発掘! おいしいアフリカ

2019年06月06日

アイスクリームや菓子の香料でおなじみのバニラビーンズ。実は、その多くがマダガスカル産だ。しかし、アフリカは、知られざる食材の宝庫でもある。その一つが、マルーラ。ビタミンCとミネラルが豊富なユニークな果実で、ジャムなどに加工される。また、カカオ豆から作られるカカオニブは、料理の材料として使われるほか、そのまま洋酒などのつまみとして食べるのがお勧めという。スーパーフードへの関心の高まりのなか、日本市場を狙うアフリカの企業、そして、新たな食品を発掘しようとする日本企業を、アジア最大級の食品展示会「FOODEX JAPAN」で取材した。

(10分29秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: 黒いシートの上に白いレースペーパーが敷かれ、縁(ふち)が波打ったデザインのガラスの器が置かれている。器の中には、黒い小さな粒が入った白いアイスが丸く盛られている。

ナレーション: これからの時期食べたくなる、甘くて冷たいバニラアイス。実はこの中に(なかに)、アフリカ産の食材が使われている。

映像説明: 白い箱の上に、縦に筋が入り、先端が少し丸まった黒っぽい小枝(こえだ)のようなものが3本載せられている。

テロップ: バニラビーンズ

ナレーション: それは、香料として使われるバニラビーンズだ。

映像説明: 黄緑色(きみどりいろ)の籠の中に、黒い小枝(こえだ)のようなものが数十本入っている。

ナレーション: 日本で使用されているほとんどが、マダガスカル産のもの。

映像説明: 白い液体が入った金属製のタンクの中。羽のついた金属の棒が中央で回転し、液体の表面が泡立っている。 工場の一角。白のキャップやマスク、作業着に長靴をつけ、水色のアームカバーを巻いた2人の作業者が、金属製の大きな機械の奥で作業をしている。機械の右側には背の高い金属の柵が2つ並び、黄色いモナカの皮が積み重ねられている。たくさんのパイプが張り巡らされた中央の機械から箱型の装置が2台突き出していて、一定の間隔で上下に動いている。装置の下からは、白い固まりを乗せたモナカの皮が次々と出てくる。 3つの白いクリームを載せたモナカの皮が装置の下に送られる。スチール製の四角い板が下がり、クリームの先端をプレスして平らにしていく。

テロップ: 東京都 新宿区

ナレーション: しかし自然災害などにより、出荷量が落ち込み、バニラビーンズやその加工品を使用するメーカーに影響がでているという。

映像説明: 薄暗い工場の一角。ガラスの扉がついたステンレス製の棚の中に、ラベルのついた茶色の瓶がずらりと並んでいる。胸元に青の文字で「Kojimaya」と書かれたタグが付いた全身白い作業着姿の女性が、棚の前でインタビューに答える。 白いレースペーパーの上に載せられたガラスの器に、小さな黒い粒が入った白いバニラアイスが丸く盛りつけられ、傍らにスプーンが添えられている。器の奥には黒っぽい木の枝のような3本のバニラビーンズと、アルファベットとカタカナで「exream」「エクレム))と書かれた、四角いバニラアイスの箱が置かれている。 金属製の大きなタンクの前で、胸元に青の文字で「Kojimaya」と書かれたタグが付いた全身白い作業着(さぎょうぎ)姿の女性が話を続ける。部屋の奥には、ビニールのかかった機械や、黄色いコンテナが積み重ねられ、壁には青や黄土色(おうどいろ)の太いパイプが設置されている。

テロップ: 小島屋乳業製菓 商品企画開発部 島袋 加奈(しまたい かな) さん

島袋(しまたい)さん: 芳香なバニラアイスを作ることができますので、マダガスカル産のバニラを使用しております。 ここ2~3年(に、さんねん)で、バニラの価格、もう10倍ほど高騰しているんですけども、ま、作るのに必要不可欠な原料となっておりますので、弊社では使い続けております。

映像説明: 天井の高い展示会場の中。のぼりを立て、パネルや看板で飾り付けられたさまざまなブースが広い会場いっぱいに並んでいる。右手の大きなブースには、「大田市場水産物部」、「プロのこだわりに答える市場(いちば)」と書かれた看板。左手には、「築地コロッケ まぐろメンチ」と書かれたのぼりが立っている。 会場の一角。通路の左右に小さなブースが立ち並び、スーツを着た来場者でにぎわっている。右手の細い柱に取り付けられた黄緑の円い看板には、白抜きのアメリカ大陸の地図の上に、「Central & South America」、「中南米」と書かれ、「ベネズエラ」の位置に赤い丸印がつけられている。 通路の左手に並ぶブースには、オレンジの円の中に黒の文字で「Africa」、「アフリカ」と書かれた白い看板が掲げられている。ブースの横には、細い2本の柱で支えられた青やオレンジの電光看板が通路に向かって突き出している。細い柱には、ヨーロッパとアフリカの地図が描かれたオレンジの円い看板が取り付けられている。

