成都市場に見る中国内陸部の可能性

2019年06月27日

中国西部に位置する四川省。中国全体が安定成長に移行するなか、四川省は高成長を維持しており、省都の成都では消費市場が活況だ。目抜き通りには外国ブランドのショップが立ち並び、多くの買い物客でにぎわう。日本の製品や食への関心も高まっており、日系の小売・外食も事業を展開している。今春、回転ずしチェーンが進出したほか、大手スーパーマーケットが現地9店目にして初のモール型店舗をオープン。各社はニーズの急速な変化に対応してサービスの拡充を図る。北京・上海とは一味違った知られざる中国を、内陸部の人口1,600万の大都市・成都で取材した。

(12分57秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。白地に黒いボーダーの七分袖(しちぶそで)シャツに、レモン色(いろ)のスカート姿。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

映像説明: 画面左側に、パンダが笹を持っている写真と、右側に、黒い器(うつわ)に盛り付けられ、白いレンゲが添えられた赤茶色の麻婆豆腐(マーボードウフ)の写真が表示される。

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 中国、四川省といえば、パンダや四川料理が有名ですが、実際に足を運んだことがある人は少ないのではないでしょうか。その四川省に、ここ数年、高成長を遂げる都市があります。「成都」です。 消費市場が活気づくなか、日本食(にほんしょく)や日本製品(にほんせいひん)への関心も高まっているようです。その成都の今を取材しました。

テロップ: 成都市場に見る中国内陸部の可能性

映像説明: 人々や自転車が行き交う幅の広い歩道。両脇には、背の高い街路樹が等間隔で植えられ、ところどころに自転車が置かれている。左手に駐車しているバイクには白のヘルメットをかぶった男性が座り、後部座席に置かれた緑色(みどりいろ)のプラスチックケースによりかかって手元を見ている。その横をベージュのショートパンツ姿の女性と赤いキャップをかぶり、ジーンズをはいた男性が肩を並べて歩いていく。画面中央の水色の四角い枠内に中国の地図のイラスト。北東部の北京、東部の上海、南部の香港は、海に近い場所にあり、四川省は西部に位置し、一帯を緑色(みどりいろ)で示されている。

テロップ: 四川省

ナレーション: 中国の西部に位置している四川省。

映像説明: 見渡す限りビルが立ち並ぶ市街地。同じかたちの建物があちこちに固まって並んで建っている。中には、30階建てほどの高層ビルの区画もある。手前には緑の木々(きぎ)に囲まれた白い建物の前に芝を敷いた巨大なグラウンドがある。

テロップ: 人口 約8,300万

映像説明: 団地のような白っぽい建物が並ぶ一角。建物のあいだから、背の高い街路樹が緑の葉を伸ばしている。

テロップ: 面積は日本の約1.3倍

ナレーション: 人口はおよそ8,300万、面積は日本よりも大きい。

映像説明: 白い霧が立ち込める緑の山に囲まれた、エメラルドグリーンの大きな湖、九寨溝(きゅうさいこう)の写真。湖の底がはっきりと見え、湖面には周りの木々(きぎ)が映っている。

テロップ: 九寨溝(きゅうさいこう)

映像説明: 都江堰(とこうえん)の写真。黄緑色(きみどりいろ)の幅の広い川に、3連の白いアーチ橋が架かっている。橋全体が瓦屋根のついた2階建て(にかいだて)の建物になっており、左端の岸に 建つ、屋根の四隅が反りかえった3階建て(さんかいだて)の城のような建物とつながっている。アーチ橋の奥には、たくさんの橋桁で支えられ、切妻屋根の建物を載せた橋が小さく霞んでいる。

テロップ: 都江堰(とこうえん)

映像説明: 生い茂る笹の前で食事をするパンダの写真。束にした笹の葉が、口の端から飛び出している。 緑豊かな木々(きぎ)に囲まれ、草木で覆われた薄茶色(うすちゃいろ)の崖を背にした、巨大な楽山大仏(らくさんだいぶつ)の上半身の写真。肌は明るいベージュに塗られ、髪や眉、穏やかな目は黒で彩られているが、ところどころ灰色に変色しており、体には苔がついている。

テロップ: 楽山大仏(らくさんだいぶつ)

ナレーション: 世界遺産も数多く点在し、パンダの故郷としても知られており、世界中から多くの観光客が訪れている。

映像説明: グレーと白に塗分けられたビルが十数棟(じゅうすうとう)立ち並ぶ高層ビル群。左手の一番高いビルの脇にはオレンジ色(いろ)のタワークレーンが立っており、途中までガラス窓がはめ込まれている。手前の高架道路は中央分離帯で仕切られており、トラックや乗用車がスピードを出して走っていく。道路脇には、白地に青の文字で「中国電建」「POWER CHINA」などと書かれた看板が掲げられ、その後ろのスペースに背の低いオレンジ色(いろ)のクレーンが2台設置されている。 近代的な建物の前の広場。歩行者にまじって、自転車やスクーターが走っている。周囲の建物の壁には中国語で書かれた大きな看板や巨大なモニターが掲示され、右手の建物の入り口上部には、水色の円の中に「DELL」と書かれたロゴがついている。 高層ビルが立ち並ぶ一角。幹線道路の右手は芝が敷かれ、緑の木々(きぎ)が植えられた広場がある。広場の奥には、てっぺんに円い時計がついた茶色い超高層ビルや、門のような形をしたグレーのビルなど、さまざまな形の高層ビルが数十棟(すうじゅっとう)立ち並ぶ。

テロップ: 中国の経済成長率(2018年) 中国全体 6.6% 上海 6.6% 四川省 8.0% 出所:「中国統計局年鑑」および各地方の統計年鑑

ナレーション: 2018年の中国全体の経済成長率は6.6%と、安定成長期を迎えつつあるが、四川省は8%の高成長を遂げている。

映像説明: ビル街へと続く幹線道路。中央には片側4車線の道路があり、さらに分離帯を挟んで左右に、片側4車線の道路が配置されている。分離帯には背の低い街路樹が植えられているほか、10個ほどの滴型のライトを花の形に3段に並べた背の高い街灯が等間隔に並んでいる。道路の左手は緑の広場。その先は高層ビル群となっている。 画面左下の水色の四角い枠内に中国の地図のイラスト。北東部には北京、東部には上海、南部には香港が、それぞれ海に近い場所に位置し、四川省は西部に位置していて、一帯が緑色(みどりいろ)で示されている。成都は四川省の東部にある都市で、赤い星印で示されている。

テロップ: 成都(せいと) Chengdu(チェンドゥ)

