海外現地視察(ミッション)米国量子ミッション(イリノイ州シカゴ周辺/マサチューセッツ州・ボストン周辺)

米国における量子技術関連の市場は、金融、エネルギー、創薬、防衛産業等でのAI分野への応用により、年々拡大しており、その市場規模は、2033年までに現在の3倍近い1,700億ドル規模になると予想されています。集積地としては、シリコンバレーやボストンに加え、近年ではシカゴやワシントンD.C.でも多くの投資が進み、新たな量子技術拠点として注目されています。

その中で、イリノイ州は、多様な地域産業基盤に加え、先進的な量子研究、良好なインフラ、熟練した人材を背景に、量子技術分野で国内外をリードする存在になりつつあります。同州最大で米国第三の都市であるシカゴは、米国の都市圏で唯一、Argonne National LabとFermilabという二つの国立研究所を有し、量子科学分野、機械学習やAIを含む最先端技術の研究に取り組んでいます。2024年には、イリノイ州が5億ドルを拠出し、量子コンピューターを開発する米国スタートアップ PsiQuantumをアンカーテナントとして、Illinois Quantum and Microelectronics Park(IQMP)を設立。同年末には、州政府とIBMが協力し、IQMP内にNational Quantum Algorithm Centerを設けることを発表し、大きな話題を集めました。

加えて、マサチューセッツ州も、州内における新たな量子コンピューティング複合施設の立ち上げを昨年秋に発表したほか、マサチューセッツ工科大学(MIT)やハーバード大学をはじめとする大学等での先端研究も集積しており、同分野を牽引するエコシステムの一つとなっています。

本ミッションでは、イリノイ州ならびにマサチューセッツ州における量子技術分野における主要な研究所や大学、企業等を訪問するとともに、関係者とのビジネスマッチング、ネットワーキングの機会も設ける予定です。量子分野における投資やビジネスの機会を多角的にご理解いただける場となりますので奮ってお申込みください。
※イリノイのみ、マサチューセッツのみのご参加も可能です。

日時

イリノイ州:2025年6月8日(日曜)~6月10日(火曜)

マサチューセッツ州:2025年6月12日(木曜)

訪問都市 米国・イリノイ州シカゴ周辺およびマサチューセッツ州・ボストン周辺
内容
募集対象
量子技術等を活用した製品・サービスにより、米国への進出や米国企業との協業、ビジネス拡大等を検討されている日本企業様
訪問先の例(※調整中)
【イリノイ州】
  • Chicago Quantum Exchange
  • University of Chicago(Duality, Polsky Center)
  • Illinois Quantum and Microelectronics Park
  • mHub
  • Argonne National Lab
  • Fermilab
【マサチューセッツ州】
  • MIT Center for Quantum Engineering(MIT.Nanoのツアーなどを含む) 、QuEraなど(その他、調整中)
    ※12日夜はレセプションを実施予定。

※量子技術に関連するライフサイエンス、先端製造業、クリーンエネルギー関連の企業・施設等への訪問も検討中です。
※具体的なスケジュールにつきましては、「日程表(予定)」をご参照ください。なお、日程表は訪問先の都合等により追加・変更になる可能性がございますので、予めご了承ください。

参考資料(ジェトロ・ビジネス短信)
米イリノイ州、シカゴ市に米初の商業規模の量子コンピューティングキャンパス建設を発表
使用言語
原則日本語
※団体行動時には同時通訳を手配しますが、レセプション等の場合には個別に英語対応を頂くこともありますので、ご了承ください。
主催・共催 【イリノイ州】
主催:ジェトロ・シカゴ事務所
共催:Illinois Department of Commerce & Economic Opportunity(イリノイ州政府)、Intersect Illinois、World Business Chicago、Illinois Quantum and Microelectronics Park

