見本市レポート Manufacturing Indonesia 2016

インドネシア最大の機械・工具展示会

ジェトロ参加報告

インドネシア・ジャカルタ
2016年11月30日(水曜)~12月3日(土曜) 

Manufacturing Indonesia 2016 会場風景

2,000社以上が参加するインドネシア最大の機械・工具展示会「Manufacturing Indonesia 2016」が、2016年11月30日から12月3日の4日間、ジャカルタで開催された。世界31カ国・地域から出展があり、約3万1,000人が来場した。今回で6回目の出展となるジャパン・パビリオンには過去最多の46社が参加し、インドネシア企業との活発な商談を繰り広げた。

インドネシア最大の展示会

Manufacturing Indonesia 2016」は今回で27回目の開催となり、世界31カ国・地域から出展者が集まった。本展示会はJakarta international Expo Kemayoranで催され、5つのホールを使用して大規模に執り行われた。ジャパン・パビリオンは産業機械、オートメーション、工具等を扱うブースと工作機械、金属加工機械等を扱うブースの2つに分かれて、それぞれの分野のホールに設置された。また、日本のほかにドイツ、トルコ、シンガポール、タイ、韓国、台湾、中国などがナショナルブースを設け、自国から大型機械の実機を持ち込んで稼働させるなど、展示装飾に工夫を凝らしていた。
近年、インドネシアでは生産設備自動化への関心が高まっている。本展示会はこの分野に強みを持つ日本企業にとって、製品や技術をPRする絶好の機会となった。

会場風景

日本企業の製品に高い関心

ジャパン・パビリオンには、ドリルなどの工具から工作機械まで、高い技術力を有する日本企業らしい製品が並んだ。さらに、機械で加工したとは思えないほど複雑な形状の金属部品なども展示しており、来場者が日本のすばらしい製品を手に取り、熱心に出展者から話を聴く姿が見られた。
出展者からは、「先行投資として現地のよいパートナーを見つけ、基礎を築いていきたい」、「展示会では普段会えない人と会える」との声があり、インドネシア市場開拓に対する熱意が感じられた。また、ジャパン・パビリオン来訪者からは、「他国製品のほうが安価なものが多いが、壊れやすい」、「自社の課題を解決するには信用できる日本製がよい」などの声があり、日本企業にとっても現地の評価やニーズを得ることができる重要な機会になったようだ。 ジェトロのジャパン・パビリオン以外にも、東京、大阪、名古屋、相模原、三条から自治体等が支援するブースが出展されていた。

会場風景

人事課 松永 美欧

見本市データ
見本市名 Manufacturing Indonesia 2016
開催期間 2016年11月30日(水曜)~12月3日(土曜) 
10時00分~18時00分(最終日は17時00分まで)
初回開催年/開催頻度 2010年/年1回
開催場所 Jakarta international Expo Kemayoran
出展商品内容 工作機械、金属加工機械ならびに関連機器、産業機械、オートメーション、工具、測定機器、その他関連機器
出展者数 約2,073社(31カ国・地域)
来場者数 3万1,000人(31カ国・地域)
入場料 無料(ビジネスパーソンのみ、WEBより事前入手可能)
主催者 PT.PAMERINDO INDONESIA
事務局連絡先 PT.PAMERINDO INDONESIA
Tel:+62 21 2525 320
Fax:+62 21 2525 032 / 018
E-mail:info@pamerindo.com