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司菊酒造株式会社

小規模企業の強みを活かし世界へ

司菊酒造株式会社

徳島県美馬市
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日本酒、清涼飲料水の製造販売

<輸出> 対象国・地域:東南アジア、韓国、シンガポール

写真:喜来(左)、穴吹川(右)

水と原料にこだわる酒造り

1890(明治22)年創業の司菊酒造は、四国山系と吉野川に囲まれた自然豊かな場所に酒蔵を構える。竜王山の伏流水を仕込水に使用することで、社名の通り菊の花のふくよかで気品ある香りをイメージさせる日本酒を生み出している。

長きに渡り、日本酒「司菊」の1ブランドのみで展開していたが、さらに質の高い酒造りをしたいという想いから、原料からラベルまで全て地元の素材にこだわった純米酒「穴吹川」(2006年)や自社栽培した米を使用した「喜来」(11年)を開発。さらに、長年の酒造りのノウハウを活かし、徳島県の特産品、すだちを使った「すだちサイダー」も開発した。こうした取り組みにより生産量は微増しているものの、国内市場は縮小傾向にあることから、同社は今後、海外市場の開拓が必須だと感じるようになっていた。

同社が活用したジェトロの主なサービス・支援

セミナー・講演会
貿易投資相談
知的財産保護関連サービス:海外における知的財産権の侵害調査および権利行使(中小企業海外侵害対策支援事業)
商談会参加:世界に売る!ジェトロ農林水産物・食品輸出商談会in徳島・高知
バイヤー招へい

ジェトロの活用で輸出の経験不足を解消

こうした中、12年に徳島県主催の中国での商談会に参加する機会を得る。ここで「すだちサイダー」の商談がまとまったものの、日中関係の悪化や商標権の侵害といった問題が発覚し、輸出には至らなかった。この商標権の問題でジェトロ徳島に相談し支援を受けたことが、同社のジェトロ活用のきっかけとなった。

中国以外の市場の開拓に方針を転換すると同時に、同社はジェトロへの相談やセミナーへの積極的な参加により、海外の市場情報や貿易実務、知的財産権についての知識を蓄積していった。またジェトロ主催の商談会に数回にわたり参加、商談後もインボイス、パッキングリストの作成、取引価格の計算方法など、実務面でのアドバイスを受けることで、同社の最大の不安要素である海外ビジネスの経験不足を補っていった。それまでは海外バイヤーと商談しても成約まで持ち込むことができなかったが、一貫したフォローアップを受けることで輸出を実現し、13年4月からは韓国に純米酒「穴吹川」の輸出を開始している。また、14年8月にはシンガポールに向けて「喜来」や「すだちサイダー」をサンプル輸出しており、製造する多くの商品で成果が出始めている。


アジアバイヤー招へい商談会

小規模企業の強みを活かし世界へ

ハードルが高いと思われた輸出が実現したことで、自社製品が海外でも通用することに自信を持った同社は、今後も積極的にアジアを中心とした海外の販路開拓に取り組むつもりだ。そのためには英語人材の確保や、各国の制度、規制に応じた商品開発や手続き対応など、やるべきことは多い。しかし、従業員3名という小規模企業だからこそ可能な迅速な意思決定や、これまでも重視してきた顧客対応力を強みに、素材にこだわり一本一本丹念に造り上げた地酒で海外ビジネスに挑んでいく

輸出で県内酒造業界を盛り上げる
代表取締役専務 苛原 靖氏

東南アジアを中心に、一つでも多くの国や地域に自社製品を輸出して、日本酒の魅力を伝えたい。継続的に輸出することで、あわせて県内の酒造業界の雰囲気を盛り上げたい。

ご利用いただいたジェトロのサービス

  • 展示会・商談会への参加
    海外販路開拓のきっかけとなる展示会・商談会への出展をサポートします。
  • 貿易投資相談
    本部(東京)、大阪本部、国内各地の貿易情報センターなどでは、お客様から電話、Fax、E-mailで寄せられるご相談にお答えします。

司菊酒造株式会社

徳島県美馬市美馬町字妙見93番地
Tel:0883-63-6061
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従業員:3名 資本金:1,000万円

2015年3月

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