ジェトロ、世界有数のアクセラレーターと連携した「GSAP」始動

2025年06月24日

第一弾として、採択スタートアップ30社を発表 ― 脱炭素、BtoB領域から有望スタートアップを選出

ジェトロは、内閣府と連携し、日本のスタートアップ企業の海外展開を支援する「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP: Global Startup Acceleration Program)」を2025年6月18日より開始します。

GSAPは2021年にスタートし、これまでに累計500社以上の日系スタートアップを支援してきました。これまでの参加企業の中には、北米やアジアでの資金調達、現地法人設立、大手企業との事業提携などを実現した事例もあり、グローバル展開を目指す企業の基盤づくりに活用されています。

本年度の第一弾として、全国から選出されたEnterprise BtoB領域およびサステナビリティ領域の日系スタートアップ30社の採択を決定しました。各企業は、世界有数のアクセラレーターと連携したプログラムに参加し、海外展開に向けた実践的な支援を受けます。

Enterprise BtoBコース・Sustainabilityコース 採択企業一覧
Enterprise BtoBコース(連携:Alchemist X)
アーリーステージのエンタープライズ部門スタートアップ支援・投資に特化した米国のアクセラレーター。エンタープライズ部門のアクセラレーターとしてNo.1の評価を獲得。プログラム参加企業の総資金調達額は14億ドル以上。本コースは下記3つのフェーズで構成されており、今回はPhase1: 「米国市場理解」に参加する企業を選出。
Sustainabilityコース(連携:Third Derivative、New Energy Nexus)
約800名の社内専門家と200名以上の外部メンターを抱えるThird Derivative(D3)と15カ国にわたる起業家育成の実績を持つNew Energy Nexus(NEX)が連携して行うプログラム。CO2削減や気候レジリエンス分野への投資を行うJapan Energy Fund Venturesも協力パートナーとして参加。

各コースはすべて英語で実施され、オンライン講義、1on1メンタリング、ネットワーキング、現地渡航、デモデイ、展示会出展支援など、多角的な支援プログラムで構成されています。

第二弾となる、残る3コースに関する採択企業の発表は2025年8月上旬を予定しています。

アクセラレーションプログラム「GSAP」概要

項目 詳細
形式 ハイブリッド開催(オンライン&現地渡航)
プログラム内容
(コース毎に異なります)
  • 講義セッション
  • マインドセット、コミュニケーション、戦略立案、人材獲得、資金調達
  • ファイナンス、マーケティング等に関する座学セッション
  • ワークショップ
  • 1on1メンタリング
  • ネットワーキング
  • 投資家、海外企業に向けたデモデイ 等
  • 現地渡航(渡航費・滞在費は参加者負担)
参加対象企業
(各コース選考あり)
日本国内に所在するスタートアップ企業であること