テロップ: FOODEX(フーデックス) JAPAN 2019

ナレーション: そんなバニラビーンズや新たな食材を求めて、多数のバイヤーが訪れたのが、国際食品展「フーデックス」だ。

映像説明: フタの上に布をかけた瓶や、黄緑色(きみどりいろ)の籠に入ったバニラビーンズ、皿に赤い小さな実が盛られたはかりなどが展示されたブース。カバンを両肩にかけた女性が、スマートフォンでブースの写真を撮っている。赤や茶色の小さな実の写真の入ったポスターの横で、黒いスーツ姿の男性がたくさんのボトルが並んだ棚を見つめている。通路脇の柱には、オレンジ色の円い看板に、黒い文字で「バニラ スパイス はちみつ」と書かれている。 ブースの前で、黒いシャツに白いジャケットを身につけたショートヘアの外国人女性が黒い小枝のようなバニラビーンズの入った瓶を差し出す。赤と青のチェックのシャツの上にジャケットを着た日本人男性が瓶に鼻を近づけてうなずき、大きな薄茶色(うすちゃいろ)のミルを手に取って話しかける。白いジャケットの女性が笑顔でバニラビーンズの入った瓶のフタを閉める。 四角いくぼみが3つある長方形の木の器。一番左に緑の茶葉(ちゃば)、中央に緑のパウダー、右端には黒っぽい茶葉(ちゃば)が入っている。 白い台の上にこはく色(こはくいろ)の液体が入ったガラスの瓶が置かれ、ピンクのラベルに黒い文字で「Owala oil(オワラ オイル)」と書かれている。傍らには、黒っぽい色のOwala(オワラ)の実が入った小さなガラスの器や、木の皮の器のようなものが置かれている。

ナレーション: ここには、価格高騰で注目を集めるバニラビーンズのほか、アフリカの知られざるスーパーフードが大集合。

映像説明: オレンジの電光看板が並ぶアフリカのブース前の通路。眼鏡をかけ、白地に紺とグレーのストライプのシャツを着た男性が、身振りを交えながらインタビューに答える。 通路の右手にある韓国のブースの前に、「Do you know FOODPOLIS(フードポリス) in KOREA」と書かれた立て看板が置かれている。

テロップ: 食品加工会社のバイヤー

食品加工会社の男性バイヤー: 知らないのがいっぱいあるから、楽しいよね。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 地球儀と都市の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 薄茶色(うすちゃいろ)のチェックのトップスとスカート姿。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 バニラビーンズなど、私たちの身近な物にも使われているアフリカの食品ですが、まだ知られていない物がたくさんあります。今回は、日本市場(にほんしじょう)を狙うアフリカの食品会社と、知られざる食品を発掘しようとする日本企業(にほんきぎょう)を取材しました。

テロップ: 発掘! おいしいアフリカ

映像説明: 展示会場の入り口。赤い文字で「FOODEX(フーデックス) JAPAN 2019」と書かれたロゴと、その下に赤い丸の中に白い文字で「第44回」、黒い文字で「国際食品・飲料展」と書かれた巨大な白の横断幕が掲げられている。横断幕の左右には赤い蝶ネクタイに黒い服を着た白いアヒルが、皿やワインボトルを持っているイラストが描かれている。スーツ姿の人々が大勢行き交うホールには、中央にレッドカーペットが敷かれ、入り口の左右には長い行列ができている。

テロップ: 千葉市 美浜区

ナレーション: アジア最大級の食品展「フーデックス」。

映像説明: 白い壁に「FOODEX(フーデックス) JAPAN 2019」のロゴが映し出されたステージに、スーツ姿の40人ほどの男女が赤い花を胸につけて3列に並んでいる。手にした赤いテープに一斉にハサミを入れると、大量の銀色のテープが会場に降り注ぐ。ステージ上部の赤いオレンジの看板には、白抜きの文字で「FOODEX(フーデックス) STAGE」と書かれている。会場では大勢の人たちが、ステージに向けてカメラやスマートフォンを向けて撮影している。

ナレーション: 94の国と地域から、3,300社余りが出展した。

映像説明: 天井の高い展示会場の中。パネルや看板で飾り付けられたブースが、広い会場いっぱいに並んでいる。中央にある2列のブースには白い看板が2つ掲げられ、さまざまな色に塗り分けられた大きな円の中に、濃いピンク色の文字で「WORLD FOOD MARKET」と書かれ、その文字の左横には青い小さな円の中に白抜きの文字で「JETRO(ジェトロ)」と書かれている。

テロップ: 2019年 3月5~(から)8日 WORLD FOOD MARKET 主催:ジェトロ

ナレーション: ここにジェトロは「ワールド・フード・マーケット」と銘打ったゾーンを設置。

映像説明: たくさんの人々が行き交う「WORLD FOOD MARKET」のブース間の通路。右手手前には緑の看板の中南米のブース、その奥には紫の看板のアジアのブースが続き、左手にはオレンジの看板のアフリカのブースが並んでいる。 青の看板のヨルダンのブース前に、6人ほどのスーツ姿の人々が集まっている。茶色のジャケットを着た男性が、ワインボトルが並ぶ白い台の前で、奥に立つ黒のスーツの女性と話をしている。その傍らで、薄いグレーのパンツスーツの女性が手を前に組んで立っている。 オレンジの看板のあるブース。「Moringa Oleifera(オレイフェラ)」、「Natural Superfood」などと書かれた立て看板が置かれている。黒いスーツ姿の外国人男性がカーキ色のジャンパーを着た日本人男性と握手を交わしている。眼鏡をかけたショートヘアの女性が傍らでうなずいている。 別のブース。壁や看板に、半透明のオレンジの丸い塊の写真と、「GUM PROCESSING FACTORY」と書かれたパネルが掲げられている。水色のネクタイに黒いスーツ姿で眼鏡をかけた男性と、白っぽい柄物の布で頭を覆い、白いシャツに黒いジャケット姿の女性が、黒いジャンパーを着たシルバーヘアで眼鏡をかけた男性と話をしている。

