ロシアにもっとカジュアルな日本食を!

2018年11月29日

景気の低迷期を脱し、回復基調にあるロシア。首都モスクワでは今、ファストフードより少し上の“ファストカジュアル”がトレンドだ。高級なハンバーガーショップや、そうした店を集めたおしゃれな雰囲気のフードコートが増えている。日本食では寿司がすっかり浸透しているが、日系のうどん店も多くの客でにぎわう。そのロシアからレストラン関係者が来日、ラーメンや天丼、お好み焼きなどの店を回った。彼らは、求める新たな日本の味に出会うことができたのか。一方の日本企業は、ロシアでのビジネスをどう見ているのか。モスクワ・東京・大阪で取材した。

(9分41秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトロ グローバルアイ オープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図から飛び出した、中が空洞になった地球儀が、回転しながら拡大表示される。 さらに世界のさまざまな都市の画像が周囲を取り巻きタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」。

映像説明: スタジオ。 地球と都市の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 両袖にフリルが施された白いブラウスに、オレンジ色のスカート姿。

テロップ: 宮瀬 茉祐子(みやせ まゆこ)

宮瀬キャスター: 世界は今、ジェトロ グローバル アイ。 ロシアの首都、モスクワには、1,000軒(けん)を超える日本食レストランがあると言われ、中でも寿司はすっかり浸透しています。 しかし、それらの店のほとんどは、日本人シェフによるものではありません。 一方、ロシアからも訪日観光客が増えており、本物志向が強まっています。 今、ロシアの外食産業が求めているのは、どんな日本の味なのでしょうか。

テロップ: ロシアにもっとカジュアルな日本食を!

映像説明: 大勢の人で賑わう石畳の大広場。宮殿のように優雅な建物や、赤レンガの壁と建造物がまわりを囲み、塔の先端に付いた星が澄んだ空にくっきりと浮かぶ。 画面右下、四角い枠内にロシアの地図のイラスト。西側は北から順にフィンランド、ベラルーシ、ウクライナと接し、東側はカザフスタンと接する。ベラルーシに近いロシアの西部にモスクワがあり、イラスト内で赤い星で示されている。 レンガ造りの時計塔が大広場(おおひろば)を見下ろすようにして建つ。向かい側にはタマネギ型のドーム屋根が特徴のカラフルな大聖堂。

ナレーション: ロシアの首都モスクワ。 各国の料理が集まり、レベルの高いイタリアンやフレンチのレストランも増えている。

映像説明: 歩行者天国になっている大通り。両側にベージュ色(いろ)の建物と街灯が続き、石畳の上を人々が行き交う。路面に連なる店のなかにはスターバックスやナイキのショップもある。 ガラス張りの大型ファストフード店の外観。ロシア語で書かれた看板のなかに、「SELF SERVICE」と英語で表示されている。

テロップ: ファストフードが外食市場の約4割

ナレーション: 一方で、長い不況から消費者の節約志向が高まり、ファストフードが、外食市場のおよそ4割を占めるという。

映像説明: ハンバーガーショップ、「BLACK STAR BURGER」の外観。黒く巨大な手のオブジェが入口を飾る店に、白いショートコートを着た女性が入っていく。 柔らかな照明がともるレストラン。ゆったりとつるされたカーテンやオレンジ色(いろ)のタペストリーが店内を飾る。

テロップ: “ファストカジュアル”が人気

ナレーション: 最近は、景気が回復に向かうなかで、ファストフードより少し上のカテゴリーの“ファストカジュアル”が人気。 高級なハンバーガーショップやおしゃれなフードコートがトレンドだ。

映像説明: レストランの店内。小さな丸い照明が天井から何本も下がり、白木で統一されたモダンな空間を照らす。 レストランの入口。ロシア語で書かれた店の名前の両側に、日の丸と鳥居をモチーフにしたマークが付いている。 店内。カウンターの中で仕込みをする若い男性スタッフ。背後の壁にはお酒のボトルとともに日本人形(にほんにんぎょう)が飾られている。 お皿に並んだ、すしロールの写真。ごはんやのり、きゅうりなどが、マグロやサーモンで巻かれている。まぐろの赤とサーモンのオレンジが色鮮やか。(写真提供 ロスインテル)

ナレーション: 日本食(にほんしょく)というジャンルは、ロシアですでに浸透しているが、多くの人がイメージするのは、寿司。 しかし今、日本食(にほんしょく)にも、カジュアル志向が見られる。

