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すき焼き応援県 群馬! ‐和牛とこんにゃくを海外へ‐

2018年06月28日

群馬県は、すき焼きに必要な具材をすべて県内産でまかなえることから“すき焼き応援県”を掲げ、その魅力を国内外に発信している。今回は、それらの具材の中でも特に群馬にゆかりの深い2品、高品質の銘柄牛である上州和牛と、国内生産の9割超のシェアを占めるこんにゃくに注目。2014年に日本で初めてのEU向け輸出の認定を受け、その要求に合わせて施設の改善を図りつつ、輸出を伸ばす食肉卸売市場。一方、試行錯誤を重ねながらアジアのほか、ヘルシーフードとして欧米市場にチャレンジするこんにゃくメーカー。それぞれの取り組みを取材した。

(9分44秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図から飛び出した、中が空洞になった地球儀が、 回転しながら拡大表示される。 さらに世界のさまざまな都市の画像が周囲を取り巻きタイトルが現れる。 「世界は今ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 地球儀が回転するコンピューターグラフィックスのスタジオに女性キャスターが入ってくる。 白い襟付きシャツに朱色のワイドパンツ。

テロップ: 宮瀬 茉祐子(みやせ まゆこ)

宮瀬キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 群馬が「すき焼き応援県」を掲げていることをご存じでしょうか? 和牛、しらたき、春菊、ねぎ、しいたけなど、すき焼きに必要な具材を全て県内産でまかなえ、その魅力を国内外に発信しています。

タイトル: すき焼き応援県 群馬! ‐和牛とこんにゃくを海外へ‐

映像説明: 空高くそびえ立つ高層ビル。その足元にある台形のコンクリートに、漢字で「群馬県庁」、アルファベットで「GUNMA PREFECTURAL GOVERNMENT OFFICE」と刻まれている。 「GUNMA Sukiyaki! ACTION」と書かれたポスターが回転しながら現れる。中央に、緑色(みどりいろ)の帽子をかぶった茶色いポニー、「ぐんまちゃん」のイラスト。牛肉や野菜がぎっしりと詰まったすき焼き鍋を前に、箸を握っている。見出しには「「すき焼き応援県」宣言」の文字。

テロップ: 2014年9月

ナレーション: 2014年9月、群馬県が「すき焼き応援県」を宣言。 群馬県とすき焼き?と、意外に思うかもしれないが、実は…。

映像説明: きれいにサシが入った霜降り肉のスライス。中央にパセリが飾られている。

テロップ: 上州和牛(じょうしゅうわぎゅう)

ナレーション: 高品質の銘柄牛(めいがらぎゅう)、上州和牛(じょうしゅうわぎゅう)。

映像説明: 大皿の中央に半透明のしらたき。周りには、ねぎや焼き豆腐、しいたけ、春菊、えのき。花の形に型抜きされた人参も添えられている。 霜降り肉のスライスが盛られた大皿と、野菜等が盛られた大皿が並ぶ。その奥に、角切りの牛脂がのった鉄鍋と、陶器のポットが置かれている。

テロップ: こんにゃく

テロップ: 下仁田ねぎ 豆腐 しいたけ 春菊

テロップ: オール群馬の一品

ナレーション: 国内9割以上の生産量を占めるこんにゃく。 ほかにも、全国区の知名度を誇る下仁田ねぎ、豆腐、しいたけ、春菊など、すき焼きに欠かせない全ての具材が県内産だけでまかなえる、つまり、「オール群馬の一品」というわけだ。

映像説明: 「牛や清(ぎゅうやきよし)」の看板。四つ葉のクローバーをくわえた牛のロゴが描かれている。その横に「上州黒毛和牛(じょうしゅうくろげわぎゅう) すきやき しゃぶしゃぶ 日本料理(にほんりょうり)」の文字。 白い壁の和風建築。扉の前に、牛のロゴと共に白字で「牛や清(ぎゅうやきよし)」と書かれたえんじ色の暖簾がかかっている。 店先には、色とりどりの鉢植えの花が並ぶ。柱に設置されたのぼり旗(ばた)には、「すき焼き応援県宣言」の文字と共に、ぐんまちゃんと、すき焼き鍋のイラスト。

