日本の食品機械 世界のニーズをつかめ!

2018年07月19日

アジアなどの新興国でスーパー・コンビニ向けの食品や外食の需要が拡大し、工場で食の安全への対応と生産性の向上が求められるなか、日本の食品機械が注目されている。例えば、伝統的な市場で食材が調達されてきたミャンマーでも外国企業の進出が進み、食品衛生に対する意識が高まっている。また、経済発展に伴って人件費が上昇するマレーシアでは、生産現場の効率化が大きな課題となっている。日本の焼き鳥に似た串料理「サテ」を作る現地のある企業では、1日に20万本を全て手で串に刺しているという。日本のメーカーは、こうしたニーズを捉え、商機とすることはできるのか。東京で開催されたアジア最大級の食品機械の展示会を取材した。

(10分34秒)

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映像説明: 「玉ジロー」のラベルが貼られた機械が作動する。その横で、スーツを着た男性がカタログを見ながら説明する。機械の横に皮付きのタマネギが1個置いてある。 受け皿の穴にセットされたタマネギ。機械のカッターがスライドし、根を切断する。 2つのローラーのあいだでタマネギが高速回転し、一瞬で皮がむき取られる。 機械から転がり出て、ミニコンテナの中にストックされていく。

テロップ: 食品機械

ナレーション: 今年6月、都内で開かれた食品機械の展示会。 食品産業を支えるさまざまな技術が、進化を続けている。

映像説明: ステンレス製の機械。四角い計量カップ状の容器が3段に重ねられ、円柱状に配置されている。計量カップの底が自動で開閉する。機械の前で半袖のワイシャツを着た日本人男性と水色のシャツを着た外国人男性が話をしている。

ナレーション: そんな日本の食品機械を目当てに訪れる外国人の姿も。

映像説明: 出展者のカードを首から提げた男性が部品を手に持つ。傍らに立つ黒いスーツを着た外国人男性が通訳の女性の話を聞く。

ナレーション: 来場した東南アジアのバイヤーは、日本の食品機械について、こう評価する。

映像説明: 玉ジローのブースの前で、黒いスーツを着た外国人男性が話す。

シンガポールのバイヤー・英語: 日本の機械はサイズがコンパクトで、効率性の面でも優れている。 台湾や中国製のものと比べて、よりプロ仕様だと感じる。

映像説明: 別のブースの前。機械の近くで、グレーのジャケットを着た外国人男性が話す。

マレーシアのバイヤー・英語: われわれが委託をしている製麺会社の場合、15パーセントほどの不良品が出るが、日本製の機械だと、通常1パーセント未満。 日本の機械は信頼性が高い。

映像説明: 並んだカップケーキの型にノズルから一定量(いっていりょう)ずつクリーム色(いろ)の生地が流し込まれる。 展示ブースにAICOH(アイコー)のロゴマークが入った大型の食品機械。後ろのパネルに「加熱・冷却・真空・加圧が可能」と表示されている。

ナレーション: 経済成長が著しいアジアを中心に、評価が高まる日本の食品機械。

映像説明: 業務用フライヤー揚げ網(あみ)で揚げられた唐揚げ。fujimak(フジマック)のロゴマークが入った調理カウンターに、焼き物や揚げ物の載った皿が並び、集まった人たちがマイクを付けた女性調理員の話を聞く。後ろのパネルには「バリオクッキングセンター体験コーナー」とある。スーツを着た男性がカウンターのガラス越しに料理をのぞき込む。

ナレーション: 現地にはどのようなニーズがあるのか? そして、その発見をビジネスにつなげることはできるのか?

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図から飛び出した、中が空洞になった地球儀が、回転しながら拡大表示される。 さらに世界のさまざまな都市の画像が周囲を取り巻きタイトルが現れる。 「世界は今 ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 地球儀と都市の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 桜色(いろ)のブラウスに赤のスカート。

テロップ: 宮瀬 茉祐子(みやせ まゆこ)

宮瀬キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 食品メーカーなどの生産の現場で欠かせない食品機械。 所得の拡大やライフスタイルの変化を背景に、アジアをはじめ、海外からの日本製品への関心が高まっています。 高い技術力を武器に、海外市場に挑む中小企業を取材しました。

タイトル: 日本の食品機械 世界のニーズをつかめ!

