地方独立行政法人秋田県立病院機構秋田県立リハビリテーション・精神医療センター新医療情報システム導入業務

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公示日/公告日 2024年05月29日
調達機関 地方独立行政法人秋田県立病院機構(秋田県)
分類
0027 コンピュータ・サービス
0071 電子計算機サービス及び関連のサービス
本文 1.目的
現在当センターで運用している医療情報システムは、平成28年に稼働したもので
ある。運用開始から既に7年以上経過しており、使用の継続が困難となることから、
更新することとした。
安心安全な医療を提供できるよう、この提案依頼書に記載している当センターの方
針に沿ったシステム更新を一体となって行う業者を選定することを目的に、企画提案
競技を実施する。
2.業務の概要
(1)業務の名称
秋田県立リハビリテーション・精神医療センター新医療情報システム
導入業務(以降「秋田県立リハビリテーション・精神医療センター」を
「当センター」といい、「医療情報システム」を「HIS」という)
(2)契約履行期間
契約日から令和7年3月31日まで。
令和7年2月1日以前の運用開始を想定している。
なお、契約履行期間終了の次の日から1年間は、契約不適合責任期間
とする。この瑕疵担保には、当センターが求めた仕様書外の修正、診療
報酬改定等に伴うマスタの提供等は含まない。
(3)契約履行場所
秋田県大仙市協和上淀川字五百刈田352
秋田県立リハビリテーション・精神医療センター内
3.システム構築の方針
(1)全体像
○ 現行システムと同等以上の機能・性能とし、医療の質の向上、患者サー
ビスの向上、業務の効率化を図れるシステムとする。
○ 当センターの病院規模に沿った経済性を持つシステムとする。
○ 部分最適ではなく、全体最適化を目指す。
○ カスタマイズは必要最小限に抑え、システム修正や将来の追加を容易
かつ経済的に行えるようにする。
(2)患者サービス
○ 患者様の待ち時間を、可能な限り短縮する。
○ 文書類の電子化により、説明・同意の充実をより一層推し進める。
(3)経済性
○ 現在使用中であるHISの機器等を流用するなど、無駄な出費を抑え、
極力安価に構築する。
○ 維持管理費(保守費用)は、無駄な出費を抑え、極力安価とする。
(4)医療の質の向上
○ 業務効率のより一層の向上を図る。
○ 医療過誤防止をより一層推し進める。
○ 医療情報のデータベース化により、さまざまな観点からのデータ集計・
分析を可能とする。
4.企画提案対象事業の予算上限額
システム構築に係る予算上限額は、592,273千円(消費税および地方消
費税を含む)とする。
ただし、この金額は事業の規模を示すものであり、契約時の予定価格を示す
ものではない。またこれには、現在使用中であるHISからのデータの移行費
用、ネットワーク機器更新費用、実際に機器等を設置する際に判明して実施し
た小規模な工事費などを含んでいるため、その分を勘案すること。
なお、提案にあたっては、システムの構築および5年間の維持管理に要する
経費(ライフサイクルコスト)を含む金額の提示が必要であり、これらの提案
額は審査対象となる。なお、5年間の維持管理に要する経費(ライフサイクル
コスト)は、上記の予算上限額には含まない。
5.仕様
別添の仕様書のとおりとする。
6.提案数
1社1提案とする。
7.契約
(1)契約の形態
企画提案競技による、物件売買契約
なお、契約履行期間終了の次の日から5年間の保守に関しては、協議
の上、別に契約を行うものとする。
(2)契約保証金の取り扱い
受託者は、契約額の100分の10以上の額を契約保証金として納付
する必要がある。
ただし、受託者が、過去5年の間に国・地方公共団体、独立行政法人・
地方独立行政法人と種類および規模をほぼ同じくする契約を数回以上に
わたって締結し、これらをすべて誠実に履行し、かつ、契約を履行しな
いこととなるおそれがないと認められる場合は免除する。
(3)作成部数
契約書は2通作成し、当センターおよび受託者双方各1通保有する。
(4)作成費用
契約書の作成に要する費用は、すべて受託者の負担とする。
(5)契約後の仕様変更等
仕様確定後に発生した仕様変更・機能追加などについては、契約条項
に基づき取り扱うこととする。
(6)著作権