テロップ: アフリカ10ヵ国 19社

ナレーション: 開発途上国から28ヵ国(にじゅうはちかこく)の企業が集まるなか、アフリカからは10ヵ国、19社がブースを構えた。

映像説明: 黒地にピンクや黄色(きいろ)の模様が入った布を壁に掛けたブースで、水色のワイシャツに紺のスーツを着た男性がインタビューに答える。男性の後ろの壁には英語のパネルが掲げられ、台(だい)の上にはフタのついた茶色のつぼが3つ置かれている。 別のブースの前。カウンターの前に、グレーのスーツ姿の外国人男性が、紙とペンを持ち、資料を左手に持った体格の良い男性が、紙をのぞき込み、指をさしながら話をしている。 黒地にピンクや黄色(きいろ)の模様が入った布を壁に掛けたブースで、水色のワイシャツに紺のスーツを着た男性が話を続ける。

テロップ: 三幸貿易 伊藤 謙 代表

伊藤代表: アフリカの消費財を探すときに、アジアやヨーロッパと違ってですね、 あの、大きな商談会というのがあまりないので、こちらのようにワンストップで探せるところ、 僕らインポーターからすると、とても探しやすくて良い商談の場所だと思います。

映像説明: オレンジの円い看板に、白でヨーロッパとアフリカの地図が描かれ、黒い文字で「Africa」「アフリカ」、「Ghana」「ガーナ」と書かれたブース。ガーナの位置は赤い丸印で示されている。その脇に、黒い文字で「ドライフルーツ」と書かれたオレンジの小さな円い看板が掲げられている。画面の左下に白く浮かび上がるアフリカ大陸の地図。ガーナは、アフリカの西部に位置し、大西洋のギニア湾に面した国で、赤い丸印で示されている。西はコートジボワールと国境を接している。茶色のタートルネックのシャツを着て、草色の袋を手にした女性が、オレンジや黄色(きいろ)の柄(がら)の布が掛けられた台の前で、さまざまなパッケージやチラシ、試食用の皿を見つめながら口を動かしている。向かいには、胸元のポケットからチーフをのぞかせた黒のスーツ姿の外国人男性が笑顔で立っている。 グレーの縁(ふち)のある白くて円い看板に、黒い文字で「Meeting Space」と書かれているブース。 看板の前で、黒いスーツの胸元のポケットからチーフをのぞかせた外国人男性が、グレーのスーツを着たドレッドヘアの外国人女性とにこやかに話をしている。

テロップ: WAD AFRICAN FOODS(ダブリューエーディー アフリカン フーズ)

ナレーション: こちらはオーガニックのドライフルーツで世界進出を目指すガーナの企業。

映像説明: ガーナのブース前に、オレンジや黄色(きいろ)の柄(がら)の布が掛けられた台が置かれている。紺の渦巻き模様が描かれた色とりどりの茶碗が置かれ、中には、オレンジや黄色(きいろ)など、さまざまな色のドライフルーツが盛られている。茶碗の後ろには、透明の袋に入った商品のパッケージが並び、茶碗の前に置かれた手書きのカードには、「オーガニックドライフルーツ」と、それぞれのフルーツの名前が書かれている。一番右の濃い赤の茶碗にはカードに「パイナップル」と書かれている。その隣の青の茶碗には「パパイア」、赤の茶碗には「マンゴー」と書かれている。 一番左の緑の茶碗には、茶色の皮が薄くついた白い実のスライスが入っている。

ナレーション: マンゴーやパパイヤのほか、珍しい、皮付きのココナツも取り扱う。

映像説明: ブースの壁に、黒い枠の中に白い文字で「TRADITIONAL AFRICAN FARM PRODUCTS」と書かれ、アフリカの農地で作業をしている男女の写真が3枚入ったポスターが貼られている。 ゴムの長靴をはき、左手にオレンジのゴム手袋をつけた男性が、農地にかがんでパイナップルの葉を両手でつかんでいる写真。 ステンレスの作業台に向かい合い、銀色の浅いボウルに入っているマンゴーをナイフで切る2人の作業者の写真。草色の半袖の作業着の上に濃い緑のエプロンと、白のマスクと帽子をつけ、黄緑のゴム手袋をはめている。銀色の浅いボウルには皮つきのマンゴーとマンゴーの皮が入っており、奥の小さめのボウルには皮が向かれたマンゴーが入っている。 たくさんのトレーが収納された大きなスチール製の乾燥機の中から、草色の半袖の作業着の上に濃い緑のエプロン、白の帽子とマスクをつけた男性がトレーを1枚引き出している写真。トレーは格子状になっていて上に白い網状(あみじょう)のシートが敷かれ、スライスされたマンゴーが並べられている。 ブース内の壁に、黒地に赤、黄、緑のストライプが入った細長いタペストリーが貼られ、黄色い文 字で「FROM GHANA」と書かれている。その下の飾り棚には、透明のプラスチックの袋に入ったさまざまなドライフルーツのパッケージが十数個並べられ、すべてのラベルに、「WAD(ダブリューエーディー)」と書かれている。

ナレーション: ガーナの契約農場でフルーツを栽培し、自社の工場で生産。砂糖などは一切加えない自然な甘さが売りだ。

映像説明: ガーナのブース前。胸元のポケットからチーフをのぞかせた黒のスーツ姿の外国人男性が、水色のワイシャツに紺のスーツを着た伊藤代表と、黒いスーツを着た長い黒髪の日本人女性と笑顔で話をしている。 オレンジや黄色(きいろ)の柄(がら)の布が掛けられたカウンターの端に、「有機加工食品外国生産行程管理認証証明書」と書かれ、パウチされた紙が置かれている。英語と日本語で記載された紙の左下部分には、円形を横に3つ並べたデザインと、「JAS ECOCERT(ジャス エコサート)」の文字を組み合わせたロゴが入っている。