映像説明: 東京ビッグサイト。上部が逆三角形にデザインされた建物に、スーツやワイシャツ姿の人々が向かう。 会場の入り口。「FOOMA(フーマ) JAPAN 2018 2018国際食品工業展」の横断幕が掲げられている。大きな会場案内図の横を通り過ぎる人々。

テロップ: 東京都 江東区

テロップ: 6月12~(から)15日 FOOMA(フーマ) JAPAN 2018

ナレーション: アジア最大級の食品機械の展示会、FOOMA(フーマ) JAPAN。

映像説明: 会場の中。背中に「台湾」の文字があるジャンパーを着た男性2人が、展示機器の前で来場者と話をする。 各企業の展示ブースで埋め尽くされたFOOMA(フーマ)の会場。中ほどの柱を区切りに、番号でオープンスペースが分けられている。 通路を大勢のビジネスマンが行き来する。

ナレーション: 中国や台湾などの海外勢を含む、およそ800の企業が出展。 4日間の会期中に10万人以上が来場した。 外国人バイヤーの数も年々増えている。

映像説明: EDMのロゴマークが掲げられたブース。小型の機器が並ぶ。 ブースの映像を背景に、「食品機械の輸出額」と題された棒グラフ(ぼうぐらふ)。2010年から2015年まで年々増え続ける輸出額。翌2016年は2014年並みにまで下がるも、2017年には再び増加。398億円となる。 出所:日本(にほん)食品機械工業会 「2017年 食品機械調査統計資料」

ナレーション: 2017年の日本の食品機械の輸出額は、およそ400億円。

映像説明: 「食品機械の輸出先」と題された円グラフ。アジア70.9%、北米12.7%、西欧10.3%、ロシア・東欧1.8%、大洋州1.8%、中南米1.0%、アフリカ0.8%、中近東0.7%。 (2017年 金額ベース) 出所:日本(にほん)食品機械工業会 「2017年 食品機械調査統計資料」

ナレーション: そのうち、韓国、中国をはじめ、アジア向けが7割を超える。

映像説明: 「Ohtake’s(オオタケズ) NOODLE MACHINE」のロゴマークが入った看板。 テーブルに、カップ麺や袋入りの即席麺が並んでいる。 カップ麺のふたを開け、中から具をつまんで見せる商談中の男性担当者。グレーのジャケットを着たマレーシアのバイヤーが真剣な表情でカップ麺を見つめる。

テロップ: スーパーやコンビニ向け食品 外食の需要が拡大 →食品工場や店舗での効率化が求められる

ナレーション: 新興国で、スーパーやコンビニ向けの食品と外食の需要が拡大する中、食品工場や店舗での効率化が求められている。

映像説明: Ohtake(オオタケ)の看板があるブース。「マルチスチームクッカー」のパネルを掲げた大型機械が展示されている。

テロップ: 食品機械

ナレーション: そこで注目されているのが、日本の食品機械だ。

映像説明: 別の機械の袋詰め工程。透明な袋に一定量の食品が自動で投入され、その製品がベルトコンベヤーを流れていく。隣のラインを、ふたを開けた段ボール箱が移動していく。

テロップ: 日本の食品機械

ナレーション: 性能や品質、とりわけ、壊れにくいという点が評価されている。

映像説明: 混雑するFOOMA(フーマ)の会場内。 「WATANABE」と書かれたブースに小型機械が並ぶ。 「FOOMA(フーマ) JAPAN」のロゴ入りジャンパーを着た男性スタッフが、通路を行き交う来場者のあいだを縫って歩く。

ナレーション: 海外展開を積極的に進めている日本企業にとっても、FOOMA(フーマ) JAPANのような展示会は、さまざまな発見がある貴重な機会だ。

映像説明: 黒で統一された愛工舎製作所のブース。 キャップをかぶった男性が大型ミキサーの中に材料を入れる。卵や粉末、液体が混ざっている。 高速でそれらをかくはんする機械。 クリーム色(いろ)の滑らかな生地がバットに流し出される。

