「第2回アフリカ投資誘致機関フォーラム(AIPF)」開催:TICAD VIに向け、対アフリカ投資促進のための具体的施策で合意
2016年3月
2016年3月2日(水曜)、3日(木曜)の2日間、ジェトロは在アフリカ日系企業の7割が拠点を置くアフリカ8ヵ国(モロッコ、コートジボワール、エチオピア、エジプト、南アフリカ共和国、ケニア、ナイジェリア、タンザニア)の投資誘致機関代表を招へいし、東京で「第2回アフリカ投資誘致機関フォーラム(AIPF)」を開催しました。本フォーラムは、TICAD V横浜宣言「日本企業によるアフリカ投資の促進」を受け、来るTICAD VIに向けて、現地のビジネス環境改善などを通じ、日本企業のアフリカ進出を促進する目的をもって開催されました。14年9月の初回フォーラム以来、第2回目のフォーラム開催となった今回は、新たにアフリカ随一の経済成長率で関心を集めるエチオピアをメンバーに加えました。

会議風景
投資誘致機関とのさらなる連携強化で合意(CEO会議)
本フォーラムのCEO会議では、16年8月にケニア・ナイロビで開催予定のTICAD VIで「投資」が主要テーマの一つとなると見られることを踏まえ、ジェトロ、参加投資誘致機関トップ、在京関係大使館が、日本企業がアフリカで長期的にビジネスを進めていく上での課題と解決方法等について議論しました。その結果、ジェトロおよび各投資誘致機関は、以下の内容について、今後、一層の協力を重ねることで合意しました。
(1) 「日本-アフリカ・ビジネスカンファレンス」の定期開催。
(2) 各国投資誘致機関に”Japan Desk” を設け、ジェトロに”Africa Desk”を設置すること。
(3) “Japan Desk”運営に向けたジェトロによる関連人材育成

石毛理事長
アフリカ8ヵ国の最新ビジネス・投資情報を紹介(ビジネス・投資セミナー)
また、約170名が参加したセミナーでは、アフリカ8ヵ国の投資誘致機関および在京大使館から、各国のビジネス・投資環境、優先業種・優遇措置、外国企業の進出動向や成功事例等が紹介されました。「短時間で対象8ヵ国の最新状況を聞けて効果的だった」「投資誘致機関のトップや担当者と直接会えてよかった」などの声が寄せられました。本セミナーの合間や終了後には、各国投資誘致機関と参加者による活発な情報交換と交流も行われました。

概要
日時 | 2016年3月2日(水曜)、3日(木曜) |
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場所 | 東京 |
主催 | ジェトロ |
参加機関 |
モロッコ投資開発庁(AMDI) コートジボワール投資促進センター(CEPICI) エチオピア投資委員会(EIC) エジプト投資・フリーゾーン庁(GAFI) 南アフリカ共和国 貿易産業省(Invest SA of DTI) ケニア投資庁(KIA) ナイジェリア投資促進委員会(NIPC) 駐日タンザニア連合共和国大使館(タンザニア投資センター(TIC)) 日本貿易振興機構(JETRO) |