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世界の見本市ビジネストレンド

「食の分野でビジネス性の高い見本市をシリーズ開催」~フランスから世界へと商機を作りだす~

食の分野でビジネス性の高い見本市をシリーズ開催
COMEXPOSIUM社

Directeur(Director) SIAL Group
Nicoras Trentesaux 氏

COMEXPOSIUM社は、フランスで数々の国際見本市を主宰し、その中でも『SIAL』は食品分野でシリーズ化され、世界各地で開催されている。同見本市をシリーズ開催してきたSIAL groupを率いてきた Nicolas Trentesaux氏(写真)の企業戦略・ポリシーそして、同見本市の特徴や、食品分野での見本市の今後の展望について、広報ディレクターであるDorothee Gricourt氏にインタビューした。

世界中どこでも出展にかかる投資効果がある見本市へとブランド確立

Q1.SIALは現在世界各地で開催されているが、今日に至る経過について教えて欲しい。
A1.『SIALは1964年にパリで誕生し、現在まで国際化へと邁進してきた。誕生から現在までの50年で、SIALは世界中の食品関係者と出会える場としての地位を構築してきた。こうしたSIALのコンセプトによって、15年前からSIALアジアを上海で、10年以上前からSIAL北アメリカをモントリオールやトロントで、SIAL南米をサンパウロで開催しており、最近はSIAL中東をアブダビで、SIAL東南アジアをマニラで開催している。我々は世界中で同見本市を開催することによって、農林水産・食品関係者と出会うだけでなく、消費トレンドや味覚に関するイノベーションや、新しい包装技術等を見いだしている。』

Q2.SIALは上記のように様々な場所で開催され、出展者と来場者は関心を寄せている。その理由は?SIALの強みは?また広報戦略について教えて欲しい
A2.『SIALの強みは出展者、来場者のビジネスがローカルなものであろうと、世界レベルへ発展できる機会をつかめることである。SIALは世界的なブランドであり、出展者や来場者は同じ関心を持つ人々と出会うことができる。世界各地のどこのSIALであろうと、参加し投資することによって、投資に見合う利益を得ることができる。参加者が輸入業者や卸業者、食品関係者と出会うことができるよう、我々はターゲットを絞り、様々な媒体を使って広報活動を世界中で行っている。
例を挙げるとSIALパリ50周年での広報戦略は、大々的に打ち出す予定。本国フランスに加え42カ国という広範囲で行われ、流通、外食、農水産関係を対象とし、400以上の媒体をとおして、700か所で宣伝される予定である。2012年は1,500人のジャーナリストがSIALに来場しており、2014年は出版、ラジオ、テレビを含めて5,000人のジャーナリストが訪れることを推定している。』

Q3.SIALは世界中の出展者や来場者の関心を集めているが、出展者に満足してもらうため、開催者としてどんなことをしているか?
A3.『SIALの強みは出展者、来場者のビジネスがローカルなものであろうと、世界レベルへ発展できる機会をつかめることである。SIALは世界的なブランドであり、出展者や来場者は同じ関心を持つ人々と出会うことができる。世界各地のどこのSIALであろうと、参加し投資することによって、投資に見合う利益を得ることができる。参加者が輸入業者や卸業者、食品関係者と出会うことができるよう、我々はターゲットを絞り、様々な媒体を使って広報活動を世界中で行っている。
例を挙げるとSIALパリ50周年での広報戦略は、大々的に打ち出す予定。本国フランスに加え42カ国という広範囲で行われ、流通、外食、農水産関係を対象とし、400以上の媒体をとおして、700か所で宣伝される予定である。2012年は1,500人のジャーナリストがSIALに来場しており、2014年は出版、ラジオ、テレビを含めて5,000人のジャーナリストが訪れることを推定している。』

le World Tour by SIALで双方向の情報発信を強化

Q4.今日の国際見本市の傾向は?
A4.『経済が低迷、金融不安などに直面すると企業は展示会での出展参加という営業経費にメスを入れがちであるが、出展企業はSIALを信頼し、「SIALParis」を事業計画のスケジュール随分前から組み込んでくれている。
昨今のヨーロッパの経済不況にもかかわらず、SIALParisはリーダーであり続けている。特に2014年SIALは大成功になると考えられる。
アジア地域は経済成長が著しい中国の成長に牽引される大変ダイナミックな地域である。この成長地域に対し、我々はまずフィリピン・マニラできたる2014年6月11日~13日にASEAN地域での新たに見本市を開催する計画であり、出展社300社、と15,000来場者数を見込んでいる。“我々は顧客がすぐにビジネスチャンスをつかめる地域で見本市を開催する”というSIALの基本戦略に立脚したものだ。2015年以降も、新たな地域で、サプライズと共に国際化を進めていく予定であり、期待して欲しい。』

