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シリーズ「ローカルの食×日本食品」 スウェーデン流のライフスタイルに商機!

2019年11月21日

「Fika(フィーカ)」と呼ばれるお茶の時間を楽しむ文化など、伝統的なスタイルを大切にする一方、健康や環境への意識が高く、進取の気風を持つスウェーデン。すしやラーメンの店は増えているものの、他の西欧諸国に比べて日本産の食品はあまり普及していない。また、ほとんどの家庭が共働きで、手早く調理できるものや、まとめ買いのニーズが多いという。そのスウェーデンで日本食品の商談会が開かれた。そこで、切り干し大根の商談を行ったバイヤーから、使い方について意外なアイデアが。現地のライフスタイルに合わせ、柔軟に市場を開拓しようとする企業の取り組みを取材した。

(13分26秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 ししゅうレースがあしらわれたトップス、ウエストにベルト風の切り替え、段フリルスカートのベージュのワンピース姿。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 皆さんは、スウェーデンの「フィーカ」をご存じでしょうか。家庭、カフェ、あるいは職場において、お茶の時間を大切にする文化です。忙しい中でもゆとりを重んじるこうしたスタイルや環境への取り組みなど、生活の質に対する意識が高い国のようです。スウェーデンの食生活、そして、その市場を開拓しようとする日本企業を取材しました。

テロップ: シリーズ「ローカルの食×日本食品」 スウェーデン流のライフスタイルに商機!

映像説明: レンガ造りの尖塔がそびえる街。四角い塔の側面にはアーチ形の窓と円い時計がついており、黒っぽい塔の先端が青空に向かって伸びている。周りには、たくさんの窓がついた5階ほどの高さの建物が並ぶ。 海上を1隻の白い船がゆっくりと弧を描いて進む。岸辺には、尖塔よりも低い建物が建ち並んでいる。画面左下の四角い枠内に北欧の地図。スウェーデンは、南北にのびるスカンディナビア半島の東側を占める国。西はノルウェーと隣接し、海を挟んで東に位置するフィンランドとは、北部が国境を接している。首都ストックホルムは、スウェーデンの南西部に位置しており、赤い星印で示されている。

ナレーション: 北欧、スカンディナビア半島にある、スウェーデン。

映像説明: 石畳の街に建つ、たくさんの小窓(こまど)が並んだ赤茶色の建物。太陽の光を受け、窓ガラスがまぶしく光っている。1階のカフェには日よけの赤いひさしが張り出しており、テーブルと椅子が並べられている。人々が行き交う建物の前の広場には、古代ギリシャの柱のようなモニュメントが置かれ、その周りに円を描くように置かれた四角すい台(しかくすいだい)のモニュメントに厚手のコート姿やジャケットにニット帽をかぶった人たちが座っている。 歩道のテラス席。店の壁には、スウェーデン語で「KONDITORI(コンディトリ)」などと書かれた赤茶色の看板が掲げられている。黒いコートを着た女性と茶色いコートを着た男性が、ティーカップを置いたテーブルを挟み、向かい合って座っている。2人の横を、ダウンコートを着た人や、ジャケットやズボンのポケットに手を入れた男女が通り過ぎる。

ナレーション: 社会福祉の制度が充実し、環境先進国としても知られている。

映像説明: 白のインテリアで統一されたオフィスの中。隣の部屋とは仕切り窓のある壁で区切られている。仕切り窓の下に置かれた白いチェストの上には黒い電気スタンドやジュースの入ったペットボトルなどが置かれている。中央の白いテーブルの上に置かれた花瓶には薄桃色の花が生けられている。部屋の奥の窓際のスペースに白いデスクが置かれ、6人ほどの男女が座っている。窓際の壁には、80cmほどの大きさにしたアルファベットの小文字の「a」が立てかけられている。

テロップ: BVD

ナレーション: こちらは、首都、ストックホルムにあるデザイン会社(がいしゃ)。

映像説明: 紺のトレーナーを着た男性と白いパーカー姿の男性が並んで座り、モニターを見ながら話をしている。 仕切り窓の向こうの部屋。髪をアップにして白いセーターを着た女性がデスクの前に立ち、向かいの席に座っているサングラスを頭に乗せた女性と話をしている。

男性の声・スウェーデン語: フィーカの時間です!

映像説明: 白いチェストのある部屋。薄桃色の花が生けられた花瓶が置かれた白いテーブルに、銀色のポットと白いカップが用意され、平皿の上には焼き菓子(やきがし)が載せられている。白いテーブルのそばに立つダークグレーのトレーナーを着た男性が、テーブルの上の物を手で示しながら、隣に立つ薄いグレーのボタンダウンのシャツを着た男性に話しかけている。眼鏡をかけ、青いシャツを着た男性を先頭に、窓際のデスクから社員たちが集まってくる。

ナレーション: 仕事の手を止めて集まる社員たち。

映像説明: 白いテーブルに、ベージュのジャケットを着た女性と、アッシュローズのブラウスを着て、髪を三つ編み(みつあみ)にした女性が並んで座っている。並んで座るひげをはやした男性が取り皿(とりざら)を渡すと、三つ編み(みつあみ)の女性が笑顔で受け取る。 向かいの席に座る白いブラウスを着た女性が、ポットの中の飲み物をカップに注ぐ。

テロップ: Fika(フィーカ)

ナレーション: これから、フィーカの時間がはじまる。

映像説明: 白い大皿に載せられたドーナツ型のケーキ。砕いたナッツがトッピングされ、小さく切り分けられている。細かいナッツを散らしたブラウニーと、真ん中に赤いジャムを載せたクッキーが、それぞれ白いボウルに入っている。

ナレーション: スイーツとともに、コーヒーや紅茶を楽しむ。

映像説明:ダークグレーのトレーナーを着た男性が、隣に座る白いブラウスを着た女性に話しかける。近くに 座る紺のトレーナーを着た男性が、口をもぐもぐと動かしながら話を聞いている。 話をしていた女性たちが、一斉に大笑いする。真ん中に座る三つ編み(みつあみ)の女性が、右手にブラウニーを持ったまま左手でカップを持ち、口に運ぶ。