テロップ: 牛や清(ぎゅうやきよし)

ナレーション: 地元群馬のすき焼き店、創業60年の「牛や清(ぎゅうやきよし)」も、具材の全てが県内産。

映像説明: 和室。部屋の隅に花が生けられている。髪を後ろでまとめた和装の女性がインタビューに答える。 牛脂が溶けた鉄鍋。菜箸が、サシの入った大きなスライス肉を1枚ずつ運び入れている。 鉄鍋に敷き詰められた牛肉やしいたけ、豆腐、下仁田ねぎ、しらたき、えのき。春菊を挟んだ菜箸が、しいたけとえのきのあいだに差し込まれる。 和装の女性のインタビューが続く。

テロップ: 牛や清 藤井 紀美江(ふじい きみえ) さん

藤井さん: なんでも一流の、一番いいものをそろえるというのが、基本理念ですよね。 お肉にしても、今は上州黒毛和牛(じょうしゅうくろげわぎゅう)のA5というところを使ってますし、野菜にしても、全部野菜が群馬産でそろうので、自然に地産地消(ちさんちしょう)だったんですね。

映像説明: 具材の入った鉄鍋。陶器のポットから、割り下が回しかけられている。

ナレーション: オール群馬のすき焼きに、外国人観光客も増えているという。

映像説明: 和室でインタビューに応じる藤井さん。 肉や野菜が入った鉄鍋。赤々とした霜降り肉のスライスが、丁寧に追加されていく。 菜箸で持ち上げられた牛肉。火がとおって、タレが染み込んでいる。 藤井さんのインタビューが続く。

藤井さん: 最近はもう、中国人の方(かた)がすごく多いですし、このあいだはオーストラリア人の方(かた)がみえて、自分が食事をした中で、生まれてから一番おいしい食べ物だなんて、すごく褒めてくださいましたけれども。 お肉を食べると、まず、すごい反応がありますので、「あ、これで成功したかな、半分ぐらい」と思いますね。

映像説明: 肉や野菜が入った鉄鍋。赤々とした霜降り肉のスライスが、丁寧に追加されていく。

ナレーション: オール群馬の具材の中には、地産地消(ちさんちしょう)にとどまらず、近年、海外へ進出しているものがある。

映像説明: 画面半分に、真空パックの牛肉。もう半分に、パック詰めされたしらたきとこんにゃく。

テロップ: 上州和牛(じょうしゅうわぎゅう)

テロップ: こんにゃく

ナレーション: 上州和牛(じょうしゅうわぎゅう)とこんにゃく。 それぞれの企業の取り組みを追った。

映像説明: 「株式会社 群馬県食肉卸売市場」の看板。傍らに、「対米・対EU(いーゆー)輸出認定施設」と書かれた看板もある。 四角い枠に地図のイラスト。埼玉県の北側に位置する群馬県。その南部に、玉村町がある。 三角屋根の付いた2階建ての建物。手前に広い駐車場がある。

テロップ: 群馬県食肉卸売市場

ナレーション: 玉村町にある、群馬県食肉卸売市場。 ここが上州和牛(じょうしゅうわぎゅう)の拠点だ。

映像説明: 係留所(けいりゅうじょ)の外。ゆっくりと歩く立派な黒牛。つながれたロープの先を、グローブをはめた社員が握っている。傍らで、帽子やヘルメットをかぶった社員たちが見守る。 施設内。台(だい)の上に牛のブロック肉が並ぶ。白い服に、エプロン、帽子、マスクを身に付けた社員たちが、水色のゴム手袋をはめて作業している。 陳列棚。「上州牛(じょうしゅうぎゅう)」のステッカーが貼られた霜降り肉のパッケージが並ぶ。

