かわの)が手元と八木(やぎ)キャスターを交互に見ながら話をする。

テロップ: 課題2 日本企業(にほんきぎょう)で働くことへのイメージ

河野(かわの): はい、2つ目は日本企業(にほんきぎょう)で働くことについて、一般的に抱かれているイメージの問題が挙げられます。多くの高度外国人材は、日本(にほん)で働くことに対して、ポジティブに考えています。安全で質の高い生活、高い技術を学べることやチームワークで仕事をできる、ということも、にも非常に魅力を感じています。一方で不安に思っている、という声も聞かれます。

映像説明: 中央部分がドーム型の透明の屋根になっていて外からの光が差すアトリウム。左手の白木のような板を並べた壁には額に入った絵が飾られている。上部に金色の文字で「AMBASSADOR」と施されたレースのカーテンが下がる白いゲートの前に、青い布をかけた受付のテーブルが左右に1台ずつ設置され、それぞれに2人ずつ座っている。

テロップ: 2019年9月19日 サンクトペテルブルク日本(にほん)留学フェア 主催:文部科学省日本留学海外拠点連携推進事業(ロシア・CIS地域)

映像説明: 中央部分がドーム型の透明の屋根になっていて外からの光が差すアトリウムの会場。彫刻が施された真っ白なはりをギリシャ風の6本の柱が支えている。柱の内側の中央には、白いカバーをかけた椅子が何列も並べられ、大勢の参加者が座っている。 突き当たりに設置された大型スクリーンには、プロジェクターでスライドが映し出され、スクリーンの右側には白いジャケット姿の女性がマイクを持って立っている。会場の後方には、資料を置いた長机(ながづくえ)が並べられ、その前を多くの参加者が行き来している。

ナレーション: ロシアのサンクトペテルブルクで開かれた、こちらのイベントには、日本への留学を希望する多くの学生が集まった。日本企業(にほんきぎょう)で働くことに対して抱く不安とは、どのようなものなのか。

映像説明: 会場の後方の壁際に設置されたテーブル。中央に描かれた赤いだ円の中に白抜きの文字で「日本センター」、その上下に英語、ロシア語で「ANO日本センター」と印刷された紙が貼られている。淡いピンクのセーターを着た女性が、番組の冒頭でインタビューに答えていた向かいに座る十字架のネックレスをつけたロングヘアーの女性に向かって熱心に話をする。

ナレーション: 日本での就職を希望している学生は…。

映像説明: 白木のような板を並べた壁の前。壁には額に入った風景画が飾られ、シャンデリアのようなウォールライトが光を放っている。女性の後ろに濃い赤のバイクが置かれている。十字架のネックレスをつけた女性が、身振りを交えながらインタビューに答える。

テロップ: ロシア人学生

ロシア人学生・ロシア語: 就職するなら(外国人も多い)国際的な企業に入りたい。 日本企業(にほんきぎょう)は従業員に対して厳しいと聞いているから。

映像説明: 中央部分がドーム型の透明の屋根になっていて外からの光が差すアトリウムの会場。白いカバーをかけた椅子が30席以上並べられ、全ての席が埋まっている。前方には大型のスクリーンが設置されている。 紺のスーツを着て眼鏡を掛けた男性が大型スクリーンの右に立ち、左手にマイクを持ち、右手に持った紙を見ながら話をしている。スクリーンには植物の画像を背景に、「Global Perspectives」「All‐round Education(オールラウンド エデュケーション)」「Practical Learning」と書かれたスライドが映し出されている。

