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シリーズ「バルト3国のITビジネス」 “電子化”進めるエストニア

2018年10月04日

欧州北東部、バルト海に面した人口130万人の国、エストニア。「スカイプ」発祥の地として知られるが、今、国をあげての“電子化”の取り組みで注目されている。市民に配布されたIDカードにより、行政サービスの99%がオンライン化された「電子政府」を実現、さらに、薬局での処方箋、電気代の支払いに至るまで、その活用が生活に浸透している。政府は、こうした技術を支えるスタートアップの振興に力を入れており、「e-Residency(電子居住制度)」を通じて、外国企業の取り込みにも積極的だ。そこには、ブロックチェーン技術を使って開発を進める日本人の姿も。社会インフラの“電子化”を推進するエストニアの現状とビジネスの可能性を取材した。

(10分23秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図から飛び出した、中が空洞になった地球儀が、回転しながら拡大表示される。 さらに世界のさまざまな都市の画像が周囲を取り巻きタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 地球儀と都市の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 赤いブラウスにチェック柄のロングスカート。

テロップ: 宮瀬 茉祐子(みやせ まゆこ)

宮瀬キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 バルト海に面した、人口わずか130万人の国、エストニア。スカイプが生まれたことで知られていますが、実は今、国をあげての電子化の取り組みで世界から注目されています。 シリーズでご紹介するバルト3国(さんごく)のIT(あいてぃー)ビジネス。今回は、エストニアの可能性を探ります。

テロップ: シリーズ「バルト3国(さんごく)のIT(あいてぃー)ビジネス」 “電子化”進めるエストニア

映像説明: 低い建物が並ぶ市街地。 四角い枠内にエストニアを示す地図のイラスト。ドイツ、ポーランド、リトアニア、ラトビアなどの国に近いエストニア。海を隔てて北にフィンランド、西にスウェーデンがあり、東側の国境はロシアと接している。 伝統的な街並みの中に、先のとがった塔が空高く突き出ている。緑が点在する街の奥には、海が広がる。

テロップ: エストニア

ナレーション: ヨーロッパ北東部に位置し、ラトビア、リトアニアとともにバルト3国(さんごく)と呼ばれるエストニア。 九州ほどの面積に人口およそ130万人が暮らす小さな国だ。

映像説明: 人々が行き交う広場。パラソルを広げたテラス席が並び、落ち着いた色合いの低層の建物が周囲を囲む。 四角い枠内にエストニアの地図のイラスト。エストニアの北部、フィンランド湾沿いに位置しているタリン。 広場でひときわ目立つ大きな建物。三角屋根から、細長い塔が伸びている。

テロップ: タリン

ナレーション: 港に面する首都タリンは、貿易を中心に栄えてきた。

映像説明: 石畳の古い街並みを、青と白のレトロなバスが進む。馬車の周りに観光客が集まっている。 街角にレストランの屋外テラス。多くの人でにぎわっている。

ナレーション: 中世の面影を今に伝える旧市街地は、世界遺産に登録。

映像説明: 赤茶色の屋根が密集する。遠くにはフィンランド湾と森も見える。 湾岸に沿ってかかっている高架橋。その向こうに大型の豪華客船と、クルーズ船が停泊している。

ナレーション: 対岸のフィンランドの首都ヘルシンキと高速船やフェリーで結ばれ、多くの観光客が訪れている。

映像説明: EU(いーゆー)の国旗がはためく黄色い建物。その前を多くの人が歩いている。 塔のある古い建物の周りにも、観光客の姿がある。 日よけを張りだした屋外の市場(いちば)。通路の両側に、野菜や果物を売る店が並ぶ。 店先に並んだ大きなスイカや、ブドウ、プラム。店の柱にはクレジットカードのマークがいくつも表示されている。 別の店には店頭に小さな木樽が置かれ、女性客が試飲しようとしている。

テロップ: 1人当たりGDP 19,840ドル GDP成長率 4.9%(EU(いーゆー)平均 2.7%) 出所 IMF(2017年)