テロップ: 愛工舎製作所 業務用ミキサーのリーディングカンパニー

ナレーション: こちらは、洋菓子やパン作りのためのミキサーやカット機などを手掛ける、愛工舎製作所。 高度な衛生管理が求められる食品工場にも数多く納入している。

映像説明: 液晶パネルに「熱水(ねっすい)」などの文字が表示されている。「操作中!」と「減圧」の文字が点滅する。 作動中のカッター機。クリームでコーティングされたドーム型ケーキの上からカッターが下りる。 コンベヤーを流れる均一なサイズのカットケーキ。透明なフィルムが自動で巻かれる。

ナレーション: 海外への輸出を始めて40年。 東南アジア市場の成長を商機と捉え、よりいっそう、輸出に力を入れる。

映像説明: 愛工舎製作所の商談スペース。担当者が資料を見せながら黒いジャケットを着たミャンマーの男性バイヤーに、女性通訳を交えて説明する。 ミャンマーのバイヤーが、隣に座る男性に話をする。

テロップ: 6月12~(から)14日 ジェトロ商談会 in FOOMA(フーマ) JAPAN 2018

ナレーション: そのブースを訪れたのが、ミャンマーのバイヤー。

映像説明: ミャンマーの市場(いちば)。細い路地の両側に露店が並び、野菜などを盛ったカゴが道に置かれている。買い物客の女性たちが食材を眺めながら歩く。 露店の店頭に山積みされた魚。串に刺さった魚介もある。 モダンなカフェテリアのカウンターで、女性店員がお客から注文を受ける。客側に液晶モニターが向けられている。 店内奥まで伸びる配膳のカウンター。女性客が深皿に入った料理を店員から受け取る。通路を挟んで白いテーブル席が並ぶ。 壁が茶と緑の配色で装飾されたレストランのテーブル席。葉物(はもの)野菜の写真パネルが飾られている。客たちが笑顔で会話する。

テロップ: ミャンマーの飲食ビジネス →外国企業が参入 食品衛生の意識が高まる

ナレーション: 食材を伝統的な市場(いちば)などで調達することが多いミャンマーでも、都市部を中心に小売りや外食分野で外国企業の進出が始まり、食品衛生に対する意識が高まっている。

映像説明: AICOH(アイコー)のロゴマークが入った機械の操作パネル。女性がつまみに触れながら、ミャンマーのバイヤーに説明する。 愛工舎製作所のブース前で話すミャンマーのバイヤー。

ミャンマーのバイヤー・ミャンマー語吹き替え: ミャンマーでも、今後、食の安全・安心への対策が必要になります。 この企業の機械は、そうした点にとても配慮した製品だと感じました。

映像説明: 業務用ミキサーの部品が展示されたショーケース。ミャンマーのバイヤーが、愛工舎製作所の男性担当者の話にうなずく。

ナレーション: ミャンマーのバイヤーとの商談を終えて、愛工舎製作所の担当者は…。

映像説明: 愛工舎製作所のブースで、AICOH(アイコー)のロゴマーク入りシャツを着た男性担当者が話す。

テロップ: 愛工舎製作所 営業推進1課 鈴木 淳史 担当課長

鈴木担当課長: (食の安全・安心について)ミャンマーもそこまで、もう来てるんだっていうふうに、ちょっと驚きでしたね。間違いなく日本と同じような時代は来るというふうに考えてますね。ですから、われわれの作ってきた機械も、これから役に立てるんじゃないかと思ってます。

映像説明: 展示スペースに、Yamatoのロゴマークが入った大型機械。計量機の底がリズミカルに開閉し、物が落ちてくる。 同じ形状の小型はかりも展示されている。

テロップ: 大和製衡 「はかり」の専門メーカー

ナレーション: 一方、はかりの専門メーカーとして、さまざまな分野の製品を製造・販売する大和製衡。

映像説明: 開閉を繰り返す計量カップ。出口から一定量の米(こめ)が次々と吐き出される。付属の液晶パネルに「重量100.0グラム」、「速度60.0wpm」、「メッセージ 自動運転中です」などと表示されている。 袋詰めされた食品がコンベアーを流れていく。

