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マレーシア・ジョホール州の都市開発 ‐国境を越えて拡大する経済圏‐

2018年10月18日

マレーシアのマレー半島南端、ジョホール州で大規模な都市開発が進められている。高層マンションや商業施設、工場が次々に建設、さらに、タンジュンペラパス港が整備されるなど、この10年で街の姿は劇的に変化した。その背景にあるのは、このエリアの地の利だ。海峡を挟んでシンガポールに隣接しており、事業運営コストの高い同国からの機能の移転先としても注目されている。こうした変化を捉え、街づくりに参画する大手商社のほか、地元の英語人材を活用すべく進出するIT企業、また、製造品目の拡充を図るメーカーなど、日本企業にも動きがみられる。ASEANにおける国境を越えた経済圏の広がりとビジネスの可能性を現地で取材した。

(9分34秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図から飛び出した、中が空洞になった地球儀が、回転しながら拡大表示される。 さらに世界のさまざまな都市の画像が周囲を取り巻きタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 地球儀と都市の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 黒い襟なしブラウスに白いズボン姿。

テロップ: 宮瀬 茉祐子(みやせ まゆこ)

宮瀬キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 マレーシアのジョホール州では今、大規模な都市開発が進められています。 隣接するシンガポールでコストが上昇するなか、そこから企業の拠点を移転させる動きも見られます。現地でビジネスを拡大させようとする取り組みを取材しました。

テロップ: マレーシア・ジョホール州の都市開発 ‐国境を越えて拡大する経済圏‐

映像説明: 木々(きぎ)が生い茂る森の向こうに、何棟(なんとう)もの高層ビルが建っている。 手前には森を切り開いた土地があり、建設用のタワークレーンが空高く伸びている。

ナレーション: うっそうとした森の先に、こつ然と高層ビル群がそびえたつ。

映像説明: 緑の多い海岸沿いの街。海に突き出た地区に高層ビルが密集して建っている。目と鼻の先には対岸の陸地が見える。 四角い枠内にマレーシア・ジョホール州を示す地図のイラスト。マレーシア国内、マレー半島の最南端にジョホール州があり、半島の南に浮かぶ小さな島がシンガポール。 平坦な砂地(すなち)が広がる埋め立て地。ダンプカーやショベルカー、クレーンが並んでいる。 砂地(すなち)の上を、ブルドーザーが走る。

ナレーション: ここはマレー半島の最南端に位置するジョホール州。 10年以上前から大規模な都市開発がおこなわれてきた。

映像説明: そびえたつ白い高層の建物。道路脇には完成予想図が描かれ、価格が書かれた看板が立っている。 赤い色で縁取られた(ふちどられた)工場のような建物が、直線道路に沿って並んで建っている。 建設中の高層の建物。すでに完成している隣の白い建物との連絡通路も造られている。

ナレーション: 住居用の高層マンションや企業の進出先となる工業団地が次々と建造され、街の姿は劇的に変わろうとしている。

映像説明: 足場が組まれた白い高層マンション。周辺にも高層マンションが点在する。

テロップ イスカンダル計画

ナレーション: その開発をけん引するのが、マレーシア政府が進める「イスカンダル計画」だ。

映像説明: 花が飾られた部屋でインタビューに答える茶色のジャケットに白いワイシャツを着た男性。

テロップ: イスカンダル地域開発庁 イスマイル・イブラヒム 長官

イブラヒム長官・英語: この計画は経済成長と、地域の人々に利益をもたらすことを目的にしている。

映像説明: 海岸の埋め立て地。ダンプカーやクレーンが並んでいる。ショベルカーもあり、アームが動いている。 木々(きぎ)が生い茂る森の向こうにそびえたつ高層ビル群。森の手前の開発中の地区と道路で結ばれ、周辺には池なども整備されている。工事現場には多くの車が並び、建設中のビルにはタワークレーンがあり、アームが空高く伸びている。

ナレーション: イスカンダル計画はジョホール州南部で進められている広大な地域を開発するもの。 その規模は東京都の広さに匹敵する。

映像説明: 大型ダンプカーの荷台にショベルカーが砂を積んでいる。周りには、いくつもの砂の山。

テロップ: 2006年にスタート 2025年に完成予定

ナレーション: 2006年にスタートし、2025年の完成を目指す。

映像説明: マレー半島南端の地図。海岸沿いや内陸に計5つの開発エリア。シンガポールとの海岸線に沿って西から「西部ゲート開発」、「イスカンダル・プテリ」、「ジョホールバルシティセンター」、「東部ゲート開発」。ジョホールバルシティセンターの北西には「セナイ・スクダイ」という開発エリアもある。