ナレーション: 1人当たりのGDPはおよそ2万ドル。GDP成長率は4.9%と、EU(いーゆー)の平均を大幅に超える。

映像説明: 乗用車やトラムが走る道路。交差点を、若いカップルや車椅子の人、ベビーカーを押す人などが渡る。

テロップ: 電子政府

ナレーション: エストニアでは、2000年に行政手続きのオンライン化が始まった。いわゆる電子政府だ。

映像説明: 写真入りのIDカード。名前のほかに性別や国籍、誕生日などが刻印され、セキュリティ用のホログラムもついている。

テロップ: IDカード

ナレーション: すでに行政サービスの99%が電子化されている。

映像説明: カードを挿したノートパソコン。画面にログイン用のフォームが表示されている。 画面のアップ。手続き可能なサービスの画面が表示される。

ナレーション: 15歳以上の全国民にオンライン認証や電子署名が可能なIDカードが配布され、住民登録や会社登記などの行政手続きや、個人データの管理をすることができる。

映像説明: 薬局のカウンター。棚にたくさんの薬が並べられている。 客が店員にIDカードを手渡すと、店員が機械に通す。

ナレーション: 運転免許証や学生証、健康保険証にもなり、病院ではカルテ、薬局では処方箋の役割も。

映像説明: 住宅街にある有料駐車場。数台の車が止まっている。 敷地の入り口に、料金が表示された駐車場の看板。 スマートフォンの画面にテキストメッセージ。 利用時間や料金のテキストメッセージが送られてくる。

ナレーション: さらに、このIDカードは車のナンバーとも連動しており、駐車代の支払いを、携帯電話を通じておこなうことができる。

映像説明: 室内でインタビューに答える、Tシャツを着た若いエストニア人女性。 ダイニングテーブルでノートパソコンを開く。 画面を見ながらマウスを操作。 データが表示されている。 屋外で幼い男の子を抱っこする女性。 男の子がカメラに向かって手を伸ばし、女性が微笑む。 室内で女性のインタビューが続く。

若いエストニア人女性・日本語: 子どもの幼稚園の申し込みのときに、すべての手続きが家でできました。 インターネットバンキングに入るときにIDカードで入れ(はいれ)ます。 特に子どもが生まれたときに、自分があまり、家から出られない状況で、とても便利だったと思います。

映像説明: 市場(いちば)の一角で、金髪の女性がインタビューに答える。

金髪の女性・英語: 私は教師をしていて“e‐School(いーすくーる)”と呼ばれるシステムを毎日使っている。 IDでログインして成績を付け、それを両親がネットで見る。 (電気代の支払いなど)何が一番と言えないくらい日常的に使っている。

映像説明: 壁に「MEKTOLY(めくとりー)」と書かれた黄色い看板があるレンガ造りの建物。外国人男性に案内されて、スーツを着た一団が建物へ向かう。

テロップ: 2018年9月2~(から)8日 バルト3国(さんごく) 経済ミッション 主催:ジェトロ

ナレーション: そんな社会インフラの電子化を推し進めているエストニアを、日本企業の一行が視察に訪れた。

映像説明: スーツを着た男性や外国人女性ら数十人が、続々と歩いていく。

ナレーション: IT(あいてぃー)、商社、金融、製造業など20社を超える企業が参加。視察の動機を聞いた。

映像説明: グレーのYシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: JSR 社長室 豊田 暢之 主査

豊田主査: 最近エストニアがホットと聞いていましたので、優れたテクノロジーとかビジネスモデルを持ったエストニアのスタートアップと連携ができないかっていうことで、こちらに来ました。

映像説明: 黒いスーツにストライプのネクタイをした男性。

テロップ: ヒトメディア スタートアップ課 廣池 颯人(ひろいけ はやと) さん

廣池(ひろいけ)さん: 仮想通貨に関する事業をこれから進めようと思っています。

映像説明: レンガ造りの建物。外壁の一面に黄色い看板が掲げられ、大きな文字で「MEKTORY(めくとりー)」と書かれている。 建物の中。ホールの壁に埋め込まれたマルチディスプレイ。そばにボックス型の椅子と、キャスター付きの机が置いてある。服が掛けられたパイプ付きのボックスがあり、壁には写真が飾られている。ホールの横には、番号が振られたガラス張りの部屋がある。 赤いソファーで、若者たちがノートパソコンを操作する。

テロップ: メクトリー

ナレーション: 視察団が訪れたのは、タリン工科大学のイノベーション拠点。 世界中のビジネス、大学、投資家をつなぎ、新しいアイデアとイノベーションの創造を目的とした研究機関だ。

映像説明: ジーンズにTシャツなどのカジュアルな服装の若者たち十数名が、ガラス張りの部屋に入っていく。 コルクボードに貼られた何枚もの写真。機械に触れる子どもたちや、パソコン画面を見て話し合う学生たちの様子。