ナレーション: その四川省の中でも急速に発展し、世界の市場から注目されているのが、省都である成都だ。

映像説明: 市街地に、かぶとのような形の大きな屋根を持つ、ガラス張りの外壁の白っぽい建物が建つ。丸みをおびたてっぺんから、翼を上向きに広げた形に屋根が続いている。建物の前には車の往来の激しい道路があり、うっそうと葉をつけた街路樹が並んでいる。 6名ほどの乗客が待つ地下鉄駅のプラットホームに電車が到着する。電車とプラットホームのあいだは、青い線が書かれた透明のパネルで仕切られており、ホームドアの上部に、青で書かれた路線図が設置されている。

ナレーション: 人口は1,600万。四川省の政治と経済の中心地だ。

映像説明: 階段状の田んぼが扇形(おうぎがた)に広がる棚田。奥には、茶色の屋根と白い壁の家が10軒ほど固まって建っている。棚田の周りには木々(きぎ)が茂っている。 山間(やまあい)の集落。緑(みどり)や黄緑、薄い茶色の木々(きぎ)で彩られた山のふもとに、白い壁にグレーや茶色の屋根の家が十数軒建ち並ぶ。

テロップ: 「天府(てんぷ)の国」

ナレーション: 温暖な気候で、昔から農作物(のうさくぶつ)が豊富に収穫されることから「天府(てんぷ)の国」と呼ばれている。

映像説明: 左右を鮮やかな朱色の壁にはさまれた石畳の歩道で、8人ほどの観光客がスマートフォンを見たり、写真を撮ったりしている。2メートルほどの高さの壁は、上部に苔むした瓦が敷き詰められている。壁の左右は竹林となっており、天高く伸びた青竹が葉をつけている。 観光客でにぎわう、屋根のついた門の前。灰色の円い瓦が敷き詰められた屋根の左右の軒下には、人物画が描かれ、 赤い房(ふさ)が下がった伝統的な六角ランタンが吊るされている。柱や壁は赤紫に塗られ、入口上部の看板には、金色の文字で「漢昭烈廟(ハンジャオリエミャオ)」と書かれ、入口右手の縦書きの看板には、「全國(ぜんごく)三國(さんごく)文化研究中心」と書かれている。門の奥には木が植えられており、突き当りには灰色の瓦屋根の建物がある。

ナレーション: 成都はその昔、三国志の「蜀」の都(みやこ)として栄えた。

映像説明: 赤い壁の前に、まばゆく光る金色の衣をまとい、両手を胸の前で組んだ男性の像が置かれている。長い口ひげを胸まで垂らし、頭には青やオレンジの模様に、何本もの金色の房(ふさ)が下がった帽子をかぶっている。 薄暗い部屋を行き交う大勢の観光客。壁際に作られた祠の中はライトアップされ、金色の衣をまとった大きな像が明るく照らし出されている。祠の左右には黄色い房が下がった赤いランタンがたくさん吊り下げられている。

テロップ: 初代皇帝 劉備

ナレーション: 蜀の皇帝、劉備の墓が、成都市内にある。

映像説明: 屋外。5つほどの大きな緑のパラソルの下に、たくさんのテーブルと籐の椅子が並べられ、人々がくつろいでいる。赤いTシャツ姿の男性と黒いTシャツ姿の男性のテーブルの脇で、白いポロシャツの襟元に黒いピンマイクをつけた男性が話をしている。左手でテーブルの方を指し示す。

テロップ: ジェトロ 成都事務所 寺田 俊作

寺田(ジェトロ 成都事務所): ニーハオ。成都事務所の寺田です。 成都市民はこのように、お茶を飲みながら休日の余暇を楽しみます。

映像説明: 雨が降るなか、白と青に塗り分けられた10本ほどのパラソルの下に、それぞれ1台ずつ置かれた白い丸テーブルを囲み、竹でできた椅子に座って、20人ほどの人々が談笑をしている。テーブルにはシルバーのポットとフタ付きの白いカップが並んでいる。 5人のグレーヘアの男性と赤地に白と黒の縦じま模様のワンピースを着た女性が同じテーブルを囲んでいる。1人の男性が黄色い壺のフタを開ける。隣のテーブルでは、老夫婦がスプーンを使って食事をしている。 壁にオレンジ色(いろ)の間接照明がともる広いレストラン。白いテーブルクロスの上にガラスのテーブルトップが置かれ、木製の椅子に座った人々でにぎわっている。

ナレーション: 成都でよく見かけるのは「茶屋」。いわゆる、中国茶を飲む喫茶店だ。週末になると、多くの市民が中国茶を飲む姿を見かけ、のんびりと生活を楽しむ習慣がこの土地に根付いて(ねづいて)いる。

映像説明: 街の夜景。中央に立ち並ぶ高層ビル群と周囲のビルの窓の明かりが、夜空の星のような光を投げかけている。いくつかのビルの最上階で、ライトが赤く点滅している。

テロップ: 宵越しの金(かね)は持たない

ナレーション: また、成都の人は、「宵越しの金(かね)は持たない」と言われ、

映像説明: 大勢の若者で溢れる繁華街の一角。右手には赤と白のストライプの布製の屋根がついた店。プラスチックのカップに入ったオレンジや赤、濃い紫のジュースが並んだカウンターの前で、ピンクのソフトクリームを手にした女性が2人佇んでいる。店の脇には白いシャツを着た男性の写真と黄色いジュースのボトルが描かれたポスターが貼られ、同じデザインの黄色いパラソルが4本設置されている。奥の建物の2階は一面ショーウインドーになっており、ピンクのタンクトップに紫のパンツ姿のマネキンや、オレンジのトップに3段フリルの白のスカートが飾られている。

ナレーション: 消費意欲が高いのも特徴だ。その象徴的な場所がある。

映像説明: 大きなビルに挟まれた幅の広い歩道をたくさんの人々が歩いている。グレーのビルから歩道に向けて突き出した「中国銀行」の看板から、さらに丸い時計が突き出している。グレーのビルの側面には、金色の筆文字で大きく「春熙路(しゅんきろ)」と書かれ、写真の入った3つの正方形のパネルが縦に3枚並べられている。白いポロシャツを着た寺田が、グレーの建物の前で話をしている。

寺田(ジェトロ 成都事務所): 成都市内の中心地、春熙路(しゅんきろ)にやって来ました。

映像説明: 大勢の人で混雑する歩道。道の奥には巨大なモニターが設置され、動画が映し出されている。左手の建物のひさしから、女性の顔写真が入った白い幕が、6枚ほど等間隔で吊り下げられている。道の両脇にはアンティーク調の街灯が並ぶ。柱のてっぺんに小さな角形のランプが1つ置かれ、左右に突き出たアラベスク柄のハンドルの両端に1つずつ吊り下げられている。さらに下にもハンドルがついていて、赤い花の入ったカゴが左右に吊るされている。