ナレーション: 金融や住居など、それぞれの地域の特徴に合わせて5つの重点エリアが設けられている。

映像説明: 港湾近くのコンテナターミナル。白や青、赤色の貨物コンテナがびっしりと並ぶ。 穏やかな海をコンテナ船が行き交う。 コンテナヤードに大量のコンテナが積み上げられ、クレーンが動いている。コンテナのあいだをトレーラーが走る。

テロップ: タンジュンペラパス港

ナレーション: こちらは港湾エリア。 港を中心に、物流を担う拠点として開発されてきた。

映像説明: ガントリークレーンが並ぶ埠頭。岸壁にはコンテナを高く積み上げた船が停泊している。クレーンの下にはコンテナを載せたトレーラーが列を作っている。

テロップ: コンテナ貨物量(2017年) タンジュンペラパス 838万TEU(てぃーいーゆー) 東京 505万TEU(てぃーいーゆー) 出所:国土交通省

ナレーション: 貨物の取扱量は年々、増え、すでに日本最大の東京港を大きく上回る規模になった。

映像説明: コンテナヤードの向こうに、大きな白い管理棟や低層の建物が建つ。

テロップ: フォルクスワーゲンの工場

ナレーション: さらに、ヨーロッパの自動車メーカーが輸送拠点に利用するなど、企業の集積も進みつつある。

映像説明: 真っすぐに伸びる広い道路。その先に何棟(なんとう)もの高層ビルが建つ。 四角い枠内にジョホール州の地図のイラスト。マレーシアのマレー半島南端、ジョホール州の地図。ジョホールバルは州南端の海岸沿いの街。その対岸にシンガポールが位置する。 ジョホールバルの街並み。ビルに面した道路に多くの車。街灯には、月と星が描かれた旗が掲げられている。 車やバイクが止められた道路。テラス席のある店の横を、カジュアルな格好をした男性が通り過ぎていく。

テロップ: 人口 370万人

ナレーション: そのジョホール州は、マレーシアに13ある州の1つ。 370万の人が暮らしている。

映像説明: ヒジャブをかぶっている女性や、長袖のシャツを着ている女性が歩く。幼い子を抱いた2人の母親が、子供をあやしている。 トランクを開けた車の後ろで、ベビーカーをたたむ男性とヒジャブをかぶった女性。 公園でギターを弾きながら歌うストリートミュージシャン。周りで、人々が思い思いに過ごしている。 夫婦と2人の子供の家族連れが音楽に耳を傾けている。

テロップ: 世帯収入(2016年) ジョホール州 約154,000円/月 クアラルンプール 約247,000円/月 出所:マレーシア統計局

ナレーション: 世帯収入は、マレーシアでも平均的で、月およそ15万円。 首都のクアラルンプールと比べるとかなり少ない。 今ものんびりとした雰囲気が残っている。

映像説明: 草木が生える空き地の奥に、建設中の大きなタワーマンション。

ナレーション: なぜ、ここで、大規模な開発がおこなわれているのか?

映像説明: 立体交差の大きな橋を、たくさんの車やバスが渡っている。橋が架かる先には、高層ビルやマンションが建ち並ぶ。 橋を埋め尽くす車とバス。渋滞のため、徐行して走行している。 狭い海峡にかかる橋を挟んで手前にマレーシア、奥にシンガポール。マレーシア側には低い建物が建ち、「D A U L A T T U A N K U」と書かれた看板が立っている。シンガポール側は、緑豊かな土地に高層ビルが並ぶ。画面右下にマレーシアとシンガポールの海峡付近の地図のイラスト。ジョホール州と対岸のシンガポールをつなぐ橋は「コーズウェイ」と示されている。

ナレーション: そのヒントがこちらの橋。 朝の通勤時間には、対岸を目指し、交通渋滞がおこる。 わずか2キロ先がシンガポールだ。

映像説明: 高層ビル群のすぐそばにかかる橋が、渋滞中の車やバイクで埋め尽くされている。

ナレーション: 働くために、多くの人がこの橋を渡る。

映像説明: 湾岸エリアに密集して建つ、さまざまな形の高層ビル。ビル群の方に向かって橋が伸び、その上を人々が歩いて渡っている。橋の先には口から水を噴き出している白いマーライオンの像。