テロップ: 北海道大学 文部科学省日本(にほん)留学海外拠点連携推進事業 加藤 博文(かとう ひろふみ) ロシア・CIS拠点所長

ナレーション: 日本への認識不足(にんしきぶそく)や、就職したあとに想定されるミスマッチを防ぐための取り組みも始まっている。

映像説明: 奥にバーカウンターがあるスペースで、紺のスーツを着て眼鏡を掛けた加藤ロシア・CIS拠点所長がインタビューに答える。 中央部分がドーム型の透明の屋根になっていて外からの光が差すアトリウムの会場。パンフレットを並べたテーブルがいくつも並んでいる。手前のテーブルには、「新潟大学」と白く染めぬかれた緑の布がかけられている。紺のスーツを着た日本人女性が、向かいに座るグレーのカットソーを着た外国人女性にパンフレットを手渡す。 新潟大学のテーブルの前にパンフレットの束を手にした2人の外国人男性が立っている。テーブルについているピンクのジャケットを着た女性と紺のスーツを着た女性が2人と話をする。 奥にバーカウンターがあるスペースで、紺のスーツを着て眼鏡を掛けた加藤ロシア・CIS拠点所長が話を続ける。

加藤ロシアCIS・拠点所長: あの、留学するロシア人の学生に対して、 ま、留学後のキャリアパスを見据えた、ところまでアドバイスをする。 留学制度の中でも、こう、数多くの企業さんとのあいだの インターンシップを含めたですね、つながりを作っていくというのも、 実は新しい、今の日本(にほん)の大学が取り組んでる、日本(にほん)留学プログラムの特色だと言えます。

映像説明: 「日本企業(にほんきぎょう)に対して抱いている(いだいている)イメージ」というタイトルの横棒グラフが表示される。横軸には、0から100%までの割合が20%刻みで示されている。縦軸にはイメ ージ内容が示され、上から「社会研修が充実している」が約80%、「福利厚生が整っている」が70%弱、「技術力(りょく)が高い」が約60%で、それぞれ青い棒で表示される。 次に「高い日本語能力が求められる」が80%弱、「長時間労働」が70%弱、「年功序列の賃金制度」が60%超で、赤い棒で示される。(出所:ディスコの資料をもとに作成)

ナレーション: 外国人留学生を対象に行われた意識調査によると、就職後の研修や福利厚生を評価する声が多く見られた。一方で、高い日本語能力が求められる、長時間労働といったイメージを持つ人も少なくなかった。

映像説明: スタジオ。手をカウンターの上で組んだ八木(やぎ)キャスターが河野(かわの)に話しかける。

八木(やぎ)キャスター: これまでのように、たくさんの留学生が日本に来て、日本企業(にほんきぎょう)へ就職するといった流れが続いていくとは限らない、ということですよね。

映像説明: 河野(かわの)が、八木(やぎ)キャスターと手元を交互に見ながら話をする。

河野(かわの): そこがポイントです。日本企業(にほんきぎょう)がこのまま優秀な外国人材を日本人(にほんじん)の代替として、もしくは、安い労働力として活用し続けようとしたら、この問題はいずれ、表面化してくると思います。

映像説明: 「アジア主要都市の月額賃金(非製造業・課長級)」と題され、2008年と2018年を比較したグラフが表示される。2008年は青、2018年はオレンジ色(いろ)で示される。縦軸は6,000ドルまでの金額が1,000ドル刻みで記され、横軸はアジアの主要都市の名前が並ぶ。横浜は、2008年に5,500ドルほどだったが、2018年は4,500ドルほどに下がっている。シンガポールは2008年に3,500ドルほどだったのが2018年は横浜と同程度の4,500ドル近くまで上がっている。同様にソウルは2008年の2,500ドル程度から2018年の4,000ドル近くへ、北京は1,500ドル程度から2,500ドル近くへ、バンコクは1,500ドル程度から約1,800ドルまで、ハノイが1,000ドル程度から約1,500ドルへとそれぞれ上昇している。(出所:ジェトロ「アジア主要都市・地域の投資関連コスト比較」)。グラフにぼかし効果がかかり、その上に、「日本以外の就職先の選択肢が増加」の文字が現れる。

ナレーション: 日本では、近年、給与水準が低下している。しかし、アジアを中心とした新興国では、給与水準が上がり、日本との差が縮まってきている。こうした状況から、就職先として日本以外の選択肢が増えているという。

映像説明: スタジオ。カウンターの上で手を組んだ八木(やぎ)キャスターが河野(かわの)に話しかける。

八木(やぎ)キャスター: 日本(にっぽん)の企業側が思っているほど、人が集まらないということなんでしょうか?