ナレーション: 設立は1918年。今年でちょうど100周年を迎える。

映像説明: 緑の照明に照らされた廊下。壁に貼られた木々(きぎ)の写真が緑に染まり、森の中のような雰囲気。 天井からキノコの形をした照明が吊り下げられている。 大教室に椅子を並べた講演会場。マイクを持った外国人男性が、スーツを着た数十人の前でスピーチをしている。スクリーンには英語のプレゼン資料。 スクリーンのアップ。「What is Mektory(めくとりー)?」と題された資料が映し出されていて、メクトリーの概要が写真つきで表示されている。

ナレーション: 分野を問わず、さまざまな研究がおこなわれ、日本の自動車メーカーも電気自動車や自動運転技術などの開発を共同でおこなっている。

映像説明: 薄暗い部屋。天井のライトが、赤、緑、青と色を変えながら室内を照らす。電光掲示板には、時刻や温度の表示。いくつかの装置が展示されている。 暗い空間に青く浮かび上がる四角い装置。高さは大人の身長ほどあり、ダクトが伸びている。 別の一角。輪のようなかたちの装置を持った女性。スイッチを入れると、外側に取りつけられた照明が黄色く光る。 説明を聞いている視察団。天井の装置から蒸気のような白い煙が出ている。

テロップ: 空調システム実験室

ナレーション: 子どもたちにも、技術者の道に目を向けてもらう目的で作られた実験室などがあり、次世代をとらえた活動にも力を注ぐ。

映像説明: 金髪の女性が、「005」の番号がついた部屋を見せる。 扉のガラスから見える室内にはパソコンの置かれたデスクがあり、若者が背中合わせで仕事をしている。

ナレーション: インキュベーション施設としての役割もあり、複数のスタートアップがオフィスを構える。

映像説明: 建物を上空からとらえた映像。緑の多い敷地に、コンクリート造りの低層ビルが並ぶ。駐車場には多くの車。 テクノポールの社屋の外観。屋上にある看板に掲げられたブーメランのような形をしたオレンジ色(いろ)のロゴにズームインする。(映像提供 Tehnopol(テクノポール)) 建物の内部。白を基調としたモダンなデザイン。ロビーは吹き抜けになっており、2階の渡り廊下へ上がる階段がある。奥には椅子や観葉植物がある。 壁に、さまざまな企業ロゴのパネルが貼られている。

ナレーション: 周辺には、スカイプなどIT(あいてぃー)関連企業の施設が集中しており、スカイプ出身者が携わるスタートアップも多い。

映像説明: 廊下の両側に、ガラス戸で仕切られた部屋がいくつも並ぶ。 ゆったりとした室内で、男性がパソコンに向かっている。 隣の部屋にもデスクが並ぶ。

テロップ: 成功企業が資金やノウハウを提供して 新たな企業を生むエコシステムが形成

ナレーション: 成功企業が資金やノウハウを提供して、新たな企業を生むという、エコシステムが形成されている。

映像説明: 壇上でスピーチをする赤いチュニックを着た金髪の女性。後ろのスクリーンには英語のプレゼン資料が映し出されている。スタートアップの数や経済効果が表示されている。 身振りを交えながら話す赤いチュニックを着た金髪の女性。

ナレーション: スタートアップの支援をおこなう政府機関「スタートアップ・エストニア」では、現在550社のスタートアップを2020年までに1,000社にする目標を掲げている。

映像説明: インタビューに答える、赤いチュニックを着た金髪の女性。 壇上でスピーチをする赤いチュニックを着た金髪の女性の様子。スクリーンに映した地球のイラスト。エストニアの位置を拡大表示し、人口や面積、通貨などの概要を説明する。

テロップ: 政府機関 スタートアップ・エストニア メリリン・ルック プロジェクトマネージャー

ルックプロジェクトマネージャー・英語: エストニアのスタートアップ・エコシステムはとても小さいが、活気があり緊密な関係で学べる。政府関係者とも簡単にコンタクトが取れます。

ナレーション: こうした環境は、外国人にも開かれている。

映像説明: アニメーションの資料映像。青い長方形の中に星のような丸い光が飛び、アルファベットで「エストニア」の文字が現れる。 背景が白に変わり、電子回路のようなイラストに「TECH」の文字が重なる。 ビジネスバッグが現れ、バッグからタブレットが取り出される。画面をスワイプすると、請求書や税金申告書、契約書が次々と表示され、指先で署名していく。(映像提供 エンタープライズ・エストニア)