テロップ: シンガポール

ナレーション: そのシンガポールは、東南アジアのハブと呼ばれ、高い経済成長を遂げてきた。

映像説明: 整備された歩道をたくさんの人たちが歩いている。青や緑の標識に書かれた文字は英語。 道路沿いに並んだ店の前を、女性たちやカップルが歩く。

テロップ: 一人当たりGDP(2017年) シンガポール 57,713ドル 日本 38,440ドル 出所:IMF

ナレーション: 一人当たりのGDPも日本を大きく上回り、世界で最も生活費が高い国と言われる。

映像説明: 高い場所から見下ろした街の一角。近代的なビルや高層マンションのそばに、緑が広がる地域。近くに低層の建物が並ぶ地区もある。

ナレーション: 今、シンガポールから周辺地域に経済圏が拡大しつつあり、事業や生活の一部を移す動きが見られる。

映像説明: オフィスで話をするイブラヒム長官。

テロップ: イスカンダル地域開発庁 イスマイル・イブラヒム 長官

イブラヒム長官・英語: シンガポールのビジネスコストはとても高い。 この地域に事業を移転させることや、ここで拡大させることは、 コストの面でも優位性がある。

映像説明: うっそうと生い茂るヤシの木。生い茂る木々(きぎ)の向こうに、建設中の高層ビルが数十棟(すうじゅっとう)、並んでいる。 森のふちに沿って、ビル群への道路が整備されている。 ドーム状の屋内。開発地区のジオラマが展示されている。

テロップ: フォレスト・シティ

ナレーション: ジョホール州はシンガポールの機能に代わる場所として、関心を集めている。 こちらは中国企業が開発するエリア。 埋め立て地に70万人が住む都市をつくる。

映像説明: ビルの模型の1つに、英語で「SOLD OUT」、と中国語で同じ意味の漢字が書かれた垂れ幕がつけられている。 ほぼすべての高層マンションの模型にも、同じ垂れ幕がつけられている。 ビルの屋上で、遠くを指さしながら話す2人の男性。 ビル群や緑豊かな地域を示しながら話している。

ナレーション: そのジオラマには成約済みの札(ふだ)が並ぶ。 しかし、投機目的の不動産開発には懸念する声も。 現地で不動産を扱うコンサルタントは慎重な姿勢が必要だと言う。

映像説明: 埋め立て地と、その一角に建つ高層ビル群を背に、紺色のシャツを着た男性がインタビューに答える。

テロップ: 不動産コンサルタント JJ Brights 木藤 敬介(きどう けいすけ) 社長

木藤(きどう)社長: 今、結構、値段が上がってきてますんで、そのへんをよく調査されることが大事かなと思います。

映像説明: 晴れ渡った空の下。多くの高層ビルが建ち並ぶエリア。高層ビル群に向かって3車線の道路が伸びている。 道路脇に、アルファベットで「MEDINI ISKANDAR MALAYSIA(メディニ イスカンダル マレーシア)」と書かれた看板。 屋内。展示された開発エリアのジオラマ。ビルのあいだや道路沿いに街路樹が配置されている。ジオラマの横に、グレーのスーツを着た男性。

ナレーション: そこで、これから注目されるのが商業施設の開発だ。 シンガポールに近いメディニ地区。 三井物産が、その開発事業体に参画している。

映像説明: グレーのスーツを着た中野副社長が、ビルの高層階のテラスから周辺地域の方を指さしながら話す。

テロップ: メディニ(三井物産) 中野 康弘(なかの やすひろ) 副社長

中野副社長: マレーシア側のイミグレーションから、高速使って、いちばん最初の街がこのエリアになる状況になってます。シンガポールが近いので、シンガポールのかたで、こちらに居(きょ)を構えようという方の購入者が多いというふうによく聞きます。

映像説明: ビルの高層階から見下ろした周辺地域。平坦で緑豊かな土地に、幅の広い道路が何本も走る。 整備された公園。木々(きぎ)が並ぶ歩道に、カップルやストリートミュージシャン。奥にはモダンなカフェが並ぶ。 近代的な茶色い建物。前に駐車場があり、数台の車やバイクが止まっている。 別の建物の前に、剣を持った、3メートル大のレゴの人形。若い人たちや親子連れでにぎわっている。

ナレーション: メディニ地区は、東京都の中央区とほぼ同じ大きさがある。 人々が快適に暮らせる街を一から作る。 病院やアミューズメント施設が完成し、さらにオフィスビルの建設が進む。

映像説明: 中野副社長がジオラマの展示室でインタビューに答える。

中野副社長: 私たちは、20年、30年の計画と考えてまして、その最初の3分の1がですね、今、立ち上がって、インフラはすべて開発が完了した。で、土地の販売も約9割が終わった。で、これからやっぱり、ディベロッパーさんと一緒に、みんなでまちづくりをしていこうというステージに入ってきていると。