寺田(ジェトロ 成都事務所): ここから南北1キロにわたり、歩行者天国が続き、多くの買い物客でにぎわっています。

映像説明: 「中国銀行」の看板のあるグレーのビルの前。対面のベージュの壁の建物は、1階がガラス張りのショーウインドーになっている。入口上部には、左から「CLINIQUE(クリニーク)」と書かれた白の立体看板と、化粧品の瓶の写真が入った看板。右隣りにミディアムヘアの女性と指輪の写真が入った看板、その隣に「MAC」と書かれた電飾(でんしょく)看板が設置されている。

テロップ: 春熙路(しゅんきろ)

映像説明: グレーのビルの側面には、金色の筆文字で大きく「春熙路(しゅんきろ)」と書かれ、3枚の正方形のパネルが並んでいる。右手の壁には、広い壁一面に家や人などが細部まで彫られている。

ナレーション: 成都で最も人があふれ、活気ある繁華街、春熙路(しゅんきろ)。

映像説明: 大勢の人で混雑する歩道。道の奥には巨大なモニターが設置され、動画が映し出されている。 ますます混雑する通りを大勢の若者たちが連れ立って歩いていく。

テロップ: 春熙路(しゅんきろ) 老子道徳経(ろうしどうとくきょう)の詩句 「衆人熙熙(しゅうじんはききとして),…如登春台(はるにだいにのぼるがごとし)…」から名付けられた。

ナレーション: 春熙路(しゅんきろ)という名前は、老子道徳経(ろうしどうとくきょう)の一節、「にぎやかな繁華街で、人々が笑顔で楽しく生活している景色」から名付けられた。

映像説明: ガラス張りの店舗の外観。内部の窓際に黒っぽい縦格子(たてごうし)が設置されており、入口上部に、「EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)」と書かれた白い立体看板が掲げられている。店内に置かれた縦長のモニターには、靴やカバンなどの映像が映し出されている。 道路の脇に建つ大きなグレーのビル。正面入り口と、左手のショーウィンドー、右手のポスターの上に、「Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ フェラガモ)」と書かれた、白いロゴの立体看板が取り付けられている。店の前には幅の広い歩道があり、大勢の人が行き交っている。 近代的な建物に囲まれた広場を人々がのんびりと歩いている。左側の壁には大きなモニターが取り付けられており、足を止めて見つめる人もいる。丸い柱が何本も立っている正面のシルバーの建物には、女性のモデルの写真が入った大きな看板が掲げられている。

ナレーション: 今では欧米のショップや百貨店が立ち並び、多くの買い物客や観光客でにぎわっている。

映像説明: 春熙路(しゅんきろ)で、寺田が若い男女のカップルにインタビューをしている。男性は白いボーダーが入った紺のTシャツ姿で薄いピンクの日傘を持っている。白地に青と黒の柄(がら)が入ったブラウスを着た女性がインタビューに答える。

寺田(ジェトロ 成都事務所)・中国語: ここに来た目的はなんですか?

柄(がら)が入ったブラウスを着た女性・中国語吹き替え: ショッピングよ。プレゼントを選びに来たの。

映像説明: 赤茶色の建物の前を大勢の若者が歩いていく。「B」と書かれた柱の横にエスカレーターがあり、脇には車体部分がエメラルドグリーンの自転車がたくさん並んでいる。 活気のある市街地の道路脇に建つ近代的なビルの前。左端には、ミラーガラスで覆われた高層ビルが建っている。隣には6階ほどの高さの低層の建物があり、1階から3階ぐらいまでは、さまざまなショップが独自のデザインの壁を取り付けていて、画面右から、「Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ フェラガモ)」、「PRADA(プラダ)」、「DOLCE&GABBANA(ドルチェアンドガッバーナ」などと書かれた立体看板を掲げている。ビルの上部は、等間隔に並んだ巨大な4つの箱が建物の前と上部に突き出たデザインとなっている。手前に突き出た箱の1つには、赤の四角形(しかっけい)に白抜きの文字で「UNIQLO」と書かれたロゴが描かれている。エントランスの上の箱には、「IFS」、「国際金融中心」と書かれた立体看板が取り付けられている。

テロップ: 国際金融中心(IFS)

ナレーション: ここに人々の目を引く大きな商業施設がある。最先端をいく、ランドマーク的存在の国際金融中心、IFS。

映像説明: 国際金融中心(IFS)の外観。「UNIQLO」と「IFS」の看板のある巨大な箱のあいだには、大きなパンダが道路に背を向けて壁をよじ登り、屋上に手をかけている。

ナレーション: ビルにしがみついているのは、なんとパンダ。後ろ姿が、なんともかわいい。

映像説明: にぎやかな歩道の真ん中に、大人の膝上くらいの高さの茶色の花壇がいくつか置かれ、濃いピンクや白、赤の花が植えられている。花壇のふちに、4人の男性が腰を掛けて、スマートフォンにむかって話をしたり、腕組みをしたりしている。花壇の横には、水を入れる大きなタンクを後ろの荷台に6個くくりつけたスクーターが駐車されており、男性がシートに座ったまま手元を見ている。 近代的なビルの前に、1階建てから3階建ての伝統的な瓦屋根の建物が並ぶ。通路を挟んで右側の3階建ての建物は、2階の壁の一角に水色のスクリーンを下ろし、「TIFFANY&Co.(ティファニー アンド カンパニー)」と、書かれた白いロゴが掲げられている。左手の2階建ての建物には、「STARBUCKS(スターバックス)」と書かれた電飾(でんしょく)看板が掛かっている。2階には、左右の建物をつなぐ渡り廊下が設置されており、5人ほどの人々が歩いていく。手前の広場には、黄色(きいろ)のラインが入ったグレーの門のようなオブジェが置かれ、にぎやかな人通りのあいだをスケートボードに乗って滑っていく若い男性の姿もある。

テロップ: 太古里(たいくーりー)

ナレーション: こちらは、ブランド街の、太古里(たいくーりー)。ファッションに敏感な若者を中心に人気のエリアだ。

映像説明: 大勢の若者が行き来する瓦屋根の建物のあいだの通路。左右の店舗の壁はショーウィンドーになっており、近代的なショッピングセンターとなっている。壁にはさまざまなブランドの突き出し看板が取り付けてある。 2階建ての角地にある、全面ガラス張りのスターバックスの前。上部の窓には、緑の円に白抜きで王冠をかぶった髪の長い人魚が描かれたロゴが掲げられている。入口横のテラス席には緑のパラソルとテーブル、椅子が並べられている。建物の前の通りを、たくさんの人々が行き来している。

