米国オンラインプロモーションによる米国Amazon内JFOODO特設サイトでの日本茶販売数が前年比1.6倍を達成

2022年04月12日

日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は、日本茶輸出拡大を目的に米国ミレニアル層(※1)をターゲットとしたオンラインプロモーションを2017年から実施しています。2021年度は、「日本茶=マインドフルネスビバレッジ」をコンセプトに、日本茶の基礎知識や生産者を紹介するコンテンツを発信してきたプロモーションサイトに、自分の好みに合った日本茶を提案する診断コンテンツ、商品の特徴が一目でわかるよう様々な情報を一覧にしたマイスターノート、生産者の日本茶への思いなどを紹介するコンテンツを拡充しました。さらに、インフルエンサーによるプロモーションサイトへの誘導など、多様なコンテンツでターゲットの購入意向を喚起しました。その結果、ターゲットを対象に実施した調査から、プロモーション接触者の購入意向率は98%に到達し、本プロモーションから誘客したAmazon内JFOODO特設サイトでのプロモーション参加事業者商品の販売実績は、昨年比1.6倍のオーダー数を達成いたしました。

診断コンテンツで自分の好みに合った日本茶を提案し購入意向を喚起

新規ユーザーの「自分に何があうかわからない、商品が多すぎて選べない。」という課題に対して、その人に合う日本茶をお薦めする診断コンテンツをプロモーションサイトに追加。自分に合った日本茶を提案し購買へ誘導する体験設計を構築しました。

プロモーションサイト


また、前年比1.6倍の合計223の商品を拡充して掲載するだけでなく、テアニン、香り、色の濃さ、お薦めの飲み方などの情報を一目でわかるよう一覧にしたマイスターノートや各商品の生産者の紹介をすることで、パーソナライズされた日本茶をもっと深く知ってもらう導線を設計しました。

さらに、商品の背景に深い関心を示すターゲット特性を踏まえ、昨年に引き続き、生産者にフォーカスした紹介コンテンツを追加。日本茶の伝統的な生産方法や茶農家・茶商のこだわりを通じて、日本文化、日本茶の品質、信頼性、技術力など日本人らしさも紹介。 様々なコンテンツを拡充することで、日本茶の知識が十分でないターゲットにとって、自分に合った日本茶を提案し購買へ誘導する体験設計を構築しました。

※商品紹介ページ一例


インフルエンサーの起用

「日本茶=マインドフルネスビバレッジ」のコンセプトに合わせ、マインドフルネスなライフスタイルを送るインフルエンサーであるダニエラ・モネ氏(※2)を起用。すでに日本茶のファンであるダニエラ氏より、日本茶の飲用スタイルや日本茶の茶種ごとの特徴を彼女の口からインスタグラムのストーリーズ動画やフィード投稿を通して紹介。フォロワーからは日本茶に関するコメントやマインドフルネスに関連するコメントも多く寄せられ、多くのターゲットに興味関心・購入意向を喚起しました。  

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インスタグラム

Amazon特設サイトの拡充

2017年度から続くAmazon内のJFOODO特設サイトには、前年比1.5倍の商品を掲載し、プロモーションサイトから送客、米国内における販路として活用しました。本年度はJFOODO参加登録事業者へ商品単位でのオーガニック運用のコンサルティングおよび改善提案を実施。本プロモーションから誘客したAmazonでの参加事業者商品の販売実績は昨年比1.6倍のオーダー数を達成いたしました。

※1:ミレニアル世代:1981年~96年までに生まれた世代(2021年時点で25歳~40歳)。
※2:ダニエラ・モネ氏:女優、ブロガー、ビジネスウーマン。ヴィーガンの起業家であり、ライフスタイルにこだわりをもつことで知られる。菜食主義者のためのビューティー・サブスクリプション・ボックス「KINDER BEAUTY」やヴィーガンのおむつ「SPROUTED」などのベンチャー企業で日々活躍。持続可能性や健康について意識しており、日本茶のファンでもある。

日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)
海外プロモーション事業課 溝口、梅村、渡邉
Tel:03-3582-8345 E-mail:JFB@jetro.go.jp