テロップ: 有機JAS(ジャス)認証を取得

ナレーション: フーデックスへの出展は3回目。JAS(ジャス)のオーガニック認証を取得し、今回のフーデックスに臨んだ。

映像説明: ガーナのブース内。さまざまな写真が貼られたポスターの前で、胸元のポケットからチーフをのぞかせた黒のスーツ姿の外国人男性がインタビューに答える。 紫と緑の葉が飾られた陳列台に、ドライフルーツのパッケージが4つ置かれている。濃いオレンジのパパイヤ、薄い黄色(きいろ)のパイナップル、皮つきの白いココナッツが透明の袋に詰められ、それぞれのパッケージに「WAD(ダブリューエーディー)」と書かれた縦長のシールと、「JAS ECOCERT(ジャス エコサート)」のロゴが入ったシールが貼られている。 ブース内のポスターの前で、胸元のポケットからチーフをのぞかせた男性がにこやかに話を続ける。

テロップ: ガーナ WAD AFRICAN FOODS(ダブリューエーディー アフリカン フーズ) パトリック・デベ 社長

デベ社長・英語: オーガニックの物を扱う企業を探している。 私たちの製品は高品質なので、品質が良い物を求める日本市場(にほんしじょう)に関心がある。

映像説明: ガーナのブースの前で、薄い水色のワイシャツに黄色いネクタイをつけ、黒いジャケットを着た男性が、薄い黄色(きいろ)のドライフルーツを口に入れる。 スーツの胸元からチーフをのぞかせたデベ社長と、眼鏡をかけて黒いシャツを着た日本人女性が、カウンターに陳列されたドライフルーツを指さしながら、薄い水色のワイシャツに黄色いネクタイをつけ、黒いジャケットを着た男性に説明をしている。 眼鏡をかけて黒いシャツを着た日本人女性の話を聞きながら、薄い水色のワイシャツに黄色いネクタイをつけ、黒いジャケットを着た男性がうなずいている。

ナレーション: 日本ではすでに多くの輸入品が販売されているドライフルーツ。 距離が遠いアフリカからの調達は輸送費の面でデメリットがあるが、バイヤーの反応は?

映像説明: 薄い水色のワイシャツに黄色いネクタイをつけ、黒いジャケットを着た男性が、デベ社長の隣でインタビューに答える。

テロップ: デルタインターナショナル 営業本部 島田 浩一 ジェネラルマネージャー

島田ジェネラルマネージャー: ドライフルーツを扱っているんですけど、マンゴーにしてもパパイヤにしても、ま、非常に味が深い。すごくおいしい。

映像説明: 白いパーティションの前で、黒いダウンジャケットを着た男性がインタビューに答える。 オレンジや黄色(きいろ)の柄(がら)の布が掛けられたカウンターに置かれた青い器(うつわ)に、濃いオレンジのドライフルーツが盛られて(もられて)いる。 白いパーティションの前で、黒いダウンジャケットを着た男性が話を続ける。

テロップ: アフリカンスクエアー 食品部 稲川 義隆 部長

稲川部長: 特にパパイヤが、日本にあんまりない。しかもなんか、おいしい。 しかも、オーガニックであったりとか、フェアトレードのことに理解があったりするっていうことで、ま、ガーナからでも、あの、可能性があるんじゃないかなっていうふうに思います。

映像説明: 白いパーティションに、アクセサリーやコーヒー、民芸品などの絵が描かれたポスターが貼られている。傍らの小さな丸テーブルに、赤、紺、黄色(きいろ)などの模様が入ったグレーの布がかけられ、シルバーのノートパソコンと紙の資料が置かれている。デベ社長と黒いダウンジャケットを着た稲川部長、ベージュのコートを着て白いマスクをつけた女性が、紺色のパイプ椅子に座って話をしている。 デベ社長が笑顔を浮かべながら話をしている。

ナレーション: 自然食品店などにアフリカの食材を卸しているこの企業では、商品の衛生検査を終え、輸入に向け準備を進めているという。

映像説明: オレンジの円い看板に黒い文字で「Africa」「アフリカ」、「Botswana」「ボツワナ」と書かれたブース。 壁には赤や黄色(きいろ)のラベルがある瓶の写真が入ったポスターが貼ってあり、英語と日本語で説明が書かれている。水玉模様の赤い上着を着たドレッドヘアの外国人女性と、同じ上着を着たスキンヘッドの外国人男性が、ブースの前に並んで笑顔を見せている。男性の右隣には、ノートを小脇に抱えた長い髪の日本人女性が立っている。画面の左下に白く浮かび上がるアフリカ大陸の地図。ボツワナは、アフリカの南部に位置する国で、赤い丸印で示されている。

テロップ: MAUNGO CRAFT(マウンゴ クラフト)

ナレーション: こちらは、初出展のボツワナの企業。

映像説明: 赤い花柄の布で覆われたカウンターには、「MAUNGO CRAFT(マウンゴクラフト)」と書かれた、黄色(きいろ)や赤、水色などのラベルと、金色や黒のフタがついた、小さなジャムの瓶が並んでいる。瓶の後ろには、フタのついた紺色の小さなつぼが置かれ、それぞれに金色の柄(え)が差しこまれている。 紺色のつぼの中から金色のスプーンを取り出し、オレンジ色(いろ)のジャムをすくい取る。