ナレーション: 中国の伝統様式をかたどった建物が建ち並び、流行と伝統がバランス良く溶け合っている。

映像説明: 高層ビルが立ち並ぶ市街地の小さな広場。円形の2段の植え込みに囲まれて座る4つのパンダの像を背景に、紺の文字で「成都市(せいとし)の労働者の年(ねん)平均賃金」と題された折れ線グラフが表示される。縦軸は0元から7万元の金額が1万元刻みで示されており、横軸は2010年から2017年までの年が示されている。2010年に30,515元だった平均賃金は、その後右肩上がりに上昇し、2017年には65,098元となっている。(出所:「成都統計年鑑2018」) 2階建ての瓦屋根の建物が並ぶ広場。大きなパラソルがいくつも置かれ、さまざまな商品が並べられている。

ナレーション: 成都市(せいとし)の都市部賃金は2010年から2017年にかけて2倍以上に増加した。

映像説明: 屋内にある、「SONY」の店舗の前。入口上部のグレーの壁に、「SONY」と書かれた電飾(でんしょく)看板が設置されている。青を基調とした店内に、「PS4(ピーエスフォー)」のロゴがあるたモニターが置かれている。 たこ焼き店の店頭。透明のパネルの向こうには、32個の円い穴を開けた鉄製のたこ焼き器が置かれ、緑色(みどりいろ)のネギの入った白っぽい生地が注がれていて、ブルブルと振動している。オレンジのエプロン姿の人物が細長い棒を使って、生地のフチから次々とひっくり返すと、丸いたこ焼きが現れる。となりには焼きあがった今川焼が置かれている。その前あるパネルには、中国語で書かれたボードが立てかけられ、今川焼(いまがわやき)の写真の下に「5元」と書かれている。

ナレーション: 賃金の上昇とともに、購買力も高まり、日本製品(にほんせいひん)や日本食(にほんしょく)のニーズが高まっている。

映像説明: 白いポロシャツ姿の寺田が、春熙路(しゅんきろ)の通りで、ストライプのシャツを着た女性と黒いVネックのシャツを着た女性の2人組(ふたりぐみ)と話をしている。 ストライプのシャツを着た女性が、頬に手を当てながらインタビューに答える。 黒いVネックのシャツを着た女性が、笑みを浮かべながら話をしているストライプのシャツを着た女性の方をチラリと見て、ショルダーバッグのひもを肩にかけなおす。

寺田(ジェトロ 成都事務所)・中国語: 日本製品(にほんせいひん)を購入したことはあリますか?

ストライプのシャツを着た女性・中国語吹き替え: 化粧品が高品質で好きです。 アジア人の肌にフィットしていると思います。

映像説明: 白地に青と黒の柄(がら)が入ったブラウスを着た女性がインタビューに答える。 隣に立つ白いボーダーが入った紺のTシャツ姿でピンクの傘を持った男性が続けてインタビューに答える。

寺田・中国語: 日本食(にほんしょく)は好きですか?

柄(がら)が入ったブラウスを着た女性・中国語吹き替え: すしが好きです。

白いボーダーが入った紺のTシャツを着た男性・中国語吹き替え: 僕はラーメンが好きです。

映像説明: 黄色(きいろ)のラインが入った門のようなグレーのオブジェが置かれ、大勢の人々でにぎわう太古里(たいくーりー)の歩道を背景に、紺の文字で「日本食(にほんしょく)レストラン店舗数」と題された水色の棒グラフが表示される。縦軸は0から1,500までの店舗の数を500刻みで示し、横軸は2013年から2018年までを示している。2013年に219だった店舗の数が右肩上がりに増加して、2018年には1,461店となっている。これは2013年の6.7倍の数である。(JETRO(ジェトロ)調べ)

ナレーション: ジェトロが行なった調査では、成都にある日本食(にほんしょく)レストランの数は2013年の219店から2018年には1,461店まで増加した。

映像説明: がってん寿司の前。入口上部の壁には、「美食回転寿司 合点寿司(がってんずし)」と書かれた白い立体文字が取り付けられ、黒い壁の前には観葉植物が飾られている。壁には、中国語と英語で「Salmon(サーモン)」と書かれた、写真入りの縦長の看板が吊るされており、右端には、中国語で書かれた手書きの黒板が立てかけられている。左手の赤い格子の向こうに、カウンターに座る2人の客と、奥に立つ寿司職人の姿が見える。

テロップ: がってん寿司 成都店

ナレーション: こちらは、今年4月にオープンした「がってん寿司」。

映像説明: 店内。赤い襟のついた白い法被に黒いショートエプロンをつけ、まとめた髪の上に小さな赤い鉢巻を載せた女性スタッフと、黒いシャツに黒いショートエプロンをつけた女性スタッフが、へそのあたりで手を重ね、笑顔でレジの前に立っている。黒いシャツの女性が手を広げて中国語で挨拶する。カウンターの中には白の和帽子に調理用白衣(はくい)、前掛けをつけ、口元を透明のマスクで覆った、6人のすし職人の男性たち。掛け声とともに全員で、ガッツポーズをした右腕に左手を置くポーズを取り、次に両手をあげ、最後に両手を前に重ねてお辞儀をする。

従業員全員・中国語と日本語: みんな準備はいいですか! ようこそ、いらっしゃいませ!

映像説明: 広々とした朱色の壁の店内に据えられた大きな四角いカウンターの周りをすしの皿を載せたレーンがゆっくりと動いている。5人のすし職人の男性がカウンターの中ですしを握っている。

ナレーション: 上海を中心に、中国に10店舗(じゅってんぽ)を展開するすしチェーンだ。

映像説明: 白い調理用白衣(はくい)に和帽子をかぶったグレーヘアの男性が、濃い紫の背もたれで区切られた奥のテーブル席に女性客を2人案内する。赤い襟の法被を着た女性スタッフが後ろに続く。法被の背中には、力こぶを見せる男性のイラストが描かれている。

ナレーション: 成都では初の店舗となる。成都の印象について聞いた。

映像説明: 店内の木の看板が掲げられた壁の前で、白い調理用白衣(はくい)の襟元に黒いピンマイクを付けたグレーヘアの男性がインタビューに答える。木の看板には、「感謝してもしきれない、うちのようなお店がいっぱいあるのに、お客様はうちのお店を選んでくれた。車にのって、自転車にのって、歩いてわざわざ来てくださった」と彫られている。 カウンターの中で、5人のすし職人の男性が集まり、真剣な顔で話をしている。右端の男性が動かす包丁を全員が見つめる。 木の看板が掲げられた壁の前で、グレーヘアの男性が笑顔を交えて話を続ける。