ナレーション: 食品分野では、原材料から商品が完成するまでのあらゆる工程における精密な計量ニーズに応えた製品を展開している。

映像説明: ブルーのジャケットを着た外国人のバイヤーが、半袖のワイシャツを着た日本人の男性担当者と名刺交換をする。 男性担当者が外国人のバイヤーを案内しながら、女性通訳者とともに会場内を歩く。

ナレーション: この日、ブースを訪れたのは、遠く離れた南米チリの総合食品メーカーの担当者。 大和製衡は代理店を通して、すでにこの企業と取り引きを行っている。

映像説明: 計量器の展示スペース。大和製衡の男性担当者が手ぶりを交えてチリのバイヤーに説明する。

テロップ: 大和製衡の海外展開 →現地代理店を通して販路を拡大

ナレーション: 世界各地に製品を輸出している大和製衡は、代理店を使うことで、自社だけでは販売が難しい地域にも、販路を拡大している。

映像説明: パーティションで仕切られた打ち合わせブース。小さい丸テーブルを囲み、チリのバイヤーと大和製衡の男性担当者が、女性通訳者を介して商談する。

ナレーション: だが、チリのバイヤーから、商談の冒頭、ある切実な現状が語られた。

映像説明: 商談席でチリのバイヤーが語る。

テロップ: チリのバイヤー

チリのバイヤー・スペイン語吹き替え: 御社のチリの代理店は、故障の対応はしてくれるけど、こちらが欲しい情報は、なかなか提供してもらえないんだ。

映像説明: チリのバイヤーの話に耳を傾ける大和製衡の男性担当者。

ナレーション: 取り引き先からの声に、大和製衡の担当者は…。

映像説明: 大和製衡の展示スペース。半袖のワイシャツを着た田村主席部員が話す。 打ち合わせブース。田村主席部員がカタログを示しながらチリのバイヤーに説明する。 展示スペースで田村主席部員へのインタビューが続く。

テロップ: 大和製衡 海外自動機器営業部 田村 旬(たむら ひとし) 主席部員

田村主席部員: ペルーとかチリのほうはですね、代理店を通じてアフターセールスをさせてもらっているんですけれども、説明が無いとか、前もっての情報が無いとか、現地のサービスに不満を持っていたということで、それは初めて耳にすることなので、非常に役に立ちました。

映像説明: 自動充填・包装機械で、段ボール箱が流れるラインの前。チリのバイヤーがカタログに目を落としながら、田村主席部員の説明を聞く。

ナレーション: チリの食品メーカーの担当者は、日本の食品機械を導入しづらい現状をこう訴える。

映像説明: オープンスペースでチリのバイヤーが話す。

チリのバイヤー・スペイン語吹き替え: 今後、50ぐらいのラインを自動化したいと思っていますが、チリにカスタマーセンターなどを設けている日本のメーカーは無いため、導入には至っていません。

映像説明: 共栄エンジニアリングの出展ブースに「やきとり串刺し機」や「ダイスカット」の看板。小型・中型の機器が並ぶ。 さいの目に切り込みが入ったトレイに、サイコロ状にカットされた肉が載っている。

テロップ: 共栄エンジニアリング 国内シェアNo.1(ナンバーワン)のカット機メーカー サイコロ状にカットされた肉。

ナレーション: 続いて、ソーセージカット機などの開発や製造を行う、共栄エンジニアリング。

映像説明: 幹線道路沿いに建ち並ぶ中層ビル。 事務所内。部品や資料が広げられた一室で、作業服を着た男性2人が図面と部品を見比べながら話し合う。 ブラインドを下ろした窓際の席で、作業服姿を着た白髪の男性2人が会話する。

