第6回「中小企業協力に関する日露会合」参加 -日露中小企業交流会を同時開催-

2018年12月

2018年12月7日にロシアのハバロフスクで開催された「第6回『中小企業協力に関する日露会合』」に入野理事が参加し、日露の官民関係者にジェトロのロシア関連の中小企業関連施策の取組を紹介したほか、ハバロフスク地方政府等と協力し日露中堅中小企業交流会を併催しました。

官民合同セッションでジェトロのロシア関連施策、関係機関との連携事例紹介

入野理事は午前中に開催された日露の官民関係者が参加する合同セッションに出席し、2016年12月にジェトロ本部に設置した「ロシアデスク」による個別支援や、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム、東方経済フォーラムにおける中小企業関連の分科会への登壇などの経験を紹介しました。また、ロシア・エカテリンブルクで毎年開催される産業総合博覧会「INNOPROM」へ2年連続ジャパンパビリオンを設置し、26社の日本企業の参加を支援したこと等を紹介しました。

政府間対話でジェトロのロシア関係機関との連携事例を紹介

午後の政府間対話では、入野理事から中堅中小企業のロシア・ビジネスを行う日本企業に向けた支援策を紹介しました。まずロシアを「知る」ことが大事だとして、ライフ・スタイルを紹介する「ウラジオストク・ハバロフスク スタイル」の作成や日本各地でのセミナー開催実績(2016年10月以降2年間で31回)を紹介。また、ロシアへ「行く」ため支援として極東およびロシア欧州部に派遣したサービス産業分野のミッションを紹介しました。加えて、ロシア企業と「会う」ための支援として、産業博覧会「イノプロム」や食品見本市「ワールド・フード・モスクワ」などへの出展支援の取組や、日露のビジネス交流拡大のためジェトロがMOCを締結している6つの機関との連携事例について紹介しました。

ジェトロの取組を紹介する入野理事 

多くの日露官民関係者が参加

日露中堅中小企業交流会をハバロフスク地方政府等と協力し併催

同日午後、ハバロフスク地方政府と協力し日露中堅中小企業交流会を開催しました。日本企業とのビジネスに関心を持つロシア企業に基づき日本側参加希望者を募集した結果、14社の日本企業が参加。日本企業の要望にあわせ、30を超える商談を事前にアレンジしました。会場では農業や水産分野をはじめ、極東ロシアでのビジネスに関する商談が行われました。両国参加企業の潜在的なニーズが合致した例もあり、農業分野や水産加工分野での商談が期待されます。

商談会場の様子

第6回「中小企業協力に関する日露会合」概要

開催日時 2018年12月7日
官民合同セッション:10時00分~12時30分
政府間対話:14時00分~16時00分
会場 ロシア連邦ハバロフスク市 地方政府迎賓館 2階ホール
参加者数 100名超(日露合計)

日露中堅中小企業交流会inハバロフスク 個別面談 概要

開催日時 2018年12月7日 14時00分~18時00分
会場 ロシア連邦ハバロフスク市 地方政府迎賓館 1階会議室
参加者 日本側14社、ロシア側16社