Q5.50周年を迎えるSIALParis2014について、食品の傾向、発展すると考えられる分野は?
A5.『2014年のSIAL Parisは更なる飛躍が期待される。具体的には農業・食品に関する機械分野とそれに付随する設置やメンテナンスのようなサービス分野が増加すると考えられる。同分野の関係者は我々が提供できる質の良いビジネスチャンスに期待しているからである。そして、野菜果物等の生鮮食品分野にも力を入れていく予定である。
また、同見本市50周年を記念し、数々の催しものも用意している。新しい試みの一つはle World Tour by SIALである。世界各国のジャーナリストに来てもらい、それぞれの国の消費傾向について報告してもらう。また同じコンセプトで、10月20日にSIALTVで、Foodies 2.0 by Sophexaという番組を放送する。同分野関係者が参加できるソーシャルネットワークで、そこで述べられた意見をもとに傾向を分析するものである。
また常にSIALに不可欠であるイノベーション分野を最優先していく。2012年以来、見本市参加者にさらに充実した内容をもたらすことができるように試みてきた。食生活の傾向を見つけ出すことを目的とし、マーケティング会社のXTC社やTNS Sofres社と共に国際的な調査を実施した。結果は2014年SIAL Parisで展示され、SIALブランドを宣伝する広報会社によっても結果が発表されるため、出展者にとっては大変魅力的なものになるだろう。SIALのイメージが強くなればなるほど、SIAL参加者に有意義な出会いをもたらすことができるのである。』

SIALを通じて海外市場を開拓し、食品業界のトレンドの先取りに挑む

Q6.これまでSIALを欧州、中国、北米、中南米、中東など世界各地で開催されてきた実績を踏まえ、開催地域での食品関連産業の特徴や、ビジネスモデルなどをご教授願いたい。
こうした傾向をうかがうことは、食品分野で海外展開を図る日本の中小企業にとって大変参考になるからである。

A6.『パートナーであるマーケティング会社XTC社が行った調査を基に、世界各地の食品関連産業の傾向をお伝えしたい。欧州では自然を重視した新しい味が好まれている。実際SIAL Paris2012では、65mlサイズの三角形パッケージに入った子供向けの有機ヨーグルト飲料などが出品されている。北米の消費者は手間がかからない商品、また小分けになっている商品を好む傾向がある。SIAL Canda 2013では、65g3つ入りの燻製サーモンの冷凍パテが北米バイヤーから選ばれている。南米では美味に加え、健康や痩身が重視されている。SIAL Brasil2013ではアサイーというブラジル・アマゾン原産で栄養価が高いとされる植物の実を使ったシリアルも出品された。中東の人々の消費スタイルは欧米型になってきており、地元産業にも変化を与えているようだ。SIAL中東2013では(ハンバーガーに挟む)ハラル・チキンフライが出品されている。中国はじめアジアでは味覚に加え、健康重視する姿勢が現れてきている。』

Q7.日本企業の食品分野での海外展開の参考とさせて頂きたく、『SIAL』を通じて大きな成功を生み出した出展企業の事例を差し障りのない範囲で教えていただきたい。
A7.『フランスの「Michel et Augustin」は2004年創立の食品製造販売会社である。ナチュラルと上質がコンセプトのクッキー、サブレ、ヨーグルトを販売し、手書き風の牛が描かれたパッケージでお馴染みである。「国内での販売が軌道にのり、すぐに海外進出の方法を模索し始めた。2012年の3回目のSIAL出展で、我々にとって初となるスウェーデン、日本、シンガポールのクライアントに出会い、売り上げ増加につながった。更なる売上増加のため、また食品・製菓業界のトレンドを掴み、将来に備えるためにも、SIAL2014には大変期待している。」と同社の輸出マネージャーAntoine CHAUVEL氏はコメントしたとのことだ』

Q8.SIALに参加したい日本企業にアドバイスをいだだきたい。また、SIALによってヨーロッパ企業、もしくは世界の企業とのビジネスチャンスを得ることができるか?
A8.『2つ目の質問については、(SIALを通じて)日本企業は世界中の企業と出会うことができる。もし参加者の37%がフランス人で、37%がヨーロッパ出身なら、残り26%のその他の国の人々は全体の4分の1を占めることになるからだ。

SIAL PARIS 2010 2012
出展社数 5,700 5,890
うち海外からの出展社 82,5% 84,0%
来場者 136,500 150,258
うち海外からの出展者 62,0% 62,8%

一つ目の質問については、利益を得るために最大限の投資を求めるものである。招待状や、インターネットまたはそれ以外の出展者のために用意されている広報手段を使い、十分に準備して参加することを勧める。それから、スタンドをより視覚的にも効果的な展示構成とし、試食、セミナー、ゲーム、景品等のアトラクションを用意することをお勧めする。来場者へのアンケートによると、他のスタンドと差別化するものは、まず出展者による接客・対応(88%)、スタンドの美しさ(59%)、商品を試食できること(59%)であった。 また、味、包装等において革新的な新製品にSIALイノベーションという賞を与えるという企画を行っている。同企画への参加は無料であり、同賞に選ばれた商品は、会期中、会場のイノベーションゾーンに展示され、メディアに広く取り上げられるので是非多くの企業に同企画に参加し、画期的な商品を紹介してほしい。
最後にすべての参加者にSIAL50周年記念のイベントに是非参加してほしい。50周年記念のイベントは10月20日月曜日の17時から行われるが、同イベントへのスポンサーも歓迎である。』

SIAL2012年に関するデータ
出展社数 5,890社
(84%が外国から、16%がフランスから、出展者は100か国以上から参加)
出展者満足度 80%(80%が2014年も参加希望)
出展者の参加目的 出展者の91%が輸出市場を開拓すること、63%が自社イメージをPR・認知度アップのため。会期中に、出展者は平均193件のコンタクトを得て、そのうち56%は新規である。
来場者数 15万258人
(63%が外国から、37%がフランスから参加)
(83%が決定権を持つポジションであり、90%が、来場した成果に満足)
(主な目的は、新たな傾向を発見することと、新製品を発見すること)

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