テロップ: 上海合点寿司(がってんずし)餐飲管理有限公司 倉地 厚(くらち あつし) 董事長(とうじちょう)

倉地董事長(とうじちょう): ま、成都の方(かた)、非常に日本(にほん)に行かれる方(かた)も多いですし。えー、日本(にほん)について、非常に興味がある方(かた)も多いと思いますね。 ま、成都の人たち、四川省の人たち、非常に優しい。 非常にあのー、接していてストレスがない。温かみを感じる。 従業員も、えー、本当に、あのー素直で、えー、一生懸命働いてくれます。

映像説明: すし職人の男性の1人が銀色の大きな鮭を両手で持って、カウンターに座る客に見せながら笑顔で歩く。ほかのすし職人の男性たちは掛け声をかけたり、手拍子を取ったりしている。 すし職人の男性の1人が、鮮やかな包丁さばきで鮭を切り分け、切り身にしていく。

ナレーション: 日本の店舗スタイルと同じように、厳選された素材の調理を店内で行い、目の前でさばき、新鮮な状態で提供している。

映像説明: カウンター脇のテーブル席に、眼鏡をかけ、紺のTシャツを着た男性とグレーのポロシャツの男性、ピンクのシャツを着た女の子と、ピンクの髪飾りを付けた幼い女の子が座っている。テーブルには、お皿が数枚積み重ねられ、子供用のプラスチックのコップやお椀が用意されている。席の傍らには、黒や青、赤、白などの色のついた丸いボタンがついている。紺のTシャツを着た男性がインタビューに答える。

眼鏡をかけ、紺のTシャツを着た男性・中国語吹き替え: 初めて来ました。 すしが大好きです。 特に、マグロとサーモンが好きです。

映像説明: 大人4人に幼い男の子が食事をしているテーブル席に、銀色の鮭を両手で持ったすし職人の男性が近づいていく。水色のネクタイを付けた幼い男の子が椅子の上に立ち、口をぽかんと開けて鮭を見つめる。隣で男の子の体を支える黒いトップスを着た女性が笑顔を見せる。 通路で、水色のネクタイ姿の男の子が、緑のポロシャツを着た男性に抱きかかえ(だきかかえ)られ、幼い女の子が紺のポロシャツを着た男性に抱きかかえられ(だきかかえ)ている。水色のネクタイを付けた男の子が、すし職人の男性が手に持った鮭の頭にそっと触れ、すかさず手を離してにっこり笑う。大人たちも笑顔をみせている。

ナレーション: がってん寿司は、日本の食文化を通して、成都の人たちを笑顔にしている。

映像説明: 薄いグレーのブロックで覆われた建物の入口の前で、白いポロシャツ姿の寺田が話をしている。ガラスのドアの上に突き出た短いひさしの上に、青い文字で「ISETAN」と書かれ、「I」の字の上部に黄色い円がデザインされたロゴの立体看板が掲げられている。ひさしの下の壁には青い文字で「伊勢丹百貨」と書かれた立体看板が取り付けられている。大勢の人々が行き交う入口横のショーウインドーには、円の中にアルファベットのCを2つ組み合わせたシャネルのロゴが掲げられている。入口正面の店内には、化粧が施されたさまざまな目の写真が入ったパネルが貼られている。

寺田v: 人気なのは日本食だけではありません。

映像説明: 薄いグレーの建物の外観。右側の面には、上部に伊勢丹のロゴの立体看板が取り付けられている。すぐ下には、バスケットボールのコートで、白いミニスカートに赤や青のタンクトップを着た5人の女性がポーズを決めている写真と、アルファベットで「DOK」と書かれた巨大な横長のパネルが取り付けられている。右隣りには、青いノースリーブ姿の女性が、白いスマートフォンのようなものを右手で持ち、左肩あたりに持っている写真と、「vivo(ビボ)」、「X27」などと書かれた縦長の巨大なパネルが取り付けられている。 左側の面の端からは、伊勢丹の青いロゴと漢字の「伊勢丹百貨」の文字が入った縦長の突き出し看板が取り付けられている。1階部分は外回廊が作られており、角(かど)の面の奥まったところに入口がある。

寺田(ジェトロ 成都事務所): こちらは日本でもおなじみ、「伊勢丹」です。

映像説明: 伊勢丹の入口前で寺田が話しを続ける。

寺田(ジェトロ 成都事務所): アパレル、化粧品、食品等、幅広い商品を揃え、地元の人たちから支持されています。

映像説明: 屋内の衣料品売り場。中央の広い通路を小さな子供の手を引いた家族連れが歩いていく。天井からは、水色や紫、緑の葉と白いちょうのイラストに中国語が書かれた青いポスターが等間隔に吊り下げられている。通路と店舗の境目あたりには、若い男性向けの服を着たマネキンが立ち並び、左手前の店頭には、青やベージュのボトムスや、赤や黄色、青など、さまざまな色のTシャツなどが整然と陳列されている。 白や黒を基調としたTシャツや3本のラインの入ったシューズなどのスポーツウエアが並ぶ店。右手の太いコンクリートの柱には、ピンクのTシャツを着て黒のショートパンツと黒のランニングシューズをはいた女性が膝を曲げた右脚を持ちあげているポスターが貼られている。左手の柱には、3本の太い線を山の形にデザインし、その下に「adidas(アディダス)」と書かれたロゴの立体看板が掲げられ、ライトアップされている。すぐ脇のラックには同じロゴの入ったTシャツが並べられている。

テロップ: 成都伊勢丹

映像説明: レディースファッションの店。中央に作られた茶色の壁には、「less」と書かれた白の電飾(でんしょく)看板が掲げられており、白いノースリーブのワンピースを着た胴体だけのマネキンが飾られている。壁に取り付けられた飾り棚には赤い花や、靴、白いハンドバック、写真などが飾り付けられている。左右にあるハンガーラックには、黄緑(きみどり)や、青と黒と白の柄物のワンピースなどが陳列されている。店頭には黒い襟付きのシャツに黒いパンツ姿の女性店員が手を前に重ねて立っている。 化粧品のフロアにある、入口近くのブース。中央に真っ赤な口紅を塗った女性の顔のパネルやモニターを取り付けた太い柱を設置し、天井部分には、「SHISEIDO(シセイドウ) GINZA TOKYO」と書かれた赤い枠を取り付けて、たくさんのダウンライトを吊り下げている。柱の周囲には、鏡と化粧品を並べたカウンターが配置され、数人の女性が商品を見ている。