映像説明: 板張りの天井から電球が吊るされたレストランの店内。カジュアルな服装の女性客やスーツ姿の男性グループなどが席を埋め、そのあいだを女性客が歩く。 グレーのトレーナーを着た若い男性が、はしを使い、うどんを頬張る。 高層の建物が並ぶ通り。大型ビルの1階に明かりのともった店。 入口の上に「丸亀製麺」の漢字をモチーフにした赤いロゴとロシア語で店名が表示されている。

テロップ: 丸亀製麺 ベラルースカヤ店

ナレーション: そのひとつが、うどんだ。 ここは、日本の讃岐うどんチェーン、丸亀製麺の店だ。

映像説明: 店内。板張りの天井から吊された電球が、セルフサービスのカウンターで列を作る人々を照らしている。 窓の近くに座ったワイシャツ姿の男性客が右手に持ったフォークでうどんを口に運ぶ。左手にはナイフを持っている。 壁際の席で、談笑する4人の男女。テーブルにはどんぶりが乗っている。

ナレーション: 日本の大手外食産業(さんぎょう)としては初めてロシアに進出し、2013年に1号店をオープンさせた。 現在、ロシア国内に6店舗を展開する。

映像説明: 黒いトレーにセットされた鶏肉(とりにく)と温泉卵入りのうどん。青ネギと天かすが小鉢で添えられている。 ひと口大の鶏肉(とりにく)には焼き目が付けられ、濃いつゆを張ったうどんの上に載っている。 メニューパネルのかけうどんの写真。温泉玉子と粉チーズがトッピングされ、220ルーブルと表示されている。

テロップ: 照焼きチキンうどん 240ルーブル(約410円)

ナレーション: 甘い味を好む人が多いロシアでは、一番の人気は、この照り焼きチキンうどん。

映像説明: うどんと温泉卵が入ったどんぶりの写真。価格は220ルーブル。ごはんの上に照り焼きチキンと温泉卵、野菜がのったどんぶりの写真。こちらの価格は260ルーブル。 ロシア語で「ピり辛うどん 240ルーブル」と書かれたパネル。どんぶりのうどんの上に肉、わかめ、もやしなどがのり、クリーム色のつゆにオレンジ色のオイルが浮かんでいる。

ナレーション: おなじみのかけうどんはもちろん、この照り焼き味やトムヤムクン味など、日本にはないメニューも並ぶ。

映像説明: カウンターの上に取り付けられたメニューパネル。トッピングや中身が異なるメニューの写真10枚が横一列に並ぶ。

ナレーション: そして、メニューも30種類以上と、豊富だ。

映像説明: 店員が鉄板でうどんを調理する。両手で持ったヘラで手早く炒め、脇で焼く肉と野菜の上下を返す。薄茶色に焼きあげたつややかなうどんをどんぶりに移していく。

ナレーション: オープンから5年。 苦労したのは、日本の味を残しながら、ロシア人に合う味をつくることだったと、ロシア法人の社長は言う。

映像説明: 店内のカウンターを背に、紺色のジャケットを着た男性がインタビューに答える。 店内に設置されたメニューパネル。バリエーション豊かなうどんやどんぶりものが大きな写真で紹介されている。 トッピングのメニュー。肉や野菜、卵や替え玉などの写真の脇に値段が赤丸で表示されている。 替え玉が120ルーブル、照り焼きチキンは90ルーブル。 カウンター前に並ぶ揚げ物のトッピング。かき揚げなど、種類ごとに値札が立てられている。 紺色のジャケットを着た男性が話を続ける。

テロップ: 丸亀製麺 ロシア イラクリ・ジャナシヴィリ 社長

ジャナシヴィリ社長・日本語: もともとはですね、ロシアでも全く日本と同じメニューを、あの、出していました。 ああ、ところが、ロシア人がもともと、いろいろモノを食べたいんですね。 そうすると、メニューをまず、広くしないといけないでしたんですね。 濃い味のほうが、ロシア人がちょっといやがっているんです。 しょうゆの味がどれぐらい強いほうがいいということを、一生懸命と、まあ、勉強しながら、メニューを、あの、変更していましたんですね。

映像説明: カウンターの端にあるレジのコーナー。列を作る人たちの先頭で、Tシャツ姿の男性が店員にカードを差し出す。 カウンターの上の黒いトレーにのせられたどんぶりものやうどん。 テーブル席ではネクタイを締めた2人の男性が、はしを使ってうどんをすすっている。 別のテーブルで青いシャツの男性が鶏肉(とりにく)を口に含み、向かいに座る人に小さくほほえむ。 イヤホンをした金髪の男性が左手に持ったスマートフォンの画面を見ながら、右手に持ったフォークに刺した鶏肉(とりにく)を口に運ぶ。