テロップ: e-Residency(いーれじでんしー) 電子居住制度

ナレーション: 海外からのビジネスをしやすくしたのが、2014年に導入したe‐Residency(いーれじでんしー)、すなわち、電子居住制度だ。エストニアに住んでいなくても、外国人を含め、電子政府のシステムの利用が可能になり、

映像説明: スクリーンに映し出されたパソコン画面。会社登記用のフォームに、資本金に関する情報を入力していく。保存ボタンを押すと、会社登記に関する情報の一覧が現れる。画面の項目はすべて英語で表示されている。

ナレーション: 会社の設立にとどまらず、納税など日々の業務をオンラインでおこなえる。 会社登記は平均3時間で完了し、98%の会社がオンラインで誕生している。

映像説明: 8階建てのモダンなビル。外壁の上部には数社のロゴマークが掲げられている。 そのうちの1つに、矢印の四角形が重なったロゴマークと「CYBERNETICA(さいばーねてぃか)」の文字。

テロップ: サイバーネティカ

ナレーション: この電子政府の基盤となるシステムは、エストニアの企業が開発した「X‐Road(えっくすろーど)」だ。

映像説明: 室内。スクリーンに表示された「X‐Road Program(えっくすろーど ぷろぐらむ)」の文字。 大きなパーティションに、サイバーネティカのロゴマークと、「Remote Tower」の文字。その下には、空港の駐機場と滑走路のような場所を写した白黒写真。

テロップ: X‐Road(えっくすろーど) 各行政機関 医療機関などのデータベースを 安全に連携させるプラットフォーム

ナレーション: 「X‐Road(えっくすろーど)」は、各行政機関、医療機関などの分散されたデータベースを安全に連携させるプラットフォーム。

映像説明: パーティションが置かれた部屋で、日本からの視察団が説明を聞いている。 前に立つのは、ブルーのワンピースを着て眼鏡をかけた女性。スクリーンに、「Cybernetica at Glance」のタイトルと電子回路と英語の説明、樹木を組み合わせたイメージ図が映し出されている。 スーツを着た二十数名の男女が、女性の話に耳を傾ける。

ナレーション: これにより900を超える関連組織のデータベースとつながり、コスト削減と効率化を実現した。 現在、フィンランド、アゼルバイジャンなどでも導入され、世界へ拡大中だ。

映像説明: 最前列でメモを取っている、紺色のジャケットを着た男性。

テロップ: 日本(にほん)ユニシス スマートタウン戦略本部 井上 佑介 さん

ナレーション: 熱心に耳を傾けていたのは、IT(あいてぃー)による地域活性化の事業を担当する井上さん。

映像説明: 屋外でインタビューに答える井上さん。

井上さん: (日本の)地方自治体の効率化にトライするに当たって、「X‐Road(えっくすろーど)」の仕組みが手段の1つとして考えられるのではないかというふうに捉えています。

映像説明: 倉庫のような建物が並ぶエリア。視察団の一行が歩いてくる。 黒いレンガ造りの3階建ての建物へ向かう。 入り口のドアを囲むように猫の絵が描かれ、自転車置き場やテーブルが置かれている。 建物の近くには白と黒と赤、3色の斜めのストライプ柄の標識が立ち、案内板が取りつけられている。

ナレーション: 今、注目のブロックチェーンの分野で、さらなる展開を目指すエストニア生まれのスタートアップがある。カフェやギャラリーなどが集まる、旬のエリアにオフィスを構えるファンダービームだ。

映像説明: 黒いTシャツを着た外国人男性2人が壇上に上がり、英語で説明をおこなっている。 2人のTシャツには、カタカナで「ファンダービーム」と書かれている。 マイクを握り、説明をしているあご髭を伸ばした外国人男性。 スクリーンには「FUNDING THROUGH SYNDICATING」と題された資料が映し出され、図や矢印で投資の仕組みが図解されている。 投資家からスタートアップへの資金の動きや、デジタル・トークンを利用して投資家へ還元する流れが示されている。

テロップ: 独自の仮想通貨でスタートアップへの投資を募る 仕組みをブロックチェーン上(じょう)で提供

ナレーション: 独自の仮想通貨を使い、スタートアップに対する投資を募る仕組みを、ブロックチェーン上(じょう)で提供している。資金の流動性が高いことや取引の透明性が売りだという。

映像説明: もう1人の外国人男性が、ジェスチャーを交えながらプレゼンをおこなう。 後ろのスクリーンには、「FUNDERBEAM(ふぁんだーびーむ): 3‐IN‐1」と題された資料が映し出されファンダービームの強みを示した図が映し出されている。