ナレーション: 伊勢丹が成都にオープンしたのは2007年。日本の店舗と変わらない品ぞろえで、接客も日本(にほん)スタイルで行なっている。

映像説明: 木目調とベージュを組み合わせた壁の部屋で、茶色のソファーに座った紺色のジャケットとネクタイ姿の男性がインタビューに答える。傍らのサイドボードには、白い小さな花をつけた胡蝶らんと、「端午」と書かれた小さなボードが飾られている。

テロップ: 成都伊勢丹百貨店 食品部 片桐 健治 部長

片桐部長: 街に歩いているお客様もですね、ま、非常に1年追うごとに、どんどんどんどん、あのー、オシャレになったりですとか。 ま、非常に環境が変わっているなっていうふうに感じますので。ま、伊勢丹としてもあのー、そういった日々、あのー、本当にスピード感をもって 新しい商品だとか、ま、サービスってものを提供するように、えー、心がけています。

映像説明: ジュエリー売り場。たくさんの指輪やネックレスが陳列されたカウンター型のショーケースの前に、背もたれにピンクのリボンをかけた小さな椅子が置かれている。カウンターの内側には、黒とグレーの幾何学模様の制服を着た2人の女性スタッフが作業をしている。 「周大福(ちょうたいふっく)」「CHOW TAI FOOK(チョウ タイ フック)」と書かれた電飾(でんしょく)看板が掲げられた柱の脇で、4人の女性客が話をしている。 奥にはジュエリーの写真の入ったパネルが掲げられ、白い帽子と黄色い上着姿の女性と、黒いシャツを着た男性が、女性スタッフと話をしている。 紺色のジャケットとネクタイ姿の片桐部長が、壁際の茶色のソファーに座って身振りを交えながら話を続ける。

ナレーション: 伊勢丹では、成都でのビジネス形態を進化させているのだという。

映像説明: 木目調とベージュを組み合わせた壁の部屋で、片桐部長インタビューに答える。

片桐部長: もともと、紙の広告を結構、えー、刷っていたんですけれども、ま、そういうものを一切やめて。 全部電子化をしてですね、中国でワイマイって言われる、ま、デリバリーのサービスってのが非常に進んでおりますので、 ま、そういうデリバリー会社と連携をして、あのー、出前のサービス飲食店さんと、ま、連携して進めていくだとか。 ま、そういった新しいサービスだとか商品ってのも、非常に力を入れてやっております。

映像説明: こんもりと緑色(みどりいろ)の葉をつけた木々(きぎ)が植えられた敷地に、空に向かってそびえ立つ窓の多い高層の建物。

ナレーション: 成都市内のある家庭を訪れた。

映像説明: 建物内の茶色のドアの前。ドアには漢字の「福(ふく)」の字が書かれた赤い菱形の布が貼られ、左右には金色の中国語が書かれた赤い布が貼られている。 ドアを開けて室内に入っていく。玄関にはカバンや帽子がかけられたラックや青い花が飾られた棚がある。壁にはひまわりの絵。 左手の方に入っていくと、シャンデリアが2つ下がった、白を基調とした広いリビング・ダイニングになっている。手前の黄色いダイニングテーブルの横で、茶色の長い髪に白いポロシャツ、黒のジャンパースカートを着た女性が、右手を振って出迎える。

テロップ: 汪 婷婷(ワン ティンティン) さん

映像説明: 奥のリビングには、左側にグレーのL字型のソファー、その前にオレンジの波線(なみせん)模様と青の星が描かれたテーブルクロスが掛かったローテーブルが置いてある。赤いワンピース姿の女性と、おかっぱの髪で、オレンジの吊りスカートの絵が描かれた白いシャツを着た女の子が、グレーのソファーから立ちあがり、笑顔で手を振って出迎える。ローテーブルには食べ物が入った箱が置かれ、女の子は食べ物を口に入れている。ワンさんが女の子に話しかける。赤いワンピース姿の女性が、テーブルの上からビニール袋に入った細長いお菓子を手に取ると、それをおかっぱの髪の女の子が受け取る。

ナレーション: 迎えてくれたのはワンさん。夫婦共働きで五人家族。ワンさんは銀行に勤めている。娘さんとお母さんが迎えてくれた。

映像説明: グレーの冷蔵庫脇のダイニングテーブルの前で、ワンさんが、並べられた料理を指しながら話をしている。

ナレーション: ワンさんに、購入した日本食材(にほんしょくざい)を使った料理を紹介してもらった。

映像説明: テーブルに並んだ6種類の料理。白い皿に盛られた赤い麻婆豆腐(マーボードウフ)の皿には、上から芽ネギが散らしてある。 左端には黄色(きいろ)と紫色に染められたご飯が、皿から溢れんばかりに盛られている。隣には、ぎっしり盛り付けられたチャーシューの大皿が置かれている。中央にはズッキーニのような緑の野菜に詰め物をし、クコの実を散らした一品と、麻婆豆腐(マーボードウフ)。右端には大きなどんぶりに入った具材の多いスープのような料理と、パックに入ったお寿司が並ぶ。 赤いワンピースを着たお母さんとワンさんがダイニングテーブルに座って、大皿の料理を食べている。

ワンさん・中国語吹き替え: これは我が家、特製の麻婆豆腐(マーボードウフ)です。日本のカレー、豆腐、しょうゆを入れています。 また、トマトも入れているところが オリジナルな点です。

映像説明: リビングのグレーのソファーに、赤いワンピースを着たお母さんと茶色の髪のワンさんが並んで座っている。ワンさんの傍らにはおかっぱの髪の女の子が座ってお菓子を食べている。ワンさんが笑顔でインタビューに答える。

ナレーション: 日本の食材は、近くのイトーヨーカドーへ、よく買いに行くという。

テロップ: 汪 婷婷(ワン ティンティン) さん

ワンさん・中国語吹き替え: (イトーヨーカドーには)朝ごはんや子供のお菓子、調味料、わさび、ゴマ、しょうゆ、麺をよく買います。

映像説明: ベージュのタイルで覆われた建物の外観。外壁には中国語で「伊藤洋華堂(イトーヨーカドー)」、「Ito Yokado(イトー ヨーカドー)」と書かれた赤い立体看板が取り付けられている。看板の下の大きなパネルには、化粧品や靴の広告が並んで掲示されている。最上階は窓が開いており、柵には緑のつたが伸び、葉をつけている。 1階のエントランス。ガラスのドアの上には、「Ito Yokado(イトーヨーカドー)」と書かれた赤い立体看板が掲げられている。入口から突き出たひさしを支える2本の柱のうち、右側には丸い時計が、左側には四角い突き出し看板が掛けられ、水色と赤に塗り分けられた背景に白いハトがデザインされたマークが描かれている。

