お知らせ・記者発表
英国最大級の国際酒類見本市「Imbibe Live(インバイブライブ)2019」に2年連続日本産酒類プロモーションブースを出展
2019年06月26日
日本酒・焼酎・泡盛・ワイン・ジン・リキュール等バラエティーのある日本産酒類を英国のレストラン・バー市場へ売り込み
ジェトロと国税庁は、昨年に続き2年連続で英国・ロンドンで開催される英国最大級の酒類見本市「Imbibe Live 2019」(2019年7月1日~2日)に、「日本産酒類プロモーションブース」を出展します。当該ブースには、酒類事業者18社(日本酒10社、焼酎・泡盛・ジン5社、リキュール2社、ワイン1社、添付の出品者一覧参照)が出品します。
英国はEU主要国の中で日本産酒類の輸出先としてフランス、オランダに次ぐ第三位の市場であり、日本産酒類の輸出先として魅力的な市場です。また、英国は世界的な酒類コンペティションが毎年開催される等、酒類の情報発信地でもあります。市場性および情報発信力のある英国で、日本酒・焼酎・泡盛・ワイン・ジン・リキュール等バラエティーある日本産酒類をアピールし、英国のレストラン・バー市場の開拓を目指します。
今回の主な取組のポイントは次のとおりです。
1. 日本産酒類の輸出先および情報発信地として魅力のある英国市場
英国は、欧州における日本産酒類の輸出先としてフランス、オランダに次ぐ第三位の輸出先(約7.5億円)です(表1ご参照)。また、今回出品者が最も多い日本酒については、英国は欧州内で最大の輸出先(約3.2億円)です(表2ご参照)。
表1:日本産酒類輸出動向(国・地域別、品目)(703KB)
表2:日本酒の対EU輸出金額推移(704KB)
また、英国は世界的な酒類の情報発信地でもあり、「International Spirits Challenge」や「International Wine Challenge(以下、IWC)」等の酒類コンペティションが毎年開催されています。特に、IWCには2007年に日本酒を対象とした「Sake部門」が創設され、EUにおける日本酒の認知度向上にも寄与しています。この他、世界最大のワイン等の教育機関である「Wine and Spirit Education Trust(以下、WSET)」の本部も英国・ロンドンにあり、2014年より「日本酒講座」が開設されています。2019年からは、蒸留酒の講座の内容に「焼酎・泡盛」が含まれる予定のため、益々日本産酒類に対する認知度向上が期待されます。
2. バラエティーのある日本産酒類を紹介するとともに、カクテル等多様な飲み方も提案
ジェトロは国税庁とともにオールジャパンで取り組み、18社の酒類事業者によるバラエティー溢れる日本産酒類を海外バイヤーにアピールします。例えば、生酒、スパークリング日本酒、古酒等の多様な日本酒に加えて、日本固有のぶどうの品種「甲州種」による甲州ワイン、本格焼酎・琉球泡盛やロンドンのバー市場でも人気のあるジン等の洋酒も出品します。日本産酒類プロモーションブース内にはバーカウンターを設置し、ロンドンのミシュランスターレストランのヘッドバーテンダーが創作した日本産酒類を用いたカクテルの試飲を行い、飲み方を提案します。
3. セミナーで日本産酒類の特徴などを情報発信
会期中、「Sake and Food」と題して日本酒とシーフードを中心とするフードとのペアリングや日本酒の特徴などを紹介するセミナーも開催します。また、日本産酒類プロモーションブース内のバーカウンターでは出品企業による商品紹介の他、琉球泡盛についてのセミナー「Awamori masterclass」を開催します。WSET講師による「Shochu & Awamori masterclass」では、焼酎・泡盛の製法や特徴等の説明や出品企業の焼酎・泡盛の試飲が行われます。
日時 | テーマ | 場所 |
---|---|---|
7月1日(月曜)14時00分~14時30分 | Shochu & Awamori masterclass | Imbibe Live 2019会場内のWSETセミナー会場 |
7月1日(月曜)16時20分~16時50分 | Awamori masterclass | 日本産酒類プロモーションブース内のバーカウンター |
7月2日(火曜)11時00分~11時45分 | Sake and Food | Imbibe Live 2019会場内の「Chef’s Table」 |
4. 日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)と連携し英国への日本酒の輸出拡大を図る
JFOODO(※)では、英国の現地消費者向けに日本酒のプロモーション活動を2018年3月より開始、2019年度も引き続きプロモーション活動を実施します。今回の「Imbibe Live 2019」においても、バイヤーに対してJFOODOによる英国での大々的な日本酒のプロモーション活動をアピールすることで、日本酒出展者の商談成立を支援します。
(※)「日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)」は、2017年4月1日付でジェトロに設置された日本産の農林水産物・食品のブランディングのためにオールジャパンでの消費者向けプロモーションを担う新たな組織です。
「Imbibe Live 2019」概要
- 日時:
- 2019年7月1日~2日
- 場所:
- 英国・ロンドン ケンジントンOlympia Exhibition Center (Grand Hall)
- 主催:
- Reed Exhibitions
- 対象:
- アルコール飲料、スナック(おつまみ類)、各種機材、バー関連用品等
- 来場対象:
- アルコール飲料専門小売業、ソムリエ、レストランのシェフ等の飲食業、アルコール 飲料専門輸入卸、ホテル業界等
- ウェブサイト:
- http://live.imbibe.com/(英語)
日本産酒類プロモーションブース概要
- 主催:
- 国税庁
- 実施:
- 日本貿易振興機構(ジェトロ)
- 規模:
- 162平方メートル
- 出品者:
- 18社
- 品目:
- 日本産酒類(日本酒、焼酎、泡盛、ワイン、ジン、リキュール等)
-
ジェトロ加工食品・酒類支援課(担当:濱田、内田、杉野)
Tel:03-3582-8350