テロップ: ファンダービーム アルドー・マルディソー ディレクター

マルディソーディレクター・英語: 通常スタートアップへの投資は(資金回収に)長い期間がかかるが、これらの仮想通貨で投資すれば、すぐに流通市場で取引できる。

映像説明: 天井の高い広々とした室内でマルディソーディレクターのプレゼンが続く。ソファーに腰かけ、聞き入る聴衆。壇上のスクリーンの映像が、天井から吊された複数の小型スクリーンにも表示されている。 プレゼン後。3人の日本人男性とマルディソーディレクターがテーブルを囲み、マルディソーディレクターの話を真剣な表情で聞いている。

ナレーション: その仮想通貨売買の実演もおこなわれ、日本企業の参加者からの関心を集めていた。

映像説明: 広い会議室。ヘッドマイクを付けた日本人男性がプレゼンを行っている。話を聞く数十名の人々。外国人も多い。 スクリーンには、英語と日本語で書かれた説明。

ナレーション: ブロックチェーンの分野では、実は日本人が設立したスタートアップが、すでに現地で活躍している。去年、タリンに拠点を設け、欧州の企業とパートナーシップを組み、ブロックチェーンを使った新しいビジネスモデルの開発をおこなっている。

映像説明: スクリーンを示しながら説明を続ける、口ひげを生やし、スーツを着た日本人男性。

テロップ: ブロックハイブ 創業者 日下 光(くさか ひかる) さん

ナレーション: 仮想通貨に視点が集まりやすいブロックチェーンだが、実用的な事業を増やしていくことを目指しているという。

映像説明: モダンなオフィスで日下さんが答える。

日下さん: 本質的にブロックチェーン技術っていうのを追及していこうってなったときに、どこで活動するのがいいんだろうかと考えたなかで、エストニアっていう国は分散型の技術であったりとか、ブロックチェーンと同じような技術を使ったものを、国家レベルで導入している国だったので、それが僕たちにとっては一番大きな決め手になりました。

映像説明: デスクに曲面ディスプレイが並ぶオフィス。 チェックのシャツを着た日下さんが、手元のノートパソコンを操作している。 会議室。日下さんがモニターに資料を映しながら、2人の男性と話し合っている。 画面には、「ID Verification」題された資料が映し出され、IDの認証アプリの構想が図で示されている。

ナレーション: 新しい資金調達の仕組みに関して、エストニア政府の政策アドバイザーも務めている日下さん。将来的には、その経験を日本の産業や行政との連携に生かしていくことも1つの目的だという。 エストニアで事業をおこなう魅力は、何か聞いた。

映像説明: インタビューに答える日下さん。

日下さん: 自治体のかたたちと話すような感覚で、中央政府、行政のかたたちとコミュニケーションをしながら、イノベーション推進していけるっていうのが、僕らにとっては一番の魅力でした。

映像説明: スタートアップ企業のオフィスやプレゼンの様子、会社登記画面やパソコンに向かう若者たち、市街地の街並みの映像が回想するように流れる。 バスに乗り込んだ視察団の一行。

ナレーション: コンパクトで緊密なエコシステムを武器に、新しいことに挑み、電子化の取り組みで最先端を行くエストニア。視察に参加した企業には、予想を上回る発見があったようだ。

映像説明: バスの中でインタビューに答える廣池(ひろいけ)さん。

テロップ: ヒトメディア スタートアップ課 廣池 颯人(ひろいけ はやと) さん

廣池(ひろいけ)さん: スタートアップの勢いというか、支援体制とかが民官も両方整っていて、大学とかの連携とかもよくできているなっていうのをすごく感じました。

映像説明: 屋外でインタビューに答える豊田主査。

テロップ: JSR 社長室 豊田 暢之 主査

豊田主査: インキュベーターやスタートアップハブとかですね、いろいろ回って、実態がどうなっているか分かりましたし、一番良かったのは、現地のかたたちと直接コンタクトが取れて、今後の関係性が築けたこと、これは非常に貴重な機会でした。

スタジオの宮瀬キャスター: エストニアは、国の活性化のために、IT(あいてぃー)を活用して積極的に海外の力を取り込もうとしていました。日本も学ぶべきところがあるかもしれません。

映像説明: 宮瀬キャスターがお辞儀をする。

番組で紹介しているエストニアなど、欧州のスタートアップに関するレポートは、「特集 欧州に学ぶ、スタートアップの今」をご覧ください。

次の番組も併せてご覧ください:
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