映像説明: 日光を反射して輝く、巨大なビル。近くにはクレーンのある建設中のビル。 屋内。縦型ブラインドから光が差し込む通路。ワイシャツを着た男性が、部屋へ入っていく。 白を基調とした室内。複数置かれた正方形のテーブルに、赤と白の椅子が用意されている。壁には脚立が立てかけられている。

ナレーション: そのメディニ地区に完成したばかりのオフィスビル。 すでに、シンガポールや日本の企業が入居を決めている。 ちょうどこの日、仕事を始める企業があるというので訪ねた。

映像説明: 受付の壁にはロゴマークと社名。丸みを帯びた四角(しかく)の中に、赤いハートマークをあしらったロゴマーク。マークの横には「OBC」の文字。その前で男性がインタビューに答える。

撮影スタッフ: いつ引っ越されたんですか?

ワイシャツを着た男性: 今日です。今日の朝、はい。

映像説明: 仕切りの少ない広々としたオフィス。低いパーティションで区切られた白い机が並び、数十人のスタッフが仕事をしている。白で統一された室内で、赤い柱や椅子がアクセントになっている。 ヒジャブをまとった女性スタッフが、真剣な表情でパソコンの画面を見つめている。

ナレーション: 真新しいオフィスには大学を卒業したばかりの新人40名が集められ、期待を胸に、机に向かっていた。

映像説明: ワイシャツを着た男性スタッフの席の向こうに、多くの女性スタッフの姿。 低いパーティションで仕切られたデスクでパソコンを操作する。

テロップ: オウケイウェイヴ

ナレーション: 入居したのは、IT(あいてぃー)企業のオウケイウェイヴ。 設立した子会社を通じて、新たなビジネスを始める。

映像説明: パソコン画面に、オウケイウェイヴのサービスの概要が表示されたページのキャプチャ画像。質問したい人と回答したい人が描かれ、文章とイラストで説明されている。

ナレーション: オウケイウェイヴは、インターネットを通じて、悩みや疑問を無料で解決できるQ&Aサービスを運営する企業。

映像説明: パソコンを見つめている眼鏡をかけた男性スタッフ。

テロップ: 仮想通貨分野へ参入

ナレーション: そのサービスと連携させて、仮想通貨分野に参入する。

映像説明: 並んで座る男性5人の写真。後ろのボードには「OK BLOCKCHAIN CENTRE」「20 AUGUST 2018」などと英語で書かれている。

テロップ: ブロックチェーン

ナレーション: そこで力を入れるのが「ブロックチェーン技術」の開発だ。

映像説明: Tシャツを着た男性が、オフィスでインタビューに答える。

テロップ: オウケイウェイヴ 松田 元(まつだ げん) 社長

ナレーション: オウケイウェイヴの松田社長。

松田社長: 新規事業として、われわれ、ブロックチェーンというものに非常に注目をしててですね。ただ一方で、ブロックチェーンの技術者っていうのが非常に世界的に見てもですね、枯渇していて、日本にも少ないので、マレーシアのジョホールバルというところに焦点を当ててですね、これから大量の技術者を雇って全員をブロックチェーンの技術者にしていこうという構想を持って、今、展開しています。

映像説明: 仕切りの少ない、すっきりとしたオウケイウェイヴのオフィス。低いパーティションで区切られた白い机が並び、数十人がパソコンに向かっている。 男性スタッフと女性スタッフが話している。 ヒジャブをかぶった別の女性スタッフが、スマートフォンを確認しながら男性スタッフと話している。

ナレーション: 現地にあるマレーシア有数の工科大学と提携。 大学でブロックチェーン技術に関する講義をおこなう一方で、優秀な人材を確保する。

映像説明: オフィスでインタビューに答える松田社長。

松田社長: ベトナムとかですね、中国というのは非常にその技術者の単価が高いんですね。 一方で、マレーシアのクアラルンプールも結構技術者の単価が高いんですけども、ジョホールバルだけはですね非常に安い単価で、かつシンガポールも近くて、かつ全員英語が理解できて、かつ親日と、文句ない場所だなということで、今回選定したと。

映像説明: 青空の下に広がる水田。遠くにはマンションやビルが見える。 フェンスの奥に、3階建てほどのグレーの建物。屋上近くの壁には、英語で「SHINYEI(しんえい) TESTING MACHINERY CO., LTD.」と社名が掲げられている。玄関からほど近い場所には大きなシャッター。 モニタールームのような室内。作業服を着た男性社員2人がパソコンモニター画面の前に立っている。1人が操作パネルのスイッチに手を伸ばす。 白い縦長の機械。前面に透明の扉が備え付けられ、中の装置が作動している。本体から伸びるアームの先に、モニターが取り付けられている。