ナレーション: この会社では、忙しい業務の中でも週に数回、3時のフィーカが習慣だ。

映像説明: オフィスの廊下。三つ編み(みつあみ)の女性が笑顔でインタビューに答える。ダークグレーのトレーナーを着た男性が、ポットを2つ載せたトレーを持って、廊下の奥のドアの中へと入っていく。

三つ編み(みつあみ)の女性社員・英語: フィーカでは、同僚と仕事以外のことも話して、 よりよいチームになれる。

映像説明: 薄桃色の花を飾った花瓶が置かれた白いテーブルの横のスペースに、白と黒のパネルや木の板が何枚も立てかけられている。木の板には、印刷されたさまざまな資料や手書きのメモなどが貼りつけてある。 窓際のデスクスペース。1mほどの高さのデスクに向かう眼鏡をかけて青いシャツを着た男性。電気スタンドで手元を照らし、立ったまま画面を見てマウスを動かしている。 男性の背後では、薄いグレーのボタンダウンのシャツを着た男性が椅子に座って机上のモニターを見つめている。その右隣では、黒のハンチングをかぶった男性が、1mほどの高さのデスクを使って立ったまま作業をしている。

ナレーション: IKEAやH&Mといったグローバル企業の製品やロゴのデザインを手がけるこちらの会社では、フィーカが仕事によい影響を与えているという。

映像説明: 観葉植物が置かれた白い壁の部屋で、ダークグレーのトレーナーを着た男性がインタビューに答える。 棚の中に透明な丸いボトルが5本並べられている。黄緑の文字で「ABSOLUT PEARS(アブソルート ペア)」と商品名が書かれ、その下の一面に黒い文字で、筆記体の英文が書かれたデザインになっている。 異なる種類のコカ・コーラの缶が4本並んでいる。左端の赤い缶は、筆記体で「Coca‐Cola」と書かれた白いロゴがついている。右隣のシルバーの缶には、黒の文字で「Diet」、その右に赤い「Coca‐Cola」のロゴが続く。その右隣の黒い缶は、赤い「Coca‐Cola」のロゴの下に白の文字で小さく「zero」と書かれ、右端の緑の缶は、白い「Coca‐Cola」のロゴの下に小さく「life」と書かれている。 白い棚に置かれた「BLOSSA GLOGG」のロゴがある8本のボトル。ボトルはすべて異なる色になっており、表面には「03」から「09」の数字と「X」が、それぞれさまざまなデザインで描かれている。 観葉植物が置かれた白い壁の部屋で、ダークグレーのトレーナーを着た男性が、身ぶりを交えながら話を続ける。

テロップ: BVD カッレ・ボール シニア戦略アドバイザー

ダークグレーのトレーナーを着た男性・英語: 私たちの仕事はクリエーティブで、 先進的なアートディレクションやデザインをするためには広い視点が必要。 フィーカは、その助けになると思う。

映像説明: 白いチェストが置かれた部屋。薄桃色の花が生けられた花瓶が飾られた白いテーブルを囲んで、社員たちがカップを手に話をしている。 十数名の男女が薄桃色の花が生けられた花瓶が飾られた白いテーブルに集まり、肩を並べて談笑している。

ナレーション: スウェーデンでは、この会社のように、フィーカを取り入れている企業も多いという。

映像説明: 薄いグレーの建物の外観。オーニングのある大きな窓の下に、深緑色(ふかみどりいろ)のベンチが壁に沿って何台も置かれている。出入り口の上に、コーヒーカップをかたどった白い立体看板が取り付けられている。グレーのダウンベストを着た男性と黒いジャケットを着た女性が中に入っていく。 レンガ造りの壁の店内。天井からは、たくさんのペンダントライトが吊るされており、暖かな光で包まれている。白いシャツに黒いズボン姿の女性が大きなショーケースの前に立ち、さまざまな種類のパンや焼き菓子(やきがし)を見ている。女性の後ろの大きなテーブルに4人の男女が飲み物をテーブルに置き、椅子に座ろうとしている。窓際の丸テーブルには男性2人が向かい合って座り、話をしている。奥のテーブル席にもたくさんの人が座っている。

ナレーション: 街中(まちなか)のカフェでも、フィーカの時間を過ごす人を見かける。

映像説明: 大きな緑の木々に囲まれた、黒い三角屋根に黄色い壁の2階建ての家。画面右下の四角い枠内にスウェーデンの地図。クングスエーは、スウェーデンの南東にあり、ストックホルムの西に位置していて赤い星印で示されている。

ナレーション: 伝統的なフィーカを大切にするスウェーデンの人たち。

映像説明: 大きな窓のあるダイニングルーム。木製のテーブルには、赤いバラを活けたガラスの花瓶と、背の高いキャンドルスタンドが2本、背の低いキャンドルホルダーが4つ置かれている。グレーのカーディガンを羽織った女性がガラス製の平皿をテーブルの上に置いていく。大きなガラス窓の向こうにはウッドデッキがあり、大きな木製のテーブルと椅子が並んでいる。

ナレーション: 家庭では、どのような食生活をしているのだろうか?

