水産物・同加工品に特化した「ジェトロ食品輸出オンライン商談会」を初開催

2020年09月24日

海外9都市12社のバイヤーと国内事業者70社をオンライン・プラットフォームでマッチング、水産物・同加工品の海外への新規取引開拓、輸出拡大を目指す

ジェトロは、日本産農水産物・食品の輸出に意欲的な国内事業者70社と海外9都市(プノンペン、上海、広州、マニラ、ホーチミン、メルボルン、ワルシャワ、サンクトペテルブルク、ドバイ)12社のバイヤーによる「ジェトロ食品輸出オンライン商談会」を、10月5日から7日にかけて開催します。

見本市・展示会の延期/中止が続き減少する商談機会

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、国際見本市、商談会の中止や延期が相次ぎ、輸出を目指す国内事業者にとっては海外バイヤーとの商談機会が失われシビアな状況が続いています。農林水産省によると農林水産物・食品の輸出額は2020年1月~6月(上半期)が4,120億円で前年同期比▲8.2%と減少しています(※水産物:1,031億円(対前年同期比 ▲27.9%))。

他方、外出自粛などを背景に、世界各国で外食から家庭食に比重が移り小売りや宅配など販売が増え、日本産の輸出が増える品目もあり、変化し続ける市場のなかでも質の高い日本産食品への期待は高まっています。

バイヤーニーズ、国内事業者ニーズをふまえたオンライン商談会の開催

このような中、現在ジェトロは、国内事業者の国際市場へのアクセスのハードルを下げるため、日本商品のラインアップを取り揃えた充実したデータベースの構築を進め、海外のバイヤーが欲しい時に、欲しい商品を見つけ、ジェトロを通じて具体的な商談をすぐにスタートできるプラットフォームを準備中です。

今回行うオンライン商談会は、その前段階として、バイヤーとそのニーズを公表した上で国内事業者を募集し、ジェトロの専用オンライン・マッチングサイト上に海外バイヤー・国内事業者双方のプロフィールや商品情報を掲示しフリーマッチングを行った上で商談会を行います。

バイヤーと国内事業者それぞれの希望、スケジュールが一致すると、Web会議システムの招待を送り合いオンライン商談を行う仕組みです。参加者は移動を必要とせず、自社や自宅から商談相手と直接交渉が可能です。当日通訳が必要な場合はジェトロが手配し、効果的な商談の実施、日本産食品の新たな市場への輸出拡大を目指します。

参加事業者は、今後、ジェトロの食品輸出商談会に登録され世界中のバイヤーに商品を紹介される機会を得ることになります。

大日本水産会との連携

本商談会後もジェトロは水産物専門見本市「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(主催:一般社団法人 大日本水産会)と連携しオンライン商談を機動的に設けるなど、日本産水産物・同加工品の海外への新規取引開拓、輸出拡大を目指す国内事業者・団体を支援していきます。

開催概要

事業名
ジェトロ食品輸出オンライン商談会(水産品・同加工品)
ジェトロ Online Business Meeting (Fisheries & seafood)
主催
ジェトロ
開催日
2020年10月5日(月曜)~7日(水曜)
協力
一般社団法人 大日本水産会

農林水産省補助事業

ジェトロ 農林水産・食品事業推進課(担当:永盛、小山、安東)
Tel:03-3582-8356