ナレーション: この会社は、集荷された肉牛・肉豚の解体、加工、販売までを一貫体制で行っている。

映像説明: 壁に掲げられた銀色の額縁。 「対米輸出と畜場及び食肉処理場の認定について」と題された認定書。

テロップ: 1990年8月 対米輸出認定の取得

ナレーション: 1990年には、アメリカへの輸出処理施設の認定を取得。

映像説明: 額縁に収まったいくつもの認定書が、壁にずらりと並んでいる。

テロップ: カナダ 香港 シンガポール タイ マカオ メキシコ ベトナム EU(いーゆー)への輸出認定を取得

ナレーション: その後、認定エリアを、カナダ、香港など、9つの国と地域へ拡大した。

映像説明: 施設内でインタビューに応じるオールバックの男性。青いチェック柄のシャツに白っぽい作業上着を着ている。 真空パックの牛のブロック肉。肉の赤と脂の白が入り交じっている。 男性のインタビューが続く。

テロップ: 群馬県食肉卸売市場 営業部 福島 保(ふくしま たもつ) 課長

福島課長: 少子高齢化が進む中ですね、海外にいち早く販路を見いだす、ということを目標に手を挙げたということであります。

映像説明: 大型トラックの前。胸に赤や黄色(きいろ)の花徽章を付けたスーツの男性たちが、横一列に並んでテープカットをしている。 トラックの側面には「祝 上州和牛(じょうしゅうわぎゅう)EU(いーゆー)輸出」と書かれた垂れ幕。EU(いーゆー)の旗と日本の国旗のイラストが添えられている。 動き出すトラック。拍手で見送るスーツの男性たち。カメラ機材を構えているジーパンの男性もいる。傍らには祝いのスタンド花(ばな)。トラックの背面には「上州牛(じょうしゅうぎゅう) 上州銘柄豚(じょうしゅうめいがらぶた)」と書かれている。

テロップ: 2014年

ナレーション: 2014年、EU(いーゆー)向けの和牛の輸出が解禁になると、その認定第1号となったのも、こちらの群馬県食肉卸売市場。 当初は、ヨーロッパならではの苦労があったという。

映像説明: 施設内でインタビューに答える福島課長。

福島課長: EU諸国(いーゆーしょこく)ではですね、「アニマルウェルフェア」といいまして、動物愛護の観点が非常に強い地域でありまして。

映像説明: 係留所(けいりゅうじょ)の外。ゆっくりと歩く黒牛。傍らで社員たちが見守る。

テロップ: アニマルウェルフェア(Animal Welfare)

ナレーション: アニマルウェルフェアとは、家畜を、飢えや渇き、苦痛や恐怖から解放するという考え方。

映像説明: 係留所(けいりゅうじょ)につながれた数頭の黒牛。その前を、ヘルメットをかぶった社員が通りすぎる。

テロップ: 施設内の係留所(けいりゅうじょ)に水飲み場(みずのみば)・餌場(えさば)を 設置するなどの改善を実施

ナレーション: その基準を満たすため、施設内の係留所(けいりゅうじょ)に水飲み場(みずのみば)を作ったり、餌場(えさば)を設けたりと、改善を施した。

映像説明: 施設内。プレス機に挟まれる、袋詰めされた牛のブロック肉。 真空パックの牛のブロック肉が、次々とベルトコンベヤーで運ばれていく。

ナレーション: さらに、安全管理、衛生管理を徹底することで、EU(いーゆー)の信頼を得ていった。

映像説明: ダンボール箱に「EU(いーゆー)向け輸出食肉」の文字。ゆっくりとベルトコンベヤーを流れていく。 大きな台車に積まれたダンボール箱。白い服にエプロン、帽子、マスクを身に付けた社員が慎重に運んでいく。 「群馬県食肉卸売市場 和牛の輸出実績」と題された折れ線グラフ。2013年から2017年までの数値が示されている。 EU(いーゆー)への輸出は、2013年には0のラインをわずかに超えた程度だったが、年々上昇し、2017年には800頭のラインに近づいた。米国への輸出は、2014年に400頭のラインに近づいたのを最後に下降。シンガポールへの輸出は、徐々に上昇したものの、2015年以降は200頭前後で横ばい。カナダへの輸出は、全体を通して50頭前後で横ばい。香港への輸出は、2014年には200頭を超えていたが、2015年には50頭のラインを下回り、そのまま横ばいが続いている。(出所):群馬県食肉卸売市場)