映像説明: 家の外で、グレーのカーディガンを羽織った女性が話をしている。青い円の中に白抜きの文字で「NASA」と書かれたマークがある白いトレーナーを着た少女と、太陽の絵のついた黒いTシャツを着た少女が隣で聞いている。3人の後ろには、茶色い木の壁に黒い三角屋根の納屋のような建物が建っている。

テロップ: コルネリア・ビンガールヘードさん

ナレーション: 共働きで、3人の子どもと暮らす、ビンガールヘードさん。

映像説明: キッチン。グレーのカーディガンを着たビンガールヘードさんが、2人の少女に挟まれて手を動かしている。後ろからライトグレーのパーカーを着た栗色の髪の少年が近づいてくる。 コンロの上に置かれたステンレス製のミルクパン。薄茶色(うすちゃいろ)のソースがブレンダーとともに入っている。隣のコンロにはミートボールが入ったフライパン。黒いTシャツ姿の男性がフライパンを揺らして転がしながら焼いている。

ナレーション: 平日は、夕方5時に仕事を終えて帰宅。家族みんなで、夕食の準備を手早く済ませる。

映像説明: 窓から明るい光がさし込むダイニングルーム。バラの花が飾られた食卓に家族5人がそろい、水の入ったグラスとガラス製の皿を前に座っている。レタスにトマトを載せたサラダやミートボール、半分に切ったジャガイモなどが、それぞれ大きな器に盛りつけられている。栗色の髪の少年と、白いトレーナーを着た少女が並んで座り、大皿から料理を自分の皿に取り分ける。 白いトレーナーを着た少女が、1口大に切ったジャガイモをミートボールと一緒にフォークに突き刺す。

ナレーション: 今夜は、家庭料理の定番、ミートボール。

映像説明 ガラス製の皿に乗った料理。ミートボールとジャガイモに薄茶色(うすちゃいろ)のソースが添えられている。ジャガイモをナイフとフォークを使って1口大にカットする。 グレーのカーディガンを羽織ったビンガールヘードさんが栗色の髪の少年の前に座り、大皿からサラダを自分の前にあるガラス製の皿に取り分ける。 ダイニングルームのドアの前で、ビンガールへードさんがインタビューに答える。

ビンガールヘードさん・英語: きょうはミートボールだけど、 スパゲティやサーモンライスなども食べる。 伝統的な料理にも変化をつけるようにしている。

映像説明: 食卓に座るビンガールへードさんが、フォークに刺したミードボールを口に運び、隣に座る男性に話しかけ、笑う。 白い大きな冷蔵庫。ビンガールヘードさんが扉を開け、ケチャップやマスタードの隣に置かれた、黒い液体の入った瓶を取り出す。ラベルには漢字とともに英語で「SOYA(ソーヤ)」などと書かれている。

ナレーション: 日々の食事に変化を出すために、使う食材には、日本人(にほんじん)になじみのあるものも。例えば、ミートボールのソースには、隠し味にしょうゆを。

映像説明: ビンガールへードさんが手に持ったチューブには、白い文字で「WASABI PASTE」と書かれ、緑のペーストが入っている。ビンガールヘードさんが話をしながら、冷蔵庫にチューブを戻す。

テロップ: しょうゆもわさびも日本産ではない

ナレーション: わさびは、肉料理のソースに使うそうだ。しかし、いずれも日本産ではない。

映像説明: 黒いTシャツ姿の男性が棚の奥から袋入りのラーメンを3つ取り出す。2つ並べた紫色のパッケージには「Samyang Ramen(サムヤン ラーメン)」、「SPICY FLAVOR」などと書かれている。

ナレーション: 娘さんが朝食に食べるというインスタントラーメン。やはり、こちらもほかの国の製品だ。

映像説明: ビンガールヘードさんが、部屋の奥の白い扉を開けて、黒い箱を取り出す。

ナレーション: そして、一家のお気に入りは…。

映像説明: ビンガールヘードさんが、黒い箱を持ちながら、インタビューに答える。 紫紺色(しこんいろ)のテーブルクロスの上に置かれた黒いパッケージ。上部には「SUSHI MEAL KIT(スシ ミール キット)」と書かれ、中央部分には桜の木のイラストの上に四角いロゴが描かれている。ロゴには、青い竜の絵と黒い文字で「BLUE DRAGON(ブルー ドラゴン)」と書かれている。下の方にはカットされた巻きずしとわさび、しょうゆ皿(しょうゆざら)の上に載せられた箸の写真が入っている。箱の周りには、巻きすや割り箸、ビニール袋に入ったコメやのり、調味料の袋が置かれている。

ビンガールヘードさん・英語: すしキットを使って手作りする。

映像説明: グレーの建物の外観。大きなブロックを並べた壁にガラス戸の店の出入り口がある。上部のガラス窓には「Sushi」と書かれた電光看板が掲げられている。路上に置かれた小さな赤い立て看板の横を、肩から斜めにバッグを提げた女性が通り過ぎる。 出入り口の上の壁に、白の縁取り(ふちどり)がある赤い円の立体看板が掲げられている。「Sushi」の白い文字が、赤い円からはみだしたデザインになっている。

テロップ: ストックホルム

映像説明: クリーム色(いろ)の壁の店。だ円形(だえんけい)の看板が、路上に突き出すように取り付けられている。上半分には黒地に白抜きで「MUTTO SUSHIBAR & CAFÉ(ムット スシバー アンド カフェ)」の文字、下半分は薄い黄色(きいろ)で、サーモンのイラストがライトの光で黒く浮き出ている。

ナレーション: ストックホルムには、多くのすし店があり、すしは、手軽に食べられる食事として浸透している。

映像説明: 坂道のある石畳の街角。ダウンジャケットを着こんだ人々がたたずみ、黒いジャンパーを着た男性が上り坂を歩いてくる。角地に建つベージュ色(いろ)の建物。出入り口には緑の扉があり、緑の窓枠がついた大きな窓がある。建物の中では、たくさんの電球と緑のペンダントライトが光っているのが見える。 テーブルの上に置かれた、青いどんぶりに大きなチャーシューが3枚載ったラーメン。澄んだスープの中にゆで卵やのり、刻みネギ、すりゴマがトッピングされ、レンゲが添えられている。 店の中。緑のペンダントライトが並ぶカウンターに女性店員が立ち、奥に並ぶ寸胴の前で男性店員が作業をしている。カウンター席に座る3人の男性。手前に座る黒いトレーナー姿の男性が、青いどんぶりに入った麺を箸で口に運ぶ。格子柄のシャツを着た男性が席を立つと、待っていた2人の男性が空いた席を指でさす。窓際に置かれたカウンターにも3人ほどの客が座っている。