ナレーション: ずらりと並んだジャム。まだ日本に知られていないスーパーフードが使われている

映像説明: オレンジの円い看板に黒い文字で「Africa」「アフリカ」、「Botswana」「ボツワナ」と書かれたブース。 オレンジと白の垂れ幕の前で、水玉模様の赤い上着を着たスキンヘッドの外国人男性がインタビューに答える。垂れ幕の上半分には、紺色の円に水玉と花をデザインし、「MAUNGO CRAFT(マウンゴ クラフト)」の文字を組み合わせたロゴが描かれ、下半分には、英語と日本語で説明が書かれている。

テロップ: ボツワナ MAUNGO CRAFT(マウンゴ クラフト) オラヤミ・アガンガ チーフオペレーションズマネージャー

アガンガ チーフオペレーションズマネージャー・英語: ボツワナ原産の果実マルーラは、オレンジの8倍のビタミンCを含むスーパーフード。

映像説明: 草原の中に生えている一本の木の写真。太い幹の途中から枝分かれし、先端にいくにしたがってねじれた枝が広がり、小さな緑の葉で覆われている。木(き)の下には象が上を向いて立ち、低い枝に鼻を絡めている。

ナレーション: 原料のマルーラは、アフリカのサハラ砂漠より南の地域に自生する。

映像説明: たくさんの黄色い実の写真。1つだけ、厚みのある皮が、半分ほどむかれており、水分の多い白い果肉がむき出しになっている。

テロップ: マルーラ

ナレーション: 果肉には、ビタミンCのほか、カルシウムやマグネシウムなどを豊富に含んでいるという。

映像説明: 赤い花柄の布をかけたカウンターの上に、さまざまな種類のジャムと、紺色の小さなつぼが並べられている。一番右には、黄土色(おうどいろ)のラインの入ったラベルのジャムが置かれ、左隣の紫のラインの入ったラベルには、黒い文字で「WILD BERRIES, ORANGE AND LIQUORICE (リコリス)MARMALADE」と書かれている。その隣の青いラインの入ったラベルには黒い文字で「ONION & BAOBAB (バオバブ)SUGAR FREE JAM」と書かれ、左隣の茶色のラインの入ったラベルには「SMOKED MORULA(マルーラ), GINGER AND CHILLI(チリ) JAM」と書かれている。 左端の黄色いラインが入った瓶のラベルには、「MORULA(マルーラ), BANANA & COCONUT JAM」と書かれ、黄色いジャムが入っている。

ナレーション: 自慢のジャムは、バオバブやバナナなどのフルーツやスパイスを加えたユニークな味が楽しめる。

映像説明: ボツワナのブースの前。青いつぼからジャムをすくったスプーンが差し出され、黒いトップスを着て、右手にグレーのコートを掛けた日本人女性が、白いクラッカーのようなものを左手の親指と人差し指でつまみ、ジャムをつけて口に入れる。黒いトップスを着た日本人女性の奥にはバインダーを小脇に抱えたロングヘアの日本人女性、手前にはサイドの髪を後ろでまとめ、水色の髪留め(かみどめ)をつけた女性が、うなずきながら話をしている。

水色の髪留め(かみどめ)をつけた女性: あっ、ピリッと。おいしい、でも。

映像説明: オレンジの円い看板に黒い文字で「Africa」「アフリカ」、「Botswana」「ボツワナ」と書かれたブース。 オレンジと白の垂れ幕の前で、アガンガ チーフオペレーションズマネージャーがインタビューに答える。 ボツワナのブースの前で、黒のパーカーの上に黒のダウンベストを着て、眼鏡をかけた男性がジャムをつけたクラッカーを口に入れる。奥にいる黒地に白のストライプのシャツの上に黒のジャンパーを着た男性が、クラッカーを差し出して、スプーンのジャムを付けてもらい、口に入れる。黒のパーカーにダウンベストを着て、眼鏡をかけた男性がストライプのシャツを着た男性に話しかける。2人に挟まれたミディアムヘアの女性が、口を動かしながらうなずいている。

アガンガ チーフオペレーションズマネージャー・英語: たくさんの日本の食品関連企業やアジアの企業にも会うことができた。 日本市場(にほんしじょう)は、とても大きくオープンで、新しい物にニーズがあると感じた。

映像説明: オレンジの円い看板に黒い文字で「Africa」「アフリカ」、「Côte d’Ivoire(コートジボワール)」「コートジボワール」と書かれたブース。画面の左下に白く浮かび上がるアフリカ大陸の地図。コートジボワールは、アフリカの西部に位置し、大西洋のギニア湾に面した国。東はガーナと国境を接していて、赤い丸印で示されている。黄色(きいろ)のジャケットを着たショートヘアの外国人女性と、黄色いシャツを着て、にピンクと白、黄色(きいろ)のカラフルなストライプの布を巻いた女性が、ブースの前に置かれたカウンターの後ろに立っている。黒いリュックを背負った女性と、カーリーヘアのふくよかな女性が、たくさんの瓶や箱、袋などが並べられたカウンターに近づいていく。 白い丸テーブルの上に赤い布が敷かれ、平たいベージュの紙の箱が6種類、二段重ね(にだんがさね)に並べられている。箱の上部には、黄色(きいろ)や赤、青など、それぞれ異なる色のシールが張られており、その下(した)には、角(かど)が丸みを帯びたこげ茶色の四角形の中に英語の「STAR COLLECTIONS」の文字を組み合わせたデザインのロゴが印刷されている。箱の前には四角い銀色の小皿が6つ並べられ、濃い茶色や薄茶色(うすちゃいろ)、ナッツが入ったものなど、さまざまな色のチョコレートが小さく割られて載せられている。 黒と白のストライプ柄の布で覆われたカウンターの上に麻袋(あさぶくろ)が置かれ、茶色い大きなカカオの実が2つ載せられている。左隣には白と黒のストライプ柄のジャケットを着た外国人女性の写真。右手に緑色(みどりいろ)、左手に黄色(きいろ)のカカオの実を持って微笑んでいる。 写真の前には、平たいベージュの紙の箱が4つ、半分ずつずらして重ねられ、箱の上部に貼られた緑、紫、白、青のシールが見える(みえる)ように展示されている。 金色のトレイの上に赤い紙を敷かれ、円いコイン型のチョコレートが2枚並べられている。1つは人の横顔のような模様が彫られており、もう1枚はつるつるの状態になっている。