ナレーション: 結果、4年前に上州和牛(じょうしゅうわぎゅう)のEU(いーゆー)輸出を開始してから、着実にその数は増えていき、今ではEU(いーゆー)が最大の輸出頭数に。 ただ、現状にとどまらず、今後、さらなる飛躍のために、新たな試みも始めている。

映像説明: 施設内でインタビューに答える福島課長。 真空パックされた牛のブロック肉がベルトコンベヤーを流れていく。 福島課長のインタビューが続く。 「和牛」と書かれたダンボール箱。社員が両手で抱えて運んでいく。

福島課長: 牛もですね、1頭まるまる輸出できれば一番いいんですけども、今、主力がサーロイン、リブロース、ヒレといった3本柱で輸出しているのがメインなんですが、これから先はですね、肩ロースの部分ですとか、その辺(へん)をですね、うまくヨーロッパ諸国へPRしていければと思っております。

映像説明: 台に置かれた牛のブロック肉。白い服に、エプロン、帽子、マスクを身に付けた社員たちが作業している。 きれいにサシが入った霜降り肉のスライス。中央にパセリが添えられている。 インタビューに答える福島課長。

テロップ: 肩ロースはニーズがなかった

ナレーション: 肩ロースはややスジが多く、もともと、薄くスライス加工をする習慣のないヨーロッパでは、 これまで、あまりニーズがなかった。

映像説明: セミナー会場。調理台を囲む大勢の来場者たち。コック帽をかぶってコックコートを着たシェフが、包丁で牛のブロック肉をスライスしている。調理台の端には、「上州和牛(じょうしゅうわぎゅう)」と書かれた小さなのぼり旗(ばた)。 シェフが、牛のブロック肉を抑えて縦に包丁を入れる。 台に置かれた和牛のレシピ。奥には、霜降り肉のスライスがのった皿。しらたきやこんにゃくのパッケージが並べられた皿もある。 調理台で牛のブロック肉をスライスするシェフ。その手元を、来場者たちが真剣に見つめている。(写真提供 群馬県)

テロップ: ミラノ

ナレーション: そこで、年(ねん)に2回ほど現地へ赴いて、カッティングセミナーや料理の提案をすることで、新たなニーズを掘り起こしている。

映像説明: 群馬県食肉卸売市場の施設内。福島課長がインタビューに応じる。

福島課長: サーロインやリブロースに勝るとも劣らない肩ロースが、徐々にですね、浸透してるような感触は受けています。

映像説明: 鉄鍋に具材が詰まった静止画が、グツグツと煮えたぎる動画に切り替わる。薄茶に色づいたしらたきが菜箸で持ち上げられている。 テーブルに置かれた、パック詰めのしらたきとこんにゃく。「国産原料使用」の文字が添えられている。

ナレーション: 一方、しらたきを作るこんにゃくメーカーにも、国内にとどまらず、新たに世界へ向けてアプローチを始めた企業がある。

映像説明: 線路が敷かれた駅構内。駅舎の窓辺に、「駅長」と書かれた小さな看板がある。 ホームの駅名標(えきめいひょう)に、平仮名で「なんじゃい」の文字。柱には、「下仁田方面」「高崎方面」と書かれた案内標識が取り付けられている。 四角い枠の中に地図のイラスト。富岡市は、群馬県の南西部に位置する。