ナレーション: そして、最近ではラーメンがはやり始めている。

映像説明: 屋内の展示会場の前。出入り口に置かれたバナースタンドに、「The food of JAPAN」、「Great food you can trust」と書かれ、マグロやイクラ、玉子など、いろいろな握りずしの写真が入っている。 白い壁の会場の中。壁際に、グレーのパーティションで仕切られた小さなブースが並び、白いテーブルクロスがかけられた机が置かれている。壁に「E」と書かれたブースでは、黒っぽいスーツを着た2人の男性が、向かいに座る紺のスーツを着た男性と、白のワイシャツ姿の男性の話を聞いている。その隣のブースでは、紺のエプロンをつけた男性と紺のジャンパー姿の男性がパンフレットを手に話をしている。向かいには、黒いコートを着た女性と、黒いスーツ姿の男性が座っている。ブースのパーティションには、「PokeKake(ポケカケ)」と書かれ、料理が盛りつけられた皿の写真のポスターと、青で「DORAEMON FURIKAKE」と書かれたロゴと笑顔のドラえもんの絵が入った黄色いポスターが貼ってある。

テロップ: 10月14日 北欧 日本産農水産物(にほんさんのうすいさんぶつ)・食品輸出商談会2019 主催:ジェトロ

ナレーション: 日本食(にほんしょく)への関心は高まっているが、まだ日本産食品(にほんさんしょくひん)があまり普及していないスウェーデンで、商談会が開催された。

映像説明: 壁に「G」と書かれたブース。グレーのパーティションに紺地に白抜きの文字で「らーめん」などと書かれたのぼりや麺料理の写真が貼られている。壁際に紺の法被を着た男性と白いジャケット姿の女性が座っている。パンフレットが置かれたテーブルの向かい側には、黒いブラウス姿の女性と黒のシャツを着た男性が座っている。身ぶりを交えて話す黒いブラウス姿の女性を、紺の法被を着た男性が真剣な表情で見つめている。男性が着ている紺の法被の襟には、白抜きの文字で「都一株式会社(みやこいちかぶしきがいしゃ)」、「MIYAKOICHI CO., LTD.」と書かれている。

テロップ: 都一(みやこいち)

映像説明: 机の上に並べられた十数種類もの袋麺。「ゆでうどん」と書かれた白いパッケージや、「鉄板焼きそば」、「醤油(しょうゆ)らーめん」と書かれたパッケージには、具材を盛りつけた料理の写真がある。それぞれのパッケージには、四角い枠の中に「都一(みやこいち)」と書かれたロゴが入っている。

ナレーション: こちらは都一(みやこいち)。ラーメン、うどん、焼きそばなどの麺を製造する企業だ。

映像説明: 乾麺が入った透明のパッケージ。赤茶色の四角い枠の上下に白抜きで渦巻きのような雷文(らいもん)模様が描かれ、黒の筆文字で中華そばと書かれている。 机に、焼きそばの生麺が3食分入った袋が2つ並んでいる。パッケージには「鉄板焼きそば」「TEPPAN YAKISOBA」や「3食ソース付(つき)」などと書かれている。

ナレーション: 世界40ヵ国余りに輸出しているが、北欧での取引は、まだ僅かだという。

映像説明: オレンジ色(いろ)の立体文字の電光看板を掲げた、ガラス張りの大きな建物の前。商談会では法被姿だった男性が、黒のスーツを着て歩いている。

テロップ: 都一(みやこいち) 柴内 博之 常務

ナレーション: 都一(みやこいち)の柴内常務。

映像説明: ガラス張りの大きな建物の前にある露店。リンゴやブルーベリー、ラズベリーなど、たくさんの果物や、乾燥したキノコのようなものが店先に並んでいる。カーキ色(いろ)のジャンパーを着てニット帽をかぶった男性店員が両手をこすり合わせながら立っている。黒いキャリーバッグを引きながら歩く黒のスーツを着た男性。色鮮やかなオレンジやブドウに前で足を止める。 屋内の食品売り場。いろいろな種類のチーズが並ぶショーケースがある店の手前を左に曲がり、ソーセージやハムなどがショーケースに並ぶ店で、黒のスーツを着た男性が、ショーケースの中のベーコンなどを眺めている。 乾物の豆類などが置かれた棚がある一角。 黒のスーツを着た男性が、瓶や缶が並ぶ棚の前でインスタントラーメンの緑色(みどりいろ)の袋を手にする。 緑色(みどりいろ)の袋をひっくり返して、裏面(うらめん)の表示をじっくりと見る。

ナレーション: 現地の食生活を知るため、ストックホルムのスーパーや市場(いちば)に足を運び、リサーチしていた。そこで目の当たりにした光景が、あらためて、輸出への意欲をかき立てたという。

映像説明: 商談会の会場。襟に「都一株式会社(みやこいちかぶしきがいしゃ)」と書かれた紺の法被を着た柴内常務が、ブースの中でインタビューに答える。 スーパーマーケットの麺コーナー。棚に「RICE NOODLES」と書かれたピンクのパッケージや、黒い帯がある透明のパッケージの乾麺、スウェーデン語で「Udon Nudlar(うどん ヌーラ)」と書かれた黄色いパッケージなどが並ぶ。 カップ型の容器のインスタント食品のコーナー。パッケージに「RICE」、「PASTA」などと書かれた商品と並んで、紫のパッケージに「CURRY NOODLES」などと書かれたカップヌードルが置かれている。