テロップ: STAR COLLECTIONS

ナレーション: カカオ豆から作るチョコレートやカカオバターなどのカカオ製品を手がけるコートジボワールの企業。

映像説明: カウンターの後ろに立つ黄色(きいろ)のジャケットを着たショートヘアの外国人女性が、黒いリュックを背負ってカウンターを見つめる女性に微笑みかける。 ガラスの瓶を手にしたショートヘアの外国人女性が、黒いリュックを背負った日本人女性と、ロングヘアの日本人女性に向かって話をしている。瓶にはカカオの実の絵が書かれた白いラベルが貼ってあり、瓶の中には黄色い粒が入っている。 身振りを交えて話をする黒いリュックを背負った日本人女性と、ロングヘアの日本人女性。ショートヘアの外国人女性が、瓶を手に持ちながら2人の様子を見つめている。 展示されている製品。フランス語で「CHOCOLAT NOIR YUZU(ショコラ ノア ユズ)」と書かれた黄色いシールが貼られた薄茶色(うすちゃいろ)の箱、フランス語で「FEVES DE CACAO(フェヴェ デカカオ)」と書かれたシールが貼られたシルバーの円い缶、金色のリボンがかけられた黄色(きいろ)や赤、緑の模様の色鮮やかな青い紙袋、人の顔をかたどった白いチョコレートのようなものが飾られている。

ナレーション: 社長はこちらのシンシアさん。女性の社会的地位向上を目指している家族経営の会社だ。そのため、カカオ豆の生産は、現地の女性が中心の小規模農家にこだわっている。 実は、コートジボワールは世界第1位のカカオ豆の生産量を誇るが、日本への輸出はまだ少ない。

映像説明: 白い丸テーブルの上に赤い布が敷かれ、青や緑、白、黄色(きいろ)、赤、紫のシールが貼られた平たい薄茶色(うすちゃいろ)の紙の箱や、チョコレートの入った銀色の四角い小皿、円い缶、ベージュのラベルが貼られた白い紙の包みが並べられている。一番奥の麻袋(あさぶくろ)には、茶色のカカオの実が2つと、黄色いシールが貼られた薄茶色(うすちゃいろ)の箱が入っている。 銀色の四角い小皿の中に、表面にヒビが入った、砕けたコーヒー豆のようなものが入っている。

テロップ: カカオニブ

ナレーション: 今回、来場者の関心を集めたのは、カカオ豆を加工したスーパーフード、カカオニブだ。

映像説明: 黒地にピンクや黄色(きいろ)の模様の入った布や、麦の穂の束を壁に飾ったコートジボワールのブース内で、ショートヘアのシンシア社長がインタビューに答える。 白い粉のようなもので覆われたカカオ豆が、ビニール袋の中にたくさん入っている。 コートジボワールのブース内で、シンシア社長が話を続ける。

テロップ: コートジボワール STAR COLLECTIONS シンシア・ユ・クワシ 社長

シンシア社長・フランス語: (カカオニブは)コーヒーやお茶、ワインやウイスキーと一緒につまめるようなもの。 カカオ豆を、手間をかけ発酵させ、乾燥させて製造していて、品質には自信がある。

映像説明: コートジボワールのブース。黒いリュックを背負った日本人女性が、カウンターを指さしながらロングヘアの日本人女性に話かける。バインダーを抱えたロングヘアの日本人女性が、隣に立つシンシア社長に説明をする。

黒いリュックを背負った日本人女性: (カカオニブは)意外とくせになるおいしさですね。

映像説明: 表面にひびが入ったこげ茶色のカカオニブが8個置かれている。 割れたカカオニブの断面。中までヒビが入っている。

テロップ: カカオニブ

ナレーション: カカオニブは、ポリフェノールなどの健康効果が期待できる成分が豊富。 カカオ豆本来の香りとほろ苦さが楽しめ、食感(しょっかん)はナッツに似ている。

映像説明: オレンジ色の突き出し看板が並ぶアフリカのブース前の通路で、黒いリュックを背負った日本人女性がインタビューに答える。

テロップ: ウェブメディア macaroni 伊集 理予(いじゅう りほ) チーフ企画プロデューサー

伊集(いじゅう)チーフ企画プロデューサー: 日本にはないものがあって、あとはその、なんかやっぱ、情熱を持って作られているっていうのを、お話伺って、あの感じられたので。なんか味わい深く、頂きましたね。

映像説明: コートジボワールのブースに、青いワンピースに黒いジャケットを着たショートヘアのシンシア社長が、バインダーを抱えたロングヘアの日本人女性と並んで立ち、カウンターの前に立つ黒いスーツ姿の日本人男性と話をしている。

ナレーション: ブースには日本ではまだ珍しいカカオ製品を求める多くの人が訪れた。

映像説明: ブース内の柱に、オレンジの縁(ふち)のついた白の円い看板が掲げられ、黒い文字で「チョコレート」、「ココナッツオイル」、「カカオバター」、「シアバター」、「ココアパウダー」と書かれている。円い看板の前で、シンシア社長がインタビューに答える。

