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20年目を迎えた「FOODEX」の途上国パビリオン

2016年3月

ジェトロは、千葉県・幕張メッセで3月8日から11日まで開催されたアジア最大級の食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN 2016(第41回国際食品・飲料展)」(以下FOODEX)に、「WORLD FOOD MARKET」と銘打ったジェトロ・ゾーンを設置して参加、途上国25カ国49社の日本市場参入を支援しました。日本初上陸の食材が多数並んだ同ソーンは、多くのバイヤーの注目を集めました。

初出展はアルバニア、コモロ、レソトの3カ国

今回がジェトロ・ゾーンへの初出展となった国は、ギリシャに隣接するアルバニア、マダガスカル北に位置するコモロ、アフリカ大陸南部に位置するレソトの3カ国です。アルバニアからはオリーブオイル、コモロからはバニラ、レソトからはハーブやスパイスが出展され、商談が絶えませんでした。

写真:25カ国の食材が一堂に並ぶ出展商品紹介コーナー

25カ国の食材が一堂に並ぶ出展商品紹介コーナー

対アフリカ事業の一環として

ジェトロは、1997年より「FOODEX」に途上国パビリオンを設置して参加、この20年間で100カ国、約1,400社の支援を行いました。この間、日本ではまだ珍しい食材を数多く紹介し、97年当時はエジプト1カ国だった出展国は世界的な広がりをもつようになりました。08年の「TICAD IV」以降はアフリカからの出展が増えおり、今回も出展者の約半数はアフリカ大陸からの出展でした。これは、ジェトロの「FOODEX」への出展支援には、「TICAD」を軸に進めるジェトロの対アフリカ事業の一環としての位置付けが与えられているからでもあります。

写真:バイヤーが集まるジェトロ・ゾーン

バイヤーが集まるジェトロ・ゾーン

「和」とのコラボレーションによる試食も

ジェトロ・ゾーン内で展示された食材を用いた試食コーナーでは、プロのシェフが腕を振るった調理品が来場者に振舞われました。ジンバブエの大豆コーヒーとオクラコーヒー、コートジボワールのオクラパウダーを用いた納豆おくら海苔、レソトのスパイスを入れた冷製そうめんなどは、特に好評でした。この他、お麩や葛、豆腐、べったら漬けといった「和」の食材と出展食材を組み合わせることで、日本人の味覚に合う料理を紹介したのも、今回の試食コーナーにおける新たな取り組みでした。

話題の「スーパーフード」を紹介

最近、雑誌や小売店で話題になることが多い「スーパーフード」。実は日本に「スーパーフード」をいち早く紹介したのも、「FOODEX」のジェトロ・ゾーンでした。今回の出展品目で言えば、中南米のキヌアやチアシード、スリランカのココナッツオイル、アフリカのバオバブなどの、時流に乗った食材がそれに当たります。その他、オーガニック食品や健康食品も出展されたジェトロ・ゾーンは大盛況のうちに4日間の会期を終えました。

写真:途上国の食材を日本食と組み合わせてご紹介

途上国の食材を日本食と組み合わせてご紹介

「FOODEX」出展のその先

「FOODEX」のジェトロ・ゾーンは、3回出展した企業を「卒業」したとみなし、出展支援は終了します。従って出展企業は、「卒業」までに日本の代理店や取引先を見つけるよう、自ら努力しなくてはなりません。多くの場合、日本人バイヤーの厳しい目にさらされた出展品は、パッケージ、味、品質などの面での改善が求められます。日本企業との成約を目指す出展企業は、バイヤーから指摘を受けた点などで改善を重ねつつ、継続的に出展する傾向があります。ジェトロとしては、単に商談機会を提供するだけに留まらず、現役のバイヤーを含むた食品専門家によるコンサルテーションを会場内で行い、日本市場参入を目指す出展企業向けのアドバイスも行っています。ジェトロとしては、出展された食材が少しでも多く日本の家庭の食卓に届き、途上国食品産業の経済に寄与できるよう、これからも尽力して参ります。