サンクトペテルブルク国際経済フォーラム2021日露ビジネス対話にオンライン参加

2021年6月

2021年6月2日~5日にかけてロシア・サンクトペテルブルクで「ロシア版ダボス会議」と称される主要な国際経済イベント「第24回サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)」が開催されました。5日にはプログラムの1つ「第6回日露ビジネス対話」がオンラインで開催され、日露両国の政府・ビジネス関係者とともにジェトロの佐々木理事長が登壇しました。

ヘルスケア、デジタル技術、グリーン経済が今後の2国間協力のカギ

日露両政府の代表は、コロナ禍においても「8項目の協力プラン」を軸に日露間のビジネスが進展していることを高く評価し、今後注目される協力分野として「ヘルスケア」、「デジタル・イノベーション」、「グリーン・脱炭素」に期待を寄せました。

佐々木理事長はジェトロのデジタル・イノベーション関連の取り組みとして、コロナ禍を受けて2020年度はほとんど全ての事業をオンラインに切り替えて臨機応変に対応したことを紹介。ロシア関連では、ロシア最大級のイノベーション支援機関スコルコボ基金との共催によりロシア・スタートアップのピッチイベントおよび日本企業とのマッチングプログラムを実施したことや、ジェトロの支援を受けたロシア発スタートアップによる対日投資事例も生まれていると報告しました。それを受けてモデレーターを務めるレピク実業ロシア会長は、デジタル分野において日露双方にとってwin-winな関係を築いていきたいと回答しました。

ジェトロはこれからも日露の2国間経済交流の活性化に向けた取り組みを進めてまいります。

ロシア会場の様子

日本会場の様子

佐々木理事長による発表

第6回日露ビジネス対話―アフターコロナに向けた日ロビジネス協力の再始動―概要

開催日時 2021年6月5日 16時00分~17時15分
場所 オンライン
登壇者
モデレーター
村山 滋 ロシアNIS貿易会会長/川崎重工業特別顧問
アレクセイ・レピク 実業ロシア会長/露日ビジネスカウンシル議長
政府代表(ビデオメッセージ)
梶山 弘志 日本国経済産業大臣
マクシム・レシェトニコフ ロシア連邦経済発展大臣
ビジネス代表(日本側)
國分 文也 経団連日本ロシア経済委員会委員長/丸紅取締役会長
飯島 彰己 三井物産 取締役
佐々木 伸彦 ジェトロ理事長
林崎 良英 Mirai Genomics 代表取締役社長
ビジネス代表(ロシア側)
ワジム・シュベツォフ SOLLERS会長
ロマン・トロツェンコ AEONグループ会長
セルゲイ・パブロフ ロシア鉄道第1副社長
ウラジスラフ・シャプシャ カルーガ州知事