見本市レポート Food&Service 2015

チリ最大の食品・サービス見本市

ジェトロ参加報告

チリ・サンティアゴ
2015年9月2日(水曜)~4日(金曜)

Food&Service 2015

チリ最大規模の食品・サービス見本市「Food&Service 2015」が、9月2日から4日にかけてチリ・サンティアゴで開催された。

チリ最大の食品・サービス見本市

「Food&Service」はチリ最大規模の食品・サービス見本市で、2011年以降毎年開催されている。5回目を迎える今年は、首都サンティアゴ郊外の展示会場エスパシオ・リエスコで実施され、来場者数は13,343人に達し、初年度の4,285人と比べて3倍以上となった。
総面積12,000平方メートルの展示会場には、世界各国から247社・団体が出展。食品・サービス分野を中心に各企業がブースを構えたほか、チリ(輸出促進団体Prochile)、アルゼンチン、ブラジル、ペルーなどがナショナルブースを構えた。主な出展企業・団体は南米の近隣諸国であったが、スペインの貿易投資促進機関ICEXやインドネシアからの出展もあり、日本からも大手食品製造・卸売企業が出展した。同社は、「日本国内で販売する商品と同品質の商品をチリにも」をコンセプトに、唐揚げなどの試食PRを行い、連日行列の絶えない人気ブースとなった。

会場風景

消費者は日本酒を高評価

今回ジェトロは、3メートル四方のジャパンブースを設置した。ジャパンブースへの出展企業は6社で、食品・飲料部門で国内大手酒造メーカーが日本酒をサンプル出展したほか、在チリ食品輸入卸売業者は同社が取り扱う醤油の試食PRを行い、好評を博した。この他にも、食に関連するデザイン分野へグラス、湯呑み、弁当箱等のサンプル出展があった。
酒造メーカーからは、純米酒、吟醸酒、大吟醸酒、にごり酒の4種類の商品サンプルが提供された。ジェトロが消費者への試飲とヒアリングのサポートを行ったところ、大吟醸酒、にごり酒にとりわけ高い評価が寄せられた。チリでは日本酒の流通量がまだ少ないこともあり、来場したチリ人消費者の多くは、日本酒の製法や商品の違いなどに非常に高い関心を示していた。試飲の感想として、香りや口当たりの良さ、優しく深い味わいを絶賛する声が相次いだほか、ボトルデザインへの高い評価も得られた。

会場風景

(サンティアゴ事務所 母良田政秀)

見本市データ
見本市名 Food&Service 2015
開催期間 2015年9月2日(水曜)~4日(金曜)
11:00~20:00
初回開催年/開催頻度 2011年/年1回
開催場所 サンティアゴ・エスパシオリエスコ・コンベンションセンター
(チリ サンティアゴ)
出展商品内容 食品・サービス関連商品およびサービス
(食料品、調理機械、レストラン用アプリなど)
出展者数 247社・団体
来場者数 13,343人
入場料 10,000ペソ
(事前にインターネット申し込みを行った者および招待客は無料)
主催者 エスパシオ・リエスコ
Av. El Salto 5000 Huechuraba Santiago de Chile
TEL:+562-2470-4460
FAX:+562-2470-4422