テロップ: 都一(みやこいち) 柴内 博之 常務

柴内常務: 日本食(にほんしょく)(の普及)がまだまだだなっていうのと同時にですね、 あの、僅かながらにある、えー、ラーメンとかうどんとか、僅かにあったものが 日本製(にほんせい)ではなく、韓国製だったり中国製だったりしたんですね。その現実を見まして、 ま、使命感ではないですけれども、先に(他国製品が)入っているのはまずいと、いうふうに感じました。

映像説明: 商談会場。都一(みやこいち)のブース内に、紺の法被姿の柴内常務が立っている。机に置かれた麺類の中から、白いパッケージに「ゆでうどん」、「UDON」、「美味しさ長持ち」、「冷蔵不要」などと書かれた1人前入りのうどんを手に取る。 机に置かれた3人前入りのゆでうどんのパッケージには、「三人前」、中国語で「烏冬麺(ウードンミェン)」、「うどん」などのほか、「冷蔵不要」と書かれている。 机に置かれた3食入りの蒸し焼きそばの袋には「焼そば」、「むし麺」、「3食ソース付(さんしょく ソースつき)」などのほか、「冷蔵不要」と書かれている。

ナレーション: 今回、都一(みやこいち)が売り込むのは、添加物を最小限に抑えながらも、常温で、10ヵ月の賞味期限を実現した製品だ。

映像説明: 机の上に置かれた、「冷蔵不要」などの文字がある、白いパッケージの一人前入りのゆでうどん。2つずつ重ねられたゆでうどんの山(やま)が3つあり、うち1つの山のゆでうどんが裏返しになっている。透明のパックの中につややかな白い麺が詰められている。

柴内常務: 常温で日持ちのする…商品ですが。

映像説明: 商談会場。都一(みやこいち)のブースで、紺の法被姿の柴内常務がうどんのパッケージを手に話を続ける。

柴内常務: いい小麦にいい水を使っているので。

映像説明: 都一(みやこいち)のブース。紺の法被姿の柴内常務が、黒いジャケットを着た男性と名刺交換をしながら笑顔で話をしている。 きし麺のような幅の広い麺が入ったパッケージ。クリーム色(いろ)のジャケットから延びた女性の手が、パッケージの麺を指さす。 机の上に置かれた焼きそばやラーメンのパッケージ。さまざまな種類のうどんも並べられている。「たぬき 太うどん」の大きなパッケージには「スープ・揚げ玉付き」、「冷蔵不要」などと書かれている。 机の上に置かれた多くの商品の中から、腕時計をつけた男性の左手が、3食入りの「らーめん」のパッケージを取り上げる。 机の上に置かれた「醤油味 らーめん」などと書かれたパッケージ。ほかに、「1min.! Easy Cooking(ワン ミニット! イージー クッキング)」、「1分間で簡単調理」と書かれている。

ナレーション: ほとんどの家庭が共働きのスウェーデンでは、週末などにまとめ買いをすることが多いという。つまり、長期保存ができる製品は、買い置きのニーズにマッチしている。加えて、調理の簡単さもアピールポイントだ。

映像説明: 都一(みやこいち)のブース。黒いキャップをかぶった男性とクリーム色(いろ)のジャケットを着た女性が、さまざまな商品が置かれた机の前に並んで座っている。クリーム色(いろ)のジャケットを着た女性がメモを取りながら話を聞いている。 クリーム色(いろ)のジャケットを着た女性が熱心に話を聞いている。

ナレーション: 商談会で都一(みやこいち)のブースを訪れたのは、アジアの食品を扱う大手商社のバイヤーだ。

映像説明: 商談会場の一角で、クリーム色(いろ)のジャケットを着た女性が笑顔でインタビューに答える。

テロップ: CT FOOD ホア・トリン 営業部長

ホア・トリン営業部長・英語: 製品には関心がある。 アジアのうどんやラーメンを扱ってきたが、 日本の品質の物も探している。

映像説明: 茶色のトレーに丸いおわん型の容器に入った焼きそばの試食品が6個載せられている。トレーの横には割り箸が置かれている。 丸いおわん型の容器に入ったソースが絡んだ焼きそばには青のりがふりかけてある。 女性3人がフォークを使って試食品の焼きそばを食べている。何度もうなずきながら口を動かす。 お団子頭の女性やチェック柄のシャツを着てパンフレットを抱えた男性、ライトグレーの長そでTシャツを着た男性が、フォークを使って試食品のやきそばを食べている。やきそばの麺を口にして小さくうなずく。

ナレーション: 試食した人からも高い評価を受け、手応えを感じたという柴内常務。販路拡大のポイントをこう話す。

映像説明: 都一(みやこいち)のブースの中で、紺の法被姿の柴内常務がインタビューに答える。 白いうどんに銀色の袋にはいったつゆを注ぎ、湯気の立つうどんを箸でかきまぜる。 都一(みやこいち)のブースで柴内常務が話を続ける。

テロップ: 都一(みやこいち) 柴内 博之 常務

柴内常務: ローカルの方(かた)が買い物に行くような市場(いちば)でも、私たちのうどんを、えー、買うことができる。 えー、それが、あの私たち、が、あの目指しているところ、でして。 現地の人たちに根づいている料理の中に、われわれの麺を使ってくれれば、 それが、私たちの、えー、輸出が成功するポイントだと思っているので…。

映像説明: 人けのない夜の通り。看板に明りの灯る店舗の隣に、大きなガラス窓が並ぶ建物がある。軒に取り付けられたいくつものライトの光が、薄いグレーのカーテンを掛けた窓に反射している。 薄暗いレストランの中。薄いグレーのカーテン越しに差し込む光と、卓上のランプがテーブルをほのかに照らし出す。満席の店内。奥の席では4人の男女がテーブルを囲み、店員がワインを注いでいる。他のテーブル席や、木製のカウンター席でも、人々が話をしたり、グラスを傾けながら食事を楽しんでいる。奥のテーブル席の後ろには赤ワインのボトルが並ぶ棚や、グラスが吊るされたカウンターがある。

