中国・広州で「日本産米セミナー・試食商談会 完米一餐(ワンメイイツァン) in 広州」を開催

2020年08月13日

寿司に好適、冷めても美味しい日本産米の魅力を、中国人の高級レストランオーナー、寿司店シェフに訴求

ジェトロは、中国・広州で日本産コメ・コメ加工品の輸出拡大を目的に中国人の高級日本食レストランオーナーや寿司店シェフを対象とする「日本産米セミナー・試食商談会 完米一餐(ワンメイイツァン) in 広州」を、8月15日に実施します。
農林水産省の「コメ海外市場拡大戦略プロジェクト推進支援事業」の一環として、広州日本料理委員会と協力し行う本セミナー・商談会は、これまでアプローチできていなかった中国人オーナー層に、日本産米の品種や産地ごとの特長や調理のコツ等の理解を深めるとともに、日本産米の冷めても美味しい、成型しやすいといった特長を訴求することで利用促進、拡販を図ります。

広州日本料理委員会は、中国の飲食店・ホテル業界団体「中国飯店協会」傘下の「日本料理委員会」が、広州で開催する「2020 第五届中国日料産業大会」(会期:8月14日から16日まで)で発足する新組織です。本組織は、広東省の日本料理関連企業間の相互の交流および支援関係を促進し、広東省の日本料理関連企業が他の中国国内の地域との交流を深め、ともに発展することを目的として設立されました。

ジェトロは、これまで日本食レストランの数が多く、伸び率も高い中国においてコメ輸出拡大を目指してきました。しかし、中国産米と日本産米の現地での価格差は15倍にも及び、中国人オーナーの和食レストラン等では日本産米をなかなか使ってもらえない状況でした。そうした中、本年はコロナ禍の下で、外食・生ものを避けるという行動の影響により、中国の日本食レストランは大きな影響を受けています。一方で、デリバリーやテイクアウトはECと並んで大きな伸びを示しています。日本産米は、価格は高いものの、冷めてもおいしい、成型しやすいといった、寿司やテイクアウトに好適な特徴を有します。また、高級寿司店等では、コストに占めるコメの原材料費の割合が低く、日本産米のメリットを納得すれば、日本産米に切り替える機会は十分にあると考えられます。

なお、ジェトロは今後、同様のセミナー・商談会の取り組みを上海及び蘇州でも実施する計画です。

「日本産米セミナー・試食商談会 完米一餐(ワンメイイツァン) in 広州」

イベント名(中国語)
:「完米一餐 in 広州」(中国・広州における日本産米セミナー・試食商談会)
日時(予定)
:2020年8月15日(土曜) 14時~16時
場所(予定)
:森田懐石料理(広州市珠江新城海風路7号)(添付地図参照)
参加者(予定)
:在広州日本国総領事館関係者、広州高級和食店関係者、外食協会関係者、メーカー、ジェトロ関係者

ジェトロ農林産品支援課 (担当:池田、市川、藤田)
Tel:03-3582-8348