テロップ: コートジボワール STAR COLLECTIONS シンシア・ユ・クワシ 社長

シンシア社長・フランス語: カカオの原料から製品までを、ここで紹介できて有意義だった。 商品やコートジボワールのことを知ってもらえて、とても良かった。

映像説明: 左右に緑の広がる車通りの少ないまっすぐな道路。先は右にカーブしており、突き当りには林が広がっている。その奥には雪の残る山の頂が連なっている。右上の四角い白枠内に東北地方の地図。宮城県は、東は太平洋に面し、北は岩手県、西は山形県、南は福島県に囲まれている。仙台は、宮城県の東部にある海沿いの都市で、黒い丸印で示されている。川崎町は県の南西に位置していて、赤い星印で示されている。 白い雲が浮ぶ青い空の下に広がる豊かな湖。うっそうとした木々(きぎ)で覆われた陸地に向かって、赤い長い橋が延びている。

テロップ: 宮城県 川崎町

ナレーション: そんなシンシアさんのカカオ製品に関心を持つバイヤーが宮城県にいた。

映像説明: 横長の2階建ての建物。円い時計のついた、先端が尖った屋根を持つ塔がそびえる。クリーム色(いろ)の壁はたくさんの窓ガラスで覆われ、建物の前からは茶色の階段が続いている。

テロップ: イーレ!はせくら王国

映像説明: 「イーレ!はせくら王国」の中。木製やスチール製の棚にたくさんの商品が並ぶ店内で、白いシャツに黒いエプロン姿の女性が話をしている。傍らには、フォークでチーズをすくった湯気の立つグラタンの写真に「ほたてグラタン」と赤字で書かれた看板が置かれている。

ナレーション: 東北の食が楽しめる「イーレ!はせくら王国」の副支配人、横井さんだ。

映像説明: 「イーレ!はせくら王国」のテラス前。胸元に「副支配人 横井」と書かれた名札をつけた、白いシャツに黒いエプロン姿の横井副支配人が笑顔でインタビューに答える。 画面左下の四角い枠内に、古い肖像画が表示される。口ひげを生やした(はやした)男性が、袖口と襟に白い飾りのついた黒い洋服を着て、十字架にはりつけになったキリストの像に向かって手を合わせている。(テロップ:国宝 ユネスコ記憶遺産 支倉常長像 仙台市博物館蔵) 左右に草木が生い茂る道路。右手の土手には、背の高い薄い緑色(みどりいろ)のコンクリート製の看板が建てられている。上部には森や湖、山の絵が描かれ、中央には円い穴があけられて、「宮城県 川崎町(かわさきまち)」と書かれている。看板の下は赤と白のストライプに塗り分けられ、「はせくら つねなが」、「支倉常長」、「ふるさと川崎」と書かれている。 「イーレ!はせくら王国」のテラス前で、横井副支配人が話を続ける。 天井のはりや床、棚や柱に木材が使われている店内に、さまざまな商品が陳列されている。店内中央の陳列棚の横や、左手前のケーキの入ったショーケースの横に、「令和」と書かれた紙が並べて貼られている。ショーケースの奥ではエプロンをつけた男女が作業をしている。 茶色の籠の中に、カカオの実のイラストが描かれ、茶色の粒が入った透明のパッケージが並ん でいる。籠にクリップで留められた値札(ねふだ)には、「仙台市仙台カカオ亭」、「カカオティー60グラム」、「700円(税抜)」、「税込 756円」と書かれている。

テロップ: イーレ!はせくら王国 横井 里佳(よこい りか) 副支配人

横井副支配人: こちらがですね、支倉常長公という方(かた)の居城跡地になっておりまして。 えー、彼が、伊達政宗公(だてまさむねこう)の時代に、えー、ヨーロッパは、スペインまで渡られたんですが、 その際に日本人(にほんじん)で初めてチョコレートを口にしたであろうと言われておりまして、 その偉業にあやかって、このスペースでもカカオやチョコレートを楽しんでいただけるようにご用意しております。

映像説明: 表面にたくさんの丸いふくらみがある一口サイズのチョコレートがショーケースに飾られている。 左端には、カカオの実のイラストが入ったハート型のシルバーの缶が置かれ、その前には「ヴァンヴァンショコラ 9個入り バレンタイン限定ハート缶仕様 税込\2,160」と書かれたカードがあり、その右隣には、表面にたくさんの丸いふくらみがある一口サイズのチョコレートが5つ入った黒い細長い箱があり、その前には「ヴァンヴァンショコラ 5個入 税込\918」と書かれたカードがある。右端には表面にたくさんの丸いふくらみがある一口サイズのチョコレートが5つ入った透明のグラスが飾られ、傍らの白いプレートには、「今までに経験したことのない弾力感。カカオのコクと、ほのかな苦みを味わう新感覚の生(なま)チョコ。「かもしかわいん」との相性も抜群です」と書かれている。 木製の小さな丸テーブルに、おはぎが2つ入ったプラスチックのパックが4つ置かれている。パックには、「カカオ餡おはぎ」と書かれたオレンジの縁(ふち)がついた黄色(きいろ)のシールが巻かれている。テーブルの上にある小さな黒板には、「カカオ餡おはぎ」、「まとめ買いでお買い得!!」文字と、1パックから5パックまでの料金が書かれ、おはぎ2個の写真が添えられている。隣にある説明書きには、写真とともに「手作りあんことカカオの新しい組み合わせ。チョコレートの香りのする「カカオ餡おはぎ」、1パック400円(税込)」と書かれている。 木のテーブルの上に、「はせくら王国通信」と書かれた新聞風のランチョンマットが敷かれ、カレーライスが盛りつけられた白い皿が置かれている。ニンジンが丸ごと1本と、大きく切られたジャガイモと4分の1個分の玉ねぎが載せられ、玉ねぎには黒い粒が載っている。ごはんにも黒い粒が混ざっている。