映像説明: うなずいた河野(かわの)が八木(やぎ)キャスターの方を見ながら話し始める。 八木キャスターと河野(かわの)の会話が続く。

河野(かわの) はい、そうなんです。一例ですが、先日、ある地方で外国人留学生向けの企業説明会が開かれたんですが、そこに集まった日本企業(にほんきぎょう)10社に対して、留学生はたったの2名ということがございました。

八木(やぎ)キャスター: そこまで企業側と留学生のあいだに意識のズレというのが出てきてしまっているんですね。

河野(かわの): はい。しかし、これを人材難として捉えてしまっては、事の本質を見誤ってしまいます。

八木(やぎ)キャスター: 外国人材を単に労働力というだけではなく、将来の日本企業(にほんきぎょう)のビジネスを担う戦力として捉えていく必要があるのかもしれないですね。

映像説明: 回転する地球儀の映像を背景に、水色の文字で「企業が意識すべきこと」と表示される。 スタジオで八木(やぎ)キャスターが河野(かわの)に話しかける。

テロップ: 企業が意識すべきこと

八木(やぎ)キャスター: では、このような状況で、企業はどんなことを意識して動けばいいんでしょうか。

映像説明: 河野(かわの)が手元と八木(やぎ)キャスターを交互に見ながら話をする。

テロップ: ビジネスの国際化・海外展開の推進 多様性の確保による競争力の強化

河野(かわの): はい。まず、どうして自分の会社で高度外国人材が必要なのか、という部分に立ち返る必要があると思います。採用の目的は、ビジネスの国際化、海外展開の推進であり、また多様性の確保による競争力の強化であるならば、

テロップ: 日本や企業慣行に同化させない

河野(かわの): 受け入れた優秀な外国人材を日本(にほん)や企業の慣行に同化させてしまうというのは得策ではありません。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターが河野(かわの)に向かって話しかける

八木(やぎ)キャスター: 日本の習慣に当てはめるのではなく、企業側が彼らに寄り添う、という姿勢を見せることが大切だということですね。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターが正面を向いて話をする

八木(やぎ)キャスター: それではここで、高度外国人材に対して、さまざまな取り組みを行なっている企業を紹介します。

映像説明: 白い壁にかかるシルバーの大きなプレート。赤い縁取り(ふちどり)の六角形の中に赤いリボンをはめ込んだようなデザインで、中央にアルファベットのZMPの文字が入ったロゴマークと、「株式会社ZMP(ゼットエムピー)」「ZMP Inc.(ゼットエムピー インク)」と書かれている。上下には、日本を含む28ヵ国(にじゅうはちかこく)もの国旗のシールが貼られている。

テロップ: 東京都 文京区

テロップ: ZMP(ゼットエムピー)

ナレーション: こちらはZMP(ゼットエムピー)。

映像説明: 白いブラインドが下ろされた室内。窓辺に並ぶ棚には、ゴールドや黄色(きいろ)、シルバー、赤などさまざまな色の小さなロボットや、地球儀、額に入った集合写真などが飾られている。ロボットは、やじろべえのような細い腕に小さな丸い頭、太い脚がついている。