ナレーション: 当初は、日本企業(にほんきぎょう)が直接、経営していたが、2014年に戦略の見直しに踏み切った。 ロシア法人との合弁会社という形を取り、ロシアの市場を知る経営者に、運営を任せることにしたのだ。

映像説明: 会社のエントランス。黒い壁面に白い線で描かれた世界地図。随所に組み込まれたデジタル時計がカリフォルニアやハワイなど、各地の時間を表示している。天井にローマ字で「TORIDOLL(とりどーる)」と書かれ、矢印がオフィスの奥を指している。 白いインテリアの明るいオフィス。数十人の男女がデスクでパソコンに向かっている。

テロップ: トリドールホールディングス

ナレーション: 丸亀製麺の運営会社であるトリドールの海外戦略担当は、ロシアでの現地化のメリットを次のように語る。

映像説明: カラフルな壁の前に座る、ピンストライプのボタンダウンシャツを着た男性。 四角い巨大なゆで釜に入った大量のうどん。フォークのように先が割れたひしゃくで店員が釜の中をかき混ぜる。 茹であがったうどんから1人分を巻き取り、はかりの上のどんぶりに入れる。縁(ふち)に紺色で模様が描かれた器のなかで、太いうどんが白く輝く。 ピンストライプのボタンダウンシャツを着た男性が話を続ける。

テロップ: トリドールHD 戦略企画部 菅 聡(すが さとし) ディレクター

菅(すが)ディレクター: 日本人(にほんじん)が日本人(にほんじん)のやり方で、現地のお客様を相手にしようとすると、多くの場合、なかなか良い反応が得られないっていうのが実情です。 現地の人間に入ってもらって、商品開発であったりとか、プロモーションであったりとか、そういったものを手がけてもらうっていうのは、非常に大きな意味があるというふうに思っています。 また、非常に、現地に任せたほうが、有益であるというふうに考えて、えー、現地とのパートナーシップを組んでおります。

映像説明: 丸亀製麺ベラルースカヤ店の店内。調理用のゴム手袋をはめた店員が、うどんの入ったどんぶりに鶏肉を載せていく。つゆを掛け、カウンター越しに女性客に手渡す。

ナレーション: 法律や税制、商慣習が異なるロシア。 成功するには、現地パートナーとの連携が鍵を握ると言えそうだ。

映像説明: アーケード街。スーツ姿の日本人男女の後ろに、カジュアルな服装のロシア人十数名が続いて歩く。色とりどりの看板が並ぶ商店街を歩いていく。

テロップ: 2018年9月25~(から)28日 ロシア 外食産業パートナー候補との商談会 主催:ジェトロ

ナレーション: ロシアに展開する新たな日本食を探すため、ロシアの外食企業が来日した。 参加したのは、モスクワのほか、第二の都市サンクトペテルブルク、極東地域の大手外食企業など、5社。

映像説明: 「さち福や(さちふくや)」ののれんが掛かる店にロシアの外食企業、数人が立ち寄る。食品サンプルが並ぶ前で、プラチナブロンドの髪の女性が日本人女性に手振りを交えて話している。

ナレーション: 各社がそろって求めるのは、手軽で手頃な日本の料理だ。

映像説明: プラチナブロンドの女性がカメラにインタビューに答える。

テロップ: ロスインテル ワレリヤ・シリナ 副社長

シリナ副社長・ロシア語吹き替え: 本当に日本人(にほんじん)が普段食べている料理を出すときが来たと思っています。 特に若い人たちが好きそうな居酒屋を、視野に入れています。 それから料理では、うどんやそばといった麺類に関心を持っています。

映像説明: 商店街にあるラーメン店。入口の上に「三ツ矢堂製麺」の看板が掛かる。入口脇の立て看板につけ麺とラーメンのメニューが書かれている。

テロップ: 東京・中目黒

テロップ: 三ツ矢堂製麺

ナレーション: ロシア企業一行がまず向かったのは、つけ麺とラーメンのチェーン店。

映像説明: 店内のテーブル席に座るロシア企業の一行。眼鏡をかけた男性が首を伸ばして店内を見渡す。 ちゅう房で白いコック服の男性が、ゆで釜に並ぶザルをひとつ引き上げ、よく振って麺の湯を切る。麺をスープの入ったどんぶりに移し、そろえるように整える。