テロップ: 東京都 大田区

ナレーション: 本社のある東京・大田区は、優れた技術を持つ“小さな巨人”が集まる地域。 このメーカーも、社員はわずか7名だ。

映像説明: 事務所で話す白髪の社長。社員たちのデスクが並び、書類やファイルが置かれている。

テロップ: 共栄エンジニアリング 村田 幹雄 社長

村田社長: 大田区の羽田(はねだ)とか、いろんな所の地域では細かい会社がいっぱいありますよね。私どもはここで育ったということもありますので、製作ものの細かい部材に関しては、全部、この近辺で発注していこうと。

映像説明: 事務所の一角に置かれた串刺機。小型コンベヤーを前に作業服の男性が手を動かす。 配線を引き回し、機器に通す。

テロップ: 産業機械や化学プラント装置などの設計 →1982年~(から) ソーセージカット機などを開発

ナレーション: もともと、産業機械や化学プラント装置などの設計が専門だったが、1982年に、ソーセージカット機などの開発に乗り出した。

映像説明: ソーセージカット機が稼働する資料映像。作業員が、つながったウインナーの先端を機器の挿入口(ぐち)に入れる。 カットされたウインナーが、1本ずつ機器の出口から次々に高速で飛び出す。 正面からの映像。機器の入り口部分の据え付けられた大型トレイに、大量のソーセージ。ボックス型の機器に高速で吸い込まれ、カットされていく。 工場で稼働する様子。つながったロングソーセージを作業員がカット機に挿入する。 別の工場。機器の手前で作業員が手を添えて、ソーセージの流れを整える。 カット機から次の工程へと流れていくソーセージ。 (映像提供:共栄エンジニアリング)

ナレーション: 今では、国内の大手ハム・ソーセージメーカーに提供しているほか、アメリカやブラジル、タイなど、世界各地の食品工場向けにソーセージカット機を輸出している。

映像説明: 事務所で話し込む村田社長と白髪の社員。 串刺機が稼働する様子。コンベヤーに並んだ焼き鳥の型に鳥肉がセットされている。長い串が型の溝を通り、複数の塊を串刺しにする。その作業が繰り返される。 (映像提供:共栄エンジニアリング)

テロップ: 自動串刺機

ナレーション: しかし、カット機だけでは事業拡大に限界があることから、もう一つの柱を作りたいと開発したのが、こちらの自動串刺機。

映像説明: フランクフルトが流れるコンベヤー。 機械の中から出てくると、太い串が刺さっている。 一定数ずつ自動で送り落とされる串刺フランクフルト。 (映像提供:共栄エンジニアリング)

ナレーション: 順調に受注を増やし、国内のコンビニで販売される串刺フランクの大半が、共栄エンジニアリングの機械で製造されているという。

映像説明: デモ運転中の串刺機があるFOOMA(フーマ)のブース。コンベヤーの台に、焼き鳥や団子の串製品が見本として置かれている。形状の異なる具材用の型が展示されている。 作業員が焼き鳥用の型に鳥肉をセットする。 串刺機が稼働し、鳥肉を載せた型が機械の中に入っていく。 機械の出口から、串の刺さった鳥肉が出てくる。 コンベヤーの終点で、バットを持った作業員が鳥肉やネギの刺さった串を受け取る。

ナレーション: さらに、アメリカ市場向けに、バーベキュー用の長い串が打てる製品を開発したほか、世界的な穀物メジャーの一つで、精肉事業なども手掛ける「カーギル」にも認められ、自動串刺機を納入した。

映像説明: 共栄エンジニアリングの事務所。作業服の男性が小型機器のふたを開け、配線ケーブルを確認する。工具バサミでプラスチックのプレートをカットする。

ナレーション: 国内外の大手企業を相手に、食品機械市場で挑戦を続けてきたその原動力とは?