テロップ: ICHI

ナレーション: 日本と現地の食材を融合させた新しい発想の料理で、今、人気のレストランがストックホルムにある。

映像説明: ふちの広い青い皿に盛りつけられた一品(ひとしな)。白いカリフラワーの上に野菜を載せ、ピンク色の魚卵(ぎょらん)をこんもりと盛りつけてあり、緑の香草(こうそう)が添えられている。 金串に箱型の食材を2個刺して、金網に載せて焼いている。金網にこすりつけるように串を前後に動かすと、炎が高く上がり、食材が包まれる。 バットの中に緑の葉で巻いた細長い料理が4つ並んでいる。バーナーの炎を当てると表面に焼き目がついていく。

ナレーション: オーナーシェフは日本人(にほんじん)。スウェーデンを中心としたヨーロッパの食材に、和食の技法や味付けを取り入れた料理を出している。

映像説明: 小鉢の中に入った、細かくカットされ、しんなりとした白っぽいイチゴを金属製の細長いヘラで混ぜる。

女性の声: 熟れる(うれる)前のイチゴを塩漬けにして、梅干しと同じようなテクニック。

映像説明: ほの暗いレストラン。縦格子(たてごうし)の間仕切りの前で、黒いTシャツの上に、こげ茶色(こげちゃいろ)のエプロンをつけたボブヘアの女性がインタビューに答える。

テロップ: ICHI 市原 沙織 オーナーシェフ

市原オーナーシェフ: (和食の)発酵テクニックであったりとか、その調味料のよさっていうのにはすごい注目があるんですけど。 麦だったりとか、そういったものに、あのー、こうじを加えて、 オリジナルの物を作ったりとかっていう、そういう広がり方を今はしていて、 で、そういう感じでどんどん広がっていくのかなと思います。

映像説明: 薄いグレーの深さのある丸皿(まるざら)に盛りつけられたサケの切り身。下には細かく切った野菜が敷かれている。絞り出し機を使って、紅色(べにいろ)の切り身の周りに乳白色のソースを添えていく。

ナレーション: サケには、ヨーグルトにこうじを合わせたソース。

映像説明: 銀色のバットに載せられた厚みのある肉。焼き色(やきいろ)がついた表面に、薄茶色(うすちゃいろ)のソースをのばし掛ける。 明るい茶色の陶器の皿に、照りのある肉が盛り付けられている。白い大根の薄切りと緑の野菜のグリルが添えられている。

ナレーション: ラム肉のたれには、昆布(こんぶ)など、和食に用いる食材を使っている。

映像説明: 縦格子(たてごうし)の間仕切りの前で、黒っぽいシャツを着て、ボブヘアの髪を後ろで束ねた市原シェフが、2人の女性客と立ったまま話をしている。ミディアムのウェーブヘアの女性が自分の胸のあたりを指さして話をすると、市原シェフともう一人の女性が白い歯を見せて笑う。

ナレーション: ラム肉のたれには、昆布(こんぶ)など、和食に用いる食材を使っている。和のテイストや、日本産(にほんさん)の食品への評価は高い。

映像説明: ワインのボトルや日本酒(にほんしゅ)の瓶がある棚のそばの席。赤いワンピースを着た女性が身ぶりを交えてインタビューに答える。隣には、グレーのシャツを着た男性が座っている。 白い丸テーブルの上にガラスのデキャンタと透明の液体が入ったグラス、陶器の湯呑が置かれている。デキャンタには赤い液体が入っている。 グレーのシャツを着た男性が、グラスの中の液体を口にして舌鼓を鳴らす。 赤いワンピースを着た女性が店内の方を指さしながら話を続ける。グレーのシャツを着た男性が赤いワンピースを着た女性の方を見たあと、こちらを見て何度も大きくうなずく。

赤いワンピースを着た女性客・英語: ラム肉は変わった味がした。 みそかしら? ストックホルムの酒店には、いい日本酒(にほんしゅ)がないが、 このレストランは、直接仕入れているのでとても良い。

映像説明: 店内の中ほどの席で、黒いワンピースを着た女性客がほほ笑みながらインタビューに答える。

黒いワンピースを着た女性客・英語: 前菜がおいしかった。 感動的な味付けだった。

映像説明: テーブルに置かれた長方形の木の箱。3つに仕切られ、それぞれに前菜が盛り付けられている。 左側にはこげ茶色(こげちゃいろ)の木片が敷かれ、上には茎が束ねられた緑色(みどりいろ)のブロッコリーが載せられている。中央の広い枠の中には円い小さな茶色い石や透き通った白い石が敷き詰められ、その上には、イカシューマイのような白い食材が盛り付けられた、茶色い波型のタルトと、葉で巻いて焦げ目をつけた一品が並んでいる。右側の枠に詰められた乾燥したコーンの上に、小さな銀色のカップが載っている。カップには粒の残るクリーム色(いろ)のコーンスープがなみなみと注がれ、小さなスプーンが添えられている。木箱の前に置かれた陶器の小皿には、抹茶がまぶされた黄色いあられのような粒が載った薄いクリーム色(いろ)のソースが盛られている。

ナレーション: 弁当箱をイメージした器(うつわ)に入った前菜。

映像説明: 茶色い波型のタルト生地に入った前菜。とろみのついた茶色の食材の上に、イカシューマイのような丸くて白い食材が盛り付けられている。

ナレーション: 中央にあるタルトの生地には、煮出したあとの、ほうじ茶の茶葉(ちゃば)を練り込んでいる。

映像説明: ちゅう房の中。調理台には手元を照らすペンダントライトが吊るされている。髪を後ろにまとめ、黒いシャツを着た市原シェフが、左手に持った白い器のなかに、右手に持ったプラスチック製のボトルからソースを手早くふりかけ、てきぱきと作業を続ける。