ナレーション: 高崎駅から上信電鉄(じょうしんでんてつ)で1時間ほど行(い)った、南蛇井駅。

映像説明: 道路の向こうに、「株式会社 アイエー・フーズ」と書かれた2階建ての工場。敷地内に大きなトラックが停っている。

テロップ: アイエー・フーズ

ナレーション: その近くにあるのが、こんにゃくメーカー、アイエー・フーズ。

映像説明: 工場内。大きな機械から伸びたベルトコンベヤーを、パック詰め商品が流れている。 機械から出てきたパック詰め商品が、1つ1つゆっくりとベルトコンベヤーに乗る。 シャワー状の水がそそぎ出る装置。 ベルトコンベヤーを流れるパック詰めされた商品が、別のベルトコンベヤーに落ちて運ばれていく。 ベルトコンベヤーの傍らで、白い服に、エプロン、帽子、マスクを身に付けた社員たちが機械を操作している。

ナレーション: この会社は、こんにゃく、しらたきをメインに、さまざまなレトルト製品、惣菜、デザートの製造販売を行っている。

映像説明: 水色のゴム手袋をした手が、ビニール袋の中から、さらさらとした真っ白い粉をすくい出す。その下に積まれた袋には、「蒟蒻芋・群馬県産」の文字。 太い金属製のパイプから流れ出る、半透明の柔らかいこんにゃく。 テーブルに、パック詰めのしらたきとこんにゃくが置かれている。

テロップ: きっかけは5年前

ナレーション: 食用としては、ほぼ日本(にほん)国内だけで栽培されている、こんにゃく。 海外に向けてどのような取り組みをしているのか? きっかけは5年前。

映像説明: 室内。後ろの壁に甘味(かんみ)のポスター。白いブラウスにジャケットを羽織った女性がインタビューに応じる。

テロップ: アイエー・フーズ 吉田 さゆり 社長

吉田社長: シンガポールの展示会に出てみませんかっていう声がかかりまして、試しに、海外でこんにゃくってどうなのかって勉強がてら行(い)ってみようかっていうことで、展示会に参加したのがスタートでした。

映像説明: 工場内。ベルトコンベヤーを流れるパック詰め商品。 室内でインタビューに答える吉田社長。

テロップ: 海外輸出は考えていなかった

ナレーション: それまで、こんにゃくを食べるのは日本(にほん)国内のみと思い込んでいたため、海外輸出などは全く考えていなかった。

映像説明: 室内でインタビューに答える吉田社長。

吉田社長: こんにゃく麺を、当時、持って行ったんです。 なのですが…。

映像説明: 赤い布で覆われた台の上。「蒟蒻ヌードル」「おでん」など、さまざまな商品が置かれている。試食用に器によそったしらたきや、透明のカップに入ったカラフルなゼリーもある。 にぎわう展示会の会場。試食品が並ぶアイエー・フーズのブース。来場者たちがスタッフと話している。

テロップ: シンガポール

ナレーション: 展示会は行列ができるほど盛況、試食品も好評だった。 だが結果、どこともつながることはできなかった。

映像説明: 試食品が並べられた台。手前には、ドレッシングや爪楊枝が用意されている。真剣にスタッフの話を聞く来場者たち。 アイエー・フーズの室内でインタビューに応じる吉田社長。

吉田社長: シンガポールって、家庭で料理をしない文化なんですね。 どうしても屋台文化なので、そのときにマーケティングも含めて自分たちでもっと勉強してから行けばよかったなっていうのをすごく反省しまして。

映像説明: 多くの来場者でにぎわう展示会の会場。日本のブースには、日の丸の国旗とともに、「Stories from JAPAN」、「Presentation Corner」と書かれた看板が掲げられている。 試食品を調理するスタッフたち。来場者に笑顔で話しかけたり、試食品を取り分けたりしている。 別のブースにも、商品や試食品が並んでいる。奥のパーティションに、スープの写真とパスタの写真。それぞれ、「KONNYAKU Soup」、「KONNYAKU Noodle」の文字が添えられている。来場者たちは、商品を見たりスタッフと話したりしている。