ナレーション: 自動運転技術やロボット製品などを開発・販売している中小企業だ。

映像説明: 小さなタブレットに目のついた車のイラストと、「動き出します。よろしいですか」のテキストが表示されている。「OK」ボタンをタップすると、地図の上に赤い線で経路が示され、左側には現在地から目的地までの所要時間が表示されている。(映像提供 ZMP) 白い壁の建物の中。車いすほどの大きさのシルバーの四輪車がゆっくりと進む。中折れ帽をかぶった男性が荷台の座席に座り、横を歩くスカート姿の女の子と顔を見合わせて笑顔を見せる。シルバーの車の正面にはイラストのような液晶の目がついており、三日月のように笑った表情から、真ん丸の目に変わり、再び三日月のような笑った表情に変わる。(映像提供 ZMP) 広々とした屋内の施設。グレーの柄物のスカーフで頭を覆った女性が、抱っこひもをつけて赤ちゃんを膝に載せ、ゆっくりと動くシルバーの四輪車に乗っている。映像の下には小さく、「※特別な許可を受けて撮影しています」と書かれている。(映像提供 ZMP) 屋外。正面が四角い顔になっていて、液晶の目が三日月のような笑った表情になるオレンジの車。口の部分には、六角形のZMP(ゼットエムピー)のロゴマークがついており、吹き出しのように「I’m going! (アイム ゴーイング!)」の文字が現れる。(映像提供 ZMP) 屋外のコンクリートの壁の前。オレンジ、イエロー、ブルーの3台の四角い車が等間隔で一列になって進む様子を横から見た映像。箱型の車には人は乗っていない。(映像提供 ZMP) 建物のあいだの広々とした中庭を走る5台の四角い車。オレンジを先頭に、イエロー、ブルー、シルバー、ブルーの順でゆっくりと進んでいく。箱型の車には人は乗っていない。(映像提供 ZMP) 前から見たゆっくりと進む5台の四角い車。液晶の丸い両目がキョロキョロと動く。(映像提供 ZMP)

ナレーション: およそ30ヵ国から雇用しており、エンジニアの7割近くが外国人。そんな、多くの外国人材とどのように向き合っているのだろうか。

映像説明: 窓に白いブラインドが下ろされた部屋。箱型の車のイラストや英語の図表などが描かれたホワイトボードの前で、濃いグレーのニットを着て、髪をショートカットにした女性がインタビューに答える。右上の四角い青枠に「お祈り部屋(べや)」の写真が表示される。小さな部屋に黄色(きいろ)、赤、深緑(ふかみどり)をベースに花柄が入った礼拝用のマットが3枚敷かれ、透明のアクリルの台の上に装飾のある小さな緑の本が置いてある。

テロップ: ZMP(ゼットエムピー) 総務人事部 新井野 翔子(にいの しょうこ) さん

新井野(にいの)さん: なんか例えばムスリムがいれば、ま、お祈り部屋(べや)を作っているんですけども、まあそういうのをちゃんと用意するとか、 ハラールフードを用意するとかですね、 ま、相手の立場に立って、ま、どういったことが必要か、 会社として協調していく、というところが重要かと思っていますね、はい。

映像説明: 窓に白いブラインドが下ろされた部屋。ホワイトボードを前に水色のワイシャツ姿の外国人男性とグレーのトレーナーを着た男性がマーカーを持ち、ホワイトボードに英語でチャートを書き込みながら話をする。水色のワイシャツ姿の外国人男性が黒いマーカーを手にうなずきながら聞いている。 水色のワイシャツ姿の外国人男性がホワイトボードの図に書き込みをしながら話をする。少し後ろで、薄手のセーターを着て、髪を短く刈り上げた男性がその様子を見つめている。グレーのトレーナーを着た男性が話をしながらホワイトボードに歩み寄る。

ナレーション: 企業側が文化や習慣を理解し、環境を整えることで働くことへの安心感を与える。これにより、高度外国人材の定着率を高め、能力を最大限に発揮させることができるという。

映像説明: 棚にトロフィーや色紙、写真などが置かれた部屋で水色のワイシャツ姿の外国人男性が、インタビューに答える。 グレーのトレーナーを着た男性が白い壁の前でインタビューに答える。

テロップ: ブラジル出身 ZMP(ゼットエムピー) ロボテク開発部 パウロ・マルコス さん

パウロさん・英語: 日本で働くことの良いところは、雇用が安定していること。 日本の企業は従業員にしっかり寄り添うので、安心感を得ることができる。

映像説明: 白い壁の部屋。肩から腕にかけてと、胸元のポケットに黒いラインがあるグレーのトレーナーを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: マレーシア出身 ZMP(ゼットエムピー) ロボテク開発部 何 瑞添(ほー すうぃてぃむ) さん