ナレーション: ロシアでも近年、ラーメンブームの兆しがあり、本場の日本のラーメンに、ロシア企業の関心も高い。

映像説明: 目の前のつけ麺を示しながら、シリナ副社長が話をする。

テロップ: ロスインテル ワレリヤ・シリナ 副社長

シリナ副社長・ロシア語吹き替え: 麺がとても気に入りました。 スープはロシア人には少し脂っぽいですが、麺をつけて食べれば、ちょうどいい味ですね。

映像説明: 紺色のジャケットを着た日本人男性が同席する人たちに話をしている。隣に座るかっぷくがいいロシア人男性がじっと耳を傾ける。 シリナ副社長のそばに立って説明する紺色のジャケットを着た男性。あいだに座っている日本人女性がシリナ副社長に通訳する。

ナレーション: 視察に応じたラーメン店は、東南アジアなど海外に6店舗を展開。 ロシアの市場に可能性を感じ、積極的に情報収集をしているところだ。

映像説明: 店内でインタビューに答える紺色のジャケットを着た男性。 シリナ副社長が慣れた手つきではしを使ってつけ麺を食べる。 紙エプロンを着けたロシア人の男女。ロングヘアの女性がはしを使い、麺を口に運び、眼鏡の男性はレンゲでスープを味わう。 紺色のジャケットを着た男性が厳しい顔つきでうなずきながら話を続ける。

テロップ: 三ツ矢堂製麺 中村 清彦 社長

中村社長: 本物の、ええと、ラーメン屋、日本の、ええと、レストランが、ええ、行くということで、パイオニアとして行けると思いますので、先行者メリットはあると思います。 ただ、その分、いろいろなもの(食材など)を手探りで探してったり、調べたりしなければいけないというところは、非常に、ええっと、時間もかかるし、苦労するとこなんじゃないかなというのは、予想してます。

映像説明: 細い通りの角地に建つ店。「金子半之助(かねこはんのすけ)」の文字が壁で光り、その下に大きな茶色の傘が広がる。 数人のロシア企業のグループが、雨傘を差し、のれんが掛かる入口に近づいていく。

テロップ: 東京・日本橋

テロップ: 金子半之助(かねこはんのすけ)

ナレーション: ある企業は、日本橋で人気の天丼専門店にも向かった。

映像説明: 店内のテーブル席。ロングヘアのロシア人女性と眼鏡をかけたロシア人男性の前に、天丼が運ばれてくる。 眼鏡をかけたロシア人男性が、はしを使ってエビの天ぷらを味わう。

ナレーション: サンクトペテルブルクを中心に、20以上の日本食(にほんしょく)レストランを展開するこのロシア企業。 ボリュームのある、カジュアルな日本食を探している。

映像説明: 眼鏡をかけたロシア人男性が手振りを交えながらインタビューに答える。

テロップ: WASABI エフゲニー・クセノフォントフ 会長

クセノフォントフ会長・ロシア語吹き替え: 日本の天ぷらは、ロシアの揚げ物と全然違いますね。 これまで天ぷらは油っぽいと思っていたけど、ここに来て印象が変わりました。 ロシアでも受け入れられると思います。

映像説明: 川沿いの繁華街。壁面や屋上に巨大な看板を掲げた建物の前を人々が行き来している。両手を上げてゴールインする男性を描いたグリコの看板や、白と金の背景から銀色の缶が浮かび上がるようなアサヒ・スーパードライの看板などが青空の下に並ぶ。

テロップ: 大阪・道頓堀

ナレーション: 続いて訪れたのは、食いだおれのまち、大阪。

映像説明: 「ぷれじでんと千房(ちぼう)」の入口。店名が日本語と英語で表示されている。壁やのれんなどが茶色でまとめられ、落ち着いた雰囲気を醸し出している。

テロップ: ぷれじでんと千房(ちぼう) オー・エム・ホテル日航ビル店

ナレーション: なかでも関心を集めたのが、大阪を代表するソウルフード、お好み焼きだ。

映像説明: 大理石のカウンターの大きな鉄板。白いコック帽をかぶった女性スタッフがお好み焼きに向けて、マヨネーズのボトルを振る。糸のように細く絞りだされたマヨネーズが、茶色いソースのかかったお好み焼きの表面を覆っていく。

ナレーション: 甘口のソース、目の前で焼くパフォーマンスなどから、興味をひかれたようだ。

映像説明: ソースとマヨネーズがかかったお好み焼きに花かつおが振りかけられる。鉄板にこぼれたマヨネーズがぶくぶくと泡立つ。 女性コックが、丸い鉄板に真っ白なメレンゲが載ったお好み焼きを、大きな鉄板の向こうのカウンターに置く。待ち構えたロシア人の一行がスマートフォンで撮影する。

ナレーション: きれいにデコレーションされたお好み焼きに、興味津々。

映像説明: ロシア人たちが取り分けられたお好み焼きに箸をつける。ひと口食べて、お互いに顔を見合わせる。 ロスインテルのシリナ副社長が驚きの声を上げる。隣に座るWASABIのクセノフォントフ会長と笑顔で言葉を交わす。

シリナ副社長・ロシア語吹き替え: おいしい! お客さんをもてなすのに良い! お酒にも合うんじゃない?