ナレーション: この店では、こうした食品ロスを減らす取り組みを積極的に行なっている。これも、この店が支持されている理由の一つだ。

映像説明: 市原シェフが、調理台の上にある黒っぽい器の中にプラスチック製のボトルからソースをかけている。黒いシャツを着て、ひげをはやした男性が、調理台の端にかかったタオルで手を拭く。 縦格子(たてごうし)の間仕切りの前で、こげ茶色(こげちゃいろ)のエプロンをつけた市原シェフがインタビューに答える。 レストランの丸テーブルを囲んで食事をする人々。テーブルには長方形の木箱に入った前菜が2つ置かれている。

テロップ: ICHI 市原 沙織 オーナーシェフ

市原オーナーシェフ: 例えば、型抜きしたお野菜の残った部分であったりとか、そういう部分を、できるだけ最後まで使っていこうっていうので。 スウェーデンの社会的にそういう考え方が浸透し始めているので、 私たちも、それが当たり前だと思って、できるようになっていきたい。

映像説明: 中層のビルが建ち並ぶ静かな街。5車線の広い通りに車はほとんど走っていない。停留所には、ライトをつけた赤いバスが停車し、人々が長い横断歩道を渡っている。十字路の角地に建つ、白と黒に塗り分けられた大きな低層の建物。外壁に赤い文字で「MAXI」と書かれている。建物の中から出てきた車が横断歩道の手前で一旦停止し、渡る人を待って走り出す。

テロップ: ICA MAXI(イーカ マキシ)

ナレーション: スウェーデン人のエコに対する意識は、地元の人が、ふだん、買い物に行く店舗でも垣間見える。

映像説明: 天井の高い、広々としたスーパーマーケットの中。山積みになったキュウリのそばを、グレーのダウンジャケットを着て髪を短く刈り上げた男性と、グレーのジャケットを着たショートヘアの女性が歩いていく。髪を短く刈り上げた男性が野菜コーナーを見まわす。

ナレーション: 北欧最大手のスーパーマーケットを視察に訪れたのは、

映像説明: グレーのジャケットから出た右手に持たれた、にんにくの入った細長い白いネット。グレーのジャケットを着たショートヘアの女性が、手に持ったにんにくの入った細長い白いネットをじっくりと見る。 隣に立つ髪を短く刈り上げた男性が、にんにくの入った白いネットを指差して笑顔になる。女性が壁のフックににんにくの入った白いネットを戻す。

ナレーション: 青森で、にんにくなどの野菜を生産している、柏崎青果の柏崎社長。

テロップ: 柏崎青果 柏崎 進一 社長

映像説明: オレンジやレモンが山積みになった棚の前。髪を短く刈り上げた柏崎社長が、リンゴや洋ナシが入ったワゴンの前で足を止める。リンゴを1つ、手に取り、ひっくり返しながらいろいろな面を眺める。

柏崎社長: これなー!

映像説明: 柏崎社長が表面に傷がついた青いリンゴを右手に持っている。左手でワゴンから赤く色づいたリンゴを取り、一度ひっくり返しながら見たあとでワゴンに戻し、また別のリンゴを手にする。すべてのリンゴに傷がついている。ショートヘアの女性が来て、リンゴを指さす。

ショートヘアの女性: これが、ナチュラルでいいのかもしれない。

柏崎社長: すごいなあ。

映像説明: 青いリンゴと赤いリンゴを両手に持つ柏崎社長。比べるように見つめて、小さく笑い声をあげる。

ナレーション: 日本では店頭には並ばないような、見栄えが良くない物も売られていることに目が留まった(とまった)ようだ。

映像説明: にんにくコーナー。灰色のコンテナに、大きさの異なるニンニクが詰められ、いくつも並べられている。ショートヘアの女性が指さす先に、小さなにんにくが入った白いネットが置かれている。

ナレーション: そして、気になるのは、やはりにんにく。

映像説明: 柏崎社長が手に取って見る。1つ1つに、円い形の小さな黒いシールが貼られている。根の部分をゆびさしながら、柏崎社長が話をする。ニンニクには固い根元がついたままになっている。

柏崎社長: (にんにくの)根を削ってないんだね、青森のやつと違って。省力化してる。 そろそろこういうの慣らさなきゃ。

映像説明: 海外の食品が置かれたスーパーマーケットの写真。襟に「有限会社(ゆうげんがいしゃ)柏崎青果」、「青森県おいらせ」の文字が入った法被姿の柏崎社長が、白いポロシャツを着た男性と肩を組んで写っている。ポロシャツを着た男性は、「黒牛蒡茶」と書かれたシルバーのパックを手にしている。2人の後ろには、切り干し大根のパックなどが山積みになっている。

ナレーション: 柏崎青果は10年前から海外の見本市に出展。

映像説明: 商品を並べたブースの写真。「青森の黒にんにく」と書かれたポスターには、真っ黒なニンニクの写真が入っている。隣には、「BLACK GARLIC」、「BLACK GINGER」などと書かれたポスターも貼られている。その下にある台には、黒にんにくなどのパッケージが置かれている。 テーブルに並べられた商品パッケージ。「切り干し大根」、「スライスごぼう」などの乾燥野菜や、「野菜だし」のパックが並んで置かれている。

テロップ: 10年前から海外の見本市(みほんいち)に出展 現在 25ヵ国へ輸出

ナレーション: にんにくを発酵させた黒にんにくの製品や乾燥野菜を25ヵ国へ輸出している。

映像説明: 白くてつややかな、生のにんにく。細い根がたくさん伸びている。隣には、根が取られ、薄茶色(うすちゃいろ)の皮が一部むかれたにんにくが並んで置かれている。中の実は縮んで真っ黒になっている。

ナレーション: 保存料や添加物を加えないナチュラルさが売りの製品は、

映像説明: 別のスーパーマーケットの写真。オレンジやリンゴが並ぶ果物売り場の前に小さなテーブルが置かれ、試食用の黒ニンニクが皿に並べられている。ファーのついたコートを着た女性が黒にんにくを試食し、大きく目を見開いている。襟に「有限会社(ゆうげんがいしゃ)柏崎青果」、「青森県おいらせ」の文字が入った法被姿の柏崎社長が女性の顔を見つめている。