ナレーション: 地元の素材を活用したチョコレートやカカオニブを使った料理などを提供している。 カレーにはルーだけではなく、挽いたカカオニブがごはんにも入っている。

映像説明: 一面窓ガラスで覆われたレストラン。大きな窓の外は、たくさんの赤い丸テーブルと、籐椅子や赤い椅子が並ぶテラス席になっている。室内の窓際に座っている、淡いピンクの花柄のブラウスを着た女性が笑顔でインタビューに答える。

淡いピンクの花柄のブラウスを着た女性: カカオって、お菓子とかお料理に使っている所が身近にあるんだなと思って、来てみました。はい。

映像説明: 青いチェックのシャツを着て紫のハンチング帽をかぶった男性がインタビューに答える。

紫のハンチング帽をかぶった男性: 尾を引く味だね。次にまた食べたくなるような味。かな。

映像説明: 事務所。淡いピンク色の壁にカレンダーが掛かり、奥にはスチール製の背の高いロッカーと引き出しが置かれている。白いシャツの上に黒いエプロンをつけた横井副支配人が、書類が入ったケースや電話機などが置かれた木製のデスクに向かい、ノートパソコンのキーボードを叩いている。

ナレーション: 横井さん、これまでもカカオニブを扱ってきたが、さらにカカオ製品を楽しめる提案をしたいと、自ら商品を生産者から仕入れることを考え、FOODEX(フーデックス)を訪れたという。

映像説明: たくさんの食品が並ぶ店内で、横井副支配人が茶色の籠からカカオティーのパッケージを1つ手に取り、身振りを交えながらインタビューに答える。 ステンレス台の上に、透明のドリッパーに紙のフィルターと薄茶色(うすちゃいろ)の粉がセットされ、ケトルからお湯が注がれる。 木のテーブルに置かれた透明のティーカップに、薄い茶色のカカオティーが入っている。金属製のソーサーには、スプーンと紙に包まれた砂糖が添えられている。 たくさんの食品が並ぶ店内で、カカオティーのパッケージを手にした横井副支配人が話を続ける。

テロップ: イーレ!はせくら王国 横井 里佳(よこい りか) 副支配人

横井副支配人: 例えばあのー、こういうふうに、今カカオニブをドリップして、こう、お飲みいただけるカカオティーってものをうちで出しているんですけれども、 いろんな国のバリエーションをそろえて、こんなに味が違うんですよって言って、楽しめるようなご提案もできれば良いなと思いますし。

映像説明: 事務室でノートパソコンに向かう横井副支配人が、カカオ製品の写真が入ったチラシを手に笑顔を見せる。カラーのチラシの中央には、「STAR COLLECTIONS」のロゴと、フランス語のメッセージが書かれている。

ナレーション: 中でも注目したのはコートジボアールのシンシアさんのカカオニブだ。

映像説明: たくさんの食品が並ぶ店内で、横井副支配人がインタビューに答える。 横井副支配人が、事務所のデスクでビニール袋に入ったカカオ豆を1粒取り出し、鼻に近づけて香りを確かめ、口に入れる。 たくさんの食品が並ぶ店内で、横井副支配人が笑顔を見せながら話を続ける。

横井副支配人: (シンシアさんと)FOODEX(フーデックス)でお会いして、お話しさせていただいて、で、試食もいただいて。 食べやすい風味もありつつ、でもしっかりとカカオの力強さがあるので、 個性もあるし、でも、あの、好き嫌いなくこう、食べれそうだなっていうところはありまして、で、ぜひともちょっと取引させていただきたいなっていう。はい。

映像説明: FOODEX(フーデックス)会場内。紺のジャケットにベージュのスラックスをはいた外国人男性と、水 色のシャツを着た外国人男性が立つ黄緑のブース。壁には、円の中に黄色(きいろ)、オレンジ、緑の3枚の葉を組み合わせたマークが描かれ、黒い文字で「VENEZUELAN COCOA(ココア) BEANS」、と書かれている。白いカウンターの正面には、上から黄色(きいろ)、青、赤の横縞に塗り分けられ、中央に8個の白い星が半円形に配置された国旗が巻かれている。カウンターの上には、2つの取っ手がついた平たい籠が2つあり、中に茶色い粒が盛られている。2つのうち1つの籠には日の丸の旗が置かれている。また、茶色の細長い籠にはベネズエラの国旗が置かれている。 シンシア社長のいるコートジボワールのブースの前。眼鏡をかけた男性がマスクをあごの方にずらして口を動かしている。 たくさんの食品が並ぶ店内で、横井副支配人が身振りを交えて話を続ける。

横井支配人: それぞれの国で、あの、こだわりを持って作っておられる農家さんたちも、出会うことができたので。 自分たちのカカオに、こう、愛情のある、はい、方々からこう実際カカオを仕入れて使わせていただくっていうのは、やっぱりロマンがありますね。はい。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: 番組で紹介されていたカカオニブですが、美容と健康のためにいいということで、私もぜひ試してみたいと思います。 この8月には横浜で、アフリカ開発会議、TICAD7(ティカッド セブン)が開催されます。食品に限らず、いろいろな分野で日本とアフリカのつながりが深まり、新しいビジネスへと広がっていくことに期待したいです。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがお辞儀をする。

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