「フィンランド・ヘルシンキ イノベーション対日投資セミナー Japan - Finland Gateway for Open Innovation Meetup -」を開催（フィンランド・ヘルシンキ）

2019年11月

「企業講演 －日本が求めるテクノロジー－」のセッションでは、富士通株式会社、Nordic Ninja、合同会社DMM.make.AKIBAの3社が登壇しました。

富士通株式会社の長嶋氏は、自社のアクセラレータープログラムを紹介し、具体的な連携事例とともにフィンランド企業に日本市場参入の余地があることを説明。Nordic Ninjaの宗原氏は日本のGDP規模や世界有数の研究開発投資額に触れ、オープンイノベーションを推進する日本企業が増加し、スタートアップへの投資も年々増加傾向にあること等を紹介。DMM.make.AKIBAの大沼氏は自社のものづくり特化型コワーキングスペースおよび入居するスタートアップと日本企業との協業事例を紹介。今後、国内外のスタートアップに積極的に投資を行う方針を示しました。

「企業講演 －ケース・スタディ－」では、現在、日本進出を検討しているフィンランド企業Nightingale Healthが登壇しました。同社は生活習慣病等の慢性疾患対策向けの血液検査技術を開発したヘルステック企業。日本進出の理由について、日本とフィンランドには“高齢化率の著しい増加”という共通の社会課題があることを挙げ、自国の経験で日本の課題に貢献できると説明しました。

「パネルディスカッション －日本の魅力－」のセッションでは、地方自治体から、神奈川県、横浜市、三重県、大阪市、神戸市、福岡県、の担当者が登壇し、各地域への外国企業の進出事例や地域企業との協業事例、地域に特徴的な実証実験事例等、具体的にビジネス環境を発信。参加しているフィンランド企業に積極的に進出を呼びかけました。

セミナー後のネットワーキングでは、神奈川県、横浜市、三重県、大阪市、神戸市、福岡県の6自治体とジェトロのPRデスクに多数のフィンランド企業関係者が訪れ、活発な交流が行われました。

ジェトロは、今後もイノベーション創出を目指し、日フィン企業間の協業やフィンランド企業の日本進出に向け、支援を行っていく予定です。

※本事業は経済産業省の委託事業にて実施しました。