ナレーション: ロシアの食のプロも、お好み焼きの味と演出にうなった。

映像説明: ホールに設けられた商談スペース。白いテーブルクロスが掛かった大きなテーブルを、背広姿のクセノフォントフ会長と5名の日本人が囲む。 会長の隣に座るショートボブの日本人女性が、お好み焼きの感想を通訳する。 向かいに座る眼鏡をかけた日本人男性がにこやかに応対する。

ナレーション: 千房(ちぼう)は、お好み焼きに強い関心を示すWASABIと商談をおこなった。

テロップ: 千房(ちぼう) 中井 貫二(なかい かんじ) 社長

中井社長: われわれとしてはぜひ、ロシアというところに、まあ日本企業では、まだ数少ないんですけれども、そのなかで、いの一番に、進出したいなと考えています。

映像説明: 商談の席で、クセノフォントフ会長がショートボブの女性に向かって話をしている。

ナレーション: これに対し、WASABIの会長は、首都モスクワより競争が少ない、サンクトペテルブルクへの出店を提案した。

映像説明: 白いお皿を彩る寿司の写真。白身や赤身、エビやたまごなどのにぎり寿司が2貫ずつ並ぶ。(写真提供 WASABI) 黒いお皿に盛り付けられた寿司。サーモンやたまごなどの握りと鉄火巻きなどの巻物が上品に盛り付けられている。

ナレーション: WASABIの日本食レストランも、主体は寿司。 通貨ルーブルの下落により、食材が高騰したため、コストを抑えられる日本食(にほんしょく)として、お好み焼きに目を付けている。

映像説明: ホールに設けられた商談スペースのテーブル。クセノフォントフ会長の話に一同が耳を傾ける。 クセノフォントフ会長が、うなづききながら千房(ちぼう)の話を聞く。 千房(ちぼう)の中井社長が真剣な表情で説明する。

ナレーション: ロシアでの展開について、食材の調達や人件費、運営形態まで、具体的な話し合いが行われた。 ロシア側は、資本と技術の面での連携を求める考えがあるようだ。

映像説明: クセノフォントフ会長が、千房(ちぼう)のひとりひとりと目を合わせながら話す。 隣の座る日本人女性の通訳を介して、笑顔で話しかける会長。

テロップ: WASABI エフゲニー・クセノフォントフ 会長

クセノフォントフ会長・ロシア語吹き替え: 条件にもよりますが、私たちは、できれば合弁会社を希望したいです。 ロシアでお好み焼きを広めていきましょう。

映像説明: 立ち上がった中井社長が身を乗り出して右手を差し出す。クセノフォントフ会長も席から立ち、笑顔で握手をする。中井社長がその握手に左手を添える。

ナレーション: 両社は、継続して話を続けることとなった。

映像説明: 千房(ちぼう)の店内。クセノフォントフ会長をはじめとするロシア人の一行が大きな鉄板の前に立ち、店員がお好み焼きを焼く様子を見学している。生地が何枚も焼かれ、鉄板いっぱいに並ぶ。 黒いバンダナをかぶった男女のスタッフが、ボウルに入ったタネを素早くかき混ぜ、大きな鉄板の空いているスペースに流す。

ナレーション: ロシアに進出する日本の飲食店は、まだまだ少ない。 しかし、千房(ちぼう)は、逆にそれをチャンスと捉え、進出に意欲を見せる。

映像説明: 商談を行ったホールで、中井社長がインタビューに答える。 大きな鉄板の上で、焼かれているステーキ肉とお好み焼。 中井社長はほほえみながら話したあと、口をぎゅっと引き結ぶ。

テロップ: 千房(ちぼう) 中井 貫二(なかい かんじ) 社長

中井社長: できれば、まあ来年あたりにロシアに1店舗、まずは1店舗を展開させていきたいと。 最初の段階で、ま、ロシアに、やっぱり進出をして、日本の、食文化というものを、広げていきたいなと。

スタジオの宮瀬キャスター: ロシア企業は、寿司以外の日本食(にほんしょく)に、大きな関心を示していました。 日本の外食産業(さんぎょう)による海外進出が進んでいますが、ロシアはこれからの市場です。 今後の日本企業の挑戦に注目していきたいと思います。

映像説明: 宮瀬キャスターがお辞儀をする。

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