海外農林水産・食品ニュース(Food & Agriculture)

日EU・EPAは日本産アルコール飲料輸出へ追い風 -アルコール飲料の消費が再び回復-

(ドイツ)

デュッセルドルフ事務所発

2018年04月23日

ドイツではアルコール飲料の消費は2016年まで減少傾向にあったが、2017年に回復の兆しをみせた。アルコール飲料の輸入は、2014年の59億ドルから、15年には49億ドルへ減少したが、16年には50億ドルへと上向いており、日本からの同輸入も直近4年間で拡大した。2017年12月に最終合意に達した日EU経済連携協定(EPA)の交渉結果である関税撤廃や非関税措置撤廃を通じて、日本産アルコール飲料の競争力の高まりとEU市場の開拓が期待されるなか、2017年3月18~20日にデュッセルドルフ市でアルコール飲料見本市「プロワイン」が開催された。日本からのワインや清酒の今後ますますの輸出増加に期待したい。

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