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株式会社シーライフ

企業・専門家・行政が結束して海外展開に取り組み幅広い商品をPR

ジェトロ専門家が、複数の地元企業を支援し、連携して同一市場を目指す。行政機関である浜田市もその連携に加わり、単独時よりも効果的な海外展開を目指す

島根県浜田市 ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

展開国・地域:
2018年 香港
2019年 台湾
事業内容:
水産物の干物や缶詰の製造・販売

専務取締役 河上 清貴 氏

地元企業からの紹介で海外展開を本格化

シーライフ商品「のどぐろ味醂干し」

島根県浜田市に所在する弊社は、水産物の干物や缶詰を製造・販売しています。浜田市は、20~30年前からフグのみりん干しの輸出が盛んで、もともと海外展開の機運が地元に根付いていました。しかし、諸外国でフグの輸入規制が強化されるに伴い輸出の機会を失っていたところ、ジェトロから支援を受けている地元企業(森本商会)からの紹介で、2018年7月からジェトロ「新輸出大国コンソーシアム」の専門家による支援を受けました。地元では、複数の企業を同じ専門家に支援してもらっています。ジェトロセミナーや商談会で輸出・貿易の知識・経験を蓄積しつつ、専門家と海外展開に取り組んでいます。

専門家を中心に地元企業、自治体がまとまる

ジェトロ専門家の紹介により、台湾の高級小売店と接点ができました。同社は日本に輸出商社を持っており、2018年10月ごろに日本の輸出担当者や現地社長と話をする中で、台湾でフェアを開催する案が浮上してきました。2018年12月には同現地社長が商品理解のため浜田市を訪れ、浜田市長を表敬訪問したことをきっかけに、浜田市もフェアをはじめ海外展開の支援に本格的に取り組み始めました。ジェトロ専門家を中心に企業、浜田市が結束し、フェアの準備を進めていきました。台湾の消費者が健康志向であることを知り、無添加の商品も開発して2019年2月の春節に台湾でフェアを開催しました。現地では専門家の協力を通じて試食販売の場所や商品の陳列方法などの交渉をしたり、店員の商品理解を深めてもらうことなどに努め、一定の販売に成功しました。フェアには専門家、浜田市、ジェトロ松江の職員に同行してもらい、連携の上に成り立っている海外展開であると改めて実感しました。

台湾での特産品フェアの様子

今後はPR力を強化し、定期的な商流を確保する

今後、同小売店への定期商流確保を目指しています。課題は、現地消費者への商品説明が挙げられます。日本でなじみのある魚でも、海外ではなじみがないとなかなか手に取ってもらえません。島根県と水産品のつながりを理解いただくことも必要だと感じています。また、台湾は多くの自治体が参入、毎週のようにフェアが開催されているので、どう存在感を発揮するかも課題です。この課題を乗り越えるため、今の海外展開体制は強みと考えています。例えば、現地出張する際はフェアに一緒に参加した他社のパンフレットも持参し、地元の商社のような形で、他社商品も紹介しています。近い将来、地元の商品を並べたカタログができたらより効果的なPRになると考えています。急な引き合いに備え、購買決定権のある人には、商品の存在を広く知らせておくことが重要です。その意味でも、地元企業が協力し合い、取り扱い商品の幅を広く見せておくことは、今後のキーになっています。

ジェトロ松江からのポイント

シーライフの海外展開の成功は、専門家が支援をしていた他の地元企業との連携の成果でもあり、企業間、そして専門家との信頼関係、加えて浜田市の理解と協力があってこその賜物です。これらの成果は、今後地元企業のさらなる成長、拡大を導くことから、ジェトロ松江としても一層の支援を継続していきます。また同社はジェトロのセミナーや商談会も積極的に活用され、輸出の足腰を鍛えています。専門家、浜田市を中心とした地元企業の今後の活躍に期待しています。

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 新輸出大国コンソーシアム
    日本企業の海外展開を支援する全国のあらゆる支援機関が結集し、海外展開にご関心をお持ちの中堅・中小企業の皆様へワンストップの支援サービスを提供します。

株式会社シーライフ

島根県浜田市
http://sealife-hamada.net/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
設立年:2009年5月
従業員:18名
事業内容:水産物の干物や缶詰の製造・販売

2019年9月

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