テロップ: 成都イトーヨーカドー 双楠店(そうなんてん)

ナレーション: ワンさんが日本食材(にほんしょくざい)を買いに行くのが、こちら、スーパーマーケットのイトーヨーカドー。 イトーヨーカドーは初の海外店舗を、ここ、成都に出店した。

映像説明: 店内の日用品(にちようひん)売り場。棚には日本製のシャンプーのボトルがずらりと陳列されている。白いシャツに紺のストライプのネクタイ、眼鏡姿の男性従業員が、シャンプーを手に話をしている。 食品売り場。スライド式のフタのついた透明のケースがいくつも並べられ、網の上に肉や魚、野菜のフライや天ぷらが載せられている。フタのついたケースの前には、プラスチックのパックに1つ1つ包装された揚げ物が3列に並べられている。 四角い発泡スチロールの器に盛りつけられた魚の炒めものには、唐辛子の入った赤黒いソースがかかっている。 大きな丸い桶に山積みになったロブスター。殻が割られて、中に詰まった白い身がのぞいている。

ナレーション: 1997年にオープンして以来、四川省に9店舗を展開している。高い品質とサービスで、地元の人から信頼されるブランドを作り上げた。

映像説明: すし売り場の前で、白いシャツに白いジャケット姿の女性客が笑顔でインタビューに答える。 女性の後ろの売り場には水槽が並び、魚が泳いでいる。 白いジャケット姿の女性客が、太巻き(ふとまき)が3切れ入ったパックを手にしている。

白いジャケット姿の女性客・中国語吹き替え: ほぼ毎日、ここ(イトーヨーカドー)に来て食材を買います。 食品が安全で、とてもおいしいと思います。

映像説明: 観葉植物が置かれた部屋。白い半そでシャツにベージュのベストを着た女性スタッフが、グレーの椅子に腰掛けて、笑顔でインタビューに答える。傍らには金色の細長いボトルのようなオブジェが置かれている。 店内の食品売り場。さまざまな瓶や紙のパッケージが並ぶ陳列棚の前で、ベージュのベストを着た陳(チン)店長が反対側にある7段の棚を手で示す。招き猫や富士山(ふじさん)の絵が描かれた縦長の青いボードが、等間隔で5つ取り付けられており、白抜きで「日本商品(にほんしょうひん)」と書かれている。棚にはうどんやそばなど様々な食材が並び、白いジャンパーを着た女性客が商品を見ている。 ベージュのベストを着た女性スタッフが、青果売り場の棚の前でスマートフォンを操作している。棚にはブルーベリーのパックが並ぶ。

テロップ: 成都イトーヨーカドー 双楠店(そうなんてん) 陳 雨(チン ユ) 店長

陳(チン)店長・中国語吹き替え: 成都の消費購買力の向上と国際化の動きは速いです。 成都の店舗では、市民のニーズの多様化に対応していきたいと思います。

映像説明: 青果売り場の棚の前で、ベージュのベストを着た陳(チン)店長がブルーベリーのパックを手に、寺田と話をしている。 陳(チン)店長が、ブルーベリーが並ぶ陳列棚を手で示す。 食材のレシピやQRコードが貼られたボード。 すし売り場のケースの中。きゅうりや卵焼きが入った太巻き(ふとまき)などが、パックに詰められてたくさん並んでいる。

ナレーション: 「食」の安全・安心への関心が高まるなか、イトーヨーカドーではこうした中国内陸部においても、日本の品質や鮮度管理のノウハウを活かして信頼を得ている。

映像説明: 近代的な白いビル。透明の壁で覆われたエントランスのひさしの部分には、水色と赤に塗り分けられた正方形に白いハトをデザインしたマークと、中国語で「伊藤広場」、英語で「Ito Plaza」と書かれた赤い立体看板が掲げられている。

テロップ: 伊藤広場

ナレーション: そのイトーヨーカドーが、四川省初のモール型店舗、「伊藤広場」を成都にオープンした。

映像説明: 屋内の映画館の前。切妻屋根のデザインの建物の入り口の上部には、中国語で「万達影城」、英語で「WANDA CINEMA」、「IMAX」と書かれた電飾(でんしょく)看板が取り付けられている。薄暗い内部には9枚のパネルが並び、商品の説明が映し出されている。天井にはオレンジの照明が6個ぶら下がり、ジュースが入ったケースが青い光を放っている。 大きな木製の棚とたくさんのイーゼル、小さな木の椅子が置かれた店。木目の浮き出た棚は、後ろの白い壁がライトで照らされており、水色や黄色(きいろ)のファイルのようなものや、羊やトナカイなどの小さな動物の置物、額に入った小さな絵、カラフルなガラスのボトルなどが飾られている。床に置かれたイーゼルには、雪の中の鹿、夜の風景、アニメ調の目の大きな女の子のキャラクターや、オーバーオールのズボンをはいたミニオンズのキャラクターなどが描かれた紙やキャンパスが8個ほど置かれ、周囲には小さな木の椅子が10数個置かれている。 青い壁とオレンジの壁に囲まれた遊戯スペース。青い壁には世界地図やほかの部屋を映し出すモニター、たくさんの額が飾られている。天井からは水色や紫、オレンジなど、さまざまな色の小さな気球が、綿雲と一緒に吊り下げられている。 黄色い床には、円形の青い敷物が敷かれ、プラスチック製の大きな緑の屋根のついた家、子供が乗れる大きさの赤い木馬、赤いテーブルなどが置かれている。部屋の隅には、柔らかな素材でできた黄緑のトンネルや、ぬいぐるみなどのおもちゃが置かれている。 クッション性の高い黄色い素材で囲まれ、青いじゅうたんが敷かれた別の遊戯スペース。中央に設置された大きなスクリーンの左にはスクリーンの後ろに続く黄色い階段があり、右側からは青い滑り台がのびている。青いじゅうたんが敷かれた床には、象やアザラシなどの動物をかたどった、赤や青、緑などの色鮮やかなロッキングチェアが置かれている。白いトップスを着た女性が、ベビーカーを押して、遊戯スペースの奥の通路を歩いていく。

テロップ: 四川省初のモール型店舗

映像説明: 建物の吹き抜け部分。正面には最上階まで続くエレベーターが背面を見せており、2階部分に巨大なスクリーンが設置され、茶色いトラの子のアニメが映し出されている。1階中央のフロアにはカラフルな花柄のテーブルや、青と黄色のチェック柄のテーブルが置かれ、エレベーターの前には白いカウンターと小さなステージが設けられている。 吹き抜け部分の左脇にはエスカレーターがあり、各フロアには、吹き抜けを中心に円を描くように通路が設けられている。建物の最上階の天井近くの壁には、巨大な錦絵が何枚も飾られている。