ナレーション: 初陣は散々だったものの、その後、リサーチや商品開発などの試行錯誤を続けたアジア市場は、近年、ようやく形になり始めているようだ。

映像説明: 百貨店の店内。「KONNYAKU」のポスターが貼られた台に、さまざまな商品が陳列されている。奥には着物を着た女性。

テロップ: 香港

ナレーション: 2015年から商品を置き始めた香港の百貨店では、地道な試食販売のかいもあって、固定客がつくようになったという。

映像説明: 展示会場。アイエー・フーズのブースに商品が並んでいる。

テロップ: 現地ではこんな発見も

ナレーション: そんななか、地元ではこんな発見も。

映像説明: 麺やゼリーの商品が積まれたラック。「KONNYAKU Noodles」や「Chia Seed jelly」」のポスターが貼られている。 アイエー・フーズの室内でインタビューに応じる吉田社長。

吉田社長: こんにゃく麺も、ホットポット、要は(香港の)鍋ですね、そういったところに使われるっていうことで、どちらかというと、和食の中の1アイテムっていうよりも、地元に根付いた料理の中に、こんにゃく製品が普通に入っていってるんだなっていうのは感じましたね。

映像説明: 西洋式建築の室内。吹き抜けの天井から、円形の照明がたくさん吊り下げられている。 大勢の人たちでにぎわうホール。

テロップ: 欧米にもアプローチ

ナレーション: さらに、最近、欧米にもアプローチを始めた。

映像説明: アイエー・フーズのブース。後ろのパーティションに「KONJAC NOODLE」の文字。陳列された商品をじっくりと見る来場者たち。

テロップ: サンフランシスコ

映像説明: フランス語のポスター。中央には、日本語で「2018 日本の郷土の食の宝 商談会」の文字。酒樽や蕎麦、抹茶、肉などの写真も載っている。

テロップ: パリ

ナレーション: 今年1月にサンフランシスコ、2月にパリの食品見本市に参加。

映像説明: 右手に透明の手袋を付け、長方形の白いこんにゃくを握る手。真下には、プラスチェックのザルが用意されている。 手でちぎった白いこんにゃくが、ボールの中で水に浮いている。 食品見本市の会場。コック帽をかぶってコックコートを着たシェフたちが調理している。 シェフが調理する手元をビデオカメラで撮影している眼鏡の男性。 ボールに入った黄金色(こがねいろ)の液体にスプーンを入れる吉田社長。それを見つめるシェフたち。 冊子を広げて来場者に見せるスタッフ。試食品をよそっているスタッフもいる。 来場者たちが、興味ありげな様子で冊子や試食品に目を向けている。

ナレーション: 現地へこんにゃくの粉を持って行き、手作りでこんにゃくを作ったり、地元のシェフにこんにゃくを使ったレシピを開発してもらったりと、精力的にPR活動を行なった。ここでも、新しい発見があったという。

映像説明: アイエー・フーズの室内でインタビューに答える吉田社長。 食品見本市の会場。来場者たちが、試食をしたり日本人スタッフと話をしたりしている。 吉田社長のインタビューが続く。

吉田社長: アジア以上に、あちら(欧米)のほうが食べたことのない方(かた)がいるので。 おいしくないって置いてってしまう方(かた)もいらっしゃれば、これはとってもいいって、健康志向だったりとか、ビーガン(完全菜食主義者)とか、そういった方々(かたがた)には喜ばれました。

映像説明: アイエー・フーズのブース。さまざまな商品や試食品が並んでいる。後ろのパーティションに「KONJAC NOODLE」の文字。その横に、「Low Calorie」、「High Fiber」、「Low Carb」、「Fat Free」、「Gluten Free」と書かれている。各項目の頭にはチェックボックス。全てに赤いレ点が入っている。 テーブルに置かれた「KONJAC NOODLE」のパッケージ。その横に、器に盛られた試食品が置かれている。

