ドバイ万博日本館 日本館が起工式を挙行

2019年08月27日

日本政府は、幹事省を経済産業省、副幹事省を総務省、文部科学省、農林水産省及び国土交通省、参加機関をジェトロとし、「2020年ドバイ国際博覧会」(以下、「ドバイ万博」という)への日本館の出展に向けた準備を進めています。

昨日(2019年8月26日)、ドバイ万博会場内の日本館建設予定地において、ドバイ万博日本館の起工式を挙行しました。起工式には、中島明彦駐アラブ首長国連邦特命全権大使、梅澤彰馬在ドバイ日本国総領事、中村富安2020年ドバイ国際博覧会陳列区域日本政府代表、ナジーブ・アルアリ ドバイ万博公社事務局長らが出席し、鍬入れを行いました。

起工式

ドバイ万博日本館の設計は永山祐子建築設計とNTTファシリティーズが、建築工事は大林ミドルイーストが担当します。

日本館の設計と施工は、「日本と中東とのつながり」、「持続可能性」に焦点を当てており、伝統的な中東及び日本の建築、技術、文化からインスピレーションを得た日本館のデザイン、構造(及び内容)に取り入れられています。

日本館のファサード(正面のデザイン)はアラベスクと麻の葉文様のパターンを組み合わせたもので、日本と中東の間の長い歴史のつながりと文化の交差を表現しています。他者への敬意を表すものとして日本の折形礼法から発祥した折り紙からインスピレーションを得た立体的な外観で来場者をお迎えします。
また、持続可能性に重点を置いて、日本館はバードギール(中東の伝統的な建築に見られる風を採り入れるための塔)と打ち水といった中東と日本の伝統的な技術に触発された環境にやさしい冷却システムを用いています。

起工式で、中村富安2020年ドバイ国際博覧会陳列区域日本政府代表は、以下のとおりコメントしました。
“ドバイ万博の日本館においては、「日本と中東とのつながり」、「持続可能性」をテーマに取り入れて設計している。ドバイ万博日本館を結節点として、2020年ドバイ万博のレガシーを2025年の大阪・関西万博へ繋げていきたい。"

日本館パース図