納品したシステムの所有権、著作権、二次的著作物の利用権は、対価
の支払時点で当センターに帰属また移転されることを原則とする。
なお、受託者が従前より権利を有していたもの、本件業務により新た
に取得した物に係る利用権およびあらかじめ提案書にて権利譲渡不可能
と示されたものは、受託者に留保されるものとし、この場合においても、
当センターは当該著作物等を自由に、追加費用を払うことなく業務範囲
内で利用できるものとする。
(7)受託者の責任
受託者の責任によるシステム開発・導入の遅れや品質不適合等による
リスクについては、受託者の負担とする。
受託者の再委託先に関するリスクについても、すべて受託者の責任と
する。
(8)支払い条件
契約履行期間終了日までに行う。ただし、1か月間以上の安定稼働を
確認した上で、「新医療情報システム調達に伴うコンサルティング業務」
を委託した業者とともに行う検査確認が終了し、作業完了報告書が提出
された場合とする。
(9)準拠事項
この業務によって作成された成果物またはその使用に関する保証事
項、賠償関係・免責事項などについては、協議により決定する。
8.選定手続きおよびスケジュール
手続き等詳細については実施要領のとおりとし、スケジュールは以下のとお
りとする。
令和6年5月29日(水)
企画提案競技公告
企画提案競技実施要領等書類の交付開始
資格審査・企画提案競技に係る質問等の受付
開始
令和6年5月29日(水)資格審査・企画提案競技参加申込の受付開始
令和6年6月10日(月)資格審査に係る質問等の受付終了
令和6年6月11日(火)
資格審査に係る質問への回答
企画提案競技に係る質問等への回答予定(1
回目)
令和6年6月13日(木)
企画提案競技実施要領等書類の交付終了
資格審査参加申込の受付終了
令和6年6月14日(金)
資格審査に関する結果通知および審査結果
に対する疑義照会受付開始
令和6年6月19日(水)
企画提案競技に係る質問等への回答予定(2
回目)
令和6年6月20日(木)資格審査結果に対する疑義照会受付終了
令和6年6月26日(水)企画提案競技に係る質問等の受付終了
令和6年6月28日(金)
企画提案競技に係る質問等への回答予定(3
回目)
令和6年7月1日(月)企画提案競技参加受審申込の受付終了
令和6年7月11日(木)企画提案競技実施
令和6年7月17日(水)
企画提案競技結果通知および結果通知に対
する疑義照会受付開始
令和6年7月23日(火)
企画提案競技結果通知に対する疑義照会受
付終了
9.留意事項
(1)セキュリティ
個人情報の取り扱いは、厳重に行うこと。詳細は、別途契約において
定める。
(2)再委託
受託者は、原則として、本作業を第三者に委託または請け負わせては
ならない。
ただし、当該業務の一部について第三者に委託する必要があるときは、
あらかじめ再委託する業者名・内容などを書面にて提出し、事前に協議
したうえで承認を得ること。
(3)データの移行・マスタ等の入力
現在使用中であるHISからのデータの移行、新HISで使用するマ
スタ等のデータ入力作業は、基本的にすべて受託者が実施し、当センター
職員はその最終チェック作業を行うこととする。
(4)開発機器等の負担
開発に必要となる機器、事務用品の調達、通信費等については受託者
の負担とすること。
なお、当センター内での作業にかかる電気料金などは、当センターが
負担する。
(5)この業務に参加する人員
システムが安定稼働するまでの全工程において、極力入れ替えがない
よう配慮すること。入れ替えが発生する場合は、当センターへ事前に報
告し、充分な引き継ぎを行うこと。
(6)完成図書
ハードウェア・ソフトウェアの仕様書・説明書、基本設計書、運用マ
ニュアル、テスト結果報告書などは、印刷物だけでなく、電子データで
も提出すること。
提出する内容については、当センターの指示に従うこと。
(7)その他
その他、本システムを構築・運用する上で新たに発生した事項につい
ては、機構と契約先が十分な協議の上で対応する。
10.連絡先
秋田県立リハビリテーション・精神医療センター
部署名事務部
住所〒019-2492大仙市協和上淀川字五百刈田352
電話018-892-3751
電子メール
nakaizumi-manabu@akita-rehacen.jp
※記号を全角にしているのでこのまま使用しないこと