岐阜県企業は全国4位の12社採択!伝統工芸の輸出支援プロジェクト「TAKUMI NEXT2023」が始動

ジェトロ本部は7月31日、「匠」企業・製品の海外販路開拓支援プログラム「TAKUMI NEXT 2023」に過去最多の全国190社を採択したと発表しました。 本ページでは、岐阜県企業の採択結果や特徴を抜粋してご案内します。 ※「TAKUMI NEXT 2023」事業概要はジェトロ本部記者発表をご覧ください。

採択社数は全国4位の12社

岐阜県企業の採択社数は12社で、東京都、京都府、愛知県に次いで全国4番目の多さとなりました。
※過去の採択実績: 2020年度4社、2021年度16社(全国最多)、2022年度16社(全国2位)

「陶磁器・和紙・刃物・木工製品」など、岐阜の地場産品を中心にラブコール

海外バイヤーによって選ばれた県内の採択企業の属性を見ると、陶磁器関連製品が最も多く、次いで刃物関連製品、木工製品となっています。
実直に受け継がれてきたものづくりの精神と「匠」の技術が、海外バイヤーの心も掴んでいます。

「TAKUMI NEXT 2023」岐阜県企業の採択一覧(所在地五十音順)

法人・団体名 所在地 製品分類
嵯峨乃や 恵那市 木工製品
有限会社大橋量器 大垣市 木工製品
株式会社杉山製作所 関市 鉄製インテリア製品
関兼次刃物株式会社 関市 刃物関連製品
有限会社ファインクラフト 関市 刃物関連製品
3RD CERAMICS 多治見市 陶磁器関連製品
株式会社蔵珍窯 多治見市 陶磁器関連製品
丸モ高木陶器 多治見市 陶磁器関連製品
suzugama 土岐市 陶磁器関連製品
マスターズクラフト株式会社 瑞浪市 陶磁器関連製品
株式会社深山 瑞浪市 陶磁器関連製品
石川紙業株式会社 美濃市 和紙製品

米国スタートアップと連携 オンラインとリアルのハイブリッドで「匠」企業を支援

世界的な新型コロナウイルス感染症拡大によってEC市場が急成長した昨今、オンラインツールを活用したデジタルマーケティングはより一層重要性を帯びてきました。
一方で、オンラインでは手触り感や風合いを伝える難しさがあり、地場産品に宿る職人技術、こだわり、産地の歴史などの物語を、生活様式や文化の異なる国へどう伝えるのかが課題となります。
「TAKUMI NEXT 2023」では、これまでのデジタルマーケティング支援に加え、初の試みとして、米国のスタートアップと連携したテストマーケティングを実施します。オンラインとリアルをうまく組み合わせることで、「匠」企業の販路開拓に貢献します。

ジェトロ岐阜は、今後も企業の皆様とともに県産品の魅力の海外発信に取り組んでまいります。

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