ナレーション: 店内には、映画館や子ども向けの学習教室、アミューズメント施設が設けられているほか、回遊しやすい空間設計により、滞在型消費を意識したつくりになっている。

映像説明: モールの中。白いシャツにベージュのネクタイをつけ、眼鏡をかけた男性が、フードマーケット前のエスカレーター脇を寺田と並んで歩きながら話をしている。

ナレーション: 従来のスーパーマーケットの形態ではなく、モール型施設をオープンした理由を教えてくれた。

映像説明: パリのエッフェル塔、万里の長城、富士山と桜と五重塔といった名所のポスターが飾られた室内。白いシャツにベージュのネクタイをつけ、眼鏡をかけた男性が、グレーのクッションが並べられた黒いソファーに腰掛けて、インタビューに答える。 白いシャツにベージュのネクタイをつけ、眼鏡をかけた鐘(ジョン)支配人と寺田が、フードコートのエリアを歩いている。細い通路の左右に、たくさんの飲食店のカウンターが並ぶ。 ポスターが飾られた室内で、鐘(ジョン)支配人が話を続ける。木のテーブルや椅子が置かれた飲食スペース。低い木製のテーブルの上に四角い穴がいくつか開けられており、中に置かれた椅子に、オレンジの前掛けをつけた幼い子どもたちが座っている。手前の子どもの前には、花柄の青いシャツを着た女性が座り、ティッシュペーパーで子どもの口元を拭いている。隣の四角い穴にも子どもが座り、白地に青のストライプのシャツを着た女性が白いお椀を手に笑顔を見せている。 女性たちの後ろには、紺色のシャツを着た男性が立って、その様子を見ている。 ポスターが飾られた室内で、鐘(ジョン)支配人が話を続ける。

テロップ: 伊藤広場 鐘 慶(ジョン チン) 支配人

鐘(ジョン)支配人・中国語吹き替え: 成都市(せいとし)は、市内の東側を発展させる計画を進めていました。 もともとは、そこにマンガやアニメの文化的なエリアをつくる予定でした。 それと同時に市外からも若い人たちが成都に移住して暮らすようになりました。 若い世代は生活を豊かにしたいというニーズが高いので、 彼らのニーズに合う体験型の消費ができる施設を作ろうと思いました。

映像説明: 木目調のテーブルを囲み、食事をする5人の家族。テーブルにはペットボトルに水筒、皿が置かれ、3人の女の子と父母が食事をしている。 飲食スペース。背の低い子ども用のテーブルと小さな木目調の椅子が用意されている。天井からはタンポポの綿毛のような、丸くて白い照明が吊り下げられている。壁ぎわには、家の形のフレームの中に椅子とテーブルが置かれ、大勢の人が食事をしている。

ナレーション: オープン以来、若い世代から、家族連れまで、幅広い層に支持され、人気店舗になった。

映像説明: 多くの人が行き交う近代的な建物の前を背景に、イトーヨーカドーの広告が表示される。上半分が商品広告になっていて、左上に中国語のイトーヨーカドーのロゴマーク、その右には、日本語で「メイクと皮脂をすっきり浄化」と書かれ、その下には中国語の説明がある。いちばん右には「FANCL(ファンケル)」と書かれた水色、白、ピンクのボトルが水しぶきとともに写っている写真。下半分には、オレンジ、青、緑の正方形のそれぞれにハトが描かれたマークと、水色と赤で塗り分けられた背景にハトが描かれたイトーヨーカドーのマークが並んでいる。この広告にかぶさるように、中国語で書かれた、カラフルなモバイルサイトの画面が表示される。ライチやロブスターの写真、ビールの瓶やジョッキの写真が並んでいる。

ナレーション: イトーヨーカドーでは、越境EC事業も展開している。

映像説明: 伝統的な瓦屋根の建物が並ぶ路地。1階は店舗になっており、2階からは六角形の白いちょうちんがぶら下がっている。大勢の人々でにぎわう通りの先には、うっそうとした緑が広がっている。

テロップ: 越境ECで日本製品を購入した経験がある 63% ジェトロ調べ

ナレーション: 越境ECでも成都の購買力は高く、成都市民の63%が、日本製品(にほんせいひん)を購入したことがあると答えている。

映像説明: 大きな窓のある部屋。窓の外には高層ビルが建ち並ぶ。窓と観葉植物を背景に黒いジャケットに黄色(きいろ)のネクタイをつけた男性がインタビューに答える。

テロップ: 成都伊藤洋華堂(イトーヨーカドー)電子商務有限公司 西尾 武倫(にしお たけのり) 総監

西尾総監: 弊社の越境ECサイトでは、食品から日用品まで、幅広く販売しております。 なかでも、ベビーマタニティー関連や化粧品などの商品が、大変よく売れております。

映像説明: 高層ビル街の夜景を背景に、2つのモバイルサイトの画面が重なりあって表示される。「大麦若葉」や「ビスコ」、「蒟蒻ゼリー」など、日本で流通している健康食品や菓子、クッキーなどのパッケージ写真の下に、中国語で説明が書かれ、価格とカートのアイコンが表示される。

テロップ: JAPAN MALL事業 海外ECサイトを通じた日本商品の販売を支援するプロジェクト

ナレーション: 同社は、ジェトロが行なっている「JAPAN MALL事業」の活用を検討し、取り扱う日本製品(にほんせいひん)を拡充。現地のニーズの広がりに応えていく方針だ

映像説明: 明かりがともる夜の市街地。幹線道路の脇の歩道に立つ寺田が話をしている。街路樹の横の道路はライトをつけて走る車で渋滞している。

寺田(ジェトロ 成都事務所): いかがだったでしょうか。今後も見込める高成長と消費購買力の高さから、成都市(せいとし)の市場は、今後の日本企業(にほんきぎょう)のビジネスの展開先として、着々と関心が集まっています。

映像説明: 高層ビル街の夜景。細い噴水が何本もあがっているところに青い光が反射し、波のような動きを見せている。先端が塔のような形に光るビルが、夜空に青く映し出されている。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: 中国ビジネスは、北京や上海など、沿岸部の大都市だけを見て考えるのではなく、内陸部にも目を向けることで、さらにチャンスは広がる、そういうことを改めて感じました。番組では引き続き、中国ビジネスの可能性について、さまざまな角度から見ていきたいと思います。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがお辞儀をする。


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