何(ほ)さん・英語: 日本はとても(技術が)進んでいる国で、 新しい技術の開発に情熱を注いでいると感じる。

映像説明: スタジオ。河野(かわの)が八木(やぎ)キャスターと手元を交互に見ながら話をする。八木(やぎ)キャスターがうなずきながら耳を傾けている。

テロップ: 企業が意識すべきこと

河野(かわの): 外国人材は、自分たちの能力が必要とされているのか、また、会社に受け入れられているか、という部分にとても敏感です。企業関係者からは、給料が安いからと辞めてしまったというお話をよく伺うのですが、実際のところ、給料だけで就職先を決める高度外国人材はそこまで多くはありません。優秀な高度外国人材を活用したいと考える企業は、外国人材を選ぶという立場ではなく、選ばれるという認識を持って、そのために何をすべきか、真剣に考えていく必要があると思います。

映像説明: 回転する地球儀の映像を背景に、水色の文字で「選ばれる企業になるために」と表示される。 スタジオで八木(やぎ)キャスターが右手にペンを持ったまま、河野(河野)に話しかける。

テロップ: 選ばれる企業になるために

八木(やぎ)キャスター: 選ばれる企業になるためには、高度外国人材が求めている環境、そしてキャリアを実現する機会を、どれだけ提供できるか、また、それを発信できているのかを考えるべきなのかもしれないですね。

映像説明: 河野(かわの)がうなずいたあと、手元と八木(やぎ)キャスターを交互に見ながら話をする。

テロップ: 情報発信は企業目線ではなく 求職者目線の説明が必要

河野(かわの): はい、そこが非常に重要です。企業からの情報発信は、自分たちが何をしている会社なのか、という自社目線の説明が多いですが、高度外国人材を求める場合は、自分たちの会社に入ると何ができるか、という求職者目線の説明が非常に大切になってきます。

映像説明: 10階ほどの高さの巨大なグレーの建物。白い門からまっすぐ伸びる幅の広い道路に沿ってヤシのような背の高い木が間隔を置いて植えられている。 白い門柱に、立体看板が取り付けられている。正方形の下半分にだ円のような切れ込みが入ったようなマークの下に「EBARA」と書かれたロゴと、「荏原製作所 富津工場」、「EBARA COOPORATION」と書かれている。

テロップ: 荏原製作所(えばらせいさくしょ) 富津工場(ふっつこうじょう)

ナレーション: 産業機械メーカーの荏原製作所。

映像説明: 巨大な工場の中。左右には無数の支柱や金属の骨組みがあり、高い天井まで足場が組まれ、あちこちに黄色(きいろ)や緑の大小のクレーンが設置されている。フロアには巨大な筒やフタのような部品が置かれ、ヘルメットをかぶった大勢の従業員があちらこちらで作業をしている。

ナレーション: 事業をグローバルに展開していくためには、多様性の確保が重要だと考え、2011年から高度外国 人材の採用活動を積極的に行っている(おこなっている)。

映像説明: グレーのカーペットが敷かれた部屋。プロジェクターから年表が映し出された白い壁を背景に、黒のジャケットを着たセミロングヘアーの女性がインタビューに答える。 巨大な工場の中。中央に置かれた巨大な筒の周りには、大量のコードや大きなコイルのようなものがある。 機械で埋め尽くされた工場の壁際に、黒の縞模様が入った黄色いクレーンが取り付けられ、近くには緑色(みどりいろ)やシルバーのさまざまな機械が並べられている。 黒のジャケットを着たセミロングヘアーの女性が話を続ける。

テロップ: 荏原製作所 人材開発部 鍛冶屋敷 恭子 さん

鍛治屋敷さん: 海外の大学に行って、えー、説明会や面接を行なっています。 最終面接は日本に来てもらって、弊社の工場を見ていただいてから、 えー、最終面接を受けて、入社するイメージをつけてもらっています。

映像説明: 広いオフィスの中。机や棚が整然と並べられている。黒縁眼鏡をかけ、薄いグレーの作業服を着た外国人男性が席に座っている。隣には、同じ作業服を着て、胸に社員証をつけた男性が立ち、デスクの上を指さしながら話をしている。

