石毛理事長、李鴻忠・天津市書記と会談

2016年12月

ジェトロの石毛理事長は、2016年12月20日(火曜)、中国・天津市で中国共産党・天津市委員会の李鴻忠書記と会談しました。

この会談で石毛理事長は、天津市が目指す「3つの発展」、すなわちイノベーションに基づく経済発展、北京・天津・河北の3地域の協同発展、グリーン発展に触れ、このうち「イノベーションに基づく経済発展」への貢献、および日本と天津市のさらなる貿易・投資拡大に向けた共同事業として、(1)企業間交流の促進と投資の拡大、(2)高齢者産業や越境EC等の現代サービス業の発展、(3)知的財産権の活用、(4)双方のビジネス環境の改善を提案しました。またイノベーションの活発化に関しては、日中両国が持つ異なる観点を、互いに尊重しつつ発展させることが重要である、と強調しました。
李書記は石毛理事長が挙げた4つの共同事業について、天津市の現状を十分に考慮したものであり、天津市と日本の発展に不可欠と高く評価しました。また同書記は、ビジネス環境改善に向けた進出日系企業と天津市政府との対話座談会の開催を約束したほか、100日以内に共同事業の具体的なアクションを取ることを表明するなど、ジェトロとの緊密な連携・協力に向けた期待感を示しました。

会見の様子

両氏による会談後、ジェトロ北京事務所と天津市商務委員会は日本・天津市間の貿易・投資のさらなる拡大に向け、石毛理事長、李鴻忠書記の立会いのもと、4つの共同事業を含む業務協力を強化する旨の覚書(MOU)を締結しました。ジェトロは本MOUを契機として、日中両国間における双方向での貿易および投資の促進に向け、天津市との一層の協力拡大に取り組みます。

MOU締結