ナレーション: 近年、ヘルシー志向のライフスタイルが盛り上がっている欧米では、ローカロリーでグルテンフリーのこんにゃくは、へルシーフードとして受け入れられる可能性があるようだ。 だが、ここでも…。

映像説明: アイエー・フーズの室内でインタビューに応じる吉田社長。

吉田社長: レシピを開発してくださるシェフから、においがどうしても気になるから、1つ工程を必ず入れさせてくれという連絡が入りまして。

映像説明: 食品見本市の会場。4人のシェフたちが調理をしている。 持ち上げたグラスに目を落とす眼鏡のシェフ。

テロップ: 「1回湯がく工程を加えることで さらに においを抑えたい」

ナレーション: 現地のシェフには、水洗いをすればすぐ使えると伝えていた。 ところが、1回湯がく工程を加えることで、さらににおいを抑えたいと求められたのだ。

映像説明: 展示会の会場。試食品を取り分けている女性スタッフたち。来場者に笑顔で話しかけている男性スタッフもいる。 アイエー・フーズのブース。ボブカットの来場者と話す眼鏡の男性スタッフ。傍らには吉田社長。

ナレーション: 日本のやり方をそのまま持っていくのではなく、その土地その土地に合わせることが何より大事なんだと痛感したという。

映像説明: 食品見本市の会場。来場者たちと話す吉田社長。テーブルには、こんにゃく料理の写真が載った資料が広げられている。 アイエー・フーズのブースに立つ吉田社長。テーブルには商品と試食品が並んでいる。 吉田社長の横にスーツの男性。こんにゃく料理の写真が載った冊子の前には、こんにゃく商品が並べられている。 アイエー・フーズの室内でインタビューに答える吉田社長。

吉田社長: 現地のジェトロさん、食品関係の担当の方(かた)に、どんなものが好まれますかっていうのを伺って、そのあとスーパーに駆け込んで、調味料を買ってきて、その場で、何でお出(だ)しするっていうのを決めて、調理して出す。 その繰り返しが大事なんだなっていうのは、この約5年間で感じたことですね。

映像説明: サシの入った霜降り肉のスライスがきれいに盛り付けられた大皿。真ん中にパセリが飾られている。その隣には、しらたきや下仁田ねぎ、しいたけ、焼き豆腐、春菊、えのきがのった大皿。花の形にくり抜かれた人参が添えられている。奥には、角切りの牛脂がのった鉄鍋と陶器のポット。

テロップ: “すき焼き応援県” 群馬

ナレーション: 「すき焼き応援県」群馬。

映像説明: 群馬県食肉卸売市場の工場内。真空パックの牛のブロック肉が、ベルトコンベヤーの上に乗っている。 セミナー会場。たくさんの来場者の前で、コック帽をかぶったシェフが牛のブロック肉に包丁を入れる。 食品見本市の会場。「KONJAC NOODLE」のパッケージと共に、器に盛られた試食品が並んでいる。 ブースを挟んでシェフと向かい合っている吉田社長。

ナレーション: 群馬産具材の中では、上州和牛(じょうしゅうわぎゅう)とこんにゃくが先行して、それぞれ独自に海外進出を始めている。

映像説明: 具材が敷き詰められた鉄鍋。サシが入った牛肉のスライスのほか、こんにゃく、下仁田ねぎ、しいたけ、焼き豆腐、春菊、えのきが入っている。

テロップ: 上州和牛(じょうしゅうわぎゅう)、こんにゃく 下仁田ねぎ しいたけ 豆腐 春菊

テロップ: SUKIYAKI

ナレーション: 世界へ向けての次のステップは、ほかの具材ともコラボした、オール群馬の「SUKIYAKI」として、世界へ打って出ることなのかもしれない。

映像説明: 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 中が空洞になった地球儀が回転している。

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