テロップ: 茨城県 つくば市

テロップ: 神栄テストマシナリー

ナレーション: 茨城県のつくば市にある神栄テストマシナリー。 シンガポールからジョホール州に営業拠点を移転させた。 この企業も現地で新たなビジネスを始める。

映像説明: 固定器具のついた縦長の実験装置。胸の高さの位置に、スマートフォンが固定されている。そばに立つ男性社員がスイッチを手にしている。 両脇からアームで挟むように固定されたスマートフォン。 固定器具が装置を滑り落ち、スマートフォンが台座に落下する。

テロップ: 落下試験機

ナレーション: 手掛けているのが衝撃や落下の試験装置。 例えば、これはスマートフォンの強度を調べる機械。

映像説明: 大型装置の横に操作パネルとパソコンモニター。2人の男性社員が耐久試験をしている。1人が操作パネルのスイッチを押すと、大型装置の一部が落下し、対象物に衝撃を与える。男性社員2人がモニターの表示内容を確認する。 落下の試験装置でスマートフォンを落下させる。 落下した携帯電話はパネルがめくれ上がり、本体とのあいだに隙間ができている。

テロップ: 衝撃試験機

ナレーション: ほかにも、衝撃試験機など耐久性を調べる装置を日本国内で製造してきた。 品質管理の重要性が増しており、こうした製品の需要が伸びていると言う。

映像説明: ノートパソコンを操作する作業服の男性。 試験機を設置している屋内のスペースでインタビューに答える。

ナレーション: 社長の柴田さん。20年前、シンガポールに駐在していた。

テロップ: 神栄テストマシナリー 柴田 真一 社長

柴田社長: 私がいた時、実はジョホールバルは日本人がそんなに住める環境ではなかったですね。で、今はもう日本人の小学校もありますし、あとイオンもできて、日本人がビジネスをやりやすい状況に、すごく、生活面でも整っていると思いますね。

映像説明: 柵状の門の向こうに、英語で「SHINNYEI(しんえい) KAISHA ELECTRONICS (M) SDN BHD」などと書かれた看板が掲げられた2階建ての建物。

テロップ: 神栄 マレーシア

ナレーション: こちらがジョホール州にある工場。

映像説明: 工場内で、手袋を着けた作業員が製造した小さな部品を並べている。 機械によって並べられていく銀色の電子部品。厚みのある四角い部分から、2本の足が伸びるコンデンサ。 ゆっくりと時計回りに回転する機械に、部品が流れていく。 緑色(みどりいろ)のコンデンサがびっしりとケースに並ぶ。 作業服を着た2人の男性社員が、モニターを確認している。 画面には、設計中の試験装置の3D(すりーでぃー)モデル。

ナレーション: 30年前から、グループ企業が電子部品を作ってきた。 工場で使われている工作機器も自社で設計し、製造したもの。 ものづくりのノウハウを蓄積させてきた。 その技術力を活かし、試験装置の製造を始める。

映像説明: 試験機を設置している屋内にいる柴田社長。 衝撃試験装置を調整する社員。横で別の社員が操作パネルのスイッチに手を伸ばす。柴田社長が2人を見守る。 モニターに試験結果のグラフ。波形が1点で突出している。 丸い機械を流れていく大量の部品。 運ばれてきた部品が、アームに挟まれていく。 黒のヒジャブをかぶった女性作業員が、機械の扉を開けて作業をしている。 鍵の模様がプリントされたヒジャブをかぶった女性作業員が、マスクと手袋を着けて細かい作業をしている。 柴田社長のインタビューが続く。

柴田社長: 近年、携帯端末ですね、スマートフォンとかタブレットとか。そういうものの衝撃を測るという需要が非常に増えてますので、これまで日本ですとか、韓国、台湾、中国、こちらのほうがメインだった市場が東南アジアにどんどんどんどん移行してます。現地感覚で見える感覚での事業っていうのをマレーシアから取り組んでいきたい、そういう考えです。

スタジオの宮瀬キャスター: 現地に進出した企業は、都市開発の動きをうまく捉え、ビジネスを拡大させようとしていました。 今回のジョホール州だけでなく、大規模な都市開発は世界各地に見られます。 こうした開発がもたらすビジネスチャンスに目を向けることも重要だと思います。

映像説明: 宮瀬キャスターがお辞儀をする。

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