2022年版HSコードの一覧、輸入関税率などの法令公布

(インドネシア)

ジャカルタ発

2022年03月31日

インドネシアで4月1日から2022年版HSコードが導入される(2022年3月30日記事参照)に当たり、その分類(HSコード一覧)と輸入関税率を定めた法令(財務大臣規程2022年第26号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)が同日から施行される。

同規程によると、世界税関機構(WCO)によるHS2022年版への改定と、ASEAN統一関税品目コード(AHTNコード、注)の改定を受け、AHTNコードに準拠するインドネシアの関税分類(BTKI)も所要の改定を行う。新しいHSコードと関税率については、同規程の添付資料(Lampiran III)参照のこと。

4月1日以降は、財務大臣規程2017年第6号など、HS2017年版について定めた規定は全て無効となる。通関や輸出入手続きで同日からHS2017年版は使えなくなるので、注意が必要だ。

ただし、HS2017年版を使用して4月1日以前に発行を受けたビジネスライセンスは引き続き有効で、有効期間満了まで輸入または輸出許可証として使用できる点は変わっていない。

(注)ASEAN HARMONISED TARIFF NOMENCLATURE (AHTN)。 ASEAN加盟国間では、WCOが定めたHS6桁に、独自に2桁の細分を加えた8桁を共通のHSコードとして使用しており、インドネシアのHSコードもこれに準拠している。

(佐々木新平)

(インドネシア)

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