ナレーション: スペインやフランスで、現地のシェフに支持されたことが、市場獲得のきっかけになったという。

映像説明: 地元のバーの前。ダウンジャケットを着て髪を短く刈り上げた柏崎社長とショートヘアの女性がドアを開けて店内に入っていく。 ワインレッドの壁に囲まれた店内。柏崎社長とショートヘアの女性が、グラスの置かれたスタンディングテーブルの前で笑っている。黒い半袖シャツを着て口ひげを生やした男性が、ショートヘアの女性と話をしている。 名刺と「おいらせ黒にんにく」などと書かれた箱を持つ、口ひげを生やした男性の手元。ショートヘアの女性が差し出した紙袋の中に名刺と「おいらせ黒にんにく」と書かれた箱を入れる。

ナレーション: その経験から、ローカルの飲食店への営業を欠かさない柏崎社長。製品を売り込むときに心がけていることがあるという。

映像説明: 商談会の会場。襟に「有限会社(ゆうげんがいしゃ)柏崎青果」、「青森県おいらせ」の文字が入った法被を着て、髪を短く刈った柏崎社長がブースの中でインタビューに答える。

テロップ: 柏崎青果 柏崎 進一 社長

柏崎社長: こっちの習慣が違うじゃないですか。あえて、ほらもう(食べ方は)提案しないで。 素材だけを味みてもらって。 あとはそのー、シェフのインスピレーションですか、やってもらえればいいし。

映像説明: 「青森県産 歯ごたえのある切り干し大根」と書かれたパッケージ。袋の口が開いて(あいて)いる。中には、白くて細長い乾燥した大根が入っている。 黒いトレーに盛られた、皮つきの黒にんにく。薄茶色(うすちゃいろ)の皮がはがれ、黒く光る実が見えているものもある。 「黒にんにくピューレ」と書かれた透明のパウチ商品。中には黒いピューレが入っている。

ナレーション: 現地の人ならではのアイデアにより、新しい食べ方が生み出されることで、その国に日本の食品が根づいていくと考えている。

映像説明: 壁に「F」と書かれたプレートがある柏崎青果のブース。襟に「有限会社(ゆうげんがいしゃ)柏崎青果」、「青森県おいらせ」の文字が入った法被を着た柏崎社長と水玉模様のブラウスを着たショートヘアの女性の前に、商品などが並べられた机を挟み、2人の男性が座っている。薄いブルーのシャツの男性がショートヘアの女性の方を見ながら話しているのを、紺のジャケットを着た男性が隣で静かに聞いている。机を挟んで向かいに座るショートヘアの女性が、薄いブルーのシャツの男性の話を聞きながらうなずいている。柏崎社長はテーブルに置いた紙にメモを取っている。

テロップ: 柏崎青果

映像説明: ショートヘアの女性が隣に座る柏崎社長の方を見ながら、身ぶりを交えて説明をする。

ナレーション: 今回参加した商談会で、柏崎青果のブースを訪れたのは、スウェーデンの商社のバイヤー。

映像説明: 紺のジャケットを着た男性が、袋から切り干し大根を1本取り出す。つまんだ大根を鼻に近づけてから口に入れる。薄いブルーのシャツを着た男性も袋に手を伸ばす。 紺のジャケットを着た男性が、黒にんにくピューレのパウチを膝の上に載せる。ズボンのポケットからスマートホンを取り出して商品の方に向ける。

ナレーション: 彼らが関心を示したのが、切り干し大根とペースト状の黒にんにくだ。

映像説明: 薄いブルーのシャツを着た男性が、切り干し大根を数本まとめて袋から取り出す。口に入れてかみしめて何度もうなずく。 商談会の会場の中で薄いブルーのシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: Kvalitetsfisk(カイサスフィスク) 営業担当 フランク・ベルケンスタム さん

ベルケンスタムさん・英語: (切り干し大根は)風味が豊かでナチュラル。スウェーデンにはないユニークな製品。 スウェーデン市場にぜひ取り入れたい。 サラダにプラスするといいと思う。 それと黒にんにくは、 今、スウェーデンではラーメンがはやりだしたので、 ラーメン店に紹介したい。

映像説明: 商談会の会場。パーティションを取り払った部屋の中で、各社が商品を机の上に展示している。 柏崎青果の机の前で、青いダウンジャケットを着た男性と、水色のワイシャツにグレーのズボンをはいた男性が、小さな紙コップを口につける。

柏崎社長: おいしいでしょ?

映像説明: 2人の男性が柏崎社長の方を見ながら、それぞれうなずく。 柏崎製菓のブース。英語のポスターの前で柏崎社長が話をしている。

ナレーション: 現地のバイヤーから良い感触を得た、柏崎社長。スウェーデン人の食に対する意識に可能性を感じていた。

映像説明: 襟に「有限会社(ゆうげんがいしゃ)柏崎青果」、「青森県おいらせ」の文字が入った法被を着た柏崎社長が、商談会のブースの中でインタビューに答える。

テロップ: 柏崎青果 柏崎 進一 社長

柏崎社長: 今回来てみて、あのー、(スウェーデンは)皆さんすごく健康志向が強いじゃないですか。 ま、私たち、健康っていうのが常に売り物にして、生産もそう、ナチュラルなものを、常に出していますっていう感じがありますけども。 ま、これがですね、皆さんに受け入れてもらえるっていうことは、うちの生産者の立場からしてもすごく、なんての、力強いし、恐らく可能性があるんじゃないかな思って私は見てます。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: 切干大根をそのままサラダに加えるというのは、外国人ならではの発想で、とても新鮮に感じました。日本の食材が、海外で新しいメニューとして生まれ変わり、さらに広まっていくといいですね。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがお辞儀をする。


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