ポップベリー株式会社
自社開発の化粧品が海外で売れる秘訣は、多様な販路構築、信頼できる代理店発掘、柔軟な販促サポート
- 企業紹介
- 2011年設立、国内・外トップレベルの企業と協業し、オリジナルブランドの自社企画・開発、委託製造を行うファブレスメーカー。化粧品等の販売及び輸出入業務を行う。

自社開発したメイドインジャパンの化粧品が強み
韓国の最新コスメ情報をいち早くキャッチし、 市場ニーズに合った商品開発を目指してきました。 オリジナルブランドの開発及び人気ブランドの輸入販売を両軸に展開しています。
中でも、弊社の売れ筋商品であるニキビ用コスメの「ゼロスポットパッチ」は、もともと韓国で医薬品として製造していたものを、化粧品として自社開発し、日本国内で製造しています。徹底した品質管理が可能で、「医薬品ではなく化粧品」、「メイドインジャパン」という点が、海外バイヤーから高く評価されています。
多様な方法で積極的に海外販路を開拓
国内外から引き合いは多いものの、信頼性に不安を感じるケースもあります。一方で、ジェトロを通じた引き合いは信頼性が高く、ジェトロ主催の商談会や、ジェトロが出展した海外見本市のジャパン・パビリオンには複数回参加し、新規取引やバイヤーとの商談機会を得ています。 また、日本国内のドラックストア、バラエティーショップやコンビニエンスストア等への商品展開から、海外の店舗にも展開しています。 インバウンド需要にあわせて訪日外国人による購入が増えており、輸出拡大にもつながっています。

海外展開の要は、信頼できる代理店の発掘
化粧品の輸出には、対象国の規制や現地語表記への対応が不可欠。そのため、信頼できる代理店の存在が最も重要です。信頼のおけるバイヤーを通じて、優良な代理店につながるケースが多く、特にジェトロが招待するバイヤーは信頼性が高く、良い代理店に出会える機会が広がります。
取引先の要望に応じた柔軟な販促サポート
海外での競合は安価な韓国・中国製品ですが、「自社開発」「メイドインジャパン」の強みに加え、輸出に必要な資料の丁寧な対応や、販促物の柔軟な提供で差別化を図っています。
例えば、海外のプロモーションでは、英語、中国語、韓国語の3カ国語でポップ等の販促物を用意。プロモーション期間限定のセット商品も展開し、海外バイヤーのニーズに寄り添った販売支援を実現しています。
ジェトロの活用と今後の展望
現在はアジア、北米を中心に継続的な取引がありますが、Japan Street等も活用し、新しい地域との商談機会を増やし、地域問わず幅広く展開してきたいと考えています。SNS広告を海外で経験したことがありませんでしたが、ジェトロJAPANMALL事業の参加を通して経験することができました。そして、同事業のプロモーション後は、バイヤーからの調達数が増加しました。 現状は間接貿易ですが、JAPAN MALL事業への参加を通して現地消費者の反応を把握し、今後の商品開発に活かしていきたいと考えています。

JAPAN MALL事業(有料オプション)に参加した際のSNS広告イメージ
ジェトロ担当者からの一言コメント
消費者や市場ニーズに沿って、常に新しい商品を自社開発し、様々な機会を活用して商品を提案、成約後はバイヤーのニーズに沿って一緒に販促される姿勢が成功の秘訣と感じました。
ご利用いただいたジェトロのサービス
ポップベリー株式会社
東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目32−6 グリーンスクエア新宿 5階
https://popberry.co.jp/
代表取締役社長:柳春圭
事業内容:化粧品等の販売及び輸出入業務
展開地域:東アジア、東南アジア、北米
2025年9月