【マサチューセッツ州】
主催:ジェトロ・ニューヨーク事務所
参加費

無料

※現地集合・現地解散のミッションです。現地への渡航費や滞在費は各自でご負担ください。
なお、現地での移動にはジェトロがバスを手配します。

定員 30名程度
※お申し込みが多数の場合は、締め切り日前に募集を終了させていただきます。
※より多くの方にご参加いただけるよう、最小人数でのお申込みにご協力をお願いいたします。
※お申し込みが多数の場合は、1社あたりの参加人数の制限、あるいは、量子関連企業様を優先し、参加のご遠慮をお願いする場合がございます。予めご了承ください。
注意事項・免責事項
注意事項

※本ミッションへお申込前に必ずご確認ください。

  1. 本ミッションは現地集合・現地解散型です。集合場所までの往復移動手段(航空券・タクシー等)、飲食代、宿泊代、海外旅行保険等は参加者各自でご手配ください。費用も各自にてご負担いただきます。
  2. ジェトロからご参加確認及び催行決定の通知を受け取った後に、航空券等の手配を開始いただくようお願いします。
  3. 訪問先・視察先の使用言語は英語です。日米通訳を手配予定です。
  4. 集合場所は、市内ホテル(後日決定)を予定しています。 移動のためのバスは全て同ホテル発着となりますので、同ホテルへの宿泊を推奨しますが、他のホテルにお泊りの際には、各自同ホテルに集合ください。確定次第、ミッション参加者にご案内いたします。
  5. ミッションのプログラム(各日のスケジュール)は現時点での予定であり、変更の可能性がございます。タイムスケジュール詳細は、確定次第、ミッション参加者に連絡させていただきます。
  6. ビジネスミッションの視察先において、各企業様個人で行動されることは基本的に認められません。主催者側による引率の指示に従って行動をお願いいたします。
  7. 申し込みフォームにご記入いただく情報のうち、「参加者ご氏名」、「貴社名」、「ご所属部署名・役職」及び「貴社事業概要」については、ミッション催行時、現地での訪問・視察・交流先に対し、参加者リストとして提供させていただく旨、予めご了承ください。
  8. ミッション期間中、メディアの取材が入る可能性がございます。
  9. ジェトロでは、ミッション期間中に発生した参加者に係る携行品盗難・携行品損害、疾病治療費用などについて一切負担いたしかねます。
  10. ミッション終了後、ジェトロが成果把握等を目的として実施するアンケートにご協力ください。
免責事項
  1. 本ミッションが中止もしくは延期となった場合、申込者の責によらない事由により参加できなくなった場合においても、一切の経費・損害(予約されたホテル、航空券代等のキャンセル料を含みますが、これに限られません。)をジェトロが補填することはいたしかねますので、予めご了承ください。
  2. 本ミッション参加中に体調不良となった場合、ジェトロは最大限のサポートはさせていただきますが、現地での感染・発症リスク、現地での治療・隔離措置等に伴う滞在期間延長またはその他の不測の事態に伴い発生する費用・損失等に関しては、一切補償できません。
  3. 旅行中に発生する如何なる事故にも責任を負いかねます。各自で海外旅行保険に加入されることをお勧めします。また、持病がある場合には英文のカルテをご持参いただくほか、常用薬がある場合は携行いただくようお願いします。

お申し込み方法

日程表、注意事項・免責事項をご一読の上、お申込みください。

※イリノイ・マサチューセッツ双方の参加を希望するか、あるいは、どちらか一方の都市のみのミッションに参加を希望するか、申し込みフォーム内の設問で選択いただけます。

申し込みフォーム(日本語)(「米国量子ミッション」申し込みフォーム)
申し込みフォーム(英語)(US Quantum Delegation Application)

お申し込み締め切り

2025年05月02日(金曜) 23時59分

お問い合わせ先

イリノイ州パート
ジェトロ・シカゴ事務所(担当:三原、長(ちょう)、西澤)
E-mail:jetrochicago6@jetro.go.jp
マサチューセッツ州パート
ジェトロ・ニューヨーク事務所(担当:矢部、堀米、平本)
E-mail:jetrony@jetro.go.jp