ナレーション: 現地での採用活動を通じて、インドの大学から入社した社員に話を聞いた。

映像説明: 海が見える大きな窓のある部屋。窓の外には背の高い鉄柱が2本並び、赤と白に塗り分けられたタワークレーンが首を伸ばしている。その窓の前に黒縁眼鏡を掛けた外国人男性が座り、インタビューに答える。 広いオフィスの一角。黒縁眼鏡をかけた外国人男性が、デスクでパソコンを操作している。 巨大な工場の中。黒縁眼鏡をかけた外国人男性が白いヘルメットと透明なゴーグルを着けて、同じ作業服を着た別の社員と資料を見ながら話をしている。 広いオフィスの中。黒縁眼鏡をかけた男性の隣に同じ作業服を着て、社員証を胸に付けた男性が立ち、ノートパソコンの画面を指さしながら話をしている。 海が見える大きな窓のある部屋で、黒縁眼鏡を掛けた男性が話を続ける。

テロップ: 荏原製作所 富津工場 スワラヅ・パンダレ さん

スワラヅさん・日本語: 子供の頃から、えー、身の回りの、あの、家電設備は、えー、日本(にほん)、えー、製が多くて、 えー、ぜひ、えー、日本(にほん)の技術やワークスタイルを学びたいと思って、えー、入社試験と面接を受けました。 えー、入社して、今現在7年目になるんですけども、 基幹職にもなりまして、これから経営的なことを勉強して、 将来的には海外拠点で社長になって、荏原ブランドを、もっと世界中に広げたいと思ってます。

映像説明: スタジオ。河野(かわの)が手元と八木(やぎ)キャスターを交互に見ながら話をする。

テロップ: 選ばれる企業になるために

テロップ: 「専門性が生かせるか」「キャリアを積めるか」が重視される

河野(かわの): ご覧のとおり、自分の専門性が生かせる仕事か、キャリアを積んで、いかに自分が成長しているか、といったものが重要視されているかと思います。

テロップ: 会社の期待をはっきり伝えることが重要

河野(かわの): ですので、高度外国人材には会社が何を期待しているのか、はっきり伝えていくと、いうことが大変重要になってきます。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターが身ぶりを交えながら河野(かわの)に話しかける。

八木(やぎ)キャスター: そういった特性を考える必要があるんですね。外国人材に期待することというと、やはり日本人(にほんじん)にはない発想力や、ほかの国への理解力といったところでしょうか。

映像説明: 河野(かわの)が手元と八木(やぎ)キャスターを交互に見ながら話をする。

テロップ: 外国人材ならではの発想力を活用

河野(かわの): はい。外国人ならではの発想で製品やサービスに新しい付加価値を加えていく。そういった役割 に期待をかけたほうが、結果的に、高度外国人材を活用するメリットも、大きくなるのではないでしょうか。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターが河野(かわの)に話しかける。

八木(やぎ)キャスター: 高度外国人材は、日本企業(にほんきぎょう)にとって欠かせない存在となっていきそうですね。

テロップ: ジャパン・ブランドの担い手が外国人材に

映像説明: 河野(かわの)がうなずいたあと、手元と八木(やぎ)キャスターを交互に見ながら話をする。

河野(かわの): はい。メイドインジャパン、ジャパン・ブランドの担い手が、外国人材になるという考え方です。

テロップ: 外国人材にいかに選ばれるかという発想がカギ

河野(かわの): 外国人材を受け入れる力は、これから企業の競争力の源泉になる可能性があります。そのために は外国人材に、いかに選ばれるか、という発想がカギになるのではないでしょうか。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターが河野(かわの)に話しかける。

八木(やぎ)キャスター: 企業が優秀な外国人材を選ぶ、ではなく、いかに選んでもらうか、ということを考える時代に入ったと、いうことですね。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターが河野(かわの)に対しておじぎをする。

八木(やぎ)キャスター: 河野(かわの)さん、今日はありがとうございました。

河野(かわの): ありがとうございました。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターと河野(かわの)が互いにおじぎをする。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。世界地図の上で、中が空洞になった地球儀が回転する。

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