映像説明: FOOMA(フーマ)の展示ブースで、村田社長が語る。

テロップ: 共栄エンジニアリング 村田 幹雄 社長

村田社長: うちの場合は、元が設計ですから、技術(会社)ですから、チャレンジが好きですから。お客さんから(要望を)言われて、なんとかしようっていう、それが原点ですね。 お客がわれわれを育ててくれるという感じですよね。

映像説明: 機械から、串に刺さった鳥肉がバットに落ちてくる。 訪れるバイヤーたちに、男性社員が串刺しの鳥肉を見せる。黒ぶち眼鏡の男性と資料を手にしたストライプシャツの男性が、興味深そうに見つめる。

ナレーション: そんな共栄エンジニアリングのブースを訪れたのが、マレーシアなどで串料理のチェーン店を展開する企業の関係者。

映像説明: 平皿に並ぶ串焼き料理。ピクルスやソースが添えられている。 (映像提供:Sate Kajang Hj. Samuri(サテ・カジャン・エイチジェー・サムリ) Processing)

テロップ: 東南アジアの串料理「サテ」

ナレーション: 東南アジアで広く普及している串料理といえば、日本の焼き鳥に似た、「サテ」。

映像説明: 平皿に並んだサテの写真を背景に、食品加工室の様子が映し出される。ゴム手袋をはめた衛生白衣の従業員が1本1本、手で鳥肉に串を刺していく。 (映像提供:Sate Kajang Hj. Samuri(サテ・カジャン・エイチジェー・サムリ) Processing)

ナレーション: この企業では、従業員の手で鳥肉に串を刺す。

映像説明: 画面にタイムコードが表示され、作業の映像が早送りされる。1本刺し終わった時点で、タイムは24秒。 (映像提供:Sate Kajang Hj. Samuri(サテ・カジャン・エイチジェー・サムリ) Processing)

テロップ: 1日に20万本の串を従業員の手で刺している

ナレーション: 時間と手間がかかる作業だが、なんと、1日に20万本もの串、全てを従業員の手で刺しているという。

映像説明: FOOMA(フーマ)の展示ブースで稼働する自動串刺機。 マレーシアのバイヤー2人が、機械から出てきた串を手に取って話し合う。

テロップ: 経済が発展 人件費が上昇するマレーシア →生産現場の効率化が大きな課題

ナレーション: その数を40万本に増やすことも見据えているものの、経済が発展し、人件費が上昇するマレーシアでは、生産現場の効率化が大きな課題となっている。

映像説明: 串刺機の脇で黒ぶち眼鏡をかけたマレーシアのバイヤーが話す。

マレーシアのバイヤー・英語: 今、工場で100人のスタッフが手で串を刺しているが、このメーカーの串刺機を1台導入することで、20人のスタッフをほかの作業に当たらせることができる。

映像説明: 串刺機の前で話すマレーシアのバイヤーたち。黒ぶち眼鏡の男性とストライプシャツを着た男性が話し合う。 濃紺スーツを着た共栄エンジニアリングの担当者から説明を受けるストライプシャツを着たバイヤー。

ナレーション: 東南アジアの食品機械へのニーズは想像以上に高い。新たなビジネスチャンスに期待が膨らむ。

映像説明: 濃紺スーツの担当者が黒ぶち眼鏡をかけたバイヤーと笑顔で名刺交換をする。ストライプシャツを着たバイヤーは熱心にカタログを見つめる。

ナレーション: 今回の展示会では、この企業を含めて数社から引き合いがあったという。

映像説明: 共栄エンジニアリングの事務所。作業服の男性が小型串刺機の配線作業を続ける。 作業が終わった小型串刺機。

ナレーション: 東京・大田区のこの小さなメーカーは、自慢の串刺機で、今後どこを目指すのか?

映像説明: 事務所。村田社長が、手ぶりを交えながら話す。

村田社長: うちの機械は、シンプルで、ちょっと見は安っぽい感じに見えます。でも、使ってみたら、こんな大きい機械と性能はほとんど一緒だということで相手はみんな驚く。いかに早く世界中の国にこういう機械があるんだよってことを知らせたい、っていうのが今、第一番に考えている。なんとかしたいっていうのが、そこですね。

スタジオの宮瀬キャスター: 取材した海外企業は、わずか100名の従業員で、1日に20万本もの串を1本1本、手で刺していると聞いて、本当に驚きました。 新たに串刺機を導入すれば、大幅に効率化を図れるとのことです。 このように、現地の事情を的確に捉えることで、日本の食品機械の活躍の場が広がってほしいと思います。

映像説明: 宮瀬キャスターがお辞儀をする。

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