ベトナム投資カンファレンスを開催

2019年7月

ジェトロは2019年7月1日(月曜)、G20のため訪日したベトナム社会主義共和国グエン・スアン・フック首相をお迎えし、ベトナム計画投資省と共催で「ベトナム投資カンファレンス-深化するする日越相互信頼と共栄関係の醸成に向けて-」を開催しました。フック首相を招いたベトナム投資カンファレンスの開催は昨年10月に続き3年連続、3回目の開催となりました。

フック首相は基調講演の中で「ベトナムは7%台の高い経済成長率を達成している。ジェトロの調査によると7割のベトナム進出企業が投資拡大の方針を示している」と強調しました。また、「6月30日の欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)調印や国営企業の民営化、人材育成などの改革により日本企業にとっての参入機会が拡大している。」と日本企業へさらなる投資を呼びかけました。

フォトセッションの様子

基調講演の後には、投資許可書の交付ならびに日本企業による投資案件の覚書等の交換式が行われ、32件、総額70億ドルの投資案件がフック首相立ち合いの下で公表されました。2017年6月以降に開催された4回のセミナー、カンファレンスでの投資許可証付与および投資覚書交換の累計は105件、430億ドルに達しました。

投資カンファレンス開催に合わせ、ジェトロはハノイ工科大学との協力覚書(MOC)を締結し、佐々木理事長、ハノイ工科大学ホアン・ミン・ソン学長が覚書交換式に参加しました。今後、日本企業のベトナムビジネスを支える優秀な人材の育成においてハノイ工科大学と連携し、日本企業との橋渡しに努めてまいります。

ジェトロ佐々木理事長による開会挨拶

フック首相による基調講演

ハノイ工科大学との協力覚書締結